JP3667119B2 - 印刷装置、印刷制御装置及びそれらに用いられる方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の印刷モードと複数の給紙手段を有する印刷装置、該印刷装置の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、印刷文書が各種用途に応じて様々な印刷メディアにより作成されている。たとえば、書類などを作成するために普通紙に印刷文書を印刷するばかりでなく、研究発表などに使用されるOHP用のOHPシートや郵便葉書などの厚紙などにおいても、各種印刷装置により印刷文書が印刷されている。したがって、ワードプロセッサやコンピュータシステムなどで作成した文書を出力する印刷装置においても、普通紙以外のOHPシートや厚紙などの複数のメディアで印刷するための機能が設けられている。
【0003】
これらの印刷メディアは、その厚さ、表面の凹凸状態、吸湿性などの特徴が異なっているため、それぞれの印刷メディアに応じて印刷処理が施されている。たとえば、葉書などの厚紙は普通紙に比べ厚いので、普通紙に対応した給紙ローラーや搬送ローラーは厚紙に対しては不適である。また、用紙表面の凹凸状態によっては、インクを均等に転写することができないので、文字品位が落ちてしまう。さらに、用紙の吸湿性が悪い場合には、印刷した文字が滲んでしまうおそれがある。
【0004】
このため、印刷装置においては、所望する印刷メディアに対応した印刷モードをあらかじめ設定することによって、各種印刷メディアに対応した適正な印刷処理が行えるようになっている。
【0005】
また、複数種類の印刷メディアで印刷が可能な印刷装置の場合、給紙台が1台しか設けられていない場合には、印刷メディアの入れ替えが面倒である。このため、通常、複数の種類の印刷メディアが印刷可能な印刷装置には複数の給紙台が設けられている。したがって所望の印刷メディアに印刷するためには、印刷モードを指定するだけでなく、所望の印刷メディアが格納されている給紙台も選択する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、オペレータが印刷モードを誤って指定した場合や、また、印刷モードを正しく指定した場合であっても、指定した印刷モードに対応する印刷メディアが、選択した給紙台に格納されていない場合など、印刷モードと印刷メディアが異なる場合には、所望の印刷品位を得ることができない、という問題があった。
【0007】
従って、本発明は、複数の印刷モードと複数の給紙台を有する印刷装置において、オペレータが印刷モードの指定と給紙台の選択とを行なった際に異なる印刷メディアで印刷されることを防止して、確実に所望の印刷モードあるいは印刷メディアで印刷が実行できる印刷装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、本発明では、複数の印刷モード及び複数の給紙手段を有する印刷装置において、外部装置から前記複数の印刷モードの1つを指定する情報を受け付ける手段と、前記外部装置から前記複数の給紙手段の1つを指定する情報を受け付ける手段と、前記指定された印刷モードに対応する印刷メディアと、前記指定された給紙手段に収納された印刷メディアとが一致しているか否かを判断する手段と、を有することを特徴とする。
【0009】
好適には、前記給紙手段に収納されている印刷メディアの種類を検出する検出手段を有する。
【0010】
好適には、前記給紙手段に収納されている印刷メディアの種類を設定する設定手段を有する。
好適には、前記設定手段は、前記外部装置からの設定情報に基づいて、前記給紙手段に収納されている印刷メディアの種類を設定する。
【0011】
好適には、前記印刷メディアが一致するか否かを判断する前記手段により、一致しないと判断された場合、エラーを出力する。
【0012】
好適には、指定された印刷モードで印刷可能な給紙手段を自動的に選択する自動選択手段を有する。
【0013】
また、複数の印刷モード及び複数の給紙手段を有する印刷装置の制御方法において、外部装置から前記複数の印刷モードの1つを指定する情報を受け付けるステップと、前記外部装置から前記複数の給紙手段の1つを指定する情報を受け付けるステップと、前記指定された印刷モードに対応する印刷メディアと、前記指定された給紙手段に収納された印刷メディアとが一致しているか否かを判断するステップと、を有することを特徴とする。
【0014】
好適には、前記給紙手段に収納されている印刷メディアの種類を検出するステップを有する。
【0015】
好適には、前記給紙手段に収納されている印刷メディアの種類を設定する設定ステップを有する。
好適には、前記設定ステップは、前記外部装置からの設定情報に基づいて、前記給紙手段に収納されている印刷メディアの種類を設定する。
【0016】
