JPH07115326A - 周波数逓倍回路 - Google Patents

周波数逓倍回路

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JPH07115326A
JPH07115326A JP25713593A JP25713593A JPH07115326A JP H07115326 A JPH07115326 A JP H07115326A JP 25713593 A JP25713593 A JP 25713593A JP 25713593 A JP25713593 A JP 25713593A JP H07115326 A JPH07115326 A JP H07115326A
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博 浅沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 周波数逓倍回路を、消費電流の低減化および
チップ面積の縮小化が図れるようにする。 【構成】 周波数逓倍回路10は、第1のP型MOSト
ランジスタ21および第1のN型MOSトランジスタ2
2からなるインバーターと、第1のP型MOSトランジ
スタ21と第1の電源端子11との間に設けられた、ダ
イオード接続された第2のP型MOSトランジスタ23
と、第1のN型MOSトランジスタ22と第2の電源端
子12との間に設けられた、ダイオード接続された第2
のN型MOSトランジスタ24と、第2のP型MOSト
ランジスタ23に流れる電流が取り出される第1のカレ
ントミラーと、第2のN型MOSトランジスタ24に流
れる電流が取り出される第2のカレントミラーと、第1
カレントミラーを流れる電流と第2のカレントミラーを
流れる電流とが合成される電流加算部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、周波数逓倍回路に関
し、特に、CMOS回路を用いて構成された周波数逓倍
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CMOS回路を用いて構成された
周波数逓倍回路としては、特開昭60ー62707号公
報に記載された正弦波逓倍回路がある。この正弦波逓倍
回路100 は、図5に示すように、ソースがグランド端子
104 に接続されたN型MOSトランジスタ111 ,N型M
OSトランジスタ111 駆動用の第1のゲートバイアス回
路114 および入力端子101 とN型MOSトランジスタ11
1 のゲートとの間に接続された第1のコンデンサ131 か
らなる増幅回路と、ソースがN型MOSトランジスタ11
1 のドレインに接続されるとともにドレインがグランド
端子104 に接続されたP型MOSトランジスタ121 ,P
型MOSトランジスタ121 駆動用の第2のゲートバイア
ス回路124 および入力端子101 とP型MOSトランジス
タ121 のゲートとの間に接続された第2のコンデンサ13
2 からなるソースホロア回路と、N型MOSトランジス
タ111 のドレインと電源端子103 との間に接続された負
荷抵抗141 とを含み、N型MOSトランジスタ111 のド
レインと負荷抵抗141 との接続点が出力端子102 とされ
ている。
【0003】図6に、正弦波逓倍回路100 におけるN型
MOSトランジスタ111 およびP型MOSトランジスタ
121 の入力電圧VIN(ゲート電圧)対電流の関係を示
す。N型MOSトランジスタ111 およびP型MOSトラ
ンジスタ121 は並列に接続されているので、N型MOS
トランジスタ111 を流れる電流IN とP型MOSトラン
ジスタ121 を流れる電流IP との合成電流IN+P は、電
流IN と電流IP との和となる結果、図6に破線で示す
特性を有するものとなる。ここで、合成電流IN+ P は入
力電圧VINに対して偶関数となっており、IN+P =(V
IN2 で近似的に表わされる。したがって、入力電圧V
INとして角速度ωの正弦波電圧V0・sin(ωt) を正
弦波逓倍回路100 に入力すると、出力端子102 には、V
0・sin 2(ωt)すなわちV0・cos(2ωt) に比例
した電圧が生じるため、入力電圧VINの周波数の2倍の
周波数を有する出力電圧を得ることができる。すなわ
ち、正弦波逓倍回路100 は、周波数を2逓倍する動作を
行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の正弦波逓倍回路100 は、N型MOSトランジス
タ111 とP型MOSトランジスタ121 とを並列に接続す
