JPH10333511A - 画像除去促進液、該画像除去促進液を用いた被記録材の再生方法及び再生装置 - Google Patents

画像除去促進液、該画像除去促進液を用いた被記録材の再生方法及び再生装置

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JPH10333511A
JPH10333511A JP15766797A JP15766797A JPH10333511A JP H10333511 A JPH10333511 A JP H10333511A JP 15766797 A JP15766797 A JP 15766797A JP 15766797 A JP15766797 A JP 15766797A JP H10333511 A JPH10333511 A JP H10333511A
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liquid
removal accelerating
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JP15766797A
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Yumi Ichikawa
由美 市川
Tadashi Saito
忠司 斉藤
Kiyoshi Tanigawa
清 谷川
Kunihiro Yanagisawa
匡浩 柳澤
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被記録材上に形成された画像を、被記録材を
損傷することなく除去することができ、秘密保持が可能
で再利用に適した画像除去促進液及びこれを用いた被記
録材の再生方法及び被記録材の再生装置及び再生された
被記録材の提供。 【解決手段】 界面活性剤を少なくとも一種、α位に親
水基が置換されたカルボン酸化合物および/またはα位
に親水基が置換されたアルコール化合物を少なくとも一
種、ならびに水を少なくとも含有することを特徴とす
る、画像が形成される側の表面近傍が液体で膨潤する層
で構成され、かつ該層に熱可塑性または熱溶融性の画像
形成物質が皮膜状に固着している被記録材の画像除去促
進液。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、少なくとも画像が形成される側
の表面近傍が液体で膨潤する層で構成される被記録材
に、熱可塑性または熱溶融性を示す皮膜状の画像形成物
質を電子写真方式の複写機、プリンター、熱転写プリン
ター、またはホットメルトインクジェットにより固着し
画像形成した被記録材を再利用が可能な状態にする画像
除去促進液及びこれを用いた被記録材の再生方法及び再
生装置に関する。
【0002】
【従来技術】最近のOA化により、プリンター用紙や複
写用紙が大量に使用されるようになってきた。そのため
に、森林の伐採による地球環境の悪化の問題まで引き起
こすようになってしまった。従来、この問題に対して
は、一度使用した用紙のインキ等を取り除き(脱墨)、
漬して再びすいて、再生古紙として利用するしか方法が
なかった。しかしながら岩崎ら〔紙パルプ技術タイム
ス、33、6(1990)〕が指摘するようにOA古紙
では印刷方式が通常の印刷と異なるため脱墨や漂白がさ
れにくく、従来の再生技術だけでは難しい。そこでトナ
ーの脱墨が研究されているが〔Tappi Journ
al、March、102(1986)等〕システムが
大がかりでコストが高くなる等の問題があった。しかし
最近、一度使用した紙の上の文字画像をクリーニングに
より取り去り、複写あるいはプリンテイングに再利用す
ることができる紙が開発されている。例えば特開平4−
67043号公報にシート状支持体の表面、特に片面の
みに離型処理してなり、かつ、該離型処理した被記録材
に印を付け、普通紙と区別したものが開示されている。
しかしながら、これは特殊紙で定着性に難がある等の問
題があり一般の複写用紙として使用するには問題があ
る。また、特開平1−101577号公報には被記録材
上のトナーを、これを溶解する有機溶媒中で超音波処理
することにより画像を除去することが開示されている
が、有機溶剤による公害や引火および毒性に問題があ
り、一般のオフィスや家庭で使用するには問題がある。
【0003】そこで本出願人は先に、特開平7−133
83号において、少なくとも一部がセルロース繊維を主
成分とした紙質層で構成された被記録材を用い、この被
記録材に水を含有する液体を含浸させ、紙質層とインキ
との接着力を弱めた状態で、被記録材と剥離部材とを圧
接せしめ紙質層から熱可撓性のインキを剥離する方法を
提案した。この方法は普通に用いられている複写用紙や
プリンター用紙を再生できる点や安全性などの点で優れ
た方法である。また、被記録材の損傷を抑えることを目
的として、特開平7−301940号において、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩を含有させ
た画像除去促進液が、また、画像除去促進液の少量化を
目的として特開平8−030013号において、アルキ
ルスルホコハク酸塩を含有させた画像除去促進液が、ま
た、画像除去性の向上を目的として特開平8−9528
3号において、アセチレングリコールを含有させた画像
除去促進液が提案されているが、どの画像除去促進液に
ついても画像除去が不十分であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、被記
録材上に形成された画像を、被記録材を損傷することな
く除去することができ、秘密保持が可能で再利用に適し
た画像除去促進液及びこれを用いた被記録材の再生方法
及び被記録材の再生装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、前記課
題を解決するために、界面活性剤を少なくとも一種、α
位に親水基が置換されたカルボン酸化合物および/また
はα位に親水基が置換されたアルコール化合物を少なく
とも一種、ならびに水を少なくとも含有することを特徴
とする画像が形成される側の表面近傍が液体で膨潤する
層で構成され、かつ該層に熱可塑性または熱溶融性の画
像形成物質が皮膜状に固着している被記録材の画像除去
促進液を提供することにある。本発明の前記画像除去促
進液において、α位に親水基が置換されたカルボン酸化
合物としては、下記一般式(I)で表される化合物が一
例として挙げられる。
【0006】
【化3】 〔一般式(I)において、Xは水酸基、アミノ基を表
し、R1は水素原子、炭素数が1〜3のアルキル基、R2
は炭素数が2〜8のアルキル基を表す。〕 本発明の画像除去促進液において、α位に親水基が置換
されたアルコール化合物としては、下記一般式(II)お
よび/または一般式(III)で表される化合物が一例と
して挙げられる。
【0007】
【化4】 〔一般式(II)において、R3は水素原子、炭素数が1
〜3のアルキル基、R4は炭素数が2〜10のアルキル
基を表す。一般式(III)において、nは6〜8の整数
