JPH10330218A - メラニン産生促進剤並びにこれを含有する皮膚及び毛髪用外用剤 - Google Patents
メラニン産生促進剤並びにこれを含有する皮膚及び毛髪用外用剤Info
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Abstract
全性に優れたメラニン産生促進剤、並びにこれを配合し
た皮膚及び毛髪用外用剤を提供することを本発明の目的
とした。 【解決手段】 ウブゲグサ属(Spyridia)及びアミジグ
サ(Dictyota dichotoma)から選択される1種又は2種
以上の海藻の溶媒抽出物、特にナガウブゲグサ(Spyrid
ia elongata)のリン酸緩衝生理食塩水(pH7.4)
抽出物及び/又はアミジグサ(Dictyota dichotoma)の
メタノール抽出物を含有させてメラニン産生促進剤を得
る。さらにこれを有効成分として含有させて、皮膚及び
毛髪用外用剤とする。
Description
を有効成分とするメラニン産生促進剤、並びにこれを含
有する皮膚及び毛髪用外用剤に関する。
いる色素であり、特にシミ,ソバカス等の原因となるこ
とから、アルブチン,コウジ酸等のメラニン産生抑制効
果を有する化合物を用いた美白剤の開発が進められてい
る。
としての側面も持ち合わせている。特に近年は、極地に
おいてオゾン層の破壊が進み、それに伴い紫外線量が増
大し、ヨーロッパやオーストラリアなどでは皮膚癌が増
加傾向にある。そのため、今後は紫外線を受けなくても
メラニンの産生を促進するような物質が皮膚癌に対する
予防剤として重要になると考えられる。
な肌色として、ファッションの一部として受け入れられ
つつある。特に欧米ではその傾向が強く、褐色の肌がス
テータスシンボルの一種となっている。そこで、シミや
ソバカス、さらには皮膚癌の原因となり得る紫外線を浴
びることなしに、皮膚を褐色化する化粧料が求められて
いた。かかる化合物としては、ジヒドロキシアセトンが
良く知られているが、安全性や安定性に不安があった。
のメラニンが著しく減少し白髪化することが広く認めら
れている。このような老化現象の一種である白髪化を隠
すためには、染毛料が一般的に用いられている。しかし
ながら、染毛剤による効果は一時的なものであり、しば
しば染毛をしなくてはいけない、染毛剤に用いられる着
色料や薬剤により皮膚炎を生じる場合がある、といった
問題点があった。そこで、メラニン産生機構に働きかけ
て、白髪を根本的に改善するような薬剤の開発が望まれ
ていた。
内の小器官であるメラノソームで合成され、メラノサイ
トの樹脂状突起を通して隣接する周囲のケラチノサイト
に移行する。この生合成経路においては、出発物質であ
るチロシンが酸化されてドーパが生成し、さらに酸化さ
れてドーパキノンが産生する段階ではチロシナーゼが関
与し、ドーパクロム,5,6-ジヒドロキシインドールを経
た後、インドール-5,6-キノンが重合してメラニンが生
合成される。また、最近の研究では、チロシナーゼが5,
6-ジヒドロキシインドールからインドール-5,6-キノン
への過程においても関与すること、5,6-ジヒドロキシイ
ンドールのみならず5,6-ジヒドロキシインドール-2-カ
ルボン酸などの他の中間代謝産物からもメラニンが生合
成されることが明らかになっている。
しては、フロレシチン配糖体(特開平8−25944
8),貝類のエッセンス(特開平7−285874),
ジイソプロピル1,3-ジチオール-2-イリデンマロネート
(特開平7−256829),担子菌の培養液又は菌体
の抽出液(特開平7−316026),ω-アルコキシ
カルボニルアルキルトリアルキルアンモニウム及び/又
はその塩(特開平7−316048)等が開示されてい
る。
産生を促進する成分が含まれていることは知られておら
ず、また、また藻類の抽出物を皮膚癌予防の目的で皮膚
外用剤に、白髪を改善する目的で毛髪用外用剤に、紫外
線の悪影響なしに褐色の肌を得る目的でセルフタンニン
グ化粧料に配合する試みはこれまでに行われていなかっ
た。
ニンの生合成を促進する作用を有し、安全性に優れたメ
ラニン産生促進剤、並びにこれを含有する皮膚及び毛髪
用外用剤,セルフタンニング化粧料を提供することであ
る。
に広く藻類の抽出物のメラニン産生促進作用に関するス
クリーニングを行った結果、ウブゲグサ属(Spyridia)
及びアミジグサ(Dictyota dichotoma)から選択される
