JPH10331266A - ユニット式建物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 間口の広い室内を容易に構成できるユニット
式建物を提供する。 【解決手段】 ユニット式建物１を、第１建物ユニット
３、５Ａ、５Ｂを含み組みこれらを合わせて建てるもの
とするとともに、複数の柱脚ユニット４を、互いに離間
させるとともに対向配置させ、その上面に載置部材Ａを
架けわたし、これらの載置部材Ａと柱脚ユニット４とを
含んで間口の広い室内Ｂを形成するものとする。そのた
め、複数の柱脚ユニットを離間させて所定の位置に対向
配置し、その上に載置部材を載せるだけで室内とするこ
とができ、例えばカーポート仕様の建物ユニットを製造
しなくてもよくなり、仮梁等を現場で取り外したりせず
にすむので、間口が広くかつ利用価値の多い室内を容易
に構成できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、複数の建物ユニッ
トを組み合わせて建てられるユニット式建物に関する。

【０００２】

【背景技術】例えば、工業化住宅としてのユニット式建
物は、予め工場で生産された建物ユニットを複数個、現
場で組み合わせることにより建てられている。そして、
このようなユニット式建物の内部に間口の広いカーポー
トや店舗、多目的ホール等を設けることがある。従来、
ユニット式建物の内部にカーポートや店舗、多目的ホー
ル等を設ける場合、例えばカーポートの場合、建物ユニ
ットの内部を車の進行方向と直交する側の下梁を取り外
す等してカーポート仕様に形成し、そのカーポート用建
物ユニットを所定の位置に配置して建物のカーポートと
している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、建物ユニッ
トの生産は、専用の生産ラインで組立てするとともに、
天井面材、床面材、内壁および外壁等を取り付ける等し
て行われている。しかし、内部が例えばカーポート仕様
となった建物ユニットは、一部の下梁が取り外されてい
る代わりに、輸送用の仮梁等を取り付けたりしなければ
ならず、通常の建物ユニットと仕様が異なるため、通常
の建物ユニット専用の生産ラインでの作業に多くの手間
がかかって生産性が悪かった。また、現場で輸送用の仮
梁等を取り外す等の作業を必要とし、現場作業が増える
という問題があった。さらに、カーポート仕様の建物ユ
ニットでは、一部の下梁が取り外されて全体の剛性が弱
くなるため、補強用のサブフレーム等を設けなければな
らず、製造が面倒であった。

【０００４】本発明の目的は、間口の広い室内を容易に
構成できるユニット式建物を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の第１発明のユニ
ット式建物は、図面を参照して説明すると、図１に示す
ように、平面形状において所定の縦、横寸法を有する箱
形の第１建物ユニット３、５Ａ、５Ｂを含みこれらを組
み合わせて建てられるユニット式建物１において、縦、
横寸法の少なくとも一方が第１建物ユニット３、５Ａ、
５Ｂの縦、横寸法よりも小さな寸法を有しかつ予め工場
で生産される複数の柱脚ユニット４を、互いに離間させ
るとともに対向配置させ、その上面に載置部材Ａを架け
わたし、これらの載置部材Ａと柱脚ユニット４とを含ん
で間口の広い室内Ｂを形成することを特徴とするもので
ある。

【０００６】以上において、第１建物ユニットは、柱、
梁を備えるとともに輸送制限に抵触しない高さ寸法を有
する通常の箱形の建物ユニットであることが好ましく、
長辺と短辺とを有するものに限らず、正方形状のものも
含むものである。また、柱脚ユニットも上記第１建物ユ
ニットと同様の構造であることが好ましく、この柱脚ユ
ニットの長辺寸法は、第１建物ユニットが長辺と短辺と
を有する形状の場合、その短辺の倍寸法、または長辺と
同一寸法であり、その幅寸法は、限定されないが、例え
ば４５〜９０ｃｍ程度に形成されていることが好まし
い。さらに、これらの柱脚ユニット同士の間隔は限定さ
れないが、少なくとも一般的な大きさの乗用車がある程
度の余裕をもって出入りできる程度の寸法となっている
ことが好ましい。また、載置部材は柱脚ユニットの上面
全部にわたって設けられてもよく、あるいは一部にわた
っていてもよい。そして、載置部材としては、第１建物
ユニットあるいはバルコニ等を使用することが好まし
い。

