JPH10331918A - ロードホイールのバランスウェイト保持構造 - Google Patents

ロードホイールのバランスウェイト保持構造

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Publication number
JPH10331918A
JPH10331918A JP9140422A JP14042297A JPH10331918A JP H10331918 A JPH10331918 A JP H10331918A JP 9140422 A JP9140422 A JP 9140422A JP 14042297 A JP14042297 A JP 14042297A JP H10331918 A JPH10331918 A JP H10331918A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balance weight
wheel
rim
clip
holding structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9140422A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Kageyama
友裕 影山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP9140422A priority Critical patent/JPH10331918A/ja
Publication of JPH10331918A publication Critical patent/JPH10331918A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バランスウェイトの脱落が防止でき、タイヤ
の損傷がなく、組付け性が良好な、ロードホイールのバ
ランスウェイト保持構造を提供する。 【解決手段】 リムエッジ部4の内側面に周方向に沿っ
てクリップ係合溝5が形成され、このリムエッジ部4を
挟む、リム取り付け板9にクリップ係合溝5に係合する
係合突起11が形成されている。リム取り付け板9のホ
イールディスク3側の端部には、バランスウェイト10
が固定されている。このような構造としたことにより、
バランスウェイトの脱落が防止でき、タイヤの損傷がな
く、組付け性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロードホイールの
バランスウェイト保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のロードホイールのバランスウェイ
ト保持構造としては、単にホイールリムの車体外側の外
周部を略U字型のバランスウェイトクリップで挟んで固
定した(打ち込んだ)ものがある。しかし、このような
保持構造では、バランスウェイトクリップの打ち込み不
足やタイヤサイドフォールの変形でバランスウェイトク
リップに押し出し力が加わるため、バランスウェイトク
リップの脱落が危惧されていた。
【0003】このような問題の対策として、例えば実開
昭60−62301号公報記載に係る技術や、実開昭6
1−14103号公報記載に係る技術がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来技術では、以下に説明するような諸問題が指摘で
きる。
【0005】(1)脱落防止の係合部位が鉛で形成され
ているため、バランスウェイトクリップの取り付け時に
作業者の押し込み力が過大な場合に、鉛部分が変形して
保持力が低下する。
【0006】(2)ホイール側に周回して形成した溝に
よりタイヤに傷が付き、エアー漏れの原因となる。
【0007】(3)バランスウェイトクリップ先端に形
成した突起が抵抗となり組付け性が悪く、バランスウェ
イトクリップが変形する。
【0008】(4)タイヤ交換時にバランスウェイトク
リップを外す際に、バランスウェイトクリップ先端の突
起によりホイールが欠けたりする。
【0009】そこで、本発明は、バランスウェイトクリ
ップの脱落が防止でき、タイヤに傷を付けることがな
く、組付け性が良好な、ロードホイールのバランスウェ
イト保持構造の提供を課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ホイールリムの車体外側の外周部の内面に周方向に沿っ
て凹部が形成されると共に、前記ホイールリムの前記外
周部を挟むように略U字型に設けられかつ内側面に突出
する凸部を有するバランスウェイトクリップが、前記ホ
イールリムの前記外周部を挟みかつ前記凸部が前記凹部
に係合することを特徴とする。
【0011】従って、バランスウェイトクリップ側の凸
部がホイールリム側の凹部に係合することによって、バ
ランスウェイトクリップの脱落を防止できる。また、ホ
イールリムの車体外側の外周部の内面に凹部が形成され
ているため、凹部でタイヤを傷つけることを回避するこ
とができる。また、ホイールリム側の凹部にバランスウ
ェイトクリップ側の凸部が係合するまで、バランスウェ
イトクリップを押し込むことにより、確実に取り付ける
ことができる。
【0012】請求項2記載の発明は、前記バランスウェ
イトクリップが取り付けられるホイールリムは、ホイー
ルディスクと一体に成形されていることを特徴とする。
【0013】ホイールリムがホイールディスクと一体に
形成されたものの場合、型抜きを行うためロードホイー
ルのエッジ部とホイールディスクとの角度が垂直となる
ため、バランスウェイトクリップが外れ易い構造である
が、請求項2記載の発明によれば、バランスウェイトク
リップ側の凸部がホイールリム側の凹部に係合すること
によって、バランスウェイトクリップの脱落を防止でき
る。
【0014】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、バランスウェ
イトクリップの脱落を防止できると共に、凹部でタイヤ
を傷つけることを回避することができ、取付け性を向上
させることができる。
【0015】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明の効果に加えて、従来よりバランスウェイトクリッ
プが脱落し易い構造である、ホイールリムとホイールデ
ィスクとが一体に成形された構造に対して、バランスウ
ェイトクリップを脱落しないように取り付けることが可
能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るロードホイ