1種又は2種以上の藻類の溶媒抽出物において、高いメ
ラニン産生促進作用があることを見いだした。これらの
抽出物においては、皮膚刺激性,接触感作性といった皮
膚への悪影響もなく、また、皮膚や毛髪用皮膚外用剤に
配合した場合においてもメラニン産生促進作用の不活化
は起こらずに、品質も安定していた。
(Spyridia)の海藻は、紅藻類イギス目イギス科に属す
る藻類の一種で、ウブゲグサ(Spyridia filamentos
a),ナガウブゲグサ(Spyridia elongata)等が例示さ
れる。また、アミジグサ(Dictyota dich otoma)は、褐
藻類アミジグサ目アミジグサ科アミジグサ属に属する藻
類の一種である。
ては、水、エタノール,メタノール,イソプロパノー
ル,イソブタノール,n-ヘキサノール,メチルアミルア
ルコール,2-エチルブタノール,n-オクチルアルコール
などのアルコール類、グリセリン,エチレングリコー
ル,エチレングリコールモノメチルエーテル,エチレン
グリコールモノエチルエーテル,プロピレングリコー
ル,プロピレングリコールモノメチルエーテル,プロピ
レングリコールモノエチルエーテル,トリエチレングリ
コール,1,3-ブチレングリコール,ヘキシレングリコー
ル等の多価アルコール又はその誘導体、アセトン,メチ
ルエチルケトン,メチルイソブチルケトン,メチル-n-
プロピルケトンなどのケトン類、酢酸エチル,酢酸イソ
プロピルなどのエステル類、エチルエーテル,イソプロ
ピルエーテル,n-ブチルエーテル等のエーテル類などの
極性溶媒から選択される1種又は2種以上の混合溶媒が
好適に使用でき、また、リン酸緩衝生理食塩水を用いる
ことができるが、特に限定はされない。或いは、石油エ
ーテル,n-ヘキサン,n-ペンタン,n-ブタン,n-オクタ
ン,シクロヘキサン等の炭化水素類、四塩化炭素,クロ
ロホルム,ジクロロメタン,トリクロロエチレン,ベン
ゼン,トルエンなどの低極性溶媒から選択される1種又
は2種以上の混合溶媒も好適に使用することができる。
の点から、極性溶媒が好ましく、さらには、エタノー
ル,メタノール,1,3-ブチレングリコール,水から選択
される1種又は2種以上の混合溶媒、若しくはリン酸緩
衝生理食塩水が好ましい。さらには、ウブゲグサ属ナガ
ウブゲグサ(Spyridia elongata)のリン酸緩衝生理食
塩水抽出物及び/又はアミジグサ属アミジグサ(Dictyo
ta dichotoma)のメタノール抽出物が最も好ましい。
したものをそのまま、若しくは乾燥させたものを用いる
ことができる。また、使用部位も特に限定されず、藻類
の全体を用いても、体部,枝部,根部など一部のみを用
いてもよい。
は加温した状態で含浸させて抽出する方法、水蒸気蒸留
等の蒸留法を用いて抽出する方法、生の藻類から圧搾し
て抽出物を得る圧搾法等が例示され、これらの方法を単
独で又は2種以上を組み合わせて抽出を行う。
されるものではないが、植物1に対して溶媒0.5〜1
000重量倍、特に抽出操作、効率の点で0.5〜10
0重量倍が好ましい。また、抽出温度は、常圧下で室温
から溶剤の沸点以下の範囲とするのが便利であり、抽出
時間は抽出温度などによって異なるが、2時間〜2週間
の範囲とするのが好ましい。
は、抽出物をそのまま用いることもでき、またメラニン
産生促進作用を失わない範囲内で脱臭,脱色,濃縮等の
精製操作を加えたり、さらにはカラムクロマトグラフィ
ー等を用いて分画物として用いてもよい。これらの抽出
物や脱臭,精製物、分画物は、これらから溶媒を除去す
ることによって乾燥物とすることもでき、さらにアルコ
ールなどの溶媒に可溶化した形態、或いは乳剤の形態で
メラニン産生促進剤として提供することができる。
髪用外用剤,セルフタンニング化粧料への配合量は、そ
の効果や添加した際の香り、色調の点から考え、0.0
01〜20重量%の濃度範囲とすることが望ましい。配
合量が0.001重量%未満であると十分なメラニン産
生促進効果が得られないが、あまり多量に配合する必要
もなく、20重量%を超えると皮膚及び毛髪用外用剤の
安定性等に影響を及ぼすこともある。
クリーム,軟膏等の形態で提供することができる。ま
た、ヘアーローション,ヘアートニック,ヘアーミル
ク,ヘアージェル,ヘアークリーム,ヘアーパック,ヘ
アートリートメント,ヘアーシャンプー,ヘアーリンス
といった形態の毛髪用外用剤としても提供される。
で、医薬品,化粧用として一般的に使用される各種成
分、例えば、アボカド油,パーム油,ピーナッツ油,コ