【０００７】このような本発明では、予め工場で生産さ
れる複数の柱脚ユニットを、現場で互いに離間させて所
定の位置に対向配置し、その上に載置部材を載せるだけ
で室内とすることができ、例えばカーポート仕様の建物
ユニットを製造しなくてもよくなり、その場合の仮梁等
を現場で取り外したりせずにすむので、間口が広くかつ
利用価値の多い室内を容易に構成できるようになる。

【０００８】本発明の第２発明のユニット式建物は、図
１に示すように、第１発明の載置部材Ａを柱脚ユニット
４の上面全面にわたって架けわたしたことを特徴とする
ものである。このような本発明では、柱脚ユニットの上
面全面にわたって載置部材が設けられているので、間口
の広い室内を得ることができる他、載置部材を建物ユニ
ットとすれば、居住スペースを増やすことができる。

【０００９】本発明の第３発明のユニット式建物は、図
１に示すように、第２発明の載置部材Ａを第１建物ユニ
ット５Ｂとしたことを特徴とするものである。このよう
な本発明では、柱脚ユニットの上面全面にわたって第１
建物ユニットが設けられているので、間口の広い室内を
得ることができる他、居住スペースを増やすことができ
る。

【００１０】本発明の第４発明のユニット式建物は、図
５に示すように、第１〜３発明のいずれかに記載の柱脚
ユニット４’を下階の１つの建物ユニット３Ｂの上面に
設けたことを特徴とするものである。このような本発明
では、２階部分に間口の広い室内を得ることができるの
で、この室内を例えばインナーバルコニ等に使用するこ
とができ、利用価値の高いユニット式建物とすることが
できる。

【００１１】本発明の第５発明のユニット式建物は、図
５に示すように、第１発明の載置部材Ａを柱脚ユニット
４の上面の長辺方向の一端側間にわたって架けわたし、
他端側間に載置部材Ａとは異なる第２載置部材Ａ’を架
けわたしたことを特徴とするものである。このような本
発明では、柱脚ユニットの上面に２種類の載置部材を設
けたので、柱脚ユニット等で間口の広い室内を得ること
ができる他、柱脚ユニットの上方を異なった雰囲気とす
ることができ、外観的にも変化にとんだユニット式建物
とすることができる。

【００１２】本発明の第６発明のユニット式建物は、図
４に示すように、第５発明の載置部材Ａを第１建物ユニ
ット５Ｂとするとともに第２載置部材Ａ’をバルコニ２
２とし、このバルコニ２２と柱脚ユニット４とで囲まれ
た間口の広い室内Ａをカーポート２７としたことを特徴
とするものである。このような本発明では、柱脚ユニッ
トの上面に第１建物ユニットとバルコニとが設けられて
いるので、柱脚ユニット等で間口の広い室内を得ること
ができる他、居住スペースを増やすことができ、また、
広いバルコニ空間を得ることができる。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。図１に示すように、本発明の第１
実施形態に係るユニット式建物１は、基礎２の上に載せ
られた第１建物ユニットである複数の下階建物ユニット
３および３個の柱脚ユニット４を備えて構成されてい
る。これらの柱脚ユニット４と下階建物ユニット３との
長辺同士は直交配置され、かつ、３個の柱脚ユニット４
はそれぞれが所定寸法離間して対向配置されている。

【００１４】これらの下階建物ユニット３上には、当該
下階建物ユニット３とともに第１建物ユニットを構成す
る複数の上階建物ユニット５Ａが載せられ、また、柱脚
ユニット４上には、その上面全面にわたって、２つの上
階建物ユニット５Ｂが架けわたされ、これら上階建物ユ
ニット５Ａ、５Ｂで上階５が構成されている。そして、
３個の柱脚ユニット４と、４つの上階建物ユニット５Ｂ
と、下階建物ユニット３とで囲まれた空間が間口の広い
２つの室内Ｂとなっており、これらの室内Ｂは、出入り
口６を設ける等して例えば店舗７として利用できる。