好適には、前記印刷メディアが一致するか否かを判断する前記ステップにより、一致しないと判断された場合、エラーを出力する。
【0017】
好適には、指定された印刷モードで印刷可能な給紙手段を自動的に選択する自動選択ステップを有する。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
【0027】
〔第1実施形態〕
図1は、印刷装置の一実施形態であるレーザビームプリンタ(以下、LBPと略す)の内部構造を示す断面図である。このLBPは、データ源(図示せず)から文字パターンの登録や定型書式(フォームデータ)などの登録を行なうことができる。符号1000はLBP本体を示し、外部に接続されているホストコンピュータ(図2の201、202、203)から供給される文字情報(文字コード)やフォーム情報あるいはマクロ命令などを入力して記憶するとともに、それらの情報に従って対応する文字パターンやフォームパターンなどを作成し、記録媒体である印刷メディア上に像を形成する。
【0028】
符号1012は操作のためのスイッチおよびLED表示器が配置されている操作パネルを示し、符号1001はLBP1000全体の制御およびホストコンピュータから供給される文字情報などを解析するプリンタ制御ユニットであって、この制御ユニット1001は、主に文字情報を対応する文字パターンのビデオ信号に変換してレーザドライバ1002に出力する。このレーザドライバ1002は、半導体レーザ1003を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ1003から発射されるレーザ光1004をオンオフ切り替えする。
【0029】
レーザ光1004は、回転多面鏡1005で左右方向に振られ静電ドラム1006上を走査し、これにより静電ドラム1006上には文字パターンの静電潜像が形成される。この潜像は、静電ドラム1006の周囲に配置された現像ユニット1007により現像された後、印刷メディアに転写される。この印刷メディアは、例えばカットシートであり、カットシートの印刷メディアはLBP1000に装着した用紙カセット1008に収納され、給紙ローラ1009および搬送ローラ1010、1011とにより装置内に取り込まれて、静電ドラム1006に供給される。印刷メディアに転写された像は、その後定着器1015にて定着される。その場合、定着温度はホストコンピュータから指定された印刷モードに応じて調整される。
【0030】
また、符号1013は、給紙トレイであり、印刷メディアを搬送ローラ1010と1011により装置内に取り込むためのものである。用紙カセット1008、1016あるいは給紙トレイ1013(以下、これらを総称して「給紙台」という)から供給される印刷メディアは、給紙部に設けた印刷メディア検知センサー1014によりその種類が検知される。なお、符号1016は、2段目のカセットを示し、一段目の印刷メディアと同種のまたは異種の印刷メディアを格納することができる。
【0031】
図2は本実施形態のLBPのブロック構成図とデータ発生源との関係を示した図である。尚、図示で符合202から206は上述したプリンタ制御ユニット1001に含まれるものであり、プリンタ部の構成は図1で説明した通りである。
【0032】
データ源となるホストコンピュータ201からの各種データは、入出力バッファ202を介してコントローラの制御を司るCPU203に取り込まれる。ROM204には、プログラムやフォントパターンが格納され、またRAM205はワーク領域となって各種の処理データが格納される。ページバッファ206には、展開されたイメージが格納され、この展開されたイメージがプリンタエンジン207を介して印刷メディア上に印刷される。
【0033】
図3は、データ源となるホスト201から指定されるコマンドを示したもので、このコマンドは制御命令であることを示すESCコード301と、この命令が印刷モードの指定命令であることを示すコード302と、印刷モードを示すコード303とから構成されている。また、図4は、ホスト201から指定される他のコマンドを示しており、このコマンドは、制御命令であること示すESCコード401と、この命令が給紙台の選択命令であることを示すコード402と、給紙台選択の内容を示すコード403から構成されている。コード403としては、選択すべき給紙台に対応するコードに加えて、自動モードを指定するコードであってもよい。
【0034】
図5は、給紙台と指定可能な印刷モードの関係の一例を示した図であり、左欄501は給紙台の種類を、また右欄502は、左欄の給紙台に設定可能な印刷モードを示している。たとえば、マルチパーパストレイ(以下、MPという)503(図イの給紙トレイ1013に対応する)に対しては印刷モード「厚紙、OHP」504が、上段カセット505(図1の用紙カセット1008に対応する)に対しては、印刷モード「普通紙、厚紙」506が、また下段カセット507(図1の用紙カセット1016に対応する)に対しては、印刷モード「普通紙、厚紙」508がそれぞれ設定可能であることを示している。