ールのバランスウェイト保持構造の詳細を図面に示す実
施形態に基づいて説明する。図1および図2は、本発明
の一実施形態を示している。図1はバランスウェイト保
持構造の断面図であり、図2はバランスウェイトクリッ
プの斜視図である。
【0017】図1において符号1はロードホイールであ
り、このロードホイール1のホイールリム2とホイール
ディスク3は一体成形されてなる。ホイールリム2の外
周部は車体外側方向にフランジ状に周回して突出するリ
ムエッジ部4が形成されている。図4は、ホイールリム
2とホイールディスク3とが一体成形されたロードホイ
ール1の参考例を示す断面図である。同図に示すよう
に、リムエッジ部4はホイールリム2の一部であり、上
記したようにホイールディスク3と一体成形され、型を
抜く必要があるため、ホイールディスク3に対して鋭角
をなすように曲げた構造とすることはできない。そし
て、本実施形態においては、リムエッジ部4の内側面に
沿って周回する、凹部としてのクリップ係合溝5が形成
されている。このクリップ係合溝5の横断面は、図1に
示すように、円弧形状をなしている。なお、図中6は、
ビードシートを示している。このような構成のロードホ
イール1に対して、図1に示すようにタイヤ7が装着さ
れている。
【0018】図中8はバランスウェイトクリップを示し
ている。このバランスウェイトクリップ8は、図1およ
び図2に示すように、帯状の反発性を有する金属板を、
リム挿入空隙12を挟むように略U字形状に加工してな
るリム取り付け板9と、このリム取り付け板9のリム挿
入空隙を挟む一方の板部の端部に固定された鉛で形成さ
れたバランスウェイト10と、からなる。なお、リム取
り付け板9の曲げ加工されて対向する板部どうしの間隔
は、リムエッジ部4の厚さ4より短く設定されている。
また、リム取り付け板9における、バランスウェイト1
0が固定された板部の中間部には、リム挿入空隙に向け
て突出する凸部としての係合突起11が設けられてい
る。なお、この係合突起11は、リム取り付け板9に3
辺が切り込まれた矩形板をリム挿入空隙側に向けて所定
角度起立するように折り曲げて形成されている。
【0019】このような構成のバランスウェイトクリッ
プ8をロードホイール1のリムエッジ部4に保持させた
構造について図1を用いて説明する。同図に示すよう
に、バランスウェイトクリップ8は、リム挿入空隙12
にロードホイール1側のリムエッジ部4が挿入するよう
に嵌め込まれ、リムエッジ4より内側にバランスウェイ
ト10が位置するように取り付けられている。このと
き、バランスウェイト10が固定された金属板部に形成
された係合突起11が、リムエッジ4の内側面に形成さ
れたクリップ係合溝5に入り込んで係合するようになっ
ている。
【0020】本実施形態では、バランスウェイトクリッ
プ8の係合突起11がリムエッジ部4のクリップ係合溝
5に入り込むと共に、リムエッジ部4をバランスウェイ
トクリップ8が挟み込んで保持するため、水平方向の力
や、ロードホイール1の回転に伴い遠心力がバランスウ
ェイトクリップ8に作用してもリムエッジ部4から脱落
するのを有効に防止することができる。また、ロードホ
イール1のリムエッジ部4の外周面にクリップ係合溝が
形成されていないため、タイヤを何ら損傷させることが
ない。さらに、バランスウェイトクリップ8をリムエッ
ジ部4に挿入する場合に、係合突起11はクリップ係合
溝5に到達するまで図面下方に向けて付勢されつつリム
エッジ部4の内側面を滑り、クリップ係合溝5に係合突
起11が到達したときに起立・復帰するため、取り付け
を容易かつ確実に行うことができる。特に、本実施形態
のロードホイールのバランスウェイト保持構造は、リム
エッジ部3が回転軸方向に突出する形状の、ホイールリ
ム2とホイールディスク3が一体成形されたロードホイ
ール1においても充分バランスウェイトを保持すること
ができる。
【0021】以上、一実施形態について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、構成の要旨に付
随する各種の設計変更が可能である。例えば図3に示す
ように、リムエッジ部4の内側面に形成するクリップ係
合溝5を断面略V字形状としてもよい。また、バランス
ウェイトクリップ8側に形成する係合突起の形状も上記
した実施形態の構造に限定されるものではない。また、
上記した実施形態では、ロードホイール1がホイールリ
ムとホイールディスクとが一体に成形されたもの(所謂
フルフェイスタイプ)を用いたが、所謂ドロップ嵌合タ
イプと称される通常の構造のロードホイールに本発明を
適用しても勿論よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロードホイールのバランスウェイ
ト保持構造の一実施形態を示す断面図。
【図2】本発明の一実施形態のバランスウェイトクリッ
プを示す斜視図。
【図3】変形例を示す要部断面図。
【図4】ホイールリムとホイールディスクとが一体成形
されたロードホイールの参考例を示す断面図。
【符号の説明】
1 ロードホイール 2 ホイールリム 3 ホイールディスク 4 リムエッジ部 5 クリップ係合溝 8 バランスウェイトクリップ 9 リム取り付け板 10 バランスウェイト 11 係合突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホイールリムの車体外側の外周部の内面
    に周方向に沿って凹部が形成されると共に、前記ホイー
    ルリムの前記外周部を挟むように略U字型に設けられか
    つ内側面に突出する凸部を有するバランスウェイトクリ
    ップが、前記ホイールリムの前記外周部を挟みかつ前記
    凸部が前記凹部に係合することを特徴とするロードホイ
    ールのバランスウェイト保持構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のロードホイールのバラン
    スウェイト保持構造であって、 前記バランスウェイトクリップが取り付けられるホイー
    ルリムは、ホイールディスクと一体に成形されているこ
    とを特徴とするロードホイールのバランスウェイト保持
    構造。
JP9140422A 1997-05-29 1997-05-29 ロードホイールのバランスウェイト保持構造 Pending JPH10331918A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9140422A JPH10331918A (ja) 1997-05-29 1997-05-29 ロードホイールのバランスウェイト保持構造

