JP2001292054A - パワーオンリセット回路 - Google Patents
パワーオンリセット回路Info
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Abstract
とともに、その生成後の電流消費の低減化を図るように
したパワーオンリセット回路の提供。 【解決手段】 検出回路3は、電源の投入時に電源の立
ち上がりレベルが所定値になったことを検出する。フリ
ップフロップ回路4は、2つのインバータ41、42の
入出力を相互に接続して2つの安定状態を持つようにな
っている。また、このフリップフロップ回路4は、電源
の投入時にコンデンサC2、C3により初期化され、検
出回路3の検出レベルが所定値になったときに、安定状
態が反転する。
Description
入時に、リセット動作を自動的に行うためのパワーオン
リセット回路に関する。
の一例として、図5に示すものが知られている。
すように、抵抗R1とコンデンサC1とが電源とアース
との間に直列に接続された時定数回路1と、抵抗R1と
コンデンサC1の共通接続部と接続されるバッファ2と
からなり、抵抗R1の一端に電源電圧VDDが印加され
るようになっている。
ト回路では、電源が投入されると、電源電圧VDDは図
6に示すように比較的早く立ち上がっていく。また、コ
ンデンサC1は、抵抗R1を通してC1・R1の時定数
で充電され、ノードN1の充電電圧Vnは、図6に示す
ように電源電圧VDDの立ち上がりよりも遅れて立ち上
がっていく。そして、充電電圧Vnが所定のレベルに達
すると、バッファ2から出力されるリセット信号Rが、
図6に示すように、「L」レベルから「H」レベルに比
較的短時間に変化する。
の電源に接続されているCPUなどの電子機器(図示せ
ず)が電源投入時に自動的にリセットされ、その電子機
器は正常な動作状態に入ることができる。
1を構成する抵抗R1は、時定数を大きくするために一
般に高抵抗(例えば数MΩ)であり、ノードN1にノイ
ズ(雑音)がのった場合に誤動作のおそれがある。
ッファ2から出力されるリセット信号が不安定になると
いうおそれがある。
上がる場合には、所定の時間内に、バッファ2からリセ
ット信号が出力されないというおそれがある。
生成時の動作の安定化を図るとともに、その生成後の電
流消費の低減化を図るようにしたパワーオンリセット回
路を提供することにある。
明の目的を達成するために、請求項1〜請求項6に記載
の各発明は以下のように構成した。
の投入時に電源の立ち上がりレベルが所定値になったこ
とを検出する検出回路と、2つのインバータの入出力を
相互に接続して2つの安定状態を持つフリップフロップ
回路とを備え、前記フリップフロップ回路は、前記電源
の投入時に初期化され、前記検出回路の検出レベルが所
定値になったときに、安定状態が反転するようになって
いることを特徴とするものである。
のパワーオンリセット回路において、前記検出回路は、
第1MOSトランジスタとダイオード接続された第2M
OSトランジスタとを直列接続させた直列回路からな
り、その出力側が前記フリップフロップ回路の入力側に
接続され、かつ、第1MOSトランジスタに電源電圧を
印加するようになっていることを特徴とするものであ
る。
請求項2に記載のパワーオンリセット回路において、前
記フリップフロップ回路における電源投入時の初期化
は、前記フリップフロップ回路と電源とを容量結合する
ことにより行うようになっていることを特徴とするもの
である。
項2または請求項3に記載のパワーオンリセット回路に
おいて、前記2つのインバータは、CMOSインバータ
からなることを特徴とするものである。
各発明では、フリップフロップ回路が、電源の投入時に
初期化され、検出回路の検出レベルが所定値になったと
きに、安定状態が反転するようになっている。このた
め、電源の立ち上がりが非常にゆっくり変化する場合で
も、フリップフロップ回路が確実にリセットされて、確
実にリセット信号が得られる。
では、リセット前後の状態保持にフリップフロップ回路
が使用されているので、耐ノイズ性に優れ、誤動作の危
険がない。さらに、フリップフロップ回路は、リセット
後は状態の変化がないので、定常的な電流消費が少な
い。
入時に、電源の立ち上がり速度よりも遅い速度で充電を
行う時定数回路と、この時定数回路の充電レベルを検出
する検出回路と、2つのインバータの入出力を相互に接
続して2つの安定状態を持つフリップフロップ回路とを
備え、前記フリップフロップ回路は、前記電源の投入時
に初期化され、前記検出回路が検出する充電レベルが所
定値に達したときに、安定状態が反転するようになって
いることを特徴とするものである。
のパワーオンリセット回路において、前記フリップフロ
ップ回路の出力の反転後に、前記検出回路の検出動作を
停止するようにしたことを特徴とするものである。
発明では、検出回路の他に、電源電圧を利用するととも
にその電源電圧の立ち上がりよりも遅れて立ち上がる電
圧を生成する時定数回路を設け、その時定数回路の生成
電圧によりフリップフロップ回路を動作させるようにし
た。このため、電源の立ち上がり速度が早いような場合
でも、安定したリセット動作が確保できる。
図面を参照して説明する。
施形態について、図1〜図3を参照して説明する。
ット回路は、図1に示すように、電源の投入時に電源電
圧VDDの立ち上がりレベルが所定値になったことを検
出する検出回路3と、2つのインバータ41、42およ