【００１５】下階建物ユニット３、上階建物ユニット５
Ａ、５Ｂは、図２に示すように、四隅に立設される４本
の柱１１とこれらの柱１１の上端間同士を結合する各２
本ずつの長辺上梁１２Ａと短辺上梁１２Ｂからなる上梁
１２、および柱１１の下端間同士を結合する各２本ずつ
の長辺下梁１３Ａと短辺下梁１３Ｂからなる下梁１３を
含む骨組み１４を備えて構成されている。

【００１６】また、柱脚ユニット４は、図３に示すよう
に、四隅に立設される４本の柱１１’とこれらの柱１
１’の上端間同士を結合する各２本づつの長辺上梁１２
Ａ’と短辺上梁１２Ｂ’からなる上梁１２’、および柱
１１’の下端間同士を結合する各２本ずつの長辺下梁１
３Ａ’と短辺下梁１３Ｂ’からなる下梁１３’を含む骨
組み１４’を備えて構成されている。なお、柱脚ユニッ
ト４の長辺下梁１３Ａ’間には、図示しないが、所定間
隔で根太に相当する複数本の補強梁が、長辺上梁１２
Ａ’間には、天井小梁に相当する複数本の補強梁がそれ
ぞれ架けわたされている。さらに、ブレースを架け渡し
てもよい。なお、以上の柱脚ユニット４は予め工場で生
産されるようになっている。

【００１７】このような柱脚ユニット４の長辺寸法は、
下階建物ユニット３の短辺寸法のほぼ２倍となってい
る。また、柱脚ユニット４の短辺寸法は下階建物ユニッ
ト３の短辺寸法より幅狭となっており、任意の寸法でよ
いが、例えば４５〜９０ｃｍ程度に形成されている。ま
た、高さ寸法は、下階建物ユニット３等と同じとなって
いる。そして、柱脚ユニット４の室内側の側面には、図
示しないがドア等を設けてもよく、その場合、柱脚ユニ
ット４の内部を収納用として利用できる。

【００１８】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果がある。 予め工場で生産された複数の柱脚ユニット４を所定の
位置に対向配置し、その上に上階建物ユニット５Ｂを載
せるだけで間口の広い室内Ｂ（店舗７）を形成すること
ができ、店舗７用の建物ユニット等を別製造しなくても
よくなるとともに、それに伴う例えば現場での仮梁取り
外し等の作業が不要となるので、現場作業が少なくてす
み、間口の広い室内の作成が容易となる。

【００１９】柱脚ユニット４間の寸法は、下階建物ユ
ニット３の長辺両端間の寸法と等しく、かつ、柱脚ユニ
ット４の長辺寸法は、上階建物ユニット５Ｂの短辺寸法
のほぼ２倍となっているので、間口、奥行きともに十分
に大きな室内とすることができ、広い面積を必要とする
店舗７等を容易に形成できる。 柱脚ユニット４の室内側の側面にドア等を設けること
により、店舗で用いる各種道具類等の収納用として利用
することができる。

【００２０】次に、図４に基づいて本発明の第２実施形
態を説明する。この実施形態と次に述べる第３実施形態
において、前記第１実施形態と同一部材等には、同一符
号を付すとともに、その詳細な説明は省略または簡略す
る。本実施形態のユニット式建物２１は、それぞれ離間
して配置された２個の前記柱脚ユニット４の上面の一端
側に上階建物ユニット５Ｂを載せ、他端部に上面全面に
わたって第２載置部材であるバルコニ２２を載せ、これ
ら上階建物ユニット５Ｂ、バルコニ２２および柱脚ユニ
ット４等で囲まれた間口の広い室内Ｂをカーポート２７
としたものである。

【００２１】カーポート２７は下階建物ユニット３等の
長辺同士を同一線上にして２個並設された下階建物ユニ
ット３、３の境界から一方側の建物ユニット３の長辺方
向途中位置にわたって設けられ、上階建物ユニット５Ｂ
の下方空間においてこのカーポート２７の外側、つま
り、１つの柱脚ユニット４で仕切られた状態の残りの部
分には、玄関ポーチ２３が設けられている。この玄関ポ
ーチ２３の一角にはポーチ柱２４が立設され、さらに、
玄関ポーチ２３に臨む下階建物ユニット３Ｂの側面に
は、玄関ドア２５が設けられている。なお、カーポート
２７の出入り口には傾斜ブロック２６が設けられてい
る。

