JPH066575Y2 - パラボラアンテナの仰角調整機構 - Google Patents
パラボラアンテナの仰角調整機構Info
- Publication number
- JPH066575Y2 JPH066575Y2 JP1988096085U JP9608588U JPH066575Y2 JP H066575 Y2 JPH066575 Y2 JP H066575Y2 JP 1988096085 U JP1988096085 U JP 1988096085U JP 9608588 U JP9608588 U JP 9608588U JP H066575 Y2 JPH066575 Y2 JP H066575Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elevation angle
- parabolic antenna
- elevation
- bolt
- fulcrum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
- Support Of Aerials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は空中電波を受信するパラボラアンテナに関
し、特に詳しく言うと、パラボラアンテナの仰角をその
仰角支点を可変にして大きくとることができるようにし
たパラボラアンテナの仰角調整機構に関する。
し、特に詳しく言うと、パラボラアンテナの仰角をその
仰角支点を可変にして大きくとることができるようにし
たパラボラアンテナの仰角調整機構に関する。
通信衛星放送の実用化に伴い、この放送を受信するため
の受信機とともに小型のパラボラアンテナも種々提供さ
れている。このようなパラボラアンテナは、静止通信衛
星の方向、例えば東京地区においては反射鏡を30°傾け
て設置して通信衛星からの電波を受け、この反射鏡で反
射した電波を僅かに上向きにその開口部が位置するよう
に配置されたフイードホーンを介して受信コンバータで
受信された12GHzの高周波をＵＨＦの帯域に変換して受
像機に送っている。この反射鏡の仰角度は、25°〜59°
可変にすることにより略日本全土何れの地域でも受信す
ることができる。
の受信機とともに小型のパラボラアンテナも種々提供さ
れている。このようなパラボラアンテナは、静止通信衛
星の方向、例えば東京地区においては反射鏡を30°傾け
て設置して通信衛星からの電波を受け、この反射鏡で反
射した電波を僅かに上向きにその開口部が位置するよう
に配置されたフイードホーンを介して受信コンバータで
受信された12GHzの高周波をＵＨＦの帯域に変換して受
像機に送っている。この反射鏡の仰角度は、25°〜59°
可変にすることにより略日本全土何れの地域でも受信す
ることができる。
そこで、反射鏡の裏面にその面が直交するように仰角調
整扇板を設け、この扇板の上部をボルト等により支持ポ
ールの先端に回動可能に支持して仰角支持点とし、この
仰角支持点の下方の扇板に円弧状の長孔を形成し、この
長孔に遊嵌する調整用ボルトを支持ポールに固定し、所
望の角度に反射鏡をセットした後、調整用ボルトに螺合
されたナットを締め付けることによりその角度を固定す
るようにしている。
整扇板を設け、この扇板の上部をボルト等により支持ポ
ールの先端に回動可能に支持して仰角支持点とし、この
仰角支持点の下方の扇板に円弧状の長孔を形成し、この
長孔に遊嵌する調整用ボルトを支持ポールに固定し、所
望の角度に反射鏡をセットした後、調整用ボルトに螺合
されたナットを締め付けることによりその角度を固定す
るようにしている。
しかしながら、上述したように略日本全土をカバーする
ためには反射鏡の仰角度を25〜59°回動できるようにし
なければならず、そのためには円弧状の長孔の長さを長
くしなければならない。したがって、仰角調整扇板の面
積も大きくなり、反射鏡の後部が大型化してしまうばか
りでなく、コストアップの要因にもなつている。
ためには反射鏡の仰角度を25〜59°回動できるようにし
なければならず、そのためには円弧状の長孔の長さを長
くしなければならない。したがって、仰角調整扇板の面
積も大きくなり、反射鏡の後部が大型化してしまうばか
りでなく、コストアップの要因にもなつている。
そこでこの考案の目的は、簡単な構成により比較的小さ
な仰角調整扇板でも大きな仰角が取れるようにしたパラ
ボラアンテナの仰角調整機構を提供することである。
な仰角調整扇板でも大きな仰角が取れるようにしたパラ
ボラアンテナの仰角調整機構を提供することである。
この考案は、球面状の反射鏡の裏面に取付けられた仰角
調整用の扇板と、この扇板の上方に可動自在に挿入さ
れ、先端が支持ポールに固定された仰角支点用のボルト
と、扇板の下方に反射鏡の仰角を規制する円弧状の長孔
に挿入され、先端が支持ポールに固定された仰角調整用
のボルトとを有するパラボラアンテナの抑過度調整機構
において、扇板の仰角支点用ボルトの挿入孔は上方に傾
斜する長孔で構成され、円弧状長孔の長手方向に直交す
る幅は、少なくとも挿入孔の両端の高さに対応する長さ
になっていることを特徴とするものである。
調整用の扇板と、この扇板の上方に可動自在に挿入さ
れ、先端が支持ポールに固定された仰角支点用のボルト
と、扇板の下方に反射鏡の仰角を規制する円弧状の長孔
に挿入され、先端が支持ポールに固定された仰角調整用
のボルトとを有するパラボラアンテナの抑過度調整機構
において、扇板の仰角支点用ボルトの挿入孔は上方に傾
斜する長孔で構成され、円弧状長孔の長手方向に直交す
る幅は、少なくとも挿入孔の両端の高さに対応する長さ
になっていることを特徴とするものである。
以下、この考案を図面に示す一実施例について説明す
る。パラボラアンテナの全体構造は良く知られているの
で、図面およびその詳細な説明は省略する。反射鏡１の
裏面には略逆扇形の仰角調整用の扇板部材２が反射鏡１
の裏面に対して直交するように取付けられている。この
扇板部材２の上方には、上方に向かって傾斜するように
支点用長孔３が形成され、下方には円弧状の仰角用長孔
４が形成されている。支点用長孔３には仰角支点用のボ
ルト５がワッシャ６を介して回動自在に挿入され、その
先端は支持ポール７に固定されている。仰角用長孔４に
は仰角調整用のボルト８がワッシャ９を介して遊嵌さ
れ、その先端は支持ポール７に固定されている。仰角用
長孔４の長手方向に直交する幅は、支点用長孔３のそれ
よりも長く構成され、ボルト８の直径も上述の幅より小
さく構成されている。
る。パラボラアンテナの全体構造は良く知られているの
で、図面およびその詳細な説明は省略する。反射鏡１の
裏面には略逆扇形の仰角調整用の扇板部材２が反射鏡１
の裏面に対して直交するように取付けられている。この
扇板部材２の上方には、上方に向かって傾斜するように
支点用長孔３が形成され、下方には円弧状の仰角用長孔
４が形成されている。支点用長孔３には仰角支点用のボ
ルト５がワッシャ６を介して回動自在に挿入され、その
先端は支持ポール７に固定されている。仰角用長孔４に
は仰角調整用のボルト８がワッシャ９を介して遊嵌さ
れ、その先端は支持ポール７に固定されている。仰角用
長孔４の長手方向に直交する幅は、支点用長孔３のそれ
よりも長く構成され、ボルト８の直径も上述の幅より小
さく構成されている。
仰角用長孔４の長手方向長さは、ボルト５が支点用長孔
３の上部で固定された時、反射鏡１の仰角が例えば日本
の北海道から九州における仰角である25°〜50°に設定
できる長さにしておく。一方、ボルト５を支点用長孔３
の下部で固定すると、ボルト５からボルト８まで距離が
短くなり、仰角は50°以上にとることができることにな
る。したがって、仰角を50°以上必要とする沖縄県等に
出荷する場合には、予めボルト５を支点用長孔３の下部
で固定するようにしておけばよい。
３の上部で固定された時、反射鏡１の仰角が例えば日本
の北海道から九州における仰角である25°〜50°に設定
できる長さにしておく。一方、ボルト５を支点用長孔３
の下部で固定すると、ボルト５からボルト８まで距離が
短くなり、仰角は50°以上にとることができることにな
る。したがって、仰角を50°以上必要とする沖縄県等に
出荷する場合には、予めボルト５を支点用長孔３の下部
で固定するようにしておけばよい。
以上のように、この考案のパラボラアンテナの仰角調整
機構は、仰角支点部の軸孔を傾斜する長孔で構成し、支
点軸をこの長孔における位置を調整することにより、仰
角を規制する調整用の円弧状長孔の長手方向長さを延長
させることなく、仰角の調整範囲を大きくすることがで
きる。したがって、小型で安価に仰角を広く調整できる
パラボラアンテナを提供することができる。
機構は、仰角支点部の軸孔を傾斜する長孔で構成し、支
点軸をこの長孔における位置を調整することにより、仰
角を規制する調整用の円弧状長孔の長手方向長さを延長
させることなく、仰角の調整範囲を大きくすることがで
きる。したがって、小型で安価に仰角を広く調整できる
パラボラアンテナを提供することができる。
図面はこの考案の一実施例の要部を示す部分側面図であ
る。 図面において、１は反射鏡、２は仰角調整用扇板部材、
３は支点用長孔、４は仰角用長孔、５は仰角支点用、
６，９はワッシャ、７は支持ポール、９は仰角調整用ボ
ルトである。
る。 図面において、１は反射鏡、２は仰角調整用扇板部材、
３は支点用長孔、４は仰角用長孔、５は仰角支点用、
６，９はワッシャ、７は支持ポール、９は仰角調整用ボ
ルトである。
Claims (1)
- 【請求項１】球面状の反射鏡の裏面に取付けられた仰角
調整用の扇板と、この扇板の上方に可動自在に挿入さ
れ、先端が支持ポールに固定された仰角支点用のボルト
と、前記扇板の下方に反射鏡の仰角を規制する円弧状の
長孔に挿入され、先端が前記支持ポールに固定された仰
角調整用のボルトとを有するパラボラアンテナの仰角調
整機構において、前記扇板の前記仰角支点用ボルトの挿
入孔は上方に傾斜する長孔で構成され、前記円弧状長孔
の長手方向に直交する幅は、少なくとも前記挿入孔の両
端の高さに対応する長さになっていることを特徴とする
パラボラアンテナの仰角調整機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988096085U JPH066575Y2 (ja) | 1988-07-20 | 1988-07-20 | パラボラアンテナの仰角調整機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988096085U JPH066575Y2 (ja) | 1988-07-20 | 1988-07-20 | パラボラアンテナの仰角調整機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0216604U JPH0216604U (ja) | 1990-02-02 |
| JPH066575Y2 true JPH066575Y2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=31320889
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988096085U Expired - Lifetime JPH066575Y2 (ja) | 1988-07-20 | 1988-07-20 | パラボラアンテナの仰角調整機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH066575Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5243326B2 (ja) * | 2009-03-31 | 2013-07-24 | マスプロ電工株式会社 | 受波装置用支持具 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60150804U (ja) * | 1984-03-15 | 1985-10-07 | 日本電気株式会社 | アンテナ支持構造 |
-
1988
- 1988-07-20 JP JP1988096085U patent/JPH066575Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0216604U (ja) | 1990-02-02 |
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