ることによって合成電流IN+P を得ているため、図6に
示したように、Y=X2 のタイプの電流特性となってい
る。すなわち、無信号時のバイアス電流に対して、信号
が入ってくれば、正方向および負方向いずれの信号に対
しても電流は増加する。したがって、回路動作時に消費
電流が多いという問題があった。
【0005】また、N型MOSトランジスタ111 および
P型MOSトランジスタ121 のそれぞれにゲートバイア
ス回路(第1のゲートバイアス回路114 および第2のゲ
ートバイアス回路124 )が必要であるばかりでなく、両
者のゲートバイアスを直流的に分離するためのコンデン
サ(第1のコンデンサ131 および第2のコンデンサ132
)が必要となる。コンデンサが必要となると、LSI
化を実現する上でチップ面積の増大を招くという問題が
ある。
【0006】本発明の目的は、消費電流の低減化および
チップ面積の縮小化が図れる周波数逓倍回路を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の周波数逓倍回路
は、第1の電源端子と、第2の電源端子と、第1のP型
電界効果トランジスタおよび第1のN型電界効果トラン
ジスタからなるインバーターと、前記第1のP型電界効
果トランジスタと前記第1の電源端子との間に設けられ
た、ダイオード接続された第2のP型電界効果トランジ
スタと、前記第1のN型電界効果トランジスタと前記第
2の電源端子との間に設けられた、ダイオード接続され
た第2のN型電界効果トランジスタと、前記第2のP型
電界効果トランジスタに流れる電流が取り出される第1
のカレントミラーと、前記第2のN型電界効果トランジ
スタに流れる電流が取り出される第2のカレントミラー
と、前記第1カレントミラーを流れる電流と前記第2の
カレントミラーを流れる電流とが合成される電流加算部
とを備える。
【0008】ここで、前記第1のカレントミラーが、ソ
ースが前記第1の電源端子に接続されるとともに、ゲー
トが前記第2のP型電界効果トランジスタのゲートに接
続された第3のP型電界効果トランジスタと、ゲートお
よびドレインが前記第3のP型電界効果トランジスタの
ドレインに接続されるとともに、ソースが前記第2の電
源端子に接続された第3のN型電界効果トランジスタと
からなり、前記第2のカレントミラーおよび前記電流加
算部が、ドレインが抵抗を介して前記第1の電源端子に
接続され、ソースが前記第2の電源端子に接続されると
ともに、ゲートが前記第3のN型電界効果トランジスタ
のゲートに接続された第4のN型電界効果トランジスタ
と、ドレインが前記第4のN型電界効果トランジスタの
ドレインに接続され、ソースが前記第2の電源端子に接
続されるとともに、ゲートが前記第2のN型電界効果ト
ランジスタのゲートに接続された第5のN型電界効果ト
ランジスタとからなっていてもよい。
【0009】または、本発明の周波数逓倍回路は、第1
の電源端子と、第2の電源端子と、第1のP型電界効果
トランジスタおよびソースが前記第2の電源端子に接続
された第1のN型電界効果トランジスタからなる第1の
インバーターと、第2のN型電界効果トランジスタおよ
びソースが前記第1の電源端子に接続された第2のP型
電界効果トランジスタからなる第2のインバータと、前
記第1のP型電界効果トランジスタと前記第1の電源端
子との間に設けられた、ダイオード接続された第3のP
型電界効果トランジスタと、前記第2のN型電界効果ト
ランジスタと前記第2の電源端子との間に設けられた、
ダイオード接続された第3のN型電界効果トランジスタ
と、前記第3のP型電界効果トランジスタを流れる電流
が取り出される第1のカレントミラーと、前記第3のN
型電界効果トランジスタを流れる電流が取り出される第
2のカレントミラーと、前記第1のカレントミラーを流
れる電流と前記第2のカレントミラーを流れる電流とが
合成される電流加算部とを備える。
【0010】ここで、前記第1のカレントミラーが、ソ
ースが前記第1の電源端子に接続されるとともに、ゲー
トが前記第3のP型電界効果トランジスタのゲートに接
続された第4のP型電界効果トランジスタと、ゲートお
よびドレインが前記第4のP型電界効果トランジスタの
ドレインに接続されるとともに、ソースが前記第2の電
源端子に接続された第4のN型電界効果トランジスタと
からなり、前記第2のカレントミラーおよび前記電流加
算部が、ドレインが抵抗を介して前記第1の電源端子に
接続され、ソースが前記第2の電源端子に接続されると
ともに、ゲートが前記第4のN型電界効果トランジスタ
のゲートに接続された第5のN型電界効果トランジスタ
と、ドレインが前記第5のN型電界効果トランジスタの
ドレインに接続され、ソースが前記第2の電源端子に接
