JPH10325254A - 多層住宅 - Google Patents

多層住宅

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Publication number
JPH10325254A
JPH10325254A JP13632497A JP13632497A JPH10325254A JP H10325254 A JPH10325254 A JP H10325254A JP 13632497 A JP13632497 A JP 13632497A JP 13632497 A JP13632497 A JP 13632497A JP H10325254 A JPH10325254 A JP H10325254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
stairs
study
space
living
Prior art date
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Pending
Application number
JP13632497A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiko Akimoto
敬子 穐本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
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Publication of JPH10325254A publication Critical patent/JPH10325254A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 居住性および利便性が良好で、かつ屋内空間
を節約することのできる住宅を提供する。 【解決手段】 複数のフロアを有する戸建の住宅(多層
住宅)H1において、居住のための設備(居住用設備)
21を階段2の踊り場2aに設ける。前記居住用設備2
1は、前記階段2により連通する上下のフロアの共用と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のフロアを
有する戸建の多層住宅に関する。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】一般に、
戸建住宅において、例えばトイレ等の設備を寝室等の居
室に近接させて設けると、該設備への行き来により居室
の静粛性が損なわれることになるが、一方該設備を居室
から遠い位置に設けると、該設備への行き来が不便とな
るという不具合がある。このため、上記トイレ等の設備
は、住宅内の居住性を損なわず、かつ容易に利用できる
ような位置に配置することが要望される。
【0003】また、我が国においては、狭小な土地に住
宅が建設される場合も多いため、屋内空間を有効に利用
してスペースを節約することができるようなプランが要
望されている。
【0004】この発明は、上記の点に鑑み、居住性およ
び利便性が良好で、かつ屋内空間を節約することのでき
る住宅を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされたこの発明の請求項1に記載の多層住宅は、複
数のフロアを有する戸建の住宅であって、居住のための
設備(以下、居住用設備とも称す)が階段の踊り場に設
けられ、前記居住用設備が、前記階段により連通する上
下のフロアの共用となっていることを特徴とするもので
ある。
【0006】また、この発明の請求項2に記載の多層住
宅は、複数のフロアを有する戸建の住宅であって、居住
用設備が最下部の階段下の空間に設けられ、前記階段下
の空間のフロアレベルが、該階段の周囲のフロアレベル
よりも低くなっていることを特徴とするものである。
【0007】なおこの発明において、「多層住宅」と
は、地階、半地階、1階、中2階、2階、中3階、3階
等のフロアのうちの2以上のフロアを有する戸建の住宅
を意味する。また、上記「居住のための設備(居住用設
備)」は、住宅内における通路以外の任意の設備を意味
し、例えば、風呂、トイレ、洗面所、ランドリースペー
ス等の給排水衛生設備、書斎、工房等の作業用設備、収
納スペース、クローゼット等の収納設備等が含まれる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき具体的に説明する。図1および図2には、実施形
態に係る多層住宅H1の2階部分および3階部分の配置
構成がそれぞれ示されている。
【0009】多層住宅H1の2階部分においては、図1
に示すように、建物の北西の隅部に、階段室10が設け
られている。階段室10の東側は、居間20に隣接し、
片引戸101により連通している。階段室10の西側の
壁は屋外に面し、引違い窓102が配設されている。階
段室10の南側の壁は、ダイニングキッチン30に面し
ている。
【0010】階段室10内には、1階へ通じる回り階段
1および3階へ通じる回り階段2が南北方向に沿って設
けられている。1階へ通じる回り階段1の踊り場1aの
北部には、書斎11が設けられている。
【0011】書斎11は、片引戸12により出入りする
ようになっており、西側の壁の内側に沿って机13が設
けられ、該机13にはイス14が備えられている。書斎
11の北側の壁は屋外に面し、引違い窓15が配設され
ている。
【0012】書斎11は、成人一人のみを収容し得る程
度の広さを有する一人用の書斎となっている。このよう
に書斎11を狭小なものとすることにより、該書斎11
を個室として落ち着いた空間とすることができ、また、
多くのスペースを占有せずに階段1の踊り場1aに設け
るのに好適なコンパクトな書斎とすることができる。
【0013】さらに、書斎11は、階段1の踊り場1a
に設けられているため、他の居住空間(1階および2階
の各フロア)からある程度隔絶されており、したがって
