JPH10325888A - リアルタイムクロック及び時間補正方法 - Google Patents

リアルタイムクロック及び時間補正方法

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Publication number
JPH10325888A
JPH10325888A JP9135167A JP13516797A JPH10325888A JP H10325888 A JPH10325888 A JP H10325888A JP 9135167 A JP9135167 A JP 9135167A JP 13516797 A JP13516797 A JP 13516797A JP H10325888 A JPH10325888 A JP H10325888A
Authority
JP
Japan
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time
correction
real
value
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP9135167A
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English (en)
Inventor
Akio Tamura
明男 田村
Kazuyuki Tanaka
和幸 田中
Katsunori Yoshinaka
勝則 吉中
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10325888A publication Critical patent/JPH10325888A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システム個々の発振周波数をシステム特性に
合わせて発振周波数を最適補正する時間補正処理を実行
するリアルタイムクロック30を低装置コストで製作す
ること。 【解決手段】 基準周波数クロック信号11aを生成す
る基準周波数クロック発振回路11と基準周波数クロッ
ク信号11aを分周して計数値を生成する分周回路12
と、計数値を計数するカウンタ回路18を有するリアル
タイムクロック30において、所定の計数値を分周回路
12に強制的に書き込み分周回路12の計数値を時間的
に遷移させる時間補正処理を実行するように構成され、
計数値を検出すると共に計数値と固有補正値12Dj
(j=1,…,n)とを比較し計数値と固有補正値12
Djとが一致したタイミングで一致時の分周回路12の
計数値を固有補正値12Djに書き換えて時間補正処理
を実行する時間補正装置10を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計時機能を有する
リアルタイムクロックの時間補正装置及び時間補正方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のリアルタイムクロックにおける時
間補正技術としては、例えば、特開平8−82686号
公報(発明の名称:リアルタイムクロックの精度向上回
路、出願日:1994年9月12日、出願人:日本アビ
オニクス株式会社)に開示されたものがある。
【0003】即ち、図2に示すように、基準となるクロ
ック信号を生成する高精度発振器2を外部に必要とする
リアルタイムクロック用LSI3を用いるリアルタイム
クロック回路において、高精度発振器2が生成するクロ
ック信号と電圧制御発振部7の出力とを連続的に比較し
て直流電圧に変換する位相比較部8と、位相比較部8の
出力である直流電圧によって発振周波数が制御される電
圧制御発振部7を有していた。
【0004】位相比較部8は、高精度発振器2が生成す
るクロック信号を分周する分周器8Aと、電圧制御発振
部7の出力を分周する分周器8Bと、分周器8Aの出力
と分周器8Bの出力とを連続的に比較して直流電圧に変
換する位相比較回路8Cを有していた。
【0005】電圧制御発振部7は、位相比較回路8Cの
出力である直流電圧によって静電容量が制御可能な可変
容量ダイオード7A,7Dと、可変容量ダイオード7
A,7Dの静電容量と抵抗素子7B,7Eを用いて制御
可能な発振周波数を有するクロック信号を生成すると共
に、生成したクロック信号をリアルタイムクロック用L
SI3に供給する水晶振動子7Gを有していた。
【0006】これに依り、高精度発振器2が生成するク
ロック信号の位相とリアルタイムクロック用LSI3に
供給されるクロック信号の位相とを同位相に制御する時
間補正処理を実行することができ、高精度発振器2と同
じ精度を有するリアルタイムクロック回路を実現できる
ようになるといった効果が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のリアルタイムクロック回路では、電圧制御発
振部7及び位相比較部8のみで時間補正処理を行う場合
は、水晶振動子7Gを安定に発振させるための可変容量
ダイオード7A,7Dにおける可変容量の調整範囲が極
めて狭いため、高精度発振器2が生成するクロック信号
の位相変動をシステム個々に最適に補正した時間補正処
理を実行することが難しいという技術的課題があった。
【0008】又、高精度の発振周波数特性を有する水晶
振動子7Gを用意する必要があるため、システム個々に
最適に補正した時間補正処理を実行するリアルタイムク
ロック回路を安価に製作することが難しいとという技術
的課題があった。
【0009】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題としており、特に、基準周波数クロック
信号を生成する基準周波数クロック発振回路と基準周波
数クロック信号を分周して計数値を生成する分周回路
と、計数値を計数するカウンタ回路を有するリアルタイ
ムクロックにおいて、所定の固有補正値を分周回路に強
制的に書き込み分周回路の計数値を時間的に遷移させる
時間補正処理を実行するように構成され、計数値を検出
すると共に計数値と固有補正値とを比較し計数値と補正
計数値とが一致したタイミングで一致時の分周回路の計
数値を固有補正値に書き換えて時間補正処理を実行する
時間補正装置、又は、計数値を検出すると共に計数値と
固有補正値とを比較し計数値と補正計数値とが一致した
タイミングで一致時の分周回路の計数値を所望の値に書
き換えて時間補正処理を実行する時間補正装置を設ける
ことに依り、リアルタイムクロックを内蔵するシステム
個々において発振周波数を補正することができ、その結
果、システム個々に最適に補正した時間補正処理を実行
するリアルタイムクロック回路を安価に製作するリアル
タイムクロック及び時間補正方法を提供することを目的
としている。
【0010】又、精度のバラツキ範囲の広い水晶振動子
を使用した場合であっても、従来のリアルタイムクロッ
クに比べて高い精度の時刻表示ができ、その結果、シス
テム個々に最適に補正した時間補正処理を実行するリア
ルタイムクロック回路を安価に製作するリアルタイムク
ロック及び時間補正方法を提供することを目的としてい
る。
【0011】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムにおいて、固有補正値を任意に書き換えることが可能
な時間補正処理を実行することに依り、検知された温度
の変動に合わせて発振周波数を補正して高精度の時間補
正が可能なシステムを構築することができるリアルタイ
ムクロック及び時間補正方法を提供することを目的とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、基準周波数クロック信号11aを生成する基準周波
数クロック発振回路11と、基準周波数クロック信号1
1aを分周して計数値を生成する分周回路と、計数値を
計数するカウンタ回路18を有するリアルタイムクロッ
クにおいて、メモリ回路出力端Dj(j=1,…,n)
から出力される所定の固有補正値12Dj(j=1,
…,n)を分周回路12に強制的に書き込み当該分周回
路12の計数値を時間的に遷移させる時間補正処理を実
行するように構成されている時間補正装置10を有す
る、ことを特徴とするリアルタイムクロック30であ
る。
【0013】請求項1に記載の発明に依れば、システム
個々に最適な固有補正値12Dj(j=1,…,n)を
予め設定することに依り、リアルタイムクロック機能を
内蔵するシステム個々に対してリアルタイムクロック3
0の発振周波数をシステム特性に合わせて補正できるよ
うになる結果、システム個々に合わせて発振周波数を最
適補正する時間補正処理を実行するリアルタイムクロッ
ク30を低装置コストで製作できるようになるといった
効果を奏する。
【0014】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、システム個々に最適な固有補正値12Dj(j
=1,…,n)を予め設定することに依り、従来のリア
ルタイムクロックに比べて高い精度の時刻表示ができる
ようになり、又、システム個々に合わせて発振周波数を
最適補正する時間補正処理を実行できるようになるとい
った効果を奏する。
【0015】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、システムに最適な固有補正値12Dj
(j=1,…,n)を任意に書き換えることが可能な時
間補正処理を実行することに依り、検知された温度の変
動に基づき、リアルタイムクロック30の発振周波数を
システム特性に合わせて高精度に補正する時間補正を実
行できるようになるといった効果を奏する。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のリアルタイムクロック30において、前記時間補正装
置10は、前記分周回路12の計数値を、所定の固有補
正値12Dj(j=1,…,n)に所定のタイミングで
書き込んで前記時間補正処理を実行するように構成され
ている、ことを特徴とするリアルタイムクロック30で
ある。
【0017】請求項2に記載の発明に依れば、請求項1
に記載の効果に加えて、システム個々に最適な固有補正
値12Dj(j=1,…,n)を所定のタイミングで書
き込むことに依り、リアルタイムクロック機能を内蔵す
るシステム個々において所定のタイミングでリアルタイ
ムクロック30の発振周波数をシステム特性に合わせて
補正できるようになる結果、システム個々に合わせて発
振周波数を最適補正する時間補正処理を所定のタイミン
グで実行するリアルタイムクロック30を低装置コスト
で製作できるようになるといった効果を奏する。
【0018】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、システム個々に最適な固有補正値12Dj(j
=1,…,n)を所定のタイミングで書き込むことに依
り、従来のリアルタイムクロックに比べて高い精度の時
刻表示ができるようになり、又、システム個々に合わせ
て発振周波数を最適補正する時間補正処理を実行できる
ようになるといった効果を奏する。
【0019】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、システムに最適な固有補正値12Dj
(j=1,…,n)を所定のタイミングで書き換えるこ
とが可能な時間補正処理を実行することに依り、検知さ
れた温度の変動に基づき、リアルタイムクロック30の
発振周波数をシステム特性に合わせて高精度に補正する
時間補正を所定のタイミングで実行できるようになると
いった効果を奏する。
【0020】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載のリアルタイムクロック30において、前記時間
補正装置10は、前記計数値を検出すると共に、当該計
数値と前記固有補正値12Dj(j=1,…,n)とを
比較し、当該計数値と当該固有補正値12Dj(j=
1,…,n)とが一致した前記タイミングで、当該一致
時の分周回路12の計数値を当該固有補正値12Dj
(j=1,…,n)に書き換えて前記時間補正処理を実
行するように構成されている、ことを特徴とするリアル
タイムクロック30である。
【0021】請求項3に記載の発明に依れば、請求項1
又は2に記載の効果に加えて、計数値と固有補正値12
Dj(j=1,…,n)とが一致したタイミングでシス
テム個々に最適な固有補正値12Dj(j=1,…,
n)を書き込むことに依り、リアルタイムクロック機能
を内蔵するシステム個々において計数値と固有補正値1
2Dj(j=1,…,n)とが一致したタイミングでリ
アルタイムクロック30の発振周波数をシステム特性に
合わせて補正できるようになる結果、システム個々に合
わせて発振周波数を最適補正する時間補正処理を計数値
と固有補正値12Dj(j=1,…,n)とが一致した
タイミングで実行するリアルタイムクロック30を低装
置コストで製作できるようになるといった効果を奏す
る。
【0022】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、システム個々に最適な固有補正値12Dj(j
=1,…,n)を計数値と固有補正値12Dj(j=
1,…,n)とが一致したタイミングで書き込むことに
依り、従来のリアルタイムクロックに比べて高い精度の
時刻表示ができるようになり、又、システム個々に合わ
せて発振周波数を最適補正する時間補正処理を実行でき
るようになるといった効果を奏する。
【0023】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、システムに最適な固有補正値12Dj
(j=1,…,n)を計数値と固有補正値12Dj(j
=1,…,n)とが一致したタイミングで書き換えるこ
とが可能な時間補正処理を実行することに依り、検知さ
れた温度の変動に基づき、リアルタイムクロック30の
発振周波数をシステム特性に合わせて高精度に補正する
時間補正を計数値と固有補正値12Dj(j=1,…,
n)とが一致したタイミングで実行できるようになると
いった効果を奏する。
【0024】請求項4に記載の発明は、請求項1又は2
に記載のリアルタイムクロック30において、前記時間
補正装置10は、前記計数値を検出すると共に、当該計
数値と前記固有補正値12Dj(j=1,…,n)とを
比較し、当該計数値と当該固有補正値12Dj(j=
1,…,n)とが一致した前記タイミングで、当該一致
時の分周回路12の計数値を所望の値に書き換えて前記
時間補正処理を実行するように構成されている、ことを
特徴とするリアルタイムクロック30である。
【0025】請求項4に記載の発明に依れば、請求項1
又は2に記載の効果に加えて、計数値と固有補正値12
Dj(j=1,…,n)とが一致したタイミングで所望
の値を分周回路12に書き込むことに依り、リアルタイ
ムクロック機能を内蔵するシステム個々に対してリアル
タイムクロック30の発振周波数をシステム特性に合わ
せて補正できるようになる結果、システム個々に合わせ
て発振周波数を最適補正する時間補正処理を計数値と固
有補正値12Dj(j=1,…,n)とが一致したタイ
ミングで実行するリアルタイムクロック30を低装置コ
ストで製作できるようになるといった効果を奏する。
【0026】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、システム個々に最適な固有補正値12Dj(j
=1,…,n)を計数値と固有補正値12Dj(j=
1,…,n)とが一致したタイミングで所望の値を分周
回路12に書き込むことに依り、従来のリアルタイムク
ロックに比べて高い精度の時刻表示ができるようにな
り、又、システム個々に合わせて発振周波数を最適補正
する時間補正処理を実行できるようになるといった効果
を奏する。
【0027】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、システムに最適な固有補正値12Dj
(j=1,…,n)を計数値と固有補正値12Dj(j
=1,…,n)とが一致したタイミングで所望の値に分
周回路12の状態を書き換えることが可能な時間補正処
理を実行することに依り、検知された温度の変動に基づ
き、リアルタイムクロック30の発振周波数をシステム
特性に合わせて高精度に補正する時間補正を計数値と固
有補正値12Dj(j=1,…,n)とが一致したタイ
ミングで実行できるようになるといった効果を奏する。
