JP3436069B2 - レバー式コネクタ - Google Patents

レバー式コネクタ

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JP3436069B2
JP3436069B2 JP12251897A JP12251897A JP3436069B2 JP 3436069 B2 JP3436069 B2 JP 3436069B2 JP 12251897 A JP12251897 A JP 12251897A JP 12251897 A JP12251897 A JP 12251897A JP 3436069 B2 JP3436069 B2 JP 3436069B2
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tab
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誠 深町
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レバー式コネクタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】雄雌のコネクタハウジングを嵌合する場
合、端子金具の極数が多い場合には端子金具同士の摩擦
により生じる嵌合抵抗も著しく大きくなるという事情が
あるため、このような多極コネクタでは、レバーの回動
操作によりカム作用を利用してテコの機能を発揮させ、
小さな操作力で容易に嵌合を行えるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】雄側コネクタハウジン
グでは雄端子金具の先端の細長いタブがフード部内に突
出しているが、雄端子金具が雄側コネクタハウジングの
内部で傾くと、その僅きが僅かであってもタブの先端は
無視し得ないほどの位置ずれを生じ、このようになる
と、雌端子金具との嵌合に支障を来す。この位置ずれを
生じるタブの数は極数が増すほど確率的に多くなるた
め、上述した多極のレバー式コネクタでは、タブを位置
決めする手段が強く要望されていた。本願発明は上記事
情に鑑みて創案されたものであって、レバー式コネクタ
において雄端子金具のタブを位置決めすることを目的と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、嵌合
凹部を有する雄側コネクタハウジングと、前記嵌合凹部
内に嵌合される雌側コネクタハウジングとを備え、前記
雄側コネクタハウジングには、先端にタブを有する雄端
子金具が取り付けられているとともに、そのタブが前記
嵌合凹部内で突出されており、前記雌側コネクタハウジ
ングには、その雌側コネクタハウジング内に嵌入した前
記タブと嵌合する雌端子金具が収容されており、前記両
コネクタハウジングの一方に設けたレバーを他方のコネ
クタハウジングに係合して回動させることにより、前記
雌側コネクタハウジングを前記嵌合凹部内に引き込んで
前記タブと前記雌端子金具とを嵌合させるようにしたレ
バー式コネクタにおいて、前記嵌合凹部内に、前記タブ
を嵌通させる位置決め孔を有するとともに、前記両コネ
クタハウジングの嵌合方向に沿って前記タブの先端側か
ら基端側への移動を可能とされた可動位置決め部材を設
け、前記雌側コネクタハウジングと前記可動位置決め部
材には、前記両コネクタハウジングの離脱動作に伴って
互いに係合することにより前記可動位置決め部材を前記
タブの先端側へ移動させる係合手段を設け、前記雌側コ
ネクタハウジング側の前記係合手段を、前記可動位置決
め部材側の前記係合手段に対して弾性撓みしつつ係止可
能な撓み係止片とし、その撓み係止片をその雌側コネク
タハウジングの内部に収容した構成とした。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記雄側コネクタハウジングには、前記可動位置決
め部材の移動可能領域を前記位置決め孔と前記タブとの
嵌合範囲内に規制する規制部が形成されている構成とし
た。請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明に
おいて、前記係合手段は、前記両コネクタハウジングを
