JPH10331539A - フラッシュパネル - Google Patents

フラッシュパネル

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JPH10331539A
JPH10331539A JP15807497A JP15807497A JPH10331539A JP H10331539 A JPH10331539 A JP H10331539A JP 15807497 A JP15807497 A JP 15807497A JP 15807497 A JP15807497 A JP 15807497A JP H10331539 A JPH10331539 A JP H10331539A
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formaldehyde
sheet
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layer
flash panel
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Seiji Kuroda
誠二 黒田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着剤により結合される木質系基材、ペーパ
ーハニカム、または基材、芯材との接着に尿素系等の接
着剤を使用するものに対し、有害なホルムアルデヒドの
捕捉機能を持ち、パネル内部にホルムアルデヒドが蓄積
することがなく、したがって表面側及び側面側からのホ
ルムアルデヒドの放出の少ないフラッシュパネルを提供
することにある。 【解決手段】 2枚の基材を芯材の両側に貼合すること
により形成されたフラッシュパネルにおいて、前記芯材
が表出しているフラッシュパネルの側面部にホルムアル
デヒド捕捉層を有するシートが貼着されているフラッシ
ュパネルとすることである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扉、襖、間仕切り
等に用いられるフラッシュパネルに関するものであり、
芯材、基材から放出されるホルムアルデヒドの放出量を
低減したフラッシュパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、扉、襖、間仕切り等のフラッシュ
パネルは、金属板や樹脂板、木材合板、木質繊維板、パ
ーチクルボード等の木質系基材の片面に突板、薄葉紙化
粧シート、ポリ塩化ビニル化粧シート等を貼着した木質
板からなる化粧板を枠材、ペーパーハニカム等の芯材の
両面に貼合せたものが殆どであった。これらの木材合
板、木質繊維板、パーチクルボード等の木質系基材やペ
ーパーハニカム等の芯材は、接着剤によって結合されて
おり、この接着剤としては接着性能やコストの点から尿
素系、メラミン系あるいはフェノール系樹脂の接着剤を
用いることが多い。ところが、これらの接着剤には遊離
のホルムアルデヒドが含まれており、また、樹脂の分解
によってホルムアルデヒドが遊離してくる。ホルムアル
デヒドは強い刺激臭、いわゆるホルマリン臭を有する有
毒物質であり、上記の芯材はこのホルムアルデヒドを放
出し、衛生環境を損なうことになる。さらに、造作のし
やすさ、軽量、コスト等の点から化粧板を、木材合板、
木質繊維板、パーチクルボード等の木質系基材とした場
合には、当然それらの基材からホルムアルデヒドの発生
する可能性が高くなり、より衛生環境を損なうことにな
るものである。
【0003】そこで、これらの木質系基材からのホルム
アルデヒドの放出を防止する方法として数多くの提案が
なされている。例えば、酢酸ビニル系樹脂等のホルムア
ルデヒドを含まない樹脂を使用したり、ホルムアルデヒ
ドを捕捉する尿素を添加した尿素樹脂接着剤を用いる等
の対策がとられているが、ホルムアルデヒドを含まない
樹脂は接着力が弱いため、合板の場合には層間の接着力
が不十分になるという問題点があり、木質繊維板の場合
には強度等の物性が変わってしまうという問題があり、
