JPH10319660A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH10319660A
JPH10319660A JP9129087A JP12908797A JPH10319660A JP H10319660 A JPH10319660 A JP H10319660A JP 9129087 A JP9129087 A JP 9129087A JP 12908797 A JP12908797 A JP 12908797A JP H10319660 A JPH10319660 A JP H10319660A
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JP9129087A
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Hideyuki Kitani
秀之 木谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザ指定の任意位置での綴じを実現でき、
また、不都合な場合に綴じ動作を防止して綴じ針を節約
し、故障の原因を減少可能な印刷装置を提供する。 【解決手段】 綴じ装置による印刷済みの用紙の綴じ位
置は、所定の入力手段を介してユーザにより指定される
が、この綴じ位置はステップS610により読み出され
る。Pre-Printed 印刷属性は、特定の給紙口、給紙カセ
ット、印刷ジョブなどの単位で設定され、この属性の設
定状態がステップS611で検出される。Pre-Printed
属性が検出された場合には、ユーザ指定の綴じ位置が所
定位置かどうかが判定され、それ以外の位置での針綴じ
を禁止すべく印刷イメージの回転を制御する(ステップ
S612、S613)。Pre-Printed 属性が検出されな
かった場合には、ユーザ指定に応じた綴じ位置で針綴じ
を行うべく印刷イメージを回転させる処理に向かう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷装置に関し、特
に印刷済みの用紙に対して、ユーザの指定に応じて任意
の綴じ位置での針綴じを行なう針綴じ手段を有する印刷
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、デジタル複写機、レーザビー
ムプリンタ、その他の印刷装置において、印刷したドキ
ュメントを針で綴じる、いわゆるステープラなどの綴じ
装置を有する印刷装置が知られている。
【0003】この種の装置では、排紙経路の所定位置に
綴じ装置が配置され、排紙されてきた記録済みの用紙を
針で綴じられるようになっている。
【0004】旧来、この種の装置においては機構上の制
約、すなわち、針綴じ機構と用紙の搬送の向きによっ
て、綴じることのできる位置は極めて制限され例えば、
用紙の左側で綴じることができても右側で綴じることが
できなかった。
【0005】そこで、特開平6-286930号公報などで周知
のように、記録時に印刷データを回転することにより印
刷画像の向きを変更し、また、綴じ位置を指定する手段
を設けることにより、綴じ位置が機構上制約されている
場合でも、所望の綴じ位置で用紙を綴じることができる
るようにする技術が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な技術においても、望ましくない状況で針綴じが行なわ
れてしまう可能性については考慮されていない。
【0007】たとえば、既に書式が印刷済みの用紙に印
刷を行なう場合には、針綴じを行なうべきではない綴じ
位置が存在するが、従来技術では、このような針綴じを
行なうべきではない綴じ位置で針綴じを行なってしまう
ことを防止することができない。
【0008】また、印刷すべきドキュメント1ページか
ら成るのものであっても綴じ動作が実行されたり、何ら
かの理由によりページが生成されない場合でも綴じ動作
が実行されてしまうこともあった。
【0009】そこで本発明の課題は、(1)任意の位置
での綴じを実現でき、(2)しかも、不所望の綴じ位置
での針綴じ動作、不要な綴じ動作を防止することで綴じ
針を節約し、また故障の原因を減らすことのできる印刷
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、印刷済みの用紙に対して、ユーザの指定
に応じて任意の綴じ位置での針綴じを行なう針綴じ手段
を有する印刷装置において、印刷イメージを指定された
綴じ位置に応じて回転させて出力する印刷手段と、ユー
ザの指定にかかわらず、針綴じを禁止する印刷属性を設
定する手段を設け、印刷処理終了後、針綴じを禁止する
印刷属性が設定されている場合にはユーザの指定にかか
