JP3485442B2 - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JP3485442B2
JP3485442B2 JP17382297A JP17382297A JP3485442B2 JP 3485442 B2 JP3485442 B2 JP 3485442B2 JP 17382297 A JP17382297 A JP 17382297A JP 17382297 A JP17382297 A JP 17382297A JP 3485442 B2 JP3485442 B2 JP 3485442B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パラボラアンテナ
のアーム部に配置される高周波受信部の取付構造に関
し、更に詳しくは、お互いに直交する2種類の独立した
直線偏波(水平偏波、垂直偏波)を受信する衛星放送用
高周波受信部の偏波角調整機構を有する取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】衛星放送を受信するたには、仰角、方位
角、偏波角を正確に調整する必要がある。一般に、仰
角、方位角はパラボラアンテナを取り付けるマウント部
の調整機構により行われる。しかしながら、偏波角は、
パラボラアンテナのマウント部で行うためには、アンテ
ナ本体を仰角、方位角を調整した上で、衛星に対して回
転させることとなるため、マウント部の構造が複雑かつ
大型になり、コストアップとなってしまう。
【0003】また、大型のアンテナの場合には大変な労
力を伴う作業となるため、現在では、ほとんどのアンテ
ナセットでは、高周波受信部(コンバータ)を回転さ
せ、偏波角の調整を行うようになっている。従来例を図
7に示し、図7(a)は衛星放送受信用アンテナ装置の
側面図であり、図7(b)はアンテナ装置の高周波受信
部の外観図であり、図7(c)及び図7(d)はアンテ
ナ装置の高周波受信部とクランプ部との取付前及び取付
後の詳細断面図である。
【0004】従来例の衛星放送受信用アンテナ装置の側
面図である図7(a)において、アンテナ装置60は、
パラボラアンテナ61、高周波受信部(コンバータ)6
2、パラボラアンテナ61と高周波受信部62とを繋ぐ
アンテナアーム63、パラボラアンテナ61を支えるア
ンテナポール64、パラボラアンテナ61の角度調整の
ためのアンテナマウント65、アンテナポール64を支
え且つ角度調整をするアンテナポールマウント66、と
から主として構成されている。
【0005】高周波受信部62は、衛星放送等の電波を
受ける一次放射器(ホーン)67とコンバータ−本体6
8とから構成され、高周波受信部62とクランプユニッ
ト69とは固定用ビス70によって固定されている。
又、クランプユニット69とアンテナアーム63とは連
結固定ビス71で連結固定される。72は高周波受信部
62からの信号用及び電力供給用のケーブルである。
【0006】 パラボラアンテナ61の仰角の調整は固
定ビス75を緩めた状態で行い、調整後、固定ビス75
を締め、固定する方法が取られる。次に、一次放射器
(ホーン)67の一次放射器(ホーン)の中心軸67a
上の回転による直線偏波(水平偏波、垂直偏波)の調整
は、固定用ビス70を緩めた状態で行い、調整後、固定
用ビス70を締め、固定する方法が取られる。図7のB
−B′線上の構造断面図を図7(c)及び図7(d)に
示す。
【0007】 図7(c)は締め付け前の構造断面図で
あり、クランプユニット69は下部クランプユニット6
9aと上部クランプユニット69bとから構成される。
図7(c)において、下部クランプユニット69a上
に、コンバータ導波管部74を載せ、上部クランプユニ
ット69bを軽く置いた状態で、一次放射器(ホーン)
の中心軸67aまわりの回転により、偏波角の調整を行
い、固定用ビス70を差し込み、固定用ナット73を回
して締め付け固定する。
【0008】 図7(d)は締め付け後の構造断面図で
あり、69aは下部クランプユニット、69bは上部ク
ランプユニット、70は固定用ビス、73は固定用ナッ
ト、74はコンバータ導波管部、76は調整による回転
方向を示す矢印である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
のアンテナ装置においては以下に示すような問題点があ
った。従来例の図7において、コンバータ導波管部74
を挟み込み固定するため、一次放射器(ホーン)67を
含むコンバータ本体68は大型なものになり、当然コス
ト面においても、材料代が嵩むこととなる。又、コンバ
ータ導波管部74が長くなるため、金型の構造が複雑か
つ大型なものになり、成形加工時には種々の問題点も発
生し易くなり、1つの金型より得られる製品数も少なく
なるという問題があった。又、アンテナ装置の小型化や
それに伴うコンバータの小型化を妨げる要因となってい
た。
【0010】本発明は、前記問題点に鑑みてなされたも
のであり、コンバータ本体と一次放射器(ホーン)とを
一体化させて小型化を図ると共に、クランプユニットと
高周波受信部との取付構造を改善したものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくともパ
ラボラアンテナ、高周波受信部、パラボラアンテナと高
周波受信部とを繋ぐアンテナアーム、及びアンテナアー
ムと高周波受信部とを繋ぐクランプユニットを含み、前
記高周波受信部は、一次放射器を有し、高周波受信部と
クランプユニットとは、一方の取付面を凹円筒面とし、
他方の取付面を凸円筒面とし、凹円筒面と凸円筒面とを
前記一次放射器の中心軸に直交させて嵌合させ、前記凹
円筒面又は凸円筒面に凹溝が形成され、凸円筒面又は凹
円筒面に前記凹溝に嵌合する凸リブが形成され、前記凹
円筒面又は凸円筒面に、高周波受信部の短径方向と同じ
方向に長さのある長孔を設け、前記凹円筒面と前記凸円
筒面とは、少なくともスプリング性を有する円錐形状の
ワッシャが装着されかつ前記長孔を挿通する固定用ビス
によって、前記一次放射器の中心軸を中心に回転可能に
連結されることを特徴とするアンテナ装置である。
【0012】 また、本発明は、前記凹円筒面と凸円筒
面との間に、樹脂又はゴム製のスペーサーを介在される
ことを特徴とする。
【0013】 また、本発明は、前記凸円筒面又は凹円
筒面には、前記長孔に嵌合する短軸ボスが形成されるこ
とを特徴とする。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【発明の実施の形態】図1乃至図6は本発明の一実施の
形態に関する図であり、図1は、本発明の一実施の形態
よりなるアンテナ装置に関する図であり、図1(a)は
衛星放送受信用アンテナ装置の側面図であり、図1
(b)はアンテナ装置の高周波受信部の外観図である。
【0019】図1(a)において、アンテナ装置10
は、パラボラアンテナ11、高周波受信部12、パラボ
ラアンテナ11と高周波受信部12とを繋ぐアンテナア
ーム13、パラボラアンテナ11を支えるアンテナポー
ル14、パラボラアンテナ11の角度調整のためのアン
テナマウント15、アンテナポール14を支え且つ角度
調整をするアンテナポールマウント16、とから主とし
て構成されている。高周波受信部12は固定されたクラ
ンプユニット20の取付部に嵌合し、一次放射器(ホー
ン)17のホーンの中心軸17aを中心に、左右に回転
可能な構造となっている。
【0020】 この高周波受信部12とクランプユニッ
トとの固定方法は図2を用いて詳しく説明する。高周波
受信部12は、衛星放送等の電波を受ける一次放射器
(ホーン)17とコンバータ−本体18がキャビネット
19に収納されており、高周波受信部12とアンテナア
ーム13とはクランプユニット20で連結され、固定用
ビス21で固定されている。22は高周波受信部12か
らの信号用及び電力供給用のケーブルであり、23はア
ンテナアーム13とクランプユニット20とを連結固定
するビス(図1(a)および図1(b)参照)である。
【0021】図1(b)は高周波受信部12の外観図で
あり、17は一次放射器(ホーン)、20はクランプユ
ニット、21はキャビネット、22はケーブル、23は
アンテナアーム13とクランプユニット20とを連結固
定するビスである。
【0022】図2は、本発明の一実施の形態よりなるア
ンテナ装置の高周波受信部12とアンテナアーム13と
を連結するクランプユニット20の詳細な説明図であ
り、図2(a)は固定前の状態を示す高周波受信部12
の長手方向の構造断面図であり、図2(b)は図2
(a)のA−A′線の構造断面図であり、図2(c)は
固定後の状態を示す高周波受信部12の長手方向の構造
断面図であり、図2(d)は図2(c)のA−A′線の
構造断面図である。
【0023】高周波受信部12の長手方向の構造断面図
である図2(a)において、17は一次放射器(ホー
ン)、18はコンバータ本体、19はキャビネット、2
0はクランプユニット、21は固定用ビス、22はケー
ブル、である。
【0024】 さらに、高周波受信部12の凸円筒面状
の取付面24を、クランプユニット20の先端に設けら
れた凹円筒面状の取付面25に嵌合させ、固定用ビス2
1に、円錐形状を有し且つスプリング性を持った特殊ワ
ッシャ26を通し、片面が平面状であり他の面が凹円筒
面状である特殊スペーサー27を通し、長孔31に入
れ、樹脂又はゴム製のスペーサー28とを通して、内壁
にタップ加工29が施された遊嵌する短軸ボス30に締
め付ける構造、となっている。31は長孔であり、高周
波受信部12の凸円筒面状の取付面24の所の短軸ボス
30(図2(b)参照)が長孔31に挿入され、高周波
受信部12の短手方向に回転摺動する作用をなす。
【0025】さらに、32は凹溝であり、高周波受信部
12の凸円筒面状の取付面24に設けられている。一
方、クランプユニット20の先端に設けられた凹円筒面
状の取付面25の近傍に設けられた凸リブ33があり、
凹溝32と凸リブ33とを嵌合させる構造となってい
る。
【0026】また、高周波受信部12の凸円筒面状の取
付面24は高周波受信部12のほぼ中央に位置し、固定
用ビス21は重心位置に近くの軸上に取り付けられるの
で、重力的に一方に傾くことがなく、固定用ビス21の
軸を高周波受信部12の水平回転軸とすることができ
る。
【0027】図2(b)は図2(a)のA−A′線の構
造断面図であり、18はコンバータ本体、19はキャビ
ネット、20はクランプユニット、21は固定用ビス、
である。さらに、高周波受信部12の凸円筒面状の取付
面24を、クランプユニット20の先端に設けられた凹
円筒面状の取付面25と嵌合させ、固定用ビス21に、
円錐形状を有し且つスプリング性を持った特殊ワッシャ
26を通し、更に、片面が平面状であり他の面が凹円筒
面状である特殊スペーサー27を通し、長孔31に入
れ、樹脂又はゴム製のスペーサー28とを通して、内壁
にタップ加工29が施された遊嵌する短軸ボス30に締
め付ける構造、となっている。31は長孔であり、一次
放射器(ホーン)17の中心軸17aを中心に、長孔3
1の範囲で、左右に回転できる構造となっている。
【0028】又、高周波受信部12の凸円筒面状の取付
面24の所の短軸ボス30が長孔31に挿入され、高周
波受信部12の短手方向に回転摺動する作用をなしてい
る。さらに、32は凹溝であり、高周波受信部12の凸
円筒面状の取付面24に設けられている。一方、クラン
プユニット20の先端に設けられた凹円筒面状の取付面
25の近傍には凸リブ33が設けられており、凹溝32
と凸リブ33とを嵌合させる構造となっている。この凹
溝32と凸リブ33との嵌合構造により、高周波受信部
12を一次放射器(ホーン)17の中心軸17aを中心
に回転させる際、前後にずれたり、がたついたりせず、
精度よく中心軸上で回転する作用をなしている。
【0029】アンテナ装置に、図2(b)で詳しく説明
した構造を採用することにより、回転調整後、固定ビス
21にて固定することにより、温度変化や、環境状況の
変化に対応できる固定方法を有するアンテナ装置を得る
ことができる。
【0030】又、樹脂又はゴム製のスペーサー28を、
高周波受信部12の凸円筒面状の取付面24と、クラン
プユニット20の先端に設けられた凹円筒面状の取付面
25との間に介在させることにより、アンテナアーム1
3(図1(a)参照)の振動が高周波受信部12に直接
伝わらない作用をなす構成になっている。
【0031】図2(c)は固定後の状態を示す高周波受
信部12の長手方向の構造断面図であり、17は一次放
射器(ホーン)、18はコンバータ本体、19はキャビ
ネット、20はクランプユニット、21は固定用ビス、
22はケーブル、である。図2(a)で詳しく説明した
ように、固定用ビス21の締め付けにより、高周波受信
部12はクランプユニット20と調整され、固定されて
いる。26は円錐形状を有し且つスプリング性を持った
特殊ワッシャ、27は片面が平面状であり他の面が凹円
筒面状である特殊スペーサー、30は遊嵌する短軸ボ
ス、33は凸リブである。
【0032】図2(d)は図2(c)のA−A′線の構
造断面図であり、18はコンバータ本体、19はキャビ
ネット、20はクランプユニット、21は固定用ビス、
である。また、24は凸円筒面状の取付面、25は凹円
筒面状の取付面、26は特殊ワッシャ、27は特殊スペ
ーサー、28はスペーサー(図示を省略)、30は短軸
ボス、である。
【0033】図2(d)に示されるように、高周波受信
部12の凸円筒面状の取付面24とクランプユニット2
0の先端に設けられた凹円筒面状の取付面25とは嵌合
され、両者を確実に固定している。さらに、凹円筒面状
の取付面25の近傍に設けられた凸リブ33は、凸円筒
面状の取付面24の近傍に設けられた凹溝32と嵌合さ
れ、一体となり、確実な固定構造となっている。
【0034】図3は、本発明の他の一実施の形態よりな
るアンテナ装置に関する説明図であり、前記図2(a)
のA−A′線の構造断面図に相当する図であり、高周波
受信部12の一次放射器(ホーン)17の中心軸17a
の周りの回転調整の様子を説明する図であり、クランプ
ユニット20の先端にある凹円筒面状の取付面25に設
けられた長孔31の範囲で左右に回転する様子を説明す
る図である。図3(a)は右に回転する様子を説明する
構造断面図であり、図3(b)は回転のない様子を説明
する構造断面図であり、図3(c)は左に回転する様子
を説明する構造断面図である。
【0035】図3(a)を代表例として説明する。図3
(a)において、17aは一次放射器(ホーン)17の
中心軸、18はコンバータ本体、19はキャビネット、
19a及び19bはキャビネット19の下部の開口部、
20はクランプユニット、21は固定用ビス、35は右
への回転方向を示す矢印、である。固定用ビス21は、
円錐形状を有し且つスプリング性を持った特殊ワッシャ
26、片面が平面状であり他の面が凹円筒面状である特
殊スペーサー27、長孔31、樹脂又はゴム製のスペー
サー28、を通して、内壁にタップ加工29が施された
遊嵌する短軸ボス30とで締め付ける構造、となってい
る。さらに、高周波受信部12の凸円筒面状の取付面2
4は、クランプユニット20の先端に設けられた凹円筒
面状の取付面25と嵌合され、この凹凸円筒嵌合面を滑
り回転して、高周波受信部12の一次放射器(ホーン)
17の中心軸17aを中心に回転調整され、受信電波の
偏波面(垂直偏波面、水平偏波面)に対する最適調整が
行われる。又、図3(c)において、36は左への回転
方向を示す矢印である。
【0036】図4は、本発明の他の一実施の形態よりな
るアンテナ装置に関する説明図であり、前記図2(a)
のA−A′線の構造断面図に相当する図であり、アンテ
ナ装置の高周波受信部とクランプユニットとの結合にお
いて、高周波受信部37側の嵌合面を凹円筒面状の取付
面40とし、一方のクランプユニット20の嵌合面を凸
円筒面状の取付面38、として構成したもので、前記の
図2で説明した一実施の形態よりなるアンテナ装置の変
形例である。図4(a)は固定前の状態を示す高周波受
信部37の垂直方向の構造断面図であり、図4(b)は
固定後の状態を示す高周波受信部37の垂直方向の構造
断面図である。
【0037】図4(a)において、18はコンバータ本
体、19はキャビネット、21は固定用ビス、41はク
ランプユニット、である。高周波受信部37の凹円筒面
状の取付面40を樹脂又はゴム製のスペーサー39を介
して、クランプユニット41の先端に設けられた凸円筒
面状の取付面38と嵌合させ、固定用ビス21に、円錐
形状を有し且つスプリング性を持った特殊ワッシャ26
を通し、更に、片面が平面状であり他の面が凸円筒面状
である特殊スペーサー42を通し、長孔43に入れ、内
壁にタップ加工29が施された遊嵌する短軸ボス30と
締め付ける構造、となっている。図4(b)は固定後の
状態を示す高周波受信部37の垂直方向の構造断面図で
ある。このように、図4の構造を取ることにより、高周
波受信部をさらに薄型化でき、小型化を図ることができ
る。
【0038】図5は、本発明の他の一実施の形態よりな
るアンテナ装置に関する説明図であり、前記図2(a)
のA−A′線の構造断面図に相当する図であり、アンテ
ナ装置の高周波受信部とクランプユニットとの結合にお
いて、高周波受信部44側の嵌合面の凸円筒面状の取付
面24に固定用ビス45を直接固定し、一方のクランプ
ユニット20の嵌合面の凹円筒面状の取付面25と嵌合
させ、締め付けナット46とにより構成したもので、前
記の図2で説明した一実施の形態よりなるアンテナ装置
の変形例である。図5(a)は固定前の状態を示す高周
波受信部44の垂直方向の構造断面図であり、図5
(b)は固定後の状態を示す高周波受信部44の垂直方
向の構造断面図である。
【0039】図5(a)及び図5(b)において、26
は円錐形状を有し且つスプリング性を持った特殊ワッシ
ャ、27は片面が平面状であり他の面が凹円筒面状であ
る特殊スペーサー、31は長孔、32は凹溝、33は凸
リブ、であり、この凹溝32と凸リブ33との嵌合によ
り、高周波受信部44とクランプユニット20との回転
を防止した固定作用をなしている。
【0040】 このように図5に示す構成を取ることに
より、固定用ビス45は高周波受信部44側の嵌合面の
凸円筒面状の取付面24に直接固定されるため、ビス穴
を後加工することなく、取付に伴う加工費用をコストダ
ウンすることができる。
【0041】図6は、本発明の他の一実施の形態よりな
るアンテナ装置に関する説明図であり、前記図2(a)
のA−A′線の構造断面図に相当する図であり、アンテ
ナ装置の高周波受信部とクランプユニットとの結合にお
いて、高周波受信部47側の嵌合面を凹円筒面状の取付
面40とし、一方のクランプユニット20の嵌合面を凸
円筒面状の取付面38とし、且つ高周波受信部47側の
嵌合面の凹円筒面状の取付面40に固定用ビス45を直
接固定し、一方のクランプユニット41の嵌合面の凸円
筒面状の取付面38と嵌合させ、締め付けナット46と
により構成したもので、前記の図2で説明した一実施の
形態よりなるアンテナ装置の変形例である。図6(a)
は固定前の状態を示す高周波受信部47の垂直方向の構
造断面図であり、図6(b)は固定後の状態を示す高周
波受信部47の垂直方向の構造断面図である。
【0042】図6(a)及び図6(b)において、26
は円錐形状を有し且つスプリング性を持った特殊ワッシ
ャ、42は片面が平面状であり他の面が凸円筒面状であ
る特殊スペーサー、43は長孔、である。
【0043】このように、図6の構造を取ることによ
り、図4及び図5で説明した効果が共に実現することが
でき、高周波受信部をさらに薄型化でき、小型化を図る
ことができると共に、固定に伴うビス穴を後加工するこ
となく、取付に伴う加工費用をコストダウンすることが
できる。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、少なくと
もパラボラアンテナ、高周波受信部、パラボラアンテナ
と高周波受信部とを繋ぐアンテナアーム、アンテナアー
ムと高周波受信部とを繋ぐクランプユニットからなるア
ンテナ装置であり、該高周波受信部は一次放射器(ホー
ン)を有し、且つ高周波受信部とクランプユニットとの
取付であり、一方の取付面を凹円筒面とし、他方の取付
面を凸円筒面とし、該凹円筒面と該凸円筒面とを凹凸嵌
合して取り付ける。これにより、ほぼ半円形から成る凹
凸面の嵌合部を形成するのみで、回転調整機能を有する
高周波受信部とクランプユニットの製造が可能となり、
従来例では必要であった円筒部が不要となり、小型化及
びコストダウンを図ることができる。
【0045】 また、前記凹円筒面に高周波受信部の短
径方向と同じ方向に延びる長孔が設けられるので、固定
用ビスが前記長孔に挿通して回転摺動させることがで
き、高周波受信部の長手方向にがたつくことを防止し、
且つ高周波受信部の固定用ビスが取り付けやすい構造を
得ることができる。
【0046】 また、一方の取付面の凹円筒面に凹溝を
形成し、他方の取付面の凸円筒面に凸リブを形成し、該
凹溝と該凸リブとを凹凸嵌合して取り付けるので、仮固
定時に、高周波受信部を長手方向にずれたり、がたつい
たりすること無く固定できると共に、回転摺動調整の調
整精度を向上することができる。
【0047】 また、前記高周波受信部に設けられる凸
円筒面又は凹円筒面の取付面の中心軸は前記高周波受信
部の一次放射器の中心軸と直交するので、一次放射器を
中心軸まわりに回転摺動調整することにより、正確な偏
波角度の調整精度を向上させることができる。
【0048】 また前記凹円筒面と前記凸円筒面とを凹
凸嵌合して取り付けるとき、固定用ビスを用いると共
に、少なくともスプリング性を有する円錐形状のワッシ
ャを用いるので、ビス底面だけによる局部的な接触では
なく、面で押さえることにより、締め付けの力が均等に
より広い面積に分散できるため、固定されたネジの緩み
や部品の摩耗を防止することができる。
【0049】 また、本発明によれば、前記凹円筒面と
前記凸円筒面との間に、樹脂又はゴム製のスペーサーが
介在されるので、樹脂又はゴム製のスペーサーがアンテ
ナアームやクランプユニットからの振動を吸収・分散し
て、高周波受信部に伝わる振動を減少することができ
る。また、樹脂又はゴム製のスペーサーの介在により、
凹凸円筒面のずれや滑りを防止することができる。
【0050】 さらに本発明によれば、前記凸円筒面に
は長孔に嵌合する短軸ボスが設けられるので、高周波受
信部の長手方向にずれたりがたついたりすること無く固
定できると共に、回転摺動調整の調整精度を向上させる
ことができる。また、ビス穴部のネジ切部を増やすこと
ができるため、予備のビス穴部を設けることができて、
ネジ馬鹿などとも呼ばれるねじ山の欠損を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態よりなるアンテナ装置に
関する図であり、(a)は衛星放送受信用アンテナ装置
の側面図であり、(b)はアンテナ装置の高周波受信部
の外観図である。
【図2】本発明の一実施の形態よりなるアンテナ装置の
高周波受信部12とアンテナアーム13とを連結するク
ランプユニット20の詳細な説明図であり、(a)は固
定前の状態を示す高周波受信部12の長手方向の構造断
面図であり、(b)は図2(a)のA−A′線の構造断
面図であり、(c)は固定後の状態を示す高周波受信部
12の長手方向の構造断面図であり、(d)は図2
(c)のA−A′線の構造断面図である。
【図3】本発明の他の一実施の形態よりなるアンテナ装
置に関する説明図であり、(a)は右に回転する様子を
説明する構造断面図であり、(b)は回転のない様子を
説明する構造断面図であり、(c)は左に回転する様子
を説明する構造断面図である。
【図4】本発明の他の一実施の形態よりなるアンテナ装
置に関する説明図であり、(a)は固定前の状態を示す
高周波受信部37の垂直方向の構造断面図であり、
(b)は固定後の状態を示す高周波受信部37の垂直方
向の構造断面図である。
【図5】本発明の他の一実施の形態よりなるアンテナ装
置に関する説明図であり、(a)は固定前の状態を示す
高周波受信部44の垂直方向の構造断面図であり、
(b)は固定後の状態を示す高周波受信部44の垂直方
向の構造断面図である。
【図6】本発明の他の一実施の形態よりなるアンテナ装
置に関する説明図であり、(a)は固定前の状態を示す
高周波受信部47の垂直方向の構造断面図であり、
(b)は固定後の状態を示す高周波受信部47の垂直方
向の構造断面図である。
【図7】従来例の衛星放送受信用アンテナ装置であり、
(a)は衛星放送受信用アンテナ装置の側面図であり、
(b)はアンテナ装置の高周波受信部の外観図であり、
(c)は締め付け前の構造断面図であり、(d)は締め
付け後の構造断面図である。
【符号の説明】
10 アンテナ装置 11 パラボラアンテナ 12 高周波受信部 13 アンテナアーム 14 アンテナポール 15 アンテナマウント 16 アンテナポールマウント 17 一次放射器(ホーン) 17a 一次放射器(ホーン)の中心軸 18 コンバータ本体 19 キャビネット 20 クランプユニット 21 固定用ビス 22 ケーブル 23 アンテナアーム13とクランプユニット20とを
連結固定するビス 24 高周波受信部12の凸円筒面状の取付面 25 クランプユニット20の先端に設けられた凹円筒
面状の取付面 26 円錐形状を有し且つスプリング性を持った特殊ワ
ッシャ 27 片面が平面状であり他の面が凹円筒面状である特
殊スペーサー 28 樹脂又はゴム製のスペーサー 29 タップ加工 30 遊嵌する短軸ボス 31 長孔 32 凹溝 33 凸リブ 35 右への回転方向を示す矢印 36 左への回転方向を示す矢印 37 高周波受信部37側の凹円筒面状の取付面 38 クランプユニット20の凸円筒面状の取付面 39 樹脂又はゴム製のスペーサー 40 高周波受信部37側の凹円筒面状の取付面 41 クランプユニット 42 片面が平面状であり他の面が凸円筒面状である特
殊スペーサー 43 長孔 44 高周波受信部44側の凸円筒面状の取付面 45 固定用ビス 46 締め付けナット 47 高周波受信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 1/12 H01Q 19/13

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともパラボラアンテナ、高周波受
    信部、パラボラアンテナと高周波受信部とを繋ぐアンテ
    ナアーム、及びアンテナアームと高周波受信部とを繋ぐ
    クランプユニットを含み、 前記高周波受信部は、一次放射器を有し、 高周波受信部とクランプユニットとは、一方の取付面を
    凹円筒面とし、他方の取付面を凸円筒面とし、凹円筒面
    と凸円筒面とを前記一次放射器の中心軸に直交させて嵌
    合させ、 前記凹円筒面又は凸円筒面に凹溝が形成され、凸円筒面
    又は凹円筒面に前記凹溝に嵌合する凸リブが形成され、 前記凹円筒面又は凸円筒面に、高周波受信部の短径方向
    と同じ方向に長さのある長孔を設け、 前記凹円筒面と前記凸円筒面とは、少なくともスプリン
    グ性を有する円錐形状のワッシャが装着されかつ前記長
    孔を挿通する固定用ビスによって、前記一次放射器の中
    心軸を中心に回転可能に連結されることを特徴とするア
    ンテナ装置。
  2. 【請求項2】 前記凹円筒面と凸円筒面との間に、樹脂
    又はゴム製のスペーサーを介在されることを特徴とする
    請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 前記凸円筒面又は凹円筒面には、前記長
    孔に嵌合する短軸ボスが形成されることを特徴とする請
    求項1又は2記載のアンテナ装置。
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