JPH0433667Y2 - - Google Patents

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JPH0433667Y2
JPH0433667Y2 JP11737888U JP11737888U JPH0433667Y2 JP H0433667 Y2 JPH0433667 Y2 JP H0433667Y2 JP 11737888 U JP11737888 U JP 11737888U JP 11737888 U JP11737888 U JP 11737888U JP H0433667 Y2 JPH0433667 Y2 JP H0433667Y2
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lock
lock arm
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housing
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電線の接続等に使用されるコネクタ
のロツク保障機構の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来におけるコネクタのロツク保障機構として
は、第6図および第7図に示す如くに、雄ハウジ
ングMの外周壁1に後方立上り基部2を介して前
方にのびるロツク腕3を設け、雌ハウジングFの
雄ハウジングMを受け入れる套体部6にロツク腕
3の進入するロツク室7を設け、両ハウジングの
嵌合によりロツク腕先端の係止爪4を係止孔8に
係合させてロツクした状態で、解錠防止片9を外
周壁1とロツク腕3との間に着脱自在に挿着し、
ロツク状態が非人為的に解除されないようにした
ものがある(実公昭59−29351号公報)。図中、5
は図示しない端子金具の収容室である。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来のロツク保障機構は、解錠防止片9を雌、
雄ハウジングF,Mの嵌合後に挿着する構成とな
つている。従つて、嵌合作業時に解錠防止片9の
嵌め込みを忘れ、しかもこれを見落すおそれがあ
る。また、図から明らかなように、解錠防止片9
は雌、雄ハウジングF,Mの嵌合前にも挿着が可
能であり、両者が完全なロツク状態にあるかどう
かの判別がつきにくい。さらに、解錠防止片9は
ハウジングとは別体の小部品であるために、コネ
クタの点検、交換などのためにロツクを解錠する
と脱落するおそれがあり、とくに自動車のエンジ
ンルームなどの混み合つた部位では探し出すのが
困難である。
本考案はかかる問題点に着目してなされたもの
で、ハウジングのロツク腕を解錠防止する部材が
脱落するおそれがなく、不完全なロツク状態を末
然に防止できるコネクタのロツク保障機構を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案において
は、端子金具を収容する一対の雌、雄ハウジング
の一方の外周壁に支点を介して変位するロツク腕
を設け、他方に該ロツク腕と係合する係止部を設
け、該雌、雄ハウジングの嵌合によつて両者の結
合をロツクするコネクタにおいて、該ロツク腕を
有する一方のハウジングに対して、該ロツク腕に
沿つて延長する可撓係止片を有するロツク保障部
材を該延長方向に対して移動可能に設けると共に
該可撓係止片の自由端と仮係合する係止突起を設
け、該他方のハウジングに対して該可撓係止片に
対する係合解除用駆動杆をその自由端を該延長方
向に延長して設け、該雌、雄ハウジングを嵌合し
て該ロツク腕とロツク係止部を係合させた際に、
該係合解除用駆動杆が該可撓係止片を変位させて
該係止突起との仮係合を解除し、次に該ロツク保
障部材を移動させることにより該可撓係止片が該
一方のハウジングに本係合する構成を基本とす
る。
〔実施例〕
第1図において、Mは雄ハウジング、Fは雌ハ
ウジングを示し、雌ハウジングFの端子金具(図
示せず)を収容する本体部11の前方には雄ハウ
ジングMを受け入れる套体部12が形成されてい
る。套体部12の上壁12aの中央にはロツク孔
12bが形成されている。套体部12内には後壁
12cから片持支持にて前方に向けて延長する2
本の係合解除用駆動杆13,13が設けられてい
