JPH10320672A - 分散制御型汎用指令システム - Google Patents

分散制御型汎用指令システム

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Publication number
JPH10320672A
JPH10320672A JP9125303A JP12530397A JPH10320672A JP H10320672 A JPH10320672 A JP H10320672A JP 9125303 A JP9125303 A JP 9125303A JP 12530397 A JP12530397 A JP 12530397A JP H10320672 A JPH10320672 A JP H10320672A
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JP
Japan
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command
control server
host computer
event
board
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Withdrawn
Application number
JP9125303A
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English (en)
Inventor
Yukimasa Yoshida
幸正 吉田
Takeshi Iwasaki
武 岩崎
Hiroyuki Nakajima
弘幸 中島
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】指令システムにおいてホストコンピュータと手
順制御用コンピュータによる分散制御を行なうことによ
って、指令台オペレータの処理負担を軽減する。 【解決手段】交換機2に回線で接続された指令台3が、
交換機2を経て通報の受信と指令先に対する指令とを行
なうとともに、指令台3と交換機2に接続されたホスト
コンピュータ4が指令先の決定と指令台に対する受令結
果の通知とを行なうシステムにおいて、ホストコンピュ
ータ4に接続された手順制御サーバ6を備え、指令台3
で通報に応じて選択した事象・地域に対応してホストコ
ンピュータ4が指令パターンを決定し、指令台3が自動
指令を指示したとき、ホストコンピュータ4が指令パタ
ーンに従った事象・地域の指定を通知することによっ
て、手順制御サーバ6が事象・地域指定に応じて指令内
容を選択して、ホストコンピュータ4からの実行指示に
応じて指令を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は指令システムに関
し、特にホストコンピュータと手順制御用コンピュータ
(手順制御サーバ)とによる分散制御を行なうようにし
た、汎用指令システムに関するものである。
【0002】国や地方公共団体等においては、一般の電
話やファクス等からの通報に応じて、指令台から複数の
署所に対して指令を通知することによって、防災,救援
等の活動を行なうための指令システムが広く用いられて
いる。
【0003】このような指令システムにおいては、その
目的や規模の大小によって、操作手順が千差万別である
が、その手順はすべて指令台を経由して行なわれるた
め、指令台オペレータの負担が大きく、操作誤りが発生
する可能性も大きい。しかしながら、警察や消防のよう
な公共性の高い指令システムの場合、操作誤りの影響が
広範囲に及ぶとともに、その責任もまた一般のシステム
の場合とは比較にならないほど大きい。
【0004】そこで、指令台のオペレータによる人手中
心型の制御から、ホストコンピュータと手順制御サーバ
とによる分散型の制御に変更することによって、指令台
オペレータの負担を軽減し保守性を向上した分散制御型
汎用指令システムの実現が要望されている。
【0005】
【従来の技術】図19は、従来の指令システムの構成の
概要を示したものである。図中、1は通報端末であっ
て、110番,119番等の災害等の通報を行なうもの
であり、電話,無線,ファクス(FAX),移動電話等
がある。また、パソコンを接続してビットマップ形式で
のデータ送受信を行なう場合も含まれる。2は交換機で
あって、通報呼,指令呼等の交換,接続,切断を行な
う。
【0006】3は指令台であって、通報受信,通報者/
指令者との応対、署所における受令確認等を行なう。4
はホストコンピュータ(HOST)であって、指令台か