メヌカ油,ホホバ油,オレンジラフィー油,マカデミア
ナッツ油,スクワラン,月見草油,セサミ油,サンフラ
ワー油,サフラワー油,キャローラ油,カルナウバワッ
クス,パラフィンワックス,ラノリン,リンゴ酸ジイソ
ステアリル,イソステアリルアルコール,流動パラフィ
ン等の油分、グリセリン,ジグリセリン,ポリグリセリ
ン,ソルビット,ポリエチレングリコール,1,3-ブチレ
ングリコール,コラーゲン,ヒアルロン酸等の保湿剤、
ビタミンA油,レチノール,酢酸レチノール等のビタミ
ンA類、リボフラビン,酪酸リボフラビン等のビタミン
B2類、塩酸ピリドキシン等のビタミンB6類、パントテン
酸カルシウム,D-パントテニルアルコール,パントテニ
ルエチルエーテル,アセチルパントテニルエチルエーテ
ル等のパントテン酸類、エルゴカルシフェロール,コレ
カルシフェロール等のビタミンD類、ニコチン酸,ニコ
チン酸アミド,ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類、
α-トコフェロール,酢酸トコフェロール等のビタミン
E類、ビタミンP、ビオチン等のビタミン類、2-ヒドロキ
シ-4-メトキシベンゾフェノン,2-ヒドロキシ-4-メトキ
シベンゾフェノン-5-スルホン酸,2-ヒドロキシ-4-メト
キシベンゾフェノン-5-スルホン酸ナトリウム等のベン
ゾフェノン誘導体、パラアミノ安息香酸,パラアミノ安
息香酸エチル,パラジメチルアミノ安息香酸オクチル等
のパラアミノ安息香酸誘導体、パラメトキシ桂皮酸-2-エ
チルヘキシル,ジパラメトキシ桂皮酸モノ-2-エチルヘ
キサン酸グリセリル等のメトキシ桂皮酸誘導体類、サリ
チル酸オクチル,サリチル酸ミリスチル等のサリチル酸
誘導体、ウロカニン酸、4-tert-ブチル-4'-メトキシジベ
ンゾイルメタン、2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニル)
ベンゾトリアゾール等の紫外線吸収剤、グアガム,ロー
カストビーンガム,カラギーナン,クインスシード,ペ
クチン,マンナン等の植物系天然多糖類、キサンタンガ
ム,デキストラン,カードラン,ヒアルロン酸等の微生
物系天然多糖類、ゼラチン,カゼイン,アルブミン,コ
ラーゲン等の動物系高分子、メチルセルロース,エチル
セルロース,ヒドロキシエチルセルロース,ヒドロキシ
プロピルセルロース,カルボキシメチルセルロース等の
セルロース系半合成高分子、可溶性デンプン,カルボキ
シメチルデンプン,メチルデンプン等のデンプン系半合
成高分子、アルギン酸プロピレングリコールエステル,
アルギン酸塩等のアルギン酸系半合成高分子、ポリビニ
ルアルコール,ポリビニルピロリドン,カルボキシビニ
ルポリマー,ポリアクリル酸ナトリウム,ポリエチレン
オキサイド等の合成高分子、ベントナイト,ラポナイ
ト,コロイダルアルミナ等の無機物系高分子等の水溶性
高分子、ジブチルヒドロキシトルエン,ブチルヒドロキ
シアニソール,没食子酸エステル等の酸化防止剤、高級
脂肪酸石鹸,アルキル硫酸エステル塩,ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル硫酸塩,アシルメチルタウリン
塩,アルキルエーテルリン酸エステル塩,アシルアミノ
酸塩等のアニオン界面活性剤、塩化アルキルトリメチル
アンモニウム,塩化ジアルキルジメチルアンモニウム,
塩化ベンザルコニウム等のカチオン界面活性剤、アルキ
ルジメチルアミノ酢酸ベタイン,アルキルアミドジメチ
ルアミノ酢酸ベタイン,2-アルキル-N-カルボキシメチ
ル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインなど
の両性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル,ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル,ポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレングリコール,ポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテ
ル,ポリオキシアルキレン脂肪酸グリセリンエステル,ポ
リオキシアルキレンソルビタンエステル,ソルビット系
オリゴマー型テトラエステル,ソルビット系オリゴマー
型ヘキサエステル,ポリエチレングリコールエステル,ポ