このことによっても該書斎11が落ち着いた空間となっ
ているとともに、該書斎11への行き来により他の居住
空間の居住性が損なわれることも少ない。また、該書斎
11へは階段1により行き来できるため、多層住宅H1
の入居者が容易に利用することができ、特に、1階と2
階との中間に配置されていることから、両階のいずれか
らも該書斎11へ容易に行き来することができる。ま
た、階段1の踊り場1aが有効に利用されて屋内空間が
節約されている。
【0014】また、該書斎11が1階と2階との共用と
なっているため、例えば多層住宅H1の入居者の共用の
パソコンを該書斎11に設置すれば、フロア毎または入
居者毎にパソコンを所有せずにすみ、その分スペースを
節約することができる。さらに、書斎11が階段1の中
間部にあるため、その分動線を一箇所にまとめることが
できる。
【0015】さらに、ここに示す例では、書斎11が階
段室10内に配置されているため、該書斎11と他の居
住空間とが互いに一層隔絶されてそれぞれ落ち着いた空
間となっている。
【0016】書斎11内の机13は、その前側端縁(使
用者に対向する端縁)が、むかって左から右へかけて内
奥側方向(使用者と反対側の方向)へ傾斜する形状とな
っている。これにより、机13を幅狭とした場合でも、
その使用面積を広くとることができ、該机13を狭小な
書斎11に好適なコンパクトな机とすることができる。
【0017】階段1の踊り場1aには、上記のような書
斎以外にも任意の居住用設備を設けることができる。例
えば、工芸等を行うための工房等の、書斎以外の作業用
設備を設けても、上記書斎11と同様に、個室として落
ち着いた空間とすることができる。
【0018】多層住宅H1の3階部分においては、図2
に示すように、建物の北西の隅部に、2階へ通じる前記
回り階段2が設けられている。回り階段2は、3階のフ
ロア面積の大部分を占める洋室40と連通している。回
り階段2の踊り場2aの西側の壁は屋外に面し、引違い
窓201が配設されている。
【0019】回り階段2の踊り場2aの北部には、トイ
レ21が設けられている。トイレ21は、片引戸22に
より出入りするようになっている。トイレ21の東部の
上方に位置する屋根部分には天窓が配設されており(図
中の破線部23に対応する部位)、これによりトイレ2
1内の換気および採光がなされるようになっている。
【0020】トイレ21は、階段2の踊り場2aに設け
られているため、前記書斎11の場合と同様に、該トイ
レ21への行き来により他の居住空間(2階および3階
の各フロア)の居住性が損なわれることも少なく、また
多層住宅H1の入居者が容易に利用することができる。
また、階段2の踊り場2aが有効に利用されて屋内空間
が節約されている。
【0021】また、トイレ21へは、前記書斎11の場
合と同様に、2階および3階のいずれからも容易に行き
来することができるとともに、該トイレ21が2階と3
階との共用となっているため、各フロアにトイレを設け
る必要がなく、その分スペースが節約されている。さら
に、トイレ21が階段2の中間部にあるため、その分動
線を一箇所にまとめることができる。
【0022】階段2の踊り場2aには、上記のようなト
イレ以外にも任意の居住用設備を設けることができる。
例えば、風呂、洗面所、ランドリースペース等の、トイ
レ以外の給排水衛生設備を設けても、上記トイレ21の
場合と同様の効果が得られる。
【0023】図3および図4には、他の実施形態に係る
多層住宅H2の1階部分および3階部分の一部がそれぞ
れ示されている。
【0024】多層住宅H2の1階部分においては、図3
に示すように、建物の中央部東側に、2階へ通じる回り
階段3が東西方向に沿って設けられている。
【0025】回り階段3の下の空間には、書斎41が設
けられている。書斎41は、片開戸401と、該片開戸
401の内側(東側)に設けられた階段4とを介して、
西側の廊下50から出入りするようになっている。上記
回り階段3の下の空間は、最下部の階段下の空間となっ
ており、該回り階段3の周囲のフロアレベル(1階のフ
ロアレベル)よりも低いフロアレベルを有する半地階と
なっており、これにより、書斎41を設けるのに十分な
高さが確保されている。また、該書斎41内の居住性が
良好であるとともに、例えば比較的大柄の使用者や大型
(または多量)の物品の出入りも容易となっている。
【0026】書斎41の東側の壁は屋外に面し、引違い
窓42が配設されている。該東側の壁に沿って、机43
が設けられ、該机43にはイス44が備えられている。
【0027】上記のように、階段3の下の空間に居住用
設備(書斎41)を設けることにより、該空間をより有
効に利用することができるとともに、その分他の居住空
間のスペースを節約することができる。また、階段3の
下の空間に設けられていることにより、書斎41が他の
居住空間からある程度隔絶されて落ち着いた空間となっ
ているとともに、該書斎41への行き来により他の居住
空間の居住性が損なわれることも少なくなっている。さ
らに、書斎41は、廊下50に連通する階段3の下の空
間に設けられているため、行き来が容易であるだけでな
く、パブリック性が強く共用しやすい書斎となってい
る。
【0028】回り階段3の下の空間には、上記のような
書斎以外にも任意の居住用設備を設けることができる。
例えば工房等の、書斎以外の作業用設備を設けても、上
記書斎41と同様の効果が得られる。また、例えば、回
り階段3の下の空間を、作業用設備と収納スペースとを
兼ねる空間としてもよい。
【0029】多層住宅H2の3階部分においては、図4
に示すように、建物の中央部東側に、2階へ通じる回り
階段5が東西方向に沿って設けられている。
【0030】回り階段5の踊り場5aの東側の壁(の南
側部分)は屋外に面し、はめ殺し窓52が配設されてい
る。該東側の壁に沿って、机53が設けられ、該机53
にはイス54が備えられている。
【0031】ここに示す例では、踊り場5aに独立した
書斎等の室は設けられていないが、該踊り場5aの全体
が書斎としても機能するようになっている。したがっ
て、建具等を介して出入りすることなく直接机53を使
用することができ、また回り階段5により他の空間(屋
外も含む)への移動も容易なことから、例えば急を要す
る書き物等の作業を行うのに好適である。
【0032】また、上記の点以外においては、前記図1
に示す書斎11の場合と同様の効果が得られる。即ち、
該踊り場5aへの行き来により他の居住空間の居住性が
損なわれることも少なく、該踊り場5aの机53を多層
住宅H2の入居者が容易に利用することもできる。ま
た、該踊り場5aが有効に利用されて屋内空間が節約さ
れている。また、2階および3階のいずれからも該踊り
場5aへ容易に行き来することができるとともに、該踊
り場5aの机53が2階と3階との共用となっているた
め、その分スペースを節約することができる。さらに、
該机53が階段5の中間部にあるため、その分動線を一
箇所にまとめることができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1に記
載の多層住宅によれば、居住用設備を階段の踊り場に設
けたので、該居住用設備が他の居住空間(上階および下
階の各フロア)からある程度隔絶されるため、該居住用
設備と他の居住空間とをそれぞれ落ち着いた空間とする
ことができる。また、該居住用設備への行き来が容易で
あり、特に、該踊り場よりも上階の部分および下階の部
分のいずれからも容易に行き来することができるため、
多層住宅の入居者が該居住用設備を容易に利用すること
ができる。さらにまた、階段の踊り場を有効に利用する
ことができるとともに、該居住用設備が上下のフロアの
共用となっているためその分スペースを節約することが
できる。さらに、該居住用設備が階段の中間部にあるた
め、その分動線を一箇所にまとめることができる。
【0034】また、この発明の請求項2に記載の多層住
宅によれば、居住用設備を最下部の階段下の空間に設
け、該空間のフロアレベルを該階段の周囲のフロアレベ
ルよりも低くしたので、該空間を居住用設備のための空
間として有効に利用することができるとともに、その分
他の居住空間のスペースを節約することができる。ま
た、階段下の空間に設けたことにより、居住用設備を他
の居住空間からある程度隔絶されて落ち着いた空間とす
ることができるとともに、該居住用設備への行き来によ
り他の居住空間の居住性が損なわれることも少なくする
ことができる。さらに、該居住用設備を階段下の空間に
設けたことにより、該居住用設備へ容易に行き来するこ
とができるとともに、該居住用設備をパブリック性が強
く共用しやすいものとすることができる。さらにまた、
該階段下の空間のフロアレベルが該階段の周囲のフロア
レベルよりも低くなっていることにより、該空間内にお
ける十分な高さを確保することができ、したがって該空
間の居住性および収容力を良好とすることができる。
【0035】したがって、上記請求項1に記載の多層住
宅または請求項2に記載の多層住宅により、住宅の居住
性および利便性を良好とすることができるとともに、屋
内空間を有効に利用してスペースを節約することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る多層住宅の2階部分の平面図。
【図2】図1の多層住宅の3階部分の平面図。
【図3】他の実施形態に係る多層住宅の1階部分の部分
平面図。
【図4】図3の多層住宅の3階部分の部分平面図。
【符号の説明】
2 回り階段 2a 踊り場 21 トイレ(居住用設備) H1 多層住宅

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のフロアを有する戸建の住宅であっ
    て、 居住のための設備が階段の踊り場に設けられ、 前記居住のための設備が、前記階段により連通する上下
    のフロアの共用となっていることを特徴とする多層住
    宅。
  2. 【請求項2】 複数のフロアを有する戸建の住宅であっ
    て、 居住のための設備が最下部の階段下の空間に設けられ、 前記階段下の空間のフロアレベルが、該階段の周囲のフ
    ロアレベルよりも低くなっていることを特徴とする多層
    住宅。
JP13632497A 1997-05-27 1997-05-27 多層住宅 Pending JPH10325254A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13632497A JPH10325254A (ja) 1997-05-27 1997-05-27 多層住宅

Applications Claiming Priority (1)

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JP13632497A JPH10325254A (ja) 1997-05-27 1997-05-27 多層住宅

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JPH10325254A true JPH10325254A (ja) 1998-12-08

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ID=15172572

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JP13632497A Pending JPH10325254A (ja) 1997-05-27 1997-05-27 多層住宅

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Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040415

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20040609

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041019