【００２２】このような本実施形態によれば、前記〜
と同様の効果を得ることができる他、下階建物ユニ
ット３Ｂの長辺方向を柱脚ユニット４によりカーポート
２７と玄関ポーチ２３とに分けたので、例えば横並びに
２台まで必要としないカーポート２７を設ける場合、そ
れ以外のスペースが無駄な空間となるが、玄関ポーチ２
３となっており、これにより、無駄な空間の有効利用が
できるという効果がある。

【００２３】次に、図５に基づいて本発明の第３実施形
態を説明する。本実施形態のユニット式建物３１は、複
数の下階建物ユニット３の上に上階建物ユニット５Ａを
載せ、これらの上階建物ユニット５Ａの上に最上階建物
ユニット８Ａ、８Ｂを載せた３階建てとなっている。こ
のユニット式建物３１の２階部分において、１つの下階
建物ユニット３Ｂの長辺の両端上には全面にわたって２
個の柱脚ユニット４’が載せられ、これら柱脚ユニット
４’の上に載置部材である１つの最上階建物ユニット８
Ｂが載せられており、これら柱脚ユニット４’等で囲ま
れた空間が間口の広い室内Ｂとなっている。この室内Ｂ
は、１つの下階建物ユニット３Ｂ上面に床面材等を設け
るとともに、この床面材に手摺り３２等を取り付け、さ
らに、室内Ｂに臨む１つの上階建物ユニット５Ａの側面
に出入り口を設けることによりインナーバルコニ３３と
して使用できる。なお、この実施形態の柱脚ユニット
４’は、その長さ寸法が前記柱脚ユニット４の長さ寸法
のほぼ半分に形成されている。

【００２４】このような本実施形態によれば、前記〜
と同様の効果の他、柱脚ユニット４’を下階建物ユ
ニット３Ｂの上に載せ、これらの柱脚ユニット４’の上
に最上階建物ユニット８Ｂを載せるだけで、２階部分に
間口の広い室内Ｂを容易にもうけることができ、つま
り、インナーバルコニ３３を容易に設けることが出き
る。

【００２５】なお、本発明は、前記各実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の目的を達成できるものであ
れば、次に示すような変形形態を含むものである。すな
わち、前記第１実施形態での広い間口の室内Ｂは、２つ
の上階建物ユニットの短辺に等しい寸法の長辺を有する
３つの柱脚ユニット４と、下階建物ユニット３等とで形
成されているが、これに限らず、例えば、前記第３実施
形態の第２の柱脚ユニット４’と同様の柱脚ユニット
を、柱脚ユニット４と連続させて設け、間口が広くしか
も奥行きもある室内を形成してもよい。このような実施
形態においても、前記第１実施形態の〜と同様の効
果を得ることができる他、さらに間口が広くしかも奥行
きもある室内を得ることができる。

【００２６】また、前記第２実施形態では、下階建物ユ
ニットの長辺の途中位置に柱脚ユニット４を設け、カー
ポートとともに玄関ポーチをも設けたが、これに限ら
ず、例えば図６に示すようなユニット式建物６１として
もよい。このユニット式建物６１では、下階建物ユニッ
ト３の長辺方向両端に側面が揃うように前記第３実施形
態で使用した第２の柱脚ユニット４’を設け、これらの
柱脚ユニット４’の上に、前記バルコニ２２よりも幅寸
法の広いバルコニ２２７を載せた構成となっている。な
お、この場合、バルコニ２２’の代わりに上階建物ユニ
ット５ｂを載せてもよい。そして、このようなユニット
式建物６１の柱脚ユニット４’で囲まれた室内ｂは、間
口は広いが奥行きがやや小さいので、例えば玄関ポーチ
６２とし、あるいはガラス戸を取り付けてサンルームと
したり、ホビールーム等の多目的ホールとして利用する
ことができ、玄関ポーチ６２とすれば明るく広々とした
玄関ポーチ６２を得ることができる。

