JPH10323239A - 衣類用の脱臭装置 - Google Patents

衣類用の脱臭装置

Info

Publication number
JPH10323239A
JPH10323239A JP9151593A JP15159397A JPH10323239A JP H10323239 A JPH10323239 A JP H10323239A JP 9151593 A JP9151593 A JP 9151593A JP 15159397 A JP15159397 A JP 15159397A JP H10323239 A JPH10323239 A JP H10323239A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deodorizing
clothes
storage container
permanganate
clothing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9151593A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihiko Miyazaki
典彦 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd filed Critical Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority to JP9151593A priority Critical patent/JPH10323239A/ja
Publication of JPH10323239A publication Critical patent/JPH10323239A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衣類に付着した防虫剤やドライクリーニング
溶剤の微粒子から発生するガスを、屋内や大気中に放出
することなく、確実に除去することができる衣類用の脱
臭装置を提供する。 【解決手段】 衣類用の脱臭装置1は、密閉可能に構成
された、衣類を収納する収納容器10と、この収納容器
10に設けられ、衣類に付着した防虫剤および/または
ドライクリーニング溶剤の微粒子から発生するガスを、
分解および/または吸着する脱臭部16と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類に付着した防
虫剤やドライクリーニング溶剤の微粒子から発生するガ
スを除去するための衣類用の脱臭装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、衣替えなどにより長期間、着用し
ない衣類を、タンスや衣装箱の中に収納する際には、害
虫の被害を受けないように、衣類を防虫剤と共に収納す
ることが多い。通常、防虫剤としては、昇華する化学物
質(例えば、パラジクロロベンゼン)を使用し、これか
ら発生するガスをタンスや衣装箱の中に充満させること
より、害虫を駆除している。また、クリーニング店にお
いては、衣類をドライクリーニングする際、揮発性の有
機塩素系のドライクリーニング溶剤(例えば、1,1,2,2-
テトラクロロエチレンやトリクロロエチレンなど)を用
いて、衣類を洗浄している。この洗浄後、衣類は、ドラ
イクリーニング溶剤の微粒子がある程度付着した状態で
ビニール袋などに密封され、顧客に渡される。
【0003】このように、防虫剤と共に収納されていた
衣類や、ドライクリーニング後の衣類には、防虫剤やド
ライクリーニング溶剤の微粒子が付着しており、着用す
る際に、これらが昇華または揮発することにより、ガス
が発生する。これらのガスは、悪臭を有するので、着用
する前に、衣類を部屋の中に広げて掛けておいたり、陰
干ししたりすることにより、脱臭を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように衣類の脱
臭を屋内で行った場合、防虫剤やドライクリーニング溶
剤の微粒子から発生する有害なガスにより、部屋の空気
が汚染されると共に、これを吸い込んだとき、健康に悪
影響を及ぼすという問題がある。例えば、防虫剤の場
合、人体に付着することによって肌が荒れたり、吸い込
むことによって健康を害したりするおそれがある。ま
た、有機塩素系のドライクリーニング溶剤においては、
発ガン性が実証されており、これを吸い込んだ場合に
は、ガンを発症するおそれがある。これらを避ける方法
として、衣類の脱臭を屋外で行うことが考えられるが、
これは、天候に左右され、実施できない場合があると共
に、有害なガスを大気中に放出することになるので、好
ましくない。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、衣類に付着した防虫剤やドライクリーニン
