JPH10329590A - 自動車のシートスライドレール取付構造 - Google Patents

自動車のシートスライドレール取付構造

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JPH10329590A
JPH10329590A JP14041197A JP14041197A JPH10329590A JP H10329590 A JPH10329590 A JP H10329590A JP 14041197 A JP14041197 A JP 14041197A JP 14041197 A JP14041197 A JP 14041197A JP H10329590 A JPH10329590 A JP H10329590A
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広明 工藤
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    • B60N2/06Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable slidable
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロアカーペットのロアレール取付け部周り
の見栄えを向上できる自動車のシートスライドレール取
付構造の提供を図る。 【解決手段】 フロアカーペット6の表皮8には基布7
の切欠部9内に入り込む凹陥部10を形成してあり、該
凹陥部10内にロアレール1を収容して配設することに
より、切欠部9の木端面は表皮8の凹陥部10で被覆さ
れているため、フロアカーペット6が多少ずれて凹陥部
10の周縁とロアレール1との間に隙間が生じても違和
感を生じることがなく見栄えを向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のシートスラ
イドレール取付構造に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】自動車のシートスライ
ドレール取付構造としては、従来例えば実開平3−10
0525号公報に示されているように、フロアパネル上
に敷設したフロアカーペットにシートスライドレールの
ロアレールを受容する切欠部を設け、この切欠部内にロ
アレールを収容して該ロアレールをフロアパネルに締結
固定するようにしたものが知られている。
【0003】しかし、このようにフロアカーペットの切
欠部内にロアレールを収容配置するようにした場合、フ
ロアカーペットはその周縁部をフロアパネルに止着して
あって中央部分は特にフロアパネル上に止着していない
ため、該フロアカーペットをフロアパネル上に敷設して
からロアレールを配設するまでの間に、フロアカーペッ
トがずれて切欠部縁とロアレールとの間に隙間が生じ、
切欠部縁が露出して見栄えを損なってしまうため、ロア
レールの取付け後、シートを装着する前にフロアカーペ
ットの位置ずれを直す必要があって、作業に多くの手間
を要してしまう。
【0004】また、前述のようにフロアカーペットの位
置ずれを直したとしても、シート装着後にフロアカーペ
ット上で重量物を引きずった場合、フロアカーペットに
ずれを生じて前述と同様に切欠部縁が露出して見栄えを
損なってしまう。
【0005】これは、特にフロアセンターにトンネル部
のないフラットフロアタイプの車両では、フロアトンネ
ル部によってフロアカーペットの位置規制が行えないた
め、前述の傾向が顕著となってしまう。
【0006】そこで、本発明はフロアカーペットに万一
位置ずれが生じてもロアレール取付け部周りの見栄えを
損なうことがない自動車のシートスライドレール取付構
造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、フ
ロアパネル上に敷設したフロアカーペットの基布にシー
トスライドレールのロアレールを受容する切欠部を形成
すると共に、該基布に貼合した表皮に前記切欠部内にそ
の周縁に沿って入り込む凹陥部を形成して、該凹陥部内
にロアレールを配設したことを特徴としている。
【0008】請求項2にあっては、請求項1に記載のロ
アレールはフロアパネルに当接した凹陥部の底部から離
間配置されていると共に、凹陥部の底部にはロアレール
の底壁に形成したロック孔に対応する部位に異物収容孔
を形成してあることを特徴としている。
【0009】請求項3にあっては、請求項1,2に記載