【００２７】さらに、前記第３実施形態では、下階建物
ユニット３Ｂの上面に当該ユニット３Ｂの短辺寸法と同
じ寸法の長辺を有する柱脚ユニット４’を設け、その上
に最上階建物ユニット８Ｂを載せることによりインナー
バルコニ３３を構成したが、これに限らず、例えば、図
７に示すように、前記第１実施形態の柱脚ユニット４を
使用するとともに、その一端側上面に最上階建物ユニッ
ト８Ｂを載せ、他端側に前記バルコニ２２’を載せた構
成のユニット式建物７１としてもよい。そして、このよ
うな本実施形態では、２階部分をインナーバルコニやホ
ビールーム等に利用することができるとともに、３階用
の広いバルコニをも得ることができ、リフレッシュ用の
空間を充分に備えたユニット式建物とできる。

【００２８】

【発明の効果】以上に説明したように、本発明のユニッ
ト式建物によれば、予め工場で生産される複数の柱脚ユ
ニットを、現場で互いに離間させて所定の位置に対向配
置し、その上に載置部材を載せるだけで室内とすること
ができ、例えばカーポート仕様の建物ユニットを製造し
なくてもよくなり、その場合の仮梁等を現場で取り外し
たりせずにすむので、間口が広くかつ利用価値の多い室
内を容易に構成できるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施形態に係るユニット式建物を
示す全体斜視図である。

【図２】本発明のユニット式建物を構成する箱形の建物
ユニットの骨組みを示す全体斜視図である。

【図３】本発明のユニット式建物を構成する柱脚ユニッ
トの骨組みを示す全体斜視図である。

【図４】本発明の第２実施形態に係るユニット式建物を
示す全体斜視図である。

【図５】本発明の第３実施形態に係るユニット式建物を
示す全体斜視図である。

【図６】本発明の変形形態に係るユニット式建物を示す
全体斜視図である。

【図７】本発明の他の変形形態に係るユニット式建物を
示す全体斜視図である。

【符号の説明】

１、２１、３１ ユニット式建物 ３ 載置部材を構成しかつ第１建物ユニットを構成する
下階建物ユニット ４ 柱脚ユニット ５ 載置部材を構成しかつ第１建物ユニットを構成する
上階建物ユニット ７ 店舗 ２２ 第２載置部材を構成するバルコニ ２７ カーポート ３３ インナーバルコニ Ａ 載置部材 Ａ’ 第２載置部材 Ｂ 間口の広い室内

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 平面形状において所定の縦、横寸法を有
   する箱形の第１建物ユニットを含みこれらを組み合わせ
   て建てられるユニット式建物において、前記縦、横寸法
   の少なくとも一方が前記第１建物ユニットの縦、横寸法
   よりも小さな寸法を有しかつ予め工場で生産される複数
   の柱脚ユニットを、互いに離間させるとともに対向配置
   させ、その上面に載置部材を架けわたし、これらの載置
   部材と前記柱脚ユニットとを含んで間口の広い室内を形
   成することを特徴とするユニット式建物。
2. 【請求項２】 請求項１に記載のユニット式建物におい
   て、前記載置部材は前記柱脚ユニットの上面全面にわた
   って架けわたされていることを特徴とするユニット式建
   物。
3. 【請求項３】 請求項２に記載のユニット式建物におい
   て、前記載置部材は前記第１建物ユニットであることを
   特徴とするユニット式建物。
4. 【請求項４】 請求項１〜３のいずれかに記載のユニッ
   ト式建物において、前記柱脚ユニットは下階の１つの第
   １建物ユニットの上面に設けられていることを特徴とす
   るユニット式建物。
5. 【請求項５】 請求項１に記載のユニット式建物におい
   て、前記載置部材は前記柱脚ユニットの上面の長辺方向
   の一端側間にわたって架けわたされ、他端側間には前記
   載置部材とは異なる第２載置部材が架けわたされている
   ことを特徴とするユニット式建物。
6. 【請求項６】 請求項５に記載のユニット式建物におい
   て、前記載置部材は前記第１建物ユニットであるととも
   に前記第２載置部材はバルコニであり、このバルコニと
   前記第１建物ユニットと前記柱脚ユニットとで囲まれた
   前記間口の広い室内はカーポートであることを特徴とす
   るユニット式建物。