JP2514178Y2 - 半嵌合防止コネクタ - Google Patents
半嵌合防止コネクタInfo
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- JP2514178Y2 JP2514178Y2 JP1990125260U JP12526090U JP2514178Y2 JP 2514178 Y2 JP2514178 Y2 JP 2514178Y2 JP 1990125260 U JP1990125260 U JP 1990125260U JP 12526090 U JP12526090 U JP 12526090U JP 2514178 Y2 JP2514178 Y2 JP 2514178Y2
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- locking
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- female
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、雌、雄コネクタの半嵌合を防止する技術に
関するものである。
関するものである。
コネクタは一般に雌、雄コネクタよりなり、これらの
嵌合によって内部に収容された端子金具を電気的に接続
するものである。そして、自動車等に使用した場合に
は、振動等によって結合状態が緩むのを防止するため
に、雌、雄コネクタの一方に可撓性の錠止腕を、他方に
係止孔を設けて両者を係合させることによりロックする
ようにしている。
嵌合によって内部に収容された端子金具を電気的に接続
するものである。そして、自動車等に使用した場合に
は、振動等によって結合状態が緩むのを防止するため
に、雌、雄コネクタの一方に可撓性の錠止腕を、他方に
係止孔を設けて両者を係合させることによりロックする
ようにしている。
しかし、コネクタが半嵌合状態であっても、雌、雄コ
ネクタ間の電気的導通がされる場合があり、そのような
場合には、半嵌合に気付かずに嵌合作業を中途で終わら
せてしまい、後になって嵌合が外れてしまうおそれがあ
った。
ネクタ間の電気的導通がされる場合があり、そのような
場合には、半嵌合に気付かずに嵌合作業を中途で終わら
せてしまい、後になって嵌合が外れてしまうおそれがあ
った。
かかる欠点を解消できるものとして、第8図に示す実
公昭59−29351号公報記載のロック機構が提案されてい
る。
公昭59−29351号公報記載のロック機構が提案されてい
る。
同図において、Mは雄ハウジングで、Fはその相手側
となる雌ハウジングである。雄ハウジングMの上側外周
壁1には、立上り基部2を介して相手側雌ハウジングF
側に延びる錠止腕3が設けられている。錠止腕3は可撓
性を有して基部2を支点にして上下に弾性的に変位する
構成であり、その先端部にはロック爪4が突設されてい
る。5は図示しない端子金具の収容室を示す。
となる雌ハウジングである。雄ハウジングMの上側外周
壁1には、立上り基部2を介して相手側雌ハウジングF
側に延びる錠止腕3が設けられている。錠止腕3は可撓
性を有して基部2を支点にして上下に弾性的に変位する
構成であり、その先端部にはロック爪4が突設されてい
る。5は図示しない端子金具の収容室を示す。
雌ハウジングFは、その前半部には雄ハウジングMを
受け入れる套体部6が形成され、この套体部6に連続し
て錠止腕3の進入を許容する嵌合室7が設けられている
と共に、その上壁に係止孔8が穿設されている。また雌
ハウジングFの後半部には、図示を省略するが、前記収
容室5に対応する端子金具の収容室が形成されている。
受け入れる套体部6が形成され、この套体部6に連続し
て錠止腕3の進入を許容する嵌合室7が設けられている
と共に、その上壁に係止孔8が穿設されている。また雌
ハウジングFの後半部には、図示を省略するが、前記収
容室5に対応する端子金具の収容室が形成されている。
9は解錠防止片で、ロック状態の錠止腕3とハウジン
グ上側外周壁1との間に挿入されて雌、雄のハウジング
F,Mの完全嵌合状態を確認すると共に、嵌合の解除を防
止するためのものである。
グ上側外周壁1との間に挿入されて雌、雄のハウジング
F,Mの完全嵌合状態を確認すると共に、嵌合の解除を防
止するためのものである。
上記構成において、雌、雄ハウジングF,Mを嵌合し、
ロック爪4を嵌合室7内に導入する。さらに嵌合を進め
ると、完全に嵌合した位置で錠止腕3が弾性的に復帰し
てその先端上面のロック爪4が係止孔8に係入し、雌、
雄ハウジングF,Mがロックされる。
ロック爪4を嵌合室7内に導入する。さらに嵌合を進め
ると、完全に嵌合した位置で錠止腕3が弾性的に復帰し
てその先端上面のロック爪4が係止孔8に係入し、雌、
雄ハウジングF,Mがロックされる。
その後、錠止腕3の基部2と嵌合室7の入口面7aとの
間に解錠防止片9を側方から装着すれば、完全嵌合を確
認できたことになる。すなわち、雌、雄ハウジングF,M
が完全に嵌合していなければ、解除防止片9を装着する
ことはできず、半嵌合を防止することができる。
間に解錠防止片9を側方から装着すれば、完全嵌合を確
認できたことになる。すなわち、雌、雄ハウジングF,M
が完全に嵌合していなければ、解除防止片9を装着する
ことはできず、半嵌合を防止することができる。
しかしながら、上記の構成によれば、雄、雌ハウジン
グF,Mの半嵌合を防止するためには、雌、雄ハウジング
F,Mを直接嵌合する作業と、解錠防止片9を装着する作
業の2つの作業が必要である。また、仮に解錠防止片9
の装着を忘れても前述したとおり電気的導通を得られる
ことから、うっかりして半嵌合のチェックを忘れる可能
性も考えられる。さらに、解錠防止片9は装着したまま
でなければならないから、余分な部品が必要となる等々
の問題があった。
グF,Mの半嵌合を防止するためには、雌、雄ハウジング
F,Mを直接嵌合する作業と、解錠防止片9を装着する作
業の2つの作業が必要である。また、仮に解錠防止片9
の装着を忘れても前述したとおり電気的導通を得られる
ことから、うっかりして半嵌合のチェックを忘れる可能
性も考えられる。さらに、解錠防止片9は装着したまま
でなければならないから、余分な部品が必要となる等々
の問題があった。
本考案は上記の問題の解決を図ったもので、半嵌合の
チェックが確実にでき、しかも余分な部品を必要としな
いコネクタを提供することを目的としている。
チェックが確実にでき、しかも余分な部品を必要としな
いコネクタを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために本考案は、相対向して嵌
合する一対の雌、雄ハウジングの一方に弾性変位する錠
止腕を設け、他方に該錠止腕と係合する係止孔を設けた
コネクタにおいて、 前記係止孔に嵌合確認部材を設け、前記錠止腕が係合
することにより該嵌合確認部材が係止孔から少なくとも
その一部を突出するようにした構成を採用している。
合する一対の雌、雄ハウジングの一方に弾性変位する錠
止腕を設け、他方に該錠止腕と係合する係止孔を設けた
コネクタにおいて、 前記係止孔に嵌合確認部材を設け、前記錠止腕が係合
することにより該嵌合確認部材が係止孔から少なくとも
その一部を突出するようにした構成を採用している。
または、前記嵌合確認部材を可撓性材料で形成すると
共に、完全嵌合前に相手側ハウジングと当接する押部を
設け、雌、雄のコネクタが完全嵌合することにより完全
嵌合確認部材が撓んで係止孔との係止が解除され、撓み
が解除される反発力により嵌合確認部材の少なくとも一
部が係止孔から飛び出す構成としてもよい。
共に、完全嵌合前に相手側ハウジングと当接する押部を
設け、雌、雄のコネクタが完全嵌合することにより完全
嵌合確認部材が撓んで係止孔との係止が解除され、撓み
が解除される反発力により嵌合確認部材の少なくとも一
部が係止孔から飛び出す構成としてもよい。
また、完全嵌合した後、嵌合確認部材が取り外し可能
となる構成とすることが望ましい。
となる構成とすることが望ましい。
雌、雄のハウジングが完全嵌合すると、一方のハウジ
ングに設けられた錠止腕が、他方のハウジングに設けら
れた係止孔に係合する。係止孔には、あらかじめ嵌合確
認部材が係止されており、係止孔に錠止腕が進入してく
ることから、嵌合確認部材は少なくとも、その一部が係
止孔から外部に突出する。したがって、外部から完全嵌
合されたことを確認できる。また、確認後、該嵌合確認
部材を取り外すことも可能である。
ングに設けられた錠止腕が、他方のハウジングに設けら
れた係止孔に係合する。係止孔には、あらかじめ嵌合確
認部材が係止されており、係止孔に錠止腕が進入してく
ることから、嵌合確認部材は少なくとも、その一部が係
止孔から外部に突出する。したがって、外部から完全嵌
合されたことを確認できる。また、確認後、該嵌合確認
部材を取り外すことも可能である。
または、嵌合確認部材を可撓性の素材で形成して、
雌、雄のハウジングが嵌合する際に相手ハウジングが嵌
合確認部材の押部に当接し、嵌合確認部材を撓ませなが
ら完全嵌合する。そして、完全嵌合位置で、嵌合確認部
材の係止が解除され、嵌合確認部材は撓みが開放される
ときの反発力によって、少なくともその一部をハウジン
グの外部に飛び出させる。また、嵌合確認後、該嵌合確
認部材を取り外すこともできる。
雌、雄のハウジングが嵌合する際に相手ハウジングが嵌
合確認部材の押部に当接し、嵌合確認部材を撓ませなが
ら完全嵌合する。そして、完全嵌合位置で、嵌合確認部
材の係止が解除され、嵌合確認部材は撓みが開放される
ときの反発力によって、少なくともその一部をハウジン
グの外部に飛び出させる。また、嵌合確認後、該嵌合確
認部材を取り外すこともできる。
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図,第2図において、Mは雄ハウジングで、従来
例で説明したのと概略同じ構成で、支点2を基部とする
錠止腕3が設けられている。錠止腕3の先端には、L字
状に折曲形成した操作部3aがあり、中間には支点2側に
案内斜面を有するロック爪4が形成されている。
例で説明したのと概略同じ構成で、支点2を基部とする
錠止腕3が設けられている。錠止腕3の先端には、L字
状に折曲形成した操作部3aがあり、中間には支点2側に
案内斜面を有するロック爪4が形成されている。
Fは雌ハウジングで、従来例と同様に前半部には雄ハ
ウジングMを受け入れる套体部6があり、その外周壁6a
に沿って係止孔8が穿設されている。この係止孔8の内
側面6bにおける両側立上り部には、図の上下方向に長い
突起10,10が立設され、該内側面6bの雄ハウジングMに
対向する側には、穴状の係止部11が設けられている。
ウジングMを受け入れる套体部6があり、その外周壁6a
に沿って係止孔8が穿設されている。この係止孔8の内
側面6bにおける両側立上り部には、図の上下方向に長い
突起10,10が立設され、該内側面6bの雄ハウジングMに
対向する側には、穴状の係止部11が設けられている。
12は嵌合確認部材で、係止孔8内に係止可能に形成さ
れ、その側面形状は係止孔8の内側面6bの形状と同じL
字状をしている。そして、L字の短辺側の両側には、円
形のヒンジ孔13が穿設されている。これは前述した突起
10を回動可能に軸支するためのものであり、したがっ
て、ヒンジ孔13の直径は前述の突起10の長さより若干大
きい。さらに、このヒンジ孔13に連通し、突起10をヒン
ジ孔13に導入するための導入溝14が斜め方向に形成され
るが、この導入溝14の幅は、突起10の長さより狭くして
いる。一方、L字状の長辺側の中央先端には、突起状の
係止部15が立設され、ハウジングの係止部11に係合でき
るようになっている。以上の構成からなる嵌合確認部材
12は、雌、雄ハウジングF,Mの嵌合に先立って、第2図
(a)に示すように係止孔8内に係止しておく。
れ、その側面形状は係止孔8の内側面6bの形状と同じL
字状をしている。そして、L字の短辺側の両側には、円
形のヒンジ孔13が穿設されている。これは前述した突起
10を回動可能に軸支するためのものであり、したがっ
て、ヒンジ孔13の直径は前述の突起10の長さより若干大
きい。さらに、このヒンジ孔13に連通し、突起10をヒン
ジ孔13に導入するための導入溝14が斜め方向に形成され
るが、この導入溝14の幅は、突起10の長さより狭くして
いる。一方、L字状の長辺側の中央先端には、突起状の
係止部15が立設され、ハウジングの係止部11に係合でき
るようになっている。以上の構成からなる嵌合確認部材
12は、雌、雄ハウジングF,Mの嵌合に先立って、第2図
(a)に示すように係止孔8内に係止しておく。
雌、雄ハウジングF,Mを嵌合するには、まず、第2図
(a)に示すように、ロック爪4が係止孔8の前方にあ
る外周壁6a′に当接し、錠止腕3が撓み、外周壁6a′の
下を潜る。そして第2図(b)に示す完全嵌合位置に来
たとき、錠止腕3が弾性的に復帰してその先端上面のロ
ック爪4が係止孔8に係入し、雌、雄ハウジングF,Mが
ロックされる。と同時に、第2図(b)に示すように嵌
合確認部材12はロック爪4によって図の右端を押し上げ
られ、係止部15が係止孔8の係止部11から外れ外部に突
出する。これによって作業者は容易に完全嵌合を知るこ
とができる。また、このように嵌合確認部材12の一部が
雌ハウジングFから外部に突出した状態になったとき導
入溝14と突起10とが平行になり、嵌合確認部材12を矢印
の方向に引き上げれば、簡単に取り外すことができるよ
うになる。
(a)に示すように、ロック爪4が係止孔8の前方にあ
る外周壁6a′に当接し、錠止腕3が撓み、外周壁6a′の
下を潜る。そして第2図(b)に示す完全嵌合位置に来
たとき、錠止腕3が弾性的に復帰してその先端上面のロ
ック爪4が係止孔8に係入し、雌、雄ハウジングF,Mが
ロックされる。と同時に、第2図(b)に示すように嵌
合確認部材12はロック爪4によって図の右端を押し上げ
られ、係止部15が係止孔8の係止部11から外れ外部に突
出する。これによって作業者は容易に完全嵌合を知るこ
とができる。また、このように嵌合確認部材12の一部が
雌ハウジングFから外部に突出した状態になったとき導
入溝14と突起10とが平行になり、嵌合確認部材12を矢印
の方向に引き上げれば、簡単に取り外すことができるよ
うになる。
第3図は、本考案の他の実施例で、錠止腕3を第1図
の実施例とは逆向きに設けた例である。この実施例で
は、錠止腕3の先端はロック爪4になっていて操作部3a
は無い。また、嵌合確認部材12が係入するヒンジ孔13お
よび導入溝14は、ハウジングの先端側に形成される。ま
た、係止孔8内には、ロック爪4と係合する係合片16が
雌ハウジングFの先端側から張り出すように形成され、
嵌合確認部材12は、図の右端側のヒンジ孔13内に突起10
を嵌入させ、突起10を軸として回動可能な状態で係合片
16上に載置されており、先端面12aが係合片16先端から
套体部6内部に臨んでいる。なお、前述の実施例と同様
に、嵌合確認部材12の左端には突起状の係止部15があ
り、係止孔8の周縁に形成された穴状の係止部11と係合
している。
の実施例とは逆向きに設けた例である。この実施例で
は、錠止腕3の先端はロック爪4になっていて操作部3a
は無い。また、嵌合確認部材12が係入するヒンジ孔13お
よび導入溝14は、ハウジングの先端側に形成される。ま
た、係止孔8内には、ロック爪4と係合する係合片16が
雌ハウジングFの先端側から張り出すように形成され、
嵌合確認部材12は、図の右端側のヒンジ孔13内に突起10
を嵌入させ、突起10を軸として回動可能な状態で係合片
16上に載置されており、先端面12aが係合片16先端から
套体部6内部に臨んでいる。なお、前述の実施例と同様
に、嵌合確認部材12の左端には突起状の係止部15があ
り、係止孔8の周縁に形成された穴状の係止部11と係合
している。
雌、雄ハウジングF,Mを嵌合するには、錠止腕3を下
方に撓ませながら相手側の套体部6内に導入しつつ両ハ
ウジングを嵌合方向に押圧する。嵌合途中にあっては、
第3図(a)に示すように錠止腕3の先端のロック爪4
は、係合片16の下面により抑えられ、その下方をくぐっ
ていく。
方に撓ませながら相手側の套体部6内に導入しつつ両ハ
ウジングを嵌合方向に押圧する。嵌合途中にあっては、
第3図(a)に示すように錠止腕3の先端のロック爪4
は、係合片16の下面により抑えられ、その下方をくぐっ
ていく。
雌、雄ハウジングF,Mが完全に嵌合すると、第3図
(b)に示すように錠止腕3は元の状態に復帰し、ロッ
ク爪4は係止孔8内で係合片16の先端と係合してロック
された状態となる。そして、ロック爪4の上端と嵌合確
認部材12の下方端面12aとが当接し、錠止腕3の復帰力
により係止部材11,15の係合を外し、下方端面12aを上方
に持ち上げるので、嵌合確認部材12の一部が雌ハウジン
グFから突出して完全嵌合したことを知らせる。このと
き、導入溝14と突起10との方向が揃い、第3図(c)に
示す矢印のように持ち上げれば、嵌合確認部材12を取り
外すことができる。
(b)に示すように錠止腕3は元の状態に復帰し、ロッ
ク爪4は係止孔8内で係合片16の先端と係合してロック
された状態となる。そして、ロック爪4の上端と嵌合確
認部材12の下方端面12aとが当接し、錠止腕3の復帰力
により係止部材11,15の係合を外し、下方端面12aを上方
に持ち上げるので、嵌合確認部材12の一部が雌ハウジン
グFから突出して完全嵌合したことを知らせる。このと
き、導入溝14と突起10との方向が揃い、第3図(c)に
示す矢印のように持ち上げれば、嵌合確認部材12を取り
外すことができる。
第4図,第5図は、嵌合確認部材12と係止孔8との他
の係止構造を示す図である。
の係止構造を示す図である。
第4図は、嵌合確認部材12から可撓性の2本の針金を
延設し、その先端を丸めて孔を有する係止部18を形成
し、係止孔8の側面6bには、この係止部18の孔に挿入可
能な枢軸19を立設したものである。
延設し、その先端を丸めて孔を有する係止部18を形成
し、係止孔8の側面6bには、この係止部18の孔に挿入可
能な枢軸19を立設したものである。
第5図は、嵌合確認部材12の三方に係止突起15を形成
し、係止孔8の側面6bにはこれらに対応する係止凹部11
を設けたものである。
し、係止孔8の側面6bにはこれらに対応する係止凹部11
を設けたものである。
この実施例の場合は、錠止腕3のロック爪4が係止孔
8内に係入してくると、嵌合確認部材12は自動的に係合
を解除されて係止孔8から外れるので、人手によって取
り外す必要がない。
8内に係入してくると、嵌合確認部材12は自動的に係合
を解除されて係止孔8から外れるので、人手によって取
り外す必要がない。
第6図、第7図は、本考案のさらに他の実施例を示し
ている。これらの図における雄ハウジングMは第1図の
実施例に示すものと同様である。他方、雌ハウジングF
は、係止孔8が套体部6のみならず溝状になってハウジ
ングの左端まで貫通形成され、係止孔8の内側面6bの両
側には突起状の係止部11′が、中央部の両側には、先端
が丸い案内突起21が、その後方の両側には軸収容凹部22
が、後端の中央部には軸止め23がそれぞれ形成されてい
る。
ている。これらの図における雄ハウジングMは第1図の
実施例に示すものと同様である。他方、雌ハウジングF
は、係止孔8が套体部6のみならず溝状になってハウジ
ングの左端まで貫通形成され、係止孔8の内側面6bの両
側には突起状の係止部11′が、中央部の両側には、先端
が丸い案内突起21が、その後方の両側には軸収容凹部22
が、後端の中央部には軸止め23がそれぞれ形成されてい
る。
嵌合確認部材24は、全体として前後方向に長い形状を
しており、長手方向の前端両側には係止孔8の外周壁6
a′と係合するための突起25がある。また、その少し後
方の両側部には係止部11′が係合する凹状の係止部15′
があり、さらにその後方には断面が三角形をした突起状
の押部26が套体部6の内部空間に突出するように設けら
れている。この押部26は、前面がほぼ垂直な面26aとな
り、背面が案内突起21と当接する斜面27となっている。
そして嵌合確認部材24の後端には、長手方向と直交する
軸28が形成される。
しており、長手方向の前端両側には係止孔8の外周壁6
a′と係合するための突起25がある。また、その少し後
方の両側部には係止部11′が係合する凹状の係止部15′
があり、さらにその後方には断面が三角形をした突起状
の押部26が套体部6の内部空間に突出するように設けら
れている。この押部26は、前面がほぼ垂直な面26aとな
り、背面が案内突起21と当接する斜面27となっている。
そして嵌合確認部材24の後端には、長手方向と直交する
軸28が形成される。
嵌合確認部材24は、第7図(a)のように雌コネクタ
Fに装着される。すなわち、まず、嵌合確認部材24を、
突起部25を上に、軸28を下にして立て(第7図(c)参
照)、軸28を軸収納凹部22と軸止め23との間に嵌入させ
る。次に、先端を時計方向に回して押し込み、突起25と
外周壁6a′の先端部6a″とを係合させれば装着完了であ
る。
Fに装着される。すなわち、まず、嵌合確認部材24を、
突起部25を上に、軸28を下にして立て(第7図(c)参
照)、軸28を軸収納凹部22と軸止め23との間に嵌入させ
る。次に、先端を時計方向に回して押し込み、突起25と
外周壁6a′の先端部6a″とを係合させれば装着完了であ
る。
このとき、軸28は軸収容凹部22で右方および上方への
移動を止められ、軸止め23で左方への抜けを止められる
ので、嵌合確認部材24を雌ハウジングFから外すことは
できない。そして、押部26の前側垂直面26aは套体部の
後端面6cより若干前側に突出しており、押部26の背後に
ある斜面27が案内突起21に当接した状態になっている。
移動を止められ、軸止め23で左方への抜けを止められる
ので、嵌合確認部材24を雌ハウジングFから外すことは
できない。そして、押部26の前側垂直面26aは套体部の
後端面6cより若干前側に突出しており、押部26の背後に
ある斜面27が案内突起21に当接した状態になっている。
雄コネクタMを、その錠止腕3を撓ませながら雌コネ
クタFの套体部6内に進入させると、やがて雄コネクタ
の先端面2aが押部26の垂直面26aと当接する。なおも雄
コネクタMを押し込むと、斜面27が案内突起21に沿って
上方に移動し、第7図(b)に示すように嵌合確認部材
24は、自身の可撓性により全体が上方に反り出す。完全
嵌合位置に近づくにつれ、嵌合確認部材24の突起25と外
周壁6a′の先端部6a″との係合量が次第に少なくなり、
錠止腕3のロック爪4が両側突起25間にある嵌合確認部
材24の裏面に衝突する。
クタFの套体部6内に進入させると、やがて雄コネクタ
の先端面2aが押部26の垂直面26aと当接する。なおも雄
コネクタMを押し込むと、斜面27が案内突起21に沿って
上方に移動し、第7図(b)に示すように嵌合確認部材
24は、自身の可撓性により全体が上方に反り出す。完全
嵌合位置に近づくにつれ、嵌合確認部材24の突起25と外
周壁6a′の先端部6a″との係合量が次第に少なくなり、
錠止腕3のロック爪4が両側突起25間にある嵌合確認部
材24の裏面に衝突する。
そして、第7図(c)に示すように雌、雄のコネクタ
F,Mが完全嵌合の状態になると、雄コネクタMの先端面2
aが套体部の後端面6cに当接し、ロック爪4が嵌合確認
部材24の裏面を突き上げ、突起25と先端部6a″との係合
を外し、完全確認部材24は反りが戻るときの反発力によ
り勢いよく矢印のように飛び出す。
F,Mが完全嵌合の状態になると、雄コネクタMの先端面2
aが套体部の後端面6cに当接し、ロック爪4が嵌合確認
部材24の裏面を突き上げ、突起25と先端部6a″との係合
を外し、完全確認部材24は反りが戻るときの反発力によ
り勢いよく矢印のように飛び出す。
この後、嵌合確認部材24を図の上方に引き抜いて雌コ
ネクタFから取り外すことができる。
ネクタFから取り外すことができる。
