JP2007121929A - 光コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 光ファイバの特性に殆ど影響を与えることなく、ハウジング部材を各種コネクタに対して共通化させることができる光コネクタを提供する。
【解決手段】 光コネクタ1は、コネクタプラグ2と、このコネクタプラグ2に対して着脱自在に結合されるコネクタソケット3とを備えている。コネクタプラグ2はプラグハウジング4を有し、このプラグハウジング4内には、光ファイバ9aを保持するフェルール5と、後端側から光ファイバ9aを導入するブーツ10と、ブーツ10の曲げを抑えるための2枚の曲げ止めプレート12とが設けられている。コネクタソケット3はソケットハウジング17を有し、このソケットハウジング17内には、光ファイバ24aを保持するフェルール20と、後端側から光ファイバ24aを導入するブーツ25と、ブーツ25の曲げを抑えるための2枚の曲げ止めプレート29とが設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コネクタソケットとコネクタプラグとを備え、光ファイバ同士を突き合わせて接続する光コネクタに関するものである。
従来の光コネクタの一つとして、例えば特許文献1に記載されているようなメカニカルスプライス型光コネクタがある。メカニカルスプライス型光コネクタは、ハウジングと、このハウジング内に配置され、短尺光ファイバを保持するスプライス部材とを備え、ハウジング内に光ファイバを導入して短尺光ファイバと突き合わせた状態で、スプライス部材をクランプするものである。
特開平11―160563号公報
近年では、使用部品の種類の削減や低コスト化等の観点から、例えば上記従来技術のようなメカニカルスプライス型光コネクタのハウジングをスプライス部材の無い光コネクタのハウジングとしても使用するというように、光コネクタ用のハウジング部材を様々なタイプの光コネクタに対して共通化させることが望まれている。ただし、この場合には、光ファイバの伝送特性に影響を与えないようにする必要がある。
本発明の目的は、光ファイバの特性に殆ど影響を与えることなく、ハウジング部材を各種コネクタに対して共通化させることができる光コネクタを提供することである。
本発明は、コネクタプラグと、コネクタプラグに対して着脱自在に結合されるコネクタソケットとを備えた光コネクタにおいて、コネクタプラグは、プラグハウジングと、プラグハウジング内に配置され、第1光ファイバを保持する第1フェルールと、プラグハウジングの後端側からプラグハウジング内に挿入され、第1光ファイバをプラグハウジング内に導入するプラグ用ブーツと、プラグハウジングの後端部に取り付けられ、プラグ用ブーツの曲げを抑える曲げ止め部材とを有し、コネクタソケットは、プラグハウジングと嵌合するソケットハウジングと、ソケットハウジング内に配置され、第1光ファイバと光接続される第2光ファイバを保持する第2フェルールとを有することを特徴とするものである。
このような光コネクタにおいて、プラグハウジングが、本来異なるタイプのコネクタプラグ用のハウジング部材として作られたものである場合には、プラグ用ブーツをプラグハウジングに組み付けたときに、プラグハウジングのブーツ挿入部の構造がプラグ用ブーツに対して合わないためにプラグ用ブーツが曲がり易くなることがある。この場合には、プラグ用ブーツの曲げ剛性が低下するため、プラグ用ブーツを挿通する第1光ファイバの特性に悪影響を与えるおそれがある。これに対し本発明では、プラグ用ブーツの曲げを抑える曲げ止め部材をプラグハウジングの後端部に取り付けることにより、曲げ止め部材によってプラグ用ブーツがプラグハウジングに対して拘束されることになる。これにより、プラグハウジングのブーツ挿入部の構造がプラグ用ブーツに合わないにも拘わらず、プラグ用ブーツの曲げに対する剛性が確保されるので、第1光ファイバの特性に与える影響を軽減することができる。