その離脱動作の過程において仮係止状態に保持可能であ
り、且つ所定以上の離脱力の作用により弾性撓みを生じ
て前記仮係止を解除する撓み係止片を備えて構成されて
いる
【0006】請求項4の発明は、嵌合凹部を有する雄側
コネクタハウジングと、前記嵌合凹部内に嵌合される雌
側コネクタハウジングとを備え、前記雄側コネクタハウ
ジングには、先端にタブを有する雄端子金具が取り付け
られているとともに、そのタブが前記嵌合凹部内で突出
されており、前記雌側コネクタハウジングには、その雌
側コネクタハウジング内に嵌入した前記タブと嵌合する
雌端子金具が収容されており、前記両コネクタハウジン
グの一方に設けたレバーを他方のコネクタハウジングに
係合して回動させることにより、前記雌側コネクタハウ
ジングを前記嵌合凹部内に引き込んで前記タブと前記雄
端子金具とを嵌合させるようにしたレバー式コネクタに
おいて、前記嵌合凹部内に、前記タブを嵌通させる位置
決め孔を有するとともに、前記両コネクタハウジングの
嵌合方向に沿って前記タブの先端側から基端側への移動
を可能とされた可動位置決め部材を設け、前記雌側コネ
クタハウジングと前記可動位置決め部材には、前記両コ
ネクタハウジングの離脱動作に伴って互いに係合するこ
とにより前記可動位置決め部材を前記タブの先端側へ移
動させる係合手段を設け、前記雌側コネクタハウジング
側の前記係合手段を、前記可動位置決め部材側の前記係
合手段に対して弾性撓みしつつ係止可能な撓み係止片と
し、その撓み係止片をその雌側コネクタハウジングの内
部に収容し、嵌合過程では、前記係合手段による係合状
態を経た後に雌側コネクタハウジングが可動位置決め部
材に突き当たり、前記雌側コネクタハウジングが前記可
動位置決め部材に対し、その可動位置決め部材に当接す
る位置と係合手段同士が係止する位置との間で嵌合・離
脱方向に相対変位し得る構成とした。
【0007】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明> 雌側コネクタハウジングが嵌合凹部に嵌合されるのに伴
い、可動位置決め部材がその位置決め孔にタブを嵌通さ
せたままそのタブの先端側から基端側へ移動する。した
がって、嵌合過程ではタブが常に位置決め孔により所定
の位置に保持される。また、両コネクタハウジングを離
脱させるのにともない、係合手段によって可動位置決め
部材がタブの先端側へ移動させられ、位置決め孔がタブ
の先端部に嵌合する状態となる。これにより、タブが長
く突出したままにならずに済み、タブを折損等から保護
することができる。本発明によれば、両コネクタハウジ
ングの離脱操作を行うと可動位置決め部材が自動的に移
動するので、離脱操作とは別に可動位置決め部材の移動
操作を行わずに済む。
【0008】<請求項2の発明> 可動位置決め部材の移動可能領域が位置決め孔とタブと
が嵌合する範囲内とされているので、一旦可動位置決め
部材を取り付けてしまえば外れる虞がなく、位置決め孔
とタブとを嵌合するという面倒な作業を何度も行わずに
済む。
【0009】<請求項3の発明> 雄側コネクタハウジングと雌側コネクタハウジングの離
脱動作を行うと、その過程において撓み係止片の係止作
用により両コネクタハウジングが仮係止位置に保持され
る。そして、所定以上の離脱力が作用すると、撓み係止
片による仮係止が解除され、両コネクタハウジングが仮
係止状態から解放されて離脱される。仮係止の手段をレ
バーに設けなくても済むので、仮係止を解除して両コネ
クタハウジングを離脱するときにレバーに過剰な応力や
変形を生じさせることが防止され、レバーの形状や機能
を正規状態に保つことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
<実施形態1>以下、本発明を具体化した実施形態1を
図1乃至図6を参照して説明する。本実施形態レバー式
コネクタは、互いに嵌合・離脱を可能とされた雄側コネ
クタハウジング10と雌側コネクタハウジング20、及
びこの両コネクタハウジング10,20の嵌合・離脱を
行うための操作用のレバー30とからなる。レバー30
は、操作部30Aの両端に一対のアーム部30Bを突成
した形状をなし、アーム部30Bの先端の軸受孔32が
雄側コネクタハウジング10の外側面の支持軸33に嵌