【0035】
以下に、図8に示すフローチャートにしたがって本発明の第1の実施形態での印刷処理手順を説明する。
【0036】
ステップ801で、電源が投入されると、本プログラムが開始される。ステップ802では、ホストコンピュータ201からボートに、データが着信しているか否かがチェックされる。データがない場合は、このチェックが繰り返される。
【0037】
データが着信した場合は、ステップ803で着信したデータが制御命令であるか否かを確認する。制御命令でない場合は、印刷データなので、ステップ804で着信したデータの解析を行って内部コードに変換し、ステップ805でそれをページバッファ206へ書き込む。
【0038】
ステップ803で制御命令であると判断されると、ステップ806で、次のコード(図3においてはコード302)を参照することによりその制御命令が印刷モードの指定命令であるか否かを判断する。ステップ806で制御命令が印刷モードの指定命令であると判断された場合には、ステップ807でコード303(図3)の印刷モードを設定する。ステップ806で印刷モードの制御命令でないと判断された場合は、ステップ808で給紙台選択の制御命令であるか否かを判断する。ステップ808で、給紙台の選択命令でないと判断された場合には、制御命令に対する解析がステップ809で行われ、必要であれば、ページバッファ206に書き込みを行う。
【0039】
一方、ステップ808で給紙台選択の制御命令であると判断された場合には、ステップ810で図4のコード403を参照することにより上述した自動モードを指定しているかどうかを確認する。給紙台の選択が自動モードを指定している場合は、ステップ811で、現在の給紙台に印刷メディアがあるかどうかを確認し、ない場合はステップ807で指定された印刷モードが可能な給紙台を選択対象とし印刷モードに対応する印刷メディアの存在する給紙台に移動する。この可能か否かの判断は、図5の501と502の関係を参照することにより可能である。例えば、印刷モードが普通紙の場合は、上、下段カセットのみが選択対象となる。一方、ステップ810で自動モードでないと判断された場合には、ステップ812で指定された給紙台を選択する。
【0040】
かかるステップ811での給紙台の選択動作を、図10を参照して詳述する。
【0041】
上述の場合、メディアのサイズについては、説明していないが、好適にはステップA05では、ホストからのメディアサイズ指定を受けた場合、メディアのサイズも含めて一致するか否かを判断する。
【0042】
自動選択時の給紙台は、次のように選択される。
【0043】
まずステップA02で指定された印刷モード及びメディアを確定する。制御命令で印刷モードが指定されず図8のステップ807が実行されていない場合は、デフォルトとして定義されたもので確定する。次にステップA03で仮に給紙台を選択する。このステップA03では選択すべき給紙台が確定されるまで、順に選択する。通常最初にトレイを選択し以降カセットを順に選択していく。ステップA04で選択した給紙台で指定された印刷モードを指定可能かチェックする。可能であればステップA06メディアがあるかどうかをチェックしさらに指定されたメディアと一致しているか確認する。指定されたメディアが選択された給紙台にあれば、給紙を開始する給紙台として確定し処理を終了する。
【0044】
選択した給紙台において指定印刷モードが不可能な場合(本例では、カセットにおいてOHPが指定された場合)やメディアが存在しないまたは存在しても指定されたメディアでない場合はステップA07で全ての給紙台を確認したかをチェックしそうでない場合はステップA03に戻り次の給紙台を選択する。最後の場合はエラーをオペレータに通知し処理終了する(ステップA08)。
【0045】
上述の場合、メディアのサイズについては、説明していないが、好適にはステップA05では、ホストからのメディアサイズ指定を受けた場合、メディアのサイズも含めて一致するか否かを判断する。
【0046】
上記のように、印刷モードが指定され給紙台が選択されると、ステップ813で出力するページがあるかが判断され、ない場合には、ステップ802に戻りデータを入力する。出力すべきページがある場合は、ステップ814で自動モードであるかを判断し、自動モードでない場合は、ステップ815で現在の給紙台に印刷メディアが格納されているか否かを確認する。印刷メディアがない場合は、ステップ816でエラーを通知する。このエラーは、現在の給紙台に印刷メディアを補給するか、または、操作パネル1012で、給紙台を選択し直すことで解除することができる。ステップ814で自動選択であることが確認された場合には、ステップ811の処理と同様に、印刷メディアと印刷モードを考慮して給紙台を自動選択する(ステップ817)。