好ましくは、コネクタプラグは、第1フェルールとプラグ用ブーツとの間に配置されると共にプラグハウジングに固定される第1ストップリングと、第1フェルールと第1ストップリングとの間隔を規定するための第1スペーサとを更に有し、コネクタソケットは、ソケットハウジングの後端側からソケットハウジング内に挿入され、第2光ファイバをソケットハウジング内に導入するソケット用ブーツと、第2フェルールとソケット用ブーツとの間に配置されると共にソケットハウジングに固定される第2ストップリングと、第2フェルールと第2ストップリングとの間隔を規定するための第2スペーサとを更に有し、第1スペーサ及び第2スペーサは、同一構造の共通化スペーサからなると共に、第1フェルールの前端に対する方向と第2フェルールの前端に対する方向とが互いに逆になるように配置されている。
コネクタプラグとコネクタソケットとでは、ハウジング部材、フェルール及びストップリング等といった使用部品の種類、数、構造等が全く異なる。このため、コネクタプラグにおいて第1フェルールと第1ストップリングとの間隔を規定するための第1スペーサと、コネクタソケットにおいて第2フェルールと第2ストップリングとの間隔を規定するための第2スペーサとが必要となる場合がある。このとき、第1スペーサ及び第2スペーサとして同一構造の共通化スペーサを使用し、第1フェルールの前端に対する方向と第2フェルールの前端に対する方向とが互いに逆になるように共通化スペーサを配置することにより、使用部品の種類の更なる削減を図りつつ、コネクタプラグ及びコネクタソケットの双方においてフェルールとストップリングとの間隔を調整することができる。
また、本発明は、コネクタプラグと、コネクタプラグに対して着脱自在に結合されるコネクタソケットとを備えた光コネクタにおいて、コネクタプラグは、プラグハウジングと、プラグハウジング内に配置され、第1光ファイバを保持する第1フェルールとを有し、コネクタソケットは、プラグハウジングと嵌合するソケットハウジングと、ソケットハウジング内に配置され、第1光ファイバと光接続される第2光ファイバを保持する第2フェルールと、ソケットハウジングの後端側からソケットハウジング内に挿入され、第2光ファイバをソケットハウジング内に導入するソケット用ブーツと、ソケットハウジングの後端部に取り付けられ、ソケット用ブーツの曲げを抑える曲げ止め部材とを有することを特徴とするものである。
このような光コネクタにおいて、ソケットハウジングが、本来異なるタイプのコネクタソケット用のハウジング部材として作られたものである場合には、ソケット用ブーツをソケットハウジングに組み付けたときに、ソケットハウジングのブーツ挿入部の構造がソケット用ブーツに対して合わないためにソケット用ブーツが曲がり易くなることがある。この場合には、ソケット用ブーツの曲げ剛性が低下するため、ソケット用ブーツを挿通する第2光ファイバの特性に悪影響を与えるおそれがある。これに対し本発明では、ソケット用ブーツの曲げを抑える曲げ止め部材をソケットハウジングの後端部に取り付けることにより、曲げ止め部材によってソケット用ブーツがソケットハウジングに対して拘束されることになる。これにより、ソケットハウジングのブーツ挿入部の構造がソケット用ブーツに合わないにも拘わらず、ソケット用ブーツの曲げに対する剛性が確保されるので、第2光ファイバの特性に与える影響を軽減することができる。
好ましくは、コネクタプラグは、プラグハウジングの後端側からプラグハウジング内に挿入され、第1光ファイバをプラグハウジング内に導入するプラグ用ブーツと、第1フェルールとプラグ用ブーツとの間に配置されると共にプラグハウジングに固定される第1ストップリングと、第1フェルールと第1ストップリングとの間隔を規定するための第1スペーサとを更に有し、コネクタソケットは、第2フェルールとソケット用ブーツとの間に配置されると共にソケットハウジングに固定される第2ストップリングと、第2フェルールと第2ストップリングとの間隔を規定するための第2スペーサとを更に有し、第1スペーサ及び第2スペーサは、同一構造の共通化スペーサからなると共に、第1フェルールの前端に対する方向と第2フェルールの前端に対する方向とが互いに逆になるように配置されている。
このように第1スペーサ及び第2スペーサとして同一構造の共通化スペーサを使用し、第1フェルールの前端に対する方向と第2フェルールの前端に対する方向とが互いに逆になるように共通化スペーサを配置することにより、使用部品の種類の更なる削減を図りつつ、コネクタプラグ及びコネクタソケットの双方においてフェルールとストップリングとの間隔を調整することができる。