であり、2つの水酸基はそれぞれ1位と2位に置換して
いる。〕
【0008】本発明の画像除去促進液としては、前記一
般式(I)で表されるカルボン酸化合物あるいは前記一
般式(II)および/または一般式(III)で表されるア
ルコール化合物のみを含有させても良いが、前記カルボ
ン酸化合物の少なくとも1種および前記アルコール化合
物の少なくとも1種を併用し、界面活性剤および水を含
有させても良い。
【0009】本発明の第2は、少なくとも画像が形成さ
れる側の表面近傍が液体で膨潤する層で構成され、かつ
該層に熱可塑性または熱溶融性の画像形成物質が皮膜状
に固着している被記録材に、画像除去促進液を付与せし
めた後に、被記録材と剥離部材を接着した後、被記録材
と剥離部材とを分離して被記録材上の画像形成物質を剥
離部材に転写せしめて画像形成物質を該被記録材から除
去することによって被記録材を再生する方法において、
前記画像除去促進液を用いることを特徴とした被記録材
の再生方法にある。
【0010】本発明の第3は、少なくとも画像が形成さ
れる側の表面近傍が液体で膨潤する層で構成され、かつ
該層に熱可塑性または熱溶融性の画像形成物質が皮膜状
に固着している被記録材に、前記画像除去促進液を付与
する手段、該画像除去促進液が付与された被記録材の画
像が形成された面に剥離部材を密着させる手段、密着し
た被記録材と剥離部材とを加熱、加圧し被記録材上の画
像形成物質を剥離部材に接着する手段、被記録材と剥離
部材とを分離して被記録材上の画像形成物質を剥離部材
に転写せしめて画像形成物質を該被記録材から除去する
手段を有する被記録材の再生装置にある。
【0011】本発明で使用する、α位に親水基が置換さ
れたカルボン酸化合物およびα位に親水基が置換された
アルコール化合物の親水基としては、水酸基、アミノ
基、カルボキシル基、スルホン酸基及びその塩等が挙げ
られる。カルボン酸化合物又はアルコール化合物のα位
に親水基が置換されているということは、2個以上の親
水基が分子内に偏って存在しているということであり、
化合物が親水性の部分と疎水性の部分とに分かれ、界面
活性剤的な作用を持つと考えられる。これらの化合物を
画像除去促進液中に添加することにより、画像除去特性
が向上し、画像除去促進液の付与量を少量化することが
できるため、再生後の被記録材に残留する画像除去促進
液成分が少なくなり、画像の定着性に悪影響を及ぼすこ
となく被記録材を再利用することができる。特に前記一
般式(I)、(II)および(III)で表される化合物
は、親水基部分と疎水基部分の偏りが大きいため界面活
性剤的な作用が大きく、画像除去特性が更に向上され
る。従って画像除去促進液の付与量を更に少量化するこ
とができる。
【0012】本発明の画像除去促進液に含有させる一般
式(I)で表される化合物の具体例としては、式中のX
が水酸基の例としては、2−ヒドロキシ酪酸、2−ヒド
ロキシ−2−メチルブタン酸、2−ヒドロキシ−3−メ
チルブタン酸、2−ヒドロキシぺンタン酸、2−ヒドロ
キシヘキサン酸、ロイシン酸、2−エチル−2−ヒドロ
キシブタン酸、2−ヒドロキシ−2,3−ジメチルブタ
ン酸、2−ヒドロキシ−3,3−ジメチルブタン酸、2
−ヒドロキシへプタン酸、2−ヒドロキシオクタン酸、
2−ヒドロキシ−2,4,4−トリメチルぺンタン酸、
2−ヒドロキシノナン酸、2−ヒドロキシデカン酸、式
中のXがアミノ基の例としては、2−アミノ酪酸、ノル
バリン、バリン、2−アミノ−2−メチルブタン酸、ノ
ルロイシン、ロイシン、イソロイシン、tert−ロイ
シン、2−アミノ−2−メチルぺンタン酸、2−アミノ
へプタン酸、2−アミノ−4−メチルへキサン酸、2−
アミノ−3,4−ジメチルぺンタン酸、2−アミノオク
タン酸、2−アミノノナン酸、2−アミノデカン酸等が
挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0013】本発明の画像除去促進液に含有させる一般
式(II)で表される化合物の具体例としては、1,2−
ブタンジオール、2−メチル−1,2−プロパンジオー
ル、1,2−ぺンタンジオール、2−メチル−1,2−
ブタンジオール、1,2−へキサンジオール、2−メチ
ル−1,2−ぺンタンジオール、4−メチル−1,2−
ぺンタンジオール、3,3−ジメチル−1,2−ブタン
ジオール、1,2−へプタンジオール、1,2−オクタ
ンジオール、1,2−ノナンジオール、1,2−デカン
ジオール、1,2−ドデカンジオール等が挙げられ、一
般式(III)で表される化合物の具体例としては、1,
2−シクロへキサンジオール、1,2−シクロオクタン
ジオール等が挙げられるが、これらに限定されるもので
はない。
【0014】本発明の画像除去促進液中の一般式(I)
で表される化合物あるいは一般式(II)および/または
一般式(III)で表される化合物の含有量は、1〜50
wt%が好ましく、5〜40wt%であると更に好まし
い。又、一般式(I)で表される化合物と一般式(II)
および/または一般式(III)で表される化合物とを混
合して用いる場合も、これらの化合物の合計量が1〜5
0wt%であることが好ましく、5〜40wt%である
と更に好ましい。この範囲であれば、画像除去特性を向
上させる効果を有する。
【0015】本発明の画像除去促進液に含有される界面
活性剤は、画像除去促進液を速やかに被記録材に浸透さ
せる作用を有し、又、被記録材と画像形成物質との接着
界面に浸透し、被記録材の皮膜状画像と被記録材との接
着力を弱める効果を有する。本発明の画像除去促進液に
含有させる界面活性剤としては、アニオン性界面活性
剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン
性界面活性剤等が挙げられる。
【0016】アニオン性界面活性剤の具体例としては、
石鹸、N−アシルアミノ酸塩、アルキルエーテル酢酸
塩、アシル化ぺプチド等のカルボン酸塩、アルキルスル
ホン酸塩、アルキルべンゼンスルホン酸塩、アルキルナ
フタレンスルホン酸塩、スルホ琥珀酸塩、アルキルスル
ホ琥珀酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、N−アシル
スルホン酸塩等のスルホン酸塩、硫酸化油、アルキル硫
酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、アルキルエーテ
ル硫酸塩、アルキルアミド硫酸塩等の硫酸エステル塩、
アルキルリン酸塩、アルキルエーテルリン酸塩、アルキ
ルアリールリン酸塩等のリン酸エステル塩、フルオロア
ルキルカルボン酸塩、フルオロアルキルスルホン酸塩、
フルオロアルキルリン酸エステル、カルボン酸変性ポリ
ジメチルシロキサン、スルホン酸変性ポリジメチルシロ
キサン等を挙げることができる。
【0017】カチオン性界面活性剤の具体例としては、
脂肪族アミン塩、アルキル第4級アンモニウム塩、フル
オロアルキルトリメチルアンモニウム塩、芳香族アミン
塩、芳香族第4級アンモニウム塩、複素環第4級アンモ
ニム塩等が挙げられる。
【0018】両性界面活性剤の具体例としては、カルボ
キシべタイン、スルホべタイン等のべタイン型、アミノ
カルボン酸塩、イミダゾリン等が挙げられる。
【0019】非イオン性界面活性剤の具体例としては、
脂肪族アルコールのエチレンオキサイド付加物、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル系やポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレンアルキルエーテル系、アルキルア
ミンオキサイド類が挙げられる。
【0020】上記界面活性剤の中でも、特にアルキルス
ルホ琥珀酸塩が画像除去特性に優れている。アルキルス
ルホ琥珀酸塩を含有する画像除去特性が優れている理由
としては、一つは被記録材及び画像形成物質への濡れ性
が高く、被記録材と画像形成物質との界面に画像除去促
進液が浸透するためと推測され、他の一つは被記録材よ
り除去された画像形成物質が、剥離部材と被記録材との
接触により再び被記録材に接着する現象があるが、アル
キルスルホ琥珀酸塩はこれを防止する性質が大きい為で
あると推測される。アルキルスルホ琥珀酸塩の具体例と
しては、イソデシルスルホ琥珀酸ジナトリウム、スルホ
琥珀酸ジナトリウムエトキシ化アルコール半エステル等
のスルホ琥珀酸モノエステル塩、ジイソブチルスルホ琥
珀酸ナトリウム、ジへキシルスルホ琥珀酸ナトリウム、
ジへキシルスルホ琥珀酸リチウム、ジシクロへキシルス
ルホ琥珀酸リチウム、ジオクチルスルホ琥珀酸ナトリウ
ム、ビストリデシルスルホコハク酸ナトリウム等のスル
ホ琥珀酸ジエステル塩、等が挙げられるが、これに限定
されるものでは無い。
【0021】本発明の画像除去促進液中の界面活性剤の
含有量は、好ましくは1〜60wt%、より好ましくは
10〜40wt%の範囲であると画像形成物質を満足に
除去することができる。画像除去促進液中には、被記録
材表面の損傷を抑える目的で、画像形成物質を可塑化す
る化合物を添加することができる。画像形成物質を可塑
化する化合物を添加することによって、前記作用の他、
画像剥離手段として加熱加圧および加熱接触を利用する
場合は、画像除去時の温度を低くすることができるので
消費電力の低減が可能であり、したがってランニングコ
ストの削減が可能となる。
【0022】画像形成物質を可塑化する化合物で安全性
も高いものとして、2−メトキシエタノール、2−エト
キシエタノール、2−(メトキシメトキシ)エタノー
ル、2−イソプロポキシエタノール、2−ブトキシエタ
ノール、2−イソぺンチルオキシエタノール、2−フェ
ノキシエタノール、2−べンジルオキシエタノール等の
セロソルブ類およびフルフリルアルコール、テトラヒド
ロフルフリルアルコール、ジエチレングリコールモノメ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等のカル
ビトール類、またそれらの誘導体類として2−メトキシ
エチルアセテート、2−エトキシエチルアセテート、2
−ブトキシエチルアセテート、ジエチレングリコールモ
ノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモ
ノブチルエーテルアセテート等がある。さらにトリエチ
レングリコールモノメチルエーテル、テトラエチレング
リコール、1−メトキシ−2−プロパノール、1−エト
キシ−2−プロパノール、ジプロピレングリコールモノ
メチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエ
ーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル
およびポリオキシエチレン−オキシプロピレン誘導体
類、2−ピロリジノン、N−メチル−2−ピロリジノ
ン、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、
ν−ブチロラクトン、1,3−ジメチルイミダゾリジノ
ン、モルホリン、ν−バレロラクトンが好ましい。また
界面活性剤にも可塑剤として作用するものが存在する。
具体的には、脂肪族アルコールのエチレンオキサイド付
加物、ポリオキシエチレンアルキルエーテル系やポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル
系、アルキルアミンオキサイド類が挙げられる。
【0023】画像除去促進液には界面活性剤とともに剥
離特性および再生状態を改良する目的で水溶性高分子を
添加することができる。画像除去促進液中に添加できる
水溶性高分子としては天然系では、アラビアガム、トラ
ガンガム、グーアガム、カラヤガム、ローカストビーン
ガム、アラビノガラクトン、ぺクチン、クインスシード
デンプン等の植物性高分子、アルギン酸、カラギーナ
ン、寒天、ふのり等の海藻系高分子、ゼラチン、カゼイ
ン、アルブミン、コラーゲン等の動物系高分子、キサン
テンガム、デキストラン等の微生物系高分子、半合成系
では、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、
カルボキシメチルセルロース等の繊維素系高分子、可溶
性デンプン、カルボキシ等の海藻系高分子、純合成系で
は、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポ
リビニルメチルエーテル等のビニル系高分子、非架橋ポ
リアクリルアミド、ポリアクリル酸及びそのアルカリ金
属塩、水溶性スチレンアクリル樹脂等のアクリル系樹
脂、水溶性スチレンマレイン酸樹脂、水溶性ビニルナフ
タレンアクリル樹脂、水溶性ビニルナフタレンマレイン
酸樹脂、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコー
ル、β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のアル
カリ金属塩、四級アンモニウムやアミノ基等のカチオン
性官能基の塩を側鎖に有する高分子化合物、セラック等
の天然高分子化合物等が挙げられる。
【0024】その他の画像除去促進液に添加されるもの
としては、pH調製剤として、調合される画像除去促進
液に悪影響をおよぼさないものであれば、任意の物質を
使用することができる。その例として、ジエタノールア
ミン、トリエタノールアミン等のアミン、水酸化リチウ
ム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金
属元素の水酸化物、水酸化アンモニウム、第4級アンモ
ニウム水酸化物、第4級ホスホニウム水酸化物、炭酸リ
チウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金
属の炭酸塩等が挙げられる。
【0025】また、画像除去促進液の保存性を高める目
的で、防腐剤を添加することができる。添加する防腐剤
は食品添加物として定められているものが安全性の面で
好ましく、具体的には、安息香酸ナトリウム、ソルビン
酸、ソルビン酸カリウム、P−オキシ安息香酸イソブチ
ル、P−オキシ安息香酸イソプロピル、p−オキシ安息
香酸エチル、p−オキシ安息香酸ブチル、p−オキシ安
息香酸プロピル、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸ナトリウ
ム、プロピオン酸カルシウム、プロピオン酸ナトリウ
ム、ジフェニル、o―フェニルフェノール、o−フェニ
ルフェノールナトリウム、チアべンダゾール、イマザリ
ル等が挙げられる。
【0026】剥離助剤として添加されるキレート試薬と
しては、例えば、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム、
ニトリロ三酢酸ナトリウム、ヒドロキシエチルエチレン
ジアミン三酢酸ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢
酸ナトリウム、ウラミル二酢酸ナトリウム等がある。防
錆剤としては、例えば、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリ
ウム、チオジグリコール酸アンモン、ジイソプロピルア
ンモニウムニトライト、四硝酸ぺンタエリスリトール、
ジシクロへキシルアンモニウムニトライト等がある。ま
た再生後の被記録材の白色度を向上する目的で漂白剤を
添加することができる。具体的には酸化漂白剤として過
酸化水素、過酸化ナトリウム、過炭酸ナトリウム、次亜
塩素酸ナトリウム等が挙げられる。蛍光染料、青み付け
染料、酵素等を添加することもできる。本発明の画像除
去促進液は、画像除去促進液が同一被記録材に対して複
数回に分けて付与される場合、必ずしも各回で付与され
る液体の全てに水が含まれている必要は無いが、複数回
の付与の中で少なくとも1回は水を含む液体が被記録材
に付与される。
【0027】なお、画像除去促進液の付与によって、被
記録材の表面近傍に蓄積残留する画像除去促進液の成分
により、再生された被記録材が導電性を帯び、電子写真
法によって被記録材に静電潜像を形成することが困難な
場合、再生された被記録材に画像を形成した際に画像の
定着性に悪影響を及ぼす場合等には、画像形成物質が除
去された被記録材の後処理として、被記録材を水または
水溶液等で処理することにより、蓄積残留した画像除去
促進液成分を除去することが望ましい。水溶液として
は、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のア
ルコール類、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル等のグリコール類などを20wt%以下含有する水溶
液を用いることができる。また、これらの水溶液には、
前述した防腐剤を添加しても良い。この後処理における
水または水溶液の付与量としては、好ましくは0.05
〜0.2g/A4が好ましく、0.08〜0.1g/A
4であると更に好ましい。この範囲であれば、被記録材
に伸び、シワ、波打ち、カール等を発生させることな
く、蓄積残留した画像除去促進液の成分を除去すること
ができる。
【0028】被記録材を水または水溶液で処理するに
は、例えば、水または水溶液などを含浸させたスポン
ジ、布、フェルトなどを画像除去促進液の成分が残留し
ている面に接触させて回転・移動させ、水または水溶液
などを被記録材に付与し、残留成分を溶解させて除去す
る方法や、ゴム、金属、プラスチックなどの塗布ローラ
を用いて水または水溶液などを被記録材に付与し、残留
成分を溶解させて除去する方法などが挙げられる。更
に、画像形成物質の除去された被記録材を加熱すること
により、被記録材表面の残留成分を溶融させ、残留成分
を被記録材の内部に浸透させることによっても被記録材
表面から除去することもできる。
【0029】以下に本発明に関わる被記録材の再生方法
および装置に関する構成、動作についてさらに詳細に説
明する。本再生方法により再生される被記録材として
は、少なくとも画像が形成される側の表面近傍に水を含
む画像除去促進液により膨潤する層、たとえばセルロー
ス繊維等の多糖天然高分子を主成分とする紙層で構成さ
れたものであり、主に複写あるいはプリンティング用紙
が挙げられるが、これらに限定されるものでなくシート
状の部材にセルロース繊維等の紙層をもうけた画像形成
が行える被記録材であれば全てが紙層でなくてもよい。
【0030】本再生方法で除去できる画像の形成方法と
しては、乾式トナーや湿式トナーを用いた電子写真法、
熱溶融性インク・シートを用いた熱転写法、ホットメル
ト・インクを用いるインクジェット法またはオフセット
版、凹版、凸版、孔版を用いる印刷法が挙げられる。い
ずれの形成方法も、被記録材上に熱可塑性または熱溶融
性画像形成物質からなる皮膜状画像を形成する。ここで
皮膜状とは必ずしも、画像全体が一つの膜を形成してい
る必要はなく、単に画像形成物質が被記録材内部に浸透
していないことや、染料を含有する水性インクで印字し
た場合のように画像形成物質がほとんど分子レべルで被
記録材に吸着されている状態でないことを意味する。
【0031】熱可塑性または熱溶融性皮膜状画像形成物
質として、具体的にはポリスチレン、ポリアクリル酸ア
ルキル、ポリメタクリル酸アルキル、スチレン−アクリ
ルニトリル共重合体、スチレン−アクリル共重合体、ス
チレン−ブタジエン共重合体、ポリアミド、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、アルキド樹脂、エポキシ樹脂、ポ
リ酢酸ビニル、エチレン酢酸ビニル共重合体(EV
A)、不飽和ポリエステル、ポリ塩化ビニル、シリコー
ン樹脂等の少なくとも1種を含有するものが挙げられ
る。
【0032】また画像形成物質に含まれる色材としては
無機及び有機顔料、例えばカーボンブラック、キナクリ
ドン誘導体、フタロシアニン誘導体、べンチジンイエロ
ー等が挙げられるが、油溶性染料も用いられる。さら
に、画像形成方法により各種添加剤が含有される電子写
真方式では、荷電制御剤、熱転写インクではビヒクルと
して各種ワックス及び粘着剤としてロジン(アビエチン
酸)誘導体が加えられる。
【0033】画像剥離手段に用いられる剥離部材は、被
記録材上の画像形成物質と接着せしめて被記録材から転
写・剥離するための部材であり、剥離部材を構成する材
料としては、画像形成物質とある程度以上の接着性や耐
熱性を示すことが必要である。剥離部材の材料として使
用できるものの例としては、イソプレンゴム、ネオプレ
ンゴム、クロロプレンゴム、シリコンゴム、ブタジエン
ゴム、フッ素ゴム等の合成ゴム、天然のゴム、ビスフェ
ノール・エピクロルヒドリン縮合物などのエポキシ樹
脂、アルキド樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂、ブチル
尿素ホルムアルデヒド樹脂、ブチル化メラミンホルムア
ルデヒド樹脂、べンゾグアナミンホルムアルデヒド樹脂
などのアミノ樹脂、テルぺンフェノール樹脂、フェノー
ルエーテル樹脂、フェノール樹脂などのフェノール系熱
硬化樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化
ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−テトラフロロエチレン共重合体、ポリフッ化
ビニリデン、ビニル共重合体ポリビニルブチラール、ポ
リビニルホルマール、ポリプロピレン、ポリエチレンな
どのビニル系共重合体、ポリブチルアクリレート、ポリ
メタクリル酸、ポリメチルメタクリレートなどのアクリ
ル樹脂、ポリイミド、6,6−ナイロン、6−ナイロン
などのポリアミド、ポリカーボネート、ポリエーテルス
ルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレンナフタレート、芳香族ポリ
エステルなどのポリエステル、ポリフェニレンサルファ
イド、ポリパラバラン酸、ポリエーテルニトリル、アラ
ミド、などの熱可塑性あるいは熱硬化性の合成樹脂、ニ
ッケル、鉄、アルミニウムなどの金属及びその酸化物、
Ni鋼、ステンレス鋼、Fe−Ni合金、Co−Al合
金、モネル、インコネル、ジュラルミン等の金属合金、
等を挙げることができる。
【0034】上述の有機高分子化合物は単独で用いても
よく、酸化チタン粒子、シリカ粒子、カーボン粒子など
の添料を含有させることもできる。セラミックス材料等
がその例として挙げられる。これらの材料は単独でも使
用が可能であるが、耐久性向上及び剥離特性等の特性を
向上するために積層したり、アロイ化したり、グラスラ
ファイバー、ウイスカー、カーボン、シリカ、酸化チタ
ン等のほかの添加剤を加えるなどにより複合して用いる
こともできる。最適な剥離部材材料は、剥離しようとす
る画像形成物質の種類、画像形成物質除去プロセス条件
等により選定されるべきであるが、剥離部材を繰り返し
使用することが再生コストを下げるなど種々の点で有利
であり、その場合には、比較的高い耐熱性や表面の安定
性が要求される。画像の除去特性及び耐久性から好まし
い剥離部材の例としては、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンナフタレート、ポリエーテルエーテル
ケトン、ポリフェニレンサルファイド、ポリパラバラン
酸、ポリエーテルニトリル、アラミド、ポリイミド、ポ
リエーテルイミド、ステンレスチール、ニッケル、アル
マイトが挙げられる。
【0035】剥離部材は、シート状、ブロック状、ドラ
ムあるいはローラ状のいずれの形状に形成されたものを
用いても本発明は実施可能である。他のシート状支持体
上に転写層を設けた画像剥離体の例としては、セロハン
テープ、クラフト紙テープ、ポリ塩化ビニールテープ、
アセテートテープ、フィラメントテープ等のテープ状支
持体上に接着剤層、例えばゴム系、アクリル系等の感圧
接着剤層を設けた接着テープが挙げられる。前記画像転
写層が形成される支持体は、その表面がポーラスな、あ
るいは凹凸を有する材料で形成されるか、あるいは該支
持体表面を凹凸加工、マット加工したものが好ましい。
また、シート、べルト、テープ等の転写体は、ロール状
に巻き、ロール状物より巻出して使用することもでき
る。
【0036】画像形成物質として電子写真トナーを用い
る場合、電子写真トナーの構成材料としては、結着樹
脂、着色剤、荷電制御剤、離型剤等が挙げられるが、必
要に応じて流動化剤、クリーニング剤、充填剤等が添加
される。結着樹脂としては、ポリスチレン、ポリクロロ
エチレン、ポリビニルトルエン、などのスチレン及びそ
の置換体の単独重合体、スチレン−p−クロロスチレン
共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−
ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタリン
共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチ
レン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル
酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重
合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレ
ン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリ
ル酸ブチル共重合体、スチレン−α−クロルメタクリル
酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合
体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレ
ン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチレン−ビニル
メチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合
体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−アクリ
ロニトリル−インデン共重合体、スチレン−マレイン酸
共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体、等
のスチレン系共重合体、ポリメチルメタクリレート、ポ
リブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビ
ニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、
ポリビニルブチラール、ロジン、変性ロジン、テルぺン
樹脂、フェノール樹脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹
脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィン
ワックス等が挙げられ、これらは、単独或いは2種以上
混合して使用される。
【0037】着色剤としては、黒色トナー用には、―般
的にカーボンブラックが使用されており、カラートナー
用には、アゾ系有機顔料、黄土のような無機顔料、油溶
性染料、キサンテン顔料、チオインジゴ顔料、キナクリ
ドン誘導体、トリフェニルメタン顔料、フタロシアニン
顔料、べンジジンイエロー等が挙げられる。トナーに望
ましい摩擦帯電特性や経時安定性、環境安定性を付与す
るため、荷電制御剤が使用される。
【0038】離型剤としては、低分子量のポリエチレ
ン、ポリプロピレン等の合成ワックス類の他、キャンデ
リラワックス、カルナウバワックス、ライスワックス、
木ろう、ホホバ油、等の植物系ワックス類、ミツロウ、
ラノリン、鯨ろう等の動物系ワックス類、モンタンワッ
クス、オゾケライト等の鉱物系ワックス類、硬化ヒマシ
油、ヒドロキシステアリン酸、脂肪酸アミド、フェノー
ル脂肪酸エステル等の油脂系ワックス類等が挙げられ
る。前記のような画像除去促進液を含浸させた画像支持
体と画像転写体を加圧、加熱あるいは加圧加熱接触させ
ることにより画像を被記録材より剥離する。
【0039】本発明を具現化する再生装置を図1に示
す。例示した装置は、1、2、3、4、5、6の各ユニ
ットからなり、電子写真複写機等で画像を形成された紙
(転写紙)等の再生装置である。給紙ユニット1は、底
板101上に集積された転写紙10を最上部のものから
給紙ローラ102で給紙し、図示しない分離機構で重送
紙を分離して一枚の転写紙10のみを、タイミング調整
およびスキュー補正のためのレジストローラ対104で
送り出すものである。画像除去促進液付与ユニット2
は、画像除去促進液容器201、液容器201中の液残
量検出手段および液容器201への液自動補給手段20
2、液汲み上げローラ207、液塗布ローラ208、押
さえローラ209よりなり、液容器201中から汲み上
げローラ207によって汲み上げられた画像除去促進液
20は上のローラからの加圧により絞られ、少量の画像
促進液を転写紙10に塗布することが可能である。また
この塗布ローラ単位を2つ組み合わせたものや、非接触
型液付与手段と組み合わせることにより、2段階の塗布
が可能となる。また目的に応じて段数を任意に設定する
ことができる。このユニット2において、給紙ユニット
1から給送された転写紙10は、再生処理に必要な画像
除去促進液を付与され、次の画像除去ユニット3ヘと搬
送される。
【0040】画像形成物質剥離ユニット3は、それぞれ
画像形成物質Tの軟化手段としての加熱ランプ301を
内蔵する剥離ローラ302を複数組み合わせ、その外周
に剥離部材からなる2本のべルト303をはいまわした
構成を採用している。べルト303の間に転写紙10が
導入されると、搬送経路が波打つために、剥離ベルト3
03と転写紙10との間にせん断力が生じる。この力に
より転写紙10の表面を損傷させずに画像形成物質を除
去することが可能となる。上記剥離ローラ302が内蔵
する加熱ランプ301は、転写紙10表面に密着して転
写紙に固着している画像形成物質を加熱して軟化させ、
これにより、画像形成物質を転写紙10の繊維から剥が
れやすくするものである。この加熱は圧接部において転
写紙10上の画像形成物質が溶融しない程度に行うこと
が望ましい。画像形成物質が溶融してしまうと転写紙1
0上の画像形成物質を、紙側と剥離べルト303側とに
分断することなく、剥離べルト側へ転写させるのが困難
になるためである。また加熱しすぎると画像除去ユニッ
トを通過中に転写紙10が乾燥しすぎて、転写紙10が
画像形成物質を介して剥離べルトに貼り付いてしまい、
分離できなくなる恐れがある。したがって、加熱部通過
後の転写紙10に多少の湿り気が残っていて上記画像形
成物質の再付着を防止できる程度に加熱することが望ま
しい。
【0041】クリーニング装置は、剥離べルト303の
表面上の画像形成物質Tを除去するスパイラルローラ3
04の使用をあらわしている。下部には、掻き落とした
画像形成物質Tを収容する画像形成物質受け(画像形成
物質容器)305を備えている。後処理液付与ユニット
4は、後処理液容器401、液容器401中の液残量検
出手段および液容器401への液自動補給手段402、
液汲み上げローラ407、液塗布ローラ408、押さえ
ローラ409よりなり、液容器401中から汲み上げロ
ーラ407によって汲み上げられた後処理液40は上の
ローラからの加圧により絞られ、少量の後処理液を転写
紙10に塗布することが可能である。またこの塗布ロー
ラ単位を2つ組み合わせたものや、非接触型液付与手段
と組み合わせることにより、2段階の塗布が可能とな
る。また目的に応じて段数を任意に設定することができ
る。このユニット4において、画像除去ユニット3から
給送された転写紙10は、必要な後処理液を付与され、
次の乾燥ユニット5へと搬送される。
【0042】乾燥ユニット5は、転写紙10を乾燥させ
るものであり、加熱ランプ501内蔵の例えばアルミか
らなる乾燥ドラム502と通気性が良く表面平滑性の高
い仕上げべルト503により構成されている。このよう
な乾燥機構に代え、または加え、ローラ対の部材を用い
たり、熱風ファンや赤外線ランプなどを用いたりしても
よい。紙受けユニット6は、この乾燥ユニット5から排
出された転写紙を受けるための排紙トレー601を備え
ている。また、この画像除去装置には、図示を省略した
が、給紙台に転写紙10があるか否かを検出する検出手
段、給紙ユニット1による転写紙10の重送検出手段、
転写紙10の装置内ジャム検出手段、各加熱ランプの点
灯制御手段と、画像形成物質受け容器305内満杯検知
手段などが設けられている。
【0043】
【実施例】以下に本発明の実施例を示す。
【0044】 実施例1 下記処方の組成物を撹拌溶解し、画像除去促進液a及び後処理液bを作製した 。 画像除去促進液a ビストリデシルスルホコハク酸ナトリウム(界面活性剤) 20wt% 2−ヒドロキシ−n−オクタン酸〔一般式(I)の化合物〕 12wt% 安息香酸ナトリウム(防腐剤) 0.1wt% 水 残量 後処理液b プロピレングリコール 15wt% 安息香酸ナトリウム(防腐剤) 0.1wt% 水 残量 リコー製PPC複写機IMAGIO320FP1にてリ
コータイプ6200紙上に画像を形成し、これを図1に
示される再生装置にて、画像除去促進液aを0.37g
(A4紙)付与し、画像を除去した後に、後処理液bを
0.1g/A4両面付与し、再生処理を行ったところ、
画像形成物質は完全に除去された。また前記の複写機に
て再使用したところ、再生前の紙に画像形成した場合と
同等の画像が得られた。また、前記の複写機と再生装置
にて、画像形成と再生処理とを5回繰り返したところ、
再生前の紙に画像形成した場合と同等の画像が得られ
た。
【0045】 実施例2 下記処方の組成物を撹拌溶解し、画像除去促進液c及び後処理液dを作製した 。 画像除去促進液c ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム(界面活性剤) 25wt% ロイシン酸〔一般式(I)の化合物〕 15wt% 安息香酸ナトリウム(防腐剤) 0.1wt% 水 残量 後処理液d 2−メチル−2,4−ペンタンジオール 15wt% 安息香酸ナトリウム(防腐剤) 0.1wt% 水 残量 リコー製PPC複写機Spirio7000にてリコー
タイプ6200紙上に画像を形成し、実施例1において
使用した画像除去促進液aの代わりに、画像除去促進液
cを0.29g(A4紙)付与し、後処理液bの代わり
に後処理液dを付与した他は、実施例1と同様にして再
生処理を行ったところ、画像形成物質は完全に除去され
た。また前記の複写機にて再使用したところ、再生前の
紙に画像形成した場合と同等の画像が得られた。また、
前記の複写機と再生装置にて、画像形成と再生処理とを
5回繰り返したところ、再生前の紙に画像形成した場合
と同等の画像が得られた。
【0046】 実施例3 下記処方の組成物を撹拌溶解し、画像除去促進液eを作製した。 画像除去促進液e ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム(界面活性剤) 25wt% 2−エチル−2−ヒドロキシブタン酸〔一般式(I)の化合物〕 5wt% 2−ヒドロキシヘキサン酸〔一般式(I)の化合物〕 5wt% 安息香酸ナトリウム(防腐剤) 0.1wt% 水 残量 実施例1において使用した画像除去促進液aの代わり
に、画像除去促進液eを0.36g(A4紙)付与した
他は、実施例1と同様にして画像形成及び再生処理を行
ったところ、画像形成物質は完全に除去された。また前
記の複写機にて再使用したところ、再生前の紙に画像形
