JPH10334760A - 押釦スイッチおよびその製造方法 - Google Patents

押釦スイッチおよびその製造方法

Info

Publication number
JPH10334760A
JPH10334760A JP9139498A JP13949897A JPH10334760A JP H10334760 A JPH10334760 A JP H10334760A JP 9139498 A JP9139498 A JP 9139498A JP 13949897 A JP13949897 A JP 13949897A JP H10334760 A JPH10334760 A JP H10334760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
link member
button switch
push button
base member
portions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9139498A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3456111B2 (ja
Inventor
Mitsuo Aimi
満夫 相見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP13949897A priority Critical patent/JP3456111B2/ja
Priority to US09/073,832 priority patent/US5901837A/en
Priority to EP98108453A priority patent/EP0887818B1/en
Priority to DE69817269T priority patent/DE69817269T2/de
Priority to TW087107460A priority patent/TW403925B/zh
Priority to CN98109628A priority patent/CN1107328C/zh
Priority to KR1019980019620A priority patent/KR100329095B1/ko
Publication of JPH10334760A publication Critical patent/JPH10334760A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3456111B2 publication Critical patent/JP3456111B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H3/00Mechanisms for operating contacts
    • H01H3/02Operating parts, i.e. for operating driving mechanism by a mechanical force external to the switch
    • H01H3/12Push-buttons
    • H01H3/122Push-buttons with enlarged actuating area, e.g. of the elongated bar-type; Stabilising means therefor
    • H01H3/125Push-buttons with enlarged actuating area, e.g. of the elongated bar-type; Stabilising means therefor using a scissor mechanism as stabiliser
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2207/00Connections
    • H01H2207/012Connections via underside of substrate
    • H01H2207/014Plated through holes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/49105Switch making