また、好ましくは、第1ストップリング及び第2ストップリングのいずれか一方は、共通化スペーサの一端面に当接するように配置され、第1ストップリング及び第2ストップリングの他方は、共通化スペーサの他端部に形成された突部に嵌り込むように配置されている。
この場合には、突部の幅寸法を変えることにより、第1フェルールと第1ストップリングとの間隔または第2フェルールと第2ストップリングとの間隔を容易に調整することができる。
本発明によれば、光ファイバの特性に殆ど影響を与えることなく、ハウジング部材を各種光コネクタに対して共通化させることができる。これにより、使用部品の種類が削減されるため、設計・製造コストを抑えることが可能となる。
以下、本発明に係る光コネクタの好適な実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係る光コネクタの一実施形態を示す斜視図である。同図において、本実施形態の光コネクタ1は、コネクタプラグ2と、このコネクタプラグ2に対して着脱自在に結合されるコネクタソケット3とを備えている。コネクタプラグ2及びコネクタソケット3は、何れもコード把持タイプである。
図2はコネクタプラグ2の分解斜視図であり、図3はコネクタプラグ2の水平方向断面図であり、図4はコネクタプラグ2の垂直方向断面図(図3のIV−IV線断面図)である。
各図において、コネクタプラグ2は、断面略矩形状のプラグハウジング4を有している。このプラグハウジング4内には、プラグハウジング4の前端面(結合端面)側から後端側に向けてフェルール5、スペーサ6、ストップリング7、カシメリング8が順に配置されている。また、プラグハウジング4内には、光ファイバ9aが内蔵された光コード9を導入するブーツ10がプラグハウジング4の後端側から挿入されている。
フェルール5は、略円柱状を有し、プラグハウジング4の後端側から導入された光コード9の光ファイバ9aの先端部を保持する。スペーサ6は、フェルール5の後端とストップリング7の前端との間隔を規定(調整)するためのリング状の部材であり、図5に示すような共通化スペーサ90として構成されている。
共通化スペーサ90の一端側には、フェルール5の最大外径と同等の内径を有する小内径部90aが形成されている。共通化スペーサ90の他端側には、小内径部90aの内径よりも大きい内径を有する大内径部90bが小内径部90aに連続して形成されている。また、共通化スペーサ90の一端部(小内径部90a側の端部)には、環状突部90cが設けられている。
フェルール5の後端側部分は、小内径部90a側(環状突部90c側)から共通化スペーサ90(スペーサ6)に挿入されるように配置されている。また、ストップリング7は、共通化スペーサ90(スペーサ6)の大内径部90b側の端面に当接するように配置されている。
ストップリング7は、その外周面に設けられた係止部7aによってプラグハウジング4に固定されている。また、ストップリング7の外周面には、ブーツ10に形成された係止部10aと係合する環状溝7bが形成されている。
ストップリング7の後端側部分は、カシメリング8に挿入されている。ストップリング7とカシメリング8との間には、光コード9の外被から露出されたケプラー9bが挟み込まれており、その状態でカシメリング8がストップリング7に対してかしめられている。カシメリング8は、リング11を介してブーツ10内に収容されている。
また、プラグハウジング4の後端部には、ブーツ10の曲げを抑えるための2枚の曲げ止めプレート12がブーツ10を挟み込むように左右両側に取り付けられている。このような曲げ止めプレート12を設けることにより、ブーツ10がプラグハウジング4に対して左右方向に拘束されることになるため、曲げに対するブーツ10の強度が高くなり、光コード9に与える影響を軽減することができる。
プラグハウジング4の対向する2つの側面4aには、プラグハウジング2とコネクタソケット3との嵌合状態を保持する1対のラッチ部13が一体的に設けられている。各ラッチ部13は、プラグハウジング4の前端部から後端側に向かって延びるようにプラグハウジング4の側面4aに固定されたラッチアーム14を有している。このラッチアーム14は、プラグハウジング4の幅方向に弾性変形可能である。ラッチアーム14の外側の面(プラグハウジング4とは反対側の面)には、コネクタソケット3に係合する係止爪15が突設されている。また、ラッチアーム14の先端には、コネクタソケット3に対する係止爪15の係合を解除するためのツマミ16が設けられている。
