JPH10321460A - コンデンサ素子の外部電極およびその製造方法 - Google Patents

コンデンサ素子の外部電極およびその製造方法

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JPH10321460A
JPH10321460A JP12926397A JP12926397A JPH10321460A JP H10321460 A JPH10321460 A JP H10321460A JP 12926397 A JP12926397 A JP 12926397A JP 12926397 A JP12926397 A JP 12926397A JP H10321460 A JPH10321460 A JP H10321460A
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Japan
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conductive film
capacitor element
external electrode
layer
electrode
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JP12926397A
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Inventor
Yasunobu Tsuji
康暢 辻
Keiichi Nakao
恵一 中尾
Ryo Kimura
涼 木村
Goji Himori
剛司 桧森
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温形成可能な、かつ等価直列抵抗が小さい
コンデンサ素子の外部電極を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 コンデンサ素子1の内部と電気的に接続
するため外部に露出している電極面に、150〜350
℃で導体化された粒径10〜500Åの金属微粒子に有
機化合物が含有されており膜厚10nm〜2μmからな
る導電膜層4を有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種電子機器に利用
されるコンデンサ素子の外部電極およびその製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型軽量化と電子部品
の高密度実装化に伴い、電子部品のチップ化が急増して
いる。コンデンサ素子においてもチップ化が進展してい
る。
【0003】そこでコンデンサ素子が積層チップセラミ
ックコンデンサの場合の第1の従来例のコンデンサ素子
の外部電極の断面図を図11に示す。図11中におい
て、31は誘電体層、32は内部電極、33は内部電極
32と電気的接続を行う焼き付け電極、34は半田層で
ある。
【0004】次にコンデンサ素子が積層チップセラミッ
クコンデンサの場合の第2の従来例のコンデンサ素子の
外部電極の断面図を図12に示す。図12中において、
35は内部電極32と電気的接続を行う導電性樹脂電極
層であり、その他図11と同一のものについては同一の
符号を示してある。
【0005】次にコンデンサ素子が積層チップセラミッ
クコンデンサの場合の第3の従来例のコンデンサ素子の
外部電極の断面図を図13に示す。図13中において、
36は内部電極32と電気的接続を行う金属層であり、
その他図12と同一のものについては同一の符号を示し
てある。
【0006】次にコンデンサ素子がチップ状固体電解コ
ンデンサの場合の第4の従来例のコンデンサ素子の外部
電極の断面図を図14に示す。図14中において、41
はコンデンサ素体、42は外装樹脂、43はコンデンサ
素体41からの導出線、44は導出線43と電気的接続
を行う導電性樹脂電極層、45は半田層である。
【0007】次にコンデンサ素子がチップ状固体電解コ
ンデンサの場合の第5の従来例のコンデンサ素子の外部
電極の断面図を図15に示す。図15中において、46
は導出線43と電気的接続を行う金属層であり、その他
図14と同一のものについては同一の符号を示してあ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来における第1
の従来例のコンデンサ素子の外部電極では、焼き付け電
極33を使用しており500〜900℃の温度で焼成す
る。そのため焼成温度が高いという問題点と、焼成時に
溶融凝集作用により多孔質状になるため接着強度が劣化
するおそれがあるという問題点を有していた。
【0009】また、上記問題点を解決する第2の従来例
のコンデンサ素子の外部電極では、熱硬化性導電性樹脂
ペーストを150〜250℃で硬化した導電性樹脂電極
層35を使用しているため、外部電極の低温形成及び接
着強度の向上は可能であるが、導電性樹脂電極層35の
金属粉の粒径が普通5〜15μmの球状になっているた
め内部電極との電気的接続が点接触となり、等価直列抵
抗が大きくなるおそれがあるという問題点を有してい
た。このことは第4の従来例のコンデンサ素子の外部電