Landscapes

  • Push-Button Switches (AREA)
  • Manufacture Of Switches (AREA)
  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワードプロセッサやパーソナルコンピュータ
等の電子機器の入力装置に使用される弾性復帰力を有す
る押釦スイッチに関し、樹脂製の構成部品が少なく、弾
性復元力を有する薄型の押釦スイッチおよびその製造方
法を提供することを目的とする。 【解決手段】 一組の枠対15,16を側面視X字状で
回動可能に組み合わせたリンク部材14およびこれを支
持するベース部材13の少なくとも一方を弾性材料で形
成してキートップ17と対向スイッチ接点の間に配設
し、その弾性力により復元性を有する押釦スイッチを構
成することにより、樹脂製の構成部品が少ない薄型の押
釦スイッチを提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワードプロセッサ
やパーソナルコンピュータ等の電子機器の入力装置に使
用される弾性復帰力を有する押釦スイッチおよびその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図17〜図20を用いて説
明する。
【0003】図17は従来の押釦スイッチの平面図、図
18は同断面図、同19は同リンク部材の組立状態を示
す斜視図、図20は同操作状態を示す断面図である。
【0004】同図において、1は金属からなる基板、2
は導電ペーストを印刷した2枚のフィルムを貼合せて対
向スイッチ接点を構成したスイッチ部材、3はこのスイ
ッチ部材2の対向スイッチ接点を押圧する突起3Aを裏
面に設けた弾性を有するドーム部、4は樹脂製のケース
で、中央部にドーム部3のガイド孔4Aが、両側にはそ
れぞれ一対の係合用凹部4Bが設けられている。
【0005】5はキートップで、中央部の下面側にはケ
ース4のガイド孔4Aと嵌合摺動する筒状のステム5
A、両側の下面側にはそれぞれ一対の係合部5Bが設け
られている。
【0006】6,7は図19に示すように、樹脂製のコ
の字形の一組の枠体で、それぞれ両端に円柱状の支点部
6Aと6B1(6B2)、7Aと7B1(7B2)を設
けて平行に配置された一対のアーム6C1と6C2、7
C1と7C2の一端どうしが支点部6Aと7Aによって
連結され、枠体6のアーム6C1と6C2の略中央部に
それぞれ円柱状の軸6D1,6D2が設けられ、この軸
6D1,6D2が回動摺動自在に軸支される長孔7D
1,7D2が枠体7のアーム7C1と7C2の略中央部
に設けられ、この一組の枠体6,7が側面視X字状に交
差連結されてリンク部材8が形成されている。
【0007】上記リンク部材8の下方の支点部6A,7
Aは上記ケース4の両側に一対ずつ設けられた係合用凹
部4Bと上記スイッチ部材2の間に回動ならびに摺動自
在に保持されている。
【0008】また、上方の支点部6B1,6B2および
7B1,7B2はキートップ5の両側に一対ずつ設けら
れた係合部5Bに回動自在に保持されている。
【0009】次に、このように構成された押釦スイッチ
の動作について説明すると、指先でキートップ5の上面
の一部を押し下げると、係合部5Bに保持されたリンク
部材8は円柱状の支点部6B1,6B2および7B1,
7B2を軸にして回動し、ケース4とスイッチ部材2の
間に回動ならびに摺動自在に保持された支点部6Aおよ
び7Aは係合用凹部4Bに沿って回動ならびに摺動す
る。
【0010】そして、リンク部材8は一組の枠体6,7
のアーム6C1と6C2,7C1と7C2の略中央部に
設けた円柱状の軸6D1と6D2、長孔7D1と7D2
で軸支されて動作が連動されているので、キートップ5
を押圧した場合、キートップ5はほぼ水平な状態で図2
0のごとく押し下げられ、ドーム部3を押し撓めること
により、ドーム部3下面の突起3Aがスイッチ部材2を
押圧してスイッチONとし、所定の信号を発生する。
【0011】この後、キートップ5に加えていた押圧力
を除くと、ドーム部3はその弾性力により元の形状に復
帰しようとしてリンク部材8およびキートップ5を押し
戻し、元の図18の状態に復帰するように構成されてい
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の押釦スイッチでは、キートップ5とケース4との間に
側面視X字状のリンク部材8を介在させてキートップ5
の上下動を行う構成であるため、操作性は優れているも
のの、ドーム部3の位置決め保持のためのガイド孔4A
や、リンク部材8の係合用凹部4Bを有する樹脂製のケ
ースを使用するため、全体の高さが大きく、薄型化が困
難であった。
【0013】また、樹脂製の部品を多く使用するために
材料費が高いという課題もあった。本発明はこのような
従来の課題を解決するものであり、樹脂製の構成部品が
少なくて、安価で薄型の押釦スイッチおよびその製造方
法を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の押釦スイッチは、一組の枠体を側面視X字状
で回動可能に組み合わせたリンク部材およびこれを支持
するベース部材の少なくとも一方を弾性材料で形成して
キートップと対向スイッチ接点の間に配設し、上記弾性
材料の弾性力により復元性を有する押釦スイッチを構成
するようにしたものである。
【0015】この本発明により、樹脂製の構成部品が少
なく、安価で薄型の押釦スイッチおよびその製造方法を
提供することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、下面に係合部を備えたキートップと、上端にキート
ップの係合部との係合手段をそれぞれ備えた一対の枠体
が側面視X字状で回動可能に組み合わされたリンク部材
と、リンク部材の各枠体の下端部を回動可能に支持する
ベース部材と、ベース部材の下面に配され下方に押され
ることにより動作する対向スイッチ部材からなり、リン
ク部材またはベース部材の少なくとも一方が弾性材料で
形成され、キートップを押し下げる際に弾性材料が撓む
と共にリンク部材またはキートップの一部がスイッチ部
材のスイッチ接点間を押して短絡させ、押し力を除くと
弾性材料の弾性力により元の状態に復帰するようにした
構成の押釦スイッチとしたものであり、リンク部材また
はベース部材の一方を弾性材料で構成し、押圧操作時に
これらの部材を撓ませることにより、弾性を有するドー
