JPH10325065A - 不織布及びその製造方法とプリント配線基板 - Google Patents
不織布及びその製造方法とプリント配線基板Info
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- JPH10325065A JPH10325065A JP9131921A JP13192197A JPH10325065A JP H10325065 A JPH10325065 A JP H10325065A JP 9131921 A JP9131921 A JP 9131921A JP 13192197 A JP13192197 A JP 13192197A JP H10325065 A JPH10325065 A JP H10325065A
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Abstract
等に優れた不織布及びその製造方法を提供する。 【構成】 溶液対数粘度15dl/g以上の溶融液晶性
ポリエステル繊維に総延伸倍率1.01倍以上の延伸を
施して得られる繊維を含む不織布。
Description
ル繊維を含む不織布及びその製造方法と紙料用溶融液晶
性ポリエステル繊維の製造方法およびそれからなるプリ
ント配線基板に関する。
熱性、非吸水性等の諸性能に優れていることが知られて
おり、特に溶融液晶性ポリエステル繊維を配合した不織
布は、機械的性能等が著しく改善されることから建材、
濾材、電気絶縁材料等の分野への活用が期待されてい
る。たとえば、特開平8−170295号公報には熱処
理を施した溶融対数粘度15dl/g以上の溶融液晶性
ポリエステル繊維を用いることによって、高温における
不織布の形態安定性及び機械的性能が改善されることが
開示されている。
技術が発展するとともに電気絶縁材料等に望まれる要求
性能も高くなり、高温における形態安定性や地合等のさ
らなる改善が望まれていた。また、熱処理が施された溶
融液晶性ポリエステル繊維を用いて湿式抄造する場合、
繊維に熱処理を施すと紡糸油剤等が溶出して熱処理工程
中に単繊維間の疑似融着(膠着)が発生し、該膠着部は
離解機にかけても単繊維状には完全に分繊しないため、
該繊維を用いて湿式抄造すると分散性及び地合の均一性
が不十分となる可能性があった。本発明の目的は、上記
の問題を解決し、耐熱性、機械的性能、高温における寸
法安定性等の諸性能に優れ、かつ分散性及び地合の均一
性に優れた不織布及びその製造方法と紙料用溶融液晶性
ポリエステル繊維の製造方法とそれからなるプリント配
線基板を提供することにある。
15dl/g以上の溶融液晶性ポリエステル繊維に総延
伸倍率1.01倍以上の延伸を施して得られる繊維を含
む不織布及び溶融対数粘度15dl/g以上の溶融液晶
性ポリエステル繊維に総延伸倍率1.01倍以上の延伸
を施して得られる繊維を少なくとも用いて製造する不織
布の製造方法に関する。さらに本発明は、溶融対数粘度
15dl/g以上の溶融液晶性ポリエステル繊維に延伸
倍率1.01倍以上の延伸を施す紙料用溶融液晶性ポリ
エステル繊維の製造方法に関し、また溶融対数粘度15
dl/g以上の溶融液晶性ポリエステル繊維に延伸倍率
1.01倍以上の延伸を施して得られる溶融液晶性ポリ
エステル繊維を含む不織布を用いてなるプリント配線基
板に関する。
異方性)とは、溶融相において光学異方性を示すもので
ある。このような特性は、公知の方法、例えばホットス
テ−ジにのせた試料を窒素雰囲気下で昇温加熱し、その
透過光を観察することにより容易に認定することができ
る。好ましい溶融液晶性ポリエステルの融点(MP)は
260〜360℃、好ましくは270〜350℃であ
る。ここでいう融点とは、示差走査熱量(DSC:例え
ばmettler社製、TA3000)で観察される主
吸熱ピ−クのピ−ク温度である(JIS K712
1)。
ルは、例えば芳香族ジオ−ル、芳香族ジカルボン酸、芳
香族ヒドロキシカルボン酸等より得られるポリマ−であ
り、好適には化1〜化3に示される反復構成単位の組み
合わせからなるポリマ−が挙げられる。
(A)と2−ヒドロキシ6−ナフトエ酸(B)の構成単
位からなる部分が80モル%以上である溶融液晶性ポリエ
ステルであり、特にAとBの合計量に対するB成分が5
〜45モル%である芳香族ポリエステルが好ましい。本発
明で使用するポリマ−には、本発明の効果を損なわない
範囲内で、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリオレフィ
ン、ポリカ−ボネ−ト、ポリアリレ−ト、ポリアミド、
ポリフェニレンサルファイド、ポリエステルエ−テルケ
トン、フッソ樹脂等の熱可塑性ポリマ−を添加してもよ
い。また適宜、酸化チタン、カオリン、シリカ、硫酸バ
リウム、カ−ボンブラック、顔料、酸化防止剤、紫外線
吸収剤、光安定剤等を含んでいても良い。
高温における寸法安定性等を得るために溶融対数粘度1
5dl/g以上の溶融液晶性ポリエステル繊維を用いる
必要がある。溶融対数粘度15dl/g以上の溶融液晶
性ポリエステル繊維とは重合度の比較的高いポリエステ
ルからなる繊維であり、一般には溶融紡糸して得られた
紡糸原糸を高温で熱処理を施すことによって得られる。
溶融対数粘度15dl/g以上の溶融液晶性ポリエステ
ル繊維(高重合度繊維)は高温で熱カレンダ−処理を施
しても融着が生じにくく、また高温における寸法安定性
が高いため、優れた引裂強度及び形態安定性を保持する
ことが可能となり、配合量が少量であってもシ−トの諸
性能を著しく改善できる。
性ポリエステルを溶融紡糸して得られる紡糸原糸又はそ
のカットファイバ−に熱処理等を施してポリマ−の重合
度を高めたものが好適に使用できる。原料ポリマ−を溶
融紡糸した場合、紡糸前後でポリマ−の分子量は実質的
に変化しないが、得られた繊維状物を熱処理すると固相
重合により重合度及び溶液対数粘度が大きくなり、溶融
対数粘度15dl/g以上の溶融液晶性ポリエステル繊
維が得られる。
より熱輻射を利用する方法、熱ロ−ラ−、プレ−ト等に
接触させて行う方法、高周波等を利用した内部加熱方法
等がある。加熱媒体として用いる気体は、窒素等の不活
性ガスあるいは窒素と酸素、炭酸ガスなどの混合気体お
よび空気などが用いられる。熱処理雰囲気は露点が-10
℃以下、好ましくは-40 ℃以下の気体中が良い。好まし
くは200℃以上で熱処理を行うのが好ましく、特に融
点Tmに対して、Tm−60℃〜Tm+20℃の温度範
囲で、Tm−40℃から順次昇温していく温度パタ−ン
を採用するのが好ましい。
く、20時間以内の熱処理で十分な効果が得られる。例
えば、上記化3における(A)および(B)で構成され
たTm278℃の溶融液晶性ポリエステルを用いて溶融
紡糸した場合、得られた紡糸原糸を穴空きボビンに巻い
て240℃で1〜2時間、270〜280℃で3〜5時
間、280〜290℃で9〜12時間熱処理する方法が
好適に挙げられる。熱処理は、目的により緊張下あるい
は無緊張下のどちらで行っても良い。また、形状は、カ
セ状、チ−ズ状、トウ状(金網に乗せて処理する)、ペ
レット状、ストランド状等で行われれる。
まるが、たとえば、上記化3における(A)および
(B)で構成された溶融液晶性ポリエステル繊維を30
0℃程度で熱処理した場合、100量体程度(重量平均
分子量15000程度)だったポリマ−が、固相重合に
より300量体程度のものとなる。高重合度繊維として
は250〜350量体程度のものが好ましいが、ポリマ
−の重合度を厳密に測定するのは極めて困難であるた
め、本発明においては、溶液対数粘度により用いる繊維
を規定した。
に総延伸倍率1.01倍以上の延伸を施すことにより顕
著な効果が得られることを見いだした。具体的には、高
重合度繊維に延伸を施すことにより高温における寸法安
定性等の諸性能が一層改善されるとともに、湿式抄紙し
た際の分散性及び地合の均一性が顕著に改善できる。す
なわち、熱処理が施された繊維は繊維間に膠着が生じて
いるが、熱処理後の繊維に延伸を施すことによって繊維
そのものの機械的性能(初期弾性率等)が向上すると同
時に膠着状態が解除されて、繊維の均一分散性が顕著に
改善され、地合及び諸性能に優れた不織布が得られる。
繊維の膠着度は75mm以下、特に70mm以下とする
のが好ましい。熱処理により膠着が発生している繊維の
膠着度は約85mm程度以上であり、通常膠着部は5〜
20本、ときには50本程度以上が膠着して一体化して
いるため均一分散性が低く不織布の地合は不均一になり
やすい。本発明によれば繊維の均一分散性が顕著に改善
されるため、美観に優れた不織布が得られると同時に樹
脂等が均一に含浸されるため諸性能に優れたプリプレグ
が得られる。
除及び毛羽の発生等の点からは1.015〜1.100
倍とするのが好ましい。総延伸倍率が小さすぎると膠着
部の解除が不十分となり本発明の効果が十分得られな
い。延伸処理は、ポリエチレンテレフタレ−ト繊維等の
延伸処理に一般に用いられている装置により行えばよく
2個以上のロ−ラ−間で行うのが好ましい。延伸は1段
又は2段以上で行えばよいが1度に行うために延伸倍率
を高くすると糸切れ、毛羽等が発生する場合があること
から、2段以上の延伸を行うのが好ましい。各段の延伸
における延伸倍率を1.001〜1.02倍程度とする
のが好ましい。具体的には、1段延伸の場合1.013
〜1.018倍程度、2段延伸の場合には1段目を1.
001〜1.01倍、2段目は1.005〜1.015
倍程度とするのが好ましい。
ましくは5〜18g/d、より好ましくは8〜15g/
dとするのが好ましい。最大張力が小さすぎると膠着を
十分解除できず、逆に最大張力が大きすぎると膠着の解
除は十分に行われるものの、単糸切れ、毛羽等が発生し
繊維同志が絡み合って分散性及び地合の均一性が低下す
るため好ましくない。
ることにより顕著な効果が得られる。配合する高重合度
繊維の形態は、溶融液晶性ポリエステルのカットファイ
バ−、フィラメント、パルプ状物等特に限定されず、こ
れらを併用してもかまわない。シ−トの高強度化、形態
安定性を高めるという点からはカットファイバ−及び/
又はフィラメントとするのが好ましい。またコスト、柔
軟性、形態安定性、シ−ト成型性、機械的強度、繊維間
接着強力等の点から、延伸が施された高重合度繊維(高
重合度延伸繊維)以外の繊維を併用してもかまわない。
不織布の柔軟性等の点からは高重合度延伸繊維以外の溶
融液晶性ポリエステル繊維を配合するのが好ましく、特
に溶融対数粘度1dl/g以上12dl/g以下、さら
に2dl/g以上10dl/g以下の溶融液晶性ポリエ
ステル繊維(低重合度繊維)を配合するのが好ましい。
ステル繊維を紡糸し、かつ実質的に重合度を高めるため
の処理(熱処理・固相重合等)が施されていないものが
好適に使用でき、80〜120量体程度のものが好まし
い。かかる繊維は耐薬品性、非吸水性に優れているが、
高重合度繊維よりも融点が低く柔軟性が高いため、高重
合度繊維及び低重合度繊維の混合物を高温で処理(熱プ
レス処理等)すると、高重合度繊維は溶融しないために
高温における形態安定性及び機械的強度を保持ししたま
ま、低重合度繊維のみが融着して繊維間を結着して十分
な接着性が得られ、また不織布の柔軟性等も向上する。
は溶融液晶性ポリエステル繊維成分(高重合度延伸繊維
を含む)が不織布を構成する主体繊維全重量の50重量
%以上、特に80重量%以上、さらに90重量%以上と
するのが好ましい。また、高温における形態安定性等の
点からは、高重合度延伸繊維を不織布を構成する主体繊
維全重量に対して5重量%以上、特に40重量%以上と
するのが好ましく、抄紙性及び不織布性能等の点からは
40〜80重量%とするのが好ましい。なお本発明にい
う主体繊維とは、繊維状バインダ−や樹脂状バインダ−
のようにバインダ−機能を有しない繊維(パルプを含
む)をいう。
をペンタフルオロフェノ−ルに60〜100℃で0.1
重量%溶解し、60℃の恒温槽中でウペロ−デ型粘度計
で相対粘度(ηrel)を測定し、Cをポリマ−濃度
(g/l)とするとき、ηinh=ln(ηrel)/
Cより算出される値であり、繊維を構成するポリマ−の
重合度を示す目安となる。低重合度繊維は、60〜80
℃程度のペンタフルオロフェノ−ルに比較的容易に溶解
するが、成分Bの繊維状物はほとんど溶解しないため1
00℃程度以上の温度に高めて溶解する必要がある。従
って、60〜80℃のペンタフルオロフェノ−ルにより
低重合度繊維を十分抽出すれば、不織布における低重合
度繊維と高重合度繊維の配合割合を求めることもでき
る。
る主体繊維に対して30〜70重量%とするのが好まし
い。低重合度繊維のみで構成されたシ−トは、150〜
200℃程度の温度条件下では優れた耐熱性および形態
安定性を保持できるものの、さらに温度が上昇するとシ
−トに波打ち・カ−ル等の変形が生じるため、熱プレス
処理もそれ以下の温度で行う必要があり、さらに、繊維
状物を融着させてシ−トを一体化している場合には、繊
維状物の結晶性が破壊されて繊維状物そのものの強度が
著しく低下しているため、熱プレス処理による強度向上
もそれほど期待できない。しかしながら、高重合度繊維
を配合している場合には、機械的強度が改善できるとと
もに、200℃以上、特に250℃以上のような高温に
おける形態安定性も顕著に向上する。
の形態は特に限定されず、カットファイバ−、フィラメ
ント、パルプ等、またはこれらの混合物が使用できる。
不織布成形性の点からは、パルプ状物すなわち繊維叩解
物や極細繊維(直接紡糸法、海島繊維分割法等)を用い
るのが好ましい。パルプ状物は柔軟性に優れ、繊維同志
の結合性も優れているため、特に湿式法でシ−トを成型
する場合に好適に使用できる。勿論、パルプ状物とカッ
トファイバ−を併用することも可能である。
しては、直径0.1〜5μm程度のものが好適に使用で
き、たとえば3d未満程度のカットファイバ−をリファ
イナ−等で叩解、粉砕したものが好適に挙げられる。ま
た、溶融液晶性ポリエステルからなるパルプ状物を得る
ために、溶融液晶性ポリエステル成分を島成分とする海
島繊維を製造し、かかる繊維をカットする前又はカット
した後に、溶媒処理、アルカリ処理等により海成分を除
去して島成分を分割したもの等も好適に使用できる。海
島繊維の繊維断面における島数は40〜1000個程度、特に
70〜300 個が好ましい。かかる島数は、両ポリマ−の混
練割合、紡糸温度、射出剪断速度、ドラフト、溶融粘度
などを調節することにより変えることができる。例え
ば、両成分の溶融粘度差を大きくすることにより、島数
を減少させることができる。なお本発明でいう海島繊維
とは、押出により成形され、かつ島成分が繊維軸方向に
ある程度連続しているものであればよく、直径や断面形
状等の形態は特に限定されない。具体的には、繊維状、
ストランド状、ペレット等が挙げられる。チップ状にす
る場合には、紡糸を行う必要がなく、工程性、効率性の
点で好ましい。
等を改善する点では、樹脂状バインダ−、繊維状バイン
ダ−等のバインダ−成分を併用するのが好ましく、不織
布全重量に対して1重量%以上95重量%以下、特に2
重量%以上50重量%以下、さらに3重量%以上30重
量%以下配合するのが好ましい。配合可能な成分は特に
限定されないが、たとえばポリエチレンイミド(PE
I)、ポリパラオキシ安息香酸(POB)、ポリフェニ
レンエ−テルケトン(PEEK)、ポリイミド(P
I)、ポリビフェニルイミド(PBI)、ポリエチレン
テレフタレ−ト(PET)、フェノ−ル繊維、ポリカ−
ボネ−ト繊維等が挙げられる。電気絶縁性、耐熱性に優
れている点から、アミン・エポキシドバインダ−が好適
に使用できる。
乾式不織布、スパンレ−ス、ニ−ドルフェルト、スパン
ボンド等あらゆる形態のシ−トとすることができる。湿
式不織布を製造する場合、高重合度繊維としては、3d
以下でかつ繊維長2〜10mm程度のカットファイバ−
を使用することが好ましい。またアスペクト比は好まし
くは130〜500、より好ましくは250〜300と
する。高重合度繊維以外に配合する繊維(低重合度繊維
等)は分散性及び紙力の点から低重合度繊維は繊維長
0.5〜5mm、直径0.01〜10μm、アスペクト
比500〜1500のものが好ましく、特に、繊維長1
〜3mm、直径0.1〜5μm、アスペクト比800〜
1200程度のパルプ状物が好ましい。カット長が長す
ぎるとパルプ状物が絡まりやすく水分散性が低下し、逆
にカット長が短すぎるとパルプ状物間の絡まりが少なす
ぎて紙に加工したときに十分な強度が得られない。得ら
れたパルプ状物に分散剤を添加することも可能である。
なお、本発明でいうアスペクト比とはパルプ状物の繊維
長を該パルプ状物の横断面面積と同じ面積を有する円の
直径で徐したものである。
れず、場合によっては高重合度延伸繊維と他の繊維成分
のみを用いて抄紙したり、またスラリ−液中に接着剤を
添加して抄き上げる方法(内添方法)を採用してもよい
が、紙料を抄き上げた乾燥前の抄紙原紙にバインダ−を
含浸する外添方法が好適に使用できる。外添方法によれ
ばバインダ−が繊維の分散剤等と反応せず、また繊維の
分散性に悪影響を与えにくいため好ましい。具体的に
は、一般に使用されているスプレ−法やダブルサチュレ
−タ−法等により外添すればよく、工程性の点からは抄
造金網とは別のエンドレススクリ−ン上で行うのが工程
上好ましい。また、パルプ状物や繊維等の分散性を高め
るために、ドライ、ウエットあるいは分散剤を添加した
ウエットの状態で、パルパ−、リファイナ−、ビ−タ−
等にかけてパルプ状物間の絡まりを低下させることも可
能である。
り一層高めるためには、該繊維を刃先角度60〜75度
の刃で切断し、得られたカットファイバ−を用いるのが
好ましい。該刃先角度を有する刃を用いるとカット断面
が変形する等の問題が生じにくく、カット面が融着して
分散性の劣化の原因となるのを効果的に抑制できる。特
にタングステンカ−バイドを50重量%以上、特に80
重量%以上含む刃を用いるのが好ましく、タングステン
カ−バイドの粒子径は10μm以下、特に6μm以下で
あるのが好ましい。かかる刃は硬度が高くカットファイ
バ−にひび・割れ等が生じにくいため、カットファイバ
−の品位や水中分散性が損なわないため好適に使用でき
る。具体的には、粒子径4〜5μmのタングステンカ−
バイドに主にコバルト成分からなる結合剤を配合して焼
結してなる超硬刃や、1μm以下の超微粒子のタングス
テンカ−バイドと主にコバルト成分からなる結合剤から
なる超硬刃が好適に挙げられる。なお本発明にいう刃先
角度とは、刃の先端のエッジ部の角度をいう。
は1〜5d、繊維長15〜110mm程度のクリンプま
たはノ−クリンプのものが好ましく、特にクリンプ繊維
を用いるのが好ましい。また高重合度繊維以外に併用す
る繊維としては、1〜5d、繊維長15〜110mm程
度のクリンプまたはノ−クリンプ綿が挙げられ、通常の
乾式法でカ−ドをかけ、ニ−ドルパンチ法や水絡法でラ
ップを作成し、熱プレス処理を行うことによりシ−トを
作成できる。
そのまま用いることも可能であるが、熱プレス処理によ
り、紙の表面の艶だしを行なうと同時に強度を高め、高
温における形態安定性を著しく向上させることができ
る。熱プレス条件は、用途、目的により適宜設定すれば
よいが、温度が低すぎると機械的強度、電気的特性が不
十分となり、また高すぎると高重合度繊維に熱劣化が生
じて不織布の性能が低下することとなる。従って、熱プ
レス温度は150〜300℃、好ましくは180〜26
0℃、特に200〜250℃程度が好ましく、線圧50
〜200kg/cm、特に80〜150kg/cmとす
るのが好ましい。かかる高温で熱プレス処理をおこなっ
ても、高重合度繊維が実質的に溶融せず熱により結晶化
が進行するため、優れた機械的強度及び形態安定性を有
する耐熱性不織布を得ることができる。
るものでなく、不織布表面を熱圧処理できるものであれ
ばよい。処理される部分は、不織布全面または一部分の
どちらでもよく、ロ−ル表面は、フラットであっても凹
凸を有するものであってもよい。一般のカレンダ処理等
を施すことにより達成できる。かかる熱プレス処理によ
り、平均裂断長3km以上、特に4km以上の優れた機
械的強度を有するとともに、250℃以上の高温におい
ても形態安定性に優れた耐熱シ−トを得ることができ
る。特に裂断長10km以上、引張強さ500g以上で
あるのが好ましい。
ルが有する優れた特徴すなわち高強力高弾性率、非吸湿
性、耐熱性、耐薬品性等の性能を十分に発揮し、さらに
高温での形態安定性や地合に優れたいるため、様々な分
野で用いることができる。例えば産業資材用途等で広く
用いられ、特にブレ−キライニング、クラッチフェ−シ
ング、軸受け等の摩耗材、パッキング材、ガスケット
材、フィルタ−,研磨材、絶縁紙、耐熱紙、スピ−カ−
コ−ン、ワイピングクロス、樹脂強化剤等に好適であ
る。本発明の不織布は、上記の用途に限られるものでは
ないが、特に電気絶縁紙として優れた性能を有してい
る。
く、樹脂が均一に含浸されて部位による諸性能の差が小
さいため、プリント配線基板用基布として優れた性能を
有している。該不織布を用いてプリント配線板を得るに
は通常の方法を採用すればよい。好適な製造方法の例を
以下に挙げて説明する。まず本発明により得られた不織
布に熱硬化性樹脂を含浸し乾燥してプリプレグを製造す
る。本発明の不織布は品位が高く、繊維が均一に存在し
ているため含浸性は良好であり、また得られた不織布及
びプリプレグの性能が部位による偏りは極めて小さい。
樹脂の含浸量は機械的性能、成形性等の点から30〜9
5重量%/プリプレグ全重量、特に60〜80重量%程
度/プリプレグ全重量とするのが好ましい。
ェノ−ル樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、シアナ−ト樹脂、マレイミド樹脂、ポリイミド樹脂
等が挙げられ、またこれらをポリビニルブチラ−ル、ア
クリロニトリル−ブタジエンゴム、多官能性アクリレ−
ト化合物等で変性したものや、架橋ポリエチレン樹脂、
架橋ポリエチレン/エポキシ樹脂、架橋ポリエチレン/
シアナ−ト樹脂、ポリフェニレンエ−テル/エポキシ樹
脂、ポリフェニレンエ−テル/シアナ−ト樹脂等の熱可
塑性樹脂で変性した熱硬化性樹脂などを挙げることがで
きる。勿論、複数種の樹脂を併用して用いてもよい。溶
融液晶性ポリエステル繊維としてp−ヒドロキシ安息香
酸と2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸からなるポリエス
テル繊維を用いた場合には、この繊維との接着性が高
く、さらに絶縁性及び耐熱性に優れるビスマレイド−ト
リアジン系樹脂を含む熱硬化性樹脂を用いるのが好まし
い。
限定されないが、たとえば含浸法、塗布法、溶融転写方
法等が採用できる。具体的には熱硬化性樹脂を溶剤に溶
解したワニスとして基材に含浸して乾燥する方法、無溶
剤で常温もしくは加温下で調整した液状熱硬化性樹脂を
含浸する方法、粉体状熱硬化性樹脂を基材に固定する方
法、離型性を有するフィルムやシ−ト状物に熱硬化性樹
脂を形成した後基材に溶融転写する方法等が挙げられ
る。これを、たとえば縦型ドライヤ−により非接触状態
で乾燥することによりプリプレグが得られる。
いが、該プリプレグを1枚以上使用することにより、諸
性能に優れた積層板を使用することができる。本発明の
不織布を用いてなるプリプレグを複数枚積層して積層板
を製造してもよく、また他の基材(たとえばガラスクロ
ス、ガラス不織布等)を積層してもかまわない。プリン
ト配線板を製造する場合は、これら積層板の片面若しく
は両面に金属箔を担持させた金属箔積層板を製造し、次
いで内層用のプリント配線網を形成すればよい。積層板
に使用できる金属箔としては特に限定されないが、たと
えば銅、鉄、アルミニウム、アルミニウム/鋼等が挙げ
られる。接着剤付きの金属箔として使用してもよい。な
お本発明にいうプリント配線基板とは、プリント配線板
を構成する基板であればその形態は特に限定されず、配
線基板として供される不織布、プリプレグ、積層板はす
べて配線基板として包含される。
説明するが、本発明はこれにより何等限定されるもので
はない。
ルに0.1 重量%溶解し(60〜100 ℃)、60℃の恒温槽中
で、ウベロ−デ型粘度計で相対粘度(ηrel )を測定
し、次式によって計算した。なお。cはポリマ−濃度
(g/dl)である。 ηinh =ln(ηrel )/c [融点 ℃]DSC(例えばMettler 社製TA3000)装置
にサンプルを10〜20mgとり、アルミ製パンへ封入した
後、窒素を50cc/min流し、昇温速度20℃/minで測定した
とき、吸熱ピ−ク温度の頂点を表す温度を融点(Tm)
として測定する。1st-run で明確な吸熱ピ−クが現れな
い場合は、50℃/minの昇温温度で、予想される吸熱ピ−
ク温度より50℃以上高い温度で3分程度加熱し完全に溶
融した後、80℃/minで50℃まで冷却し、しかるのち20℃
/minの昇温速度で測定した値を用いる。
製デジタルテンションメ−タ−を用い、2個以上のロ−
ラ−間で延伸されている走行ヤ−ンにかかる張力を測
り、n=10の平均値をその延伸倍率における最大張力
とした。
試料となるヤ−ン(本実施例及び比較例においては15
00dのヤ−ン)を先端から100mmの所に印を付
け、印のところまで垂直面に垂らし、フラットな荷重を
のせる。ヤ−ンの先端と垂直面との距離をはかり、n=
10の平均値をmmで示した。 [線膨張率 %]株式会社理学電機製微小定荷重熱膨張
計を用い、試料200d×15mmをチャックに挟み、
引張モ−ドによる等速昇温測定(5℃/min)、負荷
荷重1gにて25〜300℃の範囲にて大気中にてサン
プルの線膨脹率温度曲線を測定し、(1/L0)×(L
/T)により算出した。なおL0は基準温度25℃での
試料長、Tは微小温度差(10℃)、Lは微笑温度差T
での線膨脹長さを示す。
で観察し、繊維が均一に分散し塊状物等が実質的に判別
できないものを良好、塊状物の存在が肉眼で判別できる
ものを不良として評価した。 [目付 g/m2 、引張強度 kg/mm]ぞれぞれJ
IS P−8124、JIS P−8116により測定
した。
試料を280℃の熱風乾燥機に72時間放置し、次いで
0.7kPaの荷重をかけてダイヤルシックネスゲ−ジ
(ゲ−ジ径9mmφ)でシ−ト厚さYを測定した。Y/
X×100が110%未満のものを良好、110%以上
のものを不良として評価した。
エ酸73/27 モル%比であり、融点280 ℃、対数粘度5.1d
l/g のポリマ−を用いた。かかるポリマ−を通常の溶融
紡糸設備でノズルヘッド温度300℃で押し出した15
00d/600fのヤ−ン(対数粘度5.1dl/g、
融点280℃、約100量体)。 b:繊維aを窒素気流中で180〜250℃で5時間熱
処理し、さらに空気中で250〜280℃で11時間熱
処理し、固相重合させたヤ−ン(対数粘度30.1dl
/g、融点370℃、約300量体)。
〜3mmにカットしたものをリファイナ−で叩解、粉砕
してパルプ状物を製造した。得られたパルプ状物を走査
型電子顕微鏡で観察したところ、平均直径約1.5μm
(0.5〜6μm)、パルプ長さ1.5〜2mm程度で
あった。
d/600f)を、1段目1.01倍、2段目1.00
6倍の2段延伸(ロ−ラ−間の最大張力15kg=10
g/d)を行い、膠着度68mm、140〜260℃の
線膨張率21ppmのヤ−ンを得た。そのヤ−ンを集束
後、タングステンカ−バイドに少量のコバルトを混ぜ焼
結させた刃先角度70℃の超硬刃を設けた自動式ギロチ
ンカッタ−により繊維長5mmにカットした。得られた
繊維を水中に投じ、80メッシュのステンレス製金網に
より抄紙し、得られた不織布にエポキシ樹脂接着剤をダ
ブルスクリ−ンサチュレ−タ−によりスプレ−飽充し、
続いてサクションドラムドライヤ−により乾燥硬化して
繊維間を結合し、目付約70g/m2 の不織布を製造し
た。次いで温度240℃、線圧100kg/cmの条件
下で熱カレンダ−にてプレスした。抄紙性は良好であ
り、得られた不織布の地合及び高温における形態安定性
に優れており、プリント配線基板として良好なものであ
った。結果を表1に示す。なお表中に厚さの単位はμ
m、密度の単位はg/cm3 である。
1.01倍、2段目1.004倍の2段延伸(ロ−ラ−
間の最大張力12kg=8g/d)を行い、膠着度74
mm、線膨張率25ppmのヤ−ンを得た。そのヤ−ン
を自動式ギロチンカッタ−により繊維長7mmにカット
し、これを用いて実施例1と同様に目付70g/m2 の
不織布を製造した。抄紙性及び地合は良好であり、プリ
ント配線基板として好適なものであった。結果を表1に
示す。
繊維と上記のパルプ成分を50:50の重量比で混抄し
た以外は実施例1と同様に行った。抄紙性及び地合は良
好であり、プリント配線基板として好適なものであっ
た。結果を表1に示す。
1.005倍となるように1段延伸を行い(最大張力
3.3g/d)、膠着度88mm、線膨張率30ppm
のヤ−ンを得た。このヤ−ンを集束後、自動式ギロチン
カッタ−により繊維長5mmにカットし、これを短繊維
成分とした以外は実施例1と同様に抄紙を行ったとこ
ろ、フロック(塊状物)や短冊状物が無数に発生してお
り、プリント配線基板として不適なものであった。結果
を表1に示す。
繊維にかえて溶融液晶性繊維aを用いた以外は実施例1
と同様に行った。抄紙性及び地合は良好であったが高温
における形態安定性の劣ったものであり、プリント配線
基板として不適なものであった。結果を表1に示す。
Claims (5)
- 【請求項1】 溶融対数粘度15dl/g以上の溶融液
晶性ポリエステル繊維に総延伸倍率1.01倍以上の延
伸を施して得られる繊維を含む不織布。 - 【請求項2】 溶融対数粘度15dl/g以上の溶融液
晶性ポリエステル繊維に総延伸倍率1.01倍以上の延
伸を施して得られる繊維を少なくとも用いて製造する不
織布の製造方法。 - 【請求項3】 溶融対数粘度15dl/g以上の溶融液
晶性ポリエステル繊維に総延伸倍率1.01倍以上の延
伸を施して得られる繊維を刃先角度60〜75度の刃で
切断し、該カットファイバ−を少なくとも用いて製造す
る不織布の製造方法。 - 【請求項4】 溶融対数粘度15dl/g以上の溶融液
晶性ポリエステル繊維に延伸倍率1.01倍以上の延伸
を施す紙料用溶融液晶性ポリエステル繊維の製造方法。 - 【請求項5】 溶融対数粘度15dl/g以上の溶融液
晶性ポリエステル繊維に延伸倍率1.01倍以上の延伸
を施して得られる溶融液晶性ポリエステル繊維を含む不
織布を用いてなるプリント配線基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9131921A JPH10325065A (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 不織布及びその製造方法とプリント配線基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9131921A JPH10325065A (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 不織布及びその製造方法とプリント配線基板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10325065A true JPH10325065A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15069321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9131921A Pending JPH10325065A (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 不織布及びその製造方法とプリント配線基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10325065A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102573276A (zh) * | 2010-12-14 | 2012-07-11 | 三星电机株式会社 | 介电层及其制备方法和包括该介电层的印刷电路板 |
WO2023074737A1 (ja) * | 2021-10-29 | 2023-05-04 | 株式会社村田製作所 | 多孔体および多孔体の製造方法 |
EP4116360A4 (en) * | 2020-03-06 | 2024-04-03 | Murata Manufacturing Co | LIQUID CRYSTAL POLYMER FILM AND PRODUCTION METHOD THEREFOR |
-
1997
- 1997-05-22 JP JP9131921A patent/JPH10325065A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102573276A (zh) * | 2010-12-14 | 2012-07-11 | 三星电机株式会社 | 介电层及其制备方法和包括该介电层的印刷电路板 |
EP4116360A4 (en) * | 2020-03-06 | 2024-04-03 | Murata Manufacturing Co | LIQUID CRYSTAL POLYMER FILM AND PRODUCTION METHOD THEREFOR |
WO2023074737A1 (ja) * | 2021-10-29 | 2023-05-04 | 株式会社村田製作所 | 多孔体および多孔体の製造方法 |
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
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