ホルムアルデヒド捕捉剤を接着剤に添加して使用する
と、価格が高くなる上に、出来上がったものの物性が変
わる恐れがあるという問題があった。また、基材に化粧
シートを貼着する接着剤からもホルムアルデヒドが放出
される恐れがあるという問題もあった。
【0004】また、フラッシュパネルに貼合する化粧板
の表面化粧シートが薄葉紙等の紙質系化粧シートの場
合、ホルムアルデヒドは、その基体シートを通して直接
表面側に放出され、また、ポリ塩化ビニル等のホルムア
ルデヒドを透過させにくい基体シートよりなる化粧シー
トを用いた場合には、直接には通さないため初期の段階
では表面側へのホルムアルデヒドの放出は抑制される
が、経時的にフラッシュパネル内部に蓄積され、芯材よ
り放出されるホルムアルデヒドと共に芯材が表出してい
るフラッシュパネルの側面部から放出されるという欠点
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題点
に鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、接着剤により結合される木質系基材、ペーパーハニ
カム、または基材、芯材との接着に尿素系等の接着剤を
使用するものに対し、有害なホルムアルデヒドの捕捉機
能を持ち、パネル内部にホルムアルデヒドが蓄積するこ
とがなく、したがって表面側及び側面部からのホルムア
ルデヒドの放出の少ないフラッシュパネルを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の解決手段は、2枚の基材を芯材の両側に貼合
することにより形成されたフラッシュパネルにおいて、
前記芯材が表出しているフラッシュパネルの側面部にホ
ルムアルデヒド捕捉層を有するシートが貼着されている
ものとすることである。この構成とすることにより、芯
材が表出しているフラッシュパネルの側面部から揮散す
るホルムアルデヒドは、ホルムアルデヒド捕捉層を有す
るシートにより捕捉、吸着されるためフラッシュパネル
の表面側へのホルムアルデヒドの放出は非常に少なくな
るものである。
【0007】また、前記芯材の両側に貼合する基材のう
ちの少なくとも一方の基材の前記芯材と反対側に位置す
る面に装飾処理層が形成されているものである。そうす
ることで、表面に装飾処理層が設けられているため意匠
性に優れたフラッシュパネルとなるものである。
【0008】また、前記各基材の少なくとも一方の面に
ホルムアルデヒドを透過させにくいシート、または、ホ
ルムアルデヒド捕捉層を有するシートを積層したものと
することで、基材および芯材から発生するホルムアルデ
ヒドは、ホルムアルデヒドを透過させにくいシートによ
って放出は遮断され、ホルムアルデヒド捕捉層を有する
シートでは、シートに設けられたホルムアルデヒド捕捉
剤によって捕捉、吸着するため表面側からホルムアルデ
ヒドが放出されることがすくなく、またパネル内部にホ
ルムアルデヒドが蓄積することのないものとなる。よっ
てホルムアルデヒドによる刺激臭がすることの少なくな
るものである。
【0009】また、芯材の両側に貼合する基材の芯材と
反対側にホルムアルデヒドを透過させにくいシートを積
層し、前記基材の芯材側にホルムアルデヒド捕捉層を有
するシートを積層することで、基材あるいは該基材に化
粧シートを貼着するために使用する接着剤から発生する
ホルムアルデヒドは、フラッシュパネルの表面側にはホ
ルムアルデヒドを透過させにくいシートによって、放出
が遮断され、フラッシュパネル内部ではホルムアルデヒ
ド捕捉層に含有されるホルムアルデヒド捕捉剤によって
捕捉、吸着されるためパネル内部にホルムアルデヒドが
蓄積することの非常に少なくなるものとなり、かつ、フ
ラッシュパネルの側面部から揮散することもなくなり、
よってホルムアルデヒドによる刺激臭がすることの非常
に少なくなるものである。
【0010】また、前記芯材の両側に貼合する基材に貼
着するホルムアルデヒド捕捉層を有するシートが、ホル
ムアルデヒドを透過させにくいシートよりなるとき、前
記ホルムアルデヒド捕捉層が前記芯材側に形成されてい
ることを特徴とするものである。こうすることによっ
て、芯材から発生するホルムアルデヒドは、フラッシュ
パネルの表面側にはホルムアルデヒドを透過させにくい
シートによって、放出が遮断され、そして、ホルムアル
デヒド捕捉層がホルムアルデヒドを透過させにくいシー
トの芯材側に設けられているため芯材やその他フラッシ
ュパネル内で発生したホルムアルデヒドの捕捉、吸着が
より確実になり、パネル内部に蓄積することもすくなく
なり、よって、外部への放出が非常に少なくなるもので
ある。
【0011】さらに、前記芯材の両側に貼合する基材に
貼着するホルムアルデヒド捕捉層を有するシートが、2
枚の紙質系シートを熱可塑性合成樹脂の押出しコート層
を介して接着してなる積層シートよりなるとき、前記ホ
ルムアルデヒド捕捉層が前記熱可塑性合成樹脂の押出し
コート層の両面に設けたものとすることで、ホルムアル
デヒド捕捉層の形成も行いやすく、両面の接着性も高く
なり、このシートを介して接着される面とを強固に結合
することが出来る、とともに、熱可塑性樹脂の押出コー
ト層がホルムアルデヒドを透過させにくいため、発生す
るホルムアルデヒドはホルムアルデヒド捕捉剤に捕捉、
吸着されやすくなり、外部への放出がより少なくなるも
のである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
を図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の
フラッシュパネルの実施形態の一部欠截側面図、図2は
本発明の第2のフラッシュパネルの実施形態の一部欠截
側面図、図3は本発明のフラッシュパネルを製造するに
際して用いられる表面シートの断面図、図4は本発明の
フラッシュパネルを製造するに際して用いられる裏面シ
ートの断面図、図5は本発明のフラッシュパネルを製造
するに際して用いられる側面シートの断面図、図6〜図
9は本発明のフラッシュパネルの実施形態の積層構成を
示す断面図であり、1、1’はフラッシュパネル、2は
基材、3は基体シート、3aはホルムアルデヒドを透過
させにくいシート、3bはホルムアルデヒドを透過させ
やすいシート、4はホルムアルデヒド捕捉シート、41
はホルムアルデヒド捕捉層、42は紙質系シート、43
は熱可塑性樹脂層、5は接着剤層、6は装飾処理層、7
は枠材、8は芯材、9は化粧板、A、A1、A2は表面
シート、B、B1、B2、B3は裏面シート、C、C1
は側面シートをそれぞれ表す。
【0013】本発明のフラッシュパネル1は図1に示す
ように、芯材8の両面に化粧板9を貼合せ、枠材7、芯
材8の表出しているフラッシュパネルの側面部に側面シ
ートCを貼着したものであり、該化粧板9の基材2の芯
材8と反対側に位置する面に表面シートAを貼着した構
成からなり、該表面シートAの積層構成は図3(イ)〜
(ロ)に示すような、ホルムアルデヒドを透過させにく
いシート3aからなる基体シート3の上面に装飾処理層
6が形成された表面シートA1、または、ホルムアルデ
ヒドを透過させにくいシートか、ホルムアルデヒドを透
過しやすいシートからなる基体シート3の少なくとも1
つの面にホルムアルデヒド捕捉層41を設けたホルムア
ルデヒド捕捉シート4の前記ホルムアルデヒド捕捉層4
1を設けてない面に装飾処理層6が形成された表面シー
トA2からなる。表面シートA2がホルムアルデヒドを
透過しやすいシートの場合はホルムアルデヒド捕捉層4
1と装飾処理層6が同一面であっても良いし、装飾処理
層6が捕捉効果を有するものとしても良いものである。
このような構成とすることで、フラッシュパネル1に用
いられる芯材8及び化粧板9の基材2から放出されるホ
ルムアルデヒドは、フラッシュパネル1の表面側には、
ホルムアルデヒドを透過させにくいシート3aにて遮
断、または、ホルムアルデヒド捕捉層41によって捕
捉、吸着され、さらに側面部からは図5に示すような、
基体シート3の少なくとも1つの面にホルムアルデヒド
捕捉層41を設けたホルムアルデヒド捕捉シート4の前
記ホルムアルデヒド捕捉層41を設けてない面に装飾処
理層6が形成された側面シートC1に設けられているホ
ルムアルデヒド捕捉層41によって捕捉、吸着されるた
めに、パネル内部に蓄積することがなく、従って、表面
への放出は非常に少ないものとなる。
【0014】また、図2に示すように、芯材8の両面に
貼着する化粧板9’を基材2の芯材8と反対側に位置す
る面に表面シートAを、基材2の芯材8側に位置する面
に裏面シートBを貼着した構成としても良いものであ
る。この場合表面シートAは、図1に示すフラッシュパ
ネル1と同様のもので良く、裏面シートBは、図4
(イ)〜(ハ)に示すように、基体シート3の少なくと
も一つの面にホルムアルデヒド捕捉層41が形成された
ホルムアルデヒド捕捉シート4からなるもので、(イ)
ホルムアルデヒドを透過させやすいシート3bの少なく
とも一つの面にホルムアルデヒド捕捉層41を設けた構
成(B1)、(ロ)ホルムアルデヒドを透過させにくい
シート3aの少なくとも一つの面にホルムアルデヒド捕
捉層41を設けた構成(B2)、(ハ)2枚の紙質系シ
ート42を熱可塑性合成樹脂43の押出しコート層を介
して接着してなる積層シートからなるホルムアルデヒド
を透過させにくいシート3aの両面にホルムアルデヒド
捕捉層41を設けた構成(B3)からなる。このよう
な、裏面シートBを基材2の表面シートAを貼着した反
対面に貼着することで、化粧板9’の基材2から放出さ
れるホルムアルデヒドは、フラッシュパネル1’の表面
側には、表面シートAのホルムアルデヒドを透過させに
くいシート3aにて遮断、または、ホルムアルデヒド捕
捉層41によって捕捉、吸着されるため、放出されるこ
とがすくなく、芯材8から発生するホルムアルデヒドは
裏面シートBおよび側面シートCに設けられたホルムア
ルデヒド捕捉層41によって捕捉、吸着されるため、パ
ネル内部に蓄積されることも少なく、よってホルムアル
デヒドによる刺激臭がすることの非常に少なくなるもの
である。また、ここでは説明しなかったが、基材2の裏
面にコーティングによりホルムアルデヒド捕捉層を形成
しても良いものである。
【0015】本発明の第1のフラッシュパネル1の実施
形態の積層構成を図6に示す。フラッシュパネル1は芯
材8の両側に接着剤層5を介して、基体シート3の少な
くとも1つの面にホルムアルデヒド捕捉層41を設けた
ホルムアルデヒド捕捉シート4のホルムアルデヒド捕捉
層41を設けてない面に装飾処理層6を設けた表面シー
トA2を接着剤層5を介して基材2に貼着した化粧板を
それぞれ表面シートA2が表になるように貼合せ、さら
に前記芯材8が表出しているフラッシュパネルの側面部
に接着剤層5を介して基体シート3の少なくとも1つの
面にホルムアルデヒド捕捉層41を設けたホルムアルデ
ヒド捕捉シート4のホルムアルデヒド捕捉層41を設け
てない面に装飾処理層6を設けた側面シートC1を貼着
したものである。表面シートA2を貼着した化粧板側か
らは、基材2から発生するホルムアルデヒドはホルムア
ルデヒドを透過させにくいシート3aによって遮断され
るため殆ど放出されることがなく、しかも基材2側にホ
ルムアルデヒド捕捉層41が形成されているため確実に
捕捉、吸着するものである。また、芯材8および基材2
が表出しているフラッシュパネルの側面部においても、
ホルムアルデヒド捕捉層41を設けたホルムアルデヒド
捕捉シート4からなる木口シートC1によって芯材8お
よび基材2より発生するホルムアルデヒドは捕捉、吸着
されるためフラッシュパネル1の表面への放出は非常に
すくないものとなる。また表面シートA2、側面シート
C1の表面には装飾処理層6が設けられているため意匠
性に優れたフラッシュパネルが得られる。図示はしてな
いが表面シートA2の代わりに表面シートA1を用いて
も良いものである。
【0016】本発明に用いられる基材2としては、ホル
ムアルデヒド発散性樹脂を層間の接着剤として用いた木
材合板(所謂集成材も含む)、ホルムアルデヒド発散性
樹脂をバインダーとするパーティクルボード又は木質繊
維板(MDF等)があり、その他に、本発明において
は、ホルムアルデヒド発散性樹脂単体、ホルムアルデヒ
ド発散性樹脂を繊維質材料と混練又は含浸して複合化し
たもの(広義のFRP)等も用いることができる。
【0017】ホルムアルデヒド発散性樹脂としては、フ
ェノール(石炭酸)とホルムアルデヒドとの縮重合から
得られるフェノール樹脂、尿素とホルムアルデヒドとの
重合で得られる尿素(或いは尿素・ホルムアルデヒド)
樹脂、アルキッド樹脂にメラミン樹脂、尿素樹脂、グア
ナミン樹脂等を添加してなるアミノアルキッド樹脂、メ
ラミン樹脂等がある。ホルムアルデヒドが樹脂系材料中
に存在するのは、主に次の原因によると考えられてい
る。即ち、(1)樹脂の未反応物として残る場合、
(2)硬化反応中(加熱・加圧)に遊離したものとして
残る場合、(3)樹脂以外の材料(木材、紙等)に捕捉
されたものとして残る場合等であり、その後、使用時に
ホルムアルデヒドガスとして発生することにより、ホル
マリンの刺激臭がするものであると考えられる。
【0018】本発明に用いられる化粧板に使用される基
体シート3は、ホルムアルデヒドを透過させにくいシー
ト3aあるいは、ホルムアルデヒドを透過させやすいシ
ート3bからなり、ホルムアルデヒドを透過させにくい
シート3aとしては、ポリエチレンフイルム、ポリプロ
ピレンフイルム、ポリ塩化ビニルフイルム、ポリエチレ
ンテレフタレートフイルム、ポリカーボネートフイル
ム、アクリル樹脂フイルム、ナイロンフイルム、ポリス
チレンフイルム、エチレン酢酸ビニル共重合体フイル
ム、エチレンビニルアルコール共重合体フイルム、鉄、
アルミニウム、銅等の金属箔若しくはシート等の単層或
いは2層以上の積層構造のものを用途に応じて選択使用
される。ここではインキの付着性の良さ、強度の高さ、
成形の容易さ等を考慮してポリプロピレンフイルム、ポ
リ塩化ビニルフイルム、ポリエチレンテレフタレートフ
イルム等の熱可塑性樹脂フイルム、および薄葉紙、紙間
強化紙、混抄紙等の2枚の薄紙をポリエチレン樹脂等の
熱可塑性合成樹脂の押出しコート層を介して接着した複
合紙等が用いられ、その表面にインキで木目等の装飾処
理層6を印刷したものを用いている。またホルムアルデ
ヒドを透過させやすいシート3bとしては、例えば、薄
葉紙、紙間強化紙、混抄紙、晒クラフト紙、チタン紙等
の紙、およびポリビニールアルコールフイルムが挙げら
れる。
【0019】ホルムアルデヒド捕捉層41は硝化綿/ア
ルキッド系、セルロース系、塩化ビニル系、塩化ビニル
−酢酸ビニル系、アクリル系、エステル系、ウレタン系
等の溶剤タイプやエマルジョンタイプのビヒクルにホル
ムアルデヒド捕捉作用のある物質と添加剤等を任意に加
えて混練りした塗工液を基材やホルムアルデヒドを透過
させにくいシート3a、あるいはホルムアルデヒドを透
過させやすいシート3bなどの基体シート3等に塗布あ
るいは含浸することにより形成することができる。
【0020】本発明で使用可能なホルムアルデヒド捕捉
作用のある代表的な物質は有機アミノ化合物であり、こ
の化合物はホルムアルデヒドと容易に反応し、その生成
物がホルムアルデヒドを解離せず、無害で安定な物質で
あって、例えば、尿素、エチレン尿素、プロピレン尿
素、5−ヒドロキシプロピレン尿素、5−メトキシプロ
ピレン尿素、5−メチルプロピレン尿素、パラバン酸
(グリオキザールモノウレイン)、4,5−ジメトキシ
エチレン尿素、ピロリジン、ピペリジン、モルホリン、
ジシアンジアミド、2−ヒドラゾベンゾチアゾールもし
くはその誘導体、等のアミン類、アミド類、イミド類な
どが挙げられる。また、必要に応じて水酸化アンモニウ
ムを添加してもよい。さらに、前記ホルムアルデヒド捕
捉物質をシリカ、タルク、クレー、活性炭、ゼオライ
ト、セピオライト等の無機質系粉末に担持させたもので
あってもよい。
【0021】本説明の第2のフラッシュパネル1’の第
1の実施形態の積層構成を模式的に図7に示す。以下、
既に説明した構成要素と同一の符号によって表記し、重
複する説明は省略する。本実施形態のフラッシュパネル
1’は、基材2の両面に接着剤層5を介して表面シート
A2と裏面シートB2を貼着した化粧板を裏面シートB
2面が芯材8の面に接するように芯材8の両面に接着剤
層5を介して貼合せ、さらに前記芯材8および基材2が
表出しているフラッシュパネルの側面部に接着剤層5を
介して側面シートC1を貼着したものであり、基材2よ
り発生するホルムアルデヒドは、フラッシュパネルの表
面側には表面シートA2のホルムアルデヒドを透過させ
にくいシート3aによって放出は遮断され、ホルムアル
デヒド捕捉層41によって捕捉、吸着されるため外部へ
放出されることがなく、芯材8より発生するホルムアル
デヒドは化粧板側には裏面シートB2のホルムアルデヒ
ドを透過させにくいシート3aによって放出は遮断し、
ホルムアルデヒド捕捉層41を芯材8側に設けることで
捕捉、吸着を確実に行うことができる。また、芯材8お
よび基材2が表出しているフラッシュパネルの側面部に
おいても、ホルムアルデヒド捕捉層41を設けたホルム
アルデヒド捕捉シート4からなる側面シートC1によっ
て芯材8および基材2より発生するホルムアルデヒドは
捕捉、吸着されるためフラッシュパネル1の表面への放
出は非常にすくないものとなる。よってホルムアルデヒ
ドによる刺激臭がすることの非常に少なくなるものであ
る。
【0022】本説明の第2のフラッシュパネル1’の第
2の実施形態の積層構成を模式的に図8に示す。本実施
形態のフラッシュパネル1’は、基材2の両面に接着剤
層5を介して表面シートA1と裏面シートB1を貼着し
た化粧板を裏面シートB1面が芯材8の面に接するよう
に芯材8の両面に接着剤層5を介して貼合せ、さらに前
記芯材8および基材2が表出しているフラッシュパネル
の側面部は前記第1の実施形態と同様に側面シートC1
を貼着したものであり、フラッシュパネルの表面側には
表面シートA1のホルムアルデヒドを透過させにくいシ
ート3aによって放出は遮断され、裏面シートB1がホ
ルムアルデヒドを透過させやすいシート3bにホルムア
ルデヒド捕捉層41を設けたものであるため、基材2お
よび芯材8より発生するホルムアルデヒドを捕捉、吸着
することができる。また、芯材8および基材2が表出し
ているフラッシュパネルの側面部においても、ホルムア
ルデヒド捕捉層41を設けたホルムアルデヒド捕捉シー
ト4からなる側面シートC1によって芯材8および基材
2より発生するホルムアルデヒドは捕捉、吸着されるた
めフラッシュパネル1の表面への放出は非常にすくない
ものとなる。よってホルムアルデヒドによる刺激臭がす
ることの非常に少なくなるものである。
【0023】本説明の第2のフラッシュパネル1’の第
3の実施形態の積層構成を模式的に図9に示す。本実施
形態のフラッシュパネル1’は第2の実施形態のフラッ
シュパネル1’と裏面シートBの構成が異なっている。
裏面シートB3は基体シート3がホルムアルデヒドを透
過させにくいシート3aではあるが、その構造におい
て、ホルムアルデヒドを透過させにくい熱可塑性樹脂層
43の両面に紙質系シート42を貼着した3層構造より
なる点で、裏面シートB2と異なり、さらに、ホルムア
ルデヒド捕捉層41がホルムアルデヒドを透過させにく
いシート3aの両面に形成されている。ホルムアルデヒ
ドを透過させにくいシート3aの表面に紙質系シート4
2を有することで、ホルムアルデヒド捕捉層41の形成
及び基材2への貼着が容易にでき、さらに、化粧板を芯
材8に積層する場合も表面が紙質系シートの為強固に接
着することが出来る。また、この第2、第3の実施形態
においては、化粧板の表裏両面に防湿性を有する基体シ
ート3を貼着した構成ともなっており、化粧板の反り等
も防止できるものである。
【0024】紙質系シート42としては、例えば、薄葉
紙、晒クラフト紙、チタン紙、板紙、石膏ボード紙等の
紙であり、特に重さが20〜80g/m2 の薄葉紙が、
価格が安価であるだけでなく、ホルムアルデヒド捕捉剤
を含有する樹脂液の塗工適性に優れている点、および通
気性に優れている点から好ましく用いられる。
【0025】ホルムアルデヒドを透過させにくい熱可塑
性樹脂43としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン系樹
脂、塩化ビニル樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド
系樹脂等を用いることができる。また、このような3層
構造の複合紙を作成する方法としては、薄葉紙42と熱
可塑性樹脂層43を接着剤を使うか、あるいは使わずに
熱などで貼合せる方法、2枚の薄葉紙42にエクストル
ージョンラミネート法により熱可塑性樹脂層43の層を
溶融押出しと同時にラミネートする方法があり、貼合せ
方法は用いられる熱可塑性樹脂層43の種類によって適
したものを選択する。ここではポリエチレン樹脂を用い
て、溶融した樹脂を押し出し、エクストルージョンラミ
ネート法によって紙質系シート42を両面に積層してい
る。
【0026】そしてこれらの化粧板を貼着されたフラッ
シュパネルは、扉、襖、間仕切り等の建築物内装材に用
いるれる。その場合必要に応じて、化粧板の最表面に摩
耗、水、化学薬品等の影響から保護するために、透明性
を有する樹脂からなる表面保護層を形成してもよく、使
用する樹脂としては、セルロース系樹脂,アクリル系樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フッ素樹
脂等があげられる。また、抗菌剤や防カビ剤等を本化粧
板の基材以外の層に添加し、必要な性能を有するものと
しても良いものである。
【0027】
【発明の効果】本発明のフラッシュパネルは以上説明し
たように、2枚の基材を芯材の両側に貼合することによ
り形成されたフラッシュパネルにおいて、前記芯材が表
出しているフラッシュパネルの側面部にホルムアルデヒ
ド捕捉層を有するシートが貼着され、さらに、その芯材
の両側に貼合する基材のうちの少なくとも一方の基材
が、前記芯材と反対側に位置する面に装飾処理層が形成
された化粧板としたものであるから、基材および芯材か
ら発生する刺激臭の非常に強いホルムアルデヒドは、化
粧板によって表面への放出は遮断され、芯材が表出して
いるフラッシュパネルの側面部からの揮発は、ホルムア
ルデヒド捕捉層を有するシートにより捕捉、吸着される
ため、フラッシュパネルの表面側へのホルムアルデヒド
が放出されることがなく、よってホルムアルデヒドによ
る刺激臭がすることの非常に少なくなるものである。ま
た、化粧板の表面には装飾処理層が設けられているため
意匠性に優れたフラッシュパネルを得ることが出来る。
【0028】また、各基材の少なくとも一方の面にホル
ムアルデヒドを透過させにくいシート、または、ホルム
アルデヒド捕捉層を有するシートを積層することで、基
材および芯材から発生するホルムアルデヒドは、ホルム
アルデヒドを透過させにくいシートによって放出は遮断
され、ホルムアルデヒド捕捉層を有するシートでは、シ
ートに設けられたホルムアルデヒド捕捉剤によって捕
捉、吸着するため表面側からホルムアルデヒドが放出さ
れることがすくなく、またパネル内部にホルムアルデヒ
ドが蓄積することのないものとなる。よってホルムアル
デヒドによる刺激臭がすることの非常に少なくなるもの
である。
【0029】また、芯材の両側に貼合する基材の芯材と
反対側にホルムアルデヒドを透過させにくいシートを積
層し、前記基材の芯材側にホルムアルデヒド捕捉層を有
するシートを積層することで、ホルムアルデヒドを確実
に捕捉、吸着することができるので、ホルムアルデヒド
捕捉性能に優れたフラッシュパネルを得ることができ
る。
【0030】また、芯材の両側に貼合する基材に貼着す
るホルムアルデヒド捕捉層を有するシートが、ホルムア
ルデヒドを透過させにくいシートよりなるとき、前記ホ
ルムアルデヒド捕捉層が前記芯材側に形成することで、
ホルムアルデヒドを確実に捕捉、吸着することができ
る。
【0031】さらに、芯材の両側に貼合する基材に貼着
するホルムアルデヒド捕捉層を有するシートが、2枚の
紙質系シートを熱可塑性合成樹脂の押出しコート層を介
して接着してなる積層シートよりなるとき、ホルムアル
デヒド捕捉層を前記熱可塑性合成樹脂の押出しコート層
の両面に形成することで、基材および芯材から発生する
ホルムアルデヒドの捕捉、吸着がより確実で容易になる
ものであり、さらに、両面の接着性が高くなりこのホル
ムアルデヒド捕捉シートを介して接着される面とを強固
に結合することが出来る。また、基材の裏面からの吸湿
あるいは放湿による化粧板自体の反りも防止でき、反り
のすくないフラッシュパネルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1のフラッシュパネルの実施形態の
一部欠截側面図である。
【図2】本発明の第2のフラッシュパネルの実施形態の
一部欠截側面図である。
【図3】本発明のフラッシュパネルを製造するに際して
用いられる表面シートの断面図である。
【図4】本発明のフラッシュパネルを製造するに際して
用いられる裏面シートの断面図である。
【図5】本発明のフラッシュパネルを製造するに際して
用いられる側面シートの断面図である。
【図6】本発明の第1のフラッシュパネルの実施形態の
積層構成を模式的に示す断面図である。
【図7】本発明の第2のフラッシュパネルの第1の実施
形態の積層構成を模式的に示す断面図である。
【図8】本発明の第2のフラッシュパネルの第2の実施
形態の積層構成を模式的に示す断面図である。
【図9】本発明の第2のフラッシュパネルの第3の実施
形態の積層構成を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1、1’ フラッシュパネル 2 基材 3 基体シート 3a ホルムアルデヒドを透過させにくいシート 3b ホルムアルデヒドを透過させやすいシート 4 ホルムアルデヒド捕捉用シート 41 ホルムアルデヒド捕捉層 42 紙質系シート 43 熱可塑性樹脂層 5 接着剤層 6 装飾処理層 7 枠材 8 芯材 9、9’ 化粧板 A、A1、A2 表面シート B、B1、B2、B3 裏面シート C、C1 側面シート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の基材を芯材の両側に貼合すること
    により形成されたフラッシュパネルにおいて、前記芯材
    が表出しているフラッシュパネルの側面部にホルムアル
    デヒド捕捉層を有するシートが貼着されていることを特
    徴とするフラッシュパネル。
  2. 【請求項2】 前記芯材の両側に貼合する基材のうちの
    少なくとも一方の基材の前記芯材と反対側に位置する面
    に装飾処理層が形成されていることを特徴とする請求項
    1記載のフラッシュパネル。
  3. 【請求項3】 前記各基材の少なくとも一方の面にホル
    ムアルデヒドを透過させにくいシート、または、ホルム
    アルデヒド捕捉層を有するシートを積層していることを
    特徴とする請求項1、2記載のフラッシュパネル。
  4. 【請求項4】 前記芯材の両側に貼合する基材の芯材と
    反対側にホルムアルデヒドを透過させにくいシートを積
    層し、前記基材の芯材側にホルムアルデヒド捕捉層を有
    するシートを積層していることを特徴とする請求項3に
    記載のフラッシュパネル。
  5. 【請求項5】 前記芯材の両側に貼合する基材に貼着す
    るホルムアルデヒド捕捉層を有するシートが、ホルムア
    ルデヒドを透過させにくいシートよりなるとき、前記ホ
    ルムアルデヒド捕捉層が前記芯材側に形成されているこ
    とを特徴とする請求項3記載のフラッシュパネル。
  6. 【請求項6】 前記芯材の両側に貼合する基材に貼着す
    るホルムアルデヒド捕捉層を有するシートが、2枚の紙
    質系シートを熱可塑性合成樹脂の押出しコート層を介し
    て接着してなる積層シートよりなるとき、前記ホルムア
    ルデヒド捕捉層が前記熱可塑性合成樹脂の押出しコート
    層の両面に形成されていることを特徴とする請求項3記
    載のフラッシュパネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110644898A (zh) * 2019-10-24 2020-01-03 浙江金凯德智能家居有限公司 一种室内门

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