JPH10325065A - 不織布及びその製造方法とプリント配線基板 - Google Patents

不織布及びその製造方法とプリント配線基板

Info

Publication number
JPH10325065A
JPH10325065A JP9131921A JP13192197A JPH10325065A JP H10325065 A JPH10325065 A JP H10325065A JP 9131921 A JP9131921 A JP 9131921A JP 13192197 A JP13192197 A JP 13192197A JP H10325065 A JPH10325065 A JP H10325065A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
nonwoven fabric
liquid crystalline
crystalline polyester
melt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9131921A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Nagi
比佐志 凪
Tamemaru Ezaki
為丸 江嵜
Yoshio Kishino
喜雄 岸野
Tomoyasu Sonedaka
友康 曽根高
Kenji Nishiomote
憲二 西面
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP9131921A priority Critical patent/JPH10325065A/ja
Publication of JPH10325065A publication Critical patent/JPH10325065A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械的強度、高温における形態安定性、地合
等に優れた不織布及びその製造方法を提供する。 【構成】 溶液対数粘度15dl/g以上の溶融液晶性
ポリエステル繊維に総延伸倍率1.01倍以上の延伸を
施して得られる繊維を含む不織布。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融液晶性ポリエステ
ル繊維を含む不織布及びその製造方法と紙料用溶融液晶
性ポリエステル繊維の製造方法およびそれからなるプリ
ント配線基板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、溶融液晶性ポリエステル繊維は耐
熱性、非吸水性等の諸性能に優れていることが知られて
おり、特に溶融液晶性ポリエステル繊維を配合した不織
布は、機械的性能等が著しく改善されることから建材、
濾材、電気絶縁材料等の分野への活用が期待されてい
る。たとえば、特開平8−170295号公報には熱処
理を施した溶融対数粘度15dl/g以上の溶融液晶性
ポリエステル繊維を用いることによって、高温における
不織布の形態安定性及び機械的性能が改善されることが
開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
技術が発展するとともに電気絶縁材料等に望まれる要求
性能も高くなり、高温における形態安定性や地合等のさ
らなる改善が望まれていた。また、熱処理が施された溶
融液晶性ポリエステル繊維を用いて湿式抄造する場合、
繊維に熱処理を施すと紡糸油剤等が溶出して熱処理工程
中に単繊維間の疑似融着(膠着)が発生し、該膠着部は
離解機にかけても単繊維状には完全に分繊しないため、
該繊維を用いて湿式抄造すると分散性及び地合の均一性
が不十分となる可能性があった。本発明の目的は、上記
の問題を解決し、耐熱性、機械的性能、高温における寸
法安定性等の諸性能に優れ、かつ分散性及び地合の均一
性に優れた不織布及びその製造方法と紙料用溶融液晶性
ポリエステル繊維の製造方法とそれからなるプリント配
線基板を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶融対数粘度
15dl/g以上の溶融液晶性ポリエステル繊維に総延
伸倍率1.01倍以上の延伸を施して得られる繊維を含
む不織布及び溶融対数粘度15dl/g以上の溶融液晶
性ポリエステル繊維に総延伸倍率1.01倍以上の延伸
を施して得られる繊維を少なくとも用いて製造する不織
布の製造方法に関する。さらに本発明は、溶融対数粘度
15dl/g以上の溶融液晶性ポリエステル繊維に延伸
倍率1.01倍以上の延伸を施す紙料用溶融液晶性ポリ
エステル繊維の製造方法に関し、また溶融対数粘度15
dl/g以上の溶融液晶性ポリエステル繊維に延伸倍率
1.01倍以上の延伸を施して得られる溶融液晶性ポリ
エステル繊維を含む不織布を用いてなるプリント配線基
板に関する。
【0005】
【発明の具体的な形態】本発明にいう溶融液晶性(溶融
異方性)とは、溶融相において光学異方性を示すもので
ある。このような特性は、公知の方法、例えばホットス
テ−ジにのせた試料を窒素雰囲気下で昇温加熱し、その
透過光を観察することにより容易に認定することができ
る。好ましい溶融液晶性ポリエステルの融点(MP)は
260〜360℃、好ましくは270〜350℃であ
る。ここでいう融点とは、示差走査熱量(DSC:例え
ばmettler社製、TA3000)で観察される主
吸熱ピ−クのピ−ク温度である(JIS K712
1)。
【0006】本発明に用いられる溶融液晶性ポリエステ
ルは、例えば芳香族ジオ−ル、芳香族ジカルボン酸、芳
香族ヒドロキシカルボン酸等より得られるポリマ−であ
り、好適には化1〜化3に示される反復構成単位の組み
合わせからなるポリマ−が挙げられる。
【0007】
【化1】
【0008】
【化2】
【0009】
【化3】
【0010】特に好ましくは、パラヒドロキシ安息香酸
(A)と2−ヒドロキシ6−ナフトエ酸(B)の構成単
位からなる部分が80モル%以上である溶融液晶性ポリエ
ステルであり、特にAとBの合計量に対するB成分が5
〜45モル%である芳香族ポリエステルが好ましい。本発
明で使用するポリマ−には、本発明の効果を損なわない
範囲内で、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリオレフィ
ン、ポリカ−ボネ−ト、ポリアリレ−ト、ポリアミド、
ポリフェニレンサルファイド、ポリエステルエ−テルケ
トン、フッソ樹脂等の熱可塑性ポリマ−を添加してもよ
い。また適宜、酸化チタン、カオリン、シリカ、硫酸バ
リウム、カ−ボンブラック、顔料、酸化防止剤、紫外線
吸収剤、光安定剤等を含んでいても良い。
【0011】本発明においては、不織布の機械的強度、
高温における寸法安定性等を得るために溶融対数粘度1
5dl/g以上の溶融液晶性ポリエステル繊維を用いる
必要がある。溶融対数粘度15dl/g以上の溶融液晶
性ポリエステル繊維とは重合度の比較的高いポリエステ
ルからなる繊維であり、一般には溶融紡糸して得られた
紡糸原糸を高温で熱処理を施すことによって得られる。
溶融対数粘度15dl/g以上の溶融液晶性ポリエステ
ル繊維(高重合度繊維)は高温で熱カレンダ−処理を施
しても融着が生じにくく、また高温における寸法安定性
が高いため、優れた引裂強度及び形態安定性を保持する
ことが可能となり、配合量が少量であってもシ−トの諸
性能を著しく改善できる。
【0012】高重合度繊維の具体例としては、溶融液晶
性ポリエステルを溶融紡糸して得られる紡糸原糸又はそ
のカットファイバ−に熱処理等を施してポリマ−の重合
度を高めたものが好適に使用できる。原料ポリマ−を溶
融紡糸した場合、紡糸前後でポリマ−の分子量は実質的
に変化しないが、得られた繊維状物を熱処理すると固相
重合により重合度及び溶液対数粘度が大きくなり、溶融
対数粘度15dl/g以上の溶融液晶性ポリエステル繊
維が得られる。
【0013】熱の供給は、加熱板、赤外線ヒ−タ−等に
より熱輻射を利用する方法、熱ロ−ラ−、プレ−ト等に
接触させて行う方法、高周波等を利用した内部加熱方法
等がある。加熱媒体として用いる気体は、窒素等の不活
性ガスあるいは窒素と酸素、炭酸ガスなどの混合気体お
よび空気などが用いられる。熱処理雰囲気は露点が-10
℃以下、好ましくは-40 ℃以下の気体中が良い。好まし
くは200℃以上で熱処理を行うのが好ましく、特に融
点Tmに対して、Tm−60℃〜Tm+20℃の温度範
囲で、Tm−40℃から順次昇温していく温度パタ−ン
を採用するのが好ましい。
【0014】熱処理時間は5時間以上とするのが好まし
く、20時間以内の熱処理で十分な効果が得られる。例
えば、上記化3における(A)および(B)で構成され
たTm278℃の溶融液晶性ポリエステルを用いて溶融
紡糸した場合、得られた紡糸原糸を穴空きボビンに巻い
て240℃で1〜2時間、270〜280℃で3〜5時
間、280〜290℃で9〜12時間熱処理する方法が
好適に挙げられる。熱処理は、目的により緊張下あるい
は無緊張下のどちらで行っても良い。また、形状は、カ
セ状、チ−ズ状、トウ状(金網に乗せて処理する)、ペ
レット状、ストランド状等で行われれる。
【0015】かかる熱処理によりポリマ−の重合度が高
まるが、たとえば、上記化3における(A)および
(B)で構成された溶融液晶性ポリエステル繊維を30
0℃程度で熱処理した場合、100量体程度(重量平均
分子量15000程度)だったポリマ−が、固相重合に
より300量体程度のものとなる。高重合度繊維として
は250〜350量体程度のものが好ましいが、ポリマ
−の重合度を厳密に測定するのは極めて困難であるた
め、本発明においては、溶液対数粘度により用いる繊維
を規定した。
【0016】さらに本発明者等は、かかる高重合度繊維
に総延伸倍率1.01倍以上の延伸を施すことにより顕
著な効果が得られることを見いだした。具体的には、高
重合度繊維に延伸を施すことにより高温における寸法安
定性等の諸性能が一層改善されるとともに、湿式抄紙し
た際の分散性及び地合の均一性が顕著に改善できる。す
なわち、熱処理が施された繊維は繊維間に膠着が生じて
いるが、熱処理後の繊維に延伸を施すことによって繊維
そのものの機械的性能(初期弾性率等)が向上すると同
時に膠着状態が解除されて、繊維の均一分散性が顕著に
改善され、地合及び諸性能に優れた不織布が得られる。
繊維の膠着度は75mm以下、特に70mm以下とする
のが好ましい。熱処理により膠着が発生している繊維の
膠着度は約85mm程度以上であり、通常膠着部は5〜
20本、ときには50本程度以上が膠着して一体化して
いるため均一分散性が低く不織布の地合は不均一になり
やすい。本発明によれば繊維の均一分散性が顕著に改善
されるため、美観に優れた不織布が得られると同時に樹
脂等が均一に含浸されるため諸性能に優れたプリプレグ
が得られる。
【0017】総延伸倍率は1.01倍以上とし、膠着解
除及び毛羽の発生等の点からは1.015〜1.100
倍とするのが好ましい。総延伸倍率が小さすぎると膠着
部の解除が不十分となり本発明の効果が十分得られな
い。延伸処理は、ポリエチレンテレフタレ−ト繊維等の
延伸処理に一般に用いられている装置により行えばよく
2個以上のロ−ラ−間で行うのが好ましい。延伸は1段
又は2段以上で行えばよいが1度に行うために延伸倍率
を高くすると糸切れ、毛羽等が発生する場合があること
から、2段以上の延伸を行うのが好ましい。各段の延伸
における延伸倍率を1.001〜1.02倍程度とする
のが好ましい。具体的には、1段延伸の場合1.013
〜1.018倍程度、2段延伸の場合には1段目を1.
001〜1.01倍、2段目は1.005〜1.015
倍程度とするのが好ましい。
【0018】延伸時の最大張力は、2〜20g/d、好
ましくは5〜18g/d、より好ましくは8〜15g/
dとするのが好ましい。最大張力が小さすぎると膠着を
十分解除できず、逆に最大張力が大きすぎると膠着の解
除は十分に行われるものの、単糸切れ、毛羽等が発生し
繊維同志が絡み合って分散性及び地合の均一性が低下す
るため好ましくない。
【0019】かかる方法で得られる高重合度繊維を用い
ることにより顕著な効果が得られる。配合する高重合度
繊維の形態は、溶融液晶性ポリエステルのカットファイ
バ−、フィラメント、パルプ状物等特に限定されず、こ
れらを併用してもかまわない。シ−トの高強度化、形態
安定性を高めるという点からはカットファイバ−及び/
又はフィラメントとするのが好ましい。またコスト、柔
軟性、形態安定性、シ−ト成型性、機械的強度、繊維間
接着強力等の点から、延伸が施された高重合度繊維(高
重合度延伸繊維)以外の繊維を併用してもかまわない。
不織布の柔軟性等の点からは高重合度延伸繊維以外の溶
融液晶性ポリエステル繊維を配合するのが好ましく、特
に溶融対数粘度1dl/g以上12dl/g以下、さら
に2dl/g以上10dl/g以下の溶融液晶性ポリエ
ステル繊維(低重合度繊維)を配合するのが好ましい。
【0020】低重合度繊維としては、溶融液晶性ポリエ
ステル繊維を紡糸し、かつ実質的に重合度を高めるため
の処理(熱処理・固相重合等)が施されていないものが
好適に使用でき、80〜120量体程度のものが好まし
い。かかる繊維は耐薬品性、非吸水性に優れているが、
高重合度繊維よりも融点が低く柔軟性が高いため、高重
合度繊維及び低重合度繊維の混合物を高温で処理(熱プ
レス処理等)すると、高重合度繊維は溶融しないために
高温における形態安定性及び機械的強度を保持ししたま
ま、低重合度繊維のみが融着して繊維間を結着して十分
な接着性が得られ、また不織布の柔軟性等も向上する。
【0021】耐熱性、低吸湿性、機械的強度等の点から
は溶融液晶性ポリエステル繊維成分(高重合度延伸繊維
を含む)が不織布を構成する主体繊維全重量の50重量
%以上、特に80重量%以上、さらに90重量%以上と
するのが好ましい。また、高温における形態安定性等の
点からは、高重合度延伸繊維を不織布を構成する主体繊
維全重量に対して5重量%以上、特に40重量%以上と
するのが好ましく、抄紙性及び不織布性能等の点からは
40〜80重量%とするのが好ましい。なお本発明にい
う主体繊維とは、繊維状バインダ−や樹脂状バインダ−
のようにバインダ−機能を有しない繊維(パルプを含
む)をいう。
【0022】また本発明でいう溶液対数粘度とは、試料
をペンタフルオロフェノ−ルに60〜100℃で0.1
重量%溶解し、60℃の恒温槽中でウペロ−デ型粘度計
で相対粘度(ηrel)を測定し、Cをポリマ−濃度
(g/l)とするとき、ηinh=ln(ηrel)/
Cより算出される値であり、繊維を構成するポリマ−の
重合度を示す目安となる。低重合度繊維は、60〜80
℃程度のペンタフルオロフェノ−ルに比較的容易に溶解
するが、成分Bの繊維状物はほとんど溶解しないため1
00℃程度以上の温度に高めて溶解する必要がある。従
って、60〜80℃のペンタフルオロフェノ−ルにより
低重合度繊維を十分抽出すれば、不織布における低重合
度繊維と高重合度繊維の配合割合を求めることもでき
る。
【0023】低重合度繊維の配合割合は不織布を構成す
る主体繊維に対して30〜70重量%とするのが好まし
い。低重合度繊維のみで構成されたシ−トは、150〜
200℃程度の温度条件下では優れた耐熱性および形態
安定性を保持できるものの、さらに温度が上昇するとシ
−トに波打ち・カ−ル等の変形が生じるため、熱プレス
処理もそれ以下の温度で行う必要があり、さらに、繊維
状物を融着させてシ−トを一体化している場合には、繊
維状物の結晶性が破壊されて繊維状物そのものの強度が
著しく低下しているため、熱プレス処理による強度向上
もそれほど期待できない。しかしながら、高重合度繊維
を配合している場合には、機械的強度が改善できるとと
もに、200℃以上、特に250℃以上のような高温に
おける形態安定性も顕著に向上する。
【0024】高重合度延伸繊維以外に配合する主体繊維
の形態は特に限定されず、カットファイバ−、フィラメ
ント、パルプ等、またはこれらの混合物が使用できる。
不織布成形性の点からは、パルプ状物すなわち繊維叩解
物や極細繊維(直接紡糸法、海島繊維分割法等)を用い
るのが好ましい。パルプ状物は柔軟性に優れ、繊維同志
の結合性も優れているため、特に湿式法でシ−トを成型
する場合に好適に使用できる。勿論、パルプ状物とカッ
トファイバ−を併用することも可能である。
【0025】低重合度繊維として好ましいパルプ状物と
しては、直径0.1〜5μm程度のものが好適に使用で
き、たとえば3d未満程度のカットファイバ−をリファ
イナ−等で叩解、粉砕したものが好適に挙げられる。ま
た、溶融液晶性ポリエステルからなるパルプ状物を得る
ために、溶融液晶性ポリエステル成分を島成分とする海
島繊維を製造し、かかる繊維をカットする前又はカット
した後に、溶媒処理、アルカリ処理等により海成分を除
去して島成分を分割したもの等も好適に使用できる。海
島繊維の繊維断面における島数は40〜1000個程度、特に
70〜300 個が好ましい。かかる島数は、両ポリマ−の混
練割合、紡糸温度、射出剪断速度、ドラフト、溶融粘度
などを調節することにより変えることができる。例え
ば、両成分の溶融粘度差を大きくすることにより、島数
を減少させることができる。なお本発明でいう海島繊維
とは、押出により成形され、かつ島成分が繊維軸方向に
ある程度連続しているものであればよく、直径や断面形
状等の形態は特に限定されない。具体的には、繊維状、
ストランド状、ペレット等が挙げられる。チップ状にす
る場合には、紡糸を行う必要がなく、工程性、効率性の
点で好ましい。
【0026】シ−トの成形性、繊維間の接着性、柔軟性
等を改善する点では、樹脂状バインダ−、繊維状バイン
ダ−等のバインダ−成分を併用するのが好ましく、不織
布全重量に対して1重量%以上95重量%以下、特に2
重量%以上50重量%以下、さらに3重量%以上30重
量%以下配合するのが好ましい。配合可能な成分は特に
限定されないが、たとえばポリエチレンイミド(PE
I)、ポリパラオキシ安息香酸(POB)、ポリフェニ
レンエ−テルケトン(PEEK)、ポリイミド(P
I)、ポリビフェニルイミド(PBI)、ポリエチレン
テレフタレ−ト(PET)、フェノ−ル繊維、ポリカ−
ボネ−ト繊維等が挙げられる。電気絶縁性、耐熱性に優
れている点から、アミン・エポキシドバインダ−が好適
に使用できる。
【0027】シ−ト化は公知の方法で行うことができ、
乾式不織布、スパンレ−ス、ニ−ドルフェルト、スパン
ボンド等あらゆる形態のシ−トとすることができる。湿
式不織布を製造する場合、高重合度繊維としては、3d
以下でかつ繊維長2〜10mm程度のカットファイバ−
を使用することが好ましい。またアスペクト比は好まし
くは130〜500、より好ましくは250〜300と
する。高重合度繊維以外に配合する繊維(低重合度繊維
等)は分散性及び紙力の点から低重合度繊維は繊維長
0.5〜5mm、直径0.01〜10μm、アスペクト
比500〜1500のものが好ましく、特に、繊維長1
〜3mm、直径0.1〜5μm、アスペクト比800〜
1200程度のパルプ状物が好ましい。カット長が長す
ぎるとパルプ状物が絡まりやすく水分散性が低下し、逆
にカット長が短すぎるとパルプ状物間の絡まりが少なす
ぎて紙に加工したときに十分な強度が得られない。得ら
れたパルプ状物に分散剤を添加することも可能である。
なお、本発明でいうアスペクト比とはパルプ状物の繊維
長を該パルプ状物の横断面面積と同じ面積を有する円の
直径で徐したものである。
【0028】具体的な湿式不織布の製造法は特に限定さ
れず、場合によっては高重合度延伸繊維と他の繊維成分
のみを用いて抄紙したり、またスラリ−液中に接着剤を
添加して抄き上げる方法(内添方法)を採用してもよい
が、紙料を抄き上げた乾燥前の抄紙原紙にバインダ−を
含浸する外添方法が好適に使用できる。外添方法によれ
ばバインダ−が繊維の分散剤等と反応せず、また繊維の
分散性に悪影響を与えにくいため好ましい。具体的に
は、一般に使用されているスプレ−法やダブルサチュレ
−タ−法等により外添すればよく、工程性の点からは抄
造金網とは別のエンドレススクリ−ン上で行うのが工程
上好ましい。また、パルプ状物や繊維等の分散性を高め
るために、ドライ、ウエットあるいは分散剤を添加した
ウエットの状態で、パルパ−、リファイナ−、ビ−タ−
等にかけてパルプ状物間の絡まりを低下させることも可
能である。
【0029】溶融液晶性ポリエステル繊維の分散性をよ
り一層高めるためには、該繊維を刃先角度60〜75度
の刃で切断し、得られたカットファイバ−を用いるのが
好ましい。該刃先角度を有する刃を用いるとカット断面
が変形する等の問題が生じにくく、カット面が融着して
分散性の劣化の原因となるのを効果的に抑制できる。特
にタングステンカ−バイドを50重量%以上、特に80
重量%以上含む刃を用いるのが好ましく、タングステン
カ−バイドの粒子径は10μm以下、特に6μm以下で
あるのが好ましい。かかる刃は硬度が高くカットファイ
バ−にひび・割れ等が生じにくいため、カットファイバ
−の品位や水中分散性が損なわないため好適に使用でき
る。具体的には、粒子径4〜5μmのタングステンカ−
バイドに主にコバルト成分からなる結合剤を配合して焼
結してなる超硬刃や、1μm以下の超微粒子のタングス
テンカ−バイドと主にコバルト成分からなる結合剤から
なる超硬刃が好適に挙げられる。なお本発明にいう刃先
角度とは、刃の先端のエッジ部の角度をいう。
【0030】乾式不織布とする場合には、高重合度繊維
は1〜5d、繊維長15〜110mm程度のクリンプま
たはノ−クリンプのものが好ましく、特にクリンプ繊維
を用いるのが好ましい。また高重合度繊維以外に併用す
る繊維としては、1〜5d、繊維長15〜110mm程
度のクリンプまたはノ−クリンプ綿が挙げられ、通常の
乾式法でカ−ドをかけ、ニ−ドルパンチ法や水絡法でラ
ップを作成し、熱プレス処理を行うことによりシ−トを
作成できる。
【0031】本発明により得られる不織布は目的により
そのまま用いることも可能であるが、熱プレス処理によ
り、紙の表面の艶だしを行なうと同時に強度を高め、高
温における形態安定性を著しく向上させることができ
る。熱プレス条件は、用途、目的により適宜設定すれば
よいが、温度が低すぎると機械的強度、電気的特性が不
十分となり、また高すぎると高重合度繊維に熱劣化が生
じて不織布の性能が低下することとなる。従って、熱プ
レス温度は150〜300℃、好ましくは180〜26
0℃、特に200〜250℃程度が好ましく、線圧50
〜200kg/cm、特に80〜150kg/cmとす
るのが好ましい。かかる高温で熱プレス処理をおこなっ
ても、高重合度繊維が実質的に溶融せず熱により結晶化
が進行するため、優れた機械的強度及び形態安定性を有
する耐熱性不織布を得ることができる。
【0032】熱プレス処理は、特にその手段を限定され
るものでなく、不織布表面を熱圧処理できるものであれ
ばよい。処理される部分は、不織布全面または一部分の
どちらでもよく、ロ−ル表面は、フラットであっても凹
凸を有するものであってもよい。一般のカレンダ処理等
を施すことにより達成できる。かかる熱プレス処理によ
り、平均裂断長3km以上、特に4km以上の優れた機
械的強度を有するとともに、250℃以上の高温におい
ても形態安定性に優れた耐熱シ−トを得ることができ
る。特に裂断長10km以上、引張強さ500g以上で
あるのが好ましい。
【0033】本発明の不織布は、溶融液晶性ポリエステ
ルが有する優れた特徴すなわち高強力高弾性率、非吸湿
性、耐熱性、耐薬品性等の性能を十分に発揮し、さらに
高温での形態安定性や地合に優れたいるため、様々な分
野で用いることができる。例えば産業資材用途等で広く
用いられ、特にブレ−キライニング、クラッチフェ−シ
ング、軸受け等の摩耗材、パッキング材、ガスケット
材、フィルタ−,研磨材、絶縁紙、耐熱紙、スピ−カ−
コ−ン、ワイピングクロス、樹脂強化剤等に好適であ
る。本発明の不織布は、上記の用途に限られるものでは
ないが、特に電気絶縁紙として優れた性能を有してい
る。
【0034】なかでも電気絶縁性及び機械的性能等が高
く、樹脂が均一に含浸されて部位による諸性能の差が小
さいため、プリント配線基板用基布として優れた性能を
有している。該不織布を用いてプリント配線板を得るに
は通常の方法を採用すればよい。好適な製造方法の例を
以下に挙げて説明する。まず本発明により得られた不織
布に熱硬化性樹脂を含浸し乾燥してプリプレグを製造す
る。本発明の不織布は品位が高く、繊維が均一に存在し
ているため含浸性は良好であり、また得られた不織布及
びプリプレグの性能が部位による偏りは極めて小さい。
樹脂の含浸量は機械的性能、成形性等の点から30〜9
5重量%/プリプレグ全重量、特に60〜80重量%程
度/プリプレグ全重量とするのが好ましい。
【0035】好適な熱硬化性樹脂としては、たとえばフ
ェノ−ル樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、シアナ−ト樹脂、マレイミド樹脂、ポリイミド樹脂
等が挙げられ、またこれらをポリビニルブチラ−ル、ア
クリロニトリル−ブタジエンゴム、多官能性アクリレ−
ト化合物等で変性したものや、架橋ポリエチレン樹脂、
架橋ポリエチレン/エポキシ樹脂、架橋ポリエチレン/
シアナ−ト樹脂、ポリフェニレンエ−テル/エポキシ樹
脂、ポリフェニレンエ−テル/シアナ−ト樹脂等の熱可
塑性樹脂で変性した熱硬化性樹脂などを挙げることがで
きる。勿論、複数種の樹脂を併用して用いてもよい。溶
融液晶性ポリエステル繊維としてp−ヒドロキシ安息香
酸と2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸からなるポリエス
テル繊維を用いた場合には、この繊維との接着性が高
く、さらに絶縁性及び耐熱性に優れるビスマレイド−ト
リアジン系樹脂を含む熱硬化性樹脂を用いるのが好まし
い。
【0036】かかる樹脂を不織布に付与する方法は特に
限定されないが、たとえば含浸法、塗布法、溶融転写方
法等が採用できる。具体的には熱硬化性樹脂を溶剤に溶
解したワニスとして基材に含浸して乾燥する方法、無溶
剤で常温もしくは加温下で調整した液状熱硬化性樹脂を
含浸する方法、粉体状熱硬化性樹脂を基材に固定する方
法、離型性を有するフィルムやシ−ト状物に熱硬化性樹
脂を形成した後基材に溶融転写する方法等が挙げられ
る。これを、たとえば縦型ドライヤ−により非接触状態
で乾燥することによりプリプレグが得られる。
【0037】かかるプリプレグをそのまま使用してもよ
いが、該プリプレグを1枚以上使用することにより、諸
性能に優れた積層板を使用することができる。本発明の
不織布を用いてなるプリプレグを複数枚積層して積層板
を製造してもよく、また他の基材(たとえばガラスクロ
ス、ガラス不織布等)を積層してもかまわない。プリン
ト配線板を製造する場合は、これら積層板の片面若しく
は両面に金属箔を担持させた金属箔積層板を製造し、次
いで内層用のプリント配線網を形成すればよい。積層板
に使用できる金属箔としては特に限定されないが、たと
えば銅、鉄、アルミニウム、アルミニウム/鋼等が挙げ
られる。接着剤付きの金属箔として使用してもよい。な
お本発明にいうプリント配線基板とは、プリント配線板
を構成する基板であればその形態は特に限定されず、配
線基板として供される不織布、プリプレグ、積層板はす
べて配線基板として包含される。
【0038】以下、実施例により本発明をより具体的に
説明するが、本発明はこれにより何等限定されるもので
はない。
【実施例】
[対数粘度 dl/g]試料をペンタフルオロフェノ−
ルに0.1 重量%溶解し(60〜100 ℃)、60℃の恒温槽中
で、ウベロ−デ型粘度計で相対粘度(ηrel )を測定
し、次式によって計算した。なお。cはポリマ−濃度
(g/dl)である。 ηinh =ln(ηrel )/c [融点 ℃]DSC(例えばMettler 社製TA3000)装置
にサンプルを10〜20mgとり、アルミ製パンへ封入した
後、窒素を50cc/min流し、昇温速度20℃/minで測定した
とき、吸熱ピ−ク温度の頂点を表す温度を融点(Tm)
として測定する。1st-run で明確な吸熱ピ−クが現れな
い場合は、50℃/minの昇温温度で、予想される吸熱ピ−
ク温度より50℃以上高い温度で3分程度加熱し完全に溶
融した後、80℃/minで50℃まで冷却し、しかるのち20℃
/minの昇温速度で測定した値を用いる。
【0039】[最大張力 g/d]シンポ工業株式会社
製デジタルテンションメ−タ−を用い、2個以上のロ−
ラ−間で延伸されている走行ヤ−ンにかかる張力を測
り、n=10の平均値をその延伸倍率における最大張力
とした。
【0040】[膠着度 mm]カンチレバ−法に準じ、
試料となるヤ−ン(本実施例及び比較例においては15
00dのヤ−ン)を先端から100mmの所に印を付
け、印のところまで垂直面に垂らし、フラットな荷重を
のせる。ヤ−ンの先端と垂直面との距離をはかり、n=
10の平均値をmmで示した。 [線膨張率 %]株式会社理学電機製微小定荷重熱膨張
計を用い、試料200d×15mmをチャックに挟み、
引張モ−ドによる等速昇温測定(5℃/min)、負荷
荷重1gにて25〜300℃の範囲にて大気中にてサン
プルの線膨脹率温度曲線を測定し、(1/L0)×(L
/T)により算出した。なおL0は基準温度25℃での
試料長、Tは微小温度差(10℃)、Lは微笑温度差T
での線膨脹長さを示す。
【0041】[地合]カレンダ−処理後の不織布を肉眼
で観察し、繊維が均一に分散し塊状物等が実質的に判別
できないものを良好、塊状物の存在が肉眼で判別できる
ものを不良として評価した。 [目付 g/m2 、引張強度 kg/mm]ぞれぞれJ
IS P−8124、JIS P−8116により測定
した。
【0042】[形態安定性]熱カレンダ−前の厚さXの
試料を280℃の熱風乾燥機に72時間放置し、次いで
0.7kPaの荷重をかけてダイヤルシックネスゲ−ジ
(ゲ−ジ径9mmφ)でシ−ト厚さYを測定した。Y/
X×100が110%未満のものを良好、110%以上
のものを不良として評価した。
【0043】[溶融液晶性繊維] a:パラヒドロキシ安息香酸と2−ヒドロキシ9ナフト
エ酸73/27 モル%比であり、融点280 ℃、対数粘度5.1d
l/g のポリマ−を用いた。かかるポリマ−を通常の溶融
紡糸設備でノズルヘッド温度300℃で押し出した15
00d/600fのヤ−ン(対数粘度5.1dl/g、
融点280℃、約100量体)。 b:繊維aを窒素気流中で180〜250℃で5時間熱
処理し、さらに空気中で250〜280℃で11時間熱
処理し、固相重合させたヤ−ン(対数粘度30.1dl
/g、融点370℃、約300量体)。
【0044】[パルプ状物]溶融液晶性繊維aを長さ2
〜3mmにカットしたものをリファイナ−で叩解、粉砕
してパルプ状物を製造した。得られたパルプ状物を走査
型電子顕微鏡で観察したところ、平均直径約1.5μm
(0.5〜6μm)、パルプ長さ1.5〜2mm程度で
あった。
【0045】[実施例1]溶融液晶性繊維b(1500
d/600f)を、1段目1.01倍、2段目1.00
6倍の2段延伸(ロ−ラ−間の最大張力15kg=10
g/d)を行い、膠着度68mm、140〜260℃の
線膨張率21ppmのヤ−ンを得た。そのヤ−ンを集束
後、タングステンカ−バイドに少量のコバルトを混ぜ焼
結させた刃先角度70℃の超硬刃を設けた自動式ギロチ
ンカッタ−により繊維長5mmにカットした。得られた
繊維を水中に投じ、80メッシュのステンレス製金網に
より抄紙し、得られた不織布にエポキシ樹脂接着剤をダ
ブルスクリ−ンサチュレ−タ−によりスプレ−飽充し、
続いてサクションドラムドライヤ−により乾燥硬化して
繊維間を結合し、目付約70g/m2 の不織布を製造し
た。次いで温度240℃、線圧100kg/cmの条件
下で熱カレンダ−にてプレスした。抄紙性は良好であ
り、得られた不織布の地合及び高温における形態安定性
に優れており、プリント配線基板として良好なものであ
った。結果を表1に示す。なお表中に厚さの単位はμ
m、密度の単位はg/cm3 である。
【0046】[実施例2]溶融液晶性繊維bを1段目
1.01倍、2段目1.004倍の2段延伸(ロ−ラ−
間の最大張力12kg=8g/d)を行い、膠着度74
mm、線膨張率25ppmのヤ−ンを得た。そのヤ−ン
を自動式ギロチンカッタ−により繊維長7mmにカット
し、これを用いて実施例1と同様に目付70g/m2
不織布を製造した。抄紙性及び地合は良好であり、プリ
ント配線基板として好適なものであった。結果を表1に
示す。
【0047】[実施例3]実施例1で用いた延伸熱処理
繊維と上記のパルプ成分を50:50の重量比で混抄し
た以外は実施例1と同様に行った。抄紙性及び地合は良
好であり、プリント配線基板として好適なものであっ
た。結果を表1に示す。
【0048】[比較例1]溶融液晶性繊維bを延伸倍率
1.005倍となるように1段延伸を行い(最大張力
3.3g/d)、膠着度88mm、線膨張率30ppm
のヤ−ンを得た。このヤ−ンを集束後、自動式ギロチン
カッタ−により繊維長5mmにカットし、これを短繊維
成分とした以外は実施例1と同様に抄紙を行ったとこ
ろ、フロック(塊状物)や短冊状物が無数に発生してお
り、プリント配線基板として不適なものであった。結果
を表1に示す。
【0049】[比較例2]実施例1で用いた熱処理延伸
繊維にかえて溶融液晶性繊維aを用いた以外は実施例1
と同様に行った。抄紙性及び地合は良好であったが高温
における形態安定性の劣ったものであり、プリント配線
基板として不適なものであった。結果を表1に示す。
【0050】
【表1】
フロントページの続き (72)発明者 曽根高 友康 岡山市海岸通1丁目2番1号 株式会社ク ラレ内 (72)発明者 西面 憲二 大阪市北区梅田1丁目12番39号 株式会社 クラレ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融対数粘度15dl/g以上の溶融液
    晶性ポリエステル繊維に総延伸倍率1.01倍以上の延
    伸を施して得られる繊維を含む不織布。
  2. 【請求項2】 溶融対数粘度15dl/g以上の溶融液
    晶性ポリエステル繊維に総延伸倍率1.01倍以上の延
    伸を施して得られる繊維を少なくとも用いて製造する不
    織布の製造方法。
  3. 【請求項3】 溶融対数粘度15dl/g以上の溶融液
    晶性ポリエステル繊維に総延伸倍率1.01倍以上の延
    伸を施して得られる繊維を刃先角度60〜75度の刃で
    切断し、該カットファイバ−を少なくとも用いて製造す
    る不織布の製造方法。
  4. 【請求項4】 溶融対数粘度15dl/g以上の溶融液
    晶性ポリエステル繊維に延伸倍率1.01倍以上の延伸
    を施す紙料用溶融液晶性ポリエステル繊維の製造方法。
  5. 【請求項5】 溶融対数粘度15dl/g以上の溶融液
    晶性ポリエステル繊維に延伸倍率1.01倍以上の延伸
    を施して得られる溶融液晶性ポリエステル繊維を含む不
    織布を用いてなるプリント配線基板。
JP9131921A 1997-05-22 1997-05-22 不織布及びその製造方法とプリント配線基板 Pending JPH10325065A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9131921A JPH10325065A (ja) 1997-05-22 1997-05-22 不織布及びその製造方法とプリント配線基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9131921A JPH10325065A (ja) 1997-05-22 1997-05-22 不織布及びその製造方法とプリント配線基板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10325065A true JPH10325065A (ja) 1998-12-08

Family

ID=15069321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9131921A Pending JPH10325065A (ja) 1997-05-22 1997-05-22 不織布及びその製造方法とプリント配線基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10325065A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102573276A (zh) * 2010-12-14 2012-07-11 三星电机株式会社 介电层及其制备方法和包括该介电层的印刷电路板
WO2023074737A1 (ja) * 2021-10-29 2023-05-04 株式会社村田製作所 多孔体および多孔体の製造方法
EP4116360A4 (en) * 2020-03-06 2024-04-03 Murata Manufacturing Co LIQUID CRYSTAL POLYMER FILM AND PRODUCTION METHOD THEREFOR

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102573276A (zh) * 2010-12-14 2012-07-11 三星电机株式会社 介电层及其制备方法和包括该介电层的印刷电路板
EP4116360A4 (en) * 2020-03-06 2024-04-03 Murata Manufacturing Co LIQUID CRYSTAL POLYMER FILM AND PRODUCTION METHOD THEREFOR
WO2023074737A1 (ja) * 2021-10-29 2023-05-04 株式会社村田製作所 多孔体および多孔体の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6485828B2 (en) Flat synthetic fiber, method for preparing the same and non-woven fabric prepared using the same
CN106133216B (zh) 聚酯粘合剂纤维
CA2286372C (en) Wholly aromatic polyamide fiber synthetic paper sheet
JP4736548B2 (ja) 液晶性樹脂繊維からなる不織布
JP4342065B2 (ja) フィブリル状物及びその製造方法
JP4017769B2 (ja) プリント配線基板基材およびその製造方法
JP4429501B2 (ja) 溶融液晶性ポリエステル不織布及びその製造方法
JP2004100047A (ja) ポリエステル熱圧着不織布の製造法
JP2008303323A (ja) 低融点ポリエステル樹脂、およびこれからなる熱接着性複合バインダー繊維とポリエステル系不織布
JPH10325065A (ja) 不織布及びその製造方法とプリント配線基板
KR100522480B1 (ko) 인쇄배선기판용부직보강재및그의제조방법
CN110100050B (zh) 聚酯粘合剂纤维
JP2000239925A (ja) 樹脂補強材及び複合体
JPH08170295A (ja) 耐熱シ−ト
JPH08209583A (ja) 芳香族ポリエステルからなる紙及びその製造方法
WO2023243396A1 (ja) 短繊維、繊維分散液および不織布
JPH0921089A (ja) 耐熱性紙及びその製造方法
JP7259360B2 (ja) 液晶ポリエステル繊維からなる不織布
JP2019210567A (ja) 湿式不織布
JP7176410B2 (ja) メタアラミドとポリフェニレンサルファイドとを含む湿式不織布の製造方法
JPH0923047A (ja) プリント配線板用積層板及びその製造方法
JP2004270096A (ja) 長繊維不織布およびその製造方法
JPH09156001A (ja) ハニカム用基材及びその製造方法
JP3296895B2 (ja) 溶融異方性ポリアリレ−トパルプ、その製造方法及びポリアリレ−ト紙
JP2002064254A (ja) プリント配線基板用樹脂積層板

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050315

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050531