JPH1031853A - オートチェンジャ - Google Patents

オートチェンジャ

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Publication number
JPH1031853A
JPH1031853A JP8189657A JP18965796A JPH1031853A JP H1031853 A JPH1031853 A JP H1031853A JP 8189657 A JP8189657 A JP 8189657A JP 18965796 A JP18965796 A JP 18965796A JP H1031853 A JPH1031853 A JP H1031853A
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JP8189657A
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English (en)
Inventor
Hideshi Ichikawa
英志 市川
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Kodak Digital Product Center Japan Ltd
Original Assignee
Kodak Digital Product Center Japan Ltd
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  • Automatic Tape Cassette Changers (AREA)
  • Automatic Disk Changers (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のカートリッジの固有情報を確実に管理
し、外部機器間での情報の授受を迅速確実に行うための
管理手段を備えたオートチェンジャを提供する。 【解決手段】 録再装置4及び複数のカートリッジPC
Rを収納可能な複数のスロット26に対向して昇降する
可動台36に、カートリッジPCRの搬送用の水平搬送
部38が設けられている。水平搬送部38には、カート
リッジPCRのライトプロテクト機構12〜18の状態
を検出するフォトインタラプタPD1〜PD3が設けら
れ、その上方には、カートリッジPCRのメディアホー
ル20,22の有無を検出するメディアホール検出セン
サMSが設けられている。これらの検出手段PD1〜P
D3,MSで取得した各カートリッジPCRの固有情報
を、そのカートリッジPCRが収納されるスロットの場
所に対応する記憶領域に記憶することにより、各カート
リッジの固有情報を管理している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジ式の
記録媒体を複数個収納するオートチェンジャに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、映像機器やオーディオ機器あるい
はコンピュータ搭載機器等に用いられるカートリッジ式
の記録媒体(以下、カートリッジという)の実用化が進
み、映像情報や音楽情報あるいはコンピュータプログラ
ム等々の多種多様な情報をこれらの機器で扱うことが可
能となった。
【0003】1個のカートリッジでは記録又は再生し得
る情報量に限界があるため、多数のカートリッジを収納
し、必要なカートリッジを自動的に検索したり保管する
等の機能を有するオートチェンジャの開発が望まれてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかるオートチェンジ
ャにおいては、複数のカートリッジの夫々の収納場所や
夫々のカートリッジ固有の情報を個別に管理すると共
に、外部機器との間で各カートリッジの固有情報を確実
且つ迅速に授受することが極めて重要である。
【0005】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たものであり、複数のカートリッジの夫々の固有情報を
確実に管理し、外部機器との間で情報の授受を確実且つ
迅速に行うための管理手段を備えたオートチェンジャを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明のオートチェンジャにあっては、複数
のカートリッジを収納する複数のスロットを有するラッ
クと、前記各スロットに対応して各記憶領域を有する記
憶手段と、前記カートリッジの収納されているスロット
に対応する前記記憶領域に、前記収納されたカートリッ
ジ固有の情報を記憶させる制御手段とを備える構成にし
た。
【0007】また、前記カートリッジを録再処理する録
再手段を備え、前記記憶手段に、前記録再手段に装着さ
れるカートリッジ固有の情報を、前記制御手段によって
記憶させる他の記憶領域を設ける構成とした。
【0008】
【実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図面と共
に説明する。尚、図1、図2、図5、図7及び図8にお
いて、説明の都合上、カートリッジPCRの水平搬送方
向をx方向、x方向に対して直行する方向をy方向及び
z方向とする直交座標を用いることとする。
【0009】図1において、このオートチェンジャは、
規格化された複数のカートリッジPCRを収納するラッ
ク2と、カートリッジPCR中に収容されているディス
