JPH10317830A - フラッシュパネル - Google Patents

フラッシュパネル

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JPH10317830A
JPH10317830A JP14724197A JP14724197A JPH10317830A JP H10317830 A JPH10317830 A JP H10317830A JP 14724197 A JP14724197 A JP 14724197A JP 14724197 A JP14724197 A JP 14724197A JP H10317830 A JPH10317830 A JP H10317830A
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JP
Japan
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formaldehyde
sheet
flash panel
core material
layer
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JP14724197A
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English (en)
Inventor
Seiji Kuroda
誠二 黒田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着剤により結合される木質系基材、または
基材との接着に尿素系等の接着剤を使用するものに対
し、有害なホルムアルデヒドの捕捉機能を持ち、パネル
表面及び側面側からのホルムアルデヒドの放出の少ない
フラッシュパネルを提供することにある。 【解決手段】 2枚の基材を芯材の両側に貼合したフラ
ッシュパネルにおいて、前記2枚の基材の少なくとも一
つの面にホルムアルデヒド捕捉層が積層されているフラ
ッシュパネルとすることである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扉、襖、間仕切り
等に用いられるフラッシュパネルに関するものであり、
基材から放出されるホルムアルデヒドの放出量を低減し
たフラッシュパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフラッシュパネルは、木材合板、
木質繊維板等の木質系基材の片面に突板、薄葉紙化粧シ
ート、ポリ塩化ビニル化粧シート等を貼着した木質系化
粧板を同様の材質からなる芯材の両面に貼合せたものが
殆どであった。これらの木材合板、木質繊維板等の木質
系基材は、接着剤によって結合されており、この接着剤
としては接着性能やコストの点から尿素系、メラミン系
あるいはレゾルシノール系樹脂の接着剤を用いることが
多い。ところが、これらの接着剤には遊離のホルムアル
デヒドが含まれていたり、或いは樹脂の分解によってホ
ルムアルデヒドが遊離してくる。ホルムアルデヒドは強
い刺激臭、いわゆるホルマリン臭を有する有毒物質であ
り、上記の各木質系基材はこのホルムアルデヒドを放出
し、衛生環境を損なうことになる。
【0003】そこで、これらの木質系基材からのホルム
アルデヒドの放出を防止する方法として数多くの提案が
なされている。例えば、酢酸ビニル系樹脂等のホルムア
ルデヒドを含まない樹脂を使用したり、ホルムアルデヒ
ドを捕捉する尿素を添加した尿素樹脂接着剤を用いる等
の対策がとられているが、ホルムアルデヒドを含まない
樹脂は接着力が弱いため、合板の場合には層間の接着力
が不十分になるという問題点があり、木質繊維板の場合
には強度等の物性が変わってしまうという問題があり、
ホルムアルデヒド捕捉剤を接着剤に添加して使用する
と、価格が高くなる上に、出来上がったものの物性が変
わる恐れがあるという問題があった。また、化粧板に化
粧シートを貼着する接着剤からもホルムアルデヒドが放
出される恐れがあるという問題もあった。
【0004】また、フラッシュパネルに貼着する化粧板
の表面化粧シートが、薄葉紙等の紙質系化粧シートの場
合は、その基体シートを通して直接表面側に放出され、
また、ポリ塩化ビニル等のホルムアルデヒドを透過しに
くい基体シートよりなる化粧シートを用いた場合には、
直接には通さないため初期の段階では表面側へのホルム
アルデヒドの放出は抑制されるが、経時的にフラッシュ
パネル内部にホルムアルデヒドが蓄積され、やがて表面
側に放出されるという欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題点
に鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、接着剤により結合される木質系基材、または基材と
の接着に尿素系等の接着剤を使用するものに対し、有害
なホルムアルデヒドの捕捉機能を持ち、パネル表面及び
側面側からのホルムアルデヒドの放出の少ないフラッシ
ュパネルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の解決手段は、2枚の基材を芯材の両側に貼合
したフラッシュパネルにおいて、前記2枚の基材の少な
くとも一つの面にホルムアルデヒド捕捉層が積層されて
いることを特徴とするフラッシュパネルとすることであ
る。この構成とすることにより、基材から発生するホル
ムアルデヒドはホルムアルデヒド捕捉層によって捕捉、
吸着されるため表面側からホルムアルデヒドが放出され
ることがなく、またパネル内部にホルムアルデヒドの蓄
積することの非常に少なくなるものである。
【0007】また、2枚の基材を芯材の両側に貼合した
フラッシュパネルにおいて、前記基材の芯材と反対側に
位置する面にホルムアルデヒドを透過させにくいシート
を貼着するとともに、前記フラッシュパネルの内部に位
置する少なくとも一つの面、特には2枚の基材の芯材側
に位置する面にホルムアルデヒド捕捉層が積層されてい
るものとすることである。そうすることで、基材から発
生するホルムアルデヒドは、フラッシュパネルの表面側
にはホルムアルデヒドを透過させにくいシートによって
遮断されるため、ホルムアルデヒドが放出されることが
少なく、フラッシュパネルの内部にはホルムアルデヒド
捕捉層に含有されるホルムアルデヒド捕捉剤によって捕
捉・吸着されるためパネル内部にホルムアルデヒドが蓄
積することの非常に少なくなるものとなる。
【0008】また、前記2枚の基材の芯材側に位置する
面に、前記ホルムアルデヒド捕捉層、ホルムアルデヒド
を透過させにくいシートが順に積層されているものとす
ることにより、フラッシュパネルの内部側においてもホ
ルムアルデヒドを透過させにくいシートによって遮断さ
れるため、ホルムアルデヒドが放出されることが少なく
なるとともに、基材から発生するホルムアルデヒドを捕
捉・吸着するのでパネル内部にホルムアルデヒドが蓄積
することのほとんどないものとなる。
【0009】また、前記ホルムアルデヒド捕捉層が前記
2枚の基材の芯材側に位置する面の少なくとも一つの面
に積層されているものであり、さらに、ホルムアルデヒ
ド捕捉層が両面からホルムアルデヒドを捕捉可能に形成
されているものとすることである。そうすることで、基
材および芯材から発生するホルムアルデヒドを容易に捕
捉することができる。
【0010】また、前記2枚の基材の芯材と反対側に位
置する2つの面の一方の面にホルムアルデヒドを透過さ
せにくいシートを積層し、他方の面にホルムアルデヒド
捕捉層を積層することである。そうすることで、フラッ
シュパネルの一方の面はホルムアルデヒドを透過させに
くいシートによって、ホルムアルデヒドの放出を遮断
し、もう一方の面でホルムアルデヒドを捕捉、吸着する
ため、外部への放出が非常に少なくなるものである。
【0011】また、前記2枚の基材の芯材と反対側に位
置する面にホルムアルデヒド捕捉層を積層し、前記2枚
の基材の芯材側に位置する面にホルムアルデヒドを透過
させにくいシートを積層することである。そうすること
で、基材より発生するホルムアルデヒドは、フラッシュ
パネルの内部側には、ホルムアルデヒドを透過させにく
いシートによって放出は遮断され、フラッシュパネルの
表面側には、ホルムアルデヒド捕捉層にて捕捉、吸着さ
れるため、フラッシュパネルの内部側に滞留し側面部か
ら放出されることがほとんどなくなり、ホルムアルデヒ
ドの外部への放出がより少ないものとなる。
【0012】また、前記2枚の基材の芯材と反対側に位
置する面及び前記2枚の基材の芯材側に位置する面の全
ての面にホルムアルデヒド捕捉層を形成することで、ホ
ルムアルデヒドを確実に捕捉、吸着することができる。
【0013】また、前記ホルムアルデヒド捕捉層が、基
体シートの少なくとも一つの面に形成されていること
で、基材にホルムアルデヒド捕捉層を形成することが容
易になり、ホルムアルデヒドを確実に捕捉、吸着するこ
とができる。
【0014】前記基体シートが、ホルムアルデヒドを透
過させにくいシートよりなるとき、前記ホルムアルデヒ
ド捕捉層が、前記基体シートの前記基材側に形成されて
いることを特徴とするものである。こうすることによっ
て、基材より発生するホルムアルデヒドは、ホルムアル
デヒドを透過させにくいシートによって外部への放出は
遮断され、そして、ホルムアルデヒド捕捉層がホルムア
ルデヒドを透過させにくいシートの基材側に設けられて
いるため発生したホルムアルデヒドの捕捉、吸着がより
確実になり、外部への放出が非常に少なくなるものであ
る。
【0015】また、前記基体シートが2枚の紙質系シー
トを熱可塑性合成樹脂の押出しコート層を介して接着し
てなる積層シートとすることで、ホルムアルデヒド捕捉
層の形成も行いやすく、両面の接着性も高くなり、この
シートを介して接着される面とを強固に結合することが
出来るとともに、熱可塑性樹脂の押出コート層がホルム
アルデヒドを透過させにくいため、発生するホルムアル
デヒドはホルムアルデヒド捕捉剤に捕捉、吸着されやす
くなり、外部への放出がより少なくなるものである。
【0016】また、前記基材の少なくとも一方の芯材と
反対側に位置する面に装飾処理層が積層されているもの
とすることで、基材の表面には装飾処理層が設けられて
いるため意匠性に優れたフラッシュパネルとなるもので
ある。
【0017】また、前記2枚の基材の芯材側に位置する
面に防湿性を有する基体シートを貼合わせることによっ
て、基材の吸湿あるいは放湿による反りを防止しフラッ
シュパネル自体の反りも防止できるものである。
【0018】さらに、前記芯材が表出しているフラッシ
ュパネルの側面部にホルムアルデヒド捕捉層を有する
か、またはホルムアルデヒドを透過させにくいシートか
らなる側面シートが貼着されていることにより、フラッ
シュパネルの側面部からのホルムアルデヒドの揮散を、
透過させないか、あるいは捕捉、吸着することにより防
止し、外部へのホルムアルデヒドの放出をほとんどなく
すことを可能とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
を図面を参照しながら説明する。図1〜図3は本発明の
フラッシュパネルの実施形態の一部欠截側面図、図4は
本発明のフラッシュパネルを製造するに際して用いられ
る表面シートの断面図、図5は本発明のフラッシュパネ
ルを製造するに際して用いられる裏面シートの断面図、
図6〜図11は本発明のフラッシュパネルの実施形態の
積層構成を示す断面図、図12は本発明のフラッシュパ
ネルのその他の実施形態の一部欠截側面図であり、1、
1’、1''、10はフラッシュパネル、2は基材、3a
はホルムアルデヒドを透過させにくいシート、3bはホ
ルムアルデヒドを透過させやすいシート、4はホルムア
ルデヒド捕捉シート、41はホルムアルデヒド捕捉層、
42は紙質系シート、43は熱可塑性樹脂層、5は接着
剤層、6は装飾処理層、9は芯材、A、A1、A2、A
3は表面シート、B、B1、B2、B3は裏面シート、
B4はホルムアルデヒド捕捉剤含有樹脂層、Cは側面シ
ートをそれぞれ表す。
【0020】本発明のフラッシュパネル1は図1に示す
ように、芯材9の両面に基材2を貼着したものであり、
該基材2の芯材9と反対側に位置する面に表面シートA
を貼着した構成からなり、該表面シートAは(図示して
ないが)、少なくとも一方がホルムアルデヒド捕捉層を
有するホルムアルデヒド捕捉シートからなり、他方がホ
ルムアルデヒド捕捉層を有するホルムアルデヒド捕捉シ
ート、或いはホルムアルデヒドを透過させにくいシート
からなるものであり、かつ少なくとも一方のシートの表
面側には装飾処理層6が設けられているものである。こ
のような構成とすることで、フラッシュパネル1に用い
られる基材2および芯材9から放出されるホルムアルデ
ヒドは、ホルムアルデヒドを透過させにくいシートによ
って表面への放出は遮断され、そしてホルムアルデヒド
捕捉層によって捕捉、吸着されるために、表面への放出
は非常に少ないものとなる。尚、一方の面が壁面等に貼
合される場合は、他方の面のみにホルムアルデヒド捕捉
層を有するホルムアルデヒド捕捉シートを貼着したよう
な構成としたものでも構わないものである。
【0021】また図2に示すように、芯材9の両面に貼
着する基材2の芯材9と反対側に位置する面に表面シー
トAを、基材2の芯材9側に位置する面のどちらか一つ
の面に裏面シートBを貼着した構成としても良いもので
ある。この場合表面シートAは、図1に示すフラッシュ
パネル1と同様のもので良く、裏面シートBにはホルム
アルデヒド捕捉層が形成されている。さらに、図3に示
すように、芯材9の両面に貼着する基材2の芯材9と反
対側に位置する面に表面シートAを、基材2の芯材9側
に位置する面の両方に裏面シートBを貼着した構成とし
ても良いものである。この場合も表面シートAは、図1
に示すフラッシュパネル1と同様のもので良く、また、
裏面シートBはホルムアルデヒドを透過させにくいシー
ト、あるいは少なくとも一つの面にホルムアルデヒド捕
捉層を有するホルムアルデヒド捕捉シートからなり、表
面シートAまたは裏面シートBのどちらか一方がホルム
アルデヒド捕捉層を有しているものである。このような
構成とすることで、フラッシュパネル1''に用いられる
基材2、あるいは接着剤層からのホルムアルデヒドの放
出は表面側には表面シートAにより、フラッシュパネル
の内面側には裏面シートBによって、それぞれ遮断また
は捕捉、吸着されるために、表面への放出は非常に少な
いものとなり、基材内部あるいはフラッシュパネル内部
側に蓄積されることがなく、よってホルムアルデヒドに
よる刺激臭がすることの非常に少なくなるものである。
【0022】本発明のフラッシュパネル1、1’、
1''、10(後述)に用いられる表面シートAの積層構
成は図4(イ)〜(ハ)に示すように、(イ)ホルムア
ルデヒドを透過させにくいシート3aの上面に装飾処理
層6が形成された構成(A1)、(ロ)ホルムアルデヒ
ドを透過させにくいシート3aの1つの面にホルムアル
デヒド捕捉層41を設け、該ホルムアルデヒド捕捉層4
1の反対面に装飾処理層6が形成された構成(A2)、
(ハ)ホルムアルデヒドを透過させやすいシート3bの
少なくとも1つの面にホルムアルデヒド捕捉層41を設
け、該ホルムアルデヒド捕捉層41の反対面に装飾処理
層6が形成された構成(A3)からなる。このような、
表面シートAを接着剤層5を介して基材2の面に貼着し
た化粧板は、表面に意匠性に優れた装飾処理層6を有
し、基材2あるいは基材にシートを貼着するために使用
する接着剤層5から発生するホルムアルデヒドは、ホル
ムアルデヒドを透過させにくいシート3aによって放出
を遮断されるか、基体シートに設けられたホルムアルデ
ヒド捕捉層41によって捕捉、吸着されるため外部へ放
出することの少なくなるものである。尚、(A2)につ
いては、装飾処理層6がホルムアルデヒド捕捉層41と
同一面でもよく、その積層順序もどちらでも構わない。
また(A3)については、ホルムアルデヒド捕捉層41
が装飾処理層6側に位置してもよいものである。
【0023】また、裏面シートBおよびホルムアルデヒ
ド捕捉剤含有樹脂層の積層構成は図5(イ)〜(ニ)に
示すように、(イ)ホルムアルデヒドを透過させにくい
シート3a(B1)、(ロ)ホルムアルデヒドを透過さ
せにくいシート3aの少なくとも1つの面にホルムアル
デヒド捕捉層41を設けた構成(B2)、(ハ)ホルム
アルデヒドを透過させやすいシート3bの少なくとも1
つの面にホルムアルデヒド捕捉層41を設けた構成(B
3)、(ニ)ホルムアルデヒド捕捉剤含有樹脂層からな
るホルムアルデヒド捕捉層41とした構成(B4)。こ
のような、裏面シートBを接着剤層5を介して基材2の
表面シートAを貼着した反対面に貼着することで基材2
あるいは基材にシートを接着するために使用する接着剤
層5や図示していないがペーパーハニカムや内部補強材
等から発生するホルムアルデヒドは、裏面シートBによ
ってホルムアルデヒドの放出を遮断、または基体シート
に設けられたホルムアルデヒド捕捉層41によって捕
捉、吸着されるため、ホルムアルデヒドが外部に放出さ
れることが非常に少なくなるものである。
【0024】本発明のフラッシュパネルを製造するのに
用いられる表面シートA、裏面シートBに使用される基
体シートとしては、ホルムアルデヒドを透過させにくい
シート3a、またはホルムアルデヒドを透過させやすい
シート3bが用いられ、ホルムアルデヒドを透過させに
くいシート3aとしては、例えば、ポリエチレンフイル
ム、ポリプロピレンフイルム、ポリ塩化ビニルフイル
ム、ポリエチレンテレフタレートフイルム、ポリカーボ
ネートフイルム、アクリル樹脂フイルム、ナイロンフイ
ルム、ポリスチレンフイルム、エチレン酢酸ビニル共重
合体フイルム、エチレンビニルアルコール共重合体フイ
ルム、鉄、アルミニウム、銅等の金属箔若しくはシート
等の単層或いは2層以上の積層構造のものを用途に応じ
て選択使用される。ここではインキの付着性の良さ、強
度の高さ、成形の容易さ等を考慮してポリプロピレンフ
イルム、ポリ塩化ビニルフイルム、ポリエチレンテレフ
タレートフイルム等の熱可塑性樹脂フイルム、および薄
葉紙、紙間強化紙、混抄紙等の2枚の薄紙をポリエチレ
ン樹脂等の熱可塑性合成樹脂の押出しコート層を介して
接着した複合紙等が用いられ、その表面に必要に応じて
インキで木目等の装飾処理層6を印刷したものを用いて
いる。
【0025】ホルムアルデヒド捕捉層41は硝化綿/ア
ルキッド系、セルロース系、塩化ビニル系、塩化ビニル
−酢酸ビニル系、アクリル系、エステル系、ウレタン系
等の溶剤タイプやエマルジョンタイプのビヒクルにホル
ムアルデヒド捕捉作用のある物質と添加剤等を任意に加
えて混練りした塗工液を基材やホルムアルデヒドを透過
させにくいシート、あるいはホルムアルデヒドを透過さ
せやすいシートなどの基体シート等に塗布あるいは含浸
することや基材に直接塗布することなどにより形成する
ことができる。ホルムアルデヒドを透過させやすいシー
ト3b、或いは直接塗布したものを用いたものは両面か
らホルムアルデヒドを捕捉、吸着することが出来る。
【0026】本発明で使用可能なホルムアルデヒド捕捉
作用のある代表的な物質は有機アミノ化合物であり、こ
の化合物はホルムアルデヒドと容易に反応し、その生成
物がホルムアルデヒドを解離せず、無害で安定な物質で
あって、例えば、尿素、エチレン尿素、プロピレン尿
素、5−ヒドロキシプロピレン尿素、5−メトキシプロ
ピレン尿素、5−メチルプロピレン尿素、パラバン酸
(グリオキザールモノウレイン)、4,5−ジメトキシ
エチレン尿素、ピロリジン、ピペリジン、モルホリン、
ジシアンジアミド、2−ヒドラゾベンゾチアゾールもし
くはその誘導体、等のアミン類、アミド類、イミド類な
どが挙げられる。また、必要に応じて水酸化アンモニウ
ムを添加してもよい。さらに、前記ホルムアルデヒド捕
捉物質をシリカ、タルク、クレー、活性炭、ゼオライ
ト、セピオライト等の無機質系粉末に担持させたもので
あってもよい。
【0027】本発明の第1のフラッシュパネル1の実施
形態の積層構成を図6に示す。以下、既に説明した構成
要素と同一の符号によって表記し、重複する説明は省略
する。フラッシュパネル1は芯材9の両側にホルムアル
デヒドを透過させにくいシート3aからなる基体シート
の上面に装飾処理層6を形成した表面シートA1を接着
剤層5を介して基材2に貼着した化粧板とホルムアルデ
ヒドを透過させやすいシート3bの少なくとも1つの面
にホルムアルデヒド捕捉層41を設けたホルムアルデヒ
ド捕捉シート4の上面に装飾処理層6を設けた表面シー
トA3を貼着した化粧板をそれぞれ接着剤層5を介して
貼合したものである。表面シートA1を貼着した化粧板
側では、ホルムアルデヒドを透過させにくいシート3a
が設けられていることによって、基材2から放出される
ホルムアルデヒドは遮断され、もう一方の表面シートA
3を貼着した化粧板側では、ホルムアルデヒド捕捉層4
1が設けられていることによって、基材2から放出され
るホルムアルデヒドは捕捉、吸着されるためにフラッシ
ュパネル1の表面への放出は非常に少ないものとなる。
また図示はしていないが、表面シートA3の代わりに表
面シートA2を用いてもよいものである。さらに表面シ
ートA1を貼着した側を壁面等に貼合する場合には、ホ
ルムアルデヒドの放出が遮断されるので必ずしも表面シ
ートA1は必要でない。
【0028】本発明に用いられる基材2としては、ホル
ムアルデヒド発散性樹脂を層間の接着剤として用いた木
材合板(所謂集成材も含む)、ホルムアルデヒド発散性
樹脂をバインダーとするパーティクルボード又は木質繊
維板(MDF等)があり、その他に、本発明において
は、ホルムアルデヒド発散性樹脂単体、ホルムアルデヒ
ド発散性樹脂を繊維質材料と混練又は含浸して複合化し
たもの(広義のFRP)等も用いることができる。
【0029】ホルムアルデヒド発散性樹脂としては、フ
ェノール(石炭酸)とホルムアルデヒドとの縮重合から
得られるフェノール樹脂、尿素とホルムアルデヒドとの
重合で得られる尿素(或いは尿素・ホルムアルデヒド)
樹脂、アルキッド樹脂にメラミン樹脂、尿素樹脂、グア
ナミン樹脂等を添加してなるアミノアルキッド樹脂、メ
ラミン樹脂等がある。ホルムアルデヒドが樹脂系材料中
に存在するのは、主に次の原因によると考えられてい
る。即ち、(1)樹脂の未反応物として残る場合、
(2)硬化反応中(加熱・加圧)に遊離したものとして
残る場合、(3)樹脂以外の材料(木材、紙等)に捕捉
されたものとして残る場合、(4)樹脂の分解によって
ホルムアルデヒドが遊離して残る場合等であり、その
後、使用時にホルムアルデヒドガスとして発生すること
により、ホルマリンの刺激臭がするものであると考えら
れる。
【0030】本発明の第2のフラッシュパネル1’の実
施形態の積層構成を図7に示す。基材2の両面に接着剤
層5を介してホルムアルデヒドを透過させにくいシート
3aの表面に装飾処理層6を形成した表面シートA1と
ホルムアルデヒドを透過させやすいシート3bの片面に
ホルムアルデヒド捕捉層41を設けた裏面シートB3を
貼着した化粧板を、芯材9面に接着剤層5を介して裏面
シートB3面を貼合せ、芯材9のもう一方の面に、表面
シートA1を基材2の片面に貼着した化粧板を接着剤層
5を介して貼合したものである。フラッシュパネル1’
の表面側にはホルムアルデヒドを透過させにくいシート
3aからなる表面シートA1が設けられていることによ
って、基材2より発生するホルムアルデヒドは、ホルム
アルデヒドを透過させにくいシート3aによって外部へ
の放出は遮断され、そして、ホルムアルデヒド捕捉層4
1がホルムアルデヒドを透過させやすいシート3bに設
けられているため、ホルムアルデヒドを両面から捕捉、
吸着が可能となり、より確実に捕捉、吸着されるものと
なる。また、図示してないが裏面シートB3をホルムア
ルデヒド捕捉剤含有樹脂層B4からなるホルムアルデヒ
ド捕捉層41としてもよく、さらにはホルムアルデヒド
捕捉層41が、化粧板の裏面ではなく芯材の内面側に位
置する面に積層されていてもよいものである。
【0031】本発明の第3のフラッシュパネル1''の第
1の実施形態の積層構成を模式的に図8に示す。本実施
形態のフラッシュパネル1''は、基材2の両面に接着剤
層5を介して表面シートA1と裏面シートB3を貼着し
た化粧板を裏面シートB3面が芯材9の面に接するよう
に芯材9の両面に接着剤層5を介して貼合したものであ
り、基材2の表面側(フラッシュパネルの表面)にはホ
ルムアルデヒドを透過させにくいシート3aによって放
出を遮断され、基材2の裏面側(フラッシュパネルの内
面)にはホルムアルデヒド捕捉層41によって捕捉、吸
着されるため外部へ放出されることがない、また、化粧
板内部に密閉されるホルムアルデヒドはホルムアルデヒ
ド捕捉層41によって捕捉、吸着される。よってホルム
アルデヒドによる刺激臭がすることの非常に少なくなる
ものである。
【0032】本発明の第3のフラッシュパネル1''の第
2の実施形態の積層構成を模式的に図9に示す。本実施
形態のフラッシュパネル1''は、基材2の両面に接着剤
層5を介して表面シートA3と裏面シートB1を貼着し
た化粧板を裏面シートB1面が芯材9の面に接するよう
に芯材9の両面に接着剤層5を介して貼合したもの、ま
たは、図示してないが裏面シートB1を裏面シートB2
としたものである。基材2の表面側にはホルムアルデヒ
ド捕捉層41によって捕捉、吸着され、基材2の裏面側
には、ホルムアルデヒドを透過させにくいシート3aに
よって放出を遮断されるため、化粧板内部にホルムアル
デヒドが放出されることがなく、化粧板表面側へ放出さ
れようとするホルムアルデヒドはホルムアルデヒド捕捉
層41によって捕捉、吸着されるので、内部に滞留する
ことなくフラッシュパネルの側面等から徐々に放出され
る虞も少なくなるものである。
【0033】本説明の第3のフラッシュパネル1''の第
3の実施形態の積層構成を模式的に図10に示す。本実
施形態のフラッシュパネル1''は、基材2の両面に接着
剤層5を介して表面シートA1と裏面シートB2を貼着
した化粧板を裏面シートB2面が芯材9の面に接するよ
うに芯材9の両面に接着剤層5を介して貼合したもの、
または、図示してないが基材2の両面に接着剤層5を介
して表面シートA2と裏面シートB1を貼着した化粧板
を裏面シートB1面が芯材9の面に接するように芯材9
の両面に接着剤層5を介して貼合したものとしても良い
ものである。基材2の両面に貼着される基体シートはい
ずれもホルムアルデヒドを透過させにくいシート3aか
らなり、そのどちらか一つの面の基材2側にホルムアル
デヒド捕捉層41が形成されているものである。したが
って基材自体あるいは基材にシートを貼着するために使
用する接着剤から発生するホルムアルデヒドはホルムア
ルデヒドを透過させにくいシート3aによって外部への
放出は遮断され、ホルムアルデヒド捕捉層41がホルム
アルデヒドを透過させにくいシート3aの基材側に設け
られているため発生したホルムアルデヒドの捕捉、吸着
がより確実になり、外部への放出が非常に少なくなるも
のである。また、図示していないが、基体シートを、そ
の構造において、ホルムアルデヒドを透過させにくい熱
可塑性樹脂層43の両面に紙質系シート42を貼着した
3層構造とすることで、ホルムアルデヒドを透過させに
くいシート3aの表面に紙質系シート42を有すること
になり、ホルムアルデヒド捕捉層41の形成及び基材2
への貼着が容易にでき、さらに、化粧板を芯材9に積層
する場合も表面が紙質系シートの為強固に接着すること
が出来る。また、防湿性を有する構成ともなっており、
フラッシュパネルの反り等も防止できるものである。
【0034】紙質系シート42としては、例えば、薄葉
紙、晒クラフト紙、チタン紙、板紙、石膏ボード紙等の
紙であり、特に重さが20〜80g/m2 の薄葉紙が、
価格が安価であるだけでなく、ホルムアルデヒド捕捉剤
を含有する樹脂液の塗工適性に優れている点、および通
気性に優れている点から好ましく用いられる。
【0035】また、このような3層構造の積層体を作製
する方法としては、薄葉紙42と熱可塑性樹脂層43を
接着剤を使うか、あるいは使わずに熱などで貼合わせる
方法、2枚の薄葉紙42にエクストルージョンラミネー
ト法により熱可塑性樹脂層43の層を溶融押出しと同時
にラミネートする方法があり、貼合せ方法は用いられる
熱可塑性樹脂層43の種類によって適したものを選択す
る。ここではポリエチレン樹脂を用いて、溶融した樹脂
を押し出し、エクストルージョンラミネート法によって
薄葉紙42を両面に積層している。さらに、防湿性を付
与するために、熱可塑性樹脂層単体の代わりに、ポリオ
レフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系や、セルロ
ース系のような親水性樹脂に、珪素酸化物の蒸着薄膜
層、アルミニウム等の金属またはアルミニウム酸化物、
マグネシウム酸化物等の金属酸化物を蒸着して蒸着層を
形成した蒸着フイルムでも、また、アルミニウムや鉄等
の金属箔を用いてもよいものである。
【0036】本発明の第3のフラッシュパネル1''の第
4の実施形態の積層構成を模式的に図11に示す。本実
施形態のフラッシュパネル1''は、基材2の両面に接着
剤層5を介して表面シートA2と裏面シートB2を貼着
した化粧板を裏面シートB2面が芯材9の面に接するよ
うに芯材9の両面に接着剤層5を介して貼合したもので
ある。基材2の両面に貼着される基体シートはいずれも
ホルムアルデヒドを透過させにくいシート3aからな
り、さらに基材2側にホルムアルデヒド捕捉層41が形
成されているものである。したがって基材自体あるいは
基材にシートを貼着するために使用する接着剤から発生
するホルムアルデヒドはホルムアルデヒドを透過させに
くいシート3aによって外部への放出は遮断され、ホル
ムアルデヒド捕捉層41がホルムアルデヒドを透過させ
にくいシート3aの基材側に設けられているため発生し
たホルムアルデヒドの捕捉、吸着がより確実になり、外
部への放出が非常に少なくなるものである。
【0037】さらに、本発明のフラッシュパネルのその
他の実施形態の一部欠截側面図を図12に示す。本実施
形態のフラッシュパネル10は、芯材9の両面に貼着す
る基材2の芯材9と反対側に位置する面に表面シートA
を、もう一方の基材2の芯材9側に位置する面に裏面シ
ートBを貼着した基材2を芯材9の両面に貼合せし、前
記芯材9が表出しているフラッシュパネルの側面部を覆
うように側面シートCを貼着した構成からなり、該表面
シートAおよび裏面シートBの構成は、本発明の第3の
フラッシュパネル1''の実施形態と同じくするもので、
該フラッシュパネル1''の芯材9が表出している側面部
にホルムアルデヒドを透過させにくいシート、あるい
は、ホルムアルデヒド捕捉層を形成したシートからなる
側面シートCを貼着したものある。そうすることで、フ
ラッシュパネルの側面部からのホルムアルデヒドの揮散
を、透過させないか、あるいは捕捉、吸着することによ
り防止し、外部へのホルムアルデヒドの放出がより少な
くなり、ホルムアルデヒド臭のほとんどないフラッシュ
パネルとなる。
【0038】そしてこれら表面に化粧が施されたフラッ
シュパネルは、壁面、間仕切り、扉、襖等の建築物内装
材に用いられる。その場合必要に応じて、化粧板の最表
面に摩耗、水、化学薬品等の影響から保護するために、
透明性を有する樹脂からなる表面保護層を形成してもよ
く、使用する樹脂としては、セルロース系樹脂,アクリ
ル系樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フ
ッ素樹脂等があげられる。また、抗菌剤や防カビ剤等を
本化粧板の基材以外の層に添加し、必要な性能を有する
ものとしても良いものである。
【0039】
【発明の効果】本発明のフラッシュパネルは以上説明し
たように、少なくとも一つの面にホルムアルデヒド捕捉
層が積層された2枚の基材を芯材の両面に貼合せたもの
であるから、基材自体あるいは該基材に基体シートを貼
着するために使用する接着剤から発生する刺激臭の非常
に強いホルムアルデヒドは、その放出をホルムアルデヒ
ド捕捉剤によって捕捉、吸着されるため表面からホルム
アルデヒドが放出されることがなく、よってホルムアル
デヒドによる刺激臭がすることの非常に少なくなるもの
である。また、化粧板の表面には装飾処理層が設けられ
ているため意匠性に優れたフラッシュパネルを得ること
が出来る。
【0040】また、基材の芯材と反対側に位置する面に
ホルムアルデヒドを透過させにくいシートを貼着し、該
フラッシュパネルの内部に位置する面の少なくとも一つ
の面にホルムアルデヒド捕捉層が積層されたものである
から、フラッシュパネルの表面側にはホルムアルデヒド
を透過させにくいシートによって、放出が遮断され、フ
ラッシュパネル内部ではホルムアルデヒド捕捉層に含有
されるホルムアルデヒド捕捉剤によって捕捉、吸着され
るためパネル内部にホルムアルデヒドが蓄積することの
非常に少なくなるものとなり、よってホルムアルデヒド
による刺激臭がすることの非常に少なくなるものであ
る。
【0041】また、前記ホルムアルデヒド捕捉層が前記
2枚の基材の芯材側に位置する面の少なくとも一つの面
に積層されているものであり、さらに、ホルムアルデヒ
ド捕捉層が両面からホルムアルデヒドを捕捉可能に形成
されているものとすることである。そうすることで、基
材および芯材から発生するホルムアルデヒドを容易に捕
捉することができる。
【0042】また、2枚の基材の芯材と反対側に位置す
る面にホルムアルデヒドを透過させにくいシートを積層
し、前記2枚の基材の芯材側に位置する面にホルムアル
デヒド捕捉層を積層すること、2枚の基材の芯材と反対
側に位置する面にホルムアルデヒド捕捉層を積層し、前
記2枚の基材の芯材側に位置する面にホルムアルデヒド
を透過させにくいシートを積層すること、または、2枚
の基材の芯材と反対側に位置する面および前記2枚の基
材の芯材側に位置する面の全てにホルムアルデヒド捕捉
層を形成することで、ホルムアルデヒドを確実に捕捉、
吸着することができる。
【0043】また、ホルムアルデヒド捕捉シートを形成
する基体シートをホルムアルデヒドを透過させにくいシ
ートとすることで、基材から発生するホルムアルデヒド
の捕捉、吸着がより確実で容易になるものであり、さら
に2枚の紙質系シートを熱可塑性樹脂の押出しコート層
を介して接着した積層シートとすることで、両面の接着
性が高くなりこのホルムアルデヒド捕捉シートを介して
接着される面とを強固に結合することが出来る。また、
2枚の基材の芯材側に位置する面に貼着する基体シート
を防湿性を有するものとすることで基材自体の吸湿ある
いは放湿による反りを防止することができ、反りの少な
いフラッシュパネルを得ることができる。
【0044】さらに、芯材が表出しているフラッシュパ
ネルの側面部にホルムアルデヒドを透過させにくいシー
ト、あるいはホルムアルデヒド捕捉層を形成したシート
を貼着することにより、フラッシュパネルから外部へ放
出されるホルムアルデヒドがより少なくなり、ホルムア
ルデヒド臭の非常に少ない、優れたフラッシュパネルと
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1のフラッシュパネルの実施形態
の一部欠截側面図である。
【図2】 本発明の第2のフラッシュパネルの実施形態
の一部欠截側面図である。
【図3】 本発明の第3のフラッシュパネルの実施形態
の一部欠截側面図である。
【図4】 本発明のフラッシュパネルを製造するに際し
て用いられる表面シートの断面図である。
【図5】 本発明のフラッシュパネルを製造するに際し
て用いられる裏面シートの断面図である。
【図6】 本発明の第1のフラッシュパネルの実施形態
の構造を模式的に示す断面図である。
【図7】 本発明の第2のフラッシュパネルの実施形態
の構造を模式的に示す断面図である。
【図8】 本発明の第3のフラッシュパネルの第1の実
施形態の構造を模式的に示す断面図である。
【図9】 本発明の第3のフラッシュパネルの第2の実
施形態の構造を模式的に示す断面図である。
【図10】 本発明の第3のフラッシュパネルの第3の
実施形態の構造を模式的に示す断面図である。
【図11】 本発明の第3のフラッシュパネルの第4の
実施形態の構造を模式的に示す断面図である。
【図12】 本発明のフラッシュパネルのその他の実施
形態の一部欠截側面図である。
【符号の説明】
1、1' 、1''、10 フラッシュパネル 2 基材 3a ホルムアルデヒドを透過させにくいシート 3b ホルムアルデヒドを透過させやすいシート 4 ホルムアルデヒド捕捉用シート 41 ホルムアルデヒド捕捉層 42 紙質系シート 43 熱可塑性樹脂層 5 接着剤層 6 装飾処理層 9 芯材 A、A1、A2、A3 表面シート B、B1、B2、B3 裏面シート B4 ホルムアルデヒド捕捉剤含有樹脂層 C 側面シート

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の基材を芯材の両側に貼合したフラ
    ッシュパネルにおいて、前記2枚の基材の少なくとも一
    つの面にホルムアルデヒド捕捉層が積層されていること
    を特徴とするフラッシュパネル。
  2. 【請求項2】 2枚の基材を芯材の両側に貼合したフラ
    ッシュパネルにおいて、前記基材の芯材と反対側に位置
    する面にホルムアルデヒドを透過させにくいシートを貼
    着するとともに、前記フラッシュパネルの内部に位置す
    る少なくとも一つの面にホルムアルデヒド捕捉層が積層
    されていることを特徴とするフラッシュパネル。
  3. 【請求項3】 前記ホルムアルデヒド捕捉層が前記2枚
    の基材の芯材側に位置する面の少なくとも一つの面に積
    層されていることを特徴とする請求項2記載のフラッシ
    ュパネル。
  4. 【請求項4】 前記2枚の基材の芯材側に位置する面
    に、前記ホルムアルデヒド捕捉層、ホルムアルデヒドを
    透過させにくいシートが順に積層されていることを特徴
    とする請求項3記載のフラッシュパネル。
  5. 【請求項5】 前記ホルムアルデヒド捕捉層が両面から
    ホルムアルデヒドを捕捉可能に形成されていることを特
    徴とする請求項1〜4記載のフラッシュパネル。
  6. 【請求項6】 前記2枚の基材の芯材と反対側に位置す
    る2つの面の一方の面にホルムアルデヒドを透過させに
    くいシートを積層し、他方の面にホルムアルデヒド捕捉
    層が積層されていることを特徴とする請求項1記載のフ
    ラッシュパネル。
  7. 【請求項7】 前記2枚の基材の芯材と反対側に位置す
    る面にホルムアルデヒド捕捉層を積層し、前記2枚の基
    材の芯材側に位置する面にホルムアルデヒドを透過させ
    にくいシートを積層していることを特徴とする請求項1
    記載のフラッシュパネル。
  8. 【請求項8】 前記2枚の基材の芯材と反対側に位置す
    る面及び前記2枚の基材の芯材側に位置する面全ての面
    にホルムアルデヒド捕捉層が形成されていることを特徴
    とする請求項1記載のフラッシュパネル。
  9. 【請求項9】 前記ホルムアルデヒド捕捉層が、基体シ
    ートの少なくとも一つの面に形成されていることを特徴
    とする請求項1〜8記載のフラッシュパネル。
  10. 【請求項10】 前記基体シートが、ホルムアルデヒド
    を透過させにくいシートよりなるとき、前記ホルムアル
    デヒド捕捉層が、前記基体シートの前記基材側に形成さ
    れていることを特徴とする請求項9記載のフラッシュパ
    ネル。
  11. 【請求項11】 前記基体シートが2枚の紙質系シート
    を熱可塑性合成樹脂の押出しコート層を介して接着して
    なる積層シートよりなることを特徴とする請求項10記
    載のフラッシュパネル。
  12. 【請求項12】前記基材の少なくとも一方の芯材と反対
    側に位置する面に装飾処理層が積層されていることを特
    徴とする請求項1〜11記載のフラッシュパネル。
  13. 【請求項13】 前記2枚の基材の芯材側に位置する面
    に防湿性を有するシートを貼合わせたことを特徴とする
    請求項10記載のフラッシュパネル。
  14. 【請求項14】 前記芯材が表出しているフラッシュパ
    ネルの側面部にホルムアルデヒド捕捉層を有するか、ま
    たはホルムアルデヒドを透過させにくいシートからなる
    側面シートが貼着されていることを特徴とする請求項1
    〜13記載のフラッシュパネル。
JP14724197A 1997-05-20 1997-05-20 フラッシュパネル Pending JPH10317830A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013217097A (ja) * 2012-04-09 2013-10-24 Yamaha Corp 中空の構造体

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