JPH10322046A - シール構造 - Google Patents

シール構造

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JPH10322046A
JPH10322046A JP13256697A JP13256697A JPH10322046A JP H10322046 A JPH10322046 A JP H10322046A JP 13256697 A JP13256697 A JP 13256697A JP 13256697 A JP13256697 A JP 13256697A JP H10322046 A JPH10322046 A JP H10322046A
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JP
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lid
seal
retaining member
sealing
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JP13256697A
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Mutsumi Tanaka
睦 田中
Toshikazu Okazaki
敏和 岡崎
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作業性がよくて品質不良がほとんど生じず、し
かも安価なシール構造を提供する。 【解決手段】箱本体とこれを蓋する蓋本体1aとの隙間
をシールして内部を密閉するシール構造であって、上記
隙間に近接する蓋本体1aの近接部に、上面に座ぐり状
凹部3が設けられた複数の貫通穴2が所定間隔で穿設さ
れ、上記座ぐり状凹部3を含む貫通穴2に、樹脂が下面
側にはみ出し部4を形成するよう充填されて抜け止め部
材5が形成され、上記蓋本体1aの上記はみ出し部4が
形成された下面に、上記抜け止め部材5と一体化させた
状態でシール部材6を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、箱本体と蓋体との
隙間をシールして内部を密閉するシール構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ等に用いられるハードディ
スクドライブ(以下「HDD」と称する)は、図7に示
すように、筐体41内に磁気ディスク43や先端にヘッ
ドが設けられたアクチュエーターおよびVCMアセンブ
リ44等が収容され、蓋体42で蓋されている。このH
DDは、磁気ディスク43が回転する時の風による浮力
を利用して、ヘッドが磁気ディスク43上を僅かに浮上
してデータの読み取り等が行われる。
【0003】このようなHDDでは、ヘッドおよび磁気
ディスク43のおかれる環境が清浄である必要がある。
すなわち、筐体41内が汚染性ガスに侵されると磁気デ
ィスク43が汚染され、ヘッドの固着や摩擦係数の増大
等の不都合を招くおそれがある。また、筐体41内に汚
染物が侵入すると、ヘッドと磁気ディスク43の間に汚
染物が噛み込んでヘッドクラッシュ等のトラブルの原因
になる。このため、HDDは、汚染物のないクリーンル
ーム内で組み立てが行われる。また、筐体41と蓋体4
2との間にシール部材45を挟み込んだり、蓋体42の
下面にシールゴムを取り付けることにより、組み立て後
の筐体41内の気密性を保持して汚染物等の侵入を防止
することが行われている。
【0004】そして、筐体41内の気密性を保持するた
め、従来からつぎのようなシール構造が採用されてい
る。第1の構造は、図8に示すように、両面粘着テープ
46が貼着されたシール材47が下面に枠状に貼着され
た蓋体42aを準備し、この蓋体42で筐体41を蓋す
るものである。また、第2の構造は、図9に示すよう
に、ステンレス等からなる枠状の補強板48の上下面
に、それぞれシール材47を加硫接着したシール部材4
5aを準備し、このシール部材45aを筐体41と蓋体
42との間に挟み込むものである。第3の構造は、図1
0に示すように、補強板48aに複数の穴49aを穿設
し、上記穴49a内にシール材47が充填されるよう補
強板48aの上下面にシール材47が取り付けられたシ
ール材45bを準備し、このシール材45bを筐体41
と蓋体42との間に挟み込むものである。第4の構造
は、図11に示すように、下面にシール材47を加硫接
着させた蓋体42bを準備し、この蓋体42bで筐体4
1を蓋するものである。第5の構造は、図12に示すよ
うに、蓋体42cに複数の穴49を穿設し、上記穴49
内にシール材47が充填されるよう上下面にシール材4
7が取り付られた蓋体42cを準備し、この蓋体42c
で筐体41を蓋するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記第1の
構造では、シール材47が柔らかく腰がないため、蓋体
42aへの貼着作業の自動化ができない。このため、手
貼りで作業を行わなければならず、作業性および生産性
が悪い。しかも、シール材47を貼着する際に、シール
材47の位置がずれたり、シール材47にしわやたるみ
が生じる等、品質不良が生じやすいという問題がある。
また、第2および第3の構造では、補強板48,48a
を用いるため第1の構造に比べて組み立ての作業性はあ
る程度改善されるものの、補強板48,48aが高価な
うえ部品点数が増え、コストアップになる。しかも、接
着剤を使用する第2の構造および第4の構造では、補強
板48および蓋体42bの研磨や接着剤塗布等の作業が
増える。さらに、接着剤から塩素等のガスが放出されて
磁気ディスク43汚染の原因になるという問題がある。
また、第5の構造では、蓋体42cの上側にシール材4
7が突出するため、その分だけ蓋体42cの上方にスペ
ースが必要となり、コンピュータ等の装置を小形化する
うえで障害となる。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、作業性がよくて品質不良がほとんど生じず、し
かも安価なシール構造の提供をその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のシール構造は、箱本体とこれを蓋する蓋体
との隙間をシールして内部を密閉するシール構造であっ
て、上記隙間に近接する箱本体もしくは蓋体の近接部
に、近接面と反対側の面に座ぐり状凹部が設けられた複
数の貫通穴が所定間隔で穿設され、上記座ぐり状凹部を
含む貫通穴に、樹脂もしくはゴムが近接面側に露呈部が
形成されるよう充填されて抜け止め部材が形成され、上
記箱本体もしくは蓋体の上記露呈部が形成された近接面
に、上記抜け止め部材と一体化させた状態でシール部材
を設けたことを要旨とする。
【0008】すなわち、本発明のシール構造は、近接面
と反対側の面に座ぐり状凹部が設けられた複数の貫通穴
が所定間隔で穿設され、上記座ぐり状凹部を含む貫通穴
に、樹脂もしくはゴムが近接面側に露呈部が形成される
よう充填されて抜け止め部材が形成されている。このた
め、抜け止め部材が、蓋体もしくは箱体の近接面と反対
側の座ぐり状凹部内に樹脂もしくはゴムが埋め込まれた
状態で抜け止めされている。したがって、蓋体もしくは
箱体の近接面と反対側に余分なスペースを必要とせず、
コンピュータ等の装置の小形化に有利である。さらに、
打ち抜き金型のピン長さが短くてすむため、ピンが折れ
にくくなり、貫通穴の穴開け加工も行いやすくなる。ま
た、上記箱本体もしくは蓋体の上記露呈部が形成された
近接面に、上記抜け止め部材と一体化させた状態でシー
ル部材を設けている。このため、蓋体とシール部材との
接合に接着剤が不要で、接着剤からのガス放出がなく、
磁気ディスクが汚染されない。さらに、蓋体とシール部
材が抜け止め部材を介して一体化されているため、補強
板も不要で安価になる。そのうえ、組み立て作業が行い
やすく、シール部材にしわやたるみが生じることがなく
品質不良も生じない。しかも、抜け止め部材およびシー
ル部材が樹脂からなる場合には、バリの心配もなく、不
良品が生じにくい。
【0009】本発明において、蓋体の露呈部が形成され
た近接面に、上記露呈部が覆われた状態でシール材が設
けられている場合には、樹脂もしくはゴムからなる抜け
止め部材と、蓋体との間のシールが一層優れたものにな