リオキシアルキレングリセリン脂肪酸エステル,ポリオ
キシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル,ショ糖脂肪
酸エステル,アルキロールアミド,脂肪酸アミド等のノニ
オン界面活性剤、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム
塩,ポリリン酸ナトリウム,クエン酸,メタリン酸ナト
リウム,コハク酸,グルコン酸等の金属イオン封鎖剤、
グリチルリチン酸,グリチルレチン酸,アラントイン,
アズレン,ヒドロコルチゾン,ε-アミノカプロン酸等
の抗炎症剤、酸化亜鉛,アラントインヒドロキシアルミ
ニウム,塩化アルミニウム,タンニン酸,クエン酸,乳
酸等の収れん剤、メントール,カンフル等の清涼化剤、
塩酸ジフェンヒドラミン,マレイン酸クロルフェニラミ
ン等の抗ヒスタミン剤、エストラジオール,エストロ
ン,エチニルエストラジオール等の皮脂抑制剤、サリチ
ル酸,レゾルシン等の角質剥離・溶解剤、α−ヒドロキ
シ酸類等を配合することができる。
詳細に説明する。
重量のリン酸緩衝生理食塩水(pH7.4)に分散後ブ
レンダーミルで攪拌する。遠心分離を行い上清をメラニ
ン産生促進剤1とする。なお抽出溶媒として用いたリン
酸緩衝生理食塩水(pH7.4)は、塩化ナトリウム
8.0g,塩化カリウム0.2g,リン酸水素二ナトリ
ウム1.15g,リン酸二水素カリウム0.2g,塩化
カルシウム0.1g,塩化マグネシウム・六水和物0.
1gを蒸留水に溶解して1000mlとすることにより
調製した。
のメタノールに分散後ブレンダーミルで攪拌する。遠心
分離を行い上清をメラニン産生促進剤2とする。
及び実施例2に示したメラニン産生促進剤を用いて、メ
ラニン産生促進効果を評価した。まず、B16F0メラ
ノーマ細胞を直径35mmの培養ディッシュに、5000
CELLS/ディッシュの密度で5容量%牛胎仔血清含有ダル
ベッコ最小必須培地を用いて播種し、37℃で24時間
培養した。次いで、所定濃度のメラニン産生促進剤含有
培地に交換し、さらに6日間培養した。トリプシン処理
によって細胞を剥離し、1.5mlマイクロチューブに移
した後、遠心分離により細胞ペレットを作成した。同時
に5容量%牛胎仔血清含有ダルベッコ最小必須培地の
み、及びこれに50mMの乳酸ナトリウムを添加した系
に交換後培養し、対照及びネガティブコントロールとし
た。メラニン量は、目視により、「ネガティブコントロ
ールと同程度である;1点」,「ネガティブコントロー
ルよりは多いが対照より少ない:2点」,「対照と同程
度である:3点」,「対照よりメラニン産生量が多い:
4点」,「対照よりメラニン産生量がかなり多い:5
点」の5段階で判定し点数化した。同時にコールターカ
ウンター法を用いて、細胞数を測定し細胞毒性が認めら
れないことを確認した。
においては0.5容量%以上の濃度で、実施例2におい
ては0.25容量%以上の濃度でメラニン産生促進効果
が認められ、評価を行った濃度範囲においては細胞毒性
が認められず、安全性が高いことが示された。
解し、70℃に保つ。一方(7)〜(10)の水相成分を混
合,加熱して均一とし、70℃とする。この水相成分に
前記油相成分を攪拌しながら徐々に添加して乳化し、冷
却した後40℃にて(11)を添加,混合する。
解して添加し、次いで(5)を加えて増粘させ、(6)を添
加する。
加熱する。一方、(8)〜(10)の水相成分を混合,溶解し
て75℃に加熱する。ついで、上記水相成分に油相成分
を添加して予備乳化した後、ホモミキサーにて均一に乳
化し、冷却後40℃で(11)を添加,混合する。
加熱する。一方、(5)〜(9)の水相成分を混合,溶解し
て75℃に加熱する。ついで、前記水相成分に油相成分
を添加して予備乳化した後、ホモミキサーにて均一に乳
化し、冷却後40℃で(10),(11)を添加,混合した後、
(12)を添加し、中和する。
る。(1)を(2)に分散させ、前記溶解物に添加,混合す
る。
方、(5)〜(8)の水相を混合,溶解し、前記溶液に加え
て混合して均一とする。
る。
る。(1)を(2)に分散させ、前記溶解物に添加,混合す
る。
する。(1)及び(5)〜(7)の成分を混合し、前記乳化物
に添加混合する。充填は缶に原液を充填し、バルブ装着
後液化石油ガスを充填する。
て均一に溶解した後冷却する。
に加熱する。一方、(1)〜(4)の油相成分を混合し、7
0℃に加熱する。水相に油相を添加してホモミキサーに