各ラッチ部13のラッチアーム14は、プラグハウジング4の後端側に向かって開くようにプラグハウジング4の側面4aに対して傾斜して延びている。また、ツマミ16の内側の面(プラグハウジング4側の面)は、プラグハウジング4の側面4aに対してラッチアーム14の傾斜角度(例えば2〜3度)よりも大きい傾斜角度(例えば8〜12度)で開くように構成されている。このように構成するのは、係止爪15をコネクタソケット3に係合させる時とコネクタソケット3に対する係止爪15の係合を解除する時(後述)に、ラッチアーム14の弾性変形量を増大させて、大きなクリック音を発生させるためである。
プラグハウジング4及びラッチ部13は、低コスト化の観点から、1つの成形部品として一体成形するのが望ましい。プラグハウジング4及びラッチ部13を形成する樹脂材料としては、精密成形が可能であり且つ耐熱性や信頼性に優れ、更には耐クリープ性を有するという点から、ポリエーテルイミド(PEI)やポリエーテルスルホン(PES)等を使用するのが好ましい。
図6はコネクタソケット3の分解斜視図であり、図7はコネクタソケット3の水平方向断面図であり、図8はコネクタソケット3の垂直方向断面図(図7のVIII−VIII線断面図)である。
各図において、コネクタソケット3は、コネクタプラグ2のプラグハウジング4と嵌合する断面略矩形状のソケットハウジング17を有している。ソケットハウジング17の対向する2つの側面17aには、ラッチ部13の係止爪15と係合する係止受け用窓部18がそれぞれ設けられている。なお、ソケットハウジング17を形成する樹脂材料は、例えばコネクタプラグ2のプラグハウジング4及びラッチ部13を形成する樹脂材料と同様である。
ソケットハウジング17内には、ソケットハウジング17の前端面(結合端面)側から後端側に向けて割スリーブ19、フェルール20、スペーサ21、ストップリング22、カシメリング23が順に配置されている。また、ソケットハウジング17内には、光ファイバ24aが内蔵された光コード24を導入するブーツ25がソケットハウジング17の後端側から挿入されている。
フェルール20は、例えばフェルール5と同じ構造を有し、ソケットハウジング17の後端側からソケットハウジング17内に導入された光コード24の光ファイバ24aの先端部を保持する。割スリーブ19の後端側部分には、フェルール20の前端側部分が挿入されている。割スリーブ19の前端側部分には、コネクタプラグ2とコネクタソケット3との結合時にフェルール5の前端側部分が挿入される。割スリーブ19は、スリーブストッパ26によりソケットハウジング17に固定されている。
スペーサ21は、フェルール20の後端とストップリング22の前端との間隔を規定(調整)するためのリング状の部材であり、スペーサ6と同様に図5に示すような共通化スペーサ90として構成されている。
フェルール20の前端面に対するスペーサ21の配置方向は、フェルール5の前端面に対するスペーサ6の配置方向と逆になっている。具体的には、フェルール20の後端側部分は、大内径部90b側(環状突部90cの反対側)から共通化スペーサ90(スペーサ21)に挿入されている。また、ストップリング22の前端部は、共通化スペーサ90(スペーサ21)の環状突部90cに嵌り込んでいる。このとき、環状突部90cの幅寸法W(図5参照)を適宜変えることで、フェルール20の後端とストップリング22の前端との間隔調整が簡単に行える。また、スペーサ21の大内径部90bには、フェルール20側に付勢するバネ27が配置されている。
ストップリング22は、コネクタプラグ2のストップリング7と同じ構造を有している。つまり、ストップリング22は、その外周面に設けられた係止部22aによってソケットハウジング17に固定されている。また、ストップリング22の外周面には、ブーツ25に形成された係止部25aと係合する環状溝22bが形成されている。