らの情報送信/受信の要求に応じて、接続処理を行なう
べき署所を決定し、所定の署所に対する接続の実行指示
を指令台を経由して交換機に対して行なうとともに、各
署所の受令結果を指令台に通知する。5は署所端末であ
って、指令台から指令を送信すべき管理者や、通報現場
における指揮部門(車両)等がある。
【0007】従来、図19に示されたような指令システ
ムにおいて、指令台のオペレータは、最初の通報受信か
ら現場状況の把握、および現場に対する処置の決定,通
知を含む一連の操作を、すべて人手によって行なってい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の指令システムに
おいては、指令台のオペレータは、通報受信から署所に
対する指令までのすべてに対して、人手によって対応し
なければならないため、通報発生時の負荷が集中する。
通報の内容は多種多様であるとともに、一般に通報者は
慌てていることが多いので、これから正確な情報を聞き
出して状況を把握し、的確な対応を行なうためには、指
令台オペレータの精神的負担が大きい。そのため、指令
台オペレータは操作手順に熟達していることが要求され
るが、それでも、同一の指令であっても発令に必要な時
間は区々であり、操作ミスが発生する恐れも皆無ではな
かった。
【0009】この場合、通報受信から指令伝達までに必
要な操作は、次の二つの段階に区分することができる。 通報受信から状況の把握まで 現場(署所)に対する処置の決定から指令伝達まで
【0010】このうちの段階は、状況として不特定多
数の場合があるため、対応操作の簡略化(パターン化)
は難しいが、の段階は、いくつかの操作にパターン化
することが可能である。しかしながら、従来の指令シス
テムでは、対応操作のパターン化の基準がなく、交換機
に負荷が集中するため、パターン化した操作を逐次実行
する手段を作成することは困難であった。
【0011】このように、従来の指令システムでは、指
令台中心の動作方式であることによる指令台操作の複雑
さと、指令台輻輳時における指令完了までの所要時間の
延伸とが大きな問題となっていた。そこでこのような問
題を解決するためには、次の二つの課題を解決すること
が必要であった。 (1) 指令台操作の簡略化 (2) 指令所要時間の短縮
【0012】本発明は、このような従来技術の課題を解
決しようとするものであって、上述の二つの課題を解決
するために、ホストコンピュータと手順制御サーバとに
よる分散型の制御に変更することによって、指令台オペ
レータの負担を軽減し保守性を向上した、分散制御型汎
用指令システムを実現することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理的
構成を示したものであって、図19の場合と同じものを
同じ番号で示し、6は手順制御サーバ、7はデータベー
スである。
【0014】図1において、指令台3は、従来のように
通報端末からの通報受信、通報者/指令者との応対,署
所端末に対する受令確認を行なうとともに、予告指令/
本指令等のシナリオの実行依頼を行なう。またHOST
4は、指令台からの情報送信/受信の要求を交換機に実
行指示するとともに、データベースの情報の検索/保存
の指示を行なう。
【0015】6は手順制御サーバであって、各種指令手
順をシナリオとして登録するとともに、その削除,編集
を行ない、登録したシナリオを、指令台からの指示に応
じて実行する。7はデータベースであって、指令システ
ムの運用に必要な、住所,地図,電話番号,建物の構造
図等を保存し、手順制御サーバからの検索に応じて出力
する。
【0016】図1に示された本発明の指令システムにお
いては、図19に示された従来システムと異なり、指令
手順の自動実行を行なうために手順制御サーバ6を有す
るとともに、手順制御サーバ6との間のシナリオ実行イ
ンタフェースソフトを、指令台3とHOST4に追加し
ている。これによって、指令台オペレータの行なう、状
況把握/指令宛先検索・宛先確認指示/指令開始釦操作
/受令確認等の一連の操作を、シナリオ実行指示によっ
て代行することが可能となる。
【0017】また、システム内部通信の処理輻輳を軽減
するために、指令台,HOST,手順制御サーバおよび
データベースを、例えばLAN(Local Area Network)
によって接続して、情報の送受信を行なう。
【0018】これによって、HOST,手順制御サーバ
およびデータベース間の内部通信量が少なくなり、指令
台の負荷が軽減される。
【0019】このように本発明によれば、従来、指令台