の凹陥部の底部をフロアパネルに止着部材によって固定
したことを特徴としている。
【0010】請求項4にあっては、請求項3に記載の凹
陥部の底部にはロケート孔を形成してある一方、止着部
材は頭部中心からフロアパネルに貫通係着した挿入部に
亘って係着孔が形成されて、前記ロケート孔を該頭部に
係着させて位置決めするグロメットと、ピン部をグロメ
ットの係着孔に圧入係着して、キャップ部でグロメット
の頭部を覆うと共に前記ロケート孔周縁を押えるクリッ
プとで構成したことを特徴としている。
【0011】請求項5にあっては、請求項4に記載のグ
ロメットの挿入部が袋状に形成されていることを特徴と
している。
【0012】請求項6にあっては、請求項4,5に記載
のグロメットの係着孔の開口部分に、クリップのピン部
を挿入ガイドするテーパ状のガイド部を形成したことを
特徴としている。
【0013】請求項7にあっては、請求項4〜6に記載
のグロメットの頭部とフロアパネルとの間にシール部材
を介装したことを特徴としている。
【0014】請求項8にあっては、請求項3〜7に記載
のフロアカーペットのフロアサイド側に設けられた凹陥
部の底部をフロアパネルに固着したことを特徴としてい
る。
【0015】
【発明の効果】請求項1によれば、フロアカーペットの
表皮には、基布に形成した切欠部内にその周縁に沿って
入り込む凹陥部を形成してあって、この凹陥部内にシー
トスライドレールのロアレールを収容して配設してある
ため、フロアカーペットがずれても基布の切欠部の木端
面は表皮の凹陥部で被覆されて露出することがない。
【0016】従って、フロアカーペットのずれによって
表皮の凹陥部縁とロアレールとの間に多少の隙間が生じ
たとしても違和感を生じることがなので、フロアカーペ
ットのロアレール取付け部周りの見栄えを損なうことが
なく、しかも、フロアカーペットおよびロアレールの取
付け作業性を向上することができる。
【0017】また、ロアレール装着後は、前記表皮の凹
陥部がロアレールよって動きが拘束されるため、フロア
カーペットのずれ動きを防止することができる。
【0018】請求項2によれば、請求項1の効果に加え
て、ロアレール底壁のロック孔形成部分の下側に小石等
の異物が落下して入り込んでも、凹陥部の底部に形成し
た異物収容孔に収容されるため、異物がロック孔とアッ
パレール側のロックパウルとの間に噛み込むのを防止で
きてスライドロックに支障を来すのを回避することがで
きる。
【0019】請求項3によれば、請求項1,2の効果に
加えて、フロアカーペットの表皮の凹陥部はその底部を
フロアパネルに止着部材によって固定してあるため、フ
ロアカーペットのずれ動きを確実に防止できて凹陥部周
縁とロアレールとの間に隙間が生じるのを回避すること
ができることと併せて、該止着部材はロアレールの下側
に隠れて見えることがないので見栄えを一段と向上する
ことができる。
【0020】請求項4によれば、請求項3の効果に加え
て、フロアカーペットの敷設に際して予めグロメットを
フロアパネルに貫通係着しておいて、該グロメットの頭
部に表皮の凹陥部底部のロケート孔を係着することによ
ってフロアカーペットの位置決めを行えるため、フロア
カーペットの位置決め作業を容易に行えると共に、グロ
メットの係着孔に上方よりクリップを圧入係着すること
によって前記凹陥部のフロアパネルへの固定をワンタッ
チで行えて、フロアカーペットのフロアパネル上への敷
設作業を迅速かつ容易に行うことができる。
【0021】また、グロメットによってフロアパネル貫
通部分をシールできるためシール性を確保できて品質感
および信頼性を高めることができる。
【0022】請求項5によれば、請求項4の効果に加え
て、グロメットの挿入部は袋状に形成してあるため、該
挿入部のフロアパネル貫通端から水が侵入することは全
くなく、シール性をより一層向上することができる。
【0023】請求項6によれば、請求項4,5の効果に
加えて、グロメットの係着孔の開口部分にはテーパ状の
ガイド部を形成してあるため、該係着孔へのクリップ圧
入作業を容易に行えてフロアカーペットの敷設作業を更
に向上することができる。
【0024】請求項7によれば、請求項4〜6の効果に
加えて、グロメットの挿入部のフロアパネル貫通部周り
をシール部材でシールできるため、シール性を更に高め
ることができる。
【0025】請求項8によれば、請求項3〜7の効果に
加えて、フロアカーペットのフロアサイド側の部分は乗
員の乗降の際にずれやすい傾向にあるが、このフロアサ
イド側に設けられた凹陥部の底部をフロアパネルに固着
してあるため、固着ケ所を極力少なくしてフロアカーペ