続されるとともに、ゲートが前記第3のN型電界効果ト
ランジスタのゲートに接続された第6のN型電界効果ト
ランジスタとからなっていてもよい。
【0011】
【作用】本発明の周波数逓倍回路は、第2のP型電界効
果トランジスタに流れる電流が取り出される第1のカレ
ントミラーと、第2のN型電界効果トランジスタに流れ
る電流が取り出される第2のカレントミラーと、第1カ
レントミラーを流れる電流と第2のカレントミラーを流
れる電流とが合成される電流加算部とを備えることによ
り、第1のP型電界効果トランジスタおよび第1のN型
電界効果トランジスタからなるインバーターの充放電電
流を検出する回路構成とすることができる。
【0012】また、本発明の周波数逓倍回路は、第3の
P型電界効果トランジスタを流れる電流が取り出される
第1のカレントミラーと、第3のN型電界効果トランジ
スタを流れる電流が取り出される第2のカレントミラー
と、第1のカレントミラーを流れる電流と第2のカレン
トミラーを流れる電流とが合成される電流加算部とを備
えることにより、第1のP型電界効果トランジスタおよ
びソースが第2の電源端子に接続された第1のN型電界
効果トランジスタからなる第1のインバーターの充電電
流と、第2のN型電界効果トランジスタおよびソースが
第1の電源端子に接続された第2のP型電界効果トラン
ジスタからなる第2のインバータの放電電流を検出する
回路構成とすることができるとともに、第1および第2
のインバータの電流検出用のMOSトランジスタの縦積
み数をより少なくすることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0014】図1は、本発明の周波数逓倍回路の第1の
実施例を示す回路図である。
【0015】周波数逓倍回路10は、第1の電源端子1
1と、第2の電源端子12と、第1のP型MOSトラン
ジスタ21および第1のN型MOSトランジスタ22か
らなるインバーターと、第1のP型MOSトランジスタ
21と第1の電源端子11との間に設けられた、ダイオ
ード接続された第2のP型MOSトランジスタ23と、
第1のN型MOSトランジスタ22と第2の電源端子1
2との間に設けられた、ダイオード接続された第2のN
型MOSトランジスタ24と、第2のP型MOSトラン
ジスタ23に流れる電流が取り出される第1のカレント
ミラーと、第2のN型MOSトランジスタ24に流れる
電流が取り出される第2のカレントミラーと、第1カレ
ントミラーを流れる電流と第2のカレントミラーを流れ
る電流とが合成される電流加算部とを備える。
【0016】ここで、第1のカレントミラーは、ソース
が第1の電源端子11に接続されるとともに、ゲートが
第2のP型MOSトランジスタ23のゲートに接続され
た第3のP型MOSトランジスタ25と、ゲートおよび
ドレインが第3のP型MOSトランジスタ25のドレイ
ンに接続されるとともに、ソースが第2の電源端子12
に接続された第3のN型MOSトランジスタ26とから
なる。また、第2のカレントミラーおよび電流加算部
は、ドレインが負荷抵抗29を介して第1の電源端子1
1に接続され、ソースが第2の電源端子12に接続され
るとともに、ゲートが第3のN型MOSトランジスタ2
6のゲートに接続された第4のN型MOSトランジスタ
27と、ドレインが第4のN型MOSトランジスタ27
のドレインに接続され、ソースが第2の電源端子12に
接続されるとともに、ゲートが第2のN型MOSトラン
ジスタ24のゲートに接続された第5のN型MOSトラ
ンジスタ28とからなる。
【0017】なお、第1のP型MOSトランジスタ21
のゲートおよび第1のN型MOSトランジスタ22のゲ
ートはともに、入力端子31に接続されているととも
に、抵抗30を介して第1のP型MOSトランジスタ2
1のドレインと第1のN型MOSトランジスタ22のド
レインとの接続点に接続されている。ここで、抵抗30
は、入力端子31をバイアスするためのものであり、第
1のP型MOSトランジスタ21および第1のN型MO
Sトランジスタ22からなるインバータは、抵抗30に
より自己バイアスされる。また、負荷抵抗29の第1の
電源端子11と反対側の一端は、出力端子32に接続さ
れている。
【0018】周波数逓倍回路10では、第2のP型MO
Sトランジスタ23と第2のN型MOSトランジスタ2
4とは、第1のP型MOSトランジスタ21および第1
のN型MOSトランジスタ22からなるインバータに流
れる電流を検出するためのものである。第2のN型MO
Sトランジスタ24と第5の第2のN型MOSトランジ
スタ28とはカレントミラーをなしている。第2のP型
MOSトランジスタ23と第3のP型MOSトランジス