ム部を使用しないで弾性復帰力のある低寸法の押釦スイ
ッチを実現できるという作用を有する。
【0017】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、キートップを押し下げる際に、側面視X
字状で回動可能に組み合わされた二つの枠体の組合せ係
合部が、リンク部材の各枠体の下端部を回動可能に支持
するベース部材の二つの支持部間を含む平面とほぼ同じ
高さまで降下する構成としたものであり、キートップを
押し下げる際に、キートップの降下ストロークに対応し
て変形する弾性材料からなるリンク部材またはベース部
材の変形応力の増大量が、上記平面の位置でほぼゼロに
なるためキートップの押圧操作時にクリック感を生じる
という作用を有する。
【0018】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の発明において、リンク部材またはベース部材の
少なくとも一方を弾性金属薄板で形成した構成のもので
あり、ステンレス鋼板やリン青銅板等の弾性金属薄板を
プレス加工することによって、信頼性が高く、キートッ
プの操作荷重や復帰力を自由に設定できる押釦スイッチ
を実現できるという作用を有する。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一つに記載の発明において、リンク部材を支持
するベース部材の二箇所の支持部近傍の少なくとも一
方、またはベース部材に支持されるリンク部材の二つの
枠体の少なくとも一方の下端部近傍が水平方向に弾性を
有する構成としたものであり、キートップを押し下げる
際のリンク部材の横方向への広がりを水平方向の弾性変
形とすることにより、リンク部材およびキートップの弾
性復帰力を得ることができるという作用を有する。
【0020】請求項5に記載の発明は、請求項4記載の
発明において、リンク部材を支持するベース部材の二箇
所の支持部の少なくとも一方を片持ちばね形状とした構
成のものであり、キートップを押し下げる際のリンク部
材の横方向への広がりを、安定した片持ちばねの弾性変
形とすることができ、安定した弾性復帰力を有する押釦
スイッチを実現できるという作用を有する。
【0021】請求項6に記載の発明は、請求項4または
5記載の発明において、ベース部材に支持されるリンク
部材の二つの枠体の少なくとも一方の下端部を片持ちば
ね形状とした構成のものであり、請求項5に記載の発明
と同様の作用を有する。
【0022】請求項7に記載の発明は、請求項5または
6記載の発明において、リンク部材の二つの枠体の下端
部とベース部材の二つの支持部の二箇所の係合部の少な
くとも一方の係合部をリンク部材側、ベース部材側共に
片持ちばね形状とし、それぞれの片持ちばねの先端部と
相手側の根元部を係合させるようにした構成のものであ
り、請求項5または6に記載の発明による作用に加え
て、さらにばね特性に余裕があり、大きな変形量や大き
な操作荷重にも対応できる押釦スイッチを実現できると
いう作用を有する。
【0023】請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の
いずれか一つに記載の発明において、リンク部材を構成
する二つの枠体の組合せ係合部近傍が水平方向に弾性を
有する構成としたものであり、キートップを押し下げる
際に、二つの枠体の組合せ係合部も弾性変形することに
より、この部分でもリンク部材およびキートップの弾性
復帰力を得ることができるという作用を有する。
【0024】請求項9に記載の発明は、請求項8記載の
発明において、リンク部材を構成する二つの枠体の組合
せ係合部の少なくとも一方を片持ちばね形状とした構成
のものであり、請求項8に記載の発明による作用に加え
て、より、ばね特性の安定した弾性復帰力を有する押釦
スイッチを実現できるという作用を有する。
【0025】請求項10に記載の発明は、請求項9記載
の発明において、リンク部材を構成する二つの枠体の組
合せ係合部を共に片持ちばね形状とし、それぞれの片持
ちばねの先端部と相手側の根元部を係合させるようにし
た構成のものであり、請求項9に記載の発明による作用
に加えて、さらにばね特性に余裕があり、大きな変形量
や大きな操作荷重にも対応できる押釦スイッチを実現で
きるという作用を有する。
【0026】請求項11に記載の発明は、請求項1〜1
0のいずれか一つに記載の発明において、リンク部材を
支持するベース部材の二箇所の支持部の受け部にリンク
部材の脱落を防止する掛かり部を設けたものであり、ベ
ース部材とリンク部材を組み合わせた後の組立工程やキ
ートップの着脱を行う時などにベース部材とリンク部材
が外れてしまうことを防ぐことができるという作用を有
する。
【0027】請求項12に記載の発明は、請求項1〜1
1のいずれか一つに記載の発明において、リンク部材を
構成する二つの枠体の組合せ係合部の一方の枠体にL字
状の掛かり部を設け、他方の枠体の係合用孔に挿通組立
て後、L字状の掛かり部を曲げ加工して二つの枠体が外
れないようにした構成のものであり、組立工程やキート
ップの着脱を行うときなどにリンク部材どうしの外れを
完全に防止することができるという作用を有する。
【0028】請求項13に記載の発明は、請求項1〜1
2のいずれか一つに記載の発明において、リンク部材を
構成する二つの枠体のそれぞれの上端部の対向面内側ま
たは外側に突起部を形成し、この対向面内側または外側
の突起部が回動および摺動可能に弾力性を持ってはさみ
込む外向きまたは内向きの凹部をキートップ下面に設け
た構成としたものであり、リンク部材の枠体のばね性を
利用してリンク部材の上端にキートップを着脱できると
いう作用を有する。
【0029】請求項14に記載の発明は、請求項1〜1
3のいずれか一つに記載の発明において、キートップの
下面に対向スイッチ接点を押圧させる接点押圧部を形成
した構成のものであり、押圧操作時にキートップで直接
スイッチ接点を押圧させることにより、キートップの最
下点でスイッチがONになるため、ON位置が一定でば
らつきが小さいという作用を有すると共に、キートップ
を押した後、その押し力を除く際に、まず対向スイッチ
接点が接点押圧部を押し戻し、その後にリンク部材が弾
性材料の弾性力により元の状態に復帰するので、キート
ップが押し下げられた状態で止まることなく、元の状態
に復帰するという作用も有する。
【0030】請求項15に記載の発明は、請求項1〜1
3のいずれか一つに記載の発明において、リンク部材を