合され、もってレバー30が回動操作可能に支持されて
いる。アーム部30Bには軸受孔32を中心にほぼ螺旋
状を描くカム溝34が形成され、一方、雌側コネクタハ
ウジング20の外側面にはカム溝34と係合可能なカム
ピン35が突成されている。図1に示すように、レバー
30が回動開始位置にある状態で両コネクタハウジング
10,20を接近させると、カムピン35がカム溝34
の始端部に嵌入して両コネクタハウジング10,20が
仮係止位置となる。この状態からレバー30を図1の時
計回りに回動操作すると、カム溝34とカムピン35と
の係合によりカム作用とテコ作用が発揮され、小さい操
作力でも雄雌双方の端子金具の嵌合抵抗に抗して両コネ
クタハウジング10,20が容易に引き寄せられ、正規
嵌合状態(図3を参照)に至るようになっている。
【0011】雄側コネクタハウジング10は、そのハウ
ジング本体11の収容凹部12内に複数(本実施形態で
は3個)の分割雄ハウジング13が収容された構造にな
る。各分割雄ハウジング13には複数の雄端子金具が取
り付けられ、その各雄端子金具の先端の細長いタブ14
が、分割雄ハウジング13の正面側(図における上面)
に突出する角筒状の嵌合凹部15内に平行に突出されて
いる。このタブ14の突出方向は両コネクタハウジング
10,20の嵌合・離脱方向と平行とされている。
【0012】かかる分割雄ハウジング13は、その嵌合
凹部15の先端縁を収容凹部12の開口縁の爪片(本発
明の構成要件である規制部)16に係止させることによ
ってハウジング本体11からの抜けを規制されている。
尚、本実施形態では、3個の分割雄ハウジング13のう
ち、中央に位置する分割雄ハウジング13のみについて
図示と説明を行うこととし、両側の2個の分割雄ハウジ
ング13については中央の分割雄ハウジング13と同様
の構成であるため、説明と図示は省略する。
【0013】嵌合凹部15内には、タブ14を嵌通させ
る位置決め孔18の形成された可動位置決め部材17
が、タブ14の突出方向、即ち両コネクタハウジング1
0,20の嵌合・離脱方向と平行に移動し得るように取
り付けられている。可動位置決め部材17は、嵌合面と
平行であって位置決め孔18を有する板状本体部17
A、この板状本体部17Aの周縁から正面側(図の上面
側)へ突出する筒形ガイド壁17Bとからなる。
【0014】かかる可動位置決め部材17の移動可能領
域は、筒形ガイド壁17Bの先端を上記爪片16に当接
させる保護位置(図5及び図6を参照)と、板状本体部
17Aを嵌合凹部15の奥端面(図の下端面)に当接さ
せる退避位置(図3を参照)との間とされている。保護
位置では、位置決め孔18がタブ14の先端に嵌合する
状態となり、退避位置では位置決め孔18がタブ14の
基端に嵌合する状態となる。また、筒形ガイド壁17B
と嵌合凹部15の内面に強く押圧されており、この押圧
力によって生じる摩擦力により、可動位置決め部材17
はその移動範囲内のいずれの位置にあっても、遊動が規
制されている。
【0015】可動位置決め部材17には、その筒形ガイ
ド壁17Bのうちの図3〜図6の左右側壁部から内側に
突出する一対の受け突起(本発明の構成要件である係合
手段)19が形成されている。この受け突起19は、後
述する雌側コネクタハウジング20の撓み係止片(本発
明の構成要件である係合手段)23と係合することによ
り可動位置決め部材17を退避位置から保護位置へ移動
させる機能を発揮する。
【0016】雌側コネクタハウジング20は、ハウジン
グ本体21に複数(本実施形態では3個)の分割雌ハウ
ジング22を収容した構造になる。各分割雌ハウジング
22の内部には複数の雄端子金具(図示せず)が収容さ
れ、上記雄端子金具のタブ14と嵌合可能とされてい
る。かかる分割雌ハウジング22は、図示しない係止手
段によってハウジング本体21からの離脱を規制されて
いる。尚、本実施形態では、3個の分割雌ハウジング2
2のうち、中央に位置する分割雌ハウジング22のみに
ついて図示と説明を行うこととし、両側の2個の分割雌
ハウジング22については中央の分割雌ハウジング22
と同様の構成であるため、説明と図示は省略する。
【0017】分割雌ハウジング22の図3〜図6の左右
両外側面には、一対の撓み係止片23が形成されてい
る。この撓み係止片23は雄側コネクタハウジング10
側(図の下側)へ片持ち状に突出して内側への弾性撓み
を可能されているとともに、その先端には外向きに突出
する係止爪23Aが形成されている。この撓み係止片2
3の係止爪23Aは、両コネクタハウジング10,20
の離脱の過程で上記可動位置決め部材17の受け突起1
9と係合し、可動位置決め部材17を分割雌ハウジング
22と一体に保護位置まで移動するようになっている。
この可動位置決め部材17を保護位置まで移動させた状
態では、両コネクタハウジング10,20は離脱途中で
仮係止されるようになる。この仮係止状態において離脱
力が弱い場合には、両コネクタハウジング10,20の
それ以上の離脱動作が規制されるが、所定の大きさを越
えた強い離脱力が作用すると、撓み係止片23が弾性撓
みすることによって受け突起19から外れ、両コネクタ
ハウジング10,20の更なる離脱動作が許容されるよ
うになっている。
【0018】次に、本実施形態の作用について説明す
る。両コネクタハウジング10,20を初めて嵌合する
際には、レバー30を図1及び図5に示すように回動開
始位置に倒しておくとともに、図6に示すように可動位
置決め部材17を保護位置まで引っ張り上げておく。引
っ張り上げた可動位置決め部材17は、この筒形ガイド
壁17Bの外面と嵌合凹部15の内面とに設けた図しな
い係止手段により落下せずに保護位置に保持される。そ
してこの状態で、上から雌側コネクタハウジング20を
接近させ、そのカムピン35をカム溝34の始端部に嵌
合させる。この状態からレバー30を回動操作すると、
カム溝34とカムピン35の係合により両コネクタハウ
ジング10,20が引き寄せられ、レバー30が図3に
示す位置まで回動されると、両コネクタハウジング1
0,20が正規嵌合状態に至り、両端子金具が嵌合して
導通可能となる。
【0019】この嵌合動作の過程では、分割雌ハウジン
グ22の先端部が嵌合凹部15内に嵌合して、撓み係止
片23が弾性撓みすることにより受け突起19を通過し
(図5を参照)、さらに分割雌ハウジング22が下降し
て雄端子金具のタブ14に接近する。この間、可動位置
決め部材17は図示しない係止手段により保護位置に保
持され、その位置決め孔18によってタブ14が正規の
配列に位置決めされているので、タブ14の先端は分割
雌ハウジング22の雌端子金具と整合している。この状
態から分割雌ハウジング22が更に下降すると、タブ1
4が分割雌ハウジング22内に嵌入して雌端子金具と支
障なく嵌合する。嵌合が開始されると、分割雌ハウジン
グ22の先端面が可動位置決め部材17の板状本体部1
7Aに当接するので、それ以降は可動位置決め部材17
が分割雌ハウジング22と一体となって嵌合凹部15の
奥側(図の下側)へ移動する。そして、両コネクタハウ
ジング10,20が正規嵌合位置に達すると、可動位置
決め部材17が退避位置に至る(図3を参照)。
【0020】さて、正規嵌合されている状態から両コネ
クタハウジング10,20を離脱する際には、レバー3
0を図3に示す位置から反時計回り方向に回動操作す
る。すると、カム溝34とカムピン35との係合によ
り、分割雌ハウジング22が嵌合凹部15から抜けるよ
うに移動しつつ両コネクタハウジング10,20が離間
動作し、レバー30が図5に示すように回動開始位置ま
で変位すると、両コネクタハウジング10,20が仮係
止位置に達する。
【0021】この両コネクタハウジング10,20が正
規嵌合状態から仮係止位置に至る間、当初は可動位置決
め部材17は移動しないが、撓み係止片23の係止爪2
3Aが可動位置決め部材17の受け突起19に係合する
と、それ以降は可動位置決め部材17が分割雌ハウジン
グ22と一体となって移動する。そして、両コネクタハ
ウジング10,20が仮係止位置に達すると、可動位置
決め部材17が保護位置、即ち雄側コネクタハウジング
10の爪片16によってそれ以上の移動が規制される位
置に至る。
【0022】この状態で、両コネクタハウジング10,
20に離脱方向の力が作用した場合、その離脱力が小さ
いときには、撓み係止片23と受け突起19との係合作
用により、両コネクタハウジング10,20はその離脱
動作を規制されて可撓連結片係止状態に保持される(図