極も同様な問題点を有していた。
【0010】また、第2の従来例の問題点を解決するた
めの第3の従来例のコンデンサ素子の外部電極では、第
2の従来例のコンデンサ素子と導電性樹脂電極層35の
間に粒径10〜500Åの金属粉からなる金属層36を
200〜350℃の焼成温度で形成しているため、第1
の従来例の問題点は解決されるが、焼成時に粒径10μ
m以下の粒成長が発生するため第2の従来例の問題点を
解決する効果は少なく、依然として等価直列抵抗が大き
くなるおそれがあるという問題点を有していた。このこ
とは第5の従来例のコンデンサ素子の外部電極も同様な
問題点を有していた。
【0011】本発明は、上記問題点を解決するもので、
低温形成可能なかつ等価直列抵抗が小さいコンデンサ素
子の外部電極を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のコンデンサ素子
の外部電極は、コンデンサ素子の内部と電気的に接続す
るため外部に露出している電極面に、150〜350℃
で導体化された粒径10〜500Åの金属微粒子に有機
化合物が含有されており膜厚10nm〜2μmからなる
導電膜層を有するものである。
【0013】この本発明によれば、低温形成可能なかつ
等価直列抵抗が小さいコンデンサ素子の外部電極が得ら
れる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、コンデンサ素子の内部と電気的に接続するため外部
に露出している電極面に、150〜350℃で導体化さ
れた粒径10〜500Åの金属微粒子に有機化合物が含
有されており膜厚10nm〜2μmからなる導電膜層を
有するコンデンサ素子の外部電極であり、金属微粒子の
粒径が10〜500Åで熱処理後の膜厚が10nm〜2
μmであるため150〜350℃という低温形成が可能
となり、かつ有機化合物が含有されているので金属微粒
子が凝集することなくコンデンサ素子の内部と安定に電
気的接続されるため等価直列抵抗を小さくすることがで
きるという作用を有する。
【0015】請求項2に記載の発明は、コンデンサ素子
の外部電極を形成する面のうち、少なくとも3面に前記
導電膜層を有する請求項1に記載のコンデンサ素子の外
部電極であり、コンデンサ素子と導電膜層との接着強度
を補強することができる他、請求項1におけるコンデン
サ素子の外部電極と同様の作用を有する。
【0016】請求項3に記載の発明は、前記導電膜層の
金属微粒子がAu,Ag,Pd,Ptの少なくとも1種
類から選ばれる請求項1に記載のコンデンサ素子の外部
電極であり、金属微粒子がAu,Ag,Pd,Ptの貴
金属であることから熱処理時に金属微粒子が酸化せず、
導通性を保ったまま熱処理ができる他、請求項1におけ
るコンデンサ素子の外部電極と同様の作用を有する。
【0017】請求項4に記載の発明は、前記導電膜層の
金属微粒子の含有率が99wt%以上である請求項1に
記載のコンデンサ素子の外部電極であり、導電膜層の金
属微粒子の含有率が低いと等価直列抵抗が上昇するた
め、金属微粒子の含有率が99wt%以上であることが
好ましく、金属微粒子が凝集することなくより等価直列
抵抗を小さくすることができる他、請求項1におけるコ
ンデンサ素子の外部電極と同様の作用を有する。
【0018】請求項5に記載の発明は、前記導電膜層
に、Bi,Cu,Pb,Zn,Snの少なくとも1種類
から選ばれる金属を1〜30wt%含有する請求項1に
記載のコンデンサ素子の外部電極であり、1wt%以下
の含有率であればコンデンサ素子と導電膜層との接着強
度向上の効果はなく、30wt%以上の含有率であれば
150〜350℃の低温形成ができないので、1〜30
wt%の含有率であることが好ましく、コンデンサ素子
と導電膜層との接着強度を向上することができる他、請
求項1におけるコンデンサ素子の外部電極と同様の作用
を有する。
【0019】請求項6に記載の発明は、前記導電膜層を
形成する導電膜ペーストが、粒径10〜500Åの金属
微粒子と前記金属微粒子をコートする界面活性剤と溶剤
からなる請求項1に記載のコンデンサ素子の外部電極で
あり、導電膜ペーストの金属微粒子が粒径10〜500
Åであっても界面活性剤でコートしているので凝集せず
分散された状態に保つことができ、そのため弾性体に均
一に浸透させることができる他、請求項1におけるコン
デンサ素子の外部電極と同様の作用を有する。
【0020】請求項7に記載の発明は、前記導電膜ペー
ストの金属微粒子の含有率が10〜50wt%である請
求項6に記載のコンデンサ素子の外部電極であり、導電
膜ペーストの金属微粒子の含有率が10wt%以下であ
れば導電膜ペーストが高精度に塗布しにくくなり、導電
膜ペーストの金属微粒子の含有率が50wt%以上であ
れば熱処理後10nm〜2μmの膜厚になるように塗布
しにくくなるので、導電膜ペーストの金属微粒子の含有
率が10〜50wt%であることが好ましく、導電膜ペ
ーストが高精度に塗布しやすくなる他、請求項1におけ
るコンデンサ素子の外部電極と同様の作用を有する。
【0021】請求項8に記載の発明は、前記導電膜ペー
ストの粘度が10〜1000cpsである請求項6に記