構成する二つの枠体の少なくとも一方に対向スイッチ接
点を押圧する接点押圧部を形成した構成のものであり、
押圧用の部品を追加しないで、キートップの押圧操作に
対応して確実にスイッチ動作をさせることができると共
に、キートップを装着しない状態でスイッチの検査がで
きるという作用を有し、さらに、キートップを押した
後、その押し力を除く際に、まず対応スイッチ接点が接
点押圧部を押し戻すと共に、接点押圧部が弾性材料から
なる場合には、その弾性力によりリンク部材を押し戻
し、その後にリンク部材が弾性材料の弾性力により元の
状態に復帰するので、キートップが押し下げられた状態
で止まることなく、元の状態に復帰する動作を確実に行
わせるという作用も有する。
【0031】請求項16に記載の発明は、請求項15記
載の発明において、接点押圧部を弾性を有する片持ちば
ね形状とした構成のものであり、キートップの押圧操作
に伴い、リンク部材に設けた接点押圧部が対向スイッチ
接点をONさせた後、さらにキートップの押圧動作が可
能、つまり、片持ちばねの撓み寸法を変えることによ
り、キートップの押圧ストロークの中でスイッチのO
N、OFF位置を自由に設定できるという作用を有す
る。
【0032】請求項17に記載の発明は、請求項1〜1
6のいずれか一つに記載の発明において、ベース部材の
下面に設けた突片を対向スイッチ部材を挟んで剛体基板
に備えた取付孔に挿通させて取り付けた構成のものであ
り、ベース部材を直接剛体基板に固定することにより、
取り付け寸法および強度が安定し、キートップの操作に
対応したスイッチ動作を確実に行うことができるという
作用を有する。
【0033】請求項18に記載の発明は、請求項1〜1
7のいずれか一つに記載の押釦スイッチを製造する製造
方法であって、所定のピッチで連続してベース部材が形
成されたフープ状弾性金属薄板の各ベース部材の支持部
に対して、各リンク部材をその下端部を回動可能に係合
することにより載置し、ベース部材の連結ピッチと同ピ
ッチで連続して対向スイッチ部が形成されたフープ状ス
イッチ部材を、フープ状弾性金属薄板の下面に各ベース
部材と各対向スイッチ部の位置を合わせて結合した後、
各リンク部材の上端にキートップを係合載置して、フー
プ状に連結された押釦スイッチを得るようにした押釦ス
イッチの製造方法というものであり、ベース部材の所定
のピッチ、例えば使用機器であるパーソナルコンピュー
タの入力装置等のキートップの配列ピッチで連続してフ
ープ状弾性金属薄板に形成すると共に、ベース部材の所
定のピッチと同ピッチで対向スイッチ部が形成されたフ
ープ状スイッチ部材を、位置を合わせて結合することに
より、フープ状に連結された複数の押釦スイッチを一括
して組み立てることができると共に、自動組立が容易な
押釦スイッチを得ることができるという作用を有する。
【0034】請求項19に記載の発明は、請求項1〜1
7のいずれか一つに記載の押釦スイッチを製造する製造
方法であって、所定のピッチで連続してベース部材が形
成されたフープ状弾性金属薄板の各ベース部材の支持部
に対して、各リンク部材の下端部を回動可能に係合載置
した後、各ベース部材を個別に分断し、ベース部材の連
結ピッチよりも大きい所定のピッチで連続して対向スイ
ッチ部が形成されたフープ状スイッチ部材の各対向スイ
ッチ部上に、上記の個別に分断した各ベース部材を結合
した後、各リンク部材の上端にキートップを係合載置し
てフープ状に連結された押釦スイッチを得るようにした
押釦スイッチの製造方法というものであり、使用機器に
おけるキートップの配列ピッチがベース部材の効率的な
加工時に配列ピッチよりも大きい場合等において、対向
スイッチ部を所定のピッチ、例えば使用機器であるパー
ソナルコンピュータの入力装置等のキートップの配列ピ
ッチで形成されたフープ状スイッチ部材に、個別に分断
した各ベース部材を各対向スイッチ部上に結合すること
により、フープ状に連結された押釦スイッチを一括して
組み立てることができると共に、スイッチ部材と基板を
変更するのみで、あらゆる配列ピッチの押釦スイッチに
対応できるという作用を有する。
【0035】以下、本発明の実施の形態による押釦スイ
ッチについて図1〜図8を用いて説明する。
【0036】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施の形態による押釦スイッチの断面図、図2は同分解斜
視図、図3はベース部材にリンク部材を組込んだ状態を
示す斜視図、図4は同平面図である。
【0037】同図において、11は金属板等の剛性材料
からなる基板、12は導電ペーストを印刷した2枚のフ
ィルムを貼合せて対向スイッチ接点(図示せず)を構成
したスイッチ部材、13はこのスイッチ部材12の上面
に配置された弾性金属薄板からなるベース部材であり、
このベース部材13はスイッチ部材12の対向スイッチ
接点上に開孔部13Aが位置するように配置され、下面
に設けたバーリング加工による突片13Dをスイッチ部
材12の挿通孔12Aを貫通して基板11の取付孔1A
に挿通し、カシメることにより取付保持されている。
【0038】14は図1および図3に示すように、二つ
の弾性金属薄板からなる枠体15,16の略中央部に設
けた組合せ係合部15Cと16Cを側面視X字状で回動
可能に組み合わされてベース部材13の上面に装着され
たリンク部材で、ベース部材13上面の一対の突状の支
持部13B,13Cに、二つの枠体16,15の下端部
16A,15Aが回動可能に支持されている。
【0039】また、ベース部材13の支持部13B,1
3Cおよび二つの枠体16,15の下端部16A,15
Aはそれぞれ水平方向に弾性を有する片持ちばね形状に
形成されており、それぞれの片持ちばねの先端部と相手
側の根元部が相互に係合している。
【0040】さらに、17はキートップで、下面中央部
に設けられた外向きの凹状の係合部17Aを、上記リン
ク部材14を構成する二つの枠体15,16それぞれの
上端部の対向面内側に形成された係合手段となる突起部
15B1,15B2と16B1,16B2により弾力性
を持って挟み込まれ、回動および摺動可能に取付けられ
ている。
【0041】なお、このリンク部材14を構成する二つ
の枠体15,16の少なくとも一方には、対向スイッチ
接点を押圧するための弾性を有する片持ちばね形状の接
点押圧部16Dが形成されている。
【0042】次に、このように構成された本実施の形態
による押釦スイッチの動作について、図5により説明す