びコンデンサC2、C3などから構成され2つの安定状
態を持つフリップフロップ回路4と、を少なくとも備え
ている。
に、NMOSトランジスタQ1とダイオード接続される
NMOSトランジスタQ2とを直列接続させ、NMOS
トランジスタQ1のドレインがフリップフロップ回路4
の入力側に接続され、NMOSトランジスタQ2のソー
スが接地されている。また、NMOSトランジスタQ1
のゲートには、電源電圧VDDが印加されるようになっ
ている。
されるNMOSトランジスタQ2の直列接続される段数
を調整することにより、その検出レベルを調整すること
ができる。
うに、2つのインバータ41、42の入出力が相互に接
続されており、その入力側の共通接続部と電源との間に
コンデンサC2が接続され、その出力側の共通接続部と
アースとの間にコンデンサC3が接続され、その出力端
子5からパワーオンリセット信号が出力されるようにな
っている。
MOSトランジスタQ3およびPMOSトランジスタQ
4とからなるCMOSインバータから構成される。同様
に、インバータ42は、図2に示すように、PMOSト
ランジスタQ5およびPMOSトランジスタQ6とから
なるCMOSインバータから構成される。
態にかかるパワーオンリセット回路の動作について、図
1〜図3を参照して説明する。
Dは、3(A)に示すように立ち上がっていき、最大値
(飽和値)になる。フリップフロップ回路4の入力側
は、コンデンサC2により電源電圧VDDに引っ張られ
るので、その入力電圧Qは、図3(B)に示すように立
ち上がっていき、所定値になる。
は、コンデンサC3によりアース側に引っ張られるの
で、その出力電圧(パワーオンリセット信号)Rは、図
3(C)に示すように「L」レベルに維持されている。
と、MOSトランジスタQ1がオンして、コンデンサC
2の電荷がMOSトランジスタQ1、Q2を通して放電
される。このため、フリップフロップ回路4の入力電圧
Qは、図3(B)に示すように低下していく。この結
果、フリップフロップ回路4の出力電圧Rは、図3
(C)に示すように「L」レベルから「H」レベルに反
転する。その後、各部の電圧は、固定された状態にな
る。
るパワーオンリセット回路によれば、フリップフロップ
回路4が、電源の投入時に初期化され、検出回路3の検
出レベルが所定値になったときに、安定状態が反転する
ようになっている。このため、電源の立ち上がりが非常
にゆっくり変化する場合でも、フリップフロップ回路4
が確実にリセットされて、確実にリセット信号が得られ
る。
フロップ回路4が使用されているので、耐ノイズ性に優
れ、誤動作の危険がない。さらに、フリップフロップ回
路4は、リセット後は状態の変化がないので、定常的な
電流消費が少ない。
第2実施形態について、図4を参照して説明する。
ット回路は、図4に示すように、図1に示す第1実施形
態にさらに時定数回路などを設け、電源電圧が早く立ち
上がるような場合でも安定したパワーオンリセット信号
が得られるようにしたものである。
ーオンリセット回路は、図4に示すように、時定数回路
11と、バッファ12と、帰還回路13と、検出回路3
と、フリップフロップ回路4とを、少なくとも備えたも
のであり、第1実施形態と異なるのは、時定数回路1
1、バッファ12、および帰還回路13を新たに設けた
点である。従って、図1のパワーオンリセット回路と同
一の構成要素については、同一符号を付してその説明を
適宜省略する。
C1とが電源とアースとの間に直列に接続されたもので
ある。時定数回路11の出力は、バッファ12を介して
検出回路3の入力であるMOSトランジスタQ1のゲー
トに印加されるように構成されている。なお、バッファ
12は、波形成形に使用するものであり、省略すること
が可能である。
タQ7からなる帰還回路13を介して検出回路3の入力
側に帰還されるようになっている。すなわち、PMOS
トランジスタQ7は、そのソースが電源に接続されると
ともに、そのゲートがMOSトランジスタQ1のドレイ
ンに接続され、そのドレインがバッファ12の入力側に
接続されている。
態にかかるパワーオンリセット回路の動作について説明
する。
1の出力電圧(充電電圧)Vnは、電源電圧VDDの立
ち上がりに遅れて立ち上がっていく。このとき、フリッ
プフロップ回路4の入力電圧Qは、図3(B)と同様に
立ち上がっていくとともに、フリップフロップ回路4の
出力電圧Rは、図3(C)と同様に「L」レベルに維持
された状態にある。
定数回路11の出力電圧Vnが所定値になると、検出回
路3のMOSトランジスタQ1がオンし、コンデンサC
2の電荷がMOSトランジスタQ1、Q2を通して放電
される。このため、フリップフロップ回路4の入力電圧
Qは、図3(B)と同様に低下していく。この結果、フ
リップフロップ回路4の出力電圧Rは、図3(C)と同
様に「L」レベルから「H」レベルに反転する。
し、コンデンサC1の電荷が放電される。これにより、
検出回路3は非検出の状態になる上に、各部の電位は固
定された状態になる。
るパワーオンリセット回路によれば、検出回路3の他
に、電源電圧の立ち上がりよりも遅れて立ち上がる電圧
を生成する時定数回路11を設け、その時定数回路11
の出力電圧によりフリップフロップ回路4を動作させる
ようにした。このため、フリップフロップ回路4は、電
源の立ち上がり速度が早いような場合であっても、安定
したリセット動作が確保できる。
後は、MOSトランジスタQ7により、各ノードは所定
の状態に固定されるので、耐ノイズ性に優れ、誤動作の
危険がない。
