JPH0611615Y2 - パラボラアンテナ装置 - Google Patents
パラボラアンテナ装置Info
- Publication number
- JPH0611615Y2 JPH0611615Y2 JP1987090562U JP9056287U JPH0611615Y2 JP H0611615 Y2 JPH0611615 Y2 JP H0611615Y2 JP 1987090562 U JP1987090562 U JP 1987090562U JP 9056287 U JP9056287 U JP 9056287U JP H0611615 Y2 JPH0611615 Y2 JP H0611615Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dish
- shaped
- bolts
- parabolic antenna
- antenna device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Support Of Aerials (AREA)
- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、簡単な構成によってディッシュを仰角調整自
在に支持できるようにしたパラボラアンテナ装置に関す
るものである。
在に支持できるようにしたパラボラアンテナ装置に関す
るものである。
(従来の技術) 静止衛星から送信される微弱電波をパラボラアンテナ装
置を用いて受信する衛星放送受信が実用化段階に入りつ
つある。そして、静止衛星からの電波をより効率良く受
信するためには、パラボラアンテナ装置のディッシュの
方位角および仰角が静止衛星に向けて正確に調整されて
いなければならない。例えば、わが国の衛星放送受信に
おいては、赤道直上36,000Kmの上空に位置する
静止衛星から電波が放射されるため、北の稚内から南の
那覇までの日本全域では、方位角で220.9〜21
5.8度の差違があり、仰角で29.1〜53.6度と
大きな差違がある。そこで、受信する地域により適宜に
仰角が調整できるような支持機構によりパラボラアンテ
ナ装置のディッシュが支持されている。
置を用いて受信する衛星放送受信が実用化段階に入りつ
つある。そして、静止衛星からの電波をより効率良く受
信するためには、パラボラアンテナ装置のディッシュの
方位角および仰角が静止衛星に向けて正確に調整されて
いなければならない。例えば、わが国の衛星放送受信に
おいては、赤道直上36,000Kmの上空に位置する
静止衛星から電波が放射されるため、北の稚内から南の
那覇までの日本全域では、方位角で220.9〜21
5.8度の差違があり、仰角で29.1〜53.6度と
大きな差違がある。そこで、受信する地域により適宜に
仰角が調整できるような支持機構によりパラボラアンテ
ナ装置のディッシュが支持されている。
ところで、従来の衛星放送受信装置において、75形,
90形,120形(数値はオフセット型では短形寸法
を、円形型では開口寸法をcmでそれぞれ表示してい
る。)とかなり外径の大きなディッシュがパラボラアン
テナ装置として用いられている。これは、大きな開口面
積のパラボラアンテナ装置でないと、満足できる受信性
能が得られないためである。そして、ディッシュの外径
が大きいとともに重量が大きいため、パラボラアンテナ
装置は屋外に設置されることが多い。すると、ディッシ
ュに受ける風圧や積雪による荷重等をも配慮しなければ
ならず、ディッシュを仰角調整自在に支持する仰角調整
支持機構およびこれが固定される支柱等は機械的強度の
大きなものが必要とされる。
90形,120形(数値はオフセット型では短形寸法
を、円形型では開口寸法をcmでそれぞれ表示してい
る。)とかなり外径の大きなディッシュがパラボラアン
テナ装置として用いられている。これは、大きな開口面
積のパラボラアンテナ装置でないと、満足できる受信性
能が得られないためである。そして、ディッシュの外径
が大きいとともに重量が大きいため、パラボラアンテナ
装置は屋外に設置されることが多い。すると、ディッシ
ュに受ける風圧や積雪による荷重等をも配慮しなければ
ならず、ディッシュを仰角調整自在に支持する仰角調整
支持機構およびこれが固定される支柱等は機械的強度の
大きなものが必要とされる。
ここで、第6図に従来のオフセットパラボラアンテナ装
置の概要図を示し、その構成を簡単に説明する。
置の概要図を示し、その構成を簡単に説明する。
第6図において、ディッシュ1はオフセット型のパラボ
ラアンテナであり、その背面よりアーム2を前方に突出
させ、ディッシュ1の焦点にホーンとローノイズコンバ
ータ等からなる一次放射器3が配置される。さらに、地
面に安定して配置された脚部4に支柱5が立設され、こ
の支柱5にボルト6,6等で確実に固定された仰角調整
支持機構7によりディッシュ1は背面で仰角調整自在に
支持される。この仰角調整支持機構7は、例えば水平軸
8でディッシュ1を背面中央部で揺動自在とし、円弧状
長穴9に挿通された固定用ボルト10の締め付けにより適
宜の仰角が保持される。
ラアンテナであり、その背面よりアーム2を前方に突出
させ、ディッシュ1の焦点にホーンとローノイズコンバ
ータ等からなる一次放射器3が配置される。さらに、地
面に安定して配置された脚部4に支柱5が立設され、こ
の支柱5にボルト6,6等で確実に固定された仰角調整
支持機構7によりディッシュ1は背面で仰角調整自在に
支持される。この仰角調整支持機構7は、例えば水平軸
8でディッシュ1を背面中央部で揺動自在とし、円弧状
長穴9に挿通された固定用ボルト10の締め付けにより適
宜の仰角が保持される。
(考案が解決しようとする問題点) かかる構成において、パラボラアンテナ装置は、仰角が
29.1〜53.6度の範囲で調整されるので、ディッ
シュ1は垂直線に対して背面側に傾いて寝た状態とな
る。第6図で示すごとく、オフセット型であっても垂直
線に対して6.7〜31.2度の範囲で寝た状態とな
る。なお、円形パラボラアンテナであれば、焦点がディ
ッシュ開口の中心にあるためにディッシュは29.1〜
53.6度の範囲で大きく寝た状態となる。そこで、7
5形,90形,120形等の外径の大きなディッシュ1
が用いられたパラボラアンテナ装置にあっては、ディッ
シュ1の上辺部が支柱5の上方延長上に位置し、ディッ
シュ1を支柱5の上端部に設置できるが、支柱5の中間
部に固定することができないという問題点があった。こ
のために、1個のディッシュ1に対して1本の支柱が必
要であり、多数のディッシュ1を設置する場合に極めて
不経済である。また、家屋のベランダの支柱等に簡単に
設置することができない。なお、ディッシュ1を支柱5
からアーム等を用いて離間させて支持すれば支柱5の中
間部に固定することができるが、アーム等の機械的強度
を極めて大きなものとしなければならず実用的でない。
29.1〜53.6度の範囲で調整されるので、ディッ
シュ1は垂直線に対して背面側に傾いて寝た状態とな
る。第6図で示すごとく、オフセット型であっても垂直
線に対して6.7〜31.2度の範囲で寝た状態とな
る。なお、円形パラボラアンテナであれば、焦点がディ
ッシュ開口の中心にあるためにディッシュは29.1〜
53.6度の範囲で大きく寝た状態となる。そこで、7
5形,90形,120形等の外径の大きなディッシュ1
が用いられたパラボラアンテナ装置にあっては、ディッ
シュ1の上辺部が支柱5の上方延長上に位置し、ディッ
シュ1を支柱5の上端部に設置できるが、支柱5の中間
部に固定することができないという問題点があった。こ
のために、1個のディッシュ1に対して1本の支柱が必
要であり、多数のディッシュ1を設置する場合に極めて
不経済である。また、家屋のベランダの支柱等に簡単に
設置することができない。なお、ディッシュ1を支柱5
からアーム等を用いて離間させて支持すれば支柱5の中
間部に固定することができるが、アーム等の機械的強度
を極めて大きなものとしなければならず実用的でない。
ところで、近年の急速な技術開発の進歩により、一次放
射器3のローノイズコンバータ等の特性が著しく向上さ
れ、NF特性の大幅な改善がなされている。このため
に、45形の小さな外径のディッシュ1を用いても、従
来の一次放射器3の特性が改善される前と同等の受信性
能を十分に得ることができるようになった。そこで、パ
ラボラアンテナ装置を屋内に簡単に設置し、または家屋
のベランダの支柱等に簡単に設置できることが望まれて
いる。しかしながら、従来の仰角調整支持機構7を用い
るならば、機械的強度が必要以上に大きく不経済であ
り、また家屋のベランダの支柱等に簡単に設置すること
ができない。
射器3のローノイズコンバータ等の特性が著しく向上さ
れ、NF特性の大幅な改善がなされている。このため
に、45形の小さな外径のディッシュ1を用いても、従
来の一次放射器3の特性が改善される前と同等の受信性
能を十分に得ることができるようになった。そこで、パ
ラボラアンテナ装置を屋内に簡単に設置し、または家屋
のベランダの支柱等に簡単に設置できることが望まれて
いる。しかしながら、従来の仰角調整支持機構7を用い
るならば、機械的強度が必要以上に大きく不経済であ
り、また家屋のベランダの支柱等に簡単に設置すること
ができない。
本考案の目的は、上記した事情に鑑みてなされたもの
で、簡単な構成でディッシュを仰角調整自在に支持でき
るようにしたパラボラアンテナ装置を提供することにあ
る。
で、簡単な構成でディッシュを仰角調整自在に支持でき
るようにしたパラボラアンテナ装置を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) かかる目的を達成するために、本考案のパラボラアンテ
ナ装置は、ディッシュの背面に、水平断面が後側に向け
て開口するコ字状の揺動金具を固定し、この揺動金具の
両側板の上部に水平方向で対向する揺動軸穴を穿設する
とともに下部に前記揺動軸穴を円弧の中心とする円弧状
長穴を穿設し、立設された支柱に前記円弧の半径と同じ
間隔で2本のU字状ボルトを固定し、これらのU字状ボ
ルトに前記揺動金具を被せ、固定用のボルトを前記揺動
軸穴と前記円弧状長穴にそれぞれ挿通して前記U字状ボ
ルトの側部に螺入させて前記支柱に前記ディッシュを仰
角調整自在に支持するように構成されている。
ナ装置は、ディッシュの背面に、水平断面が後側に向け
て開口するコ字状の揺動金具を固定し、この揺動金具の
両側板の上部に水平方向で対向する揺動軸穴を穿設する
とともに下部に前記揺動軸穴を円弧の中心とする円弧状
長穴を穿設し、立設された支柱に前記円弧の半径と同じ
間隔で2本のU字状ボルトを固定し、これらのU字状ボ
ルトに前記揺動金具を被せ、固定用のボルトを前記揺動
軸穴と前記円弧状長穴にそれぞれ挿通して前記U字状ボ
ルトの側部に螺入させて前記支柱に前記ディッシュを仰
角調整自在に支持するように構成されている。
(作用) ディッシュの背面に固定されたコ字状の揺動金具の両側
板の上部に揺動軸穴を穿設するとともに下部に円弧状長
穴を穿設し、これらの穴を挿通させて固定用のボルトを
支柱に所定の間隔で固定された2本のU字状ボルトの側
部に螺入させるので、円弧状長穴に挿通させた固定用の
ボルトを緩めればディッシュの仰角が調整でき、そのボ
ルトを強く締め付ければ適宜な仰角でディッシュは支持
される。そして、2本のU字状ボルトを適宜な支柱に固
定することで、パラボラアンテナ装置が簡単に設置でき
る。
板の上部に揺動軸穴を穿設するとともに下部に円弧状長
穴を穿設し、これらの穴を挿通させて固定用のボルトを
支柱に所定の間隔で固定された2本のU字状ボルトの側
部に螺入させるので、円弧状長穴に挿通させた固定用の
ボルトを緩めればディッシュの仰角が調整でき、そのボ
ルトを強く締め付ければ適宜な仰角でディッシュは支持
される。そして、2本のU字状ボルトを適宜な支柱に固
定することで、パラボラアンテナ装置が簡単に設置でき
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図ないし第5図を参照して
説明する。第1図は、本考案の45形オフセットパラボ
ラアンテナ装置の要部側面図であり、第2図は、第1図
のA−A矢視断面図であり、第3図は、第1図のパラボ
ラアンテナ装置の分解斜視図であり、第4図は、ディッ
シュを支柱の中間部に固定する場合の固定金具の使用を
説明する図であり、第5図は、ディッシュ2を支柱の上
端部に固定する場合の固定金具の使用を説明する図であ
る。
説明する。第1図は、本考案の45形オフセットパラボ
ラアンテナ装置の要部側面図であり、第2図は、第1図
のA−A矢視断面図であり、第3図は、第1図のパラボ
ラアンテナ装置の分解斜視図であり、第4図は、ディッ
シュを支柱の中間部に固定する場合の固定金具の使用を
説明する図であり、第5図は、ディッシュ2を支柱の上
端部に固定する場合の固定金具の使用を説明する図であ
る。
第1図ないし第5図において、45形の外径の小さいデ
ィッシュ20の背面に4箇所ボルト螺入用のボス21,21…
が設けられる。そして、金属丸棒が鍵穴状に折り曲げら
れ、その輪状部22のボス21,21…に対応する位置が偏平
に形成されるとともにボルト挿通穴23,23…が穿設さ
れ、さらに金属丸棒の両端を揃えてディッシュ20の表側
の焦点に達するように折り曲げられてアーム24が形成さ
れる。さらに、輪状部22からアーム24に連なる首状部分
に、水平断面がディッシュ20の後側に向けて開口するコ
字状に板金等で形成された揺動金具25がボルト等により
固定される。そして、この揺動金具25の両側板の上部に
水平方向に対向して揺動軸穴26,26が穿設されて、両側
板の下部に揺動軸穴26,26を円弧の中心とし適宜な半径
rの円弧状長穴27,27が穿設される。この円弧状長穴27,
27の角度幅は、例えば日本国内で用いるならば24.5
度は必要である。そして、輪状部22のボルト挿通穴23,2
3…を挿通させてボルト28,28…がディッシュ20の背面の
ボス21,21…に螺入されて揺動金具25がディッシュ20の
背面に固定され、またアーム24の先端にホーン29とロー
ノイズコンバータ30等からなる一次放射器31が固定され
てディッシュ20の焦点に配置される。
ィッシュ20の背面に4箇所ボルト螺入用のボス21,21…
が設けられる。そして、金属丸棒が鍵穴状に折り曲げら
れ、その輪状部22のボス21,21…に対応する位置が偏平
に形成されるとともにボルト挿通穴23,23…が穿設さ
れ、さらに金属丸棒の両端を揃えてディッシュ20の表側
の焦点に達するように折り曲げられてアーム24が形成さ
れる。さらに、輪状部22からアーム24に連なる首状部分
に、水平断面がディッシュ20の後側に向けて開口するコ
字状に板金等で形成された揺動金具25がボルト等により
固定される。そして、この揺動金具25の両側板の上部に
水平方向に対向して揺動軸穴26,26が穿設されて、両側
板の下部に揺動軸穴26,26を円弧の中心とし適宜な半径
rの円弧状長穴27,27が穿設される。この円弧状長穴27,
27の角度幅は、例えば日本国内で用いるならば24.5
度は必要である。そして、輪状部22のボルト挿通穴23,2
3…を挿通させてボルト28,28…がディッシュ20の背面の
ボス21,21…に螺入されて揺動金具25がディッシュ20の
背面に固定され、またアーム24の先端にホーン29とロー
ノイズコンバータ30等からなる一次放射器31が固定され
てディッシュ20の焦点に配置される。
また、揺動金具25のコ字状内に挿入可能な幅の2本のU
字状ボルト32,32が適宜に立設された支柱33にrの間隔
で嵌められ、その両端部が固定金具34のボルト挿通孔
35,35…に挿通されてナット36,36…で螺合される。この
ように支柱33をU字状ボルト32,32と固定金具34で挾持
するようにしてU字状ボルト32,32が支柱33に固定され
る。さらに、U字状ボルト32,32の側部が偏平に形成さ
れ水平方向に対向するネジ穴37,37…が形成される。
字状ボルト32,32が適宜に立設された支柱33にrの間隔
で嵌められ、その両端部が固定金具34のボルト挿通孔
35,35…に挿通されてナット36,36…で螺合される。この
ように支柱33をU字状ボルト32,32と固定金具34で挾持
するようにしてU字状ボルト32,32が支柱33に固定され
る。さらに、U字状ボルト32,32の側部が偏平に形成さ
れ水平方向に対向するネジ穴37,37…が形成される。
さらに、支柱33に固定された2本のU字状ボルト32,32
がコ字状内側に挿入されるように揺動金具25が被せられ
る。そして、揺動軸穴26,26を挿通して固定用の揺動軸
ボルト38,38が上側に固定されたU字状ボルト32のネジ
穴37,37に螺入される。また、円弧状長穴27,27を挿通し
て固定用の揺動固定ボルト39,39が下側に固定されたU
字状ボルト32のネジ穴37,37に螺入される。なお、揺動
金具25の両側板とU字状ボルト32,32との間に、カラー4
0,40…が固定用のボルト38,38,39,39で挿通されて介装
される。
がコ字状内側に挿入されるように揺動金具25が被せられ
る。そして、揺動軸穴26,26を挿通して固定用の揺動軸
ボルト38,38が上側に固定されたU字状ボルト32のネジ
穴37,37に螺入される。また、円弧状長穴27,27を挿通し
て固定用の揺動固定ボルト39,39が下側に固定されたU
字状ボルト32のネジ穴37,37に螺入される。なお、揺動
金具25の両側板とU字状ボルト32,32との間に、カラー4
0,40…が固定用のボルト38,38,39,39で挿通されて介装
される。
固定金具34の上下両端は互いに逆方向にL字状に折り曲
げられ、それらの折り曲げ片の長さは一方が短く他方は
長く形成される。そして、支柱33の中間部にディッシュ
20を固定する場合には、第4図のごとく短い折り曲げ片
を支柱に当接させるようにする。すると、折り曲げ片の
端縁が支柱33に食い込み、ディッシュ20の固定位置のず
れが防止されるとともに、ナット36,36…の緩み防止が
なされる。また、支柱33の上端部にディッシュ20を固定
する場合には、第5図のごとく長い折り曲げ片が支柱33
の上端面に引っ掛かるようにしてディッシュ20の固定位
置のずれが防止される。なお、短い折り曲げ片の端縁
は、支柱33への食い込みをより良くするために、適宜に
断面鋭角にしまたは平面鋸歯状等に形成され、さらには
支柱33の断面形状に合わせて若干R状にえぐってあって
も良い。
げられ、それらの折り曲げ片の長さは一方が短く他方は
長く形成される。そして、支柱33の中間部にディッシュ
20を固定する場合には、第4図のごとく短い折り曲げ片
を支柱に当接させるようにする。すると、折り曲げ片の
端縁が支柱33に食い込み、ディッシュ20の固定位置のず
れが防止されるとともに、ナット36,36…の緩み防止が
なされる。また、支柱33の上端部にディッシュ20を固定
する場合には、第5図のごとく長い折り曲げ片が支柱33
の上端面に引っ掛かるようにしてディッシュ20の固定位
置のずれが防止される。なお、短い折り曲げ片の端縁
は、支柱33への食い込みをより良くするために、適宜に
断面鋭角にしまたは平面鋸歯状等に形成され、さらには
支柱33の断面形状に合わせて若干R状にえぐってあって
も良い。
かかる構成において、揺動軸ボルト38,38および揺動固
定ボルト39,39を緩めると、揺動軸ボルト38,38を中心と
して揺動金具25が揺動でき、ディッシュ20の仰角が調整
できる。そして、ディッシュ20が適宜な仰角に調整され
た位置で、揺動固定ボルト39,39を締め付ければ、ディ
ッシュ20は適宜な仰角で支持される。ここで、高仰角に
設定されたディッシュ20の端が、支柱33に当接しな
いように、揺動金具25の寸法が設定されることはもち
ろんであるが、ディッシュ20の外径が小さいので揺動
金具25の寸法も短くて足りる。そして、方位角はU字
状ボルト32,32を支柱33に固定する方向を適宜に調整す
れば良い。
定ボルト39,39を緩めると、揺動軸ボルト38,38を中心と
して揺動金具25が揺動でき、ディッシュ20の仰角が調整
できる。そして、ディッシュ20が適宜な仰角に調整され
た位置で、揺動固定ボルト39,39を締め付ければ、ディ
ッシュ20は適宜な仰角で支持される。ここで、高仰角に
設定されたディッシュ20の端が、支柱33に当接しな
いように、揺動金具25の寸法が設定されることはもち
ろんであるが、ディッシュ20の外径が小さいので揺動
金具25の寸法も短くて足りる。そして、方位角はU字
状ボルト32,32を支柱33に固定する方向を適宜に調整す
れば良い。
なお、上記実施例の説明では、符号32で示される部材を
U字状ボルトと表現したが、このボルトは支柱33を半周
してその両端部が固定金具34に固定される形状であれば
良い。すなわち、U字状ボルト32は支柱33との当接面の
形状が支柱33の断面形状に応じて山形またはコ字状形等
に形成されたものであっても良い。
U字状ボルトと表現したが、このボルトは支柱33を半周
してその両端部が固定金具34に固定される形状であれば
良い。すなわち、U字状ボルト32は支柱33との当接面の
形状が支柱33の断面形状に応じて山形またはコ字状形等
に形成されたものであっても良い。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案のパラボラアンテナ装置に
よれば、2本のU字状ボルトとコ字状の揺動金具を用い
た簡単な構成により仰角調整支持機構が形成されるの
で、軽量であるとともに安価に作製できるという優れた
効果を奏する。
よれば、2本のU字状ボルトとコ字状の揺動金具を用い
た簡単な構成により仰角調整支持機構が形成されるの
で、軽量であるとともに安価に作製できるという優れた
効果を奏する。
第1図は、本考案の45形オフセットパラボラアンテナ
装置の要部側面図であり、第2図は、第1図のA−A矢
視断面図であり、第3図は、第1図のパラボラアンテナ
装置の分解斜視図であり、第4図は、ディッシュを支柱
の中間部に固定する場合の固定金具の使用を説明する図
であり、第5図は、ディッシュ2を支柱の上端部に固定
する場合の固定金具の使用を説明する図であり、第6図
は、従来のオフセットパラボラアンテナ装置の概要図で
ある。 20……ディッシュ、25……揺動金具、 26……揺動軸穴、27……円弧状長穴、 33……支柱、32……U字状ボルト、 34……固定金具、36……ナット、 37……ネジ穴、38……揺動軸ボルト、 39……揺動固定ボルト、r……半径。
装置の要部側面図であり、第2図は、第1図のA−A矢
視断面図であり、第3図は、第1図のパラボラアンテナ
装置の分解斜視図であり、第4図は、ディッシュを支柱
の中間部に固定する場合の固定金具の使用を説明する図
であり、第5図は、ディッシュ2を支柱の上端部に固定
する場合の固定金具の使用を説明する図であり、第6図
は、従来のオフセットパラボラアンテナ装置の概要図で
ある。 20……ディッシュ、25……揺動金具、 26……揺動軸穴、27……円弧状長穴、 33……支柱、32……U字状ボルト、 34……固定金具、36……ナット、 37……ネジ穴、38……揺動軸ボルト、 39……揺動固定ボルト、r……半径。
Claims (1)
- 【請求項1】ディッシュの背面に、水平断面が後側に向
けて開口するコ字状の揺動金具を固定し、この揺動金具
の両側板の上部に水平方向で対向する揺動軸穴を穿設す
るとともに下部に前記揺動軸穴を円弧の中心とする円弧
状長穴を穿設し、立設された支柱に前記円弧の半径と同
じ間隔で2本のU字状ボルトを固定し、これらのU字状
ボルトに前記揺動金具を被せ、固定用のボルトを前記揺
動軸穴と前記円弧状長穴にそれぞれ挿通して前記U字状
ボルトの側部に螺入させて前記支柱に前記ディッシュを
仰角調整自在に支持することを特徴とするパラボラアン
テナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987090562U JPH0611615Y2 (ja) | 1987-06-12 | 1987-06-12 | パラボラアンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987090562U JPH0611615Y2 (ja) | 1987-06-12 | 1987-06-12 | パラボラアンテナ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63198207U JPS63198207U (ja) | 1988-12-20 |
JPH0611615Y2 true JPH0611615Y2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=30950542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987090562U Expired - Lifetime JPH0611615Y2 (ja) | 1987-06-12 | 1987-06-12 | パラボラアンテナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0611615Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60136401A (ja) * | 1983-12-24 | 1985-07-19 | Dx Antenna Co Ltd | アンテナ架台 |
JPS60201701A (ja) * | 1984-03-26 | 1985-10-12 | Maspro Denkoh Corp | パラボラアンテナ反射鏡の支持装置 |
-
1987
- 1987-06-12 JP JP1987090562U patent/JPH0611615Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63198207U (ja) | 1988-12-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4819006A (en) | Mount for supporting a parabolic antenna | |
US7696949B2 (en) | Receiving antenna | |
US9548524B1 (en) | Antenna mount | |
JPH0611615Y2 (ja) | パラボラアンテナ装置 | |
JPS5915307A (ja) | アンテナ支持具 | |
JPS6016124B2 (ja) | アンテナ角度調節装置 | |
JP2604952Y2 (ja) | ベランダ取付用アンテナ | |
JPH0260208A (ja) | Bsアンテナ等の取付装置 | |
JPS641767Y2 (ja) | ||
JP3179194U (ja) | 指向性アンテナの仰角設定取付け装置 | |
KR19980019938U (ko) | 전방향 조정 설치 가능한 마이크로웨이브 송수신 및 위성방송 수신용 접시 안테나 고정 브라켓 | |
JPS6121850Y2 (ja) | ||
JPH0134409Y2 (ja) | ||
JP3178820U (ja) | 指向性アンテナの仰角設定取付け装置 | |
JP3634150B2 (ja) | パラボラアンテナ | |
JPH0112404Y2 (ja) | ||
JPH048659Y2 (ja) | ||
JPH0614484Y2 (ja) | パラボラアンテナ装置 | |
JPH066575Y2 (ja) | パラボラアンテナの仰角調整機構 | |
JPH0411366Y2 (ja) | ||
JP4210491B2 (ja) | パラボラアンテナ支持装置 | |
JPS6338566Y2 (ja) | ||
JPH0774525A (ja) | 衛星放送受信アンテナの取付装置 | |
JPS63174405A (ja) | 衛星放送受信用平面アンテナ取付装置 | |
JPS5991703A (ja) | パラボラ反射鏡の設置角度調整装置 |