5を参照)。このとき、雄側コネクタハウジング10の
レバー30と雌側コネクタハウジング20との間では、
離脱を規制する係合動作は働いておらず、離脱規制は撓
み係止片23と受け突起19との係合作用のみによって
行われている。この仮係止状態において、所定以上の強
い離脱力を作用させると、撓み係止片23が弾性撓みを
生じることにより受け突起19から外れ、両コネクタハ
ウジング10,20が完全に離脱されるようになる。
【0023】上述のように、本実施形態においては、雄
雌両コネクタハウジング10,20が嵌合されるのに伴
い、可動位置決め部材17がその位置決め孔18にタブ
14を嵌通させたままそのタブ14の先端側から基端側
へ移動するようになっているので、嵌合過程においてタ
ブ14を常に所定位置に位置決めしておくことができ
る。また、可動位置決め部材17の移動可能領域が位置
決め孔18とタブ14とが嵌合する範囲内に規制されて
いるので、可動位置決め部材17を一旦取り付けてしま
えば両コネクタハウジング10、20を完全に離脱した
状態でも嵌合凹部15から外れる虞がなく、位置決め孔
18とタブ14とを嵌合するという面倒な作業を何度も
行わずに済む。さらに、両コネクタハウジング10,2
0の離脱操作を行うと可動位置決め部材17が自動的に
保護位置に移動するので、離脱操作とは別に可動位置決
め部材17の移動操作を行わずに済む。また、両コネク
タハウジング10,20を仮係止状態に保持する手段
を、レバー30にではなく、分割雌ハウジング22と可
動位置決め部材17に設けたので、仮係止を解除して両
コネクタハウジング10,20を離脱するときにレバー
30に過剰な応力や変形を生じさせることが防止され、
レバー30の形状や機能を正規状態に保つことができ
る。
【0024】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では分割タイプのレバー式コネクタ
について説明したが、本発明は、非分割タイプのレバー
式コネクタにも適用することができる。
【0025】(2)上記実施形態では撓み係止片を雌側
コネクタハウジングに形成したが、本発明によれば、撓
み係止片を可動位置決め部材に形成してもよい。 (3)上記実施形態では両コネクタハウジングの離脱動
作と連動して可動位置決め部材がタブの先端側へ移動す
るようにしたが、本発明によれば、両コネクタハウジン
グの離脱とは非連動としてもよい。この場合には、両コ
ネクタハウジングを離脱した後に、可動位置決め部材を
タブの先端側へ移動させればよい。
【0026】(4)上記実施形態では両コネクタハウジ
ングを離脱の過程で仮係止する手段が可動位置決め部材
と雌側コネクタハウジングに設けられている場合につい
て説明したが、本発明によれば、仮係止手段をレバーに
設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1において両コネクタハウジングが仮
係止されている状態をあらわす側面図
【図2】図1のA−A断面図
【図3】両コネクタハウジングが正規嵌合されている状
態をあらわす一部切欠側面図
【図4】両コネクタハウジングが離脱する過程をあらわ
す一部切欠側面図
【図5】両コネクタハウジングが離脱の過程で仮係止さ
れている状態をあらわす一部切欠側面図
【図6】両コネクタハウジングの離脱が完了した状態を
あらわす一部切欠側面図
【符号の説明】
10…雄側コネクタハウジング 14…タブ 15…嵌合凹部 17…可動位置決め部材 18…位置決め孔 16…爪片(規制部) 19…受け突起(係合手段) 20…雌側コネクタハウジング 23…撓み係止片(係合手段) 30…レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/629 - 13/645

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 嵌合凹部を有する雄側コネクタハウジン
    グと、 前記嵌合凹部内に嵌合される雌側コネクタハウジングと
    を備え、 前記雄側コネクタハウジングには、先端にタブを有する
    雄端子金具が取り付けられているとともに、そのタブが
    前記嵌合凹部内で突出されており、 前記雌側コネクタハウジングには、その雌側コネクタハ