る。係合解除用駆動杆13は自由端部に駆動突起
13aを有していて雄ハウジングMに設けられて
いるロツク保障部材M1に作用する。
雄ハウジングMは端子金具(図示せず)を収容
する本体部14の上壁14a上に前方の立上り基
部15aを介して後方へ延長するロツク腕15が
設けられる。ロツク腕15の中間部にはロツク用
突起15bが突設され、後端には操作部15cが
突設されている。ロツク腕15の両側には間隔を
存してロツク腕15と並行する保護壁16,16
が起立される。
雌、雄ハウジングF,Mの嵌合時において、ロ
ツク腕15のロツク用突起15bがロツク孔12
bに係合して雌、雄ハウジングの結合をロツクす
る。
雄ハウジングMの保護壁16,16間にはロツ
ク保障部材M1が設けられる。ロツク保障部材M1
は門型の基部17に対してロツク腕15の両側に
位置するような二又状に可撓係止片17a,17
aを有し、基部17にはロツク腕15の操作部1
5cの両側を略面一状態において囲む解錠操作阻
止部17cが設けられている。可撓係止片17a
の自由端17a1に連続する下面には被駆動用テー
パー面7a2とこれに連続する逃げ凹部17a3が形
成され、該被駆動用テーパー面17a2の中間の内
側には係合凹部17a4が形成されている。
ロツク腕15の立上り基部15aの両側には、
前方をテーパー面18aとして後方を衝合面18
bとした係合突起18が突設されている。
ロツク保障部材M1は、雄ハウジングMの保護
壁16,16間に後方から押し入れて段部19を
保護壁16の支持突起20に係合させると共に可
撓係止片17aの自由端17a1を係合突起18の
衝合面18bに衝合させた仮係合位置にあり(第
2図イ、第3図イ)、この状態で雌、雄のハウジ
ングF,Mを嵌合すると、ロツク腕15のロツク
用突起15bがロツク孔12bに係入し、雌ハウ
ジングF内に設けた係合解除用駆動杆13が係合
突起18の下部から可撓係止片17aの下面に進
入し、駆動突起13aが被駆動用テーパー面17
a2を介して可動係止片17aの自由端17a1を上
昇させ、係合突起18の衝合面18aから外す
(第3図ロ)。
次に、ロツク保障部材M1を押し進めると、係
合解除用駆動杆13の駆動突起13aが被駆動用
テーパー面17a2を外れたところで逃げ凹部17
a3を介して可撓係止片17aが復元し、本係合機
構としての係合凹部17a4と係合突起18とが係
合して本係合位置となる(第2図ロ、第3図ハ)。
この状態においては、ロツク保障部材M1にお
ける基部17乃至解錠操作阻止部17cがロツク
腕15の操作部15cを囲む位置に近接して該ロ
ツク腕15の操作部15cを押し下げ操作する指
先の移動軌跡内に位置し、ドライバー等の治具を
用いないで指により通常の押圧操作で操作部15
cを押し下げて為す解除操作を阻止し、不用意な
解錠を防止することができる。なお、解錠操作阻
止部17cは基部17から面一状態において連続
していることを必要とするものではなく、部分的
に囲む場合においても該基部17と協働して指に
よる操作部15cの押し下げ操作を実質的に阻止
するものであればよい。
第4,5図の実施例においては、可撓係止片1
7aの側方に本係合機構としての突起17a5が設
けられ、ロツク保障部材M1の本係合位置におい
ては該突起17a5は雄ハウジングMにおける保護
壁16の内側に形成した本係合用突起16aと係
合する。
またロツク腕15の操作部15cの両側にチエ
ツク用突起15c1,15c1が設けられると共に解
錠操作阻止部17cの内側において上方にチエツ
ク用突起15c1,15c1の進入空間17c1,17
c1を余した状態のチエツク用突起17c2,17c2
が設けられ、これによつてロツク腕15がロツク
が完了して正規位置に復元していない状態の不完
全嵌合を阻止する。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案のコネクタのロツ
ク保障機構は、雌、雄ハウジングの解錠を防止す
るロツク保障部材が一方のハウジングに仮係合状
態で常時装架されているから、嵌合作業における
嵌め忘れや脱落の心配がなく、不完全嵌合を未然
に防止することができる。
また、ロツク保障部材がハウジングに対する仮
係合位置から本係合位置に移動して雌、雄ハウジ
ングをロツクするロツク腕の変位操作を不可能と
するように構成したから、両ハウジングのロツク
