JP2551057B2 - 平面アンテナ - Google Patents

平面アンテナ

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JP2551057B2 JP62301918A JP30191887A JP2551057B2 JP 2551057 B2 JP2551057 B2 JP 2551057B2 JP 62301918 A JP62301918 A JP 62301918A JP 30191887 A JP30191887 A JP 30191887A JP 2551057 B2 JP2551057 B2 JP 2551057B2
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F4/00Polymerisation catalysts
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  • Organic Chemistry (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば衛星放送を受信する場合等に用い
て好適な平面アンテナに関する。
〔発明の概要〕
この発明は、アンテナ本体をレードームとリアカバー
間に挟み込み、レードームとリアカバーの周囲を複数の
クリップで固定後レードームとリアカバーの周囲にモー
ルをねじを使用することなく取付けるようにすることに
より、リアカバーやモール等の部品の生産性を向上する
と共に組立ての際の作業性を向上し、しかも防水性を良
くするようにしたものである。
〔従来の技術〕
従来、放射素子の一部を形成する多数の穴を有する金
属又はメタライズドプラスチックで基板を挟み込むサス
ペンデッドライン給電形平面アンテナにおいて、多数の
穴に夫々対応して互いに直交する一対の励振プローブを
共通の平面上に形成し、一対の励振プローブへの給電信
号をサスペンデッドライン内で位相合成するようにした
円偏波平面アレイアンテナが提案されている。
これにより、薄形化が可能となり、機械的な構成も簡
略化でき、また安価で一般的に入手出来る基板を高周波
用に使用しても高価なマイクロストリップライン用基板
を用いたものと同等以上のアンテナ利得が得られる。
また、サスペンデッドラインは平面アンテナの給電回
路として低損失ラインを形成でき、しかも安価なフィル
ム状基板で形成できる等の有利な点があり、放射素子と
して円形あるいは矩形導波管開口素子を用いるため、比
較的広帯域にわたって利得偏差の少ないアレイアンテナ
を構成できる。
一方薄形化の手段としてサスペンデッドラインの特長
を生かし、且つ薄形の放射素子を用いて、高効率、広帯
域のものを実現し、同時に薄形・軽量化を同時達成でき
るようにしたいわゆるパッチ型の平面アンテナが提案さ
れている(特願昭62−263157号)。
この平面アンテナは、一対のプレート例えば金属又は
メタライズドプラスチックで基板を挟み込むサスペンデ
ッドライン給電形平面アンテナにおいて、金属又はメタ
ライズドプラスチックの一方に設けられた穴に対応する
基板上に面上共振器形プリント素子を配置するように構
成している。
ところで、このような一対のプレートで基板を挟み込
む平面アンテナにおいて、一般に一対のプレートと基板
から成るアンテナ本体を風雪や雨から保護するためにレ
ードームと呼ばれる保護カバーが用いられる。第7図A
はその一例を示すもので、(1)はレードームであっ
て、このレードーム(1)とリアカバー(2)の間に第
1図Bに示すようにアンテナ本体(3)が設けられ、防
水性を保つためレードーム(1)とリアカバー(2)の
間にパッキング(4)が挟み込まれる。そして、これ等
を固定するため側面より第7図Cに示すように2分割さ
れた断面がコの字形をしたモール(5)を嵌合し、最後
にこのモール(5)をリアカバー(2)にねじ(6)で
締め付けるようにしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが第7図の如き従来の平面アンテナの場合、リ
アカバー(6)に横からねじ用の穴(7)(第1図B)
を開けなければならないため金型構造が複雑になり、生
産性が悪く、コスト的にも高価になる等の欠点があっ
た。
また、モール(5)を横方向から止めておりほとんど
上下方向の力がレードーム(1)とリアカバー(2)の
端部に加わらないため、パッキング(4)の防水性が余
り期待できない欠点があった。
また、モール(5)は2分割でレードーム(1)とリ
アカバー(2)を挟み込むが、第7図Cに示すよういモ
ール(5)の寸法lが長くなり、成形する上で大きな抜
き勾配が必要となり、均一なコの字形が作れず、このた
めガタが出やすい欠点があると共にねじ用穴を横から開
けねばならないため作りにくく、金型が複雑になる等の
欠点があった。
更にモール(5)を用いてレードーム(1)とリアカ
バー(2)を固定するのにねじ(6)を用いるため、組
立に際して工具が必要となり、作業性が悪い等の欠点が
あった。
この発明は斯る点に鑑みなされたもので、リアカバー
やモール等の部品の生産性を向上すると共に組立て時の
作業性を向上し、しかも良好な防水性を得ることができ
る平面アンテナを提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明による平面アンテナは、アンテナ本体(21〜
23)をレードーム(27)とリアカバー(20)間に挟み込
みレードームとリアカバーの周囲を複数のクリップ(2
8)で固定後レードームとリアカバーの周囲にモール(2
9,30)をねじを使用することなく取付けるように構成す
る。
〔作用〕
先ずアンテナ本体(21〜23)を挟み込んたレードーム
(27)とリアカバー(20)の周囲を複数のクリップ(2
8)で固定する。次にレードームとリアカバーの周囲に
モール(29,30)を取付ける。その際にねじは使用され
ない。これにより横にねじ用穴を設けなくて済むので、
リアカバー及びモールを単純な金型で作ることができ生
産性が向上し、また、レードーム及びリアカバーの固定
がクリップによりワンタッチでできるので作業性が向上
する。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を第1図〜第6図に基づい
て詳しく説明する。
第1図は本実施例の組立状態を示すもので、同図にお
いて、(20)はリアカバーであって、このリアカバー
(20)の上に金属又はメタライズドプラスチックから成
る下側プレート(21)が設けられ、更に下側プレート
(21)の上にフィルム基板(22)が設けられる。このフ
ィルム基板(22)にはパッチ型の画状共振器形プリント
素子が印刷されている(特願昭62−263157号参照)。更
にフィルム基板(22)の上に金属又はメタライズドプラ
スチックから成る上側プレート(23)が設けられる。こ
の上側プレート(23)の中央付近にはフィルム基板(2
2)の給電点に対応して導波管キャップ(上側導波管)
(24)が設けられ、また、フィルム基板(22)のパッチ
型の面状共振器形プリント素子に対応して複数の穴(2
5)が設けられている。
上側プレート(23)の上に更に例えば低発泡スチロー
ルから成るサポートクッション(26)が設けられ、その
上からレードーム(27)が被せられる。そして、リアカ
バー(20)とレードーム(27)を固定するためにその周
囲に複数のクリップ(28)をはめ込む。その上から複数
の直線部分用の第1のモール(29)と複数のコーナ部分
用の第2のモール(30)を取付ける。
また、リアカバー(20)の背面には複数のボルト(3
1)が予め植え込まれており、このボルト(31)に可動
取付架台(32)の穴(33)を合わせてナット(34)で締
め付け、可動取付架台(32)をリアカバー(20)側に固
定する。可動取付架台(32)は上側と下側に夫々一対の
突部(32′a)とこれより大き目の一対の突部(32b)
の有し、突部(32′a)には穴(35)が設けられ、突部
(32b)に長穴(36)が設けられる。また、取付架台を
重ねるポール(37)は可動取付架台(32)の突部(32′
a)及び(32b)に対応して一対のポール支持部材(3
8)及び(39)を夫々有し、これ等の支持部材(38)及
び(39)には夫々突起(32′a)の穴(35)及び突部
(32b)の長穴(36)に対応してポール(37)を貫通す
る貫通孔(38′)及び(39′)が設けられる。そして、
穴(35)と貫通孔(38′)を合わせると共に穴(36)と
貫通孔(39′)を合わせ、夫々にボルト(40)と(41)
を通してナット(42),(43)で締付け、ポール(37)
に可動取付架台(32)を取付ける。ナット(42),(4
3)をゆるめた状態で可動取付架台(32)を動かすと、
可動取付架台(32)はボルト(40)を支点として長孔
(36)の範囲で回動でき、これにより抑角を大まかに調
整できる。
また、ポール(37)の支持部材(38)及び(39)間に
ポール(37)を貫通する貫通孔(44)が設けられ、この
貫通孔(44)の反対のポール(37)の一側には溶接等で
ナット(45)が固定され、上側より仰角微調整用ボルト
(4が挿入されてナット(45)と螺合するようになされ
ている。ボルト(46)をねじ込んでゆくとボルト(46)
の先端が可動取付架台(32)と当接し、更にボルト(4
6)をねじ込むと、ナット(42),(43)がゆるんでい
る状態ではボルト(46)の押圧に抗して可動取付架台
(32)は反対側に動くようになる。これにより仰角の微
調整が可能となる。このボルト(46)では所定角度例え
ば16゜の範囲で仰角の微調整ができる。
また、ポール(37)は少なくともアンテナ取付部例え
ば支持部材(39)の近傍で所定角度例えは20゜屈曲して
いる。このため所定の仰角を得るのに可動取付架台(3
2)を大きく振る必要がなくなり、長穴(36)は小さく
てよいので、それだけ可動取付架台(32)の金具を小さ
くすることができる。
そして、ポール(37)の先端部を覆うようにしてカバ
ー(47)が可動取付架台(32)の部分に被される。カバ
ー(47)その下側にポール(37)が抜ける切欠部(47′
a)とその両側にコンバータケース(52)と係合する係
合部(47b)を有する。
また、リアカバー(20)の背面には一対のボス(48)
と所定数例えば4個のボス(49)が設けられ、一対のボ
ス(48)にコンバータ(50)がビスで取付けられる。そ
して、コンバータ(50)のまわりにパッキン(51)が設
けられた後ボス(49)にコンバータケース(52)がビス
で取付けられる。このときコンバータケース(52)の先
端部はカバー(47)の係合部(47b)と係合される。
第2図は上述の如く組立てたアンテナ装置全体を背面
より見たもので、アンテナ本体は垂直方向より所定角度
例えば10゜オフセットしており、更に上述の如くポール
(37)を屈曲することによりアンテナ本体とポール(3
7)は20゜オフセットしており、従って仰角微調整用ボ
ルト(46)で微調することにより、仰角はこの場合30゜
〜46゜の間で変えられることになる。勿論この角度は各
地域の電波の受信状態に応じて任意に設定し得るもので
ある。
第3図及び第4図はモール及びクリップを取付ける際
の具体的な詳細を示すもので、第3図に示すように、リ
アカバー(20)には所定形状の防水溝(53)を設ける。
これはレードーム(27)とリアカバー(20)を密着させ
たとき、水の表面張力がここでとぎれることで、防水性
を保持させるためのものである。また、レードーム(2
7)の周囲にモール(29)又は(30)をひっかけるため
の突起(54)を設けると共にリアカバー(20)の周囲に
もモール(29)又は(30)をひっかけるための突起(5
5)(第4図B)を設ける。これによりモール(29)及
び(30)をねじを用いないでワンタッチで確実に止める
ことができる。
また、第4図に示すようにリアカバー(20)の内側周
囲に位置決めリブ(20′a)を設け、これをガイドとし
てレードーム(27)を乗せる。そして、レードーム(2
7)とリアカバー(20)を固定するためにその周囲に所
定個所複数のクリップ(28)をワンタッチではめこむ。
このクリップ(28)を確実に取付けためにリアカバー
(20)に第4図Bに示すようにクリップ用凹部(20b)
を設けておく。
次にモール(29),(30)をワンタンッチではめこ
み、第4図Bに示すように突起(54),(55)にひっか
ける。モール(29),(30)は部品として作りやすいよ
うに所定個数例えば8個に分割し、直線部分用モール
(29)は単純な押出し成形で作り、コーナ部品用モール
(30)は射出成形できるようにする。
第5図は仰角微調用ボルト(46)による仰角の変化を
示したもので、実線はボルト(46)を一杯に抜いた状
態、鎖線はボルト(46)の一杯にねじ込んだ状態であ
る。ここで、仰角及び方位角の調整手順を説明すると、
先ずポール(37)を仮固定し、ナット(42),(43)を
軽くとめて可動取付架台(32)を大まかに動かして仰角
をその地域に対応した角度例えば東京なら38゜、札幌な
ら31゜の位置の近くまで持ってくる。そして、仰角微調
用ボルト(46)を調整して仰角を略々正確にその地域に
対応した角度とする。次にポール(37)を回転してアン
テナを南西(我国の場合)に向ける。これで大まかに方
位角が決定される。次に所望の電波を受信し、再びボル
ト(46)を調整して仰角を最終的に決定した後ナット
(42),(43)を締め付けて可動取付架台(32)をポー
ル(37)に固定する。次に再びポール(37)を若干回転
して最終的に方位角を決定し、ポール(37)を固定す
る。これにより、所望の電波を確実に受信できる。
第6図はポール(37)の取付け方の一例を示すもの
で、例えば南向きのベランダ等のフェンス(56)に固定
板(57)、Uボルト(58)及びナット(59)を用いて固
定する。勿論取付け方はこの方法に限定されるものでな
い。
このように本実施例ではリアカバー(20)が横にねじ
用穴を設けなくて済むので、単純なキャビとコアの構造
の金型でしかも横スライドなしで作れ、生産性が向上す
る。また、リヤカバー(20)とレードーム(27)の固定
がクリップ(28)でワンタンッチでできると共にモール
(29),(30)の取付けもワンタッチでできるので作業
性が向上する。また、モール(29),(30)を直線部分
とコーナ部分にわけて複数個に分割したので部品として
作りやすくなり、生産性が向上する。更に防水溝を設け
たことで、パッキングなしでも所望の防水性を保持でき
る。
また、取付架台を兼ねるポールを用いて一体化を図る
ことにより部品点数を低減でき構成も小さくなる。ま
た、微調機構をポールと一体化することで、部品点数を
低減でき、調整も簡単となる。更にポールの途中を曲げ
ることで仰角調整機構そのものの専用空間を小さくする
ことができる。
〔発明の効果〕
上述の如くこの発明によれば、アンテナ本体を挟み込
むレードームとリアカバーの周囲を複数のクリップで固
定した後レードームとリアカバーの周囲にモールをねじ
を使用することなく取付けるようにしたので、リアカバ
ー及びモール等部品の金型が単純となって生産性が向上
し、また、レードーム及びリアカバーの固定がクリップ
によりワンタッチで手作業ででき、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す組立図、第2図はこ
の発明によるアンテナ装置を示す斜視図、第3図及び第
4図はこの発明による部品の取付図、第5図は仰角の調
整の説明に供するための図、第6図はポールの取付図、
第7図は従来装置の一例を示す構成図である。 (20)はリアカバー、(21)は下側プレート、(22)は
フィルム基板、(23)は上側プレート、(27)はレード
ーム、(28)はクリップ、(29),(30)はモールであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芳賀 智彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−182302(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リアカバーの上に配置されたアンテナ本体
    と、該アンテナ本体の上に被せられたレードームと、上
    記リアカバーと上記レードームを固定するためにその周
    囲に装着された複数のクリップと、該クリップの上に取
    り付けられたモールと、を有する平面アンテナ。
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