    ウジング内に嵌入した前記タブと嵌合する雌端子金具が
    収容されており、 前記両コネクタハウジングの一方に設けたレバーを他方
    のコネクタハウジングに係合して回動させることによ
    り、前記雌側コネクタハウジングを前記嵌合凹部内に引
    き込んで前記タブと前記雌端子金具とを嵌合させるよう
    にしたレバー式コネクタにおいて、 前記嵌合凹部内に、前記タブを嵌通させる位置決め孔を
    有するとともに、前記両コネクタハウジングの嵌合方向
    に沿って前記タブの先端側から基端側への移動を可能と
    された可動位置決め部材を設け、 前記雌側コネクタハウジングと前記可動位置決め部材に
    は、前記両コネクタハウジングの離脱動作に伴って互い
    に係合することにより前記可動位置決め部材を前記タブ
    の先端側へ移動させる係合手段を設け、 前記雌側コネクタハウジング側の前記係合手段を、前記
    可動位置決め部材側の前記係合手段に対して弾性撓みし
    つつ係止可能な撓み係止片とし、その撓み係止片をその
    雌側コネクタハウジングの内部に収容したことを特徴と
    するレバー式コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記雄側コネクタハウジングには、前記
    可動位置決め部材の移動可能領域を前記位置決め孔と前
    記タブとの嵌合範囲内に規制する規制部が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のレバー式コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記係合手段は、前記両コネクタハウジ
    ングをその離脱動作の過程において仮係止状態に保持可
    能であり、且つ所定以上の離脱力の作用により弾性撓み
    を生じて前記仮係止を解除する撓み係止片を備えて構成
    されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載のレバー式コネクタ。
  4. 【請求項4】 嵌合凹部を有する雄側コネクタハウジン
    グと、 前記嵌合凹部内に嵌合される雌側コネクタハウジングと
    を備え、 前記雄側コネクタハウジングには、先端にタブを有する
    雄端子金具が取り付けられているとともに、そのタブが
    前記嵌合凹部内で突出されており、 前記雌側コネクタハウジングには、その雌側コネクタハ
    ウジング内に嵌入した前記タブと嵌合する雌端子金具が
    収容されており、 前記両コネクタハウジングの一方に設けたレバーを他方
    のコネクタハウジングに係合して回動させることによ
    り、前記雌側コネクタハウジングを前記嵌合凹部内に引
    き込んで前記タブと前記雄端子金具とを嵌合させるよう
    にしたレバー式コネクタにおいて、 前記嵌合凹部内に、前記タブを嵌通させる位置決め孔を
    有するとともに、前記両コネクタハウジングの嵌合方向
    に沿って前記タブの先端側から基端側への移動を可能と
    された可動位置決め部材を設け、 前記雌側コネクタハウジングと前記可動位置決め部材に
    は、前記両コネクタハウジングの離脱動作に伴って互い
    に係合することにより前記可動位置決め部材を前記タブ
    の先端側へ移動させる係合手段を設け、前記雌側コネクタハウジング側の前記係合手段を、前記
    可動位置決め部材側の前記係合手段に対して弾性撓みし
    つつ係止可能な撓み係止片とし、その撓み係止片をその
    雌側コネクタハウジングの内部に収容し、 嵌合過程では、前記係合手段による係合状態を経た後に
    雌側コネクタハウジングが可動位置決め部材に突き当た
    り、 前記雌側コネクタハウジングが前記可動位置決め部材に
    対し、その可動位置決め部材に当接する位置と係合手段
    同士が係止する位置との間で嵌合・離脱方向に相対変位
    し得る構成とされていることを特徴とするレバー式コネ
    クタ。
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