る。
【0043】まず、同図に矢印で示すように、指先でキ
ートップ17の上面の一部を押し下げると、リンク部材
14は、組合せ係合部15Cと16Cの当接部を軸とし
て回動し、ベース部材13の支持部13B,13Cとリ
ンク部材14の下端部16A,15Aのそれぞれに形成
された弾性を有する片持ち形状のばね部が撓むと共に、
リンク部材14に構成された接点押圧部16Dがスイッ
チ部材12の対向スイッチ接点を押圧してスイッチON
とし、所定の信号を発生する。
【0044】また、キートップ17を押し下げる際に、
側面視X字状で回動可能に組み合わされた二つの枠体1
5,16の組合せ係合部15C,16Cが、リンク部材
14の各枠体15,16の下端部16A,15Aを回動
可能に支持するベース部材13の二つの支持部13B,
13C間を含む平面とほぼ同じ高さまで降下することに
より、キートップ17を押し下げる際に、キートップ1
7の降下ストロークに対応して変形する弾性材料からな
るリンク部材14またはベース部材13の変形応力の増
大量が、上記平面の位置までほぼゼロになるため、キー
トップ17の押圧操作時にクリック感を生じる。
【0045】この後、キートップ17に加えていた押圧
力を除くと、まずスイッチ部材12の対向スイッチ接点
が接点押圧部16Dを押し戻すと共に、接点押圧部16
Dの弾性力によりリンク部材14を押し戻し、その後に
リンク部材14はベース部材13の支持部13B,13
Cとリンク部材14の下端部16A,15Aに形成され
た片持ち形状のばね部の弾性力により元の図1の状態に
復帰する。
【0046】なお、キートップ17の操作荷重や復帰力
およびスイッチON時の動作ストロークは、リンク部1
4またはベース部材13をステンレス鋼板やリン青銅板
等の弾性金属薄板をプレス加工にて形成する際の材質・
材厚・折曲げ寸法等により自由に設定できるものであ
る。
【0047】また、本実施の形態では、リンク部材14
の二つの枠体16,15の下端部16A,15Aとベー
ス部材13の支持部13B,13Cのそれぞれを弾性を
有する片持ちばね形状としたものについて説明したが、
これは、この構成に限定されるものではなく、下端部1
6A,15Aと支持部13B,13Cの少なくとも一方
を水平方向に弾性を有する形状とすることや、リンク部
材14を支持するベース部材13の二箇所の支持部13
B,13Cの少なくとも一方を片持ちばね形状としたも
の、さらに、ベース部材13に支持されるリンク部材1
4の二つの枠体16,15の少なくとも一方の下端部1
6A,15Aを片持ちばね形状としたものであっても同
様な効果が得られるものであり、また、片持ちばね形状
についても、図6に示すような中央部で支持された二つ
の片持ちばね形状であっても同様な効果が得られるもの
である。
【0048】さらに、本実施の形態において説明したリ
ンク部材14の弾性を有する突起部15B1,15B2
と16B1,16B2により外側からキートップ17の
係合部17Aを挟みつけてキートップ17を取り付ける
手段の他に、図7に示すように、リンク部材18を構成
する二つの枠体19,20それぞれの上端部の対向面外
側に係合手段となる突起部19B1,19B2と20B
1,20B2を形成し、この外向きの突起部19B1,
19B2と20B1,20B2がキートップ21の下面
中央部に設けた内向きの凹状の係合部21A内に弾力性
を持って挟み込まれるものであってもよいことは勿論で
ある。
【0049】また、対向スイッチ接点を押圧する手段と
しては、本実施の形態において説明した弾性を有する片
持ちばね形状の接点押圧部16Dに限定されるものでは
なく、片持ちばね形状以外の弾性を有するものであって
も同様の効果が得られるものである。
【0050】そして、図8に示すように、キートップ2
2の下面にスイッチ部材12の対向スイッチ接点を押圧
する接点押圧部22Bを形成すると共に、リンク部材2
5を構成する二つの枠体23,24の一方に接点押圧部
22Bが挿通する開口部24Eを形成することにより、
キートップ22の押圧操作の最下点で直接対向スイッチ
接点を押圧させることができるものである。
【0051】(実施の形態2)図9は本発明の第2の実
施の形態による押釦スイッチのリンク部材の分解斜視図
であり、同図に示すように、リンク部材28を構成する
二つの枠体26,27の組合せ係合部26C,27Cを
弾性を有する片持ちばね形状とし、それぞれの片持ちば
ねの先端部と相手側の根元部を係合させる構成とするこ
とにより、キートップ17を押し下げる際に、この二つ
の枠体26,27の組合せ係合部26C,27Cも弾性
変形することになり、この部分でもリンク部材28およ
びキートップ17の弾性復帰力を得ることができる。
【0052】なお、リンク部材28を構成する二つの枠
体26,27の組合せ係合部26C,27Cの少なくと
も一方を片持ちばね形状としたものでも、また、図10
に示すような、リンク部材31を構成する二つの枠体2
9,30の組合せ係合部29C,30Cが中央部で支持
された二つの片持ちばね同士の組合せ形状のものでも、
同様のばね特性の安定した弾性復帰力を有する押釦スイ
ッチを実現できるものである。
【0053】(実施の形態3)図11は本発明の第3の
実施の形態による押釦スイッチのベース部材の要部斜視
図、図12は同リンク部材とベース部材の組立て状態の
要部側面図であり、同図に示すように、リンク部材14
を支持するベース部材32の二箇所の支持部32B(3
2A)にリンク部材14の脱落を防止する掛かり部32
Eを設けた構成とすることにより、ベース部材32とリ
ンク部材14を組み合わせた後の組立工程やキートップ
17の着脱を行う時などにベース部材32とリンク部材
14が外れることを防ぐことができるものである。
【0054】(実施の形態4)図13は本発明の第4の
実施の形態による押釦スイッチのリンク部材の要部分解
斜視図、図14は同リンク部材の組立て状態を示す要部
側面断面図であり、同図に示すように、リンク部材35
を構成する二つの枠体33,34の組合せ係合部33
C,34Cの一方の組合せ係合部33C(34C)にL
字状の掛かり部33Eを設け、他方の組合せ係合部34
C(33C)の係合用孔34Fに挿通組立て後、L字状
の掛かり部33Eを曲げ加工して二つの枠体33,34
が外れないようにしたものであり、組立工程やキートッ
プ17の着脱を行うときなどにリンク部材35の外れを
完全に防止することができるものである。
【0055】(実施の形態5)図15は本発明の第5の