り、シールの信頼性がさらに向上するという効果を奏す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0011】図1は、本発明の実施の形態のシール構造
に用いる蓋体1を示す。この蓋体1は、基本的には、図
7に示したもののように、筐体(図示せず)の開口を蓋
するものである。この蓋体1の蓋本体1aには、複数
(図では16個示している)の貫通穴2が所定間隔で穿
設されている。これら貫通穴2の上面(筐体と近接する
面の反対側面である)に座ぐり状凹部3が設けられてい
る。これらの貫通穴2は、蓋本体1aの周辺部(筐体の
開口周縁と近接する部分)に、筐体の開口に沿うように
列設されている。
【0012】そして、上記座ぐり状凹部3を含む貫通穴
2に、樹脂が充填されて抜け止め部材5が形成されてい
る。この抜け止め部材5には、蓋本体1aの下面側には
み出し部4が形成されている。このように、樹脂が座ぐ
り状凹部3内に埋め込まれた状態で充填されることによ
り、下方に抜けようとするのが抜け止めされるととも
に、蓋本体1aの下面側にはみ出し部4が形成されるこ
とにより上方に抜けようとするのが抜け止めされる。
【0013】また、上記蓋本体1a下面の周辺部に、軟
質材料からなるシール部材6が枠状に設けられている。
このシール部材6は、各抜け止め部材5のはみ出し部4
下面と一体化されるとともに、蓋本体1aの下面に密着
された状態で設けられている。そして、上記蓋体1で筐
体(図示せず)の開口を蓋することにより、筐体の開口
縁に蓋体1のシール部材6が密着し、筐体と蓋本体1a
との隙間がシールされて内部が密閉されるようになって
いる。
【0014】本発明のシール構造に用いる蓋体1は、例
えば、つぎのようにして製造される。すなわち、ステン
レス板をプレス加工で曲げ、さらに外形を打ち抜き加工
するとともに、図2に示すように、上記蓋本体1aの周
辺部に、筐体の開口に沿う位置に複数の貫通穴2を所定
間隔で穿設するとともに、この貫通穴2の上面に座ぐり
状凹部3を形成させる。
【0015】上記蓋本体1aを用い、2色成形法によっ
て抜け止め部材5およびシール部材6が形成される。す
なわち、まず、図3に示すように、上記蓋本体1aの座
ぐり状凹部3を含む貫通穴2に、蓋本体1aの下面側に
はみ出し部4が形成されるように樹脂を充填し、抜け止
め部材5を形成する。このとき、蓋本体1aの下面側に
はみ出し部4が形成されることにより、蓋本体1aの下
面側に樹脂が露呈するようになっている。
【0016】つぎに、上記はみ出し部4が形成された蓋
本体1aの下面に、軟質材料を射出成形することにより
シール部材6を形成し、抜け止め部材5とシール部材6
を一体化させる(図1参照)。このシール部材6の成形
の時に、抜け止め部材5のはみ出し部4表面(露呈した
部分)の樹脂が高温のシール部材6と接触して少し溶
け、そののちシール部材6とともに硬化する。これによ
り、接着剤等を使用することなくシール部材6と抜け止
め部材5とが一体化され接合される。このように、シー
ル部材6と抜け止め部材5とは、加熱溶融と硬化によっ
て一体化されているため、接着剤等を使用することなく
強固に接合される。
【0017】このような2色成形は、例えば、図4に示
すようなロータリー方式の2色成形機を用いて行われ
る。図4において、11は図示の左右方向に進退可能、
かつ進退方向の軸を中心として回転可能な可動型であ
り、12は固定型である。13および14はそれぞれ1
次側射出装置および2次側射出装置であり、1次側射出
装置で抜け止め部材5を形成する樹脂を射出し、2次側
射出装置でシール部材6を形成する軟質材料を射出する
ようになっている。また、15は抜け止め部材5の成形
空間、16はシール部材6の成形空間である。なお、蓋
本体1aは図示していない。
【0018】上記2色成形機において、つぎのようにし
て蓋体1が製造される。すなわち、まず、図4(a)に
示すように、型締めと1次側および2次側の射出が行わ
れる。このとき、1次側では抜け止め部材5だけが形成
される。2次側では、軟質材料が射出され、すでに形成
されている抜け止め部材5と一体化される。ついで、図
4(b)に示すように、型を開き、1次側ではランナー
部17だけが突き出されて除去され、抜け止め部材5は
可動型11に残される。また、2次側では、抜け止め部
材5とシール部材6が一体化された製品18が突き出さ
れる。つぎに、図4(c)に示すように、可動型11が
回転し、製品18が除去された型面が1次側に移動する
とともに、抜け止め部材5が残された型面が2次側に移
動する。そして、図4(d)に示すように、再び型締め
と1次側および2次側の射出が行われ、1次側では抜け
止め部材5だけが形成され、2次側では軟質材料が射出
されて可動型11に残されている抜け止め部材5と一体
化するようシール部材6が成形される。
【0019】上記シール構造によれば、抜け止め部材5
が蓋本体1aの上面側の座ぐり状凹部3内に樹脂が埋め
込まれた状態で抜け止めされている。したがって、蓋本
体1aの上面に余分なスペースを必要としない。さら
に、貫通穴2の穴開け加工も行いやすい。また、蓋本体
1aとシール部材6との接合に接着剤を必要としないた
め接着剤からのガス放出がなくなる。さらに、蓋本体1
aとシール部材6とが抜け止め部材5を介して一体化さ
れているため、補強板も不要で安価になるうえ、組み立
て作業が行いやすく、シール部材6にしわやたるみが生
じることがなく品質不良も生じない。しかも、抜け止め
部材5が樹脂からなるため、バリの心配もない。
【0020】図5は、本発明の第2の実施の形態のシー
ル構造に用いる蓋体を示している。この蓋体は、貫通穴
2aの内面が、すり鉢状の傾斜面21に形成され、この
傾斜面21が座ぐり状凹部になっている。そして、上記
貫通穴2aの下面開口に、樹脂の露呈部4aが形成さ
れ、この露呈部4aの表面と一体化するようシール部材
6が設けられている。また、上記貫通穴2aの下面開口
が上記シール部材6で覆われている。それ以外の部分
は、図1に示すものと同様であり、同じ部分には同じ符
号を付している。このものでは、貫通穴2aの穴開け加
工が行いやすいという利点がある。しかも、貫通穴2a
の下面開口がシール部材6で覆われているため、シール
の信頼性が向上するという効果を奏する。それ以外は、
図1に示すものと同様の作用効果を奏する。
【0021】図6は、本発明の第3の実施の形態のシー
ル構造に用いる蓋体を示している。この蓋体は、蓋本体
1aの下面のはみ出し部4が完全に覆われるようにシー
ル部材6が設けられている。それ以外の部分は、図1に
示すものと同様であり、同じ部分には同じ符号を付して
いる。このものでは、シール部材6によってはみ出し部
4が完全に覆われているため、樹脂からなる抜け止め部
材5と、蓋本体1aとの間のシールがより優れたものに
なり、シールの信頼性が向上するという効果を奏する。
それ以外は、図1に示すものと同様の作用効果を奏す
る。
【0022】上記各実施の形態において、抜け止め部材
5を形成する樹脂としては、特に限定されるものではな
く、ポリプロピレン,ポリカーボネート,ポリスチレ
ン,ABS,メタクリル,ポリエチレン,ポリアミド,
ポリアセタール,ポリカーボネート,ポリフェニレンオ
キサイド,ポリスルホン等各種の樹脂材料が用いられ
る。また、樹脂だけでなく、ゴムを用いてもよい。さら
に、シール部材6を形成する軟質材料としては、特に限
定されるものではなく、スチレン系エラストマー,オレ
フィン系エラストマー,ポリエステルエラストマー,ポ
リウレタン,ポリブタジエンゴム,アルフィンゴム,ス
チレンブタジエンゴム,ハイスチレンゴム,エチレン−
プロピレンゴム,ブチルゴム,アクリルゴム,フッ素ゴ
ム,ウレタンゴム等、各種の軟質ゴムおよび軟質樹脂を
用いることができる。
【0023】上記抜け止め部材5の材質とシール部材6
の材質との組み合わせとしては、特に限定されるもので
はなく、各種の組み合わせで用いられる。これらの組み
合わせとして好適なのは、ポリプロピレンの抜け止め部
材5とオレフィン系エラストマーのシール部材6、ポリ
プロピレンの抜け止め部材5とスチレン系エラストマー
のシール部材6、ポリカーボネートの抜け止め部材5と
ポリウレタンのシール部材6、ポリカーボネートの抜け
止め部材5とポリエステルエラストマーのシール部材6
等の組み合わせである。
【0024】また、筐体および蓋本体1の材質としては
ステンレスのほか、アルミニウム,マグネシウム等の金
属材料のほか、樹脂材料も好適に用いられる。また、上
記各実施の形態では、抜け止め部材5およびシール部材
6を蓋本体1aに設けた例を示したが、これに限定する
ものではなく、筐体側に抜け止め部材5およびシール部
材6を設けるようにしても差し支えない。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明のシール構造によ
れば、抜け止め部材が、蓋体もしくは箱体の近接面と反
対側の座ぐり状凹部内に樹脂もしくはゴムが埋め込まれ
た状態で抜け止めされている。したがって、蓋体もしく
は箱体の近接面と反対側に余分なスペースを必要とせ
ず、コンピュータ等の装置の小形化に有利である。さら
に、貫通穴の穴開け加工も行いやすくなる。また、蓋体
とシール部材との接合に接着剤が不要で、接着剤からの
ガス放出がなく、磁気ディスクが汚染されない。さら
に、蓋体とシール部材が抜け止め部材を介して一体化さ
れているため、補強板も不要で安価になる。そのうえ、
組み立て作業が行いやすく、シール材にしわやたるみが
生じることがなく品質不良も生じない。しかも、抜け止
め部材やシール部材が樹脂からなる場合には、バリの心
配もなく、不良品が生じにくい。
【0026】本発明において、蓋体の露呈部が形成され
た近接面に、上記露呈部が覆われた状態でシール部材が
設けられている場合には、樹脂もしくはゴムからなる抜
け止め部材と、蓋体との間のシールが一層優れたものに
なり、シールの信頼性がさらに向上するという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のシール構造に用いる蓋
体を示す図であり、(a)は断面図、(b)は底面図で
ある。
【図2】蓋体本体を示す図であり、(a)は断面図、
(b)は平面図である。
【図3】上記蓋体本体に抜け止め部材を形成させた状態
を示す図であり、(a)は断面図、(b)は底面図であ
る。
【図4】上記蓋体を製造する2色成形機の作用を示す説
明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態のシール構造に用い
る蓋体を示す図であり、(a)は断面図、(b)は底面
図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態のシール構造に用い
る蓋体を示す図であり、(a)は断面図、(b)は底面
図である。
【図7】ハードディスクドライブを示す説明図である。
【図8】第1の従来例のシール構造に用いる蓋体を示す
図であり、(a)は断面図、(b)は底面図である。
【図9】第2の従来例のシール構造に用いるシール部材
を示す図であり、(a)は断面図、(b)は底面図であ
る。
【図10】第3の従来例のシール構造に用いるシール部
材を示す図であり、(a)は断面図、(b)は底面図で
ある。
【図11】第4の従来例のシール構造に用いる蓋体を示
す図であり、(a)は断面図、(b)は底面図である。
【図12】第5の従来例のシール構造に用いる蓋体を示
す図であり、(a)は断面図、(b)は底面図である。
【符号の説明】
1a 蓋本体 2 貫通穴 3 座ぐり状凹部 4 はみ出し部 5 抜け止め部材 6 シール部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱本体とこれを蓋する蓋体との隙間をシ
    ールして内部を密閉するシール構造であって、上記隙間
    に近接する箱本体もしくは蓋体の近接部に、近接面と反
    対側の面に座ぐり状凹部が設けられた複数の貫通穴が所
    定間隔で穿設され、上記座ぐり状凹部を含む貫通穴に、
    樹脂もしくはゴムが近接面側に露呈部が形成されるよう
    充填されて抜け止め部材が形成され、上記箱本体もしく
    は蓋体の上記露呈部が形成された近接面に、上記抜け止
    め部材と一体化させた状態でシール部材を設けたことを
    特徴とするシール構造。
  2. 【請求項2】 蓋体の露呈部が形成された近接面に、上
    記露呈部が覆われた状態でシール部材が設けられている
    請求項1記載のシール構造。
JP13256697A 1997-05-22 1997-05-22 シール構造 Pending JPH10322046A (ja)

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