グ溶剤の微粒子から発生するガスを、屋内や大気中に放
出することなく、確実に除去することができる衣類用の
脱臭装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の衣類用の脱臭
装置は、密閉可能に構成された、衣類を収納するための
収納容器と、この収納容器に設けられ、衣類に付着した
防虫剤および/またはドライクリーニング溶剤の微粒子
から発生するガスを、分解および/または吸着する脱臭
部と、を備えることを特徴とする。
【0007】この衣類用の脱臭装置によれば、防虫剤お
よび/またはドライクリーニング溶剤の微粒子が付着し
た衣類を、収納容器の中に収納した場合、防虫剤および
/またはドライクリーニング溶剤などが揮発または昇華
することにより、有害ガスが発生し、密閉された収納容
器の中に徐々に溜まる。この収納容器内に溜まった有害
ガスは、外部にほとんど漏れることなく、収納容器に設
けられた脱臭部によって分解および/または吸着され
る。したがって、衣類に付着した防虫剤および/または
ドライクリーニング溶剤の微粒子から発生する有害ガス
を、屋内や大気中に放出することなく、確実に除去する
ことができる。
【0008】上記において、脱臭部は、脱臭剤を含んで
おり、この脱臭剤は、過マンガン酸カリウム、過マンガ
ン酸ストロンチウム、過マンガン酸セシウム、過マンガ
ン酸ナトリウム、過マンガン酸リチウム、過マンガン酸
マグネシウム、沃化鉄、沃化カリウム、沃化クロム、沃
化コバルト、硫酸鉄、硫化鉄カリウム、硫化鉄、硫酸鉄
カリウム、硫酸鉄タリウム、硫酸鉄エチレンジアミンお
よびトリエタノールアミンの少なくとも1つの物質を有
し、またはこの少なくとも1つの物質をゼオライト、活
性アルミナ、活性炭および繊維の少なくとも1つに添着
したものを有することが好ましい。
【0009】この衣類用の脱臭装置によれば、上記少な
くとも1つの物質により、防虫剤および/またはドライ
クリーニング溶剤から発生する有害ガスを分解し、無害
・無臭なものに変化させることができる。また、これら
の物質をゼオライト、活性アルミナ、活性炭および繊維
の少なくとも1つに添着した場合、上記物質により有害
ガスを分解できることに加えて、繊維以外のゼオライ
ト、活性アルミナおよび活性炭は、マイクロポアを有
し、悪臭成分の分子を吸着する能力を備えているので、
有害ガスをこれらにより吸着し、除去することができ
る。さらに、繊維は、上記物質を添着させるためのベー
ス材として作用する。
【0010】また、上記において、脱臭剤は、活性炭を
さらに含むことが好ましい。
【0011】この衣類用の脱臭装置によれば、有害ガス
を、活性炭により吸着し、除去できる。これにより、上
記物質による分解作用と、活性炭による吸着作用とによ
って、有害ガスの除去効果が高められる。
【0012】さらに、上記において、脱臭部は、紫外線
ランプと、この紫外線ランプからの紫外線を受光する光
触媒と、を備えることが好ましい。
【0013】この衣類用の脱臭装置によれば、紫外線ラ
ンプからの紫外線により、光触媒がが反応し、その表面
において、有害ガスを分解し、無害・無臭なものに変化
させる。これにより、有害ガスを除去できる。
【0014】加えて、上記において、収納容器内には、
脱臭部と、収納容器に密封された空気を、収納容器内
で、脱臭部を通して強制的に循環させる送風手段と、が
配置されていることが好ましい。
【0015】この衣類用の脱臭装置によれば、送風手段
が、収納容器内の空気を、収納容器内で、脱臭部を通し
て強制的に循環させるので、脱臭部が有害ガスを分解お
よび/または吸着する作用を促進することができる。こ
れにより、収納容器内において、有害ガスを、より素早
く効果的に除去できる。
【0016】また、上記において、脱臭部は、収納容器
内の下部に設けられていることが好ましい。
【0017】上記のような有害ガスは、空気より比重が
重く、発生時に収納容器内の下部から溜まり始めるの
で、この衣類用の脱臭装置によれば、有害ガスを収納容
器内の下部に設けられた脱臭部により、さらに効率よく
分解および/または吸着し、除去できる。
【0018】さらに、上記において、収納容器は、洋服
ダンスまたは衣装箱であることが好ましい。
【0019】この衣類用の脱臭装置によれば、衣類の収
容容器として一般的な洋服ダンスまたは衣装箱に適用で
きる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の第1実施形態に係る衣類用の脱臭装置について
説明する。図1に示すように、脱臭装置1は、衣類を収
納するための衣装箱タイプのものであり、この衣装箱
(収納容器)2は、箱本体3と、箱本体3に対して引き
出し自在に設けられた引出し4とを有している。この衣
装箱2では、引出し4を箱本体3内に押し込んだとき、
その内部がほぼ密閉状態になると共に、その内部に衣類
を収納するための収納空間が形成される。これらの箱本
体3および引出し4は、それぞれ段ボール製で折畳み自
在になっており、不使用時には、薄板状に折り畳むこと
ができる。
【0021】引出し4は、その底板の上面全体に、図示
しない脱臭シート(脱臭部)が貼り付けられている。こ
の脱臭シートは、薄い袋状のものであり、その表面に
は、図示しない多数の孔が形成されている。また、脱臭
シートの上には、合成樹脂製の簀子が載置されており、
衣類を引出し4に収納したとき、衣類は簀子の上に載置
されると共に、衣類と脱臭シートが直接、接触しないよ
うになっている。
【0022】この脱臭シートには、ともに図示しない過
マンガン酸カリウムを添着した粒状のゼオライト(脱臭
剤)と、粒状の活性炭(脱臭剤)とが、混合された状態
で内蔵されており、これらのゼオライトおよび活性炭
は、上記多数の孔を介して、脱臭シート内に入って来る
空気中の悪臭成分を、分解および吸着により除去する。
例えば、ゼオライトに添着した過マンガン酸カリウム
は、防虫剤(例えば、パラジクロロベンゼン)や有機塩
素系のドライクリーニング溶剤(例えば、1,1,2,2-テト
ラクロロエチレンやトリクロロエチレンなど)などを分
解でき、ゼオライト自体および活性炭は、それぞれが備
えるマイクロポアにより、上記防虫剤およびドライクリ
ーニング溶剤などを吸着できる。また、過マンガン酸カ
リウムを添着したゼオライトや活性炭は、通常の悪臭成
分(例えば、アセトアルデヒドなど)なども、分解また
は吸着により除去できる能力を有している。
【0023】以上のように構成された衣類用の脱臭装置
1によれば、防虫剤やドライクリーニング溶剤の微粒子
が付着した状態の衣類を衣装箱2に収納する場合、ま
ず、衣類を、引出し4内に衣類を収納し、引出し4を箱
本体3内に押し込むことにより、衣装箱2内は、ほぼ密
閉状態になる。この後、衣類に付着した微粒子が、揮発
または昇華することにより有害ガスが発生し、この有害
ガスは、比重が空気より重いので、衣装箱2内の下側か
ら溜まり始める。このとき、脱臭シートが引出し4の底
板の上面に貼り付けられており、その上に簀子を介して
衣類が載置されているので、上記有害ガスが、簀子およ
び脱臭シートの多数の孔を介して、脱臭シート内に効果
的に入り込む。脱臭シートは、脱臭剤としての過マンガ
ン酸カリウムを添着した粒状のゼオライトと粒状の活性
炭とを内蔵しているので、防虫剤やドライクリーニング
溶剤の微粒子から発生した有害ガスを、過マンガン酸カ
リウムにより分解し、かつゼオライト自身や活性炭で吸
着することにより、除去する。
【0024】このように、脱臭装置1では、引出し4を
押し込んだとき、衣装箱2内がほぼ密閉状態になるの
で、有害ガスを屋内や大気中に放出することがない。ま
た、脱臭シートが引出し4の底板の上面に貼り付けられ
ており、かつ有害ガスの比重が空気より重いので、発生
した有害ガスを脱臭シートにより効果的に除去できる。
加えて、脱臭シートと衣類の間に簀子を介在させたの
で、脱臭シートと衣類が直接、接触している場合と比べ
て、有害ガスを脱臭シートへと、より効果的に導くこと
ができ、より効果的に除去できる。また、衣類の脱臭が
終了した後は、衣装箱2を薄板状に折り畳んで収納する
ことができるので、収納が容易になる。
【0025】次に、第2実施形態に係る衣類用の脱臭装
置について、図2および図3を参照しながら説明する。
両図に示すように、本実施形態の脱臭装置1は、洋服ダ
ンスタイプのものである。この洋服ダンス10は、両開
き式の2枚のドア10a,10aと、その内部に衣類を
収納する空間としての収納部11とを有しており、これ
らのドア10aは、収納部11をほぼ密閉状態に閉じる
ようになっている。この収納部11には、合成樹脂(例
えばABS樹脂)製のダクト12が配置されており、こ
のダクト12は、短い下水平部12aと長い上水平部1
2bを鉛直部で結んだ逆さL字形を有すると共に、下水
平部12aが収納部11の下部に、上水平部12bが収
納部11の上部にそれぞれ配置されている。ダクト12
は、その内部が空洞になっており、下水平部12aに1
つの吸い込み口13を、上水平部12bに多数の排出口
14を、それぞれ備えている。
【0026】下水平部12aの吸い込み口13は、上向
きに開口しており、下水平部12a内には、この吸い込
み口13に臨んで送風手段としてのファン15が取り付
けられている。また、下水平部12a内には、このファ
ン15の下方で、かつ水平部12aの底に脱臭部として
の脱臭剤16が配置されており、この脱臭剤16には、
ファン15の運転時に、吸い込み口13から吸い込まれ
た収納部11内の空気が、上方から吹き付けられるよう
になっている。脱臭剤16は、上記第1実施形態と同様
に、過マンガン酸カリウムを添着した粒状のゼオライト
と、粒状の活性炭とを混合したものである。一方、上水
平部12bの多数の排出口14は、それぞれ下向きに開
口しており、ファン15によりダクト12内を送られた
空気が、これらの排出口14から排出されるようになっ
ている。
【0027】以上のように構成された本実施形態の脱臭
装置1によれば、防虫剤やドライクリーニング溶剤の微
粒子が付着した状態の衣類を洋服ダンス10に収納する
場合、まず、衣類を収納部11に収納し、両扉10aを
閉じる。これにより、収納部11が密閉状態になる。こ
の後、衣類に付着した微粒子が、揮発または昇華するこ
とにより有害ガスが発生し、この有害ガスは、比重が空
気より重いので、洋服ダンス10内の下側から溜まり始
める。この状態で、ファン15を回転させると、発生し
た有害ガスが吸い込み口13から強制的に吸引され、脱
臭剤16の方へ送風される。脱臭剤16は、送風された
ガス中の有害な成分を過マンガン酸カリウムにより分解
し、かつゼオライトや活性炭に吸着することにより、除
去する。脱臭剤16により有害な成分が除去され、清浄
化された空気は、ダクト12内を通って上水平部12b
の多数の排出口14から下方に排出される。この後、収
納部11内の有害ガスと共に、再び、吸い込み口13か
ら吸い込まれる。以上の脱臭動作を連続的に繰り返すこ
とにより、洋服ダンス10内の空気が、ファン15によ
り収納部11内およびダクト12内を強制的に循環さ
れ、空気の脱臭・清浄化が実施される。
【0028】このように、脱臭装置1では、両扉10a
を閉じたとき、タンス10内がほぼ密閉状態になるの
で、有害ガスを屋内や大気中に放出することがない。ま
た、さらに、ファン15が、収納部11の下部に設けら
れているので、空気より比重の重い有害ガスをより効果
的に脱臭剤16へ送ることができる。加えて、洋服ダン
ス10内の空気が、ファン15により収納部11内およ
びダクト12内を強制的に循環されるので、脱臭剤16
による有害ガスの除去が促進され、有害ガスをより素早
く除去することができる。さらに、逆さL字形のダクト
12を配置するスペースがあればよいので、既存の洋服
ダンスにも、後付けすることができる。
【0029】なお、上記第1および第2実施形態におい
ては、脱臭剤の1つとして過マンガン酸カリウムを添着
したゼオライトを用いたが、これに限らず、過マンガン
酸カリウム、過マンガン酸ストロンチウム、過マンガン
酸セシウム、過マンガン酸ナトリウム、過マンガン酸リ
チウム、過マンガン酸マグネシウム、沃化鉄、沃化カリ
ウム、沃化クロム、沃化コバルト、硫酸鉄、硫化鉄カリ
ウム、硫化鉄、硫酸鉄カリウム、硫酸鉄タリウム、硫酸
鉄エチレンジアミンおよびトリエタノールアミンの少な
くとも1つの物質そのものや、これらの少なくとも1つ
の物質を添着したゼオライトを用いてもよい。また、こ
れらの少なくとも1つの物質を、活性アルミナや活性炭
に添着したものや、グラスウールや合成樹脂製繊維など
に添着したものを用いてもよい。加えて、添着に限ら
ず、含浸や被覆したものを用いてもよく、上記少なくと
も1つの物質を、ゼオライト、活性アルミナおよび活性
炭に付加したものであればよい。また、脱臭部として脱
臭剤を備えたものを用いたが、これに限らず、光触媒と
紫外線ランプを組み合わせたものを用いてもよい。さら
に、脱臭部は、衣装箱および洋服ダンス内であれば、ど
こに設けてもよい。
【0030】なお、上記第1実施形態においては、脱臭
剤を袋状の脱臭シートに内蔵する形態としたが、脱臭剤
の容器の形状は、フィルタ状や箱状など、どんな形状で
もよい。また、衣装箱の材質は、段ボールに限らず、合
成樹脂などでもよい。
【0031】なお、上記第2実施形態においては、ダク
ト、ファンおよび脱臭剤を洋服ダンス内に配置したが、
これに限らず、ファンおよび脱臭剤を内蔵した脱臭機構
を洋服ダンスに外部から接続し、脱臭機構を接続した洋
服ダンス内がほぼ密閉状態になるようにすると共に、フ
ァンにより内封された空気を脱臭剤に送風し、循環させ
るようにしてもよい。また、ダクトの吹き出し口に整流
板を設けてもよい。さらに、ファンおよび脱臭剤を洋服
ダンス内に配置し、ファンの送風方向を脱臭剤に向けた
構成とし、ダクトを省略してもよい。加えて、ファンお
よび脱臭剤を洋服ダンス内の上部に配置してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明の衣類用の脱臭装
置によれば、衣類に付着した防虫剤やドライクリーニン
グ溶剤の微粒子から発生する有害ガスを、屋内や大気中
に放出することなく、確実に除去することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る衣類用の脱臭装置
を示す斜視図である。
【図2】第2実施形態に係る衣類用の脱臭装置の正面図
である。
【図3】衣類用の脱臭装置の内部構造を示す断面図であ
【符号の説明】
1 衣類用の脱臭装置 2 衣装箱(収納容器) 10 洋服ダンス(収納容器) 15 ファン(送風手段) 16 脱臭剤(脱臭部)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉可能に構成された、衣類を収納する
    ための収納容器と、 この収納容器に設けられ、前記衣類に付着した防虫剤お
    よび/またはドライクリーニング溶剤の微粒子から発生
    するガスを、分解および/または吸着する脱臭部と、を
    備えることを特徴とする衣類用の脱臭装置。
  2. 【請求項2】 前記脱臭部は、脱臭剤を含んでおり、こ
    の脱臭剤は、過マンガン酸カリウム、過マンガン酸スト
    ロンチウム、過マンガン酸セシウム、過マンガン酸ナト
    リウム、過マンガン酸リチウム、過マンガン酸マグネシ
    ウム、沃化鉄、沃化カリウム、沃化クロム、沃化コバル
    ト、硫酸鉄、硫化鉄カリウム、硫化鉄、硫酸鉄カリウ
    ム、硫酸鉄タリウム、硫酸鉄エチレンジアミンおよびト
    リエタノールアミンの少なくとも1つの物質を有し、ま
    たはこの少なくとも1つの物質をゼオライト、活性アル
    ミナ、活性炭および繊維の少なくとも1つに添着したも
    のを有することを特徴とする請求項1に記載の衣類用の
    脱臭装置。
  3. 【請求項3】 前記脱臭剤は、活性炭をさらに含むこと
    を請求項2に記載の衣類用の脱臭装置。
  4. 【請求項4】 前記脱臭部は、紫外線ランプと、この紫
    外線ランプからの紫外線を受光する光触媒と、を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の衣類用の脱臭装置。
  5. 【請求項5】 前記収納容器内には、前記脱臭部と、前
    記収納容器に密封された空気を、当該収納容器内で前記
    脱臭部を通して強制的に循環させる送風手段と、が配置
    されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    に記載の衣類用の脱臭装置。
  6. 【請求項6】 前記脱臭部は、前記収納容器内の下部に
    設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れかに記載の衣類用の脱臭装置。
  7. 【請求項7】 前記収納容器は、洋服ダンスまたは衣装
    箱であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに
    記載の衣類用の脱臭装置。
JP9151593A 1997-05-26 1997-05-26 衣類用の脱臭装置 Pending JPH10323239A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9151593A JPH10323239A (ja) 1997-05-26 1997-05-26 衣類用の脱臭装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9151593A JPH10323239A (ja) 1997-05-26 1997-05-26 衣類用の脱臭装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10323239A true JPH10323239A (ja) 1998-12-08

Family

ID=15521920

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9151593A Pending JPH10323239A (ja) 1997-05-26 1997-05-26 衣類用の脱臭装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10323239A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016035362A (ja) * 2014-08-04 2016-03-17 シャープ株式会社 冷蔵庫
KR20170093410A (ko) * 2016-02-05 2017-08-16 금오공과대학교 산학협력단 의류 탈취 장치 및 탈취 방법
CN110074559A (zh) * 2019-05-15 2019-08-02 磐安县宸熙工艺品有限公司 一种家用香樟木衣柜
CN110150864A (zh) * 2019-05-15 2019-08-23 磐安县宸熙工艺品有限公司 一种防潮耐用的香樟木衣柜
JP2020513257A (ja) * 2016-11-18 2020-05-14 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 衣類処理装置
KR102305506B1 (ko) * 2020-12-01 2021-09-27 위니케어 주식회사 의류 관리 장치를 구비하는 주택
KR102312135B1 (ko) * 2020-12-01 2021-10-13 주식회사 신성이엔지 의류 관리 장치 및 이를 포함하는 드레스 룸
KR102312134B1 (ko) * 2020-12-01 2021-10-13 주식회사 신성이엔지 의류 관리 장치

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016035362A (ja) * 2014-08-04 2016-03-17 シャープ株式会社 冷蔵庫
KR20170093410A (ko) * 2016-02-05 2017-08-16 금오공과대학교 산학협력단 의류 탈취 장치 및 탈취 방법
JP2020513257A (ja) * 2016-11-18 2020-05-14 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 衣類処理装置
JP2021176542A (ja) * 2016-11-18 2021-11-11 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティドLg Electronics Inc. 衣類処理装置
US11229715B2 (en) 2016-11-18 2022-01-25 Lg Electronics Inc. Apparatus for treating clothing
CN110074559A (zh) * 2019-05-15 2019-08-02 磐安县宸熙工艺品有限公司 一种家用香樟木衣柜
CN110150864A (zh) * 2019-05-15 2019-08-23 磐安县宸熙工艺品有限公司 一种防潮耐用的香樟木衣柜
KR102305506B1 (ko) * 2020-12-01 2021-09-27 위니케어 주식회사 의류 관리 장치를 구비하는 주택
KR102312135B1 (ko) * 2020-12-01 2021-10-13 주식회사 신성이엔지 의류 관리 장치 및 이를 포함하는 드레스 룸
KR102312134B1 (ko) * 2020-12-01 2021-10-13 주식회사 신성이엔지 의류 관리 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2475404B1 (en) Method for disinfecting and deodorizing toilet system
US5562407A (en) Hand-held odor dissipating and removing device
US8071081B2 (en) Reduction of airborne malodors using hydrogen peroxide and a catalyst-coated media
US6231647B1 (en) Vacuum cleaner
JPH0634896B2 (ja) 気体物質を大気中に放出する方法
CA2740742C (en) Apparatus for drying and sanitizing items
JPH10323239A (ja) 衣類用の脱臭装置
KR20130111808A (ko) 살균 기능을 갖는 수납박스
JP2000062904A (ja) 消臭ごみ箱
JP2017176758A (ja) 消臭収納箱体
JPH08112336A (ja) 空気清浄脱臭器
JP2021020055A (ja) 脱臭構造及び収容体
EP1528144A2 (de) Verfahren und Vorrichtung zum Behandeln von Kleidungsstücken
JP2000167033A (ja) 室内吊り下げ用脱臭剤及び日除けカーテン
JPH06269492A (ja) 煙草用脱臭機
JP2520820Y2 (ja) 脱臭器
JPH04108547U (ja) 室内の空気浄化装置
JPH08187279A (ja) 空気清浄器
JP2603552B2 (ja) 空気清浄脱臭器
JP2008036332A (ja) 動物用の脱臭装置
JPH0433631A (ja) 電気掃除機
JP3050910U (ja) 脱臭器
JPH06245884A (ja) 電気掃除機
US20180200398A1 (en) Deodorizing storage container
JPH06284995A (ja) 電気掃除機

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031209