タ25および第3のN型MOSトランジスタ26と第4
のN型MOSトランジスタ27とはそれぞれ、カレント
ミラーをなしているため、第2のP型MOSトランジス
タ23と第4のN型MOSトランジスタ27ともカレン
トミラーをなしていることがわかる。したがって、第2
のP型MOSトランジスタ23,第2のN型MOSトラ
ンジスタ24,第3のP型MOSトランジスタ25,第
3のN型MOSトランジスタ26,第4のN型MOSト
ランジスタ27および第5のN型MOSトランジスタ2
8のサイズがすべて等しい場合には、負荷抵抗29を流
れる出力電流IOUT は、第2のP型MOSトランジスタ
23を流れる電流I1 と第2のN型MOSトランジスタ
24を流れる電流I 2 との和と等しくなるため、 IOUT =I1+I2 (1) が成り立つ。
【0019】一方、第1のP型MOSトランジスタ21
および第1のN型MOSトランジスタ22からなるイン
バータの入力電圧VINと第1のP型MOSトランジスタ
21を流れる電流IP および第1のN型MOSトランジ
スタ22を流れる電流IN との関係は、図2に実線で示
すものとなる。したがって、第1のP型MOSトランジ
スタ21および第1のN型MOSトランジスタ22から
なるインバータの充放電電流Iは、同図に破線で示すよ
うな特性、すなわち、入力電圧VINが中間レベルで最も
大きく、入力電圧VINが0Vまたは電源電圧のときに”
0”になるというよく知られた特性を示すものとなる。
【0020】そこで、第1のP型MOSトランジスタ2
1を流れる電流IP (=電流I1 )を第2のP型MOS
トランジスタ23で検出するとともに、第1のN型MO
Sトランジスタ22を流れる電流IN (=電流I2)を
第2のN型MOSトランジスタ24で検出することによ
り、上記(1)式から、第1のP型MOSトランジスタ
21および第1のN型MOSトランジスタ22からなる
インバータの充放電電流Iに対応した出力電流IOUT
求めることができる。
【0021】すなわち、図2に示した特性より、入力電
圧VINが中心近くにバイアスされた状態で所定の周波数
の入力信号が印加されると、出力電流IOUT には、その
2倍の周波数成分が含まれることがわかる。その結果、
出力端子32に生じる出力電圧VOUT には、入力信号の
2倍の周波数の波形が得られる。図3に、周波数逓倍回
路10の動作波形を観察した一結果を示す。同図より、
入力端子31に周波数20MHzの入力信号SINが印加
された場合には、出力端子32に周波数40MHzの出
力信号SOUT が得られることがわかる。なお、同図に
は、第2のP型MOSトランジスタ23のゲート電圧波
形および第2のN型MOSトランジスタ24のゲート電
圧波形も示しているが、入力信号SINがローからハイへ
変化するときに、第2のN型MOSトランジスタ24の
ゲート電圧が高くなり、第1のN型MOSトランジスタ
22に電流が流れている(すなわち、インバータ出力が
放電されている)ことがわかる。また、逆に、入力信号
INがハイからローへ変化するときに、第1のP型MO
Sトランジスタ21に電流が流されている(すなわち、
インバータ出力が充電されている)ことがわかる。この
両方の電流が合成されて、出力端子32に、入力信号S
INの2倍の周波数を有する出力信号SOUT が得られる。
【0022】以上のように、周波数逓倍回路10はイン
バータの充放電電流を検出する回路構成を有するため、
出力電流IOUT は図2に破線で示した充放電電流Iと同
様のものとなり、出力電流が図6に破線で示した合成電
流IP+N と同様のものとなる従来の正弦波逓倍回路100
に比べて、消費電流が少なくなるという利点がある。ま
た、従来の正弦波逓倍回路100 のような直流分離のため
のコンデンサ(第1および第2のコンデンサ131,132)
を必要としないので、LSI化するときにチップ面積を
小さくでき、集積度を高めることができるという利点が
ある。
【0023】図4は、本発明の周波数逓倍回路の第2の
実施例を示す回路図である。
【0024】周波数逓倍回路50は、第1の電源端子5
1と、第2の電源端子52と、第1のP型MOSトラン
ジスタ61およびソースが第2の電源端子52に接続さ
れた第1のN型MOSトランジスタ62からなる第1の
インバーターと、第2のN型MOSトランジスタ63お
よびソースが第1の電源端子51に接続された第2のP
型MOSトランジスタ64からなる第2のインバータ
と、第1のP型MOSトランジスタ61と第1の電源端
子51との間に設けられた、ダイオード接続された第3
のP型MOSトランジスタ65と、第2のN型MOSト
ランジスタ63と第2の電源端子52との間に設けられ