にかかる各発明では、フリップフロップ回路が、電源の
投入時に初期化され、検出回路の検出レベルが所定値に
なったときに、安定状態が反転するようになっている。
このため、電源の立ち上がりが非常にゆっくり変化する
場合でも、フリップフロップ回路が確実にリセットされ
て、確実にリセット信号が得られる。
は、リセット前後の状態保持にフリップフロップ回路が
使用されているので、耐ノイズ性に優れ、誤動作の危険
がない。さらに、フリップフロップ回路は、リセット後
は状態の変化がないので、定常的な電流消費が少ない。
では、検出回路の他に、電源電圧の立ち上がりよりも遅
れて立ち上がる電圧を生成する時定数回路を設け、その
時定数回路の生成電圧によりフリップフロップ回路を動
作させるようにした。このため、電源の立ち上がり速度
が早いような場合でも、安定したリセット動作が確保で
きる。
る。
プ回路の部分が詳細に示されている。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 電源の投入時に電源の立ち上がりレベル
が所定値になったことを検出する検出回路と、 2つのインバータの入出力を相互に接続して2つの安定
状態を持つフリップフロップ回路とを備え、 前記フリップフロップ回路は、前記電源の投入時に初期
化され、前記検出回路の検出レベルが所定値になったと
きに、安定状態が反転するようになっていることを特徴
とするパワーオンリセット回路。 - 【請求項2】 前記検出回路は、第1MOSトランジス
タとダイオード接続された第2MOSトランジスタとを
直列接続させた直列回路からなり、その出力側が前記フ
リップフロップ回路の入力側に接続され、かつ、第1M
OSトランジスタに電源電圧を印加するようになってい
ることを特徴とする請求項1に記載のパワーオンリセッ
ト回路。 - 【請求項3】 前記フリップフロップ回路における電源
投入時の初期化は、前記フリップフロップ回路と電源と
を容量結合することにより行うようになっていることを
特徴とする請求項1または請求項2に記載のパワーオン
リセット回路。 - 【請求項4】 前記2つのインバータは、CMOSイン
バータからなることを特徴とする請求項1、請求項2ま
たは請求項3に記載のパワーオンリセット回路。 - 【請求項5】 電源の投入時に、電源の立ち上がり速度
よりも遅い速度で充電を行う時定数回路と、 この時定数回路の充電レベルを検出する検出回路と、 2つのインバータの入出力を相互に接続して2つの安定
状態を持つフリップフロップ回路とを備え、 前記フリップフロップ回路は、前記電源の投入時に初期
化され、前記検出回路が検出する充電レベルが所定値に
達したときに、安定状態が反転するようになっているこ
とを特徴とするパワーオンリセット回路。 - 【請求項6】 前記フリップフロップ回路の出力の反転
後に、前記検出回路の検出動作を停止するようにしたこ
とを特徴とする請求項5に記載のパワーオンリセット回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000103842A JP3687477B2 (ja) | 2000-04-05 | 2000-04-05 | パワーオンリセット回路 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2000103842A JP3687477B2 (ja) | 2000-04-05 | 2000-04-05 | パワーオンリセット回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001292054A true JP2001292054A (ja) | 2001-10-19 |
JP3687477B2 JP3687477B2 (ja) | 2005-08-24 |
Family
ID=18617478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7612588B2 (en) | 2007-03-05 | 2009-11-03 | Freescale Semiconductor, Inc | Power on detection circuit |
US8174251B2 (en) | 2007-09-13 | 2012-05-08 | Freescale Semiconductor, Inc. | Series regulator with over current protection circuit |
JP2016082501A (ja) * | 2014-10-21 | 2016-05-16 | 株式会社デンソー | パワーオンリセット回路 |
-
2000
- 2000-04-05 JP JP2000103842A patent/JP3687477B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8174251B2 (en) | 2007-09-13 | 2012-05-08 | Freescale Semiconductor, Inc. | Series regulator with over current protection circuit |
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---|---|
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