載のコンデンサ素子の外部電極であり、粘度が10cp
s以下であれば導電膜ペーストが高精度に塗布しにくく
なり、粘度が1000cps以上であれば熱処理後10
nm〜2μmの膜厚になるように塗布しにくくなるの
で、導電膜ペーストの粘度が10〜1000cpsであ
ることが好ましく、導電膜ペーストが高精度に塗布しや
すくなる他、請求項1におけるコンデンサ素子の外部電
極と同様の作用を有する。
【0022】請求項9に記載の発明は、前記導電膜ペー
ストに有機酸Bi,有機酸Cu,有機酸Pb,有機酸Z
n,有機酸Snの少なくとも1種類から選ばれる有機酸
金属塩を1〜20wt%添加した導電膜ペーストである
請求項6に記載のコンデンサ素子の外部電極であり、1
wt%以下の添加であればコンデンサ素子と導電膜層と
の接着強度向上の効果はなく、20wt%以上の添加で
あれば150〜350℃の低温形成ができないので、1
〜20wt%の添加であることが好ましく、コンデンサ
素子と導電膜層との接着強度を向上することができる
他、請求項1におけるコンデンサ素子の外部電極と同様
の作用を有する。
【0023】請求項10に記載の発明は、前記導電膜ペ
ーストにBまたはBを含む化合物を10wt%以下添加
した導電膜ペーストである請求項6に記載のコンデンサ
素子の外部電極であり、熱処理後B23を形成しやすい
ため10wt%以上の添加であれば等価直列抵抗が大き
くなるので、10wt%以下の添加であることが好まし
く、BまたはBを含む化合物が持っている融解剤の作用
により、コンデンサ素子の内部と電気的に接続するため
外部に露出している電極面に存在する酸化物を低減する
ことができる他、請求項1におけるコンデンサ素子の外
部電極と同様の作用を有する。
【0024】請求項11に記載の発明は、前記コンデン
サ素子の内部と電気的に接続するため外部に露出してい
る電極面を、導電膜層を形成する前記導電膜ペーストを
浸透させた弾性体に押し込み、1面以上に前記導電膜ペ
ーストを熱処理後膜厚10nm〜2μmになるように塗
布し、150〜350℃の温度で熱処理して前記導電膜
層を形成する工程を備えたコンデンサ素子の外部電極の
製造方法であり、熱処理後膜厚が10nm〜2μmにな
るように薄層に塗布することができ、そのため150〜
350℃の熱処理温度という低温で導電膜層を形成する
ことができるという作用を有する。
【0025】請求項12に記載の発明は、前記弾性体が
平均気泡径1〜100μmの連続気泡で構成されている
請求項10に記載のコンデンサ素子の外部電極の製造方
法であり、平均気泡径が1μm以下の連続気泡で構成さ
れた弾性体は製造しにくく、100μmの連続気泡で構
成された弾性体であれば塗布した導電膜ペーストの喫水
線の直線性が悪くなるため、弾性体の平均気泡径は1〜
100μmの連続気泡であることが好ましく、塗布した
導電膜ペーストの喫水線の直線性を向上することができ
る他、請求項10におけるコンデンサ素子の外部電極と
同様の作用を有する。
【0026】請求項13に記載の発明は、前記弾性体が
厚み0.5〜5mmである請求項10に記載のコンデンサ
素子の外部電極の製造方法であり、厚みが0.5mmの弾
性体は製造しにくく、厚みが5mm以上であれば塗布した
導電膜ペーストの喫水線のばらつきが大きくなるため、
弾性体の厚みは0.5〜5mmであることが好ましく、塗
布した導電膜ペーストの喫水線のばらつきを小さくする
ことができる他、請求項10におけるコンデンサ素子の
外部電極と同様の作用を有する。
【0027】請求項14に記載の発明は、前記弾性体の
C硬度が100以下である請求項10に記載のコンデン
サ素子の外部電極の製造方法であり、弾性体のC硬度が
100以上であればコンデンサ素子の内部と電気的に接
続するため外部に露出している電極面が凹凸をもった場
合凹凸面に沿って塗布しにくくなり、弾性体のC硬度が
100以下であることが好ましく、コンデンサ素子の内
部と電気的に接続するため外部に露出している電極面が
凹凸をもった場合凹凸面に沿って塗布しやすくなる他、
請求項10におけるコンデンサ素子の外部電極と同様の
作用を有する。
【0028】以下、本発明の実施の形態について図1か
ら図6を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態にお
けるコンデンサ素子の外部電極の断面図であり、コンデ
ンサ素子として積層チップセラミックコンデンサを用い
ている。図1中において、1はコンデンサ素子、2は複
数の誘電体シートを積層し、焼成された誘電体層、3は
誘電体シートの所定の位置に印刷され誘電体層2と同時
焼成された内部電極、4はコンデンサ素子1の内部電極
3が外部に露出している電極面に内部電極3と電気的に
接続している導電膜層、5は導電膜層4及びコンデンサ
素子1上に形成した導電性樹脂電極層、6は導電性樹脂
電極層5上に形成した半田層である。
【0029】次に、図2に本発明の第1の実施の形態に
おけるコンデンサ素子の外部電極の製造方法を示す。図
2中において、7はコンデンサ素子を支持する治具、8
は粒径10〜500Åの金属微粒子と金属微粒子をコー
トする界面活性剤と溶剤からなる導電膜ペースト、9は
導電膜ペースト8が浸透された弾性体であり、その他図