実施の形態による押釦スイッチの製造方法を示す斜視図
である。
【0056】まず、図15(a)に示すように、所定の
ピッチp1、例えばパーソナルコンピュータの入力装置
等のキートップの配列ピッチで連続してベース部材36
が形成されたフープ状弾性金属薄板37の各ベース部材
36の支持部36B,36Cに対して、図15(b)に
示すように、各リンク部材14の二つの枠体16,15
の下端部16A,15Aを回動可能に係合させることに
より載置し、図15(c)に示すように、各ベース部材
36の連続ピッチp1と同ピッチで連続して対向スイッ
チ部38A(図示せず)が形成されたフープ状スイッチ
部材38と各ベース部材36を保持する取付孔(図示せ
ず)が形成された基板39を、フープ状弾性金属薄板3
7の下面に各ベース部材36と各対向スイッチ部38A
および基板39の位置を合わせて結合した後、図15
(d)に示すように、各リンク部材14の二つの枠体1
5,16の上端部に形成された突起部15B1,15B
2,16B1,16B2にキートップ17を係合載置
し、組み立てられる。
【0057】これにより、フープ状に連結された複数の
押釦スイッチを一括して組み立てることができると共
に、自動組立が容易にできるものである。
【0058】なお、本実施の形態による押釦スイッチの
製造方法は、上記内容に限定されるものではなく、例え
ばベース部材の加工時の配列ピッチを効率的にするため
に、図16に示すような押釦スイッチの製造方法も可能
であり、同様な効果が得られる。
【0059】まず、図16(a)に示すように、所定の
ピッチp2、例えばベース部材40を構成するために必
要な最小ピッチで連続してベース部材40が形成された
フープ状弾性金属薄板41の各ベース部材40の支持部
40B,40Cに対して、図16(b)に示すように、
各リンク部材14の二つの枠体16,15の下端部16
A,15Aを回動可能に係合載置した後、図16(c)
に示すように、各ベース部材40を個別に分断し、図1
6(d)に示すように、ベース部材40の連結ピッチp
2よりも大きい所定のピッチp3、例えばパーソナルコ
ンピュータの入力装置等のキートップの配列ピッチで連
続して対向スイッチ部42Aが形成されたフープ状スイ
ッチ部材42と各ベース部材40を保持する取付孔(図
示せず)が形成された基板43を、各対向スイッチ部4
2A上に、上記の個別に分断したリンク部材14が係合
載置された各ベース部材40および基板43の位置を合
わせて結合した後、図16(e)に示すように、各リン
ク部材14の二つの枠体15,16の上端部に形成され
た突起部15B1,15B2,16B1,16B2にキ
ートップ17を係合載置して組み立てられる。
【0060】これにより、フープ状に連結された複数の
押釦スイッチを一括して組み立てることができると共
に、スイッチ部材と基板の配列ピッチを変更するだけ
で、あらゆる配列ピッチの押釦スイッチに対応すること
ができるものである。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、一組の枠
体を側面視X字状で回動可能に組み合わせたリンク部材
およびこれを支持するベース部材の少なくとも一方を弾
性材料で形成してキートップと対向スイッチ接点の間に
配設し、その弾性力により復元性を有する押釦スイッチ
を構成することにより、樹脂製の構成部品が少なく、安
価で薄形の押釦スイッチを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による押釦スイッチ
の断面図
【図2】同分解斜視図
【図3】同ベース部材にリンク部材を組込んだ状態を示
す斜視図
【図4】同平面図
【図5】同キートップを押し下げた状態を示す断面図
【図6】同リンク部材またはベース部材に用いられる片
持ちばね形状の他の例を示す要部分解斜視図
【図7】キートップ取付け構造の他の例を示す一部断面
分解斜視図
【図8】対向スイッチ接点を押圧する他の例を示す一部
断面分解斜視図
【図9】本発明の第2の実施の形態による押釦スイッチ
のリンク部材の要部分解斜視図
【図10】リンク部材の片持ちばね形状の他の例を示す
要部分解斜視図
【図11】本発明の第3の実施の形態による押釦スイッ
チのベース部材の要部斜視図
【図12】同リンク部材とベース部材の組立状態を示す
要部側面図
【図13】本発明の第4の実施の形態による押釦スイッ
チのリンク部材の要部分解斜視図
【図14】(a)同リンク部材を組み合わせた状態を示
す要部側面断面図 (b)同リンク部材の掛かり部を曲げた状態を示す要部
側面断面図
【図15】(a)本発明の第5の実施の形態による押釦
スイッチの製造方法により、ベース部材が形成されたフ
ープ状弾性金属薄板を示す斜視図 (b)同ベース部材にリンク部材が係合された状態を示
す斜視図 (c)同ベース部材とフープ状スイッチ部材と基板が係
合された状態を示す斜視図 (d)同リンク部材にキートップが係合載置された状態
を示す斜視図
【図16】(a)同押釦スイッチの製造方法の他の例に
より、ベース部材が形成されたフープ状弾性金属薄板を
示す斜視図 (b)同ベース部材にリンク部材が係合された状態を示
す斜視図 (c)同ベース部材が個別に分断された状態を示す斜視
図 (d)同分断されたベース部材とフープ状スイッチ部材
と基板が結合された状態を示す斜視図 (e)同リンク部材にキートップが係合載置された状態
を示す斜視図
【図17】従来の押釦スイッチの平面図
【図18】同断面図
【図19】同リンク部材の組立状態を示す斜視図
【図20】同操作状態を示す断面図
【符号の説明】
11 基板 11A 取付孔 12 スイッチ部材 12A 挿通孔 13,32,36,40 ベース部材 13A 開口部 13B,13C,32B,36B,36C,40B,4
0C 支持部 13D 突片 14,18,25,28,31,35 リンク部材 15,16,19,20,23,24,26,27,2
9,30,33,34枠体 15A,16A 下端部 15B1,15B2,16B1,16B2,19B1,
19B2,20B1,20B2 突起部 15C,16C,26C,27C,29C,30C,3
3C,34C 組合せ係合部 16D 接点押圧部 17,21,22 キートップ 17A,21A 係合部 22B 接点押圧部 24E 開口部 32E,33E 掛かり部 34F 係合用孔 37,41 フープ状弾性金属薄板 38,42 フープ状スイッチ部材 38A,42A 対向スイッチ部 39,43 基板