本考案の何れの実施例においても、嵌合確認部材は1
2,24は、嵌合前に予め係止孔8に係合させておくことに
より、作業者が嵌合の確認を忘れることを確実に防止す
ることができる。また、完全嵌合を確認後は、取り外し
て他のハウジングに再使用でき、部品数を減少すること
ができる。
2,24は、嵌合前に予め係止孔8に係合させておくことに
より、作業者が嵌合の確認を忘れることを確実に防止す
ることができる。また、完全嵌合を確認後は、取り外し
て他のハウジングに再使用でき、部品数を減少すること
ができる。
以上説明したように、本考案によれば、雌、雄ハウジ
ングが半嵌合であれば、嵌合確認部材が突出せず、完全
に嵌合した状態でのみ該部材が突出する構成なので、半
嵌合を確実に防止できる。また、予め係止孔に嵌合確認
部材を係合させておきさえすれば、作業者が嵌合の確認
を忘れることを防止することができ、半嵌合に基づくト
ラブルの防止ができる。さらに、嵌合確認部材は、完全
嵌合を確認した後は、取り外して他のハウジングに何回
でも使用することができ、部品数を減少できるため経済
的である。
ングが半嵌合であれば、嵌合確認部材が突出せず、完全
に嵌合した状態でのみ該部材が突出する構成なので、半
嵌合を確実に防止できる。また、予め係止孔に嵌合確認
部材を係合させておきさえすれば、作業者が嵌合の確認
を忘れることを防止することができ、半嵌合に基づくト
ラブルの防止ができる。さらに、嵌合確認部材は、完全
嵌合を確認した後は、取り外して他のハウジングに何回
でも使用することができ、部品数を減少できるため経済
的である。
第1図は本考案による半嵌合防止コネクタの実施例を示
す分解斜視図、 第2図は第1図のコネクタの嵌合状態を示し、(a)は
嵌合途中の状態、(b)は嵌合完了の状態を示す各縦断
面図、 第3図は本考案の他の実施例を示す図で、(a)は嵌合
途中、(b)は完全嵌合時、(c)は完全嵌合を確認後
に嵌合確認部材を取り外す状態を示す各縦断面図、 第4図、第5図は、係止孔と嵌合確認部材との係止構造
の他の実施例を示す要部斜視図、 第6図は本考案の更に他の実施例を示す斜視図、 第7図は第6図の実施例の嵌合状態を説明する断面図
で、(a)は嵌合前、(b)は嵌合途中、(c)は嵌合
が終了して嵌合確認部材が飛び出した状態を示す。 第8図は従来例の半嵌合防止コネクタの分解斜視図であ
る。 F…雌ハウジング、M…雄ハウジング、1…外周壁、2
…支点、3…錠止腕、4…ロック爪、8…係止孔、12,1
9…嵌合確認部材、26…押部。
す分解斜視図、 第2図は第1図のコネクタの嵌合状態を示し、(a)は
嵌合途中の状態、(b)は嵌合完了の状態を示す各縦断
面図、 第3図は本考案の他の実施例を示す図で、(a)は嵌合
途中、(b)は完全嵌合時、(c)は完全嵌合を確認後
に嵌合確認部材を取り外す状態を示す各縦断面図、 第4図、第5図は、係止孔と嵌合確認部材との係止構造
の他の実施例を示す要部斜視図、 第6図は本考案の更に他の実施例を示す斜視図、 第7図は第6図の実施例の嵌合状態を説明する断面図
で、(a)は嵌合前、(b)は嵌合途中、(c)は嵌合
が終了して嵌合確認部材が飛び出した状態を示す。 第8図は従来例の半嵌合防止コネクタの分解斜視図であ
る。 F…雌ハウジング、M…雄ハウジング、1…外周壁、2
…支点、3…錠止腕、4…ロック爪、8…係止孔、12,1
9…嵌合確認部材、26…押部。
Claims (3)
- 【請求項1】相対向して嵌合する一対の雌、雄ハウジン
グの一方に弾性変位する錠止腕を設け、他方に該錠止腕
と係合する係止孔を設けたコネクタにおいて、 前記係止孔に嵌合確認部材を設け、前記錠止腕が係合す
ることにより該嵌合確認部材が係止孔から少なくともそ
の一部を突出するようにしたことを特徴とする半嵌合防
止コネクタ。 - 【請求項2】前記嵌合確認部材を可撓性材料で形成する
と共に、完全嵌合前に相手側ハウジングと当接する押部
を設け、雌、雄のハウジングが完全嵌合することにより
完全嵌合確認部材が撓んで係止孔との係止が解除され、
撓みが解除される反発力により嵌合確認部材の少なくと
も一部が係止孔から飛び出すことを特徴とする請求項1
記載の半嵌合防止コネクタ。 - 【請求項3】雌、雄のハウジングが完全嵌合することに
より、前記嵌合確認部材が取り外し可能になることを特
徴とする請求項1または2記載の半嵌合防止コネクタ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990125260U JP2514178Y2 (ja) | 1990-09-27 | 1990-11-29 | 半嵌合防止コネクタ |
US07/765,080 US5163848A (en) | 1990-09-27 | 1991-09-24 | Incomplete fitting prevention connector |
AU87090/91A AU656152B2 (en) | 1990-11-08 | 1991-11-07 | Connector locking connection detection device |
EP19910119016 EP0484951B1 (en) | 1990-11-08 | 1991-11-07 | Connector locking connection detection device |
DE1991621840 DE69121840T2 (de) | 1990-11-08 | 1991-11-07 | Vorrichtung zum Anzeigen der Verriegelungsstellung eines Verbinders |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10013290 | 1990-09-27 | ||
JP2-100132 | 1990-09-27 | ||
JP1990125260U JP2514178Y2 (ja) | 1990-09-27 | 1990-11-29 | 半嵌合防止コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0487180U JPH0487180U (ja) | 1992-07-29 |
JP2514178Y2 true JP2514178Y2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=31948814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990125260U Expired - Fee Related JP2514178Y2 (ja) | 1990-09-27 | 1990-11-29 | 半嵌合防止コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2514178Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002237359A (ja) * | 2001-02-07 | 2002-08-23 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 嵌合表示機構付きコネクタ装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH082938Y2 (ja) * | 1988-05-30 | 1996-01-29 | 矢崎総業株式会社 | 嵌合確認機構付コネクタ |
JPH0270379U (ja) * | 1988-11-18 | 1990-05-29 |
-
1990
- 1990-11-29 JP JP1990125260U patent/JP2514178Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0487180U (ja) | 1992-07-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |