JPH10332748A - 全波ピーク検出器 - Google Patents

全波ピーク検出器

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JPH10332748A
JPH10332748A JP9156085A JP15608597A JPH10332748A JP H10332748 A JPH10332748 A JP H10332748A JP 9156085 A JP9156085 A JP 9156085A JP 15608597 A JP15608597 A JP 15608597A JP H10332748 A JPH10332748 A JP H10332748A
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JP
Japan
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voltage
input terminal
operational amplifier
capacitor
peak
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9156085A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Takeuchi
俊也 竹内
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New Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
New Japan Radio Co Ltd
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Publication date
Application filed by New Japan Radio Co Ltd filed Critical New Japan Radio Co Ltd
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Publication of JPH10332748A publication Critical patent/JPH10332748A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイオードを使用することなく全波ピーク検
出を行う。 【解決手段】 正側信号のピーク検出を従来のピーク検
出器と同様な構成で実現し、負側のピーク検出は、ピー
ク検出電圧を反転(基準バイアス電圧を中心に反転)し
てから、演算増幅器2の反転入力端子に入力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力する信号の正
側ピーク値と負側ピーク値を個々に検出し、両検出結果
のより大きなピーク値を共通のコンデンサに蓄積/保持
するようにした全波ピーク検出器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、オーディオ等の信号の絶対値
のピーク値を検出/保持するピーク検出器では、負の側
のピーク値も検出するために、図3に示すように、全波
整流器51を用いて負の電圧値を正の電圧値に変換し、
その後にピーク検出器52によりピーク値を検出してい
た。
【0003】この全波整流器51は、図4に示すよう
に、2個の演算増幅器61、62、抵抗63〜67、ダ
イオード68、69から構成されるものである。ここで
は、入力端子70に入力した信号が正側のときは、演算
増幅器61の反転入力端子(−端子)の入力電圧が高く
なるので、その出力電圧がそれに応じて低くなり、ダイ
オード69が導通(ダイオード68は遮断)し、これに
応じて次段の演算増幅器62の反転入力端子の入力電圧
が低くなり、その出力電圧が高くなって、入力電圧と同
じ極性で対応したレベルの電圧が出力端子71に現れ
る。
【0004】また、入力端子70に入力した信号が負側
のときは、演算増幅器61の出力電圧がそれに応じて高
くなるが、このときはダイオード68が導通しダイオー
ド69は遮断するので、この演算増幅器61は回路に影
響を与えず、入力端子70の入力電圧が抵抗64を経由
して、次段の演算増幅器62の反転入力端子に印加す
る。よって、この演算増幅器62の出力電圧が高くな
り、入力電圧が低下するほど高いレベルの電圧が出力端
子71に現れる。
【0005】前記したピーク検出器52は、図5に示す
ように、演算増幅器81、pチャネルMOSトランジス
タ82、nチャネルMOSトランジスタ83、抵抗8
4、85、コンデンサ86からなるものである。ここで
は、入力端子87に印加した入力電圧のレベルが演算増
幅器81の非反転入力端子(+端子)の電圧よりも高い
とき、その演算増幅器81の出力電圧が低くなり、それ
に応じてトランジスタ82が導通してコンデンサ86に
電荷が蓄積される。この電荷の電圧は抵抗85を介在し
て演算増幅器81の非反転入力端子に印加するので、そ
の電圧レベルが入力端子87の電圧レベルに到達すると
演算増幅器81の出力電圧が高くなり、トランジスタ8
2が遮断する。かくして、コンデンサ86には入力端子
87に印加している電圧のピーク値に対応するレベルの
電圧が保持され、出力端子86に現れる。このピーク値
電圧を示す電荷は、リセット端子89に正パルスを印加
することでトランジスタ83が導通して、放電・リセッ
トされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した全
波整流器51は、ダイオード68、69のスイッチング
によって整流を行うものであるので、そのスイッチング
速度性能、接合容量等により、1KHz以上の周波数の
信号の整流特性に悪影響が現われ、正確なピーク値検出
ができないという問題があった。また、正確な整流を行
おうとすると、回路構成が大規模となり、製造コスト上
昇を招くという問題が発生する。また、IC化した場合
のダイオードでは、スイッチングスピードや接合容量等
により、1KHz以上の整流特性達成に更に問題が出て
しまい、このためIC化することが困難で外付けにする
必要があり、端子数の増大につながり、1チップ化しづ
らいという問題もあった。
【0007】本発明は以上のような点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、入力信号の正側と負側を別々
にピーク検出するようにして、上記した問題を一挙に解
決することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、入力信号
とピーク検出電圧とを比較し、前者が後者より高いとき
保持用のコンデンサに電荷を充電する正側のピーク検出
手段と、入力信号と前記ピーク検出電圧を反転した電圧
とを比較し、前者が後者より低いときに前記コンデンサ
に電荷を充電する負側のピーク検出手段とを具備するよ
う構成した。
【0009】第2の発明は、第1の発明において、前記
正側のピーク検出手段が、反転入力端子に前記入力信号
が印加し、非反転入力端子に前記ピーク検出電圧が印加
する第1の演算増幅器と、該第1の演算増幅器の出力電
圧をゲートに入力し、導通することにより前記コンデン
サに電荷を充電する第1のpMOSトランジスタとから
なり、前記負側のピーク検出手段が、非反転入力端子に
前記入力信号が印加し、反転入力端子に前記ピーク検出
電圧を基準バイアス電圧を中心に反転して印加する第2
の演算増幅器と、該第2の演算増幅器の出力電圧をゲー
トに入力し、導通することにより前記コンデンサに電荷
を充電する第2のpMOSトランジスタとからなるよう
構成した。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一つの実施の形態
の全波ピーク検出器の回路図である。1、2は演算増幅
器、3、4はその演算増幅器1、2の出力電圧によって
導通が制御されるpMOSトランジスタ、5〜7は抵
抗、8は増幅度が1の反転増幅器、9はリセット用のn
MOSトランジスタ、10はコンデンサである。また、
11は電源電圧Vccの1/2の電圧の基準バイアス電
圧を中心に高レベル方向、低レベル方向に振れる入力信
号が入力する入力端子、12は出力端子、13はリセッ
ト端子である。
【0011】次に、図2を参照して、動作を説明する。
リセット端子13に正のパルスを印加してトランジスタ
9を導通させることにより、コンデンサの10の電荷を
完全に放電すると、このとき入力端子11に信号電圧が
入力していなければ、その入力端子11の電圧は基準バ
イアス電圧(Vcc/2)であり、一方の演算増幅器1
の非反転入力端子が接地電位(0V)であるので、その
演算増幅器1の出力電圧が低くなり、トランジスタ3が
導通して、抵抗5、7を経由してコンデンサ10への充
電が行われ、出力端子12の電圧Voを反映する演算増
幅器1の非反転入力端子の電圧が基準バイアス電圧(V
cc/2)になった時点でその充電が終了する。
【0012】つまり、無信号入力時では、出力端子12
の電圧Voは基準バイアス電圧(Vcc/2)となる。
なお、以上の動作中、他方の演算増幅器2の出力電圧は
高く、トランジスタ4は遮断状態にある。また、出力端
子12の電圧Voが基準バイアス電圧(Vcc/2)と
なったとき、反転増幅器8の出力電圧Vaも基準バイア
ス電圧(Vcc/2)となる。
【0013】この後、入力端子11に正側の信号(基準
バイアス電圧(Vcc/2)よりも高い電圧の信号)が
入力すると、演算増幅器2では反転入力端子の電圧(V
cc/2)よりも非反転入力端子の電圧が高いので出力
端子の電圧が高くなり、トランジスタ4は遮断状態を継
続する。一方、演算増幅器1では、逆に、非反転入力端
子の電圧(Vcc/2)よりも反転入力端子の電圧が高
いので出力端子の電圧が低くなり、トランジスタ3が導
通する。
【0014】このため、抵抗5、7を経由して流れる電
流により、コンデンサ10が充電され出力端子10の電
圧Voが上昇する。この出力電圧Voは抵抗7を経由し
て演算増幅器1の非反転入力端子に反映しているので、
この出力電圧Voが入力端子11の電圧と同じにまで上
昇すれば、その演算増幅器1の出力電圧が上昇しトラン
ジスタ3が遮断する。入力端子11の電圧が演算増幅器
1の非反転入力端子の電圧よりも低下したときも同様で
ある。
【0015】かくして、コンデンサ10には入力端子1
1に入力した正側の電圧のピーク値に対応する電圧Vo
が蓄積・保持されて出力端子12から出力する。
【0016】次に、入力端子11に負側の信号(基準バ
イアス電圧(Vcc/2)よりも低い電圧の信号)が入
力すると、演算増幅器1ではその反転入力端子の電圧が
非反転入力端子の電圧(Vo)より低くなるので、出力
電圧がさらに高くなり、トランジスタ3は遮断を継続す
る。一方、演算増幅器2ではこのとき出力端子12の電
圧Voが抵抗7を介し反転増幅器8で反転(レベルが基
準バイアス電圧(Vcc/2)を中心にして反転され
る。)されて反転入力端子に印加しているので、この電
圧よりも入力端子11の電圧が低くなると、その演算増
幅器2の出力電圧が低下してトランジスタ4が導通し、
抵抗6、7を経由して流れる電流により、コンデンサ1
0がさらに充電される。
【0017】これにより出力端子10の電圧Voが上昇
すると演算増幅器2の反転入力端子の電圧はさらに低く
なり、反転入力端子の電圧が非反転入力端子の電圧と釣
り合うようになると、トランジスタ4が遮断する。この
ようにして、入力端子11に入力した負側の電圧の絶対
値が正の電圧のレベルよりも大きい場合には、コンデン
サ10の電圧がさらに上昇する。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明は、ピーク検出手段
を正側のピーク検出手段と負側のピーク検出手段に分離
して個々にピーク検出を行わせるものであり、それらは
ピーク検出電圧を入力電圧と比較してコンデンサに電荷
を充電する動作のみを行うので、個々のピーク検出手段
を簡単な構成で実現することができ、集積回路化が容易
である。
【0019】また、ダイオードが必要となることもな
く、高い周波数領域まで特性の良好なピーク値の検出/
保持を行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の全波ピーク検出器の回路図である。
【図2】 図1の回路の動作波形図である。
【図3】 従来の全波ピーク検出器のブロック図であ
る。
【図4】 従来の全波整流器の回路図である。
【図5】 従来のピーク検出器の回路図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号とピーク検出電圧とを比較し、前
    者が後者より高いとき保持用のコンデンサに電荷を充電
    する正側のピーク検出手段と、 入力信号と前記ピーク検出電圧を反転した電圧とを比較
    し、前者が後者より低いときに前記コンデンサに電荷を
    充電する負側のピーク検出手段と、 を具備することを特徴とする全波ピーク検出器。
  2. 【請求項2】前記正側のピーク検出手段が、反転入力端
    子に前記入力信号が印加し、非反転入力端子に前記ピー
    ク検出電圧が印加する第1の演算増幅器と、該第1の演
    算増幅器の出力電圧をゲートに入力し、導通することに
    より前記コンデンサに電荷を充電する第1のpMOSト
    ランジスタとからなり、 前記負側のピーク検出手段が、非反転入力端子に前記入
    力信号が印加し、反転入力端子に前記ピーク検出電圧を
    基準バイアス電圧を中心に反転して印加する第2の演算
    増幅器と、該第2の演算増幅器の出力電圧をゲートに入
    力し、導通することにより前記コンデンサに電荷を充電
    する第2のpMOSトランジスタとからなる、 ことを特徴とする請求項1に記載の全波ピーク検出器。
JP9156085A 1997-05-30 1997-05-30 全波ピーク検出器 Withdrawn JPH10332748A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20040803