わらず前記針綴じ手段による針綴じを禁止する構成を採
用した。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施形態に基づ
き本発明を詳細に説明する。以下では、本発明をレーザ
・ビーム・プリンタ(以下、LBPと略す)に適用した
場合を示す。
【0012】まず、本発明を適用するLBPの基本構成
を図1を参照して説明する。このLBPはデータ源、た
とえば外部に接続されているホスト・コンピュータ(図
2の201)から、文字パターンの登録やフォーム・デ
ータ(定型書式)等の登録が行なえるようになってい
る。
【0013】図において、100はLBP本体であり、
外部に接続されているホスト・コンピュータ(図2の2
01)から供給される文字情報(文字コード)やフォー
ム情報あるいはマクロ命令等を入力して記憶するととも
に、それらの情報に従って対応する文字パターンやフォ
ーム・パターン等を作成し、記録媒体である記録用紙上
に画像を形成する。
【0014】符号113は操作のためのスイッチ及びプ
リンタの状態を表示するLED表示器やLCD表示器等
が配されている操作パネル、101はLBP100全体
の制御及びホスト・コンピュータから供給される文字情
報等を解析するプリンタ制御ユニットである。このプリ
ンタ制御ユニット101は主に文字情報を対応する文字
パターンのビデオ信号に変換してレーザ・ドライバ10
2に出力する。
【0015】レーザ・ドライバ102は半導体レーザ1
03を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信
号に応じて半導体レーザ103から発射されるレーザ光
104をオン・オフ切替する。レーザ光104は回転多
面鏡105で左右方向に振られて静電ドラム106上を
走査する。これにより、静電ドラム106上には文字パ
ターンの静電潜像が形成される。
【0016】この潜像は静電ドラム106周囲の現像ユ
ニット(トナーカートリッジ)107によって現像され
た後、記録用紙に転写される。この記録用紙にはカット
・シートを用い、カット・シート記録紙はLBPに装着
した用紙カセット108に収納され、給紙ローラ109
及び搬送ローラ110と111とにより装置内に取り込
まれて、静電ドラム106に供給される。
【0017】符号112は定着器であり、記録用紙に転
写されたトナー(粉末インク)を熱と圧力により記録用
紙に固定する。
【0018】114は排紙された用紙を一旦溜める用紙
整列装置であり、115は排紙された用紙を針で綴じる
ための綴じ装置である。用紙整列装置114に所定の枚
数の用紙が排紙されると、後述の制御に従って綴じ装置
115により用紙が綴じられて、排紙トレイ116に出
力される。
【0019】図2は、図1に示したLBPの制御ユニッ
ト101の概略構成を示すブロック図である。
【0020】制御ユニット101は、印刷情報の発生源
である、ホスト・コンピュータ201より送られてきた
文字コードや、外字フォントあるいはフォーム情報また
はマクロ登録情報等からなるデータ213とを入力し、
ページ単位で文書情報等を印刷するように構成されてい
る。この制御は、後述のCPU208により行なわれ
る。
【0021】符号202はホスト・コンピュータ201
と各種情報をやりとりする入出力インタフェース部、2
03は入出力インタフェース部202を介して入力され
た各種情報を一時記憶する入力バッファである。
【0022】符号204は文字パターン発生器で、文字
の幅や高さ等の属性や実際の文字パターンのアドレスが
格納されているフォント情報部217、文字パターン自
身が格納されている文字パターン部218、及びその読
みだし制御プログラムから成る。読みだし制御プログラ
ムはROM214に含まれ、文字コードを入力するとそ
のコードに対応する文字パターンのアドレスを算出する
コード・コンバート機能をも有している。
【0023】符号205はRAMで、文字パターン発生
器204より出力された文字パターンを記憶するフォン
ト・キャッシュ領域207、ホスト・コンピュータ20
1より送られてきた外字フォントやフォーム情報及び現
在の印刷環境等を記憶する記憶領域206を含んでい
る。このように、一旦文字パターンに展開したパターン
情報をフォント・キャッシュとしてフォント・キャッシ
ュ領域207に記憶しておくことにより、同じ文字を印
刷する時に再度同じ文字を復号してパターン展開する必
要がなくなるため、文字パターンへの展開が速くなる。
【0024】符号208はプリンタの制御系全体を制御
するためのCPUで、ROM214に記憶されたCPU
208の制御プログラムにより装置全体の制御を行なっ
ている。符号209は入力データ213を元に生成され
る内部的なデータ群である中間バッファである。
【0025】1ページ分のデータの受信が完了し、それ
らがよりシンプルな内部データに変換されて中間バッフ
ァに蓄えられた後、印刷イメージとして記憶するのがフ
レーム・バッファ210であり、少なくともフルペイン
トの場合は1ページ分、パーシャルペイントの場合は2
バンド分の印刷イメージを記憶することが出来る。
【0026】符号211は出力インタフェース部で、フ
レーム・バッファ210よりのパターン情報に対応した
ビデオ信号を発生し、ページプリンタ印刷部212との
間でインタフェース制御を実行している。符号212は
出力インタフェース部211よりのビデオ信号を入力
し、このビデオ信号に基づいた画像情報を印刷するペー
ジ・プリンタの印刷機構部分である。
【0027】符号215は一般のEEPROM等で構成
する不揮発性メモリ(以後NVRAM(Non Volatile RA
M)という)である。NVRAM215には操作パネル1
13で指定されたパネル設定値が記憶される。
【0028】符号216は、LBPからホスト・コンピ
ュータ201に送信されるデータである。
【0029】なお、ROM214にはホスト・コンピュ
ータ201から入力されるデータの解析を行なうプログ
ラムが含まれており、通常このプログラムはトランスレ
ータと呼ばれる。
【0030】本LBPでは、操作パネル113を介して
綴じ位置を指定することができるようになっている。綴
じ位置指定のためのユーザインターフェースは任意であ
り、ディスプレイとポインティングデバイスを用いた
り、それぞれの綴じ位置を指定する専用キーやメニュー
表示を行うことにより可能である。指定された綴じ位置
は、所定の記憶手段に記憶される。本実施形態では、指
定された綴じ位置はNVRAM215に格納されるもの
とする。
【0031】具体的には、印刷イメージに対する相対的
な綴じ位置としては、図3のP301〜P308の8箇
所の中からいずれかを指定することができる。なお、図
中に楕円で示すように、P302,P304,P30
5,P307は2箇所綴じである。
【0032】ここでは、綴じ装置115の詳細な構成に
ついては省略しているが、少なくとも、たとえばP30
1〜P303のように用紙の一辺に存在する綴じ位置に
ステープル(針)を打つことができるようになっている
ものとする。
【0033】ただし、図1の用紙の搬送経路、用紙整列
装置114、および綴じ装置115の位置から判るよう
に、物理的な綴じ位置は機構上の理由により制限され
る。
【0034】つまり、図4の上部に示すように縦に用紙
が搬送される(図4の上方が図1の左方に相当)時は、
P301,P302,P303のみが用紙整列装置11
4の底部の綴じ装置115の位置に整列するため、これ
らの位置のみを綴じることが可能である。
【0035】また、図4の下部に示すように、横搬送時
はP301,P304,P306のみの綴じ位置が実現
可能である。
【0036】そこで、図5に示すようにイメージを回転
して印刷することにより、印刷イメージに対する相対的
な綴じ位置の制限をなくすことが可能である。ここで
は、P306、P307ないしP308のように書類の
底部を綴じる例と、P303、P306、およびP30
8のように書類の右側を綴じる例を示している。
【0037】以下に、印刷イメージを回転し、任意の位
置で綴じるための制御手順を図6のフローチャートを参
照して説明する。
【0038】まず、ステップS610でNVRAM21
5に記憶されている綴じ位置設定を読み出し、ステップ
S620,S630,S640で設定値を識別する。
【0039】ここで、イメージの回転を行なわない場合
は、図4上部に示した方向で書類のイメージが出力さ
れ、用紙が排出されるものとすると、ステップS620
で綴じ位置がP304の位置であると判断された場合に
はステップS621で90度回転が必要であると認識
し、それ以外の場合はステップS630に進む。
【0040】ステップS630で綴じ位置がP305の
位置であると判断された場合にはステップS631で2
70度回転が必要であると認識し、それ以外の場合はス
テップS640に進む。ステップS640で綴じ位置が
P306,P307又はP308の位置であると判断さ
れた場合にはステップS641で180度回転が必要で
あると認識し、それ以外の場合はステップS642に進
み、回転は必要ない(0度回転)と認識する。
【0041】すなわち、回転を行なわないステップS6
42に移行するのは、綴じ位置がP301〜P303の
時である。
【0042】次にステップS650では、回転角度に応
じてページレイアウトを決定する。これはXY座標の原
点と座標軸の向きを決定するものであり、全ての印刷デ
ータはこの座標系に従って展開され、中間バッファ20
9に格納される。
【0043】次にステップS660で入力バッファ20
3から1命令又は1文字分の印刷データを読み出し、ス
テップS670に進む。ステップS670では印刷デー
タの終了を判断し、終了の場合(全てのデータを印刷し
た場合)にはステップS671に進み、排紙処理を行な
った後、ステップS675で綴じ装置115を駆動して
指定された位置を綴じる綴じ処理を行ない、全体の処理
を終了する。
【0044】なお、印刷データの終了の判断はS660
で読み出したデータが印刷データの終了を意味する命令
であるか、又は入力バッファ203が空になることで行
なわれる。
【0045】印刷データの終了でない場合にはステップ
S680に進み、改ページ命令か否かを判断する。改ペ
ージ命令である場合にはステップS681に進み、排紙
処理を行なった後、ステップS660に戻り次のデータ
を処理する。
【0046】改ページ命令ではなく通常文字データの場
合にはステップS690に進み、印刷データを中間バッ
ファ209に展開し、ステップS660に戻り次のデー
タを処理する。
【0047】ステップS671及びS681の排紙処理
では、中間バッファ209のデータをフレームバッファ
210に印刷イメージとして展開し、出力インタフェー
ス部211を介して用紙に印刷後、用紙を用紙整列装置
114に出力する。なお、印刷後には中間バッファ20
9をクリアする。但し、中間バッファ209が空の場合
には何も行なわない。
【0048】なお、0度又は180度回転の場合には縦
送りの用紙が必要となり、また、90度又は270度回
転の場合には横送りの用紙が必要となるが、給紙する際
には回転角度に応じた用紙を給紙カセット108から給
紙する。必要な用紙がセットされていない場合には操作
パネル113にメッセージを表示し、用紙の交換を促
す。
【0049】ステップS675の綴じ処理ではステップ
S610で読み出した綴じ位置に従い、用紙整列装置1
14に溜っている用紙を綴じ装置115を用いて綴じ、
綴じた用紙を排紙トレイ116に出力して処理を終了す
る。
【0050】このようにして、印刷イメージを回転させ
ることにより、用紙の一辺のみを綴じられる簡単な綴じ
装置115を用いて、用紙の4辺の任意の位置で用紙を
綴じることができるようになる。
【0051】さて、前述のように、既に書式が印刷済み
の用紙に印刷を行なう場合などには針綴じを行なうべき
ではない綴じ位置が存在する。たとえば、図3のような
書類では、ユーザはP306〜P308のような位置で
は、書類を綴じることを希望しないと思われる。また、
書式が予め印刷済みの用紙の場合には、所定の綴じ位置
以外にスペースが無く、他の位置で綴じてしまうと判読
が不可能になってしまう場合も考えられる。
【0052】そこで、本実施形態では、Pre-Printed と
いう属性を導入し、給紙トレイや印刷ジョブごとにこの
属性を設定し、ユーザの綴じ位置指定にかかわらず、所
定の綴じ位置で用紙を綴じるように制御することが考え
られる。具体的には、この属性は、ユーザの所定操作に
応じてNVRAMなどの記憶媒体に格納される。
【0053】このためには、たとえば、図4の搬送方向
がデフォルトであるとした場合、P301〜P303
(縦搬送の場合)ないしP301、P304、P306
(横搬送の場合)のいずれかの位置が指定された場合の
み綴じを行なうようにし、印刷イメージの回転処理を禁
止する。
【0054】このような処理のためには、図7の破線で
示した手続を図6のステップS610、S620の間に
挿入すれば良い。
【0055】図7のステップS611では、当該の給紙
トレイや印刷ジョブにPre-Printed属性が設定されてい
るか否かを判定し、当該ステップが否定された場合には
ステップS620以降の上述と同様の処理を行なう。
【0056】ステップS611で、Pre-Printed 属性が
検出された場合には、ステップS612に移行し、ユー
ザが指定した綴じ位置が所定位置か、すなわち、イメー
ジ回転を行なわずに綴じ装置115で綴じられる位置か
どうかを判定する。すなわち、図4の搬送方向がデフォ
ルトであるとした場合、P301〜P303(縦搬送の
場合)ないしP301、P304、P306(横搬送の
場合)のいずれかの位置が指定されているかどうかを判
定する。
【0057】ステップS612が肯定された場合には、
ステップS642の0度回転の処理に進み、否定された
場合には、ステップS613でエラー処理を行なう。す
なわち印刷イメージを回転しての綴じ処理を禁止するの
だが、この場合のエラー処理としては、たとえば、印刷
処理全体を中止してしまうとか、印刷処理そのものは実
行するが綴じ動作だけは行なわない、などの種々の形態
が考えられる。これらの場合、各動作に合致した適切な
エラー表示を行なうのはもちろんである。
【0058】このようにして、所定の給紙カセットや印
刷ジョブについて、ユーザの綴じ位置指定にかかわら
ず、所定の綴じ位置で用紙を綴じるように制御すること
が可能になり、あらかじめ綴じ位置の決まっている用紙
に対して誤まった綴じ位置指定を行なって紙を無駄にす
ることがなくなる。
【0059】Pre-Printed 属性は前記のように、ユーザ
が所定の用紙が格納した給紙カセットに設定したり、特
定の印刷ジョブに設定したりすることが考えられる。
【0060】図7の処理で用いた Pre-Printed 属性
は、イメージ回転を行なわない、いいかえれば常に印刷
イメージを「0度回転」でのみ印刷し、綴じる、という
意味である。これを拡張して、印刷イメージを「所定角
度回転」のみで印刷し、綴じる、という属性を導入する
ことも考えられる。
【0061】たとえば、印刷イメージを0度、90度、
180度、ないし270度のいずれか1つの回転角度で
のみ回転させ、印刷し、綴じることを許可するようにす
る属性を設定するのである。
【0062】たとえば、90度回転のみを許容するので
あれば、図4上部の位置から90度回転させた図5下部
の印刷イメージのみを許容し、書類の右側のP303、
P305、ないしP308の位置でのみ綴じるようにす
ることになる。
【0063】具体的には、0度、90度、180度、な
いし270度のいずれか1つの回転角度のみを許容する
ために、それぞれ Rotate0, Rotate90, Rotate180, Rot
ate270 という各属性を割り当て可能とする。この場合
の制御は、図8のようなものになる。
【0064】図8の破線部分が図7に相当するものであ
るが、ここではステップS811〜S814においてそ
れぞれ Rotate0, Rotate90, Rotate180, Rotate270 の
各属性が判断される。これらの属性は、前記同様にユー
ザが所定の用紙が格納した給紙カセットに設定したり、
特定の印刷ジョブに設定したりすることが考えられる。
【0065】そして、各属性が検出されると、ステップ
S811〜S814からそれぞれステップS821〜S
824に移行し、各角度で許容される綴じ位置が指定さ
れているかどうかが判定され、許容される綴じ位置が指
定されていれば、ステップS821〜S824の各々か
ら図6のステップS650、S621、S641、S6
31に移行する。ステップS821〜S824の各々で
許容される綴じ位置が指定されていなければ、ステップ
S613でエラー処理を行なう。
【0066】このようにして、印刷イメージを0度、9
0度、180度、ないし270度のいずれか1つの回転
角度でのみ回転させ、印刷し、綴じることを許可するよ
うにすることができ、所定の給紙カセットや印刷ジョブ
について、ユーザの綴じ位置指定にかかわらず、所定の
綴じ位置で用紙を綴じるように制御することが可能にな
り、あらかじめ綴じ位置の決まっている用紙に対して誤
まった綴じ位置指定を行なって紙を無駄にすることがな
くなる。
【0067】また、その場合、4つの回転角度が全てサ
ポートされているために、たとえば、給紙カセットに格
納されている書式の印刷された用紙の向きがいずれであ
っても、確実に所定の綴じ位置で用紙を綴じるように制
御することが可能になる。
【0068】さて、従来では、給紙カセットや印刷ジョ
ブについて綴じ動作が有効になっていると、一組の印刷
枚数が1ページの場合でも綴じ動作を行なってしまう問
題があったが、この点に関しては、用紙整列装置114
に出力された用紙を無条件に綴じず、用紙整列装置11
4に溜っている用紙の枚数が2枚未満の場合には綴じ処
理を行なわないようにすれば良い。
【0069】たとえば、図6の処理では、排紙処理はス
テップS671およびS681で行なうが、ここで各ス
テップで処理した枚数をカウントし、ステップS675
の綴じ処理ではステップS671およびS681でカウ
ントされた枚数が2枚以上の場合にのみ綴じ処理を実行
するようにすれば良い。
【0070】このように、1枚のドキュメントに対して
は綴じ処理を行なわないようにすれば綴じ用の針を節約
でき、また、不正データ等を処理した場合等のように用
紙が1枚も出力されない場合にも綴じ処理を行なわない
ので針詰まり等の故障となる要因を減らすことができ
る。
【0071】なお、上記実施形態において、レイアウト
の基準となる座標系を回転させることにより、中間バッ
ファ209にデータを出力する段階で印刷イメージの回
転処理を行なっているが、本実施形態ではフレームバッ
ファ210からデータを出力段階で印刷イメージの回転
処理を行うようにしてもよい。すなわち、印刷イメージ
の回転処理の手法は任意であり、本発明の本質に影響を
与えないものであるのはいうまでもない。
【0072】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプロ
グラムを供給することによって実施される場合にも適用
できることは言うまでもない。この場合、本発明に係る
プログラムを格納した記憶媒体が、本発明を構成するこ
とになる。そして、該記憶媒体からそのプログラムをシ
ステム或は装置に読み出すことによって、そのシステム
或は装置が、予め定められたし方で動作することによ
り、本発明の作用効果が達成される。
【0073】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ユーザの指定にかかわらず、針綴じを禁止す
る印刷属性を設定する手段を設け、印刷処理終了後、針
綴じを禁止する印刷属性が設定されている場合にはユー
ザの指定にかかわらず針綴じ手段による針綴じを禁止す
る構成を採用しているので、ユーザの指定に応じて任意
の位置での針綴じを行なえるとともに、それが不都合な
場合は針綴じ手段による不要な針綴じを禁止することが
でき、綴じ針を節約し、また故障の原因を減らすことが
できる、という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用したレーザビームプリンタの構成
を説明する断面図である。
【図2】図1のレーザビームプリンタの制御系を示した
ブロック図である。
【図3】用紙の論理的な綴じ位置を示す説明図である。
【図4】用紙の搬送により綴じ位置が制限されることを
示す説明図である。
【図5】印刷イメージ回転による綴じ位置の制御を示し
た説明図である。
【図6】本発明による制御手順の基本部分を示すフロー
チャート図である。
【図7】印刷属性を用いた針綴じ制御の一例を示したフ
ローチャート図である。
【図8】異なる印刷属性を用いた針綴じ制御の一例を示
したフローチャート図である。
【符号の説明】
101 プリンタ制御ユニット 112 定着器 113 操作パネル 114 用紙整列装置 115 綴じ装置 116 排紙トレイ 201 ホスト・コンピュータ 202 入出力インタフェース部 203 入力バッファ 204 文字パターン発生器 206 記憶領域 207 フォントキャッシュ領域 208 CPU 209 記憶領域 210 フレームバッファ 212 印刷機構部 213 ホスト・コンピュータからの入力データ 214 ROM 215 NVRAM 217 フォント情報部 218 文字パターン部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷済みの用紙に対して、ユーザの指定
    に応じて任意の綴じ位置での針綴じを行なう針綴じ手段
    を有する印刷装置において、 印刷イメージを指定された綴じ位置に応じて回転させて
    出力する印刷手段と、 ユーザの指定にかかわらず、針綴じを禁止する印刷属性
    を設定する手段を設け、 印刷処理終了後、針綴じを禁止する印刷属性が設定され
    ている場合にはユーザの指定にかかわらず前記針綴じ手
    段による針綴じを禁止することを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記印刷属性が、所定の針綴じ位置以外
    での針綴じを禁止するものであり、この所定の針綴じ位
    置と前記ユーザの指定が一致している場合には前記針綴
    じ手段による針綴じを許容することを特徴とする請求項
    1に記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記印刷属性が、特定の給紙口、給紙カ
    セット、印刷ジョブなどの単位で設定されることを特徴
    とする請求項1に記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 印刷済みの1組の用紙枚数をカウントす
    る用紙枚数カウント手段と、このカウント手段によりカ
    ウントされた用紙枚数が0枚又は1枚の場合には綴じ動
    作を禁止する手段とを有することを特徴とする請求項1
    に記載の印刷装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6215977B1 (en) * 1998-07-01 2001-04-10 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and method capable of properly performing staple and punch operations
CN102190200A (zh) * 2010-03-10 2011-09-21 富士施乐株式会社 图像形成系统和纸张处理装置

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