オペレータが行なっていた操作を、手順制御サーバ6が
シナリオとして実行するので、指令台オペレータの負担
を軽減することができるとともに、指令シナリオ運用上
必要なデータをデータベース7から得ることが可能にな
るので、データ処理の負荷分散が行なわれ、保守が容易
になる。
【0020】以下、本発明の課題を解決するための具体
的手段とその作用とを記述する。
【0021】(1) 交換機2に回線で接続された指令台3
が、交換機2を経て通報の受信と指令先に対する指令と
を行なうとともに、指令台3と交換機2に接続されたホ
ストコンピュータ4が指令先の決定と指令台に対する受
令結果の通知とを行なうシステムにおいて、ホストコン
ピュータ4に接続された手順制御サーバ6を備え、指令
台3で通報に応じて選択した事象・地域に対応してホス
トコンピュータ4が指令パターンを決定し、指令台3が
自動指令を指示したとき、ホストコンピュータ4が指令
パターンに従った事象・地域の指定を通知することによ
って、手順制御サーバ6が事象・地域指定に基づいて指
令内容を選択して、ホストコンピュータ4からの実行指
示に応じて指令を行なうように構成する。
【0022】このように、指令システムにおいて、ホス
トコンピュータと手順制御サーバとによる分散型の制御
を行なうようにしたので、指令台オペレータの負担を軽
減し保守性を向上することができる。
【0023】(2) (1) の場合に、手順制御サーバ3の行
なう指令操作が、定型パターン(シナリオ)として必要
に応じて繰り返して自動指令されるものとする。
【0024】このようにすることによって、指令台から
の指示内容を、そのつど、人手によって決定する必要が
なくなる。
【0025】(3) (2) の場合に、自動指令が、通報に対
応する指令台3からの音声による固定的な指令メッセー
ジの音声再生と、事象・地域に応じて音声合成される指
令メッセージの再生とに基づく定型メッセージによって
行なわれるようにする。
【0026】このようにすることによって、指令台での
指令操作の作業量を少なくし、指令処理時間を短縮する
ことができる。
【0027】(4) (3) の場合に、定型メッセージが、予
め、指令台3,手順制御サーバ6において、肉声または
音声合成によって、登録,削除,編集されたものとす
る。
【0028】このようにすることによって、定型メッセ
ージをそのつど作成する必要がなく、処理作業量を少な
くし、処理時間を短縮することができる。
【0029】(5) (3) の場合に、定型メッセージを、手
順制御サーバ6において、随時、操作に応じて音声合成
によって登録,削除,編集されたものとする。
【0030】このようにすることによって、定型メッセ
ージの内容を、事象・地域に応じて適切なものとするこ
とができる。
【0031】(6) (1) の場合に、指令台3,ホストコン
ピュータ4,手順制御サーバ6およびデータベース7を
LANで接続する。
【0032】このようにすることによって、システム内
部通信の処理輻輳を軽減することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を説明
する。図2,図3は、本発明による指令サービスの操作
シーケンスを例示する図(1),(2) である。以下、図2,
図3に基づいて、本発明方式の指令サービスにおける、
火災報知時の操作シーケンスの一例を説明する。
【0034】(a) 火事を発見した人(通報者)が、電話
機を介して119番ダイヤルを行なうことによって、交
換機を介して指令台に対して呼び出しが行なわれる。 (b) 呼び出しを受けた指令台オペレータが、電話に応答
することによって通報呼が確立する。
【0035】(c) 通報者が、火事の内容を指令台オペレ
ータに知らせる。例えば、「火事です。場所は×××町
の1番地ビルの2階です。」 (d) 指令台オペレータが応対し、指令に必要な情報を通
報者から聞き出す。例えば、「火事の通報ですね。××
×町1番地ビルの2階ですね。すぐに消火に向かいま
す。」 (e) 火事の場合は、火災用の指令要求をHOSTに通知
する。
【0036】以上は、従来の指令システムの場合と同様
である。以下は、本発明のシステムで自動化を行なう操
作を示す。 (f) HOSTはデータベースに対して照会を行なって、
指令に必要な消防情報をデータベースから取得する。こ
の場合の消防情報は、例えば、消防隊出動可能状況確認
である。 (g) HOSTは、火災用として予め登録されている指令
用シナリオ1の実行を、手順制御サーバに依頼する。
【0037】(h) 手順制御サーバは、シナリオ1の内容
