JP2000215642A - 情報記録再生装置およびそれに用いるディスクドライブ用シ―ル材ならびにその製法 - Google Patents

情報記録再生装置およびそれに用いるディスクドライブ用シ―ル材ならびにその製法

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JP2000215642A
JP2000215642A JP11017629A JP1762999A JP2000215642A JP 2000215642 A JP2000215642 A JP 2000215642A JP 11017629 A JP11017629 A JP 11017629A JP 1762999 A JP1762999 A JP 1762999A JP 2000215642 A JP2000215642 A JP 2000215642A
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sealing material
thermoplastic
hard
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Katsuyoshi Urano
勝義 浦野
Mutsumi Tanaka
睦 田中
Toshikazu Okazaki
敏和 岡崎
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シール材が安価である情報記録再生装置および
それに用いるディスクドライブ用シール材ならびにその
製法を提供する。 【解決手段】パッキン部2とパッキン部2の芯材3とか
らなるディスクドライブ用シール材1であって、上記パ
ッキン部2が軟質樹脂で構成され、上記芯材3が硬質樹
脂で構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスクド
ライブ(HDD)等の情報記録再生装置およびそれに用
いるディスクドライブ用シール材ならびにその製法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、HDDは、図4に示すように、
ディスク51やヘッド52等が筐体53の内部に収容さ
れ、シール材54を介して蓋体55により蓋されてい
る。そして、HDDは、ディスク51の回転時の風によ
る浮力を利用して、ヘッド52をディスク51の上から
わずかに浮上させ、ディスク51の情報を読み取る。こ
のため、ディスク51およびヘッド52のおかれる環境
が汚染性ガスやコンタミ等に侵されると、様々な問題を
引き起こす。
【0003】例えば、汚染性ガスに侵されると、ディス
ク51が汚染され、ヘッド52と固着したり、ディスク
51表面の摩擦係数が増大したりする。また、コンタミ
に侵されると、コンタミがヘッド52とディスク51の
間に入り、ヘッドクラッシュ等が起こる。また、湿気や
酸性ガスに侵されると、ヘッド52およびディスク51
が腐食し、それらが機能しなくなる。
【0004】そこで、HDDの組み立ては、クリーンル
ーム内で行われ、しかも組み立てられたHDDは、その
内部の防塵性や防水性等を維持するため、筐体53と蓋
体55との間にシール材54を設けている。このシール
材54は、主につぎのA〜Cタイプの3種類のものがあ
る。Aタイプのものは、図5に示すように、枠状のゴム
シート61またはスポンジの片面に両面テープ62を貼
着したシール材54aであり、このシール材54a全体
がパッキン部63となっている。Bタイプのものは、図
6(a)に示すように、枠状の金属製補強板にゴムを加
硫して一体化したシール材54bであり、ゴムがパッキ
ン部63となり、補強板がその芯材64となっている。
Cタイプのものは、図7(a)に示すように、板状の金
属製蓋体55に加硫され一体化されたゴムであり、ゴム
がパッキン部63であるとともにシール材54cであ
り、蓋体55がその芯材64となっている。
【0005】そして、上記A〜Cタイプのいずれのもの
も、ゴムまたはスポンジを用いるため、加硫剤が必要と
なる。そして、ゴムまたはスポンジがこのままである
と、それらから長期にわたり汚染性ガスが発生するた
め、これを防止するために、ゴムまたはスポンジに2次
加硫または高温放置処理を施す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記2
次加硫や高温放置処理は長い時間を要するため、加工コ
ストが高くなる。また、上記シール材54の製造では、
シール材54を一体化したのち上記2次加硫や高温放置