ク媒体への情報の書込み及び読取りを行う録再装置4と
が匡体(図示せず)内に設けられている。
【0010】当該オートチェンジャに適用されるカート
リッジPCRは、矩形状のシェルを重ね合わせて成るカ
ートリッジケース6内にディスク媒体(図示せず)を収
容している。
【0011】カートリッジケース6内に収容されている
ディスク媒体の種類には、両面(A面及びB面)が共に
再書込み可能又は読取り専用のもの、片面のみが使用可
能な媒体であってこの使用可能な面が読取り専用あるい
は再書込み可能なもの等がある。
【0012】カートリッジケース6の水平搬送方向xに
対するy方向の両側の所定端部には、一対の円形貫通孔
8,10が穿設されている。また、貫通孔8,10から
所定間隔をおいて一対の矩形状の貫通穴(以下、ノッチ
という)12,14が穿設されると共に、各ノッチ1
2,14には、x方向に摺動可能なスイッチ片16,1
8が設けられており、かかる構成によって所謂ライトプ
ロテクト機構が構成されている。
【0013】ノッチ12とスイッチ片16がディスク媒
体のB面のライトプロテクト機構、ノッチ14及びスイ
ッチ片18がA面のライトプロテクト機構である。
【0014】スイッチ片16によってノッチ12が閉じ
られた状態ではB面が再書込み可能、逆にノッチ12が
開かれた状態ではB面が書込み禁止に設定される。スイ
ッチ片18によってノッチ14が閉じられた状態ではA
面が再書込み可能、逆にノッチ14が開かれた状態では
A面が書込み禁止に設定される。
【0015】図示する如く、カートリッジケース6の上
面であってノッチ12よりも内側の所定の端部には、収
容されているディスク媒体のB面が読取り専用であれ
ば、小径の有底穴(以下、メディアホールという)20
が成形されており、そのB面が再書込み可能であれば、
上記有底穴20が成形されていない。同様に、カートリ
ッジケース6の下面であってノッチ14よりも内側の所
定端部には、収容されているディスク媒体のA面が読取
り専用であれば、小径の有底穴(以下、メディアホール
という)22が成形されており、そのA面が再書込み可
能であれば、上記有底穴22が成形されていない。
【0016】このように、ノッチ12,14の開閉の状
態とメディアホール20,22の有無によって、収容さ
れているディスク媒体のA面とB面の態様、及びA面と
B面の書込み禁止又は再書込み可能の態様を設定するよ
うに予め規格化されており、図13に示す如く、A面と
B面について夫々4個ずつの組合せを設定することが可
能となっている。
【0017】尚、図13に示す態様4及び態様8は、読
取り専用の媒体であるにも係わらず再書込み可能に設定
されるという矛盾を生じるが、かかる態様は、A面又は
B面のみが読取り専用の片面ディスク媒体が収容されて
いることを示すこととして規格化されている。
【0018】このように規格化されたカートリッジPC
Rが録再装置4に装着されると、カートリッジケース6
に摺動可能に設けられているスライド扉24が開かれて
前記ディスク媒体の一部が露出することにより、記録又
は読取りが可能となる。
【0019】ラック2は、カートリッジPCRが挿入さ
れる側に向けて開口しており、カートリッジPCRを1
個ずつ独立に収納するための多数個のスロット26がz
方向に沿って多段形成されている。
【0020】各スロット26は、図4に示す制御ユニッ
ト68によって番号付けがなされ、カートリッジPCR
の収納されているスロット及びカートリッジPCRの収
納されていないスロットが自動的に管理される。
【0021】ここで、いずれのスロット26の奥行きも
カートリッジPCRの搬送方向xにおける長さより短
い。このため、カートリッジPCRがスロット26に収
納されると、カートリッジPCRの後端が所定の長さ分
だけスロット26から突出するようになっている。
【0022】録再装置4は、前記ラック2の各スロット
26と同じ方向に向けられた挿入口28を介して1個の
カートリッジPCRを着脱するようになっている。
【0023】図1中には示さないが、前記匡体に設けら
れたフロントパネルには、当該オートチェンジャに新た
なカートリッジPCRを挿入したり、既に収納されてい
るカートリッジPCRを排出するための投入口が設けら
れている。
【0024】ラック2及び録再装置4と前記フロントパ
ネル背面との間の空間には、前記投入口を介して新たに
挿入されたカートリッジPCRを空きスロット26へ搬
送して収納させたり、既にスロット26に収納されてい
るカートリッジPCRを引き出して前記投入口から排出
させる搬送機構30が設けられている。
【0025】搬送機構30は、z方向に立設された2本
のシャフト32,34と、これらのシャフト32,34
にz方向に摺動可能に支承された略矩形状の可動台36
と、可動台36に揺動可能に支持された水平搬送部38
を備えている。
【0026】可動台36の一端には、昇降用モータ(図
示せず)によってz方向に移動するタイミングベルト4
0の一端が固定され、図2の制御ユニット68の指令に
従って前記昇降用モータが正転又は逆転するのに伴って
タイミングベルト40が上方又は下方へ移動することに
より、可動台36及び水平搬送部38をシャフト32,
34に支持しつつ昇降させる。この昇降動作により、水
平搬送部38を制御ユニット68で指定された番地のス
ロット26や録再装置4に対向させる。
【0027】可動台36の一端には、相互に光軸合わせ
された発光素子LEDと受光素子PDが、ラック2に近