て乳化した後冷却し、40℃にて(9)を添加して混合す
る。
る。
加熱する。一方、(7)〜(9)の水相成分を混合,溶解し
て75℃に加熱する。ついで、上記水相成分に油相成分
を添加して予備乳化した後、ホモミキサーにて均一に乳
化し、冷却後40℃で(10),(11)を添加,混合する。
る。
に加熱する。一方、(1)〜(4)の油相成分を混合し、7
0℃に加熱する。油相に水相を添加してホモミキサーに
て乳化した後冷却し、40℃にて(8),(9)を添加して
混合する。
て均一とする。一方(5)〜(7)の水相成分を混合し、7
5℃に加熱,溶解して均一とし、これに(8)〜(10)の顔
料を添加し、ホモミキサーにて均一に分散させる。この
水相成分に前記油相成分を添加し、ホモミキサーにて乳
化した後冷却し、40℃にて(11),(12)を添加,混合す
る。
て均一とする。一方(6)〜(9)の水相成分を混合し、7
5℃に加熱,溶解して均一とし、これに(10)〜(14)の顔
料を添加し、ホモミキサーにて均一に分散させる。この
水相成分に前記油相成分を添加し、ホモミキサーにて乳
化した後冷却し、40℃にて(15)を添加,混合する。
6について、セルフタンニング効果の評価を行った。健
常者10名を一群として、実施例を1日2回上腕内側部
に塗布し、1ヶ月間継続使用した後の肌色の色調を、塗
布部位と無塗布部位で比較し、その差の平均値を表2に
示した。
部位では無塗布部位と比較して、明度を示すL値の低
下,及び黄味を示すb値の上昇が明らかであり、本発明
の実施例を使用することにより、紫外線の悪影響を受け
ることなく、褐色の肌色が得られることが示された。
8について、白髪改善効果の評価を行った。白髪の気に
なる健常者10名を一群として、実施例を一日2回、頭
部に使用し、3ヶ月間継続使用した後の白髪の改善効果
について「白髪が増えた」,「白髪が若干増えた」,
「使用前と変わらない」,「白髪がわずかに減少し
た」,「白髪が減少した」の5段階で評価した。同時に
実施例7及び実施例8に配合しているメラニン産生促進
剤を配合せず、精製水に置換した毛髪用ローションを調
製し、比較例1及び比較例2とし、同様の評価を行っ
た。各点数をつけた被験者の数を表3に示した。
群は、すべてのパネラーにおいて白髪が減少し、使用前
と変わらないと答えたパネルは認められなかった。それ
に対して、メラニン産生促進剤を配合していない比較例
1及び比較例2を使用したパネラーでは、白髪が減少若
しくはわずかに減少したと答えたパネラーは1人もおら
ず、逆に白髪が増えたと答えたパネラーが比較例1で2
名,比較例2で4名いた。
ては、上記の使用試験期間中に含有成分の析出,分離,
凝集,変臭,変色といった状態変化は全く見られなかっ
た。また、各実施例使用群において、皮膚刺激性反応や
皮膚感作性反応を示したパネルも存在しなかった。
産生促進剤は、紫外線の作用がなくてもメラニンの産生
を促進できるため、皮膚癌の予防、白髪の予防改善,セ
ルフタンニング効果に優れ、しかも安全性の高い皮膚及
び毛髪用外用剤を提供することができた。
Claims (4)
- 【請求項1】 ウブゲグサ属(Spyridia)及びアミジグ
サ(Dictyota dichotoma)から選択される1種又は2種
以上の海藻の溶媒抽出物を有効成分として含有するメラ
ニン産生促進剤。 - 【請求項2】 請求項1に記載のメラニン産生促進剤を
含有する皮膚外用剤。 - 【請求項3】 請求項1に記載のメラニン産生促進剤を
含有する毛髪用外用剤。 - 【請求項4】 皮膚外用剤がセルフタンニング化粧料で
あることを特徴とする請求項2に記載の皮膚外用剤。
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---|---|---|---|
JP15751597A JP3604258B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | メラニン産生促進剤並びにこれを含有する皮膚外用剤 |
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- 1997-05-30 JP JP15751597A patent/JP3604258B2/ja not_active Expired - Fee Related
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