【0028】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
のリアルタイムクロック30において、前記時間補正処
理は、任意の前記タイミングで、前記各フリップフロッ
プ回路FFj(j=1,…,n)の前記分周カウント値
12Aj(j=1,…,n)と前記固有補正値12Dj
(j=1,…,n)が一致するまでフリップフロップ回
路FFj(j=1,…,n)の分周カウント値12Aj
(j=1,…,n)を強制的にリセットして前記基準周
波数クロック信号11aを補正する進み時間補正処理を
含む、ことを特徴とするリアルタイムクロック30であ
る。
【0029】請求項5に記載の発明に依れば、請求項4
に記載の効果に加えて、任意のタイミングで進み時間補
正処理を実行することに依り、リアルタイムクロック機
能を内蔵するシステム個々において任意のタイミングで
リアルタイムクロック30の発振周波数をシステム特性
に合わせて補正できるようになる結果、システム個々に
最適補正した進み時間補正処理を任意のタイミングで実
行するリアルタイムクロック30を低装置コストで製作
できるようになるといった効果を奏する。
【0030】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、システム個々に最適な固有補正値12Dj(j
=1,…,n)を用いて任意のタイミングで進み時間補
正処理を実行することに依り、従来のリアルタイムクロ
ックに比べて高い精度の時刻表示ができるようになり、
又、システム個々に合わせて発振周波数を最適補正する
時間補正処理を実行できるようになるといった効果を奏
する。
【0031】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、システム個々に最適な固有補正値12
Dj(j=1,…,n)を用いて任意のタイミングで進
み時間補正処理を実行することに依り、検知された温度
の変動に基づき、リアルタイムクロック30の発振周波
数をシステム特性に合わせて高精度に補正する時間補正
を任意のタイミングで実行できるようになるといった効
果を奏する。
【0032】請求項6に記載の発明は、請求項4又は5
に記載のリアルタイムクロック30において、前記時間
補正処理は、任意の前記タイミングで、任意のフリップ
フロップ回路FFj(j=1,…,n)をセットし、追
加したカウント値から削除して差し引いた分だけ追加し
て前記基準周波数クロック信号11aを補正する遅れ時
間補正処理を含む、ことを特徴とするリアルタイムクロ
ック30である。
【0033】請求項6に記載の発明に依れば、請求項4
又は5に記載の効果に加えて、任意のタイミングで遅れ
時間補正処理を実行することに依り、リアルタイムクロ
ック機能を内蔵するシステム個々において発振周波数を
任意のタイミングで補正できるようになる結果、システ
ム個々に最適補正した遅れ時間補正処理を任意のタイミ
ングで実行するリアルタイムクロック30を低装置コス
トで製作できるようになるといった効果を奏する。
【0034】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、システム個々に最適な固有補正値12Dj(j
=1,…,n)を用いて任意のタイミングで遅れ時間補
正処理を実行することに依り、従来のリアルタイムクロ
ックに比べて高い精度の時刻表示ができるようになり、
又、システム個々に合わせて発振周波数を最適補正する
時間補正処理を実行できるようになるといった効果を奏
する。
【0035】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、システム個々に最適な固有補正値12
Dj(j=1,…,n)を用いて任意のタイミングで遅
れ時間補正処理を実行することに依り、検知された温度
の変動に基づき、リアルタイムクロック30の発振周波
数をシステム特性に合わせて高精度に補正する時間補正
を任意のタイミングで実行できるようになるといった効
果を奏する。
【0036】請求項7に記載の発明は、請求項4乃至6
のいずれか一項に記載のリアルタイムクロック30にお
いて、前記時間補正装置10は、前記固有補正値12D
j(j=1,…,n)を予め又は随時記憶させておくた
めのメモリ回路13を有し、前記メモリ回路13から前
記固有補正値12Dj(j=1,…,n)を前記タイミ
ングで2n分周回路12における所定の前記フリップフ
ロップ回路FFj(j=1,…,n)に書き込んで当該
n分周回路12の内部計数状態を時間的に遷移させて
前記基準周波数クロック信号11aの周波数に対して等
価的な前記時間補正処理を実行するように構成されてい
る、ことを特徴とするリアルタイムクロック30であ
る。
【0037】請求項7に記載の発明に依れば、請求項4
乃至6のいずれか一項に記載の効果に加えて、計数値と
固有補正値12Dj(j=1,…,n)とが一致したタ
イミングで2n分周回路12の所定のフリップフロップ
回路FFj(j=1,…,n)に固有補正値12Dj(j
=1,…,n)を書き込んで2n分周回路12の内部計
数状態を時間的に遷移させることに依り、リアルタイム
クロック機能を内蔵するシステム個々に対してリアルタ
イムクロック30の発振周波数をシステム特性に合わせ
て補正できるようになる結果、基準周波数クロック信号
11aの周波数に対して等価的であってシステム個々に
最適な時間補正処理を計数値と固有補正値12Dj(j
=1,…,n)とが一致したタイミングで実行するリア
ルタイムクロック30を低装置コストで製作できるよう
になるといった効果を奏する。
【0038】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、計数値と固有補正値12Dj(j=1,…,
n)とが一致したタイミングでシステム個々に最適な固
有補正値12Dj(j=1,…,n)を2n分周回路12
の所定のフリップフロップ回路FFj(j=1,…,
n)に書き込んで2n分周回路12の内部計数状態を時
間的に遷移させることに依り、従来のリアルタイムクロ
ックに比べて高い精度の時刻表示ができるようになり、
又、システム個々に最適補正した基準周波数クロック信
号11aの周波数に対して等価的であってシステム個々
に最適な時間補正処理を実行できるようになるといった
効果を奏する。
【0039】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、システムに最適な固有補正値12Dj
(j=1,…,n)を計数値と固有補正値12Dj(j
=1,…,n)とが一致したタイミングで固有補正値1
2Dj(j=1,…,n)に2n分周回路12の所定のフ
リップフロップ回路FFj(j=1,…,n)の状態を
書き換えることが可能な基準周波数クロック信号11a
の周波数に対して等価的であってシステム個々に最適な
時間補正処理を実行することに依り、検知された温度の
変動に基づき、リアルタイムクロック30の発振周波数
をシステム特性に合わせて高精度に補正する時間補正を
計数値と固有補正値12Dj(j=1,…,n)とが一
致したタイミングで実行できるようになるといった効果
を奏する。
【0040】請求項8に記載の発明は、請求項4乃至7
のいずれか一項に記載のリアルタイムクロック30にお
いて、前記時間補正装置10は、前記各フリップフロッ
プ回路FFj(j=1,…,n)が生成する前記分周カ
ウント値12Aj(j=1,…,n)と前記固有補正値
12Dj(j=1,…,n)とを比較し、当該比較結果
にかかる一致信号14aを生成する一致検出回路14を
有する、ことを特徴とするリアルタイムクロック30で
ある。
【0041】請求項8に記載の発明に依れば、請求項4
乃至7のいずれか一項に記載の効果に加えて、各フリッ
プフロップ回路FFj(j=1,…,n)が生成する分
周カウント値12Aj(j=1,…,n)と固有補正値
12Dj(j=1,…,n)とが一致したタイミングで
一致検出回路14が生成する一致信号14aに応じて、
固有補正値12Dj(j=1,…,n)を2n分周回路1
2の所定のフリップフロップ回路FFj(j=1,…,
n)に書き込んで2n分周回路12の内部計数状態を時
間的に遷移させることに依り、リアルタイムクロック機
能を内蔵するシステム個々において、各フリップフロッ
プ回路FFj(j=1,…,n)が生成する分周カウン
ト値12Aj(j=1,…,n)と固有補正値12Dj
(j=1,…,n)とが一致したタイミングで一致検出
回路14が生成する一致信号14aに応じて、リアルタ
イムクロック30の発振周波数をシステム特性に合わせ
て補正できるようになる結果、基準周波数クロック信号
11aの周波数に対して等価的であってシステム個々に
最適な時間補正処理を実行するリアルタイムクロック3
0を低装置コストで製作できるようになるといった効果
を奏する。
【0042】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、各フリップフロップ回路FFj(j=1,…,
n)が生成する分周カウント値12Aj(j=1,…,
n)と固有補正値12Dj(j=1,…,n)とが一致
したタイミングで一致検出回路14が生成する一致信号
14aに応じて、固有補正値12Dj(j=1,…,
n)を2n分周回路12の所定のフリップフロップ回路
FFj(j=1,…,n)にシステム個々に最適な固有
補正値12Dj(j=1,…,n)を書き込んで2n分周
回路12の内部計数状態を時間的に遷移させることに依
り、従来のリアルタイムクロックに比べて高い精度の時
刻表示ができるようになり、又、システム個々に最適補
正した基準周波数クロック信号11aの周波数に対して
等価的であってシステム個々に最適な時間補正処理を実
行できるようになるといった効果を奏する。
【0043】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、システムに最適な固有補正値12Dj
(j=1,…,n)を各フリップフロップ回路FFj
(j=1,…,n)が生成する分周カウント値12Aj
(j=1,…,n)と固有補正値12Dj(j=1,
…,n)とが一致したタイミングで一致検出回路14が
生成する一致信号14aに応じて、固有補正値12Dj
(j=1,…,n)に2n分周回路12の所定のフリッ
プフロップ回路FFj(j=1,…,n)の状態を書き
換えることが可能な基準周波数クロック信号11aの周
波数に対して等価的であってシステム個々に最適な時間
補正処理を実行することに依り、検知された温度の変動
に基づき、リアルタイムクロック30の発振周波数をシ
ステム特性に合わせて高精度に補正する時間補正を各フ
リップフロップ回路FFj(j=1,…,n)が生成す
る分周カウント値12Aj(j=1,…,n)と固有補
正値12Dj(j=1,…,n)とが一致したタイミン
グで一致検出回路14が生成する一致信号14aに応じ
て、実行できるようになるといった効果を奏する。
【0044】請求項9に記載の発明は、請求項4乃至8
のいずれか一項に記載のリアルタイムクロック30にお
いて、前記時間補正装置10は、前記一致信号14aの
論理値の変化に応じて前記時間補正処理の前記タイミン
グを指令するための第1タイミング信号15aを任意の
周期で生成するタイミング回路15を有する、ことを特
徴とするリアルタイムクロック30である。
【0045】請求項9に記載の発明に依れば、請求項4
乃至8のいずれか一項に記載の効果に加えて、各フリッ
プフロップ回路FFj(j=1,…,n)が生成する分
周カウント値12Aj(j=1,…,n)と固有補正値
12Dj(j=1,…,n)とが一致した際の一致信号
14aの論理値の変化に基づきタイミング回路15によ
って生成される第1タイミング信号15aに応じて、2
n分周回路12の所定のフリップフロップ回路FFj(j
=1,…,n)に固有補正値12Dj(j=1,…,
n)を書き込んで2n分周回路12の内部計数状態を時
間的に遷移させることに依り、リアルタイムクロック機
能を内蔵するシステム個々において、リアルタイムクロ
ック30の発振周波数をシステム特性に合わせて補正で
きるようになる結果、各フリップフロップ回路FFj
(j=1,…,n)が生成する分周カウント値12Aj
(j=1,…,n)と固有補正値12Dj(j=1,
…,n)とが一致した際の一致信号14aの論理値の変
化に基づきタイミング回路15によって生成される第1
タイミング信号15aに応じて、基準周波数クロック信
号11aの周波数に対して等価的であってシステム個々
に最適な時間補正処理を実行するリアルタイムクロック
30を低装置コストで製作できるようになるといった効
果を奏する。
【0046】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、システム個々に最適な固有補正値12Dj(j
=1,…,n)を各フリップフロップ回路FFj(j=
1,…,n)が生成する分周カウント値12Aj(j=
1,…,n)と固有補正値12Dj(j=1,…,n)
とが一致した際の一致信号14aの論理値の変化に基づ
きタイミング回路15によって生成される第1タイミン
グ信号15aに応じて、固有補正値12Dj(j=1,
…,n)を2n分周回路12の所定のフリップフロップ
回路FFj(j=1,…,n)に書き込んで2n分周回路
12の内部計数状態を時間的に遷移させることに依り、
従来のリアルタイムクロックに比べて高い精度の時刻表
示ができるようになり、又、システム個々に最適補正し
た基準周波数クロック信号11aの周波数に対して等価
的であってシステム個々に最適な時間補正処理を実行で
きるようになるといった効果を奏する。
【0047】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、システムに最適な固有補正値12Dj
(j=1,…,n)を各フリップフロップ回路FFj
(j=1,…,n)が生成する分周カウント値12Aj
(j=1,…,n)と固有補正値12Dj(j=1,
…,n)とが一致した際の一致信号14aの論理値の変
化に基づきタイミング回路15によって生成される第1
タイミング信号15aに応じて、固有補正値12Dj
(j=1,…,n)に2n分周回路12の所定のフリッ
プフロップ回路FFj(j=1,…,n)の状態を書き
換えることが可能な基準周波数クロック信号11aの周
波数に対して等価的であってシステム個々に最適な時間
補正処理を実行することに依り、検知された温度の変動
に基づき、リアルタイムクロック30の発振周波数をシ
ステム特性に合わせて高精度に補正する時間補正を各フ
リップフロップ回路FFj(j=1,…,n)が生成す
る分周カウント値12Aj(j=1,…,n)と固有補
正値12Dj(j=1,…,n)とが一致した際の一致
信号14aの論理値の変化に基づきタイミング回路15
によって生成される第1タイミング信号15aに応じ
て、実行できるようになるといった効果を奏する。
【0048】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載のリアルタイムクロック30において、前記タイミン
グ回路15は、前記時間補正処理における補正範囲又は
補正精度にかかる補正周期を設定するための前記第1タ
イミング信号15aを生成する、ことを特徴とするリア
ルタイムクロック30である。
【0049】請求項10に記載の発明に依れば、請求項
9に記載の効果に加えて、各フリップフロップ回路FF
j(j=1,…,n)が生成する分周カウント値12Aj
(j=1,…,n)と固有補正値12Dj(j=1,
…,n)とが一致した際の一致信号14aの論理値の変
化に基づきタイミング回路15によって生成される第1
タイミング信号15aに基づく補正周期に応じて、固有
補正値12Dj(j=1,…,n)を2n分周回路12の
所定のフリップフロップ回路FFj(j=1,…,n)
に書き込んで2n分周回路12の内部計数状態を時間的
に遷移させることに依り、リアルタイムクロック機能を
内蔵するシステム個々において、リアルタイムクロック
30の発振周波数をシステム特性に合わせて補正できる
ようになる結果、基準周波数クロック信号11aの周波
数に対して等価的であって広い補正範囲に亘る最適な時
間補正処理又高い補正精度を有する最適な時間補正処理
を、各フリップフロップ回路FFj(j=1,…,n)
が生成する分周カウント値12Aj(j=1,…,n)
と固有補正値12Dj(j=1,…,n)とが一致した