成した場合と同等の画像が得られた。また、前記の複写
機と再生装置にて、画像形成と再生処理とを5回繰り返
したところ、再生前の紙に画像形成した場合と同等の画
像が得られた。
【0047】 実施例4 下記処方の組成物を撹拌溶解し、画像除去促進液fを作製した。 画像除去促進液f ジヘキシルスルホコハク酸ナトリウム(界面活性剤) 20wt% ロイシン酸〔一般式(I)の化合物〕 10wt% バリン〔一般式(I)の化合物〕 5wt% 安息香酸ナトリウム(防腐剤) 0.1wt% 水 残量 実施例2において使用した画像除去促進液cの代わり
に、画像除去促進液fを0.39g(A4紙)付与した
他は、実施例2と同様にして画像形成及び再生処理を行
ったところ、画像形成物質は完全に除去された。また前
記の複写機にて再使用したところ、再生前の紙に画像形
成した場合と同等の画像が得られた。また、前記の複写
機と再生装置にて、画像形成と再生処理とを5回繰り返
したところ、再生前の紙に画像形成した場合と同等の画
像が得られた。
【0048】 実施例5 下記処方の組成物を撹拌溶解し、画像除去促進液gを作製した。 画像除去促進液g ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム(界面活性剤) 15wt% ビストリデシルスルホコハク酸ナトリウム(界面活性剤) 6wt% 1,2−ヘキサンジオール〔一般式(II)の化合物〕 12wt% 安息香酸ナトリウム(防腐剤) 0.1wt% 水 残量 実施例1において使用した画像除去促進液aの代わり
に、画像除去促進液gを0.32g(A4紙)付与した
他は、実施例1と同様にして画像形成及び再生処理を行
ったところ、画像形成物質は完全に除去された。また前
記の複写機にて再使用したところ、再生前の紙に画像形
成した場合と同等の画像が得られた。また、前記の複写
機と再生装置にて、画像形成と再生処理とを5回繰り返
したところ、再生前の紙に画像形成した場合と同等の画
像が得られた。
【0049】 実施例6 下記処方の組成物を撹拌溶解し、画像除去促進液hを作製した。 画像除去促進液h ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム(界面活性剤) 15wt% 2−ヒドロキシオクタン酸〔一般式(I)の化合物〕 5wt% 1,2−オクタンジオール〔一般式(II)の化合物〕 10wt% 安息香酸ナトリウム(防腐剤) 0.1wt% 水 残量 実施例2において使用した画像除去促進液cの代わり
に、画像除去促進液hを0.36g(A4紙)付与した
他は、実施例2と同様にして画像形成及び再生処理を行
ったところ、画像形成物質は完全に除去された。また前
記の複写機にて再使用したところ、再生前の紙に画像形
成した場合と同等の画像が得られた。また、前記の複写
機と再生装置にて、画像形成と再生処理とを5回繰り返
したところ、再生前の紙に画像形成した場合と同等の画
像が得られた。
【0050】 実施例7 下記処方の組成物を撹拌溶解し、画像除去促進液iを作製した。 画像除去促進液i ジシクロヘキシルスルホコハク酸ナトリウム(界面活性剤) 10wt% イソデシルスルホコハク酸ジナトリウム(界面活性剤) 10wt% ロイシン〔一般式(I)の化合物〕 7wt% 1,2−シクロへキサンジオール〔一般式(III)の化合物〕 8wt% 安息香酸ナトリウム(防腐剤) 0.1wt% 水 残量 実施例1において使用した画像除去促進液aの代わり
に、画像除去促進液iを0.38g(A4紙)付与した
他は、実施例1と同様にして画像形成及び再生処理を行
ったところ、画像形成物質は完全に除去された。また前
記の複写機にて再使用したところ、再生前の紙に画像形
成した場合と同等の画像が得られた。また、前記の複写
機と再生装置にて、画像形成と再生処理とを5回繰り返
したところ、再生前の紙に画像形成した場合と同等の画
像が得られた。
【0051】 実施例8 下記処方の組成物を撹拌溶解し、画像除去促進液jを作製した。 画像除去促進液j ポリオキシエチレントリデシルエーテルカルボン酸ナトリウム(界面活性剤) 20wt% 2−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸〔一般式(I)の化合物〕15wt% ジエチレングリコール 5wt% 安息香酸ナトリウム(防腐剤) 0.1wt% 水 残量 実施例1において使用した画像除去促進液aの代わり
に、画像除去促進液jを0.48g(A4紙)付与した
他は、実施例1と同様にして画像を形成及び再生処理を
行ったところ、画像形成物質は完全に除去された。また
前記の複写機にて再使用したところ、再生前の紙に画像
形成した場合と同等の画像が得られた。また、前記の複
写機と再生装置にて、画像形成と再生処理とを5回繰り
返したところ、再生前の紙に画像形成した場合と同等の
画像が得られた。
【0052】 実施例9 下記処方の組成物を撹拌溶解し、画像除去促進液kを作製した。 画像除去促進液k パーフルオロアルキルカルボン酸ナトリウム(界面活性剤) 15wt% ポリオキシエチレン(7)2級アルキルエーテル(界面活性剤) 8wt% ノルバリン〔一般式(I)の化合物〕 5wt% 1,2−ぺンタンジオール〔一般式(II)の化合物〕 10wt% 安息香酸ナトリウム(防腐剤) 0.1wt% 水 残量 実施例2において使用した画像除去促進液cの代わり
に、画像除去促進液kを0.41g(A4紙)付与した
他は、実施例2と同様にして画像形成及び再生処理を行
ったところ、画像形成物質は完全に除去された。また前
記の複写機にて再使用したところ、再生前の紙に画像形
成した場合と同等の画像が得られた。また、前記の複写
機と再生装置にて、画像形成と再生処理とを5回繰り返
したところ、再生前の紙に画像形成した場合と同等の画
像が得られた。
【0053】比較例1 実施例1で使用した画像除去促進液aの2−ヒドロキシ
−n−オクタン酸を、ヒドロキシピバリン酸に代えた液
を0.38g(A4紙)付与した他は、実施例1と同様
にして画像を形成し、再生処理を行ったところ、再生後
の紙にはトナーが完全には除去されずに残っていた。
【0054】比較例2 後処理を行わなかった他は、実施例1と同様にして画像
を形成し、再生処理を行ったところ、トナーは完全に除
去されたが、前記の複写機と再生装置にて、画像形成と
再生処理とを2回繰り返したところ、再生後の紙の定着
性が悪く、再生前の紙と同等の画像が得られなかった。
【0055】比較例3 実施例2で使用した画像除去促進液cのロイシン酸を、
10−ヒドロキシデカン酸に代えた液を0.32g(A
4紙)付与した他は、実施例2と同様にして画像を形成
し、再生処理を行ったところ、再生後の紙にはトナーが
完全には除去されずに残っていた。
【0056】比較例4 後処理を行わなかった他は、実施例2と同様にして画像
を形成し、再生処理を行ったところ、トナーは完全に除
去されたが、前記の複写機にて再使用したところ、再生
後の紙の定着性が悪く、再生前の紙と同等の画像が得ら
れなかった。
【0057】比較例5 実施例3で使用した画像除去促進液eの2−エチル−2
−ヒドロキシブタン酸をマロン酸に代え、2−ヒドロキ