に従って、消防隊に対して出動指令を発信する。すなわ
ち、手順制御サーバから交換機に発信要求を行ない、交
換機から署所端末における指令者に対して呼接続を行な
って、受令者の応答によって交換機との間に呼を確立す
る。 (i) 交換機は呼の確立時、手順制御サーバに対して発信
呼の確立を通知し、これによって手順制御サーバは、発
信完了を確認する。
【0038】(j) 手順制御サーバは指令メッセージの再
生を要求し、これによって、再生された指令メッセージ
が署所に通知される。 (k) 受令者は受令結果を手順制御サーバに通知し、これ
によって手順制御サーバは、指令メッセージの再生が完
了したことを確認する。
【0039】(l) 手順制御サーバは、HOSTに対して
シナリオ1の実行完了を通知する。 (m) 他に実行するシナリオがなければ、火災用指令の完
了を指令台に通知する。なお、必要に応じて、上述の
(f) 〜(m) の操作を繰り返して行なう。
【0040】図4,図5は、本発明による指令サービス
の登録シナリオを例示する図(1),(2) である。以下、図
4,図5に基づいて、本発明方式の指令サービスにおい
て、手順制御サーバに登録されているシナリオの例を説
明する。
【0041】 指令開始イベントを待ち、指令開始イ
ベント受信で発信する。 発信完了イベントの受信によって、予め作成されて
いる固定的な指令メッセージの音声再生を行なう。 再生完了イベントの受信時、音声合成要求があれ
ば、音声合成データを取得し、指令メッセージの音声合
成再生を行なう。 再生完了イベントを受信したとき、受信者からFA
X送信要求があれば、予め登録してあるFAX情報を送
信する。 終了時、指令回線を切断する。 相手切断イベントによって、指令開始待ちの状態に
戻る。
【0042】図6は、本発明における指令台の機能を示
すブロック図である。以下、図6に基づいて、本発明方
式の指令サービスにおける、指令台の機能を説明する。
図中、10は表示用ディスプレイ、11は指令操作部、
12は通報受付、13は交換機インタフェース部、14
は手動指令インタフェース部、15はHOSTインタフ
ェース部である。
【0043】表示用ディスプレイ10は、指令種別,通
報情報,指令先,設備/数量等を表示する。指令操作部
11は、指令種別選択111,通報内容選択112,指
令先指定113,設備/数量変更114の、それぞれの
操作を行なう。
【0044】指令種別選択111においては、指令台オ
ペレータの選択に応じて、自動指令,手動指令,本指
令,予告指令,保守試験のうちから、いずれかの指令を
選択する。
【0045】ここで自動指令は、予告指令の送信,本指
令内容の送信/通知,受信確認情報の要請等の指令を自
動的に実施するものである。手動指令は、自動指令の操
作等を人手によって実施し、また自動指令の停止を行な
うものである。予告指令は、本指令の前に事象のみをト
ーン信号によって、各署所に通知するものである。各署
所は、予告指令によって出動の準備を行ない、本指令の
通知が到着するまで待機する。事象によっては、予告指
令がない場合もある。
【0046】本指令は、署所に対する出動要請である。
事象によっては、要請書をFAXで受信したのちに出動
となる場合もある。保守試験は、交換機−署所端末間の
回線の正常性確認のために、試験指令を行なうものであ
る。このときは、事象,地域等の指定は不要である。
【0047】通報内容選択112においては、指令台オ
ペレータの選択に応じて、事象指定として、火事,事
故,救急のうちからいずれかの通報を選択し、地域指定
として、地域A,地域B,地域Cのうちからいずれかの
地域を選択する。
【0048】指令先指定113においては、指令台オペ
レータの選択に応じて、署所a,署所b,署所cのうち
からいずれかの署所を選択する。設備/数量変更114
においては、指令台オペレータの選択に応じて、消防車
/何台,救急車/何台,指揮車/何台のうちから、いず
れかの設備/数量を選択する。
【0049】指令操作部11において手動指令の操作を
行なったときは、交換機から交換機インタフェース部1
3を介して、音声通話によって受け付けた通報受付12
に応じて、手動指令インタフェース部14から、交換機
インタフェース部13を介して、交換機経由で指令を送
出する。
【0050】指令操作部11において自動指令の操作を
行なったときは、HOSTインタフェース部15を介し
て、HOSTにシナリオ実行を指示し、表示用ディスプ
レイ10において、実行するシナリオの内容を表示す
る。
【0051】図7,図8は、本発明における指令台機能
ブロックの処理フローチャートを示す図(1),(2) であ