状態が確実に保持され、完全な電気的接続が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す雌、雄ハウジ
ングを分離した状態の斜視図、第2図イ,ロは第
1図における雄ハウジング部分の拡大斜視図であ
り、イはロツク保障部材の仮係合状態、ロはロツ
ク保障部材の本係合状態を示す。第3図イ,ロ,
ハは、雌、雄ハウジングの嵌合過程を示す説明図
であり、イは嵌合前におけるロツク保障部材の仮
結合位置を示し、ロは雌、雄ハウジングを嵌合し
た際の状態を示し、ハは嵌合後においてロツク保
障部材を本係合位置に移動させた状態を示す。第
4図はハウジングとロツク保障部材の他の実施例
を示す一部破断した斜視図、第5図は同上の分解
斜視図、第6図は従来例を示す分離した状態の斜
視図、第7図は同上の使用状態の断面図である。 M……雄ハウジング、F……雌ハウジング、
M1……ロツク保障部材、13……係合解除用駆
動杆、15……ロツク腕、15c……操作部、1
7……基部、17a……可撓係止片、17c……
解錠操作阻止部、18……係合突起、15c1,1
7c2……チエツク用突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 端子金具を収容する一対の雌、雄ハウジング
    の一方の外周壁に支点を介して変位するロツク
    腕を設け、他方に該ロツク腕と係合するロツク
    係止部を設け、該雌、雄ハウジングの嵌合によ
    つて両者の結合をロツクするコネクタにおい
    て、 該ロツク腕を有する一方のハウジングに対し
    て、該ロツク腕の操作部を囲む基部乃至解錠操
    作阻止部と該ロツク腕に沿つて延長する可撓係
    止片とを有するロツク保障部材を該延長方向に
    対して移動可能に設けると共に該可撓係止片の
    自由端と仮係合する係止突起を設け、 該他方のハウジングに対して該可撓係止片に
    対する係合解除用駆動杆を設け、 該雌、雄ハウジングを嵌合して該ロツク腕と
    ロツク係止部を係合させた際に、該係合解除用
    駆動杆が該可撓係止片を変位させて該係止突起
    との仮係合を解除し、次に該ロツク保障部材を
    移動させることにより該可撓係止片が該一方の
    ハウジングに本係合すると共に該基部乃至解錠
    操作阻止部が該ロツク腕の操作部を囲む位置に
    近接して該ロツク腕の操作部を押し下げ操作す
    る指先の移動軌跡内に位置することによりロツ
    ク解除操作を阻止することを特徴とするコネク
    タのロツク保障機構。 (2) 端子金具を収容する一対の雌、雄ハウジング
    の一方の外周壁に支点を介して変位するロツク
    腕を設け、他方に該ロツク腕と係合するロツク
    係止部を設け、該雌、雄ハウジングの嵌合によ
    つて両者の結合をロツクするコネクタにおい
    て、 該ロツク腕を有する一方のハウジングに対し
    て、該ロツク腕の操作部を囲む基部乃至解錠操
    作阻止部と該ロツク腕に沿つて延長する可撓係
    止片とを有するロツク保障部材を該延長方向に
    対して移動可能に設けると共に該可撓係止片の
    自由端と仮係合する係止突起を設け、 該他方のハウジングに対して該可撓係止片に
    対する係合解除用駆動杆を設け、 該雌、雄ハウジングを嵌合して該ロツク腕と
    ロツク係止部を係合させた際に、該係合解除用
    駆動杆が該可撓係止片を変位させて該係止突起
    との仮係合を解除し、次に該ロツク保障部材を
    移動させることにより該可撓係止片が該一方の
    ハウジングに本係合すると共に該基部乃至解錠
    操作阻止部が該ロツク腕の操作部を囲む位置に
    近接して該ロツク腕の操作部を押し下げ操作す
    る指先の移動軌跡内に位置することによりロツ
    ク解除操作を阻止し、更に該ロツク腕の操作部
    の側方にチエツク用突起を設けると共に該解錠
    操作阻止部の内側に該チエツク用突起に対応す
    るチエツク用突起を設け、該ロツク腕の不完全
    ロツク状態において該ロツク保障部材を移動さ
    せた際に両チエツク用突起が衝合することを特
    徴とするコネクタのロツク保障機構。
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