際の一致信号14aの論理値の変化に基づきタイミング
回路15によって生成される第1タイミング信号15a
に基づく補正周期に応じて、システム個々に実行するリ
アルタイムクロック30を低装置コストで製作できるよ
うになるといった効果を奏する。
【0050】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、システム個々に最適な固有補正値12Dj(j
=1,…,n)を各フリップフロップ回路FFj(j=
1,…,n)が生成する分周カウント値12Aj(j=
1,…,n)と固有補正値12Dj(j=1,…,n)
とが一致した際の一致信号14aの論理値の変化に基づ
きタイミング回路15によって生成される第1タイミン
グ信号15aに基づく補正周期に応じて、固有補正値1
2Dj(j=1,…,n)を2n分周回路12の所定のフ
リップフロップ回路FFj(j=1,…,n)に書き込
んで2n分周回路12の内部計数状態を時間的に遷移さ
せることに依り、従来のリアルタイムクロックに比べて
高い精度の時刻表示ができるようになり、又、システム
個々に広い補正範囲に亘って補正した基準周波数クロッ
ク信号11a、又は高い補正精度で補正した基準周波数
クロック信号11aの周波数に対して等価的であってシ
ステム個々に広い補正範囲に亘る最適な時間補正処理又
高い補正精度を有する最適な時間補正処理を実行できる
ようになるといった効果を奏する。
【0051】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、システムに最適な固有補正値12Dj
(j=1,…,n)を各フリップフロップ回路FFj
(j=1,…,n)が生成する分周カウント値12Aj
(j=1,…,n)と固有補正値12Dj(j=1,
…,n)とが一致した際の一致信号14aの論理値の変
化に基づきタイミング回路15によって生成される第1
タイミング信号15aに基づく補正周期に応じて、固有
補正値12Dj(j=1,…,n)に2n分周回路12の
所定のフリップフロップ回路FFj(j=1,…,n)
の状態を書き換えることが可能な基準周波数クロック信
号11aの周波数に対して等価的であってシステム個々
に広い補正範囲に亘る最適な時間補正処理又高い補正精
度を有する最適な時間補正処理を、実行することに依
り、検知された温度の変動に基づき、リアルタイムクロ
ック30の発振周波数をシステム特性に合わせて高精度
に補正する時間補正を各フリップフロップ回路FFj
(j=1,…,n)が生成する分周カウント値12Aj
(j=1,…,n)と固有補正値12Dj(j=1,
…,n)とが一致した際の一致信号14aの論理値の変
化に基づきタイミング回路15によって生成される第1
タイミング信号15aに基づく補正周期に応じて、実行
できるようになるといった効果を奏する。
【0052】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載のリアルタイムクロック30において、前記時間補
正装置10は、前記第1タイミング信号15aの論理値
の変化に応じ、前記固有補正値12Dj(j=1,…,
n)の内容に基づく任意の前記フリップフロップ回路F
Fj(j=1,…,n)を強制的にセットする制御を行
うためのセット信号17cを生成し、前記固有補正値1
2Dj(j=1,…,n)の内容に基づく任意のフリッ
プフロップ回路FFj(j=1,…,n)を強制的にリ
セットする制御を行うための第2リセット信号12Ej
(j=1,…,n)を生成するゲート回路17を有す
る、ことを特徴とするリアルタイムクロック30であ
る。
【0053】請求項11に記載の発明に依れば、請求項
10に記載の効果に加えて、第1タイミング信号15a
に応じてゲート回路17が生成するセット信号17b及
び第2リセット信号12Ej(j=1,…,n)に基づ
いて、2n分周回路12のフリップフロップ回路FFj
(j=1,…,n)を強制的にセット又はリセットする
制御を実行することに依り、リアルタイムクロック機能
を内蔵するシステム個々において、リアルタイムクロッ
ク30の発振周波数を広い補正範囲に亘って又は高い補
正精度で時間補正できるようになる結果、基準周波数ク
ロック信号11aの周波数に対して等価的であってシス
テム個々に最適な時間補正処理を実行するリアルタイム
クロック30を低装置コストで製作できるようになると
いった効果を奏する。
【0054】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、セット信号17b及び第2リセット信号12E
j(j=1,…,n)に基づいて、2n分周回路12のフ
リップフロップ回路FFj(j=1,…,n)を強制的
にセット又はリセットする制御を実行することに依り、
従来のリアルタイムクロックに比べて広い補正範囲に亘
って高い補正精度を有する時刻表示ができるようにな
り、又、システム個々に最適補正した基準周波数クロッ
ク信号11aの周波数に対して等価的であってシステム
個々に最適な時間補正処理を実行できるようになるとい
った効果を奏する。
【0055】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合であっても、リアルタイムクロック30
の発振周波数を広い補正範囲に亘って又は高い補正精度
で時間補正することができる最適な時間補正処理を実行
できるようになるといった効果を奏する。
【0056】請求項12に記載の発明は、請求項1乃至
11のいずれか一項に記載のリアルタイムクロック30
において、前記時間補正装置10は、温度の変動に合わ
せて前記基準周波数クロック信号11aの前記時間補正
処理する、ことを特徴とするリアルタイムクロック30
である。
【0057】請求項12に記載の発明に依れば、請求項
1乃至11のいずれか一項に記載の効果に加えて温度を
検知できる機能をもつシステムであった場合であって
も、リアルタイムクロック30の発振周波数を広い補正
範囲に亘って又は高い補正精度で時間補正することがで
きる最適な時間補正処理を実行できるようになるといっ
た効果を奏する。
【0058】請求項13に記載の発明は、請求項1乃至
12のいずれか一項に記載のリアルタイムクロック30
において、前記時間補正装置10は、前記第1タイミン
グ信号15aを生成する周期を決める第2タイミング信
号16aを生成するタイミング信号発生回路16を有す
る、ことを特徴とするリアルタイムクロック30であ
る。
【0059】請求項13に記載の発明に依れば、請求項
1乃至12のいずれか一項に記載の効果に加えて、第2
タイミング信号16aを用いて第1タイミング信号15
aの生成周期を制御することに依り、リアルタイムクロ
ック30の発振周波数を広い補正範囲に亘って又は高い
補正精度で時間補正できるようになる結果、基準周波数
クロック信号11aの周波数に対して等価的であってシ
ステム個々に最適な時間補正処理を実行するリアルタイ
ムクロック30を低装置コストで製作できるようになる
といった効果を奏する。
【0060】又、従来のリアルタイムクロックに比べて
広い補正範囲に亘って高い補正精度を有する時刻表示が
できるようになり、又、システム個々に最適補正した基
準周波数クロック信号11aの周波数に対して等価的で
あってシステム個々に最適な時間補正処理を実行できる
ようになるといった効果を奏する。
【0061】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合であっても、リアルタイムクロック30
の発振周波数を広い補正範囲に亘って又は高い補正精度
で時間補正することができる最適な時間補正処理を実行
できるようになるといった効果を奏する。
【0062】請求項14に記載の発明は、請求項1乃至
13のいずれか一項に記載のリアルタイムクロック30
において、前記2n分周回路12の最終段の前記フリッ
プフロップ回路FFnの分周カウント値12Anを用いて
時間をカウントするカウンタ回路18を有する、ことを
特徴とするリアルタイムクロック30である。
【0063】請求項14に記載の発明に依れば、請求項
1乃至13のいずれか一項に記載の効果に加えて、時間
補正装置10が生成した高精度の分周カウント値12A
j(j=1,…,n)を用いた高精度な計時ができるよ
うになるといった効果を奏する。
【0064】請求項15に記載の発明は、請求項1乃至
14のいずれか一項に記載のリアルタイムクロック30
において、前記カウンタ回路18のカウント出力を表示
する表示回路20を有する、ことを特徴とするリアルタ
イムクロック30である。
【0065】請求項15に記載の発明に依れば、請求項
1乃至14のいずれか一項に記載の効果に加えて、時間
補正装置10が生成した高精度の分周カウント値12A
j(j=1,…,n)を用いた高精度な時間表示ができ
るようになるといった効果を奏する。
【0066】請求項16に記載の発明は、基準周波数ク
ロック信号11aを生成し、基準周波数クロック信号1
1aを分周して計数値を生成して計数するリアルタイム
クロック30の時間補正方法において、所定の計数値を
分周工程に強制的に書き込み当該分周工程の計数値を時
間的に遷移させる時間補正処理を実行する時間補正処理
工程を工程を含む、ことを特徴とするリアルタイムクロ
ック30の時間補正方法である。
【0067】請求項16に記載の発明に依れば、請求項
1に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0068】請求項17に記載の発明は、請求項16に
記載のリアルタイムクロック30の時間補正方法におい
て、前記時間補正処理工程は、前記分周工程の計数値
を、所定の固有補正値12Dj(j=1,…,n)に所
定のタイミングで書き込む工程を含む、ことを特徴とす
るリアルタイムクロック30の時間補正方法である。
【0069】請求項17に記載の発明に依れば、請求項
2に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0070】請求項18に記載の発明は、請求項16又
は17に記載のリアルタイムクロック30の時間補正方
法において、前記時間補正処理工程は、前記計数値を検
出すると共に、当該計数値と前記固有補正値12Dj
(j=1,…,n)とを比較し、当該計数値と当該固有
補正値12Dj(j=1,…,n)とが一致した前記タ
イミングで、当該一致時の分周工程の計数値を当該固有
補正値12Dj(j=1,…,n)に書き換える工程を
含む、ことを特徴とするリアルタイムクロック30の時
間補正方法である。
【0071】請求項18に記載の発明に依れば、請求項
3に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0072】請求項19に記載の発明は、請求項16又
は17に記載のリアルタイムクロック30の時間補正方
法において、前記時間補正処理工程は、前記計数値を検
出すると共に、当該計数値と前記固有補正値12Dj
(j=1,…,n)とを比較し、当該計数値と当該固有
補正値12Dj(j=1,…,n)とが一致した前記タ
イミングで、当該一致時の分周工程の計数値を所望の値
に書き換える工程を含む、ことを特徴とするリアルタイ
ムクロック30の時間補正方法である。
【0073】請求項19に記載の発明に依れば、請求項
4に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0074】請求項20に記載の発明は、請求項19に
記載のリアルタイムクロック30の時間補正方法におい
て、前記時間補正処理は、任意の前記タイミングで、前
記各2n分周工程の前記分周カウント値12Aj(j=
1,…,n)と前記固有補正値12Dj(j=1,…,
n)が一致するまで2n分周工程の分周カウント値12
Aj(j=1,…,n)を強制的にリセットして前記基
準周波数クロック信号11aを補正する進み時間補正処
理工程を含む、ことを特徴とするリアルタイムクロック
30の時間補正方法である。
【0075】請求項20に記載の発明に依れば、請求項
6に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0076】請求項21に記載の発明は、請求項19又
は20に記載のリアルタイムクロック30の時間補正方
法において、前記時間補正処理は、任意の前記タイミン
グで、任意の2n分周工程をセットし、追加したカウン
ト値から削除して差し引いた分だけ追加して前記基準周
波数クロック信号11aを補正する遅れ時間補正処理工
程を含む、ことを特徴とするリアルタイムクロック30
の時間補正方法である。
【0077】請求項21に記載の発明に依れば、請求項
7に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0078】請求項22に記載の発明は、請求項19乃
至21のいずれか一項に記載のリアルタイムクロック3
0の時間補正方法において、前記時間補正処理工程は、
前記固有補正値12Dj(j=1,…,n)を予め又は
随時記憶させておくためのメモリ工程を有し、前記メモ
リ工程から前記固有補正値12Dj(j=1,…,n)
を前記タイミングで2n分周工程における所定の前記2n
分周工程に書き込んで当該2n分周工程の内部計数状態
を時間的に遷移させる工程を含む、ことを特徴とするリ
アルタイムクロック30の時間補正方法である。
【0079】請求項22に記載の発明に依れば、請求項
8に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0080】請求項23に記載の発明は、請求項19乃
至22のいずれか一項に記載のリアルタイムクロック3
0の時間補正方法において、前記時間補正処理工程は、
前記各2n分周工程が生成する前記分周カウント値12
Aj(j=1,…,n)と前記固有補正値12Dj(j=
1,…,n)とを比較し、当該比較結果にかかる一致信
号14aを生成する一致検出工程を含む、ことを特徴と
するリアルタイムクロック30の時間補正方法である。
【0081】請求項23に記載の発明に依れば、請求項
9に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0082】請求項24に記載の発明は、請求項19乃
至23のいずれか一項に記載のリアルタイムクロック3
0の時間補正方法において、前記時間補正処理工程は、
前記一致信号14aの論理値の変化に応じて前記タイミ
ングを指令するための第1タイミング信号15aを任意
の周期で生成するタイミング工程を含む、ことを特徴と
するリアルタイムクロック30の時間補正方法である。
【0083】請求項24に記載の発明に依れば、請求項
9に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0084】請求項25に記載の発明は、請求項24に
記載のリアルタイムクロック30の時間補正方法におい
て、前記タイミング工程は、前記時間補正処理における
補正範囲又は補正精度にかかる補正周期を設定するため
の前記第1タイミング信号15aを生成する工程を含
む、ことを特徴とするリアルタイムクロック30の時間
補正方法である。
【0085】請求項25に記載の発明に依れば、請求項
10に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0086】請求項26に記載の発明は、請求項25に
記載のリアルタイムクロック30の時間補正方法におい
て、前記時間補正処理工程は、前記第1タイミング信号
15aの論理値の変化に応じ、前記固有補正値12Dj
(j=1,…,n)の内容に基づく任意の前記2n分周
工程を強制的にセットする制御を行うためのセット信号
17cを生成し、前記固有補正値12Dj(j=1,
…,n)の内容に基づく任意の2n分周工程を強制的に
リセットする制御を行うための第2リセット信号12E
j(j=1,…,n)を生成するゲート工程を含む、こ
とを特徴とするリアルタイムクロック30の時間補正方
法である。
【0087】請求項26に記載の発明に依れば、請求項
11に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0088】請求項27に記載の発明は、請求項16乃
至26のいずれか一項に記載のリアルタイムクロック3
0の時間補正方法において、前記時間補正処理工程は、
温度の変動に合わせて前記基準周波数クロック信号11
aの前記時間補正処理する工程を含む、ことを特徴とす
るリアルタイムクロック30の時間補正方法である。
【0089】請求項27に記載の発明に依れば、請求項
12に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0090】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき実施形態を説
明する。
【0091】図1は、本発明のリアルタイムクロック3
0の一実施形態を説明するための機能ブロック図であ
る。
【0092】図1に示すリアルタイムクロック30は、
基準周波数クロック信号11aを生成し、基準周波数ク
ロック信号11aを分周して計数値を生成して計数する
ものであって、時間補正装置10、基準周波数クロック
発振回路11、分周回路12、カウンタ回路18、デコ
ード回路19、表示回路20を中心にして構成されてい
る。
【0093】図1に示す基準周波数クロック発振回路1
1は、基準周波数クロック信号11aを生成する機能を
有し、水晶振動子と抵抗素子とコンデンサとで構成され
るコルピッツ発振回路を用いることが望ましい。
【0094】図1に示す時間補正装置10は、所定の固
有補正値12Dj(j=1,…,n)を分周回路12に
強制的に書き込み、分周回路12(本実施形態では、後
述する2n分周回路12を用いているので、以降、2n
周回路12と呼ぶことにする)の計数値を時間的に遷移
させる時間補正処理工程を実行する機能を有し、メモリ
回路13、一致検出回路14、タイミング回路15、タ
イミング信号発生回路16、ゲート回路17を中心にし
て構成されている。
【0095】具体的には、時間補正装置10は、計数値
を検出すると同時に、計数値と固有補正値12Dj(j
=1,…,n)とを比較し、計数値と固有補正値12D
j(j=1,…,n)とが一致したタイミングで、一致
時の2n分周回路12の計数値を固有補正値12Dj(j
=1,…,n)に書き換えて時間補正処理工程を実行し
ている。
【0096】又時間補正装置10は、温度の変動に合わ
せて基準周波数クロック信号11aの時間補正を実行す
ることもできる。。
【0097】これに依り、温度を検知できる機能をもつ
システムであった場合であっても、リアルタイムクロッ
ク30の発振周波数を広い補正範囲に亘って又は高い補
正精度で時間補正することができる最適な時間補正処理
工程を実行できるようになるといった効果を奏する。
【0098】論理信号である固有補正値12Dj(j=
1,…,n)は、メモリ回路13からの出力値であっ
て、分周カウント値12Aj(j=1,…,n)に対応
しており、本実施形態では、補正する場合は論理値
「1」、補正しない場合は論理値「0」の論理値となる
ように設定している。
【0099】時間補正処理工程は、進み時間補正処理工
程と遅れ時間補正処理工程を含んでいる。
【0100】進み時間補正処理工程は、任意のタイミン
グで、各フリップフロップ回路FFj(j=1,…,
n)の論理信号である分周カウント値12Aj(j=
1,…,n)と固有補正値12Dj(j=1,…,n)
が一致するまでフリップフロップ回路FFj(j=1,
…,n)の分周カウント値12Aj(j=1,…,n)
を強制的にリセット(カウント値の削除)して基準周波
数クロック信号11aを補正する工程である。
【0101】ここで、基準周波数クロック信号11a
は、基準周波数クロック発振回路11による周波数Fi
の信号であり、分周カウント値12Aj(j=1,…,
n)は2 n分周回路12に依り基準周波数クロック信号
11aが2n分周された周波数F0の信号である点に留意
されたい。
【0102】進み時間補正処理を行う場合の補正範囲精
度は、基準周波数クロック発振回路11の発振周波数、
n分周回路12の段数(本実施形態ではn段)、時間
補正をかけるフリップフロップ回路FFj(j=1,…,
n)の選択状況、及びタイミング信号発生回路16の周
期の変更状況に依り任意に設定できることに注意された
い。
【0103】この様に、任意のタイミングで進み時間補
正処理工程を実行することに依り、リアルタイムクロッ
ク機能を内蔵するシステム個々において任意のタイミン
グでリアルタイムクロック30の発振周波数をシステム
特性に合わせて補正できるようになる結果、システム個
々に最適補正した進み時間補正処理工程を任意のタイミ
ングで実行するリアルタイムクロック30を低装置コス
トで製作できるようになるといった効果を奏する。
【0104】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、システム個々に最適な固有補正値12Dj(j
=1,…,n)を用いて任意のタイミングで進み時間補
正処理工程を実行することに依り、従来のリアルタイム
クロックに比べて高い精度の時刻表示ができるようにな
り、又、システム個々に合わせて発振周波数を最適補正
する時間補正処理工程を実行できるようになるといった
効果を奏する。
【0105】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、システム個々に最適な固有補正値12
Dj(j=1,…,n)を用いて任意のタイミングで進
み時間補正処理工程を実行することに依り、検知された
温度の変動に基づき、リアルタイムクロック30の発振
周波数をシステム特性に合わせて高精度に補正する時間
補正を任意のタイミングで実行できるようになるといっ
た効果を奏する。
【0106】遅れ時間補正処理工程は、任意のタイミン
グで、任意のフリップフロップ回路FFj(j=1,
…,n)をセットし、追加したカウント値から削除して
差し引いた分だけ追加して基準周波数クロック信号11
aを補正する工程である。
【0107】例えば、図1に示すように、2n分周回路
12の4段目のフリップフロップ回路のフリップフロッ
プ回路FF4を遅れ時間補正処理に割り当てる場合、メ
モリ回路13に保持されている固有補正値12D4の論
理値が論理値「1」のときにセット信号17cが論理値
「0」に設定されることに依りフリップフロップ回路F
F4がセットされる。
【0108】又遅れ時間補正処理を行う場合の補正範囲
精度は、基準周波数クロック発振回路11の発振周波
数、2n分周回路12の段数(本実施形態ではn段)、
時間補正をかけるフリップフロップ回路FFj(j=1,
…,n)の選択状況、及びタイミング信号発生回路16
の周期の変更状況に依り任意に設定できることに注意さ
れたい。
【0109】この様に、任意のタイミングで遅れ時間補
正処理工程を実行することに依り、リアルタイムクロッ
ク機能を内蔵するシステム個々において発振周波数を任
意のタイミングで補正できるようになる結果、システム
個々に最適補正した遅れ時間補正処理工程を任意のタイ
ミングで実行するリアルタイムクロック30を低装置コ
ストで製作できるようになるといった効果を奏する。
【0110】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、システム個々に最適な固有補正値12Dj(j
=1,…,n)を用いて任意のタイミングで遅れ時間補
正処理工程を実行することに依り、従来のリアルタイム
クロックに比べて高い精度の時刻表示ができるようにな
り、又、システム個々に合わせて発振周波数を最適補正
する時間補正処理工程を実行できるようになるといった
効果を奏する。
【0111】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、システム個々に最適な固有補正値12
Dj(j=1,…,n)を用いて任意のタイミングで遅
れ時間補正処理工程を実行することに依り、検知された
温度の変動に基づき、リアルタイムクロック30の発振
周波数をシステム特性に合わせて高精度に補正する時間
補正を任意のタイミングで実行できるようになるといっ
た効果を奏する。
【0112】このような時間補正処理機能を設けること
に依り、リアルタイムクロック機能を内蔵するシステム
個々において計数値と固有補正値12Dj(j=1,
…,n)とが一致したタイミングでリアルタイムクロッ
ク30の発振周波数をシステム特性に合わせて補正でき
るようになる結果、システム個々に合わせて発振周波数
を最適補正する時間補正処理工程を計数値と固有補正値
12Dj(j=1,…,n)とが一致したタイミングで
実行するリアルタイムクロック30を低装置コストで製
作できるようになるといった効果を奏する。
【0113】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、システム個々に最適な固有補正値12Dj(j
=1,…,n)を計数値と固有補正値12Dj(j=
1,…,n)とが一致したタイミングで書き込むことに
依り、従来のリアルタイムクロックに比べて高い精度の
時刻表示ができるようになり、又、システム個々に合わ
せて発振周波数を最適補正する時間補正処理工程を実行
できるようになるといった効果を奏する。
【0114】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、システムに最適な固有補正値12Dj
(j=1,…,n)を計数値と固有補正値12Dj(j
=1,…,n)とが一致したタイミングで書き換えるこ
とが可能な時間補正処理工程を実行することに依り、検
知された温度の変動に基づき、リアルタイムクロック3
0の発振周波数をシステム特性に合わせて高精度に補正
する時間補正を計数値と固有補正値12Dj(j=1,
…,n)とが一致したタイミングで実行できるようにな
るといった効果を奏する。
【0115】又時間補正装置10は、計数値を検出する
と同時に、計数値と固有補正値12Dj(j=1,…,
n)とを比較し、論理信号である計数値と固有補正値1
2Dj(j=1,…,n)とが一致したタイミングで、
一致時の2n分周回路12の計数値を所望の値に書き換
えて時間補正処理工程を実行する機能も有している。
【0116】このような機能を設けることに依り、リア
ルタイムクロック機能を内蔵するシステム個々に対して
リアルタイムクロック30の発振周波数をシステム特性
に合わせて補正できるようになる結果、システム個々に
合わせて発振周波数を最適補正する時間補正処理工程を
計数値と固有補正値12Dj(j=1,…,n)とが一
致したタイミングで実行するリアルタイムクロック30
を低装置コストで製作できるようになるといった効果を
奏する。
【0117】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、システム個々に最適な固有補正値12Dj(j
=1,…,n)を計数値と固有補正値12Dj(j=
1,…,n)とが一致したタイミングで所望の値を2n
分周回路12に書き込むことに依り、従来のリアルタイ
ムクロックに比べて高い精度の時刻表示ができるように
なり、又、システム個々に合わせて発振周波数を最適補
正する時間補正処理工程を実行できるようになるといっ
た効果を奏する。
【0118】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、システムに最適な固有補正値12Dj
(j=1,…,n)を計数値と固有補正値12Dj(j
=1,…,n)とが一致したタイミングで所望の値に2
n分周回路12の状態を書き換えることが可能な時間補
正処理工程を実行することに依り、検知された温度の変
動に基づき、リアルタイムクロック30の発振周波数を
システム特性に合わせて高精度に補正する時間補正を計
数値と固有補正値12Dj(j=1,…,n)とが一致
したタイミングで実行できるようになるといった効果を
奏する。
【0119】図1に示すメモリ回路13は、メモリ工程
を実行する回路であって、2n分周回路12の任意のフ
リップフロップ回路FFj(j=1,…,n)に対する
補正処理(即ち、分周カウント値12Aj(j=1,
…,n)の削除処理又は追加処理)に関する固有補正値
12Dj(j=1,…,n)を予め又は随時記憶させて
おくための回路である。時間補正装置10は、メモリ回
路13から固有補正値12Dj(j=1,…,n)を任
意のタイミングで読み出し、2n分周回路12の所定の
フリップフロップ回路FFj(j=1,…,n)に読み
出した固有補正値12Dj(j=1,…,n)を書き込
んで2n分周回路12の内部計数状態を時間的に遷移さ
せて基準周波数クロック信号11aの周波数に対して等
価的な時間補正処理工程を実行する機能を有している。
【0120】固有補正値12Dj(j=1,…,n)
は、分周カウント値12Aj(j=1,…,n)に対応
しており、補正する場合は論理値「1」、補正しない場
合は論理値「0」の論理値となる。
【0121】例えば、図1に示すように、2n分周回路
12の4段目のフリップフロップ回路のフリップフロッ
プ回路FF4を遅れ時間補正処理に割り当てる場合、固
有補正値12D4の論理値が論理値「1」のときにセッ
ト信号17cが論理値「0」に設定されることに依りフ
リップフロップ回路FF4がセットされる。
【0122】又メモリ回路13としては、レジスタ等で
構成される揮発性メモリや、ROM又はRAM等で構成
される不揮発性メモリ等を用いることが望ましい。
【0123】即ち、計数値と固有補正値12Dj(j=
1,…,n)とが一致したタイミングで2n分周回路1
2の所定のフリップフロップ回路FFj(j=1,…,
n)に固有補正値12Dj(j=1,…,n)を書き込
んで2n分周回路12の内部計数状態を時間的に遷移さ
せることに依り、リアルタイムクロック機能を内蔵する
システム個々に対してリアルタイムクロック30の発振
周波数をシステム特性に合わせて補正できるようになる
結果、基準周波数クロック信号11aの周波数に対して
等価的であってシステム個々に最適な時間補正処理工程
を計数値と固有補正値12Dj(j=1,…,n)とが
一致したタイミングで実行するリアルタイムクロック3
0を低装置コストで製作できるようになるといった効果
を奏する。
【0124】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、計数値と固有補正値12Dj(j=1,…,
n)とが一致したタイミングでシステム個々に最適な固
有補正値12Dj(j=1,…,n)を2n分周回路12
の所定のフリップフロップ回路FFj(j=1,…,
n)に書き込んで2n分周回路12の内部計数状態を時
間的に遷移させることに依り、従来のリアルタイムクロ
ックに比べて高い精度の時刻表示ができるようになり、
又、システム個々に最適補正した基準周波数クロック信
号11aの周波数に対して等価的であってシステム個々
に最適な時間補正処理工程を実行できるようになるとい
った効果を奏する。
【0125】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、システムに最適な固有補正値12Dj
(j=1,…,n)を計数値と固有補正値12Dj(j
=1,…,n)とが一致したタイミングで固有補正値1
2Dj(j=1,…,n)に2n分周回路12の所定のフ
リップフロップ回路FFj(j=1,…,n)の状態を
書き換えることが可能な基準周波数クロック信号11a
の周波数に対して等価的であってシステム個々に最適な
時間補正処理工程を実行することに依り、検知された温
度の変動に基づき、リアルタイムクロック30の発振周
波数をシステム特性に合わせて高精度に補正する時間補
正を計数値と固有補正値12Dj(j=1,…,n)と
が一致したタイミングで実行できるようになるといった
効果を奏する。
【0126】図1に示す一致検出回路14は、一致検出
工程を実行する回路であって、各フリップフロップ回路
FFj(j=1,…,n)が生成する分周カウント値1
2Aj(j=1,…,n)と固有補正値12Dj(j=
1,…,n)とを比較し、比較結果に関する一致信号1
4aを生成する機能を有している。
【0127】具体的には、一致検出回路14は、2n
周回路12の任意のフリップフロップ回路FFj(j=
1,…,n)の分周カウント値12Aj(j=1,…,
n)とメモリ回路13の固有補正値12Dj(j=1,
…,n)を比較している。
【0128】一致検出回路14は、各フリップフロップ
回路FFj(j=1,…,n)の分周カウント値12Aj
(j=1,…,n)として初期状態で論理値「1」を出
力する。
【0129】このとき、メモリ回路13は、時間補正を
要する場合、分周カウント値12Aj(j=1,…,
n)に対応する所定の固有補正値12Dj(j=1,
…,n)として論理値「1」を出力する機能を有してい
る。又メモリ回路13は、時間補正を要しない場合、固
有補正値12Dj(j=1,…,n)として論理値
「0」を出力する機能を有している。
【0130】一方、一致検出回路14は、各フリップフ
ロップ回路FFj(j=1,…,n)の分周カウント値1
2Aj(j=1,…,n)とメモリ回路13から出力され
た固有補正値12Dj(j=1,…,n)が各々一致し
たときに一致信号14aを論理反転する機能を有してい
る。
【0131】又一致検出回路14は、時間補正を要する
場合に、論理値「0」を有する一致信号14aを出力す
ると同時に、バイナリカウントを開始し、各フリップフ
ロップ回路FFj(j=1,…,n)の分周カウント値1
2Aj(j=1,…,n)とメモリ回路13から出力され
た固有補正値12Dj(j=1,…,n)が一致すると
判定した際に、論理値「1」を一致信号14aとして出
力する機能を有している。
【0132】又一致検出回路14は、時間補正が必要な
く、メモリ回路13から出力された固有補正値12Dj
(j=1,…,n)として論理値「0」が出力されてい
る場合は、常に論理値「1」を一致信号14aとして出
力する機能を有している。
【0133】このような一致検出回路14を設けること
に依り、各フリップフロップ回路FFj(j=1,…,
n)が生成する分周カウント値12Aj(j=1,…,
n)と固有補正値12Dj(j=1,…,n)とが一致
したタイミングで一致検出回路14が生成する一致信号
14aに応じて、固有補正値12Dj(j=1,…,
n)を2n分周回路12の所定のフリップフロップ回路
FFj(j=1,…,n)に書き込んで2n分周回路12
の内部計数状態を時間的に遷移させることに依り、リア
ルタイムクロック機能を内蔵するシステム個々におい
て、各フリップフロップ回路FFj(j=1,…,n)
が生成する分周カウント値12Aj(j=1,…,n)
と固有補正値12Dj(j=1,…,n)とが一致した
タイミングで一致検出回路14が生成する一致信号14
aに応じて、リアルタイムクロック30の発振周波数を
システム特性に合わせて補正できるようになる結果、基
準周波数クロック信号11aの周波数に対して等価的で
あってシステム個々に最適な時間補正処理工程を実行す
るリアルタイムクロック30を低装置コストで製作でき
るようになるといった効果を奏する。
【0134】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、各フリップフロップ回路FFj(j=1,…,
n)が生成する分周カウント値12Aj(j=1,…,
n)と固有補正値12Dj(j=1,…,n)とが一致
したタイミングで一致検出回路14が生成する一致信号
14aに応じて、固有補正値12Dj(j=1,…,
n)を2n分周回路12の所定のフリップフロップ回路
FFj(j=1,…,n)にシステム個々に最適な固有
補正値12Dj(j=1,…,n)を書き込んで2n分周
回路12の内部計数状態を時間的に遷移させることに依
り、従来のリアルタイムクロックに比べて高い精度の時
刻表示ができるようになり、又、システム個々に最適補
正した基準周波数クロック信号11aの周波数に対して
等価的であってシステム個々に最適な時間補正処理工程
を実行できるようになるといった効果を奏する。
【0135】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、システムに最適な固有補正値12Dj
(j=1,…,n)を各フリップフロップ回路FFj
(j=1,…,n)が生成する分周カウント値12Aj
(j=1,…,n)と固有補正値12Dj(j=1,
…,n)とが一致したタイミングで一致検出回路14が
生成する一致信号14aに応じて、固有補正値12Dj
(j=1,…,n)に2n分周回路12の所定のフリッ
プフロップ回路FFj(j=1,…,n)の状態を書き
換えることが可能な基準周波数クロック信号11aの周
波数に対して等価的であってシステム個々に最適な時間
補正処理工程を実行することに依り、検知された温度の
変動に基づき、リアルタイムクロック30の発振周波数
をシステム特性に合わせて高精度に補正する時間補正を
各フリップフロップ回路FFj(j=1,…,n)が生
成する分周カウント値12Aj(j=1,…,n)と固
有補正値12Dj(j=1,…,n)とが一致したタイ
ミングで一致検出回路14が生成する一致信号14aに
応じて、実行できるようになるといった効果を奏する。
【0136】図1に示すタイミング回路15は、タイミ
ング工程を実行する回路であって、一致信号14aの論
理値の変化に応じて時間補正処理工程のタイミングを指
令するための論理信号である第1タイミング信号15a
を任意の周期で生成する機能を有している。
【0137】論理信号である第1タイミング信号15a
は、時間補正処理工程における補正範囲又は補正精度に
関する補正周期を設定するために用いることができる。
【0138】このようなタイミング回路15を設けるこ
とに依り、各フリップフロップ回路FFj(j=1,
…,n)が生成する分周カウント値12Aj(j=1,
…,n)と固有補正値12Dj(j=1,…,n)とが
一致した際の一致信号14aの論理値の変化に基づきタ
イミング回路15によって生成される第1タイミング信
号15aに基づく補正周期に応じて、固有補正値12D
j(j=1,…,n)を2n分周回路12の所定のフリッ
プフロップ回路FFj(j=1,…,n)に書き込んで
n分周回路12の内部計数状態を時間的に遷移させる
ことに依り、リアルタイムクロック機能を内蔵するシス
テム個々において、リアルタイムクロック30の発振周
波数をシステム特性に合わせて補正できるようになる結
果、基準周波数クロック信号11aの周波数に対して等
価的であって広い補正範囲に亘る最適な時間補正処理工
程又高い補正精度を有する最適な時間補正処理工程を、
各フリップフロップ回路FFj(j=1,…,n)が生
成する分周カウント値12Aj(j=1,…,n)と固
有補正値12Dj(j=1,…,n)とが一致した際の
一致信号14aの論理値の変化に基づきタイミング回路
15によって生成される第1タイミング信号15aに基
づく補正周期に応じて、システム個々に実行するリアル
タイムクロック30を低装置コストで製作できるように
なるといった効果を奏する。
【0139】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、システム個々に最適な固有補正値12Dj(j
=1,…,n)を各フリップフロップ回路FFj(j=
1,…,n)が生成する分周カウント値12Aj(j=
1,…,n)と固有補正値12Dj(j=1,…,n)
とが一致した際の一致信号14aの論理値の変化に基づ
きタイミング回路15によって生成される第1タイミン
グ信号15aに基づく補正周期に応じて、固有補正値1
2Dj(j=1,…,n)を2n分周回路12の所定のフ
リップフロップ回路FFj(j=1,…,n)に書き込
んで2n分周回路12の内部計数状態を時間的に遷移さ
せることに依り、従来のリアルタイムクロックに比べて
高い精度の時刻表示ができるようになり、又、システム
個々に広い補正範囲に亘って補正した基準周波数クロッ
ク信号11a、又は高い補正精度で補正した基準周波数
クロック信号11aの周波数に対して等価的であってシ
ステム個々に広い補正範囲に亘る最適な時間補正処理工
程又高い補正精度を有する最適な時間補正処理工程を実
行できるようになるといった効果を奏する。
【0140】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、システムに最適な固有補正値12Dj
(j=1,…,n)を各フリップフロップ回路FFj
(j=1,…,n)が生成する分周カウント値12Aj
(j=1,…,n)と固有補正値12Dj(j=1,
…,n)とが一致した際の一致信号14aの論理値の変
化に基づきタイミング回路15によって生成される第1
タイミング信号15aに基づく補正周期に応じて、固有
補正値12Dj(j=1,…,n)に2n分周回路12の
所定のフリップフロップ回路FFj(j=1,…,n)
の状態を書き換えることが可能な基準周波数クロック信
号11aの周波数に対して等価的であってシステム個々
に広い補正範囲に亘る最適な時間補正処理工程又高い補
正精度を有する最適な時間補正処理工程を、実行するこ
とに依り、検知された温度の変動に基づき、リアルタイ
ムクロック30の発振周波数をシステム特性に合わせて
高精度に補正する時間補正を各フリップフロップ回路F
Fj(j=1,…,n)が生成する分周カウント値12
Aj(j=1,…,n)と固有補正値12Dj(j=1,
…,n)とが一致した際の一致信号14aの論理値の変
化に基づきタイミング回路15によって生成される第1
タイミング信号15aに基づく補正周期に応じて、実行
できるようになるといった効果を奏する。
【0141】図1に示すタイミング信号発生回路16
は、論理信号である第1タイミング信号15aを生成す
る周期を決める論理信号である第2タイミング信号16
aを生成する機能を有している。
【0142】このようなタイミング信号発生回路16を
設けることに依り、第2タイミング信号16aを用いて
第1タイミング信号15aの生成周期を制御することに
依り、リアルタイムクロック30の発振周波数を広い補
正範囲に亘って又は高い補正精度で時間補正できるよう
になる結果、基準周波数クロック信号11aの周波数に
対して等価的であってシステム個々に最適な時間補正処
理工程を実行するリアルタイムクロック30を低装置コ
ストで製作できるようになるといった効果を奏する。
【0143】又、従来のリアルタイムクロックに比べて
広い補正範囲に亘って高い補正精度を有する時刻表示が
できるようになり、又、システム個々に最適補正した基
準周波数クロック信号11aの周波数に対して等価的で
あってシステム個々に最適な時間補正処理工程を実行で
きるようになるといった効果を奏する。
【0144】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合であっても、リアルタイムクロック30
の発振周波数を広い補正範囲に亘って又は高い補正精度
で時間補正することができる最適な時間補正処理工程を
実行できるようになるといった効果を奏する。
【0145】図1に示すゲート回路17は、ゲート工程
を実行する回路であって、第1タイミング信号15aの
論理値の変化(具体的には、論理値Hから論理値Lへの
変化、又は論理値Lから論理値Hへの変化)に応じ、固
有補正値12Dj(j=1,…,n)の内容に基づく任
意のフリップフロップ回路FFj(j=1,…,n)を
強制的にセットする制御を行うための論理信号であるセ
ット信号17cを生成し、固有補正値12Dj(j=
1,…,n)の内容に基づく任意のフリップフロップ回
路FFj(j=1,…,n)を強制的にリセットする制
御を行うための論理信号である第2リセット信号12E
j(j=1,…,n)を生成する機能を有している。こ
の第2リセット信号12Ej(j=1,…,n)は、フ
リップフロップ回路FFj(j=1,…,n)のリセッ
ト入力端Rj(j=1,…,n)に各々入力される。
【0146】リセット入力端Rj(j=1,…,n)に
各々入力される第2リセット信号12Ej(j=1,
…,n)が「0」のときフリップフロップ正転出力Qj
(j=1,…,n)を「1」とし、「1」のときフリッ
プフロップ正転出力Qj(j=1,…,n)を「0」と
する。
【0147】フリップフロップ正転出力Qj(j=1,
…,n)は、初期状態において論理値「0」を出力す
る。またフリップフロップ反転出力/Qj(j=1,
…,n)は、初期状態において、フリップフロップ正転
出力Qj(j=1,…,n)の初期状態の論理値の反転
論理値として論理値「1」を出力する。
【0148】ゲート回路17は、具体的には、タイミン
グ回路15が出力する第1タイミング信号15aと一致
検出回路14が出力する一致信号14aの論理値の変化
に依り、2n分周回路12の任意のフリップフロップ入
力端Tjをトリガ信号12Cj(j=1,…,n)に関わ
らず強制的にリセットする進み時間補正処理を実行する
機能を有している。
【0149】更に、ゲート回路17は、フリップフロッ
プ入力端Tjのトグル信号に関わらず、任意のフリップ
フロップ回路FFj(j=1,…,n)を強制的にセッ
トし、追加したカウント値から削除した差し引いた分だ
け追加する遅れ時間補正処理を行う機能も有している。
【0150】進み時間補正処理又は遅れ時間補正処理を
行う場合の補正範囲精度は、基準周波数クロック発振回
路11の発振周波数、2n分周回路12の段数(本実施
形態ではn段)、時間補正をかけるフリップフロップ回
路FFj(j=1,…,n)の選択状況、及びタイミング
信号発生回路16の周期の変更状況に依り任意に設定で
きることに注意されたい。
【0151】このようなゲート回路17を設けることに
依り、第1タイミング信号15aに応じてゲート回路1
7が生成する第2リセット信号12Ej(j=1,…,
n)に基づいて、2n分周回路12のフリップフロップ
回路FFj(j=1,…,n)を強制的にセット又はリ
セットする制御を実行することに依り、リアルタイムク
ロック機能を内蔵するシステム個々において、リアルタ
イムクロック30の発振周波数を広い補正範囲に亘って
又は高い補正精度で時間補正できるようになる結果、基
準周波数クロック信号11aの周波数に対して等価的で
あってシステム個々に最適な時間補正処理工程を実行す
るリアルタイムクロック30を低装置コストで製作でき
るようになるといった効果を奏する。
【0152】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、第2リセット信号12Ej(j=1,…,n)
に基づいて、2n分周回路12のフリップフロップ回路
FFj(j=1,…,n)を強制的にセット又はリセッ
トする制御を実行することに依り、従来のリアルタイム
クロックに比べて広い補正範囲に亘って高い補正精度を
有する時刻表示ができるようになり、又、システム個々
に最適補正した基準周波数クロック信号11aの周波数
に対して等価的であってシステム個々に最適な時間補正
処理工程を実行できるようになるといった効果を奏す
る。
【0153】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合であっても、リアルタイムクロック30
の発振周波数を広い補正範囲に亘って又は高い補正精度
で時間補正することができる最適な時間補正処理工程を
実行できるようになるといった効果を奏する。
【0154】図1に示す2n分周回路12は、分周工程
を実行する回路であって、基準周波数クロック信号11
aを分周して計数値を生成する回路であって、基準周波
数クロック発振回路11の発振周波数を必要周波数F0
まで逓降する機能を有し、n段のフリップフロップ回路
FFj(j=1,…,n)が従属接続されて構成されて
いる。
【0155】本実施形態では、n段のバイナリカウンタ
として機能するn段のフリップフロップ回路FFj(j
=1,…,n)をn段のフリップフロップ回路FFj
(j=1,…,n)をとして用いることが望ましい。以
降、フリップフロップ回路FFj(j=1,…,n)を
フリップフロップ回路FFj(j=1,…,n)と呼ぶ
ことにする。
【0156】図1に示すフリップフロップ回路FFj
(j=1,…,n)の各々は、従属接続されている前段
のフリップフロップ回路FFj(j=1,…,n)が生
成する分周カウント値12Aj(j=1,…,n)を計
数して自己の分周カウント値12Aj(j=1,…,
n)を生成すると同時に、自己の分周カウント値12A
j(j=1,…,n)を後段に従属接続されているフリ
ップフロップ回路FFj(j=1,…,n)に出力する
ように接続されている。
【0157】例えば、図1に示すように、分周カウント
値12Aj(j=1,…,4)は各フリップフロップ回
路FFj(j=1,…,n)の前段の信号を2分周した
論理信号である。
【0158】2n分周回路12を構成するフリップフロ
ップ回路FFj(j=1,…,n)の計数値である分周
カウント値12Aj(j=1,…,n)は、初期状態に
おいて、論理値「0」を出力している。
【0159】又フリップフロップ反転出力端/Q1,/Q
1,/Q3,/Q4からの反転分周カウント値12Bj(j=
1,…,4)は、フリップフロップ正転出力端Q1,Q
2,Q3,Q4からの分周カウント値12Aj(j=1,
…,4)を反転した論理信号である。
【0160】分周カウント値12Aj(j=1,…,
n)と論理反転の関係にあるフリップフロップ反転出力
端/Qj(j=1,…,n)は、初期状態において、論理
値「1」を出力している。
【0161】フリップフロップ回路FF1の分周カウン
ト値12A1は、入力端T1に供給される基準周波数クロ
ック発振回路11からの基準周波数クロック信号11a
の立ち下がりを受信した際に反転する。
【0162】同様の主旨で、フリップフロップ回路FF
j(j=2,…,n)の各々は、入力端Tj(j=2,
…,n)に供給される前段のフリップフロップ回路FF
j(j=1,…,n−1)から入力端Tj(j=2,…,
n)に供給される分周カウント値12Aj(j=1,
…,n)の立ち下がりを受信した際に反転する。
【0163】この様なフリップフロップ回路FFj(j
=1,…,n)の各々は、リセット入力端/Rj(j=
1,…,n)に入力される第2リセット信号12Ej
(j=1,…,n)の論理値が論理値「0」になると、
トリガ信号12Cj(j=1,…,n)の論理値に関わ
らず強制的にリセットされる。
【0164】フリップフロップ回路FFj(j=1,
…,n)の各々は、セット入力端/Sj(j=1,…,
n)に入力されるセット信号17cの論理値が論理値
「0」になると、トリガ信号12Cj(j=1,…,
n)の論理値に関わらず強制的にセットされる。
【0165】セット入力端S4に入力されるセット信号
17cが「0」のときフリップフロップ正転出力Q4を
「1」とし、「1」のときフリップフロップ正転出力Q
4を「0」とする。なお、セット信号17c及び第2リ
セット信号12Ej(j=1,…,n)が共に「1」の
ときは、フリップフロップ入力端Tjの論理値に応じて
フリップフロップ正転出力及びフリップフロップ反転出
力が決定される。
【0166】例えば、図1に示すように、セット入力端
/S4に入力されるセット信号17cの論理値が論理値
「0」になると、トリガ信号12C4の論理値に関わら
ず強制的に強制的にセットされる。
【0167】即ち、計数値と固有補正値12Dj(j=
1,…,n)とが一致したタイミングで固有補正値12
Dj(j=1,…,n)又は所望の値を2n分周回路12
の所定のフリップフロップ回路FFj(j=1,…,
n)に書き込むことに依り、リアルタイムクロック機能
を内蔵するシステム個々に対してリアルタイムクロック
30の発振周波数をシステム特性に合わせて補正できる
ようになる結果、システム個々に合わせて発振周波数を
最適補正する時間補正処理工程を計数値と固有補正値1
2Dj(j=1,…,n)とが一致したタイミングで実
行するリアルタイムクロック30を低装置コストで製作
できるようになるといった効果を奏する。
【0168】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、計数値と固有補正値12Dj(j=1,…,
n)とが一致したタイミングでシステム個々に最適な固
有補正値12Dj(j=1,…,n)又は所望の値を2n
分周回路12の所定のフリップフロップ回路FFj(j
=1,…,n)に書き込むことに依り、従来のリアルタ
イムクロックに比べて高い精度の時刻表示ができるよう
になり、又、システム個々に合わせて発振周波数を最適
補正する時間補正処理工程を実行できるようになるとい
った効果を奏する。
【0169】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、計数値と固有補正値12Dj(j=
1,…,n)とが一致したタイミングでシステム個々に
最適な固有補正値12Dj(j=1,…,n)又は所望
の値に2n分周回路12の所定のフリップフロップ回路
FFj(j=1,…,n)の状態を書き換えることが可
能な時間補正処理工程を実行することに依り、検知され
た温度の変動に基づき、リアルタイムクロック30の発
振周波数をシステム特性に合わせて高精度に補正する時
間補正を計数値と固有補正値12Dj(j=1,…,
n)とが一致したタイミングで実行できるようになると
いった効果を奏する。
【0170】図1に示すカウンタ回路18は、2n分周
回路12の最終段(図1ではn段目)のフリップフロッ
プ回路FFnの分周カウント値12Anを用いて時間をカ
ウントして論理信号であるカウント信号18aを生成す
る機能を有している。
【0171】このようなカウンタ回路18を設けること
に依り、時間補正装置10が生成した高精度の分周カウ
ント値12Aj(j=1,…,n)を用いた高精度な計
時ができるようになるといった効果を奏する。
【0172】図1に示すデコード回路19は、カウント
信号18aを表示回路20に表示できる信号形態に論理
的に変換する回路である。
【0173】図1に示す表示回路20は、デコード回路
19の出力を表示する回路である。
【0174】このような表示回路20を設けることに依
り、時間補正装置10が生成した高精度の分周カウント
値12Aj(j=1,…,n)を用いた高精度な時間表
示ができるようになるといった効果を奏する。
【0175】次に、時間補正装置10が実行する進み時
間補正処理、遅れ時間補正処理、通常動作処理を具体的
に説明する。
【0176】以下の説明では、基準周波数クロック信号
11aを例えば32768Hz、分周カウント値12A
j(j=1,…,n)を1Hz、第2タイミング信号1
6aをカウンタ回路18の1秒の桁上げ信号として、進
み時間補正処理、遅れ時間補正処理、通常動作処理の説
明を行う。
【0177】まず始めに、メモリ回路13の固有補正値
12D4,D3,D2,D1を、各々、論理値「0」,
「1」,「1」,「1」としたときの進み時間補正処理
の実施形態について説明する。
【0178】2n分周回路12は、基準周波数クロック
発振回路11の出力である基準周波数クロック信号11
aに依り、バイナリカウントを開始する。このとき、タ
イミング回路15は、任意の第2タイミング信号16a
に依り動作可能となる。
【0179】このとき、一致検出回路14に入力される
出力カウントであるフリップフロップ回路FFj(j=
1,…,n)の分周カウント値12A3,12A2,12
A1が論理値「0」,「0」,「0」となると、一致検
出回路14の出力である一致信号14a、及びタイミン
グ回路15の出力である第1タイミング信号15aが論
理反転され、続いて、ゲート回路17の第2リセット信
号12Ej(j=1,…,n)が論理値「0」に設定さ
れ、続いて、フリップフロップ回路FF1,FF2,FF
3が強制的にリセットされ、続いて、ゲート回路17の
第2リセット信号12Ej(j=1,…,n)に依りタ
イミング回路15がリセットされ、通常の分周動作が開
始される。
【0180】時間補正処理を行う場合、発振周波数Fi
を有する基準周波数クロック信号11aにおける補正量
DFiは下記の通りとなる。
【0181】DFi=−n/Fi =−15/32768 ≒−4,578×10E−4 =−457.8(ppm) 但し、Fi=発振周波数(Hz),n=削除されるカウ
ント値(2進数) 進み時間補正処理及び遅れ時間補正処理は第2タイミン
グ信号16aが1秒周期であるが、任意に設定すること
に依り、補正幅、精度を任意に設定可能で可能である点
に留意されたい。
【0182】次に、メモリ回路13のD4,D3,D2,
D1を論理値「1」,「0」,「0」,「1」としたと
きの遅れ時間補正処理の実施形態について説明する。
【0183】先ず、2n分周回路12が、基準周波数ク
ロック発振回路11の出力である基準周波数クロック信
号11aに依りバイナリカウントを開始する。
【0184】続いて、任意の第2タイミング信号16a
に依り、タイミング回路15が動作可能となり、一致検
出回路14に入力されるフリップフロップ回路FF3,
FF2,FF1の出力カウントである分周カウント値12
A3,12A2,12A1が論理値「1」,「1」,
「0」に設定されると、一致検出回路14の出力である
一致信号14a、及びタイミング回路15の出力である
第1タイミング信号15aが論理反転され、ゲート回路
17の出力である第2リセット信号12Ej(j=1,
…,n)が論理値「0」に設定され、フリップフロップ
回路FF3,FF2,FF1が強制的にリセットされ、同
時に、セット信号17cが論理値「0」に設定され、フ
リップフロップ回路FF4が強制的にセットされる。
【0185】同時に、ゲート回路17の第1リセット信
号17aに依りタイミング回路15がリセットされ、通
常の分周動作が開始される。
【0186】時間補正処理を行う場合、発振周波数Fi
における補正量DFiは下記の通りとなる。
【0187】DFi=(−n+P)/Fi =(−1+8)/32768 ≒2,136×10−4 DFi=213.6(ppm) 但し、P=追加されるカウント値 次に、メモリ回路13のD4,D3,D2,D1を論理値
「0」,「0」,「0」,「0」としたときの通常動作
処理の実施形態について説明する。
【0188】先ず、2n分周回路12が、基準周波数ク
ロック発振回路11の出力である基準周波数クロック信
号11aに依り、バイナリカウントを開始する。
【0189】このとき、任意の第2タイミング信号16
aに依り、タイミング回路15が動作可能となるが、一
致検出回路14に入力されるメモリ回路13の固有補正
値12Dj(j=1,…,n)が論理値「0」,
「0」,「0」,「0」であるため、一致検出回路14
の出力である一致信号14aは変化しない。
【0190】そのため、タイミング回路15の出力であ
る第1タイミング信号15a、ゲート回路17の出力で
あるセット信号17cも第2リセット信号12Ej(j
=1,…,n)も共に変化せず、通常の分周動作が繰り
返されることになる。
【0191】以上説明したように、時間補正装置10に
依れば、システム個々に最適な固有補正値12Dj(j
=1,…,n)を予め設定することに依り、リアルタイ
ムクロック機能を内蔵するシステム個々に対してリアル
タイムクロック30の発振周波数をシステム特性に合わ
せて補正できるようになる結果、システム個々に合わせ
て発振周波数を最適補正する時間補正処理工程を実行す
るリアルタイムクロック30を低装置コストで製作でき
るようになるといった効果を奏する。
【0192】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、システム個々に最適な固有補正値12Dj(j
=1,…,n)を予め設定することに依り、従来のリア
ルタイムクロックに比べて高い精度の時刻表示ができる
ようになり、又、システム個々に合わせて発振周波数を
最適補正する時間補正処理工程を実行できるようになる
といった効果を奏する。
【0193】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、システムに最適な固有補正値12Dj
(j=1,…,n)を任意に書き換えることが可能な時
間補正処理工程を実行することに依り、検知された温度
の変動に基づき、リアルタイムクロック30の発振周波
数をシステム特性に合わせて高精度に補正する時間補正
を実行できるようになるといった効果を奏する。
【0194】
【発明の効果】請求項1に記載の発明に依れば、システ
ム個々に最適な固有補正値を予め設定することに依り、
リアルタイムクロック機能を内蔵するシステム個々に対
してリアルタイムクロックの発振周波数をシステム特性
に合わせて補正できるようになる結果、システム個々に
合わせて発振周波数を最適補正する時間補正処理を実行
するリアルタイムクロックを低装置コストで製作できる
ようになるといった効果を奏する。
【0195】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、システム個々に最適な固有補正値を予め設定す
ることに依り、従来のリアルタイムクロックに比べて高
い精度の時刻表示ができるようになり、又、システム個
々に合わせて発振周波数を最適補正する時間補正処理を
実行できるようになるといった効果を奏する。
【0196】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、システムに最適な固有補正値を任意に
書き換えることが可能な時間補正処理を実行することに
依り、検知された温度の変動に基づき、リアルタイムク
ロックの発振周波数をシステム特性に合わせて高精度に
補正する時間補正を実行できるようになるといった効果
を奏する。
【0197】請求項2に記載の発明に依れば、請求項1
に記載の効果に加えて、システム個々に最適な固有補正
値を所定のタイミングで書き込むことに依り、リアルタ
イムクロック機能を内蔵するシステム個々において所定
のタイミングでリアルタイムクロックの発振周波数をシ
ステム特性に合わせて補正できるようになる結果、シス
テム個々に合わせて発振周波数を最適補正する時間補正
処理を所定のタイミングで実行するリアルタイムクロッ
クを低装置コストで製作できるようになるといった効果
を奏する。
【0198】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、システム個々に最適な固有補正値を所定のタイ
ミングで書き込むことに依り、従来のリアルタイムクロ
ックに比べて高い精度の時刻表示ができるようになり、
又、システム個々に合わせて発振周波数を最適補正する
時間補正処理を実行できるようになるといった効果を奏
する。
【0199】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、システムに最適な固有補正値を所定の
タイミングで書き換えることが可能な時間補正処理を実
行することに依り、検知された温度の変動に基づき、リ
アルタイムクロックの発振周波数をシステム特性に合わ
せて高精度に補正する時間補正を所定のタイミングで実
行できるようになるといった効果を奏する。
【0200】請求項3に記載の発明に依れば、請求項1
又は2に記載の効果に加えて、計数値と固有補正値とが
一致したタイミングでシステム個々に最適な固有補正値
を書き込むことに依り、リアルタイムクロック機能を内
蔵するシステム個々において計数値と固有補正値とが一
致したタイミングでリアルタイムクロックの発振周波数
をシステム特性に合わせて補正できるようになる結果、
システム個々に合わせて発振周波数を最適補正する時間
補正処理を計数値と固有補正値とが一致したタイミング
で実行するリアルタイムクロックを低装置コストで製作
できるようになるといった効果を奏する。
【0201】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、システム個々に最適な固有補正値を計数値と固
有補正値とが一致したタイミングで書き込むことに依
り、従来のリアルタイムクロックに比べて高い精度の時
刻表示ができるようになり、又、システム個々に合わせ
て発振周波数を最適補正する時間補正処理を実行できる
ようになるといった効果を奏する。
【0202】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、システムに最適な固有補正値を計数値
と固有補正値とが一致したタイミングで書き換えること
が可能な時間補正処理を実行することに依り、検知され
た温度の変動に基づき、リアルタイムクロックの発振周
波数をシステム特性に合わせて高精度に補正する時間補
正を計数値と固有補正値とが一致したタイミングで実行
できるようになるといった効果を奏する。
【0203】請求項4に記載の発明に依れば、請求項1
又は2に記載の効果に加えて、計数値と固有補正値とが
一致したタイミングで所望の値を分周回路に書き込むこ
とに依り、リアルタイムクロック機能を内蔵するシステ
ム個々に対してリアルタイムクロックの発振周波数をシ
ステム特性に合わせて補正できるようになる結果、シス
テム個々に合わせて発振周波数を最適補正する時間補正
処理を計数値と固有補正値とが一致したタイミングで実
行するリアルタイムクロックを低装置コストで製作でき
るようになるといった効果を奏する。
【0204】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、システム個々に最適な固有補正値を計数値と固
有補正値とが一致したタイミングで所望の値を分周回路
に書き込むことに依り、従来のリアルタイムクロックに
比べて高い精度の時刻表示ができるようになり、又、シ
ステム個々に合わせて発振周波数を最適補正する時間補
正処理を実行できるようになるといった効果を奏する。
【0205】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、システムに最適な固有補正値を計数値
と固有補正値とが一致したタイミングで所望の値に分周
回路の状態を書き換えることが可能な時間補正処理を実
行することに依り、検知された温度の変動に基づき、リ
アルタイムクロックの発振周波数をシステム特性に合わ
せて高精度に補正する時間補正を計数値と固有補正値と
が一致したタイミングで実行できるようになるといった
効果を奏する。
【0206】請求項5に記載の発明に依れば、請求項4
に記載の効果に加えて、任意のタイミングで進み時間補
正処理を実行することに依り、リアルタイムクロック機
能を内蔵するシステム個々において任意のタイミングで
リアルタイムクロックの発振周波数をシステム特性に合
わせて補正できるようになる結果、システム個々に最適
補正した進み時間補正処理を任意のタイミングで実行す
るリアルタイムクロックを低装置コストで製作できるよ
うになるといった効果を奏する。
【0207】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、システム個々に最適な固有補正値を用いて任意
のタイミングで進み時間補正処理を実行することに依
り、従来のリアルタイムクロックに比べて高い精度の時
刻表示ができるようになり、又、システム個々に合わせ
て発振周波数を最適補正する時間補正処理を実行できる
ようになるといった効果を奏する。
【0208】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、システム個々に最適な固有補正値を用
いて任意のタイミングで進み時間補正処理を実行するこ
とに依り、検知された温度の変動に基づき、リアルタイ
ムクロックの発振周波数をシステム特性に合わせて高精
度に補正する時間補正を任意のタイミングで実行できる
ようになるといった効果を奏する。
【0209】請求項6に記載の発明に依れば、請求項4
又は5に記載の効果に加えて、任意のタイミングで遅れ
時間補正処理を実行することに依り、リアルタイムクロ
ック機能を内蔵するシステム個々において発振周波数を
任意のタイミングで補正できるようになる結果、システ
ム個々に最適補正した遅れ時間補正処理を任意のタイミ
ングで実行するリアルタイムクロックを低装置コストで
製作できるようになるといった効果を奏する。
【0210】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、システム個々に最適な固有補正値を用いて任意
のタイミングで遅れ時間補正処理を実行することに依
り、従来のリアルタイムクロックに比べて高い精度の時
刻表示ができるようになり、又、システム個々に合わせ
て発振周波数を最適補正する時間補正処理を実行できる
ようになるといった効果を奏する。
【0211】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、システム個々に最適な固有補正値を用
いて任意のタイミングで遅れ時間補正処理を実行するこ
とに依り、検知された温度の変動に基づき、リアルタイ
ムクロックの発振周波数をシステム特性に合わせて高精
度に補正する時間補正を任意のタイミングで実行できる
ようになるといった効果を奏する。
【0212】請求項7に記載の発明に依れば、請求項4
乃至6のいずれか一項に記載の効果に加えて、計数値と
固有補正値とが一致したタイミングで2n分周回路の所
定のフリップフロップ回路に固有補正値を書き込んで2
n分周回路の内部計数状態を時間的に遷移させることに
依り、リアルタイムクロック機能を内蔵するシステム個
々に対してリアルタイムクロックの発振周波数をシステ
ム特性に合わせて補正できるようになる結果、基準周波
数クロック信号の周波数に対して等価的であってシステ
ム個々に最適な時間補正処理を計数値と固有補正値とが
一致したタイミングで実行するリアルタイムクロックを
低装置コストで製作できるようになるといった効果を奏
する。
【0213】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、計数値と固有補正値とが一致したタイミングで
システム個々に最適な固有補正値を2n分周回路の所定
のフリップフロップ回路に書き込んで2n分周回路の内
部計数状態を時間的に遷移させることに依り、従来のリ
アルタイムクロックに比べて高い精度の時刻表示ができ
るようになり、又、システム個々に最適補正した基準周
波数クロック信号の周波数に対して等価的であってシス
テム個々に最適な時間補正処理を実行できるようになる
といった効果を奏する。
【0214】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、システムに最適な固有補正値を計数値
と固有補正値とが一致したタイミングで固有補正値に2
n分周回路の所定のフリップフロップ回路の状態を書き
換えることが可能な基準周波数クロック信号の周波数に
対して等価的であってシステム個々に最適な時間補正処
理を実行することに依り、検知された温度の変動に基づ
き、リアルタイムクロックの発振周波数をシステム特性
に合わせて高精度に補正する時間補正を計数値と固有補
正値とが一致したタイミングで実行できるようになると
いった効果を奏する。
【0215】請求項8に記載の発明に依れば、請求項4
乃至7のいずれか一項に記載の効果に加えて、各フリッ
プフロップ回路が生成する分周カウント値と固有補正値
とが一致したタイミングで一致検出回路が生成する一致
信号に応じて、固有補正値を2n分周回路の所定のフリ
ップフロップ回路に書き込んで2n分周回路の内部計数
状態を時間的に遷移させることに依り、リアルタイムク
ロック機能を内蔵するシステム個々において、各フリッ
プフロップ回路が生成する分周カウント値と固有補正値
とが一致したタイミングで一致検出回路が生成する一致
信号に応じて、リアルタイムクロックの発振周波数をシ
ステム特性に合わせて補正できるようになる結果、基準
周波数クロック信号の周波数に対して等価的であってシ
ステム個々に最適な時間補正処理を実行するリアルタイ
ムクロックを低装置コストで製作できるようになるとい
った効果を奏する。
【0216】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、各フリップフロップ回路が生成する分周カウン
ト値と固有補正値とが一致したタイミングで一致検出回
路が生成する一致信号に応じて、固有補正値を2n分周
回路の所定のフリップフロップ回路にシステム個々に最
適な固有補正値を書き込んで2n分周回路の内部計数状
態を時間的に遷移させることに依り、従来のリアルタイ
ムクロックに比べて高い精度の時刻表示ができるように
なり、又、システム個々に最適補正した基準周波数クロ
ック信号の周波数に対して等価的であってシステム個々
に最適な時間補正処理を実行できるようになるといった
効果を奏する。
【0217】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、システムに最適な固有補正値を各フリ
ップフロップ回路が生成する分周カウント値と固有補正
値とが一致したタイミングで一致検出回路が生成する一
致信号に応じて、固有補正値に2n分周回路の所定のフ
リップフロップ回路の状態を書き換えることが可能な基
準周波数クロック信号の周波数に対して等価的であって
システム個々に最適な時間補正処理を実行することに依
り、検知された温度の変動に基づき、リアルタイムクロ
ックの発振周波数をシステム特性に合わせて高精度に補
正する時間補正を各フリップフロップ回路が生成する分
周カウント値と固有補正値とが一致したタイミングで一
致検出回路が生成する一致信号に応じて、実行できるよ
うになるといった効果を奏する。
【0218】請求項9に記載の発明に依れば、請求項4
乃至8のいずれか一項に記載の効果に加えて、各フリッ
プフロップ回路が生成する分周カウント値と固有補正値
とが一致した際の一致信号の論理値の変化に基づきタイ
ミング回路によって生成される第1タイミング信号に応
じて、2n分周回路の所定のフリップフロップ回路に固
有補正値を書き込んで2n分周回路の内部計数状態を時
間的に遷移させることに依り、リアルタイムクロック機
能を内蔵するシステム個々において、リアルタイムクロ
ックの発振周波数をシステム特性に合わせて補正できる
ようになる結果、各フリップフロップ回路が生成する分
周カウント値と固有補正値とが一致した際の一致信号の
論理値の変化に基づきタイミング回路によって生成され
る第1タイミング信号に応じて、基準周波数クロック信
号の周波数に対して等価的であってシステム個々に最適
な時間補正処理を実行するリアルタイムクロックを低装
置コストで製作できるようになるといった効果を奏す
る。
【0219】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、システム個々に最適な固有補正値を各フリップ
フロップ回路が生成する分周カウント値と固有補正値と
が一致した際の一致信号の論理値の変化に基づきタイミ
ング回路によって生成される第1タイミング信号に応じ
て、固有補正値を2n分周回路の所定のフリップフロッ
プ回路に書き込んで2n分周回路の内部計数状態を時間
的に遷移させることに依り、従来のリアルタイムクロッ
クに比べて高い精度の時刻表示ができるようになり、
又、システム個々に最適補正した基準周波数クロック信
号の周波数に対して等価的であってシステム個々に最適
な時間補正処理を実行できるようになるといった効果を
奏する。
【0220】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、システムに最適な固有補正値を各フリ
ップフロップ回路が生成する分周カウント値と固有補正
値とが一致した際の一致信号の論理値の変化に基づきタ
イミング回路によって生成される第1タイミング信号に
応じて、固有補正値に2n分周回路の所定のフリップフ
ロップ回路の状態を書き換えることが可能な基準周波数
クロック信号の周波数に対して等価的であってシステム
個々に最適な時間補正処理を実行することに依り、検知
された温度の変動に基づき、リアルタイムクロックの発
振周波数をシステム特性に合わせて高精度に補正する時
間補正を各フリップフロップ回路が生成する分周カウン
ト値と固有補正値とが一致した際の一致信号の論理値の
変化に基づきタイミング回路によって生成される第1タ
イミング信号に応じて、実行できるようになるといった
効果を奏する。
【0221】請求項10に記載の発明に依れば、請求項
9に記載の効果に加えて、各フリップフロップ回路が生
成する分周カウント値と固有補正値とが一致した際の一
致信号の論理値の変化に基づきタイミング回路によって
生成される第1タイミング信号に基づく補正周期に応じ
て、固有補正値を2n分周回路の所定のフリップフロッ
プ回路に書き込んで2n分周回路の内部計数状態を時間
的に遷移させることに依り、リアルタイムクロック機能
を内蔵するシステム個々において、リアルタイムクロッ
クの発振周波数をシステム特性に合わせて補正できるよ
うになる結果、基準周波数クロック信号の周波数に対し
て等価的であって広い補正範囲に亘る最適な時間補正処
理又高い補正精度を有する最適な時間補正処理を、各フ
リップフロップ回路が生成する分周カウント値と固有補
正値とが一致した際の一致信号の論理値の変化に基づき
タイミング回路によって生成される第1タイミング信号
に基づく補正周期に応じて、システム個々に実行するリ
アルタイムクロックを低装置コストで製作できるように
なるといった効果を奏する。
【0222】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、システム個々に最適な固有補正値を各フリップ
フロップ回路が生成する分周カウント値と固有補正値と
が一致した際の一致信号の論理値の変化に基づきタイミ
ング回路によって生成される第1タイミング信号に基づ
く補正周期に応じて、固有補正値を2n分周回路の所定
のフリップフロップ回路に書き込んで2n分周回路の内
部計数状態を時間的に遷移させることに依り、従来のリ
アルタイムクロックに比べて高い精度の時刻表示ができ
るようになり、又、システム個々に広い補正範囲に亘っ
て補正した基準周波数クロック信号、又は高い補正精度
で補正した基準周波数クロック信号の周波数に対して等
価的であってシステム個々に広い補正範囲に亘る最適な
時間補正処理又高い補正精度を有する最適な時間補正処
理を実行できるようになるといった効果を奏する。
【0223】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合、システムに最適な固有補正値を各フリ
ップフロップ回路が生成する分周カウント値と固有補正
値とが一致した際の一致信号の論理値の変化に基づきタ
イミング回路によって生成される第1タイミング信号に
基づく補正周期に応じて、固有補正値に2n分周回路の
所定のフリップフロップ回路の状態を書き換えることが
可能な基準周波数クロック信号の周波数に対して等価的
であってシステム個々に広い補正範囲に亘る最適な時間
補正処理又高い補正精度を有する最適な時間補正処理
を、実行することに依り、検知された温度の変動に基づ
き、リアルタイムクロックの発振周波数をシステム特性
に合わせて高精度に補正する時間補正を各フリップフロ
ップ回路が生成する分周カウント値と固有補正値とが一
致した際の一致信号の論理値の変化に基づきタイミング
回路によって生成される第1タイミング信号に基づく補
正周期に応じて、実行できるようになるといった効果を
奏する。
【0224】請求項11に記載の発明に依れば、請求項
10に記載の効果に加えて、第1タイミング信号に応じ
てゲート回路17が生成するセット信号及び第2リセッ
ト信号に基づいて、2n分周回路のフリップフロップ回
路を強制的にセット又はリセットする制御を実行するこ
とに依り、リアルタイムクロック機能を内蔵するシステ
ム個々において、リアルタイムクロックの発振周波数を
広い補正範囲に亘って又は高い補正精度で時間補正でき
るようになる結果、基準周波数クロック信号の周波数に
対して等価的であってシステム個々に最適な時間補正処
理を実行するリアルタイムクロックを低装置コストで製
作できるようになるといった効果を奏する。
【0225】又、発振周波数精度のバラツキ範囲の広い
水晶振動子を個々のシステムにおいて使用した場合であ
っても、セット信号及び第2リセット信号に基づいて、
n分周回路のフリップフロップ回路を強制的にセット
又はリセットする制御を実行することに依り、従来のリ
アルタイムクロックに比べて広い補正範囲に亘って高い
補正精度を有する時刻表示ができるようになり、又、シ
ステム個々に最適補正した基準周波数クロック信号の周
波数に対して等価的であってシステム個々に最適な時間
補正処理を実行できるようになるといった効果を奏す
る。
【0226】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合であっても、リアルタイムクロックの発
振周波数を広い補正範囲に亘って又は高い補正精度で時
間補正することができる最適な時間補正処理を実行でき
るようになるといった効果を奏する。
【0227】請求項12に記載の発明に依れば、請求項
1乃至11のいずれか一項に記載の効果に加えて温度を
検知できる機能をもつシステムであった場合であって
も、リアルタイムクロックの発振周波数を広い補正範囲
に亘って又は高い補正精度で時間補正することができる
最適な時間補正処理を実行できるようになるといった効
果を奏する。
【0228】請求項13に記載の発明に依れば、請求項
1乃至12のいずれか一項に記載の効果に加えて、第2
タイミング信号16aを用いて第1タイミング信号の生
成周期を制御することに依り、リアルタイムクロックの
発振周波数を広い補正範囲に亘って又は高い補正精度で
時間補正できるようになる結果、基準周波数クロック信
号の周波数に対して等価的であってシステム個々に最適
な時間補正処理を実行するリアルタイムクロックを低装
置コストで製作できるようになるといった効果を奏す
る。
【0229】又、従来のリアルタイムクロックに比べて
広い補正範囲に亘って高い補正精度を有する時刻表示が
できるようになり、又、システム個々に最適補正した基
準周波数クロック信号の周波数に対して等価的であって
システム個々に最適な時間補正処理を実行できるように
なるといった効果を奏する。
【0230】更に、温度を検知できる機能をもつシステ
ムであった場合であっても、リアルタイムクロックの発
振周波数を広い補正範囲に亘って又は高い補正精度で時
間補正することができる最適な時間補正処理を実行でき
るようになるといった効果を奏する。
【0231】請求項14に記載の発明に依れば、請求項
1乃至13のいずれか一項に記載の効果に加えて、時間
補正装置10が生成した高精度の分周カウント値を用い
た高精度な計時ができるようになるといった効果を奏す
る。
【0232】請求項15に記載の発明に依れば、請求項
1乃至14のいずれか一項に記載の効果に加えて、時間
補正装置10が生成した高精度の分周カウント値を用い
た高精度な時間表示ができるようになるといった効果を
奏する。
【0233】請求項16に記載の発明に依れば、請求項
1に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0234】請求項17に記載の発明に依れば、請求項
2に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0235】請求項18に記載の発明に依れば、請求項
3に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0236】請求項19に記載の発明に依れば、請求項
4に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0237】請求項20に記載の発明に依れば、請求項
6に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0238】請求項21に記載の発明に依れば、請求項
7に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0239】請求項22に記載の発明に依れば、請求項
8に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0240】請求項23に記載の発明は、請求項19乃
至22のいずれか一項に記載のリアルタイムクロックの
時間補正方法において、前記時間補正処理工程は、前記
各2n分周工程が生成する前記分周カウント値と前記固
有補正値とを比較し、当該比較結果にかかる一致信号を
生成する一致検出工程を含む、ことを特徴とするリアル
タイムクロックの時間補正方法である。
【0241】請求項23に記載の発明に依れば、請求項
9に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0242】請求項24に記載の発明に依れば、請求項
9に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0243】請求項25に記載の発明に依れば、請求項
10に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0244】請求項26に記載の発明に依れば、請求項
11に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0245】請求項27に記載の発明に依れば、請求項
12に記載の効果と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリアルタイムクロックの一実施形態を
説明するための機能ブロック図である。
【図2】従来のリアルタイムクロックにおける時間補正
技術を説明するための機能ブロック図である。
【符号の説明】
10 時間補正装置 11 基準周波数クロック発振回路 11a 基準周波数クロック信号 12 2n分周回路 12Aj(j=1,…,n) 分周カウント値 12Bj(j=1,…,n) 反転分周カウント値 12Cj(j=1,…,n) トリガ信号 12Dj(j=1,…,n) 固有補正値 12Ej(j=1,…,n) 第2リセット信号 13 メモリ回路 14 一致検出回路 14a 一致信号 15 タイミング回路 15a 第1タイミング信号 16 タイミング信号発生回路 16a 第2タイミング信号 17 ゲート回路 17a 第1リセット信号 17c セット信号 18 カウンタ回路 18a カウント信号 19 デコード回路 20 表示回路 30 リアルタイムクロック Dj(j=1,…,n) メモリ回路出力端 FFj(j=1,…,n) フリップフロップ回路 Qj(j=1,…,n) フリップフロップ正転出力
端 /Qj(j=1,…,n) フリップフロップ反転出力
端 Rj(j=1,…,n) リセット入力端 Rj(j=1,…,n) リセット入力端 Tj(j=1,…,n) フリップフロップ入力端

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準周波数クロック信号を生成する基準
    周波数クロック発振回路と、基準周波数クロック信号を
    分周して計数値を生成する分周回路と、計数値を計数す
    るカウンタ回路を有するリアルタイムクロックにおい
    て、 メモリ回路出力端から出力される所定の固有補正値を分
    周回路に強制的に書き込み当該分周回路の計数値を時間
    的に遷移させる時間補正処理を実行するように構成され
    ている時間補正装置を有する、 ことを特徴とするリアルタイムクロック。
  2. 【請求項2】 前記時間補正装置は、前記分周回路の計
    数値を、前記固有補正値に所定のタイミングで書き込ん
    で前記時間補正処理を実行するように構成されている、 ことを特徴とする請求項1に記載のリアルタイムクロッ
    ク。
  3. 【請求項3】 前記時間補正装置は、前記計数値を検出
    すると共に、当該計数値と前記固有補正値とを比較し、
    当該計数値と当該補正計数値とが一致した前記タイミン
    グで、当該一致時の分周回路の計数値を当該固有補正値
    に書き換えて前記時間補正処理を実行するように構成さ
    れている、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のリアルタイム
    クロック。
  4. 【請求項4】 前記時間補正装置は、前記計数値を検出
    すると共に、当該計数値と前記固有補正値とを比較し、
    当該計数値と当該補正計数値とが一致した前記タイミン
    グで、当該一致時の分周回路の計数値を所望の値に書き
    換えて前記時間補正処理を実行するように構成されてい
    る、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のリアルタイム
    クロック。
  5. 【請求項5】 前記時間補正処理は、任意の前記タイミ
    ングで、前記各フリップフロップ回路の正転出力端から
    出力される分周カウント値と前記固有補正値が一致する
    までフリップフロップ回路の分周カウント値を強制的に
    リセットして前記基準周波数クロック信号を補正する進
    み時間補正処理を含む、 ことを特徴とする請求項4に記載のリアルタイムクロッ
    ク。
  6. 【請求項6】 前記時間補正処理は、任意の前記タイミ
    ングで、任意のフリップフロップ回路をセットし、追加
    したカウント値から削除して差し引いた分だけ追加して
    前記基準周波数クロック信号を補正する遅れ時間補正処
    理を含む、 ことを特徴とする請求項4又は5に記載のリアルタイム
    クロック。
  7. 【請求項7】 前記時間補正装置は、前記固有補正値を
    予め又は随時記憶させておくためのメモリ回路を有し、
    前記メモリ回路から前記固有補正値を前記タイミングで
    n分周回路における所定の前記フリップフロップ回路
    に書き込んで当該2n分周回路の内部計数状態を時間的
    に遷移させて前記基準周波数クロック信号の周波数に対
    して等価的な前記時間補正処理を実行するように構成さ
    れている、 ことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載
    のリアルタイムクロック。
  8. 【請求項8】 前記時間補正装置は、前記各フリップフ
    ロップ回路が生成する前記分周カウント値と前記固有補
    正値とを比較し、当該比較結果にかかる一致信号を生成
    する一致検出回路を有する、 ことを特徴とする請求項4乃至7のいずれか一項に記載
    のリアルタイムクロック。
  9. 【請求項9】 前記時間補正装置は、前記一致信号の論
    理値の変化に応じて前記時間補正処理の前記タイミング
    を指令するための第1タイミング信号を任意の周期で生
    成するタイミング回路を有する、 ことを特徴とする請求項4乃至8のいずれか一項に記載
    のリアルタイムクロック。
  10. 【請求項10】 前記タイミング回路は、前記時間補正
    処理における補正範囲又は補正精度にかかる補正周期を
    設定するための前記第1タイミング信号を生成する、 ことを特徴とする請求項9に記載のリアルタイムクロッ
    ク。
  11. 【請求項11】 前記時間補正装置は、前記第1タイミ
    ング信号の論理値の変化に応じ、前記固有補正値の内容
    に基づく任意の前記フリップフロップ回路を強制的にセ
    ットする制御を行うためのセット信号を生成し、前記固
    有補正値の内容に基づく任意のフリップフロップ回路を
    強制的にリセットする制御を行うための第2リセット信
    号を生成するゲート回路を有する、 ことを特徴とする請求項10に記載のリアルタイムクロ
    ック。
  12. 【請求項12】 前記時間補正装置は、温度の変動に合
    わせて前記基準周波数クロック信号の前記時間補正処理
    する、 ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記
    載のリアルタイムクロック。
  13. 【請求項13】 前記時間補正装置は、前記第1タイミ
    ング信号を生成する周期を決める第2タイミング信号を
    生成するタイミング信号発生回路を有する、 ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記
    載のリアルタイムクロック。
  14. 【請求項14】 前記2n分周回路の最終段の前記フ
    リップフロップ回路の分周カウント値を用いて時間をカ
    ウントするカウンタ回路を有する、 ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記
    載のリアルタイムクロック。
  15. 【請求項15】 前記カウンタ回路のカウント出力を表
    示する表示回路を有する、 ことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記
    載のリアルタイムクロック。
  16. 【請求項16】 基準周波数クロック信号を生成し、基
    準周波数クロック信号を分周して計数値を生成して計数
    するリアルタイムクロックの時間補正方法において、 所定の計数値を分周工程に強制的に書き込み当該分周工
    程の計数値を時間的に遷移させる時間補正処理を実行す
    る時間補正処理工程を工程を含む、 ことを特徴とするリアルタイムクロックの時間補正方
    法。
  17. 【請求項17】 前記時間補正処理工程は、前記分周工
    程の計数値を、所定の固有補正値に所定のタイミングで
    書き込む工程を含む、 ことを特徴とする請求項16に記載のリアルタイムクロ
    ックの時間補正方法。
  18. 【請求項18】 前記時間補正処理工程は、前記計数値
    を検出すると共に、当該計数値と前記固有補正値とを比
    較し、当該計数値と当該補正計数値とが一致した前記タ
    イミングで、当該一致時の分周工程の計数値を当該固有
    補正値に書き換える工程を含む、 ことを特徴とする請求項16又は17に記載のリアルタ
    イムクロックの時間補正方法。
  19. 【請求項19】 前記時間補正処理工程は、前記計数値
    を検出すると共に、当該計数値と前記固有補正値とを比
    較し、当該計数値と当該補正計数値とが一致した前記タ
    イミングで、当該一致時の分周工程の計数値を所望の値
    に書き換える工程を含む、 ことを特徴とする請求項16又は17に記載のリアルタ
    イムクロックの時間補正方法。
  20. 【請求項20】 前記時間補正処理は、任意の前記タイ
    ミングで、前記各2 n分周工程の前記分周カウント値と
    前記固有補正値が一致するまでし2n分周工程の分周カ
    ウント値を強制的にリセットして前記基準周波数クロッ
    ク信号を補正する進み時間補正処理工程を含む、 ことを特徴とする請求項19に記載のリアルタイムクロ
    ックの時間補正方法。
  21. 【請求項21】 前記時間補正処理は、任意の前記タイ
    ミングで、任意の2 n分周工程をセットし、追加したカ
    ウント値から削除して差し引いた分だけ追加して前記基
    準周波数クロック信号を補正する遅れ時間補正処理工程
    を含む、 ことを特徴とする請求項19又は20に記載のリアルタ
    イムクロックの時間補正方法。
  22. 【請求項22】 前記時間補正処理工程は、前記固有補
    正値を予め又は随時記憶させておくためのメモリ工程を
    有し、前記メモリ工程から前記固有補正値を前記タイミ
    ングで2n分周工程における所定の前記2n分周工程に書
    き込んで当該2n分周工程の内部計数状態を時間的に遷
    移させる工程を含む、 ことを特徴とする請求項19乃至21のいずれか一項に
    記載のリアルタイムクロックの時間補正方法。
  23. 【請求項23】 前記時間補正処理工程は、前記各2n
    分周工程が生成する前記分周カウント値と前記固有補正
    値とを比較し、当該比較結果にかかる一致信号を生成す
    る一致検出工程を含む、 ことを特徴とする請求項19乃至22のいずれか一項に
    記載のリアルタイムクロックの時間補正方法。
  24. 【請求項24】 前記時間補正処理工程は、前記一致信
    号の論理値の変化に応じて前記タイミングを指令するた
    めの第1タイミング信号を任意の周期で生成するタイミ
    ング工程を含む、 ことを特徴とする請求項19乃至23のいずれか一項に
    記載のリアルタイムクロックの時間補正方法。
  25. 【請求項25】 前記タイミング工程は、前記時間補正
    処理における補正範囲又は補正精度にかかる補正周期を
    設定するための前記第1タイミング信号を生成する工程
    を含む、 ことを特徴とする請求項24に記載のリアルタイムクロ
    ックの時間補正方法。
  26. 【請求項26】 前記時間補正処理工程は、前記第1タ
    イミング信号の論理値の変化に応じ、前記固有補正値の
    内容に基づく任意の前記2n分周工程を強制的にセット
    する制御を行うためのセット信号を生成し、前記固有補
    正値の内容に基づく任意の2n分周工程を強制的にリセ
    ットする制御を行うための第2リセット信号を生成する
    ゲート工程を含む、 ことを特徴とする請求項25に記載のリアルタイムクロ
    ックの時間補正方法。
  27. 【請求項27】 前記時間補正処理工程は、温度の変動
    に合わせて前記基準周波数クロック信号を前記時間補正
    処理を実行する工程を含む、 ことを特徴とする請求項16乃至26のいずれか一項に
    記載のリアルタイムクロックの時間補正方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4752005B2 (ja) * 2000-09-06 2011-08-17 インヒロン ゲーエムベーハー コンピュータ支援リアルタイムシステムを作成する方法
CN103823506A (zh) * 2012-11-16 2014-05-28 核芯科技股份有限公司 实时时钟频率修正装置

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