【0047】
続いて、ステップ818において、図5の501、502のテーブルをチェックすることにより選択された給紙台で可能な印刷モードとステップ807で指定された印刷モードが一致しているか、すなわち選択された給紙台で指定された印刷モードによる印刷が可能か否かを判断する。例えば、給紙台としてカセット(1)が選択されているにもかかわらず、印刷モードとしてOHPが指定された場合は、ステップ819でエラー通知を行う。この場合、ステップ810で自動選択がなされている場合には、印刷モードが可能な給紙台が選択されているので、エラー通知されることはない。なお、ステップ819でエラー通知がなされた場合には、給紙台を変更することにより解除することができる。
【0048】
次に、ステップ820で指定した印刷モードに対応する印刷メディアと実際に格納されている印刷メディアが一致しているかを判断する。この場合、印刷メディアの種類は、LBP内部に設けられた検知センサー1014で検出することができる。印刷メディアが一致していない場合には、ステップ821でエラー通知を行う。例えば、印刷モードが厚紙として指定されているにもかかわらず、格納されている印刷メディアがOHPの場合はエラーが通知される。この場合、オペレータは、印刷メディアを正しいものに一致させるか、あるいはエラースキップを行うことによりエラーを解除することができる。エラースキップの場合には、ステップ822において、格納されている印刷メディアに応じた指定をプリンタエンジンに対して行う。一方、印刷モードに対応する印刷メディアと実際に格納されている印刷メディアが一致している場合には、ステップ807で指定された印刷モードで出力を行う(ステップ822)。
【0049】
続いて、ステップ823でまだ出力すべきページがあるか否かを判断し、出力すべきページがある場合には、ステップ813に戻り、上記に述べた処理が繰り返される。また、出力すべきページがない場合は、印刷文書をすべて印刷したとして、印刷処理が終了する(ステップ824)。
【0050】
〔第2実施形態〕
上記実施形態では、印刷メディアを検知する検知センサー1014がある場合について説明したが、検知センサーがない場合の例を説明する。本実施形態は検知センサー1014がない点を除いて、第1実施形態と同様であり、重複する説明は省略し、相違点を中心に説明する。
【0051】
図6は、データ源となるホスト201から指定される他のコマンドを示すもので、このコマンドは、制御命令であることを示すESCコード601と、この命令が給紙台の仮の印刷メディアの設定命令であることを示すコード602と、仮の印刷メディアの種類を示すコード603と、給紙台の種類を示すコード604とから構成される。
【0052】
図7は、給紙台と仮の印刷メディアの関係の一例を示した図であり、左欄701には給紙台の種類が、また右欄702には、各給紙台に仮に設定される印刷メディアの種類が示されている。たとえば、MP703には、印刷メディア「厚紙」704が上段カセット705には、印刷メディア「厚紙」706が、また下段カセット707には、印刷メディア「普通紙」708が仮に設定される。
【0053】
次に図9に示すフローチャートに従って本実施形態の動作を説明する。
【0054】
まず、ステップ901で、電源が投入されると、本プログラムが開始される。ステップ902では、ホストコンピュータ201からポートに、データが着信しているか否かがチェックされる。データがない場合は、このチェックが繰り返される。
【0055】
データが着信した場合は、ステップ903で着信したデータが制御命令であるか否かを確認する。制御命令でない場合は、印刷データなので、ステップ904で着信したデータの解析を行って内部コードに変換し、ステップ905でそれをページバッファ206へ書き込む。
【0056】
一方、ステップ903で制御命令であると判断されると、ステップ906で、次のコード(図3においてはコード302)を参照することによりその制御命令が印刷モードの指定命令であるか否かを判断する。ステップ906で制御命令が印刷モードの指定命令であると判断された場合には、ステップ907でコード303(図3)の印刷モードを設定する。ステップ906で印刷モードの制御命令でないと判断された場合は、ステップ908で給紙台選択の制御命令であるか否かを判断する。
【0057】
ステップ908で、給紙台選択の制御命令でないと判断された場合には、ステップ909で制御命令がメディアの設定命令であるか否かを判断する。そうでない場合には、ステップ910で制御命令に対する解析が行われ、必要であれば、ページバッファ206に書き込みを行う。
【0058】
一方、ステップ909で制御命令がメディアの設定命令であると判断された場合には、ステップ911で図6に示した制御命令のコード603で示されたメディアの種類とコード604の給紙台を図7のテーブルに設定する。この例では、給紙台MPには厚紙が上段カセットには厚紙が、また下段カセットには普通紙が仮設定され、この設定により印刷メディアの検知機能がない印刷装置においても給紙台が定まると、そこに格納されている印刷メディアを仮設定することができる。
【0059】
一方、ステップ908で給紙台選択の制御命令であると判断された場合には、ステップ912で図4のコード403を参照することにより自動選択命令であるかどうかを確認する。給紙台の選択が自動モードである場合は、ステップ912で、現在の給紙台に印刷メディアがあるかどうかを確認し、ない場合はステップ907で指定された印刷モードが可能な給紙台の選択対象とし印刷モードに対応する印刷メディアの存在する給紙台に移動する。この可能か否かの判断は、図5の501と502の関係を参照することにより可能である。例えば、印刷モードが普通紙の場合は、上段及び下段カセット、のみが選択対象となる。一方、ステップ912で自動モードでないと判断された場合には、ステップ913で指定された給紙台に移動する。
【0060】
上記のように、印刷モードが指定され給紙台が選択されると、ステップ915で出力するページがあるかが判断され、ない場合には、ステップ902に戻りデータを入力する。出力すべきページがある場合は、ステップ916で自動モードであるかを判断し、自動モードでない場合は、ステップ917で現在の給紙台に印刷メディアが格納されているか否かを確認する。印刷メディアがない場合は、ステップ919でエラーを通知する。このエラーは、現在の給紙台に印刷メディアを補給するか、または、操作パネル1012で、給紙台を選択し直すことで解除することができる。ステップ916で自動選択であることが確認された場合には、ステップ914の処理と同様に、印刷メディアと印刷モードを考慮して給紙台を自動選択する(ステップ918)。
【0061】
なお、ステップ914、918における給紙台の選択動作は、図10に示した処理と同様である。但し、好適には、ステップA05における判断は印刷メディアが仮に設定されている給紙台については図7のテーブルを参照して行われ、設定されていない給紙手段に対しては、図5のテーブルを参照して行われる。
【0062】
続いて、ステップ920において、図5の501、502のテーブルをチェックすることにより選択された給紙台で可能な印刷モードとステップ907で指定された印刷モードが一致しているか、すなわち選択された給紙台で指定された印刷モードによる印刷が可能か否かを判断する。例えば、給紙台として上段カセット(1)が選択されているにもかかわらず、印刷モードとしてOHPが指定された場合は、ステップ921でエラー通知を行う。この場合、ステップ912で自動選択がなされている場合には、印刷モードが可能な給紙台が選択されているので、エラー通知されることはない。なお、ステップ921でエラー通知がなされた場合には、給紙台を変更することにより解除することができる。
【0063】
次に、ステップ922で指定した印刷モードに対応する印刷メディアと実際の印刷メディアが一致しているかを判断する。この場合、印刷メディアの種類は、図7に示したテーブルを参照して行われる。印刷メディアが一致していない場合には、ステップ923でエラー通知を行う。例えば、図7においてMP703が選択されている場合は、印刷メディアは厚紙704と仮設定されているので、ステップ907の印刷モードの指定がOHPの場合には、エラーが通知される。この場合、オペレータは、印刷メディアを正しいものに一致させ、仮設定の印刷メディアをパネルにより変更することでエラーを解除することができる。エラースキップの場合には、ステップ924において、仮設定されている印刷メディアに応じた指定をプリンタエンジンに対して行う。一方、印刷モードに対応する印刷メディアと仮設定の印刷メディアが一致している場合には、ステップ907で指定された印刷モードで出力を行う(ステップ924)。
【0064】
続いて、ステップ925でまだ出力すべきページがあるか否かを判断し、出力すべきページがある場合には、ステップ915に戻り、上記に述べた処理が繰り返される。また、出力すべきページがない場合は、印刷文書をすべて印刷したとして、印刷処理が終了する(ステップ926)。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明においては、指定した印刷モードと選択された給紙手段で可能な印刷モードが一致しているか否かを検出することができるので、確実に所望の印刷モードで出力することができる。また、指定した印刷モードに対応する印刷メディアと選択された給紙手段に収納されている印刷メディアが一致しているか否かも検出するようにしているので、異なる印刷メディアで出力されるのを防止することができる。この場合、給紙手段に収納されている印刷メディアを仮設定するようにすると、印刷メディアの検知機能がない印刷装置に対しても異なる印刷メディアで印刷されてしまうことを防止することができる。