る。以下、図7,図8に基づいて、図6に示された指令
台機能ブロックにおける処理の流れを説明する。
【0052】 119回線に通報が着信すると、応答
釦ランプが点灯し、またはブザーが鳴動する。 指令台オペレータが応答釦を押して通報を受信し、
または通話を行なう。通報者との通話によって事象,地
域等を聞き出しながら、事象釦,地域釦によってHOS
Tに情報を通知する。
【0053】 HOSTから事象,地域に対応した指
令パターンを受信して、ディスプレイに表示する。指令
パターンには、指令先署所,設備/数量が含まれる。 指令パターンに追加,変更を行ないたい場合には、
指令先等を指令台の盤面に設けられた操作釦によって追
加,削除の選択を行なう。選択内容に従って指令先署
所,設備/数量の追加,削除の情報をHOSTに通知す
る。HOSTは、変更内容に従って、指令パターンの変
更を行なう。
【0054】 手動/自動の選択に応じて、手動指令
釦が押されたときは、手動指令操作を行ない、自動指令
釦が押されたときは、シナリオ実行指示をHOSTに送
信し、シナリオの実行結果が出るまで、別作業(無線等
の着信応答ほか)に移行する。
【0055】 指令受信署所の確認集計結果等、シナ
リオ実施結果が表示用ディスプレイに表示される。 処理終了時、終了釦を押すことによって初期状態に
戻る。
【0056】図9は、本発明におけるホストコンピュー
タの機能を示すブロック図である。以下、図9に基づい
て、本発明方式の指令サービスにおける、ホストコンピ
ュータ(HOST)の機能を説明する。図中、20は指
令台インタフェース部、21は事象分析部、22は設備
・数量組み立て部、23は自動指令インタフェース部、
24は音声合成、25は交換機インタフェース部、26
は受令結果受信部、27は受令結果集計部、28は手順
制御サーバインタフェース部、29はデータベースアク
セス部である。
【0057】指令台インタフェース部20は、指令台と
の間のインタフェースをとって、事象指定,地域指定を
受信する。事象分析部21は、指令台から指定された事
象の分析を行ない、設備・数量組み立て部22は、事象
に応じて設備,数量の組み立てを行なう。自動指令イン
タフェース部23は、事象に対応して自動指令のインタ
フェースをとる。音声合成24は、この際、自動指令メ
ッセージに必要な音声を合成する。なお、音声合成24
は、手順制御サーバにおいて行なってもよい。交換機イ
ンタフェース部25は、自動指令時、交換機との間のイ
ンタフェースをとる。
【0058】受令結果受信部26は、交換機インタフェ
ース部25を介して、署所からの受令結果を受信し、受
令結果集計部27は受信した受令結果から、受令した署
所数を集計する。手順制御サーバインタフェース部28
は、シナリオ実行時、手順制御サーバとの間のインタフ
ェースをとる。データベースアクセス部29は、受令結
果集計部27の集計結果に応じてデータベースへのアク
セスを行なう。
【0059】図10は、本発明におけるホストコンピュ
ータブロックの処理を示すフローチャートである。以
下、図10に基づいて、図9に示されたホストコンピュ
ータ機能ブロックにおける処理の流れを説明する。
【0060】 指令台から事象指定,地域指定の情報
を受信する。この情報は、手順制御サーバにも転送され
る。 指令台からの事象指定,地域指定の情報に基づい
て、事象の分析および設備/数量の組み立てを行ない、
指令パターンとして指令台へ通知する。
【0061】 指令台から、指令先署所,設備/数量
の変更を受信したとき、指令パターンの変更を行なう。 シナリオ実行指示を受信したときは、この情報を手
順制御サーバへ転送し、手順制御サーバの指示に従っ
て、自動指令の動作を継続する。
【0062】図11は、本発明における手順制御サーバ
の機能を示すブロック図である。以下、図11に基づい
て、本発明方式の指令サービスにおける、手順制御サー
バの機能を説明する。図中、30はHOSTインタフェ
ース部、31は手順(シナリオ)組立部である。
【0063】HOSTインタフェース部30は、シナリ
オ実行時、HOSTとの間のインタフェースをとる。手
順(シナリオ)組立部31は、事象に対応してシナリオ
を組み立てて、実行指示に応じて自動指令を行なう。
【0064】図12は、手順(シナリオ)組立部の具体
的構成例を示すものである。図中、手順(シナリオ)組
立部31において、311はシナリオ実行制御部、31
2はサービス群、313はディスク、314は手順登録
部、315は手順読出部、316はサービス個別情報テ
ーブル、317はシナリオ制御テーブルである。
【0065】シナリオ実行制御部311は、登録された
シナリオを回線対応に実行する機能を有している。サー
ビス群312は、再生,FAX送信等、シナリオに登録
した個々のサービスを実行する機能を有している。ディ
スク313は、シナリオとシナリオで使用するメッセー
ジを登録/編集/保存する媒体であって、登録シナリオ
群として実行シナリオS1,再生メッセージM1を有し
ている。手順登録部314は、シナリオ,サービス,制
御情報の登録/編集を行なう機能を有している。
【0066】手順読出部315は、シナリオ,サービ
ス,制御情報の読み出しを行なう機能を有している。サ
ービス個別情報テーブル316は、サービスで使用する
再生メッセージ等の個別情報を格納するテーブルであっ
て、サービス個別情報1〜サービス個別情報nを有して
いる。シナリオ制御テーブル317は、シナリオの登録
/編集/実行のための制御情報を格納するテーブルであ
る。
【0067】実行シナリオは、S1に示されるように、
実行可否情報,サービス数,実行中サービス番号(サー
ビス1〜サービスn)からなっている。サービス個別情
報は、サービス名称(番号),録音/再生メッセージ名
称,相手電話/FAX番号からなっている。シナリオ制
御テーブルは、T1に示されるように、登録シナリオ
数,実行中シナリオ番号と、実行回線数の呼識別番号,
実行回線番号,シナリオ実行状態,シナリオ実行結果か
らなっている。
【0068】図13は、本発明における手順制御サーバ
機能ブロックの処理フローチャートを示す図である。以
下、図13に基づいて、図11に示された手順制御サー
バ機能ブロックにおける処理の流れを説明する。
【0069】 HOSTから事象の指定情報を受け取
る。 予め登録されている、事象に対応するシナリオを選
択して、実行指示を待つ。 シナリオ実行指示を受信したとき、自動指令によっ
て、HOSTとの間で、指令手順(シナリオ)指示を順
次実行する。 指令を終了したとき、指令終了をHOSTへ送信す
る。
【0070】図14,図15は、本発明における自動指
令シナリオ(例)のフローチャートを示す図(1),(2) で
ある。以下、図14,図15に基づいて、自動指令シナ
リオにおける処理の流れを説明する。
【0071】 指令内容を作成し、事象,地域,出動
等の固定メッセージの送出指示と、指令内容に従った音
声パターンの音声合成をHOSTに指示する。 指令音声作成完了を受信すると、指令起動(音声パ
ターンの送信)を指示する。この際、一定時間内に該当
完了メッセージをHOSTから受信しない場合は、指令
台にワーニングメッセージとともに、手動指令切り替え
を表示するように指示する。
【0072】 各署所の受信確認を要請するための音
声合成をHOSTに指示する。 受信確認音声作成完了メッセージを受信したとき、
該当メッセージの送信をHOSTに指示する。 一定タイミングの後、受信確認信号集計結果を指令
台へ送信するように、HOSTに指示する。 指令を復旧(終了)するように、HOSTに指示す
る。
【0073】図16は、本発明における交換機の機能を
示すブロック図である。以下、図16に基づいて、本発
明方式の指令サービスにおける、交換機の機能を説明す
る。図中、40は指令台インタフェース部、41は通報
受付、42は指令機能部、43はHOSTインタフェー
ス部、44は受令結果送信部である。
【0074】指令台インタフェース部40は、通報端末
からの通報受付41を指令台に通知するとともに、指令
台からの指令を指令機能部42に通知する。指令機能部
42は、指令台インタフェース部40を介する指令台か
らの指令を、対応するN箇所の署所端末に接続する1:
N接続機能を有する。HOSTインタフェース部43
は、自動指令時、HOSTとの間のインタフェースをと
る。受令結果送信部44は、署所端末からの受令結果を
指令台インタフェース部40を介して指令台へ送信し、
HOSTインタフェース部43を介して、HOSTへ送
信する。
【0075】図17,図18は、本発明による指令サー
ビス操作シーケンスを示す図(1),(2) である。以下、図
17,図18に基づいて、本発明方式の指令サービスに
おける操作の流れを説明する。
【0076】通報端末において通報者が119番ダイヤ
ルを行なうと、交換機を介して指令台に119回線着信
が通知され、指令台が応答すると、交換機を介して指令
台と通報端末とが接続される。この際、NTTの発信者
番号通知サービスを利用するシステムの場合は、通報者
の電話番号が通知される。
【0077】これによって、通報者と指令台との間で、
音声による通報/通話が行なわれて、指令台からHOS
Tに対して火災や救急等の事象選択が行なわれ、さらに
HOSTから手順制御サーバ(以下、単にサーバと略
す)に対して事象選択が行なわれる。さらに、通報者と
指令台との間の音声による通話によって、HOSTに対
して事象が発生した地域の選択が行なわれる。
【0078】これによってHOSTでは、事象の分析と
設備/数量の組み立てが行なわれ、サーバにおいて、シ
ナリオの選択が行なわれる。さらにHOSTから指令台
に対して指令パターンが通知される。指令台からHOS
Tに対してシナリオの実行指示が行なわれると、HOS
Tはサーバに対してシナリオの実行を指示し、これによ
って、サーバのシナリオ実行が開始される。
【0079】サーバは、HOSTに対して指令の音声合
成を指示し、HOSTは音声合成の終了時、サーバに対
して指令音声の作成完了を通知する。その後、サーバか
らHOSTに対して指令の起動が指示されると、HOS
Tは交換機に対して1:N接続の指令起動を指示し、こ
れによって、交換機からN箇所の署所に対して、指令起
動が行なわれる。
【0080】HOSTがサーバに対して指令起動の完了
を通知すると、サーバはHOSTに対して受信確認音声
の合成を指示しする。HOSTがサーバに対して受信確
認音声の作成完了を通知すると、サーバはHOSTに対
して、受信確認音声の送信を指示し、これによってHO
STは各署所に対して、受信確認音声を送信する。
【0081】各署所が受信確認信号を送信すると、交換
機はこれをHOSTに通知し、HOSTは受信確認信号
の集計を行なう。サーバは、HOSTに対して受信確認
信号の集計結果の表示を指示し、これによってHOST
は、指令台において受信確認信号の集計結果を表示す
る。
【0082】以上説明した本発明による指令システムの
特徴を、要約して列挙すれば次のとおりである。 (1) 指令台とは別に、HOST側に署所に対して直接指
令できる回線があるので、指令台による回線の専有がな
い。 (2) シナリオ実行指示後は、HOSTと手順制御サーバ
とのやり取りで自動的に指令が行なわれるため、指令台
オペレータが別作業(例えば現場からの無線による状況
聴取等)に専念できる。
【0083】(3) 手順制御サーバのシナリオの交換によ
って、他の種類の指令システムとしても動作可能であ
る。 (4) 定期診断のための疑似指令についても、手順制御サ
ーバとHOSTとの提携によって自動的に実行できるの
で、指令台オペレータは、異常時の結果のみを確認すれ
ばよく、従って指令台オペレータの負担軽減を図ること
ができる。
【0084】(5) 手順制御サーバのシナリオは、現地保
守担当者レベルで手直しができるので、使用者の要望に
あわせた指令台制御方式をとることができる。 (6) 手順(シナリオ)の変更は、手順制御サーバのソフ
トウェアの変更によって行なうことができるので、手順
変更時におけるシステムに対する影響が少なく、従って
保守性を向上することができる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、指
令システムにおいて、ホストコンピュータと手順制御サ
ーバとによる分散型の制御に変更することによって、指
令台オペレータの負担を軽減し操作誤りの発生を防止す
るとともに、保守性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成を示す図である。
【図2】本発明による指令サービスの操作シーケンスを
例示する図(1) である。
【図3】本発明による指令サービスの操作シーケンスを
例示する図(2) である。
【図4】本発明による指令サービスの登録シナリオを例
示する図(1) である。
【図5】本発明による指令サービスの登録シナリオを例
示する図(2) である。
【図6】本発明における指令台の機能を示すブロック図
である。
【図7】本発明における指令台機能ブロックの処理フロ
ーチャートを示す図(1) である。
【図8】本発明における指令台機能ブロックの処理フロ
ーチャートを示す図(2) である。
【図9】本発明におけるホストコンピュータの機能を示
すブロック図である。
【図10】本発明におけるホストコンピュータブロック
の処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明における手順制御サーバの機能を示す
ブロック図である。
【図12】手順(シナリオ)組立部の具体的構成例を示
すものである。
【図13】本発明における手順制御サーバ機能ブロック
の処理フローチャートを示す図である。
【図14】本発明における自動指令シナリオ(例)のフ
ローチャートを示す図(1) である。
【図15】本発明における自動指令シナリオ(例)のフ
ローチャートを示す図(2) である。
【図16】本発明における交換機の機能を示すブロック
図である。
【図17】本発明による指令サービス操作シーケンスを
示す図(1) である。
【図18】本発明による指令サービス操作シーケンスを
示す図(2) である。
【図19】従来の指令システムの構成の概要を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 通報端末 2 交換機 3 指令台 4 ホストコンピュータ 5 署所端末 6 手順制御サーバ 7 データベース
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04L 29/10 H04M 3/60 L H04M 3/60 H04L 13/00 309C (72)発明者 中島 弘幸 東京都大田区新蒲田1丁目17番25号 富士 通情報通信システムズ株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換機に回線で接続された指令台が、該
    交換機を経て通報の受信と指令先に対する指令とを行な
    うとともに、該指令台と交換機に接続されたホストコン
    ピュータが指令先の決定と指令台に対する受令結果の通
    知とを行なうシステムにおいて、 前記ホストコンピュータに接続された手順制御サーバを
    備え、指令台で通報に応じて選択した事象・地域に対応
    してホストコンピュータが指令パターンを決定し、指令
    台が自動指令を指示したとき、ホストコンピュータが該
    指令パターンに従った事象・地域の指定を通知すること
    によって、手順制御サーバが該事象・地域指定に基づい
    て指令内容を選択して、ホストコンピュータからの実行
    指示に応じて指令を行なうように構成したことを特徴と
    する分散制御型汎用指令システム。
  2. 【請求項2】 前記手順制御サーバの行なう指令操作
    が、定型パターン(シナリオ)として必要に応じて繰り
    返して自動指令されるものであることを特徴とする請求
    項1に記載の分散制御型汎用指令システム。
  3. 【請求項3】 前記自動指令が、通報に対応する指令台
    からの音声による固定的な指令メッセージの音声再生
    と、事象・地域に応じて音声合成される指令メッセージ
    の再生とに基づく定型メッセージによって行なわれるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の分散制御型汎用指令シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記定型メッセージが、予め、指令台,
    手順制御サーバにおいて、肉声または音声合成によっ
    て、登録,削除,編集されたものであることを特徴とす
    る請求項3に記載の分散制御型汎用指令システム。
  5. 【請求項5】 前記定型メッセージが、手順制御サーバ
    において、随時、操作に応じて音声合成によって登録,
    削除,編集されたものであることを特徴とする請求項3
    に記載の分散制御型汎用指令システム。
  6. 【請求項6】 前記指令台,ホストコンピュータ,手順
    制御サーバおよびデータベースをLANで接続したこと
    を特徴とする請求項1に記載の分散制御型汎用指令シス
    テム。
JP9125303A 1997-05-15 1997-05-15 分散制御型汎用指令システム Withdrawn JPH10320672A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014120902A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Canon Marketing Japan Inc ファクシミリ装置、ファクシミリ装置の制御方法、およびプログラム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014120902A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Canon Marketing Japan Inc ファクシミリ装置、ファクシミリ装置の制御方法、およびプログラム

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