た、ダイオード接続された第3のN型MOSトランジス
タ66と、第3のP型MOSトランジスタ65を流れる
電流が取り出される第1のカレントミラーと、第3のN
型MOSトランジスタ66を流れる電流が取り出される
第2のカレントミラーと、第1のカレントミラーを流れ
る電流と第2のカレントミラーを流れる電流とが合成さ
れる電流加算部とを備える。
【0025】ここで、第1のカレントミラーは、ソース
が第1の電源端子51に接続されるとともに、ゲートが
第3のP型MOSトランジスタ65のゲートに接続され
た第4のP型MOSトランジスタ67と、ゲートおよび
ドレインが第4のP型MOSトランジスタ67のドレイ
ンに接続されるとともに、ソースが第2の電源端子52
に接続された第4のN型MOSトランジスタ68とから
なる。また、第2のカレントミラーおよび電流加算部
は、ドレインが負荷抵抗71を介して第1の電源端子5
1に接続され、ソースが第2の電源端子52に接続され
るとともに、ゲートが第4のN型MOSトランジスタ6
8のゲートに接続された第5のN型MOSトランジスタ
69と、ドレインが第5のN型MOSトランジスタ69
のドレインに接続され、ソースが第2の電源端子52に
接続されるとともに、ゲートが第3のN型MOSトラン
ジスタ66のゲートに接続された第6のN型MOSトラ
ンジスタ70とからなる。
【0026】なお、第1のP型MOSトランジスタ61
のゲート,第1のN型MOSトランジスタ62のゲー
ト,第2のP型MOSトランジスタ64のゲートおよび
第2のN型MOSトランジスタ63のゲートはすべて、
入力端子72に接続されているとともに、ゲートバイア
ス回路80に接続されている。また、負荷抵抗71の第
1の電源端子51と反対側の一端は、出力端子73に接
続されている。
【0027】周波数逓倍回路50は、第1のP型MOS
トランジスタ61と第1のN型MOSトランジスタ62
とからなる第1のインバータの第1のP型MOSトラン
ジスタ61を流れる電流IP を第3のP型MOSトラン
ジスタ65で検出するとともに、第2のP型MOSトラ
ンジスタ64と第2のN型MOSトランジスタ63とか
らなる第2のインバータの第2のN型MOSトランジス
タ63を流れる電流I N を第3のN型MOSトランジス
タ66で検出することにより、第1のインバータの放電
電流と第2のインバータの充電電流とを取り出すもので
ある。
【0028】周波数逓倍回路50は、第1および第2の
インバータの電流検出用のMOSトランジスタの縦積み
数が、図1に示した第1の実施例の周波数逓倍回路10
よりも一段少ないので、低電圧動作に向いている。
【0029】なお、周波数逓倍回路50の動作は、図1
に示した第1の実施例の周波数逓倍回路10の動作と同
様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0030】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次の効果を奏する。
【0031】インバータの充放電電流を検出する回路構
成とされているため、従来の周波数逓倍回路に比べて、
消費電流を少なくすることができる。また、直流分離の
ためのコンデンサを必要としないため、LSI化すると
きにチップ面積を小さくでき、集積度を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の周波数逓倍回路の第1の実施例を示す
回路図である。
【図2】図1に示した周波数逓倍回路の動作点を示すグ
ラフである。
【図3】図1に示した周波数逓倍回路の動作波形を観察
した一結果を示すグラフである。
【図4】本発明の周波数逓倍回路の第2の実施例を示す
回路図である。
【図5】特開昭60ー62707号公報に記載された正
弦波逓倍回路を示す回路図である。
【図6】図5に示した正弦波逓倍回路におけるN型MO
SトランジスタおよびP型MOSトランジスタの入力電
圧(ゲート電圧)対電流の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10,50 周波数逓倍回路 11,51 第1の電源端子 12,52 第2の電源端子 21,61 第1のP型MOSトランジスタ 22,62 第1のN型MOSトランジスタ 23,64 第2のP型MOSトランジスタ 24,63 第2のN型MOSトランジスタ 25,65 第3のP型MOSトランジスタ 26,66 第3のN型MOSトランジスタ 27,68 第4のN型MOSトランジスタ 28,69 第5のN型MOSトランジスタ 29,71 負荷抵抗 30 抵抗 31,72 入力端子 32,73 出力端子 67 第4のP型MOSトランジスタ 70 第6のN型MOSトランジスタ 80 ゲートバイアス回路 I1,I2,IP,IN 電流 IOUT 出力電流 I 充放電電流 SIN 入力信号 SOUT 出力信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電源端子と、 第2の電源端子と、 第1のP型電界効果トランジスタおよび第1のN型電界