【0066】
更に、給紙手段に対して、印刷メディア又は印刷メディアに対応する印刷モードを設定することができる。
【0067】
更に、所望の印刷メディアを、印刷メディアの種類をも考慮した上で自動的に選択することができる。
【0068】
更に印刷モードを指定するだけで不適な給紙手段から給紙されることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷装置の構造を示した断面図である。
【図2】本発明の印刷装置の構成を示したブロック図である。
【図3】本発明に使用される印刷モード命令のコマンドフォーマットを示した説明図である。
【図4】本発明に使用される給紙台選択命令のコマンドフォーマットを示した説明図である。
【図5】本発明に使用される給紙台と印刷モードとの関係を示した説明図である。
【図6】本発明に使用される印刷メディア設定命令のコマンドフォーマットを示した説明図である。
【図7】本発明に使用される給紙台と仮設定の印刷メディアとの関係を示した説明図である。
【図8】本発明の第1の実施形態での印刷処理手順を示したフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施形態での印刷処理手順を示したフローチャートである。
【図10】第1又は第2実施形態における給紙台の選択処理手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
201 ホストコンピュータ
202 入出力バッファ
203 CPU
204 ROM
205 RAM
206 ページバッファ
207 エンジン
Claims (12)
- 複数の印刷モード及び複数の給紙手段を有する印刷装置において、
外部装置から前記複数の印刷モードの1つを指定する情報を受け付ける手段と、
前記外部装置から前記複数の給紙手段の1つを指定する情報を受け付ける手段と、
前記指定された印刷モードに対応する印刷メディアと、前記指定された給紙手段に収納された印刷メディアとが一致しているか否かを判断する手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 前記給紙手段に収納されている印刷メディアの種類を検出する検出手段を有することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記給紙手段に収納されている印刷メディアの種類を設定する設定手段を有することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記設定手段は、前記外部装置からの設定情報に基づいて、前記給紙手段に収納されている印刷メディアの種類を設定することを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
- 前記印刷メディアが一致するか否かを判断する前記手段により、一致しないと判断された場合、エラーを出力することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の印刷装置。
- 指定された印刷モードで印刷可能な給紙手段を自動的に選択する自動選択手段を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の印刷装置。
- 複数の印刷モード及び複数の給紙手段を有する印刷装置の制御方法において、
外部装置から前記複数の印刷モードの1つを指定する情報を受け付けるステップと、
前記外部装置から前記複数の給紙手段の1つを指定する情報を受け付けるステップと、
前記指定された印刷モードに対応する印刷メディアと、前記指定された給紙手段に収納された印刷メディアとが一致しているか否かを判断するステップと、
を有することを特徴とする制御方法。 - 前記給紙手段に収納されている印刷メディアの種類を検出するステップを有することを特徴とする請求項7に記載の制御方法。
- 前記給紙手段に収納されている印刷メディアの種類を設定する設定ステップを有することを特徴とする請求項7に記載の制御方法。
- 前記設定ステップは、前記外部装置からの設定情報に基づいて、前記給紙手段に収納されている印刷メディアの種類を設定することを特徴とする請求項9に記載の印刷装置。
- 前記印刷メディアが一致するか否かを判断する前記ステップにより、一致しないと判断された場合、エラーを出力することを特徴とする請求項7から10のいずれか1項に記載の制御方法。
- 指定された印刷モードで印刷可能な給紙手段を自動的に選択する自動選択ステップを有することを特徴とする請求項7から11のいずれか1項に記載の制御方法。
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