1と同一のものについては同一の符号を示してある。
【0030】コンデンサ素子1は、公知の製造方法から
なり、誘電体層2を形成する誘電体のグリーンシート上
に内部電極3を形成する電極ペーストを所定の位置に印
刷し、複数枚積層しプレス後焼成し、コンデンサ素子1
を得る。次に、内部電極3が外部に露出している電極面
を弾性体9の方向になるようコンデンサ素子1を治具7
で支持し、あらかじめ導電膜ペースト8を浸透させた例
えばウレタン系のスポンジからなる弾性体9に治具7で
支持したままコンデンサ素子1を弾性体9に所定の圧力
で押し込み、コンデンサ素子1の内部電極3が外部に露
出している電極面に導電膜ペースト8を熱処理後10n
m〜2μmになるように塗布し、もう一方の内部電極3
が外部に露出している電極面に同様の方法で導電膜ペー
スト8を熱処理後10nm〜2μmになるように塗布す
る。その後150〜350℃の温度で熱処理して粒系1
0〜500Åの金属微粒子に有機化合物が含有された膜
厚10nm〜2μmの導電膜層4を形成する。その後、
導電性樹脂電極層5及び半田層6を公知の技術で形成す
る。
【0031】なお、本発明の第1の実施の形態では、導
電膜ペースト8が粒系10〜500Åの金属微粒子と金
属微粒子をコートする界面活性剤と溶剤からなっている
ため金属微粒子が分散された状態に保たれているので、
導電膜ペースト8は弾性体9に均一に浸透させることが
できる。また、弾性体9はウレタン系スポンジを使用し
ているが、それに限られるものでない。
【0032】以上のように構成された本発明の第1の実
施の形態におけるコンデンサ素子の外部電極は上記のよ
うな塗布方法を用いることにより、膜厚10nm〜2μ
mの薄層塗布が可能となり、その結果150〜350℃
の熱処理温度という低温で導電膜層4を形成することが
でき、かつ導電膜層4が有機化合物を含有しているため
粒系10〜500Åの金属微粒子は凝集体を形成せずコ
ンデンサ素子1の内部電極3が外部に露出している電極
面に面接触に近い導電膜層4が形成でき、安定に電気的
接続されるため等価直列抵抗が小さくすることができ
る。
【0033】なお、導電膜層4の金属微粒子はAu,A
g,Pd,Ptの少なくとも1種類から選ばれるのが好
ましく、熱処理時に金属微粒子が酸化せず導通性を保っ
たまま熱処理ができる。また、導電膜層4の金属微粒子
の含有率は99wt%以上であることが好ましく、金属
微粒子が凝集することなくより等価直列抵抗を小さくす
ることができる。また、導電膜ペースト8の金属微粒子
の含有率が10〜50wt%であることが好ましく、導
電膜ペースト8を高精度に塗布しやすくなる。
【0034】また、導電膜ペースト8の粘度が10〜1
000cpsであることが好ましく、導電膜ペースト8
を高精度に塗布しやすくなる。また、導電膜ペースト8
へのBまたはBを含む化合物の添加は10wt%以下で
あることが好ましく、コンデンサ素子1の内部電極3が
外部に露出している電極面に存在する酸化物を低減する
ことができる。また、弾性体9が平均気泡径1〜100
μmの連続気泡で構成されていることが好ましく、導電
膜ペースト8の喫水線の直線性が向上することができ
る。また、弾性体9が厚み0.5〜5mmであることが好
ましく、導電膜ペーストの喫水線のばらつきを小さくす
ることができる。
【0035】さらに、本発明の第1の実施の形態では導
電膜層4上に導電性樹脂電極層5と半田層6を形成して
いるが、その他Ni層と半田層を形成しても良いし、導
電性樹脂電極層とNi層と半田層を形成しても良い。
【0036】(実施の形態2)図3は本発明の第2の実
施の形態におけるコンデンサ素子の外部電極の断面図で
あり、コンデンサ素子として積層チップセラミックコン
デンサを用いている。
【0037】図3中において、図1と同一のものについ
は同一の符号を示してある。また本発明の第2の実施の
形態におけるコンデンサ素子の外部電極の製造方法は、
図4に示すようにコンデンサ素子1を弾性体9に所定の
圧力で押し込み、コンデンサ素子1の内部電極3が外部
に露出している電極面及びそれらの面と接している側面
に導電膜ペースト8を熱処理後10nm〜2μmになる
ように塗布する以外は、本発明の第1の実施の形態に示
した製造方法と同様である。
【0038】以上のように構成された本発明の第2の実
施の形態におけるコンデンサ素子の外部電極は、導電膜
層4が5面、すなわちコンデンサ素子1の内部電極3が
外部に露出している電極面だけでなく側面にも形成した
ので、接着強度の補強をすることができる。その他本発
明の第1の実施の形態と同様な作用と効果を有する。
【0039】なお、導電膜層4の金属微粒子はAu,A
g,Pd,Ptの少なくとも1種類から選ばれるのが好
ましく、熱処理時に金属微粒子が酸化せず、導通性を保
ったまま熱処理ができる。また、導電膜層4の金属微粒
子の含有率は99wt%以上であることが好ましく、金
属微粒子が凝集することなくより等価直列抵抗を小さく
することができる。また、導電膜ペースト8の金属微粒
子の含有率が10〜50wt%であることが好ましく、
導電膜ペースト8を高精度に塗布しやすくなる。
【0040】また、導電膜ペースト8の粘度が10〜1