ストップリング22の後端側部分は、カシメリング23に挿入されている。ストップリング22とカシメリング23との間には、光コード24の外被から露出されたケプラー24bが挟み込まれており、その状態でカシメリング23がストップリング22に対してかしめられている。このカシメリング23は、リング28を介してブーツ25内に収容されている。
また、ソケットハウジング17の後端部には、ブーツ25の曲げを抑えるための2枚の曲げ止めプレート29がブーツ25を挟み込むように上下に取り付けられている。曲げ止めプレート29は、コネクタプラグ2の曲げ止めプレート12と全く同じ構造を有している。このような曲げ止めプレート29を設けることにより、ブーツ25がソケットハウジング17に対して上下方向に拘束されるため、曲げに対するブーツ25の強度が高くなり、光コード24に与える影響を軽減することができる。
以上のように構成されたコネクタプラグ2とソケットハウジング3とを結合させる場合には、図9に示すように、コネクタプラグ2の前端面とコネクタソケット3の前端面とを対向させる。そして、図10に示すように、コネクタソケット3の割スリーブ19内にコネクタプラグ2のフェルール5が差し込まれるように、コネクタプラグ2をコネクタソケット3内に挿入して押し込んでいく。このとき、ラッチ部13がソケットハウジング17の内壁面に当接することで、ラッチ部13の付勢力に抗してラッチ部13がプラグハウジング4側に弾性変形した状態となる。
その状態で、コネクタプラグ2を更に押し込んでいくと、ラッチ部13の係止爪15がソケットハウジング17の係止受け用窓部18の位置に達する。すると、ラッチ部13の付勢力によってラッチ部13が初期状態に戻ろうとしてプラグハウジング4の外側に広がるため、図11に示すように、係止受け用窓部18に係止爪15が引っ掛かるようになる。これにより、コネクタプラグ2とコネクタソケット3とが係止された状態となる。この状態では、フェルール20にフェルール5が突き当たり、光ファイバ9a,24a同士が光接続される。
ここで、コネクタソケット3のフェルール20とスペーサ21との間には、フェルール20側に付勢するバネ27が介在されているので、フェルール5がフェルール20に突き当たったときには、バネ27の付勢力に抗してフェルール20が僅かに後退する。しかし、光コード24の内部には、光ファイバ24aを多少撓ませることができる程度の僅かな空間が存在している。このため、光コード24の外被から露出した光ファイバ24aがソケットハウジング17内で急激に撓むことは無いので、光ファイバ24aの伝送特性に悪影響を及ぼすことは殆ど無い。
一方、コネクタプラグ2とコネクタソケット3との結合を外す場合には、各ラッチ部13のツマミ16をプラグハウジング4の側面4aに突き当たるように掴んで、ソケットハウジング17の係止受け用窓部18に対する係止爪15の係合を解除する。これにより、コネクタプラグ2とコネクタソケット3との係止状態が解除されるようになる。そして、その状態で、両方のツマミ16を掴んだまま、コネクタプラグ2をコネクタソケット3から引き抜く。
以上のような本実施形態の光コネクタ1にあっては、ブーツ10の曲げを抑えるための曲げ止めプレート12を設けたので、プラグハウジング4がコネクタプラグ2とは異なるタイプのハウジング部材として作製されたものであっても、コネクタプラグ2としての品質を確保することができる。つまり、本来ならばプラグハウジング4はコネクタプラグ2用ではないため、プラグハウジング4のブーツ挿入部の構造がプラグ用ブーツ10に対して合わず、ブーツ10が曲がりやすくなる。しかし、プラグハウジング4の後端部に曲げ止めプレート12を取り付けることにより、ブーツ10及び光コード9の曲げ剛性が高くなり、コネクタプラグ2の強度が上がるため、コネクタプラグ2内での光ファイバ9aの曲げが抑えられ、光ファイバ9aの伝送特性への影響を軽減することができる。
また、ブーツ25の曲げを抑えるための曲げ止めプレート29を設けたので、ソケットハウジング17がコネクタソケット3とは異なるタイプのハウジング部材として作製されたものであっても、コネクタソケット3としての品質を確保することができる。つまり、上記のコネクタプラグ2と同様に、ソケットハウジング17の後端部に曲げ止めプレート29を取り付けることにより、ブーツ25及び光コード24の曲げ剛性が高くなり、コネクタソケット3の強度が上がるため、コネクタソケット3内での光ファイバ24aの曲げが抑えられ、光ファイバ24aの伝送特性への影響を軽減することができる。