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JP9140422A JPH10331918A (ja) 1997-05-29 1997-05-29 ロードホイールのバランスウェイト保持構造

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JPH10331918A true JPH10331918A (ja) 1998-12-15

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JP9140422A Pending JPH10331918A (ja) 1997-05-29 1997-05-29 ロードホイールのバランスウェイト保持構造

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JP (1) JPH10331918A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8807663B2 (en) 2011-03-08 2014-08-19 Plombco Inc. Overmolded wheel-balancing weight
USD737116S1 (en) 2012-03-08 2015-08-25 Plombco Inc. Wheel-securing clip
US10288147B2 (en) 2002-07-15 2019-05-14 Plombco Inc. Vehicle wheel balance weights

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US10288147B2 (en) 2002-07-15 2019-05-14 Plombco Inc. Vehicle wheel balance weights
US10704644B2 (en) 2002-07-15 2020-07-07 Plombco Inc. Vehicle wheel balance weights
US8807663B2 (en) 2011-03-08 2014-08-19 Plombco Inc. Overmolded wheel-balancing weight
US9341231B2 (en) 2011-03-08 2016-05-17 Plombco Inc. Overmolded wheel-balancing weight with wheel-securing clip
USD737116S1 (en) 2012-03-08 2015-08-25 Plombco Inc. Wheel-securing clip
USD762105S1 (en) 2012-03-08 2016-07-26 Plombco Inc. Wheel-securing clip
USD774872S1 (en) 2012-03-08 2016-12-27 Plombco Inc. Wheel-securing clip

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