000cpsであることが好ましく、導電膜ペースト8
を高精度に塗布しやすくなる。また、導電膜ペースト8
へのBまたはBを含む化合物の添加は10wt%以下で
あることが好ましく、コンデンサ素子1の内部電極3が
外部に露出している電極面に存在する酸化物を低減する
ことができる。また、弾性体9が平均気泡径1〜100
μmの連続気泡で構成されていることが好ましく、導電
膜ペースト8の喫水線の直線性を向上することができ
る。また、弾性体9が厚み0.5〜5mmであることが好
ましく、導電膜ペーストの喫水線のばらつきを小さくす
ることができる。
【0041】また、本発明の第2の実施の形態では、5
面に導電膜層を形成しているが、図4のように側面どう
しがまだつながった状態で導電膜ペースト8を塗布した
場合、導電膜層4は4面または3面形成になるが、5面
に導電膜層4を形成した場合と同様な作用と効果を有す
る。
【0042】さらに、本発明の第1の実施の形態では導
電膜層4上に導電性樹脂電極層5と半田層6を形成して
いるが、その他Ni層と半田層を形成しても良いし、導
電性樹脂電極層とNi層と半田層を形成しても良い。
【0043】(実施の形態3)図5は本発明の第3の実
施の形態におけるコンデンサ素子の外部電極の断面図で
あり、コンデンサ素子として積層チップセラミックコン
デンサを用いている。
【0044】図5中において、図1と同一のものについ
ては同一の符号を示してある。また本発明の第3の実施
の形態におけるコンデンサ素子の外部電極の製造方法
は、有機酸Bi,有機酸Cu,有機酸Pb,有機酸Z
n,有機酸Snの少なくとも1種類から選ばれる有機酸
金属塩を1〜20wt%添加した導電膜ペースト8を弾
性体9に浸透させる以外は、本発明の第1の実施の形態
に示した製造方法と同様である。
【0045】以上のように構成された本発明の第3の実
施の形態におけるコンデンサ素子の外部電極は、導電膜
ペースト8に添加された1〜20wt%の有機酸金属塩
が熱処理により有機酸と金属に解離され、解離された金
属が導電膜層4に1〜30wt%含有される。このこと
により誘電体層2及び内部電極3と導電膜層4との接着
は、酸素を介した、または内部電極3に解離された金属
が拡散した化学的接着が得られ、接着強度を向上するこ
とができる。その他本発明の第1の実施の形態と同様な
作用と効果を有する。
【0046】なお、導電膜層4の金属微粒子はAu,A
g,Pd,Ptの少なくとも1種類から選ばれるのが好
ましく、熱処理時に金属微粒子が酸化せず、導通性を保
ったまま熱処理ができる。また、導電膜層4の金属微粒
子の含有率は99wt%以上であることが好ましく、金
属微粒子が凝集することなくより等価直列抵抗を小さく
することができる。また、導電膜ペースト8の金属微粒
子の含有率が10〜50wt%であることが好ましく、
導電膜ペースト8を高精度に塗布しやすくなる。
【0047】また、導電膜ペースト8の粘度が10〜1
000cpsであることが好ましく、導電膜ペースト8
を高精度に塗布しやすくなる。また、導電膜ペースト8
へのBまたはBを含む化合物の添加は10wt%以下で
あることが好ましく、コンデンサ素子1の内部電極3が
外部に露出している電極面に存在する酸化物を低減する
ことができる。また、弾性体9が平均気泡径1〜100
μmの連続気泡で構成されていることが好ましく、導電
膜ペースト8の喫水線の直線性が向上することができ
る。また、弾性体9が厚み0.5〜5mmであることが好
ましく、導電膜ペーストの喫水線のばらつきを小さくす
ることができる。
【0048】さらに、本発明の第1の実施の形態では導
電膜層4上に導電性樹脂電極層5と半田層6を形成して
いるが、その他Ni層と半田層を形成しても良いし、導
電性樹脂電極層とNi層と半田層を形成しても良い。
【0049】また、本発明の第3の実施の形態は本発明
の第2の実施の形態に適用できることは言うまでもな
い。
【0050】(実施の形態4)図6は本発明の第4の実
施の形態におけるコンデンサ素子の外部電極の断面図で
あり、コンデンサ素子としてチップ状固体電解コンデン
サを用いている。
【0051】図6中において、11はコンデンサ素子、
12はタンタルからなる陽極導出線、13はタンタルの
粉末を所定の形状に形成後、焼成した陽極体、14は陽
極体13上に形成した誘電体酸化皮膜層、15は誘電体
酸化皮膜層14上に形成した電解質層、16は電解質層
15上に形成したカーボン層と銀塗料層からなる陰極
層、17はコンデンサ素体、18は陽極側と反対方向の
陰極層16の面に形成した陰極導電体層、19はコンデ
ンサ素体17をパッケージした外装樹脂、20は陽極導
出線12と陰極導電体層18の露出している電極面に形
成した導電膜層、21は導電膜層20及び外装樹脂19
上に形成した導電性樹脂電極層、22は導電性樹脂電極
層21上に形成した半田層である。
【0052】次に、図7に本発明の第4の実施の形態に
おけるコンデンサ素子の外部電極の製造方法を示す。
【0053】図7中において、図2と同一のものについ
ては同一の符号を示してある。コンデンサ素子11は、
公知の製造方法からなり、タンタルからなる陽極導出線
12にタンタルの粉末を所定の形状にプレス成形後、焼
成して陽極体13を形成し、陽極体13の表面に誘電体
酸化皮膜層14、電解質層15、カーボン層と銀塗料層
からなる陰極層16を順に浸漬法により積層することに
よりコンデンサ素体17が構成される。そして陽極導出
線12と反対方向部分の陰極層16に銀粉末を主成分と
する塗料に浸漬して陰極導電体層18を積層し、陽極導
出線12の先端部を除いてコンデンサ素体17全体をト
ランスファーモールド方式により外装樹脂19でパッケ
ージングし、その後陰極導電体層18が露出されるよう
外装樹脂19を所定の寸法に切断し、陽極導出線12も
所定寸法内となるよう切断し、コンデンサ素子11を得
る。
【0054】次に、外部に露出している陽極導出線12
の面もしくは陰極導電体層18の面のどちらかが弾性体
9の方向になるようコンデンサ素子11を治具7で支持
し、あらかじめ導電膜ペースト8を浸透させた例えばウ
レタン系のスポンジからなる弾性体9に治具7で支持し
たままコンデンサ素子11を弾性体9に所定の圧力で押
し込み、コンデンサ素子11の外部に露出している陽極
導出線12の面もしくは陰極導電体層18の面に導電膜
ペースト8を熱処理後10nm〜2μmになるよう塗布
し、もう一方の外部に露出している陽極導出線12の面
もしくは陰極導電体層18の面に同様の方法で導電膜ペ
ースト8を熱処理後10nm〜2μmになるように塗布
する。
【0055】その後150〜350℃の温度で熱処理し
て粒径10〜500Åの金属微粒子に有機化合物が含有
された膜厚10nm〜2μmの導電膜層20を形成す
る。その後、導電性樹脂電極層21及び半田層22を公
知の技術で形成する。
【0056】なお、本発明の第4の実施の形態では、本
発明の第1の実施の形態同様、導電膜ペースト8が粒径
10〜500Åの金属微粒子と金属微粒子をコートする
界面活性剤と溶剤からなっているため金属微粒子が分散
された状態に保たれているので、導電膜ペースト8は弾
性体9に均一に浸透させることができる。また、弾性体
9はウレタン系スポンジを使用しているがそれに限られ
るものでない。さらに、本発明の第4の実施の形態で
は、陰極層16に用いている銀塗料の耐熱性が悪いので
導電膜層20を形成する熱処理温度は、150〜250
℃が好ましい。
【0057】以上のように構成された本発明の第4の実
施の形態におけるコンデンサ素子の外部電極は、本発明
の第1実施の形態と同様な作用と効果を有する。
【0058】なお、導電膜層4の金属微粒子はAu,A
g,Pd,Ptの少なくとも1種類以上から選ばれるの
が好ましく、熱処理時に金属微粒子が酸化せず、導通性
を保ったまま熱処理ができる。また、導電膜層4の金属
微粒子の含有率は99wt%以上であることが好まし
く、金属微粒子が凝集することなくより等価直列抵抗を
小さくすることができる。また、導電膜ペースト8の金
属微粒子の含有率が10〜50wt%であることが好ま
しく、導電膜ペースト8を高精度に塗布しやすくなる。
【0059】また、導電膜ペースト8の粘度が10〜1
000cpsであることが好ましく、導電膜ペースト8
を高精度に塗布しやすくなる。また、導電膜ペースト8
へのBまたはBを含む化合物の添加は10wt%以下で
あることが好ましく、コンデンサ素子11の外部に露出
している陽極導出線12の面もしくは陰極導電体層18
の面に存在する酸化物を添加することができる。また、
弾性体9が平均気泡系1〜100μmの連続気泡で構成
されていることが好ましく、導電膜ペースト8の喫水線
の直線性が向上することができる。また、弾性体9が厚
み0.5〜5mmであることが好ましく、導電膜ペースト
の喫水線のばらつきを小さくすることができる。
【0060】また、図8のように陽極導出線12の面が
凹凸になっている場合は、凹凸面に沿って塗布するため
に弾性体9のC硬度が100以下であることが好まし
い。さらに、本発明の第1の実施の形態では導電膜層4
上に導電性樹脂電極層5と半田層6を形成しているが、
その他Ni層と半田層を形成しても良いし、導電性樹脂
電極層とNi層と半田層を形成しても良い。
【0061】(実施の形態5)図9は本発明の第5の実
施の形態におけるコンデンサ素子の外部電極の断面図で
あり、コンデンサ素子としてチップ状固体電解コンデン
サを用いている。
【0062】図9中において、図6と同一のものについ
ては同一の符号を示してある。また本発明の第5の実施
の形態におけるコンデンサ素子の外部電極の製造方法
は、コンデンサ素子11を弾性体9に所定の圧力で押し
込み、コンデンサ素子11の外部に露出している陽極導
出線12の面もしくは陰極導電体層18の面及びそれら
の面と接している側面に導電膜ペースト8を熱処理後1
0nm〜2μmになるよう塗布する以外は、本発明の第
4の実施の形態に示した製造方法と同様である。
【0063】以上のように構成された本発明の第5の実
施の形態におけるコンデンサ素子の外部電極は、本発明
の第2の実施の形態と同様な作用と効果を有する。
【0064】なお、導電膜層4の金属微粒子はAu,A
g,Pd,Ptの少なくとも1種類から選ばれるのが好
ましく、熱処理時に金属微粒子が酸化せず、導通性を保
ったまま熱処理ができる。また、導電膜層4の金属微粒
子の含有率は99wt%以上であることが好ましく、金
属微粒子が凝集することなくより等価直列抵抗を小さく
することができる。また、導電膜ペースト8の金属微粒
子の含有率が10〜50wt%であることが好ましく、
導電膜ペースト8を高精度に塗布しやすくなる。
【0065】また、導電膜ペースト8の粘度が10〜1
000cpsであることが好ましく、導電膜ペースト8
を高精度に塗布しやすくなる。また、導電膜ペースト8
へのBまたはBを含む化合物の添加は10wt%以下で
あることが好ましく、コンデンサ素子11の外部に露出
している陽極導出線12の面もしくは陰極導電体層18
の面に存在する酸化物を低減することができる。また、
弾性体9が平均気泡系1〜100μmの連続気泡で構成
されていることが好ましく、導電膜ペースト8の喫水線
の直線性が向上することができる。また、弾性体9が厚
み0.5〜5mmであることが好ましく、導電膜ペースト
の喫水線のばらつきを小さくすることができる。
【0066】また、本発明の第4の実施の形態同様、陽
極導出線12の面が凹凸になっている場合は、凹凸面に
沿って塗布するために弾性体9CのC硬度が100以下
であることが好ましい。
【0067】また、本発明の第2の実施の形態同様、5
面に導電膜層20を形成しているが、側面どうしがまだ
つながった状態で導電膜ペースト8を塗布した場合、導
電膜層20は3面形成になるが、5面に導電膜層20を
形成した場合と同様な作用と効果を有する。
【0068】さらに、本発明の第1の実施の形態同様、
導電膜層20上の導電性樹脂電極層21と半田層22を
形成しているが、その他Ni層と半田層を形成しても良
いし、導電性樹脂電極とNi層と半田層を形成しても良
い。
【0069】(実施の形態6)図10は本発明の第6の
実施の形態におけるコンデンサ素子の外部電極の断面図
であり、コンデンサ素子としてチップ状固体電解コンデ
ンサを用いている。
【0070】図10中において、図6と同一のものにつ
いは同一の符号を示してある。また本発明の第6の実施
の形態におけるコンデンサ素子の外部電極の製造方法
は、有機酸Bi,有機酸Cu,有機酸Pb,有機酸Z
n,有機酸Snの少なくとも1種類から選ばれる有機酸
金属塩を1〜20wt%添加導電膜ペースト8を弾性体
9に浸透させる以外は、本発明の第4の実施の形態に示
した製造方法と同様である。
【0071】以上のように構成された本発明の第6の実
施の形態におけるコンデンサ素子の外部電極は、本発明
の第3の実施の形態と同様な作用と効果を有する。
【0072】なお、導電膜層4の金属微粒子はAu,A
g,Pd,Ptの少なくとも1種類から選ばれるのが好
ましく、熱処理時に金属微粒子が酸化せず、導通性を保
ったまま熱処理ができる。また、導電膜層4の金属微粒
子の含有率は99wt%以上であることが好ましく、金
属微粒子が凝集することなくより等価直列抵抗を小さく
することができる。また、導電膜ペースト8の金属微粒
子の含有率が10〜50wt%であることが好ましく、
導電膜ペースト8を高精度に塗布しやすくなる。
【0073】また、導電膜ペースト8の粘度が10〜1
000cpsであることが好ましく、導電膜ペースト8
を高精度に塗布しやすくなる。また、導電膜ペースト8
へのBまたはBを含む化合物の添加は10wt%以下で
あることが好ましく、コンデンサ素子11の外部に露出
している陽極導出線12の面もしくは陰極導電体層18
の面に存在する酸化物を低減することができる。また、
弾性体9が平均気泡径1〜100μmの連続気泡で構成
されていることが好ましく、導電膜ペースト8の喫水線
の直線性が向上することができる。また、弾性体9が厚
み0.5〜5mmであることが好ましく、導電膜ペースト
の喫水線のばらつきを小さくすることができる。
【0074】また、本発明の第4の実施の形態同様、陽
極導出線12の面が凹凸になっている場合は、凹凸面に
沿って塗布するために弾性体9のC硬度が100以下で
あることが好ましい。
【0075】さらに、本発明の第1の実施の形態同様、
導電膜層20上に導電性樹脂電極層21と半田層22を
形成しているが、その他Ni層と半田層を形成しても良
いし、導電性樹脂電極とNi層と半田層を形成しても良
い。また、本発明の第6の実施の形態は本発明の第5の
実施の形態に適用できることは言うまでもない。
【0076】
【発明の効果】以上のように本発明は、導電膜層を15
0〜350℃の低温で形成することができ、かつ導電膜
層が有機化合物を含有しているため粒径10〜500Å
の金属微粒子は凝集体を形成せずコンデンサ素子の内部
電極が外部に露出している電極面に面接触に近い導電膜
層が形成でき、安定に電気的接続されるため等価直列抵
抗が小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるコンデンサ
素子の外部電極の断面図
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるコンデンサ
素子の外部電極の製造方法を示す説明図
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるコンデンサ
素子の外部電極の断面図