処理を要し、工程数が多くなるため、人手が必要とな
る。これらの結果、シール材54の製造コストが高くな
り、シール材54やHDDの価格が高くなる。
【0007】さらに、上記B,Cタイプのように補強板
や蓋体55が金属板(SUS製板,アルミニウム製板,
真鍮製板等)であると、ゴムと一体化する際に、加硫接
着を行うためには接着剤が必要となり,両面テープ等に
より接着を行うためには粘着剤が必要となり、物理的な
一体化を行うためには多数の孔65をあけることが必要
となる(図6(b)および図7(b)参照)。しかしな
がら、上記接着剤および粘着剤は、汚染性ガスやコンタ
ミを多く発生させるという問題があり、また、多数の孔
65をあける作業は、加工コストが高くなるという問題
がある。そして、物理的な一体化は、孔65があけられ
た部分のみで行われているため、補強板や蓋体55とゴ
ムとの密着力が全体として弱く、シール性の信頼に欠け
るという問題もある。さらに、補強板や蓋体55に金属
板を用いると、その金属板に付着している油等を取り除
くために金属板を洗浄する必要がある。このように、加
工コストが高くなったり金属板の洗浄が必要となったり
すると、シール材54の製造コストが高くなり、シール
材54やHDDの価格が高くなる。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、シール材が安価である情報記録再生装置および
それに用いるディスクドライブ用シール材ならびにその
製法の提供をその目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、開口を有する筐体と、上記開口を蓋する
蓋体と、上記筐体と蓋体の間に位置決めされ、筐体の開
口縁部に対応するパッキン部とパッキン部の芯材とから
なるシール材と、上記筐体内に収容される情報記録再生
装置本体とを備えた情報記録再生装置であって、上記シ
ール材のパッキン部が軟質樹脂で構成され、上記芯材が
硬質樹脂で構成されている情報記録再生装置を第1の要
旨とし、パッキン部とパッキン部の芯材とからなり、上
記パッキン部が軟質樹脂で構成され、上記芯材が硬質樹
脂で構成されているディスクドライブ用シール材を第2
の要旨とし、熱可塑性硬質樹脂材料とこの熱可塑性硬質
樹脂材料製の硬質樹脂より高い融点の軟質樹脂を形成す
る熱可塑性軟質樹脂材料とを準備し、上記熱可塑性硬質
樹脂材料を用い成形により硬質樹脂製の芯材を形成し、
ついで、上記硬質樹脂の融点よりも高い成形温度で上記
硬質樹脂製の芯材のパッキン部形成予定部に上記熱可塑
性軟質樹脂材料を用い軟質樹脂製のパッキン部を一体形
成するディスクドライブ用シール材の製法を第3の要旨
とする。
【0010】すなわち、本発明の情報記録再生装置は、
シール材がパッキン部とパッキン部の芯材とからなり、
パッキン部が軟質樹脂で構成され、芯材が硬質樹脂で構
成されている。このため、パッキン部は、加硫剤が必要
となるゴムやスポンジからなるものと異なり、汚染性ガ
スの発生が少なく、汚染性ガスの発生を防止するために
必要な2次加硫や高温放置処理が不要となる。したがっ
て、シール材の製造時間が短縮され、シール材の製造コ
ストが安くなる。また、芯材は、金属板からなるものと
異なり、油等を取り除くための洗浄や多数の孔加工が不
要となる。したがって、シール材の製造コストが安くな
る。さらに、シール材の製造は、成形で行われるため、
無人化することができる。したがって、シール材の製造
コストが安くなる。このようにシール材の製造コストが
安くなるため、情報記録再生装置の価格が安価となる。
【0011】また、本発明のディスクドライブ用シール
材は、パッキン部とパッキン部の芯材とからなり、上記
パッキン部が軟質樹脂で構成され、上記芯材が硬質樹脂
で構成されている。このため、パッキン部は、加硫剤が
必要となるゴムやスポンジからなるものと異なり、汚染
性ガスの発生が少なく、汚染性ガスの発生を防止するた
めに必要な2次加硫や高温放置処理が不要となる。した
がって、シール材の製造時間が短縮され、シール材の製
造コストが安くなる。また、芯材は、金属板からなるも
のと異なり、油等を取り除くための洗浄や多数の孔加工
が不要となる。したがって、シール材の製造コストが安
くなる。さらに、シール材の製造は、成形で行われるた
め、無人化することができる。したがって、シール材の
製造コストが安くなる。このようにシール材の製造コス
トが安くなるため、シール材の価格が安価となる。
【0012】また、本発明のディスクドライブ用シール
材の製法は、熱可塑性硬質樹脂材料を用い成形により硬
質樹脂製の芯材を形成し、ついで、上記硬質樹脂の融点
よりも高い成形温度で上記硬質樹脂製の芯材のパッキン
部形成予定部に熱可塑性軟質樹脂材料を用い軟質樹脂製
のパッキン部を一体形成する。このため、パッキン部
は、加硫剤が必要となるゴムやスポンジからなるものと
異なり、汚染性ガスの発生が少なく、汚染性ガスの発生
を防止するために必要な2次加硫や高温放置処理が不要
となる。したがって、シール材の製造時間が短縮され、
シール材の製造コストが安くなる。また、芯材は、金属
板からなるものと異なり、油等を取り除くための洗浄や
多数の孔加工が不要となる。したがって、シール材の製
造コストが安くなる。さらに、シール材の製造は、成形
で行われるため、無人化することができる。したがっ
て、シール材の製造コストが安くなる。
【0013】つぎに、本発明を詳しく説明する。
【0014】本発明におけるシール材(ディスクドライ
ブ用シール材)は、パッキン部とパッキン部の芯材とか
らなり、上記パッキン部が軟質樹脂で構成され、上記芯
材が硬質樹脂で構成されている。
【0015】上記軟質樹脂の材料としては、オレフィン
系構造単位を有する熱可塑性エラストマーが好ましく、
スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体
(SEPS)やスチレン−エチレン−ブチレン−スチレ
ン共重合体(SEBS)等があげられる。特に、SEP
Sは、発ガス性が小さいという点および熱可塑性エラス
トマーの中でも純粋な材料であるという点で有効であ
る。また、上記硬質樹脂としては、オレフィン系構造単
位を有する熱可塑性樹脂が好ましく、エチレンやポリプ
ロピレン(PP)等があげられる。特に、PPは、熱可
塑性樹脂の中でも純粋な材料であるという点で有効であ
る。
【0016】なお、上記発明において、樹脂の「軟質」
および「硬質」とは、互いの相対的な硬さを意味してい
るのではなく、「軟質」とは、パッキン部がその機能
(防塵性等)を発揮する程度に軟らかいことを意味し、
「硬質」とは、上記パッキン部が所要の形状を保持する
程度に硬いことを意味する。
【0017】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を図
面にもとづいて詳しく説明する。
【0018】図1および図2は、本発明のHDD(情報
記録再生装置)に用いられるシール材(ディスクドライ
ブ用シール材)1の一実施の形態を示している。この実
施の形態では、シール材1は、図6(a)に示す従来技
術のシール材54bに代わる枠状のものであり、パッキ
ン部2はゴムに代えて軟質樹脂で構成され、芯材3は金
属製補強板に代えて硬質樹脂で構成されている。また、
上記HDDは、図4に示す従来技術のHDDのシール材
54を本発明のシール材1に代えたものであり、その他
の構成は、従来のHDDと同様である。
【0019】そして、上記軟質樹脂と硬質樹脂とで構成
されるシール材1をつぎのようにして製造する。すなわ
ち、まず、軟質樹脂材料であるSEPS(熱可塑性軟質
樹脂材料)および硬質樹脂材料であるポリプロピレン
(熱可塑性硬質樹脂材料)を準備する。ついで、上記ポ
リプロピレンを用い成形により硬質樹脂製の芯材3を形
成する。つぎに、この芯材3の硬質樹脂の融点よりも高
い成形温度で、パッキン部2形成予定部に、上記SEP
Sを用い、軟質樹脂製のパッキン部2を一体形成する。
このようにして、上記シール材1を製造する。
【0020】製造されたシール材1は、軟質樹脂製のパ
ッキン部2と硬質樹脂製の芯材3とがしっかりと密着し
ている。これは、軟質樹脂材料であるSEPSと硬質樹
脂材料であるポリプロピレンとがともにオレフィン系構
造単位を有しているためであると考えられる。また、上
記パッキン部2と芯材3との密着は、成形により得られ
るものであり、従来技術とは異なり、接着剤や粘着剤や
多数の孔加工が不要となる。このため、汚染性ガスやコ
ンタミの発生が少なく、また、加工コストが安くなる。
加工コストが安くなると、シール材1の製造コストも安
くなる。
【0021】さらに、パッキン部2が従来技術のゴムに
代えて軟質樹脂で構成されているため、パッキン部2か
ら発生する汚染性ガスが少なく、長い時間を要する2次
加硫や高温放置処理が不要となる。このため、シール材
1の製造時間が短縮され、シール材1の製造コストが安
くなる。また、パッキン部2をゴムに代えて軟質樹脂に
することにより、ばりが少なくなる。さらに、芯材3が
金属製補強板に代えて硬質樹脂で構成されているため、
油等を取り除くための洗浄が不要となる。このため、シ
ール材1の製造コストが安くなる。
【0022】また、上記軟質樹脂と硬質樹脂とで構成さ
れるシール材1の製造は、成形で行われるため、無人化
することができる。このため、シール材1の製造コスト
が安くなる。
【0023】このように、上記シール材1の製法によれ
ば、シール材1の製造コストを安くすることができる。
その結果、シール材1およびこのシール材1を用いたH
DDが安価になる。
【0024】つぎに、パッキン部と芯材の材料の組み合
わせを様々変えた場合のパッキン部と芯材との密着性に
ついて説明する。
【0025】そこで、パッキン部と芯材の材料の組み合
わせを様々変えてシール材を製造した。そして、パッキ
ン部と芯材との密着性について評価し、芯材からパッキ
ン部を剥がそうとするとパッキン部が破壊するものを
◎、パッキン部が破壊せずに剥がれるものを○、両者は
密着しているが剥がそうとすると容易に剥がれるものを
△、両者が全く密着していないものを×として表記し
た。その結果を下記の表1に示した。
【0026】
【表1】
【0027】上記表1において、ゴム(EPDM)とS
USとの組み合わせのものは、従来のものであり、物理
的な一体化を行うためにSUS製の芯材に多数の孔65
(図6(b)および図7(b)参照)があけられてい
る。また、ゴム(EPDM)とポリプロピレン(PP)
との組み合わせのものは、PPの耐熱性がないために、
EPDMの加硫温度に耐えることができず実施不可能だ
った。
【0028】上記表1より、パッキン部に熱可塑性エラ
ストマーのSEPSまたはSEBSを用い、芯材に熱可
塑性樹脂のPPを用いた組み合わせのものは、パッキン
部と芯材との密着性がよいことがわかる。
【0029】また、パッキン部にSEPS,SEBSま
たはTPUを用い、芯材にSUSまたはLCPを用いた
組み合わせのものは、密着性が悪いことがわかる。この
ため、芯材(SUSまたはLCP製芯材)には、物理的
な一体化を行うための多数の孔を必要とする。
【0030】なお、上記実施の形態では、図3に示すよ
うに、芯材3に孔4があけられてもよい。このようにす
ることにより、パッキン部2と芯材3との物理的な一体
化が行われ、パッキン部2と芯材3との密着性が増す。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明の情報記録再生装
置によれば、シール材がパッキン部とパッキン部の芯材
とからなり、パッキン部が軟質樹脂で構成され、芯材が
硬質樹脂で構成されている。このため、パッキン部は、
加硫剤が必要となるゴムやスポンジからなるものと異な
り、汚染性ガスの発生が少なく、汚染性ガスの発生を防
止するために必要な長い時間を要する2次加硫や高温放
置処理が不要となる。したがって、シール材の製造時間
が短縮され、シール材の製造コストが安くなる。また、
芯材は、金属板からなるものと異なり、油等を取り除く
ための洗浄や多数の孔加工が不要となる。したがって、
シール材の製造コストが安くなる。さらに、シール材の
製造は、成形で行われるため、無人化することができ
る。したがって、シール材の製造コストが安くなる。こ
のようにシール材の製造コストが安くなるため、情報記
録再生装置の価格が安価となる。
【0032】また、本発明のディスクドライブ用シール
材によれば、パッキン部とパッキン部の芯材とからな
り、上記パッキン部が軟質樹脂で構成され、上記芯材が
硬質樹脂で構成されている。このため、パッキン部は、
加硫剤が必要となるゴムやスポンジからなるものと異な
り、汚染性ガスの発生が少なく、汚染性ガスの発生を防
止するために必要な長い時間を要する2次加硫や高温放
置処理が不要となる。したがって、シール材の製造時間
が短縮され、シール材の製造コストが安くなる。また、
芯材は、金属板からなるものと異なり、油等を取り除く
ための洗浄や多数の孔加工が不要となる。したがって、
シール材の製造コストが安くなる。さらに、シール材の
製造は、成形で行われるため、無人化することができ
る。したがって、シール材の製造コストが安くなる。こ
のようにシール材の製造コストが安くなるため、シール
材の価格が安価となる。
【0033】また、本発明のディスクドライブ用シール
材の製法によれば、熱可塑性硬質樹脂材料を用い成形に
より硬質樹脂製の芯材を形成し、ついで、上記硬質樹脂
の融点よりも高い成形温度で上記硬質樹脂製の芯材のパ
ッキン部形成予定部に熱可塑性軟質樹脂材料を用い軟質
樹脂製のパッキン部を一体形成する。このため、パッキ
ン部は、加硫剤が必要となるゴムやスポンジからなるも
のと異なり、汚染性ガスの発生が少なく、汚染性ガスの
発生を防止するために必要な長い時間を要する2次加硫
や高温放置処理が不要となる。したがって、シール材の
製造時間が短縮され、シール材の製造コストが安くな
る。また、芯材は、金属板からなるものと異なり、油等
を取り除くための洗浄や多数の孔加工が不要となる。し
たがって、シール材の製造コストが安くなる。さらに、
シール材の製造は、成形で行われるため、無人化するこ
とができる。したがって、シール材の製造コストが安く
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスクドライブ用シール材の一実施
の形態を示す平面図である。
【図2】上記ディスクドライブ用シール材を示す部分断
面図である。
【図3】上記ディスクドライブ用シール材の変形例を示
す部分断面図である。
【図4】一般的なHDDを示す説明図である。
【図5】従来のシール材を示すR部分の部分断面図であ
る。
【図6】(a),(b)は、従来のシール材を示すR部
分の部分断面図である。
【図7】(a),(b)は、従来のシール材を示す部分
断面図である。
【符号の説明】
1 シール材 2 パッキン部 3 芯材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口を有する筐体と、上記開口を蓋する
    蓋体と、上記筐体と蓋体の間に位置決めされ、筐体の開
    口縁部に対応するパッキン部とパッキン部の芯材とから
    なるシール材と、上記筐体内に収容される情報記録再生
    装置本体とを備えた情報記録再生装置であって、上記シ
    ール材のパッキン部が軟質樹脂で構成され、上記芯材が
    硬質樹脂で構成されていることを特徴とする情報記録再
    生装置。
  2. 【請求項2】 軟質樹脂がオレフィン系構造単位を有す
    る熱可塑性エラストマーであり、硬質樹脂がオレフィン
    系構造単位を有する熱可塑性樹脂である請求項1記載の
    情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 熱可塑性エラストマーがスチレン−エチ
    レン−プロピレン−スチレン共重合体またはスチレン−
    エチレン−ブチレン−スチレン共重合体であり、熱可塑
    性樹脂がエチレンまたはポリプロピレンである請求項2
    記載の情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 パッキン部とパッキン部の芯材とからな
    り、上記パッキン部が軟質樹脂で構成され、上記芯材が
    硬質樹脂で構成されていることを特徴とするディスクド
    ライブ用シール材。
  5. 【請求項5】 軟質樹脂がオレフィン系構造単位を有す
    る熱可塑性エラストマーであり、硬質樹脂がオレフィン
    系構造単位を有する熱可塑性樹脂である請求項4記載の
    ディスクドライブ用シール材。
  6. 【請求項6】 熱可塑性エラストマーがスチレン−エチ
    レン−プロピレン−スチレン共重合体またはスチレン−
    エチレン−ブチレン−スチレン共重合体であり、熱可塑
    性樹脂がエチレンまたはポリプロピレンである請求項5
    記載のディスクドライブ用シール材。
  7. 【請求項7】 熱可塑性硬質樹脂材料とこの熱可塑性硬
    質樹脂材料製の硬質樹脂より高い融点の軟質樹脂を形成
    する熱可塑性軟質樹脂材料とを準備し、上記熱可塑性硬
    質樹脂材料を用い成形により硬質樹脂製の芯材を形成
    し、ついで、上記硬質樹脂の融点よりも高い成形温度で
    上記硬質樹脂製の芯材のパッキン部形成予定部に上記熱
    可塑性軟質樹脂材料を用い軟質樹脂製のパッキン部を一
    体形成することを特徴とするディスクドライブ用シール
    材の製法。
  8. 【請求項8】 軟質樹脂がオレフィン系構造単位を有す
    る熱可塑性エラストマーであり、硬質樹脂がオレフィン
    系構造単位を有する熱可塑性樹脂である請求項7記載の
    ディスクドライブ用シール材の製法。
  9. 【請求項9】 熱可塑性エラストマーがスチレン−エチ
    レン−プロピレン−スチレン共重合体またはスチレン−
    エチレン−ブチレン−スチレン共重合体であり、熱可塑
    性樹脂がエチレンまたはポリプロピレンである請求項8
    記載のディスクドライブ用シール材の製法。
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