シへキサン酸を6−ヒドロキシへキサン酸に代えた液を
0.37g(A4紙)付与した他は、実施例3と同様に
して画像を形成し、再生処理を行ったところ、再生後の
紙にはトナーが完全には除去されずに残っていた。
【0058】比較例6 実施例5で使用した画像除去促進液gの1,2−へキサ
ンジオールをエチレングリコールに代えた液を0.31
g(A4紙)付与した他は、実施例5と同様にして画像
を形成し、再生処理を行ったところ、再生後の紙にはト
ナーが完全には除去されずに残っていた。
【0059】比較例7 実施例6で使用した画像除去促進液hの2−ヒドロキシ
オクタン酸と1,2−オクタンジオールを、1,5−ぺ
ンタンジオールに代えた液を0.39g(A4紙)付与
した他は、実施例6と同様にして画像を形成し、再生処
理を行ったところ、再生後の紙にはトナーが完全には除
去されずに残っていた。
【0060】比較例8 実施例8で使用した画像除去促進液jの2−ヒドロキシ
−3−メチルブタン酸を添加しない液を0.51g(A
4紙)付与した他は、実施例8と同様にして画像を形成
し、再生処理を行ったところ、トナーはほとんど除去さ
れなかった。
【0061】
【効果】
1.請求項1〜3 画像除去促進液中にα位に親水基が置換されたカルボン
酸化合物および/またはα位に親水基が置換されたアル
コール化合物を含有することによって、これらの化合物
の界面活性剤的な作用によって画像除去特性が向上され
る為、画像の痕跡が無く、秘密保持が可能で再利用に適
する被記録材が得られる。 2.請求項4 画像除去促進液中の界面活性剤がアルキルスルホコハク
酸塩であることによって、画像除去特性が大きく向上
し、かつ、α位に親水基が置換されたカルボン酸化合物
および/またはα位に親水基が置換されたアルコール化
合物を含有することによって更に画像除去特性が向上す
るため、少量の画像除去促進液でも画像の痕跡が無く、
秘密保持が可能で再利用に適する被記録材が得られる。 3.請求項5 表面の損傷が無い被記録材の再生が可能であり、かつ画
像の痕跡が無く、秘密保持が可能で再利用に適する被記
録材の再生方法が提供される。 4.請求項6 表面の損傷が無い被記録材の再生が可能であり、かつ画
像の痕跡が無く、秘密保持が可能で再利用に適する被記
録材の再生装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被記録材再生装置の1例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 給紙ユニット 101 底板 102 給紙ローラ 104 レジストローラ対 2 画像除去促進液付与ユニット 201 画像除去促進液容器 202 液残量検出手段および液溶液への液自動補給手
段 207 液汲み上げローラ 208 液塗布ローラ 209 押さえローラ 3 画像形成物質剥離ユニット 301 加熱ランプ 302 剥離ローラ 303 剥離ベルト 304 スパイラルローラ 305 画像形成物質受け(画像形成物質容器) 4 後処理溶液付与ユニット 401 後処理液容器 402 液残量検出手段および液容器への液自動補給手
段 407 液汲み上げローラ 408 液塗布ローラ 409 押さえローラ 5 乾燥ユニット 501 加熱ランプ 502 乾燥ドラム 503 仕上げベルト 6 紙受けユニット 601 排紙トレー 10 転写紙 20 画像除去促進液 40 後処理液
フロントページの続き (72)発明者 柳澤 匡浩 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 界面活性剤を少なくとも一種、α位に親
    水基が置換されたカルボン酸化合物および/またはα位
    に親水基が置換されたアルコール化合物を少なくとも一
    種、ならびに水を少なくとも含有することを特徴とす
    る、画像が形成される側の表面近傍が液体で膨潤する層
    で構成され、かつ該層に熱可塑性または熱溶融性の画像
    形成物質が皮膜状に固着している被記録材の画像除去促
    進液。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像除去促進液におい
    て、α位に親水基が置換されたカルボン酸化合物が、下
    記一般式(I)で表される化合物であることを特徴とす
    る画像除去促進液。 【化1】 〔一般式(I)において、Xは水酸基、アミノ基を表
    し、R1は水素原子、炭素数が1〜3のアルキル基、R2
    は炭素数が2〜8のアルキル基を表す。〕
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像除去促進液におい
    て、α位に親水基が置換されたアルコール化合物が、下
    記一般式(II)および/または一般式(III)で表され
    る化合物であることを特徴とする画像除去促進液。 【化2】 〔一般式(II)において、R3は水素原子、炭素数が1
    〜3のアルキル基、 R4は炭素数が2〜10のアルキル基を表す。一般式(I
    II)において、 nは6〜8の整数であり、2つの水酸基はそれぞれ1位
    と2位に置換している。〕
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の画像除去促
    進液において、界面活性剤がアルキルスルホコハク酸化
    合物であることを特徴とする画像除去促進液。
  5. 【請求項5】 少なくとも画像が形成される側の表面近
    傍が液体で膨潤する層で構成され、かつ該層に熱可塑性
    または熱溶融性の画像形成物質が皮膜状に固着している
    被記録材に、画像除去促進液を付与せしめた後に、被記
    録材と剥離部材を接着した後、被記録材と剥離部材とを
    分離して被記録材上の画像形成物質を剥離部材に転写せ
    しめて画像形成物質を該被記録材から除去することによ
    って被記録材を再生する方法において、請求項1、2、
    3または4記載の画像除去促進液を用いることを特徴と
    した被記録材の再生方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも画像が形成される側の表面近
    傍が液体で膨潤する層で構成され、かつ該層に熱可塑性
    または熱溶融性の画像形成物質が皮膜状に固着している
    被記録材に、請求項1、2、3または4記載の画像除去
    促進液を付与する手段、該画像除去促進液が付与された
    被記録材の画像が形成された面に剥離部材を密着させる
    手段、密着した被記録材と剥離部材とを加熱、加圧し被
    記録材上の画像形成物質を剥離部材に接着する手段、被
    記録材と剥離部材とを分離して被記録材上の画像形成物
    質を剥離部材に転写せしめて画像形成物質を該被記録材
    から除去する手段を有する被記録材の再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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