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面に係合部を備えたキートップと、上
    端にキートップの係合部との係合手段をそれぞれ備えた
    一対の枠体が側面視X字状で回動可能に組み合わされた
    リンク部材と、リンク部材の各枠体の下端部を回動可能
    に支持するベース部材と、ベース部材の下面に配され下
    方に押されることにより動作する対向スイッチ部材から
    なり、リンク部材またはベース部材の少なくとも一方が
    弾性材料で形成され、キートップを押し下げる際に弾性
    材料が撓むと共にリンク部材またはキートップの一部が
    スイッチ部材のスイッチ接点間を押して短絡させ、押し
    力を除くと弾性材料の弾性力により元の状態に復帰する
    ようにした押釦スイッチ。
  2. 【請求項2】 キートップを押し下げる際に、側面視X
    字状で回動可能に組み合わされた二つの枠体の組合せ係
    合部が、リンク部材の各枠体の下端部を回動可能に支持
    するベース部材の二つの支持部間を含む平面とほぼ同じ
    高さまで降下するようにした請求項1記載の押釦スイッ
    チ。
  3. 【請求項3】 リンク部材またはベース部材の少なくと
    も一方を弾性金属薄板で形成した請求項1または2記載
    の押釦スイッチ。
  4. 【請求項4】 リンク部材を支持するベース部材の二箇
    所の支持部近傍の少なくとも一方、またはベース部材に
    支持されるリンク部材の二つの枠体の少なくとも一方の
    下端部近傍が水平方向に弾性を有するものである請求項
    1〜3のいずれか一つに記載の押釦スイッチ。
  5. 【請求項5】 リンク部材を支持するベース部材の二箇
    所の支持部の少なくとも一方を片持ちばね形状とした請
    求項4記載の押釦スイッチ。
  6. 【請求項6】 ベース部材に支持されるリンク部材の二
    つの枠体の少なくとも一方の下端部を片持ちばね形状と
    した請求項4または5記載の押釦スイッチ。
  7. 【請求項7】 リンク部材の二つの枠体の下端部とベー
    ス部材の二つの支持部の二箇所の係合部の少なくとも一
    方の係合部をリンク部材側、ベース部材側共に片持ちば
    ね形状とし、それぞれの片持ちばねの先端部と相手側の
    根元部を係合させるようにした請求項5または6記載の
    押釦スイッチ。
  8. 【請求項8】 リンク部材を構成する二つの枠体の組合
    せ係合部近傍が弾性を有するものである請求項1〜7の
    いずれか一つに記載の押釦スイッチ。
  9. 【請求項9】 リンク部材を構成する二つの枠体の組合
    せ係合部の少なくとも一方を片持ちばね形状とした請求
    項8記載の押釦スイッチ。
  10. 【請求項10】 リンク部材を構成する二つの枠体の組
    合せ係合部を共に片持ちばね形状とし、それぞれの片持
    ちばねの先端部と相手側の根元部を係合させるようにし
    た請求項9記載の押釦スイッチ。
  11. 【請求項11】 リンク部材を支持するベース部材の二
    箇所の支持部の受け部にリンク部材の脱落を防止する掛
    かり部を設けた請求項1〜10のいずれか一つに記載の
    押釦スイッチ。
  12. 【請求項12】 リンク部材を構成する二つの枠体の組
    合せ係合部の一方の枠体にL字状の掛かり部を設け、他
    方の枠体の係合用孔に挿通組立て後、L字状の掛かり部
    を曲げ加工して二つの枠体が外れないようにした請求項
    1〜11のいずれか一つに記載の押釦スイッチ。
  13. 【請求項13】 リンク部材を構成する二つの枠体のそ
    れぞれの上端部の対向面内側または外側に突起部を形成
    し、この対向面内側または外側の突起部が回動および摺
    動可能に弾力性を持ってはさみ込む外向きまたは内向き
    の凹部をキートップ下面に設けた請求項1〜12のいず
    れか一つに記載の押釦スイッチ。
  14. 【請求項14】 キートップの下面に対向スイッチ接点
    を押圧させる接点押圧部を形成した請求項1〜13のい
    ずれか一つに記載の押釦スイッチ。
  15. 【請求項15】 リンク部材を構成する二つの枠体の少
    なくとも一方に対向スイッチ接点を押圧する接点押圧部
    を形成した請求項1〜13のいずれか一つに記載の押釦
    スイッチ。
  16. 【請求項16】 接点押圧部を弾性を有する片持ちばね
    形状とした請求項15記載の押釦スイッチ。
  17. 【請求項17】 ベース部材の下面に設けた突片を対向
    スイッチ部材を挟んで剛体基板に備えた取付孔に挿通さ
    せて取付けた請求項1〜16のいずれか一つに記載の押
    釦スイッチ。
  18. 【請求項18】 所定のピッチで連続してベース部材が
    形成されたフープ状弾性金属薄板の各ベース部材の支持
    部に対して、各リンク部材をその下端部を回動可能に係
    合することにより載置し、ベース部材の連結ピッチと同
    ピッチで連続して対向スイッチ部が形成されたフープ状
    スイッチ部材を、フープ状弾性金属薄板の下面に各ベー
    ス部材と各対向スイッチ部の位置を合わせて結合した
    後、各リンク部材の上端にキートップを係合載置して、
    フープ状に連結された押釦スイッチを得るようにした請
    求項1〜17のいずれか一つに記載の押釦スイッチの製
    造方法。
  19. 【請求項19】 所定のピッチで連続してベース部材が
    形成されたフープ状弾性金属薄板の各ベース部材の支持
    部に対して、各リンク部材の下端部を回動可能に係合載
    置した後、各ベース部材を個別に分断し、ベース部材の
    連結ピッチよりも大きい所定のピッチで連続して対向ス
    イッチ部が形成されたフープ状スイッチ部材の各対向ス
    イッチ部上に、上記の個別に分断した各ベース部材を結
    合した後、各リンク部材の上端にキートップを係合載置
    してフープ状に連結された押釦スイッチを得るようにし
    た請求項1〜17のいずれか一つに記載の押釦スイッチ
    の製造方法。
JP13949897A 1997-05-29 1997-05-29 押釦スイッチおよびその製造方法 Expired - Fee Related JP3456111B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13949897A JP3456111B2 (ja) 1997-05-29 1997-05-29 押釦スイッチおよびその製造方法
US09/073,832 US5901837A (en) 1997-05-29 1998-05-06 Push button switch and manufacturing method of the same
DE69817269T DE69817269T2 (de) 1997-05-29 1998-05-08 Tastschalter und Verfahren zur Herstellung der Taste
EP98108453A EP0887818B1 (en) 1997-05-29 1998-05-08 Push Button switch and manufacturing method of the same
TW087107460A TW403925B (en) 1997-05-29 1998-05-14 Push button switch and manufacturing method of the same
CN98109628A CN1107328C (zh) 1997-05-29 1998-05-28 按钮开关及其制造方法
KR1019980019620A KR100329095B1 (ko) 1997-05-29 1998-05-29 푸시버튼스위치및그의제조방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13949897A JP3456111B2 (ja) 1997-05-29 1997-05-29 押釦スイッチおよびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10334760A true JPH10334760A (ja) 1998-12-18
JP3456111B2 JP3456111B2 (ja) 2003-10-14