このようにプラグハウジング4を2種類のコネクタプラグに共用し、ソケットハウジング17を2種類のコネクタソケットに共用することができる。これにより、光コネクタに使用する部品の種類を減らし、設計・製造コストを抑えることが可能となる。
さらに、スペーサ7,21として同じ構造の共通化スペーサ90を用いるので、コネクタプラグ2におけるフェルール5とストップリング7との間隔調整と、コネクタソケット3におけるフェルール20とストップリング22との間隔調整とを行うために、構造の異なる2種類のスペーサを作製する必要が無くなる。この点でも、光コネクタに使用する部品の種類の削減が図れるため、コスト的に更に有利となる。
図12は、上記のプラグハウジング4を有するコネクタプラグと、上記のソケットハウジング17を有するコネクタソケットとを備えた他の光コネクタを示す斜視図である。図中、上述した光コネクタ1と同一または同等の部材には同じ符号を付し、その説明を省略する。
同図において、光コネクタ40は、コネクタプラグ41と、このコネクタプラグ41に対して着脱自在に結合されるコネクタソケット42とを備えている。コネクタプラグ41及びコネクタソケット42は、何れも心線把持タイプである。
図13はコネクタプラグ41の分解斜視図であり、図14はコネクタプラグ42の水平方向断面図であり、図15はコネクタプラグ42の垂直方向断面図(図14のXV−XV線断面図)である。各図において、コネクタプラグ41は、上記のコネクタプラグ2と同様に、プラグハウジング4及び1対のラッチ部13を有している。
プラグハウジング4内には、メカニカルスプライス43及びストッパ44が配置されている。プラグハウジング4は、本来はコネクタプラグ2用ではなく、コネクタプラグ41用として作製されたものであり、上記の曲げ止めプレート12は不要となる。
メカニカルスプライス43は、ベース部及びカバー部からなるスプライス部材45と、このスプライス部材45をクランプする2つのクランプ部材46とを有し、プラグハウジング4の後端側からプラグハウジング4内に導入された光ファイバ47の先端部を保持する。スプライス部材45の前端側部分には、光ファイバ47と接続される短尺ファイバ48が内蔵されている。
また、メカニカルスプライス43には、クランプ部材46の押圧力に抗してスプライス部材45のベース部とカバー部とを押し開くための楔(図示せず)が挿入される2つのスリット49が形成されている。そして、プラグハウジング4における各スリット49に対応する位置には、楔が挿入される2つの楔窓50が形成されている。
ストッパ44は、プラグハウジング4の後部に配置され、円筒状部51を有している。ストッパ44は、円筒状部51に設けられた係止部51aによってプラグハウジング4に固定されている。
図16はコネクタソケット42の分解斜視図であり、図17はコネクタソケット42の水平方向断面図であり、図18はコネクタソケット42の垂直方向断面図(図17のXVIII−XVIII線断面図)である。各図において、コネクタソケット42は、上記のコネクタソケット3と同様にソケットハウジング17を有している。
ソケットハウジング17内には、ソケットハウジング17の前端面側から後端側に向けて割スリーブ53、メカニカルスプライス54、ストッパ55が順に配置されている。ソケットハウジング17は、本来はコネクタソケット3用ではなく、コネクタソケット42用として作製されたものであり、上記実施形態の曲げ止めプレート29は不要となる。
メカニカルスプライス54は、ベース部及びカバー部からなるスプライス部材56と、このスプライス部材56をクランプする2つのクランプ部材57とを有し、ソケットハウジング17の後端側からソケットハウジング17内に導入された光ファイバ58の先端部を保持する。メカニカルスプライス54の前端側部分には、光ファイバ58と接続される短尺ファイバ59が内蔵されている。また、メカニカルスプライス54には、上記の楔(図示せず)が挿入される2つのスリット60が形成されている。そして、ソケットハウジング17における各スリット60に対応する位置には、楔が挿入される2つの楔窓61が形成されている。
割スリーブ53の後端側には、スプライス部材56の前端側部分(フェルール部)56aが挿入されている。割スリーブ53の前端側には、コネクタプラグ41とコネクタソケット42との結合時にスプライス部材45の前端側部分(フェルール部)45aが挿入される。割スリーブ53は、スルーブストッパ62によりソケットハウジング17に固定されている。
ストッパ55は、ソケットハウジング17の後部に配置され、円筒状部63を有している。ストッパ55は、円筒状部63に設けられた係止部63aによってソケットハウジング17に固定されている。また、円筒状部63内には、メカニカルスプライス54側に付勢するバネ65が配置されている。
以上のような光コネクタ40において、コネクタプラグ41とコネクタソケット42とを結合させるときは、図19に示すようにコネクタプラグ41をコネクタソケット42内に挿入して押し込んでいく。このとき、各ラッチ部13の係止爪15がソケットハウジング17の係止受け用窓部18の位置に達すると、係止爪15が係止受け用窓部18に引っ掛かり、コネクタプラグ41とコネクタソケット42とが係止状態となる。一方、各ラッチ部13のツマミ16を掴んで、ソケットハウジング17に対する係止爪15の係合を解除すると、コネクタプラグ41とコネクタソケット42とが係止解除状態となる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態の光コネクタ1は、コード把持タイプのコネクタプラグ2とコード把持タイプのコネクタソケット3とを結合するものであるが、心線把持タイプのコネクタプラグ41は、コネクタプラグ2と同じプラグハウジング4を有し、心線把持タイプのコネクタソケット42は、コネクタソケット3と同じソケットハウジング17を有している。よって、光コネクタの形態としては、コネクタプラグ2とコネクタソケット42とを結合しても良いし、コネクタプラグ41とコネクタソケット3とを結合しても良い。
また、上記実施形態の光コネクタ1は、単心の光ファイバ同士を接続するものであるが、本発明は、複数心の光ファイバ同士を接続するものにも適用可能である。
本発明に係る光コネクタの一実施形態を示す斜視図である。 図1に示すコネクタプラグの分解斜視図である。 図1に示すコネクタプラグの水平方向断面図である。 図1に示すコネクタプラグの垂直方向断面図(図3のIV−IV線断面図)である。 図2に示すスペーサ(共通化スペーサ)の拡大断面図である。 図1に示すコネクタソケットの分解斜視図である。 図1に示すコネクタソケットの水平方向断面図である。 図1に示すコネクタソケットの垂直方向断面図である(図7のVIII−VIII線断面図)。 図1に示すコネクタプラグとコネクタソケットとが結合される前の状態を示す水平方向断面図である。 図1に示すコネクタプラグとコネクタソケットとが結合される途中の状態を示す水平方向断面図である。 図1に示すコネクタプラグとコネクタソケットとが結合された状態を示す水平方向断面図である。 図1に示すプラグハウジング及びソケットハウジングを用いた他の光コネクタを示す斜視図である。 図12に示すコネクタプラグの分解斜視図である。 図12に示すコネクタプラグの水平方向断面図である。 図12に示すコネクタプラグの垂直方向断面図(図14のXV−XV線断面図)である。 図12に示すコネクタソケットの分解斜視図である。 図12に示すコネクタソケットの水平方向断面図である。 図12に示すコネクタソケットの垂直方向断面図(図17のXVIII−XVIII線断面図)である。 図12に示すコネクタプラグとコネクタソケットとが結合される前後の状態を示す水平方向断面図である。
符号の説明
1…光コネクタ、2…コネクタプラグ、3…コネクタソケット、4…プラグハウジング、5…フェルール(第1フェルール)、6…スペーサ(第1スペーサ)、7…ストップリング(第1ストップリング)、9a…光ファイバ(第1光ファイバ)、10…ブーツ(プラグ用ブーツ)、12…曲げ止めプレート(曲げ止め部材)、17…ソケットハウジング、20…フェルール(第2フェルール)、21…スペーサ(第2スペーサ)、22…ストップリング(第2ストップリング)、24a…光ファイバ(第2光ファイバ)、25…ブーツ(ソケット用ブーツ)、29…曲げ止めプレート(曲げ止め部材)、90…共通化スペーサ、90c…環状突部。

Claims (5)

  1. コネクタプラグと、前記コネクタプラグに対して着脱自在に結合されるコネクタソケットとを備えた光コネクタにおいて、
    前記コネクタプラグは、プラグハウジングと、前記プラグハウジング内に配置され、第1光ファイバを保持する第1フェルールと、前記プラグハウジングの後端側から前記プラグハウジング内に挿入され、前記第1光ファイバを前記プラグハウジング内に導入するプラグ用ブーツと、前記プラグハウジングの後端部に取り付けられ、前記プラグ用ブーツの曲げを抑える曲げ止め部材とを有し、
    前記コネクタソケットは、前記プラグハウジングと嵌合するソケットハウジングと、前記ソケットハウジング内に配置され、前記第1光ファイバと光接続される第2光ファイバを保持する第2フェルールとを有することを特徴とする光コネクタ。
  2. 前記コネクタプラグは、前記第1フェルールと前記プラグ用ブーツとの間に配置されると共に前記プラグハウジングに固定される第1ストップリングと、前記第1フェルールと前記第1ストップリングとの間隔を規定するための第1スペーサとを更に有し、
    前記コネクタソケットは、前記ソケットハウジングの後端側から前記ソケットハウジング内に挿入され、前記第2光ファイバを前記ソケットハウジング内に導入するソケット用ブーツと、前記第2フェルールと前記ソケット用ブーツとの間に配置されると共に前記ソケットハウジングに固定される第2ストップリングと、前記第2フェルールと前記第2ストップリングとの間隔を規定するための第2スペーサとを更に有し、
    前記第1スペーサ及び前記第2スペーサは、同一構造の共通化スペーサからなると共に、前記第1フェルールの前端に対する方向と前記第2フェルールの前端に対する方向とが互いに逆になるように配置されていることを特徴とする請求項1記載の光コネクタ。
  3. コネクタプラグと、前記コネクタプラグに対して着脱自在に結合されるコネクタソケットとを備えた光コネクタにおいて、
    前記コネクタプラグは、プラグハウジングと、前記プラグハウジング内に配置され、第1光ファイバを保持する第1フェルールとを有し、
    前記コネクタソケットは、前記プラグハウジングと嵌合するソケットハウジングと、前記ソケットハウジング内に配置され、前記第1光ファイバと光接続される第2光ファイバを保持する第2フェルールと、前記ソケットハウジングの後端側から前記ソケットハウジング内に挿入され、前記第2光ファイバを前記ソケットハウジング内に導入するソケット用ブーツと、前記ソケットハウジングの後端部に取り付けられ、前記ソケット用ブーツの曲げを抑える曲げ止め部材とを有することを特徴とする光コネクタ。
  4. 前記コネクタプラグは、前記プラグハウジングの後端側から前記プラグハウジング内に挿入され、前記第1光ファイバを前記プラグハウジング内に導入するプラグ用ブーツと、前記第1フェルールと前記プラグ用ブーツとの間に配置されると共に前記プラグハウジングに固定される第1ストップリングと、前記第1フェルールと前記第1ストップリングとの間隔を規定するための第1スペーサとを更に有し、
    前記コネクタソケットは、前記第2フェルールと前記ソケット用ブーツとの間に配置されると共に前記ソケットハウジングに固定される第2ストップリングと、前記第2フェルールと前記第2ストップリングとの間隔を規定するための第2スペーサとを更に有し、
    前記第1スペーサ及び前記第2スペーサは、同一構造の共通化スペーサからなると共に、前記第1フェルールの前端に対する方向と前記第2フェルールの前端に対する方向とが互いに逆になるように配置されていることを特徴とする請求項3記載の光コネクタ。
  5. 前記第1ストップリング及び前記第2ストップリングのいずれか一方は、前記共通化スペーサの一端面に当接するように配置され、
    前記第1ストップリング及び前記第2ストップリングの他方は、前記共通化スペーサの他端部に形成された突部に嵌り込むように配置されていることを特徴とする請求項2または4記載の光コネクタ。
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