ットのずれ動きを防止できてコスト的に有利に得ること
ができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
と共に詳述する。
【0027】図1〜5において、1はスライドレールの
ロアレールを示し、該ロアレール1は断面略チャンネル
形に形成してあって、その底壁2の複数ケ所には、ロア
レール1に摺動自在に組付けられる図外のシート側のア
ッパレールに設けたロックプレート30のロックパウル
30aが係脱する複数個のロック孔3を形成してある。
【0028】ロアレール1の低壁2にはその前,後端部
の下面にブラケット4を接合固定してあって、このロア
レール1は右席用、左席用としてその2本を1組とし
て、それぞれ任意の車幅方向間隔をおいて前記ブラケッ
ト4を介してフロアパネル5上にボルト・ナット31等
により締結固定するようにしてある。
【0029】6はフロアパネル5上に敷設したフロアカ
ーペットを示し、該フロアカーペット6はウレタンチッ
プ等の緩衝材からなる所要厚さの基布7と、該基布7上
に貼合した合成樹脂製の表皮8とで構成してある。
【0030】基布8には前記ロアレール1の取付け相当
位置に、該ロアレール1を受容する切欠部9を形成して
ある。
【0031】この切欠部9は前記ブラケット4を含めた
ロアレール1の平面形状よりも若干大きく形成して、該
ロアレール1を余裕をもって収容し得るようにしてあ
る。
【0032】一方、表皮8には前記切欠部9内にその周
縁に沿って入り込む凹部10を形成してある。
【0033】この凹陥部10は図外の成形型によって表
皮8の貼合時に、あるいは、表皮8の貼合後に切欠部9
と同一深さに熱プレス成形される。
【0034】凹陥部10の底部にはロアレール1の底壁
2に形成したロック孔3の形成部分に対応する位置に異
物収納孔11を切欠形成してあると共に、ブラケット4
に対応する位置に該ブラケット4を受容する取付孔12
を形成してある。
【0035】ロアレール1は前記表皮8の凹陥部10内
に挿入し、ブラケット4を取付孔12に収容させて該ブ
ラケット4をフロアパネル5に直接重合してボルト・ナ
ット31等により締結して、凹陥部10の底部よりも若
干上方に離間した状態に固定配置され、このロアレール
1のフロアパネル5上への固定によって該ロアレール1
により凹陥部10を押えてフロアカーペット6のずれ動
きを拘束することができるが、本実施形態にあってはこ
のフロアカーペット6のずれ動き防止を確実にするため
に、前記凹陥部10の底部を複数ケ所で止着部材13に
よってフロアパネル5に固定するようにしてある。
【0036】止着部材13として本下実施形態では合成
樹脂製のグロメット14とクリップ20とを用いてい
る。
【0037】グロメット14はフロアパネル5に形成し
た取付孔5aに嵌装係着する挿入部15と扁平な円形の
頭部16とを備え、頭部16の中心から挿入部15に亘
って係着孔17を形成してある。
【0038】挿入部15は袋状に閉止成形してあって、
該挿入部15の中間部分に前記係着孔17の径を絞って
クリップのピン部を係着させるくびれ部18を形成して
ある。
【0039】また、挿入部15のネック部分の外径は取
付孔5aと略同一径に形成してあって、頭部16から所
要間隔をおいた位置に周方向に複数個の係止爪19を突
設してある。
【0040】頭部16は凹陥部10の底部よりも若干大
きな厚み寸法に形成してあり、本実施形態では該頭部1
6に肉抜き部16aを形成して、丁度円形の上下のフラ
ンジを複数条のリブで一体に結合した構造としてある。
【0041】また、この頭部16の中心に開口した係着
孔17の開口部分は、クリップ20のピン部21を挿入
ガイドするテーパ状のガイド部17aとして形成してあ
る。
【0042】一方、クリップ20はピン部21と、凹陥
部10の底部に形成したロケート孔24よりも大径に形
成されて、円周部を下向きにカーリング成形したフラン
ジ状のキャップ部22とを備えている。
【0043】ピン部21はその外径をグロメット14の
係着孔17の内径よりも若干大きく形成してあって、ピ
ン部21を係着孔17に圧入することによって挿入部1
5を拡径させ、該挿入部15をフロアパネル5の取付孔
5a縁に密着させるようにしてあり、かつ、該ピン部2
1の先端部分にはグロメット14の挿入部15のくびれ
部18に係着するくびれ部23を形成してある。
【0044】前述のグロメット14はフロアカーペット
6を敷設する前に予めフロアパネル5の取付孔5aに挿
入部15を嵌装係着して取付けられる。
【0045】この場合、頭部16とフロアパネル5との
間にシール部材としてのパッキング25を介装して、取
付孔12周りをより確実にシールできるようにしておく
ことが望ましい。
【0046】そして、フロアカーペット6の敷設に際し
て、表皮8の凹陥部10の底部に形成したロケート孔2
4を頭部16に係着させることにより該フロアカーペッ
ト6の位置決めを行えるから、クリップ20のピン部2
1をグロメット14の係着孔17に圧入係着することに
より、該クリップ20のキャップ部22でグロメット1
4の頭部16を覆って、該キャップ部22の周縁部で凹
陥部10の底部のロケート孔24の周縁部を押えて該凹
陥部10をフロアパネル5に固定することができる。
【0047】このようにして、フロアカーペット6の凹
陥部10の底部は止着部材13よりフロアパネル5に固
定され、フロアカーペット6のずれ動きが防止される
が、シートスライドレールおよびシートの組付け後、フ
ロアカーペット6のずれ動きが最も懸念されるのは、乗
員の乗降の際に踏力を受けるフロアサイド側であるた
め、本実施形態ではフロアサイド側に設けられた凹陥部
10の底部を止着部材13によりフロアパネル5に固定
して、止着部材13による固着ケ所を極力少なくしてフ
ロアカーペット6のずれ動きを防止できるようにしてあ
る。
【0048】図1〜3中、26はロアレール1の上面に
一体的にモールド成形した合成樹脂製のフィニッシャー
で、該フィニッシャー26は凹陥部10の周縁を跨ぐよ
うにロアレール1の側方へ張り出して形成され、かつ、
レールセンター側の側縁には先端が相互に密接するシー
ルリップ26aを付設してある。27はフロアパネル5
上に塗布したフロアインシュレータを示す。
【0049】以上の実施形態の構造によれば、フロアカ
ーペット6の表皮8には、基布7に形成した切欠部9内
にその周縁に沿って入り込む凹陥部10を形成してあっ
て、この凹陥部10内にシートスライドレールのロアレ
ール1を収容して配設してあるため、ロアレール1の組
付け時、あるいは、シートスライドレールおよびシート
の組付け時に、万一、フロアカーペット6がずれても基
布7の切欠部9の木端面は表皮8の凹陥部10で被覆さ
れて露出することがない。
【0050】従って、フロアカーペット6のずれによっ
て表皮8の凹陥部10の周縁とロアレール1との間に多
少の隙間が生じたとしても違和感を生じることがないの
で、フロアカーペット6のロアレール取付け部周りの見
栄えを損なうことがなく、しかも、フロアカーペット6
およびロアレール1の取付け作業性を向上することがで
きる。
【0051】また、ロアレール1の上面にフィニッシャ
ー26を側方へ張り出して一体的に成形する場合でも、
前述のように多少の隙間が生じても違和感を与えないた
め、フィニッシャー26の張り出し長さを極力短かくし
て見栄えを向上することができる。
【0052】更に、ロアレール1の装着後は、フロアカ
ーペット6の表皮8の凹陥部10がロアレール1によっ
て動きが拘束されるため、フロアカーペット6のずれ動
きを防止することができるが、特に本実施形態ではシー
ト組付け後に乗員の乗降によって最もずれ動きが懸念さ
れるフロアサイド側の凹陥部10を、止着部材13によ
ってフロアパネル5に固定してあるため、固着ケ所を極
力少なくしてあってもフロアカーペット6のずれ動きを
確実に防止することができる。
【0053】また、この止着部材13として合成樹脂製
のグロメット14とクリップ20とを用いて、フロアカ
ーペット6の敷設に際して予めグロメット14をフロア
パネル5の取付孔5aに嵌装係着しておいて、該グロメ
ット14の頭部16に表皮8の凹陥部10の底部のロケ
ート孔24を係着することによりフロアカーペット6の
位置決めを行えるため、フロアカーペット6の位置決め
作業を容易に行えると共に、グロメット14の係着孔1
7に上方よりクリップ20を圧入係着することによって
前記凹陥部10のフロアパネル5への固定をワンタッチ
で行えて、フロアカーペット6のフロアパネル5への敷
設作業を迅速かつ容易に行うことができる。
【0054】このグロメット14は前記クリップ20の
圧入係着により拡径してフロアパネル5の取付孔5a縁
に密着し、しかも、頭部16とフロアパネル5との間に
はパッキング25を介装してあるため、取付孔5a周り
のシールを完璧にすることができると共に、グロメット
14自体もその挿入部15を袋状に閉止成形してあって
該グロメット14からの水侵入はないので、フロアパネ
ル5のグロメット14を装着した部分のシール性を確保
できて、品質感および信頼性を高めることができる。
【0055】また、グロメット14の係着孔17の開口
部分はテーパ状のガイド部17aとして形成してあるた
め、クリップ20の圧入作業を容易に行えて、フロアカ
ーペット6のワンタッチ固定作業をより簡単に行うこと
ができる。
【0056】そして、このようにフロアカーペット6の
フロアサイド側の凹陥部10の底部を止着部材13によ
ってフロアパネル5に固定し、フロアカーペット6のず
れ動きを確実に防止しているため、凹陥部10の周縁と
ロアレール1との間に隙間が生じるのを回避することが
できることと併せて、該止着部材13はロアレール1の
下側に隠れて見えることがないのて見栄えを一段と向上
することができる。
【0057】また、この実施形態ではロアレール1の低
壁2にロック孔3を形成して図外のアッパレール側のロ
ックパウル30aを係脱させてシールスライドレールの
ロック,ロック解除を行えるようにしてあり、従って、
フロアカーペット6上からロアレール1の下側に小石等
の異物が落ちてロック孔3を形成した部分に入り込んだ
としても、異物は凹陥部10の底部に形成した異物収容
孔11に収容されるため、異物がロック孔3とロックパ
ウル30aとの間に噛み込むのを防止できて、スライド
ロックに支障を来すのを回避することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す斜視図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図。
【図4】止着部材の装着部分を示す断面図。
【図5】止着部材のグロメットの平面図。
【符号の説明】
1 ロアレール 2 底壁 3 ロック孔 5 フロアパネル 6 フロアカーペット 7 基布 8 表皮 10 凹陥部 11 異物収容孔 13 止着部材 14 グロメット 15 挿入部 16 頭部 17 係着部 17a ガイド部 20 クリップ 21 ピン部 22 キャップ部 24 ロケート孔 30a ロックパウル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロアパネル上に敷設したフロアカーペ
    ットの基布にシートスライドレールのロアレールを受容
    する切欠部を形成すると共に、該基布に貼合した表皮に
    前記切欠部内にその周縁に沿って入り込む凹陥部を形成
    して、該凹陥部内にロアレールを配設したことを特徴と
    する自動車のシートスライドレール取付構造。
  2. 【請求項2】 ロアレールはフロアパネルに当接した凹
    陥部の底部から離間配置されていると共に、凹陥部の底
    部にはロアレールの底壁に形成したロック孔に対応する
    部位に異物収容孔を形成してあることを特徴とする請求
    項1記載の自動車のシートスライドレール取付構造。
  3. 【請求項3】 凹陥部の底部をフロアパネルに止着部材
    によって固定したことを特徴とする請求項1,2記載の
    自動車のシートスライドレール取付構造。
  4. 【請求項4】 凹陥部の底部にはロケート孔を形成して
    ある一方、止着部材は頭部中心からフロアパネルに貫通
    係着した挿入部に亘って係着孔が形成されて、前記ロケ
    ート孔を該頭部に係着させて位置決めするグロメット
    と、ピン部をグロメットの係着孔に圧入係着して、キャ
    ップ部でグロメットの頭部を覆うと共に前記ロケート孔
    周縁を押えるクリップとで構成したことを特徴とする請
    求項3記載の自動車のシートスライドレール取付構造。
  5. 【請求項5】 グロメットの挿入部が袋状に形成されて
    いることを特徴とする請求項4記載の自動車のシートス
    ライドレール取付構造。
  6. 【請求項6】 グロメットの係着孔の開口部分に、クリ
    ップのピン部を挿入ガイドするテーパ状のガイド部を形
    成したことを特徴とする請求項4,5記載の自動車のシ
    ートスライドレール取付構造。
  7. 【請求項7】 グロメットの頭部とフロアパネルとの間
    にシール部材を介装したことを特徴とする請求項4〜6
    の何れかに記載の自動車のシートスライドレール取付構
    造。
  8. 【請求項8】 フロアカーペットのフロアサイド側に設
    けられた凹陥部の底部をフロアパネルに固着したことを
    特徴とする請求項3〜7の何れかに記載の自動車のシー
    トスライドレール取付構造。
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