    効果トランジスタからなるインバーターと、 前記第1のP型電界効果トランジスタと前記第1の電源
    端子との間に設けられた、ダイオード接続された第2の
    P型電界効果トランジスタと、 前記第1のN型電界効果トランジスタと前記第2の電源
    端子との間に設けられた、ダイオード接続された第2の
    N型電界効果トランジスタと、 前記第2のP型電界効果トランジスタに流れる電流が取
    り出される第1のカレントミラーと、 前記第2のN型電界効果トランジスタに流れる電流が取
    り出される第2のカレントミラーと、 前記第1カレントミラーを流れる電流と前記第2のカレ
    ントミラーを流れる電流とが合成される電流加算部とを
    備える周波数逓倍回路。
  2. 【請求項2】 前記第1のカレントミラーが、 ソースが前記第1の電源端子に接続されるとともに、ゲ
    ートが前記第2のP型電界効果トランジスタのゲートに
    接続された第3のP型電界効果トランジスタと、 ゲートおよびドレインが前記第3のP型電界効果トラン
    ジスタのドレインに接続されるとともに、ソースが前記
    第2の電源端子に接続された第3のN型電界効果トラン
    ジスタとからなり、 前記第2のカレントミラーおよび前記電流加算部が、 ドレインが抵抗を介して前記第1の電源端子に接続さ
    れ、ソースが前記第2の電源端子に接続されるととも
    に、ゲートが前記第3のN型電界効果トランジスタのゲ
    ートに接続された第4のN型電界効果トランジスタと、 ドレインが前記第4のN型電界効果トランジスタのドレ
    インに接続され、ソースが前記第2の電源端子に接続さ
    れるとともに、ゲートが前記第2のN型電界効果トラン
    ジスタのゲートに接続された第5のN型電界効果トラン
    ジスタとからなる請求項1記載の周波数逓倍回路。
  3. 【請求項3】 第1の電源端子と、 第2の電源端子と、 第1のP型電界効果トランジスタおよびソースが前記第
    2の電源端子に接続された第1のN型電界効果トランジ
    スタからなる第1のインバーターと、 第2のN型電界効果トランジスタおよびソースが前記第
    1の電源端子に接続された第2のP型電界効果トランジ
    スタからなる第2のインバータと、 前記第1のP型電界効果トランジスタと前記第1の電源
    端子との間に設けられた、ダイオード接続された第3の
    P型電界効果トランジスタと、 前記第2のN型電界効果トランジスタと前記第2の電源
    端子との間に設けられた、ダイオード接続された第3の
    N型電界効果トランジスタと、 前記第3のP型電界効果トランジスタを流れる電流が取
    り出される第1のカレントミラーと、 前記第3のN型電界効果トランジスタを流れる電流が取
    り出される第2のカレントミラーと、 前記第1のカレントミラーを流れる電流と前記第2のカ
    レントミラーを流れる電流とが合成される電流加算部と
    を備える周波数逓倍回路。
  4. 【請求項4】 前記第1のカレントミラーが、 ソースが前記第1の電源端子に接続されるとともに、ゲ
    ートが前記第3のP型電界効果トランジスタのゲートに
    接続された第4のP型電界効果トランジスタと、 ゲートおよびドレインが前記第4のP型電界効果トラン
    ジスタのドレインに接続されるとともに、ソースが前記
    第2の電源端子に接続された第4のN型電界効果トラン
    ジスタとからなり、 前記第2のカレントミラーおよび前記電流加算部が、 ドレインが抵抗を介して前記第1の電源端子に接続さ
    れ、ソースが前記第2の電源端子に接続されるととも
    に、ゲートが前記第4のN型電界効果トランジスタのゲ
    ートに接続された第5のN型電界効果トランジスタと、 ドレインが前記第5のN型電界効果トランジスタのドレ
    インに接続され、ソースが前記第2の電源端子に接続さ
    れるとともに、ゲートが前記第3のN型電界効果トラン
    ジスタのゲートに接続された第6のN型電界効果トラン
    ジスタとからなる請求項3記載の周波数逓倍回路。
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