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるコンデンサ
素子の外部電極の他の製造方法を示す説明図
【図5】本発明の第3の実施の形態におけるコンデンサ
素子の外部電極の断面図
【図6】本発明の第4の実施の形態におけるコンデンサ
素子の外部電極の断面図
【図7】本発明の第4の実施の形態におけるコンデンサ
素子の外部電極の製造方法を示す説明図
【図8】本発明の第4の実施の形態におけるコンデンサ
素子の外部電極の他の断面図
【図9】本発明の第5の実施の形態におけるコンデンサ
の断面図
【図10】本発明の第6の実施の形態におけるコンデン
サ素子の外部電極の断面図
【図11】第1の従来例におけるコンデンサ素子の外部
電極の断面図
【図12】第2の従来例におけるコンデンサ素子の外部
電極の断面図
【図13】第3の従来例におけるコンデンサ素子の外部
電極の断面図
【図14】第4の従来例におけるコンデンサ素子の外部
電極の断面図
【図15】第5の従来例におけるコンデンサ素子の外部
電極の断面図
【符号の説明】
1 コンデンサ素子 2 誘電体層 3 内部電極 4 導電膜層 5 導電性樹脂電極層 6 半田層 7 治具 8 導電膜ペースト 9 弾性体 11 コンデンサ素子 12 陽極導出線 13 陽極体 14 誘電体酸化皮膜層 15 電解質層 16 陰極層 17 コンデンサ素体 18 陰極導電体層 19 外装樹脂 20 導電膜層 21 導電性樹脂電極層 22 半田層 31 誘電体層 32 内部電極 33 焼き付け電極 34 半田層 35 導電性樹脂電極層 36 金属層 41 コンデンサ素体 42 外装樹脂 43 導出線 44 導電性樹脂電極層 45 半田層 46 金属層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桧森 剛司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンデンサ素子の内部と電気的に接続す
    るため外部に露出している電極面に150〜350℃で
    導体化された粒径10〜500Åの金属微粒子に有機化
    合物が含有されており膜厚10nm〜2μmからなる導
    電膜層を有するコンデンサ素子の外部電極。
  2. 【請求項2】 コンデンサ素子の外部電極を形成する面
    のうち、少なくとも3面に前記導電膜層を有する請求項
    1に記載のコンデンサ素子の外部電極。
  3. 【請求項3】 導電膜層の金属微粒子がAu,Ag,P
    d,Ptの少なくとも1種類から選ばれる請求項1に記
    載のコンデンサ素子の外部電極。
  4. 【請求項4】 導電膜層の金属微粒子の含有率が99w
    t%以上である請求項1に記載のコンデンサ素子の外部
    電極。
  5. 【請求項5】 導電膜層に、Bi,Cu,Pb,Zn,
    Snの少なくとも1種類から選ばれる金属を1〜30w
    t%含有する請求項1に記載のコンデンサ素子の外部電
    極。
  6. 【請求項6】 導電膜層を形成する導電膜ペーストが、
    粒径10〜500Åの金属微粒子と前記金属微粒子をコ
    ートする界面活性剤と溶剤からなる請求項1に記載のコ
    ンデンサ素子の外部電極。
  7. 【請求項7】 導電膜ペーストの金属微粒子の含有率が
    10〜50wt%である請求項6に記載のコンデンサ素
    子の外部電極。
  8. 【請求項8】 導電膜ペーストの粘度が10〜1000
    cpsである請求項6に記載のコンデンサ素子の外部電
    極。
  9. 【請求項9】 導電膜ペーストに有機酸Bi,有機酸C
    u,有機酸Pb,有機酸Zn,有機酸Snの少なくとも
    1種類から選ばれる有機酸金属塩を1〜20wt%添加
    した導電膜ペーストである請求項6に記載のコンデンサ
    素子の外部電極。
  10. 【請求項10】 導電膜ペーストにBまたはBを含む化
    合物を10wt%以下添加した導電膜ペーストである請
    求項6に記載のコンデンサ素子の外部電極。
  11. 【請求項11】 コンデンサ素子の内部と電気的に接続
    するため外部に露出している電極面を、導電膜層を形成
    する前記導電膜ペーストを浸透させた弾性体に押し込
    み、1面以上に前記導電膜ペーストを熱処理後膜厚10
    nm〜2μmになるように塗布し、150〜350℃の
    温度で熱処理して前記導電膜層を形成する工程を備えた
    コンデンサ素子の外部電極の製造方法。
  12. 【請求項12】 弾性体が平均気泡径1〜100μmの
    連続気泡で構成されていることを特徴とする請求項11
    に記載のコンデンサ素子の外部電極の製造方法。
  13. 【請求項13】 弾性体が厚み0.5〜5mmである請求
    項11に記載のコンデンサ素子の外部電極の製造方法。
  14. 【請求項14】 弾性体のC硬度が100以下である請
    求項11に記載のコンデンサ素子の外部電極の製造方
    法。
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