Family

ID=15246683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13949897A Expired - Fee Related JP3456111B2 (ja) 1997-05-29 1997-05-29 押釦スイッチおよびその製造方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5901837A (ja)
EP (1) EP0887818B1 (ja)
JP (1) JP3456111B2 (ja)
KR (1) KR100329095B1 (ja)
CN (1) CN1107328C (ja)
DE (1) DE69817269T2 (ja)
TW (1) TW403925B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6501038B2 (en) 1999-12-07 2002-12-31 Fujitsu Takamisawa Component Limited Key switch and keyboard
JP2008293923A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Oki Electric Ind Co Ltd キースイッチ構造
JP2015079676A (ja) * 2013-10-17 2015-04-23 富士通コンポーネント株式会社 キースイッチ装置

Families Citing this family (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW418412B (en) * 1998-01-19 2001-01-11 Hosiden Corp Keyboard switch
TW411026U (en) * 1998-12-31 2000-11-01 Hon Hai Prec Ind Co Ltd Button-type switch structure
JP2000311543A (ja) * 1999-04-26 2000-11-07 Alps Electric Co Ltd キースイッチ装置
JP3689843B2 (ja) * 1999-08-27 2005-08-31 ミネベア株式会社 キースイッチ
JP3760739B2 (ja) 2000-09-05 2006-03-29 ブラザー工業株式会社 キースイッチ装置、キースイッチ装置を備えたキーボード及びキーボードを備えた電子機器
US6781077B2 (en) 2000-12-14 2004-08-24 Think Outside, Inc. Keyswitch and actuator structure
JP2002251937A (ja) * 2001-02-26 2002-09-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 照光式キーボードスイッチ
CN100437861C (zh) * 2005-08-26 2008-11-26 达方电子股份有限公司 按键结构、按键支撑结构及其制作方法
US8870144B2 (en) * 2007-05-04 2014-10-28 GM Global Technology Operations LLC Active material adaptive object holders
KR100921070B1 (ko) * 2007-11-16 2009-10-08 현대자동차주식회사 푸시 버튼 스위치
CN101483112B (zh) * 2008-01-09 2012-05-30 达方电子股份有限公司 组装治具以及组装方法
JP2009200542A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Panasonic Corp リモコン送信機
TWI364689B (en) * 2008-06-02 2012-05-21 Darfon Electronics Corp Key structure
CN102405631B (zh) 2009-02-20 2015-02-18 思杰系统有限公司 用于中间设备压缩通过远程显示协议传递的数据的系统和方法
CN101834593A (zh) * 2009-03-10 2010-09-15 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 按键结构
US8053697B2 (en) * 2009-03-25 2011-11-08 Changshu Sunrex Technology Co., Ltd. Keyboard, linkage assembly set, and method of assembling a keyboard
JP5304480B2 (ja) * 2009-06-26 2013-10-02 沖電気工業株式会社 キースイッチ構造
CN102403145B (zh) * 2010-09-10 2015-02-04 富泰华工业(深圳)有限公司 按键结构及具有该按键结构的电子装置
CN102403146B (zh) * 2010-09-10 2014-03-26 富泰华工业(深圳)有限公司 按键结构及具有该按键结构的电子装置
CN102403147B (zh) * 2010-09-10 2014-03-26 富泰华工业(深圳)有限公司 按键结构及具有该按键结构的电子装置
CN102403148B (zh) * 2010-09-10 2014-03-26 富泰华工业(深圳)有限公司 按键结构及具有该按键结构的电子装置
CN102891021A (zh) * 2011-07-22 2013-01-23 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 电子装置
CN103681051B (zh) * 2013-11-21 2016-01-27 苏州达方电子有限公司 薄型化按键及键盘
USD739858S1 (en) * 2014-02-07 2015-09-29 Other World Computing, Inc. Computer keyboard linkage
TWI493584B (zh) * 2014-06-25 2015-07-21 Excel Cell Elect Co Ltd Push the push switch with shrapnel
JP6632795B2 (ja) * 2014-09-26 2020-01-22 富士通コンポーネント株式会社 キースイッチ装置及びキーボード
TWM533261U (en) * 2016-07-22 2016-12-01 Chicony Electronics Co Ltd Keyswitch device and keyboard
TWI598916B (zh) * 2016-12-14 2017-09-11 致伸科技股份有限公司 鍵盤
TWI623954B (zh) * 2017-01-06 2018-05-11 致伸科技股份有限公司 鍵盤
WO2018139077A1 (ja) * 2017-01-24 2018-08-02 アルプス電気株式会社 プッシュスイッチ
TWI623955B (zh) * 2017-02-17 2018-05-11 致伸科技股份有限公司 鍵盤
CN109036923B (zh) 2017-06-12 2020-05-19 光宝电子(广州)有限公司 键盘、按键模块、升降触发模块及升降触发模块的制造方法
TWI644338B (zh) * 2017-06-12 2018-12-11 光寶電子(廣州)有限公司 鍵盤、按鍵模組、升降觸發模組及升降觸發模組的製造方法
TWI669733B (zh) * 2018-07-27 2019-08-21 致伸科技股份有限公司 鍵盤
TWI667677B (zh) * 2018-08-20 2019-08-01 群光電子股份有限公司 鍵盤
CN109065393A (zh) * 2018-08-31 2018-12-21 苏州达方电子有限公司 按键
TWI696094B (zh) * 2019-06-19 2020-06-11 群光電子股份有限公司 鍵盤裝置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4118859A (en) * 1976-12-01 1978-10-10 Amp Incorporated Packaging and assembly of sheet metal parts
US4314113A (en) * 1980-01-21 1982-02-02 Burroughs Corporation Keyswitch having contacts mounted on cantilever beams
JP2529264B2 (ja) * 1987-06-04 1996-08-28 三菱電機株式会社 ト―ションバ―による操作機構
US5215187A (en) * 1992-01-31 1993-06-01 Acer Incorporated Keyboard membrane keyswitch assembly
JP2577359Y2 (ja) * 1992-06-09 1998-07-23 ブラザー工業株式会社 キースイッチ装置
TW367513B (en) * 1992-06-11 1999-08-21 Alps Electric Co Ltd Key switch
JP3540377B2 (ja) * 1994-08-03 2004-07-07 ミネベア株式会社 押ボタンスイッチ
JP3201175B2 (ja) * 1994-10-20 2001-08-20 ブラザー工業株式会社 キースイッチ
JP2779604B2 (ja) * 1994-12-19 1998-07-23 エスエムケイ株式会社 キースイッチ
TW281743B (en) * 1995-08-11 1996-07-21 Fujitoru Takamisawa Parts Co Ltd Keyswitch having a reduced height and a keyboard using such a keyswitch
US5625532A (en) * 1995-10-10 1997-04-29 Compaq Computer Corporation Reduced height keyboard structure for a notebook computer
US5763842A (en) * 1996-11-19 1998-06-09 Chicony Electronics Co., Ltd. Key switch arrangement for notebook computers

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6501038B2 (en) 1999-12-07 2002-12-31 Fujitsu Takamisawa Component Limited Key switch and keyboard
JP2008293923A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Oki Electric Ind Co Ltd キースイッチ構造
JP2015079676A (ja) * 2013-10-17 2015-04-23 富士通コンポーネント株式会社 キースイッチ装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE69817269T2 (de) 2004-06-09
CN1201244A (zh) 1998-12-09
KR19980087475A (ko) 1998-12-05
EP0887818A2 (en) 1998-12-30
EP0887818A3 (en) 1999-05-19
EP0887818B1 (en) 2003-08-20
US5901837A (en) 1999-05-11
CN1107328C (zh) 2003-04-30
DE69817269D1 (de) 2003-09-25
JP3456111B2 (ja) 2003-10-14
TW403925B (en) 2000-09-01
KR100329095B1 (ko) 2002-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10334760A (ja) 押釦スイッチおよびその製造方法
US7429707B2 (en) Push switch
JP3749371B2 (ja) 押ボタンスイッチ
JP2003338231A (ja) プッシュオンスイッチ
US8399789B2 (en) Keyboard
JP3359891B2 (ja) スイッチ付きタブレット入力装置
USRE50000E1 (en) Keyswitch structure
US20010011999A1 (en) Key switch device, keyboard with the key switch device, and electronic apparatus with the keyboard
US7402765B2 (en) Flat key and the frame supporting thereof
JP2000348562A (ja) キースイッチ装置
US6777634B2 (en) Key-switch device corresponding to miniaturized notebook-size personal computer with reduced-thickness
JP4058892B2 (ja) プッシュスイッチ
US4709128A (en) Easily positionable keyboard
KR200229591Y1 (ko) 다방향 택트스위치
JP2004356050A (ja) キースイッチ装置
JP3467484B2 (ja) 押釦スイッチ
JP2012146484A (ja) プッシュスイッチ
JP4507959B2 (ja) プッシュスイッチ
JP4081091B2 (ja) 押ボタンスイッチの製造方法
JP3126412B2 (ja) キーボードの組立方法
JP2002222620A (ja) 押釦スイッチ及びその製造方法
JPH11134966A (ja) 押しボタンスイッチ
JPH051129U (ja) 押釦スイツチ
KR20040089409A (ko) 키 스위칭 장치 및 이를 구비하는 휴대용 전자장비
JP2021190316A (ja) 入力デバイス

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070801

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080801

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080801

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090801

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees