JPH10322113A - 衛星通信受信機の取付構造 - Google Patents

衛星通信受信機の取付構造

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Publication number
JPH10322113A
JPH10322113A JP9143190A JP14319097A JPH10322113A JP H10322113 A JPH10322113 A JP H10322113A JP 9143190 A JP9143190 A JP 9143190A JP 14319097 A JP14319097 A JP 14319097A JP H10322113 A JPH10322113 A JP H10322113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveguide
horn antenna
flange
stay
screw
Prior art date
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Pending
Application number
JP9143190A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Washimi
洋 鷲見
Akira Yoshizawa
晃 吉澤
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New Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
New Japan Radio Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10322113A publication Critical patent/JPH10322113A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 V/H方式用衛星通信受信機の省部品化及び
省取付工数化を図る。 【解決手段】 導波管4aが突設されその先端近傍に鍔
部4bが形成されたコンバーター4と、そのフランジ面
と鍔部4bの間の部分が嵌合する溝が形成されその両脇
にネジ穴が形成されたステー1と、ステー1のネジ穴が
形成された面に衝合し透孔を有した翼部2bが形成され
導波管4a先端が嵌合連通する導波管部を有するホーン
アンテナ2と、鍔部4bとこれに対向するホーンアンテ
ナ2導波管部開口面との間隙に配設されたパッキンと、
透孔に挿通されネジ穴に螺入されたネジとを具備する衛
星通信受信機の取付構造であって、翼部2bとステー1
の衝合面に受信機長手方向に対し電波入射側を頂点とし
た傾斜を持たせ、ネジの締め付けによりホーンアンテナ
2が傾斜に沿ってスライドし、ステー1とホーンアンテ
ナ2との間隙が縮小することで導波管4aの先端と鍔部
の間が挟持固定され、かつパッキンが鍔部とホーンアン
テナ2の導波管部開口面とで挟持圧縮されるよう構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】衛星通信を受信する受信機の
ホーンアンテナとコンバーターの接続に関し、特にV/
H方式用の受信機において、強固な固定と確実な防水及
びコンバーター取付時の回転調整が容易な衛星通信受信
機の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】放送衛星や通信衛星を使用した衛星通信
において、衛星より送られる信号には搬送波としてマイ
クロ波帯の電磁波が利用されている。このマイクロ波信
号は地上受信局において、まずはパラボラアンテナ等で
収斂され、衛星通信受信機に送られる。衛星通信受信機
はホーンアンテナとダウンコンバーターから成り、ホー
ンアンテナはマイクロ波信号を減衰させずにダウンコン
バーターに導入し、ダウンコンバーターはマイクロ波信
号を中間周波数の信号に落として後段のテレビ等へ出力
する。
【0003】ところで、近年のマルチメディア化、情報
化通信事業の発展をうけて、電波資源にも限りが見え、
狭い周波数帯域の中に多くの信号を搬送する工夫がなさ
れている。そのひとつが垂直偏波と水平偏波を利用する
方式で、同一周波数であるにも関わらず各々が互いに干
渉しない異なる信号を同時に送ることができる。
【0004】この方式(V/H方式)用のダウンコンバ
ーターとして、互いに直交するプローブアンテナを導波
管内に具備したものがある。この形のものはR/L方式
の場合と異なり地上での受信に際しセッティング時にコ
ンバーターを回転させて方向のマッチングをとる必要が
ある。
【0005】従来のこのタイプの衛星通信受信機は、図
4、図5に示すような取付構造となっていた。なお、図
4は組み立てた状態を示す斜視図であり、図5はその分
解図を示す。これらの図において1はパラボラアンテナ
に固着し、その先端がパラボラアンテナの焦点近傍に位
置するステー、2はホーンアンテナ、3a、3bはホー
ンアンテナとコンバーター4を繋げる取付金具、5はパ
ッキンとして使用されるOリング、6a、6bは取付の
ためのネジを示す。
【0006】ステー1の端面に形成された溝1aにはホ
ーンアンテナ2の導波管部2a付け根部が嵌合し、溝1
aの両脇にはネジ穴1bが形成されている。ホーンアン
テナ2には透孔2cを有する翼部2bが形成され、この
翼部2bがステー1の端面に衝合し、ネジ6aが透孔2
cとネジ穴1bに挿通・螺入されている。これによりホ
ーンアンテナ2がステー1に固定されている。また、ホ
ーンアンテナ2の導波管部2aの先端には鍔部が形成さ
れ、これが取付金具3a、3bそれぞれの段部に系合し
ている。取付金具3a、3bそれぞれにはコンバーター
4の導波管開口面(フランジ面)に形成されたネジ穴に
対応する透孔が形成され、そこにネジ6bが挿通しさら
にそれがフランジ面のネジ穴に螺入されている。これに
よりホーンアンテナ2とコンバーター4が繋がれてい
る。
【0007】コンバーター4のフランジ面にはOリング
溝が形成され、そこにOリング5が填め込まれている。
Oリング5は、ネジ6bが締められるとともにOリング
溝底面と導波管部2a開口面とで挟持圧縮され、フラン
ジ面と導波管部2aの開口面が当接するまでOリング溝
内に潰れて広がる。これによりコンバーター4とホーン
アンテナ2の接合部における防水が行われる。また、導
波管部2aの開口面は同時に導波管部2aの終端となっ
ているので、これがフランジ面に当接することにより電
気的な接続も行われる。
【0008】このような構成なので、取付金具3a、3
bのネジ6bを緩めることによりコンバーター4の回転
が可能となる。従って、マッチング作業においてはネジ
6bを緩めた状態でテレビ画面またはモニター用計器を
見ながらダウンコンバーター4全体を手で回転させる。
しかして好適な角度を探し当て、最後にネジ6bを全て
固く締めて取付作業が完了する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】R/L方式用のダウン
コンバーターでは回転位置精度が要求されないので、コ
ンバーターの筐体とホーンアンテナを一体成形あるいは
強固に結合してから単純なU字金具等でステーに固定す
ることが可能であるが、V/H方式では、回転位置精度
が要求され、しかも屋外設置であるため、そのように単
純な金具では風や自然発生的なまたは人工的な振動によ
って回転位置がずれて受信状態が悪化してしまう。
【0010】また、楕円形のパラボラアンテナ形状に合
わせてホーンアンテナの開口を楕円形にする場合など、
パラボラアンテナ形状に合わせたホーンアンテナ開口を
形成する場合は、ホーンアンテナの回転位置精度も要求
されるため、ホーンアンテナとコンバーターを一体で回
転させることができない。従って、従来例に示したよう
なホーンアンテナとコンバーターの取付が独立した構造
となるが、そのため部品点数も多く、締め付けネジの本
数も多くなるので取付作業が煩雑であった。
【0011】さらに、マッチングをとるためにコンバー
ターを回転・固定する時、取付金具3a、3bとホーン
アンテナ開口部またはステーとの間隙にレンチを挿入し
てネジ6bを緩めたり締めたりするため、間隙に余裕が
ない上に視認しづらく、作業が困難であった。
【0012】本発明は上記問題点を解消し、V/H方式
用衛星通信受信機の省部品化及び省取付工数化を図るこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の衛星通信受信機の取付構造は、導波管が突
設され該導波管先端近傍に鍔部が形成されたコンバータ
ーと、フランジ面と前記鍔部の間の前記導波管の部分が
嵌合する溝が端面に形成され該溝の両脇にネジ穴が形成
されたステーと、前記ステーのネジ穴が形成された面に
衝合し前記ネジ穴に対応して形成された透孔を有した翼
部が形成され前記導波管先端が嵌合連通する導波管部を
有するホーンアンテナと、前記鍔部と該鍔部に対向する
前記ホーンアンテナ導波管部開口面との間隙に配設され
たパッキンと、前記透孔に挿通され前記ネジ穴に螺入さ
れたネジとを具備する衛星通信受信機の取付構造であっ
て、前記翼部と前記ステーの衝合面に受信機長手方向に
対し電波入射側を頂点とした傾斜を持たせ、前記ネジの
締め付けにより前記ホーンアンテナが前記傾斜に沿って
スライドし、前記ステーと前記ホーンアンテナとの間隙
が縮小することで前記導波管の先端と前記鍔部の間が挟
持固定され、かつ前記パッキンが前記鍔部と前記ホーン
アンテナ導波管部開口面とで挟持圧縮されることを特徴
とする
【0014】また、前記ネジ穴は前記溝の両脇にそれぞ
れ1づつ形成されていてよく、前記透孔は前記ホーンア
ンテナのスライド方向の径が長い長穴であってよい。
【0015】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は本発明の実施の形
態を示す図で、図1は取付状態を示す斜視図、図2はそ
の分解図、図3は図1の側面断面図を示す。なお、説明
の重複を避けるため、複数の図において同一または相当
するものには同一の符号を付した。
【0016】図2に示す通り、コンバーター4には導波
管4aが従来のコンバーターの導波管を延長した形で突
設され、この導波管4aの先端近傍に鍔部4bを設けて
いる。この導波管4aは例えばアルミダイキャストにて
コンバーター4の筐体と共に一体成形して得られる。ま
た、Oリング5が導波管4a先端から外嵌され、鍔部の
付け根近傍に位置される。
【0017】ホーンアンテナ2は従来の導波管部を切り
詰めた形に形成し、その開口にコンバーター4の導波管
4a先端が内嵌するよう形成してある。また、ホーンア
ンテナ2の導波管部開口には面取りが施され、これが従
来例にあったOリング溝の代わりとなっている。翼部2
bのステー1との衝合面は傾斜させて形成している。ま
た、翼部2bにはその上面から衝合面にまで貫いた長穴
2dを形成してある。
【0018】ステー1は導波管4aが嵌合する溝1aが
形成されその両脇にホーンアンテナ2の翼部2bとの衝
合面が傾斜させて形成され、そこに長穴4bに対応した
ネジ穴1bが形成されている。
【0019】なお、ステー1端面の衝合面及び翼部2b
の衝合面の傾斜は、衛星通信受信機の組上がり時にその
長手方向に対し、電波入射側が高くなるような傾斜とし
ている。
【0020】このような構造になっているため、ネジ6
aを締めてゆくことにより、翼部2bがステー1から受
ける垂直抗力が増し、その衝合面方向の成分が最大静止
摩擦力を越えることで翼部2bが傾斜に沿って滑りだ
す。これに伴いホーンアンテナ2がスライドすることに
よりホーンアンテナ2(翼部2bを除く部分)とステー
1の間隙が縮小し、コンバーター4の鍔部4bとホーン
アンテナ2の導波管部開口面の間隙に配設されたOリン
グ5が挟持圧縮され防水を行うことができる。同時にホ
ーンアンテナ2の導波管部終端で導波管4aの先端を押
さえ、ステー1で鍔部4bを押さえるので導波管4aを
挟持固定できる。また、ネジ6aを緩めることによりコ
ンバーター4のみ回転可能となる。
【0021】また、従来例と比較し部品点数が1/2と
なり、ネジ締め工数が1/3となるように、省部品化、
省取付工数化が図れる。
【0022】以上、本発明の実施の形態について述べた
が、本発明はこれに限らず種々の変更が可能である。例
えば、上記実施の形態ではパッキンとしてOリングを使
用したが、ニトリルゴムやシリコンゴム等でできたドー
ナツ形状のパッキンでもよく、軟質の金属製パッキンや
ペースト状のシール剤を塗布し固化したものであっても
良い。
【0023】また、上記の長穴は従来の透孔を大きめに
形成したもので代用可能であるが、ネジ頭と翼部の接触
面積が減少することによる締結力の減少が危惧される場
合には、ホーンアンテナがスライドする方向に長い径を
持つ長穴とし、極力接触面積を減らさないことが望まし
い。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、本来ホ
ーンアンテナをステーに固定するためのみに使用してい
たネジをコンバーターの固定と兼用したため、簡単な構
成で強固な固定ができると同時にパッキンを圧縮するの
で防水が可能であり、省部品化及び省取付工数化が図れ
る。しかも、ネジが少なくネジ頭を覆う障壁がないた
め、コンバーター取付時の回転調整が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態を説明するための分解図で
ある。
【図3】図1の側面断面図である。
【図4】従来の取付構造を示す斜視図である。
【図5】従来の取付構造を説明するための分解図であ
る。
【符号の説明】
1 ステー 1a 溝 1b ネジ穴 2 ホーンアンテナ 2a 導波管部 2b 翼部 2c 透孔 2d 長穴 3a、3b 取付金具 4 コンバーター 4a 導波管 4b 鍔部 5 Oリング 6a、6b ネジ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導波管が突設され該導波管先端近傍に鍔
    部が形成されたコンバーターと、フランジ面と前記鍔部
    の間の前記導波管の部分が嵌合する溝が端面に形成され
    該溝の両脇にネジ穴が形成されたステーと、前記ステー
    のネジ穴が形成された面に衝合し前記ネジ穴に対応して
    形成された透孔を有した翼部が形成され前記導波管先端
    が嵌合連通する導波管部を有するホーンアンテナと、前
    記鍔部と該鍔部に対向する前記ホーンアンテナ導波管部
    開口面との間隙に配設されたパッキンと、前記透孔に挿
    通され前記ネジ穴に螺入されたネジとを具備する衛星通
    信受信機の取付構造であって、前記翼部と前記ステーの
    衝合面に受信機長手方向に対し電波入射側を頂点とした
    傾斜を持たせ、前記ネジの締め付けにより前記ホーンア
    ンテナが前記傾斜に沿ってスライドし、前記ステーと前
    記ホーンアンテナとの間隙が縮小することで前記導波管
    の先端と前記鍔部の間が挟持固定され、かつ前記パッキ
    ンが前記鍔部と前記ホーンアンテナ導波管部開口面とで
    挟持圧縮されることを特徴とする衛星通信受信機の取付
    構造。
  2. 【請求項2】 前記ネジ穴は前記溝の両脇にそれぞれ1
    づつ形成され、前記透孔は前記ホーンアンテナのスライ
    ド方向の径が長い長穴であることを特徴とする請求項1
    に記載の衛星通信受信機の取付構造。
JP9143190A 1997-05-16 1997-05-16 衛星通信受信機の取付構造 Pending JPH10322113A (ja)

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