接して設けられている。更に詳述すれば、オートチェン
ジャを上方から見たときの要部上面図(図2)に示す如
く、これらの発光素子LED及び受光素子PDは、カー
トリッジPCRの水平搬送面(xy平面)に対して平行
に設けられているが、かかる光軸の方向がx方向に対し
て所定の傾斜角θをもって設けられている。更に、スロ
ット26にカートリッジPCRが収納されないときに
は、図3(a)に示す如く、その光軸が遮断されない
が、スロット26にカートリッジPCRが収納される
と、図3(b)に示す如く、スロット26より突出する
カートリッジPCRの後端の角部にて光軸が遮断される
ように、発光素子LEDと受光素子PDがラック2に近
接して設けられている。更に、シャフト32と34の間
には、可動台36の昇降方向に沿って無数のスリット8
0が等間隔に形成されたスリットエンコーダ81が設け
られ、可動台36には、エンコーダ81を挟むように発
光素子と受光素子を備えて構成される第4のフォトイン
タラプタPD4が設けられている。個々のスロット26
の位置とスリット80の最上位から数えたスリットの数
とは対応している。したがって、エンコーダ81と第4
のフォトインタラプタPD4による検出信号に基づいて
フォトインタラプタPD4が対向するスリット80の最
上位からの数を係数することにより、発光素子LEDと
受光素子PDが対向するスロット26に対する位置を検
出することができる。
【0028】制御ユニット68は、可動台36を昇降さ
せつつ発光素子LEDと受光素子PDとの光軸の遮断の
有無を調べることにより、スロット26のカートリッジ
PCRの収納の有無を判別すると共に、フォトインタラ
プタPD4によるスリット80の検出信号に基づいて、
カートリッジPCRの収納されているスロット26と収
納されていないスロット26の場所を判別する。
【0029】水平搬送部38は、図1中のxy平面と平
行で相互にz方向に所定間隔をおいて対向する一対の対
向平板42,44を有し、これらの対向平板42,44
にて画成された隙間内をカートリッジPCRがx方向に
進退移動するようになっている。
【0030】対向平板42の一端には、フィード用モー
タ48にて正逆転されるフィードローラ46が対向平板
44に対向して設けられ、x方向に沿ってカートリッジ
PCRをラック2又は録再装置4側へ搬送したり、前記
フロントパネルの投入口側へ逆搬送する。
【0031】対向平板42,44のラック2側の左右側
端には、ギヤ機構50aとアーム部材50b及びローデ
ィング用モータ(図示せず)、アーム部材50bに立設
されたローラー50c,50d等から成るローディング
機構50が設けられている。尚、図1中には、左側のロ
ーディング機構のみ示されている。
【0032】かかるローディング機構50は、新たに挿
入されたカートリッジPCRが前記対向平板42,44
間の隙間に挿入されてフィードローラ46にてラック2
又は録再装置4側に水平搬送されると、前記ローディン
グ用モータの駆動力によりギヤ機構50aが作動すると
共にアーム部材50b及びローラー50c,50dが前
記隙間内へ揺動して、カートリッジPCRの後端を押圧
することにより、カートリッジPCRをスロット26又
は録再装置4に確実に装着させる。
【0033】一方、スロット26又は録再装置4に既に
収納されているカートリッジPCRを取り出すときは、
前記ローディング用モータの逆回転の駆動力によりギヤ
機構50aが作動すると共にアーム部材50b及びロー
ラー50c,50dが逆方向に揺動することによって、
カートリッジPCRの両側端を挟みながら対向平板4
2,44間の隙間内へ引き出し、逆回転しているフィー
ドローラ46との協働にて投入口へ排出させる。
【0034】更に、対向平板42の上端には、x方向に
沿って対向する支持部52,54が設けられ、これらの
支持部52,54にて水平搬送部38が可動台36に揺
動可能に支持されている。
【0035】支持部54の外側端には半月ギヤ56が成
形されている。可動台36の一端には、半月ギヤ56に
噛合するギヤ機構58と、これらのギヤ機構58を駆動
する搬送部回転用モータ60が設けられている。
【0036】搬送部回転用モータ60が制御ユニット6
8の指令に従って所定方向に回転すると、半月ギヤ56
とギヤ機構58との噛合によって、支持部52,54の
軸心を中心にして、可動台36の下側に位置する水平搬
送部38を揺動させて、可動台36の上側に裏返った状
態で配置させる。
【0037】また、上記の如く水平搬送部38が可動台
36の上側に裏返った状態に位置するときに、搬送部回
転用モータ60を逆回転させると、半月ギヤ56とギヤ
機構58との噛合によって、支持部52,54の軸心を
中心にして、水平搬送部38を上記とは逆方向に揺動さ
せ、図1に示す如く水平搬送部38を可動台36の下側
に配置させる。
【0038】このように、水平搬送部38を可動台36
に揺動可能に設けたことにより、例えば、ユーザーがカ
ートリッジケースPCRのA面を上向きにして挿入すべ
きところ、B面を上向きにして挿入した場合であって
も、水平搬送部38を揺動させて裏返すことにより、カ
ートリッジPCRを裏返し、常にA面を上向きにしてラ
ック2に収納させる等の処理を可能にする。また、カー
トリッジPCRを裏返しにすることにより、後述するメ
ディアホール検出センサPCRによってケース6の両面
に形成されているメディアホール20,22の検出を可
能にする。
【0039】対向平板42の左右両端には、支持部5
2,54の軸心から等距離の部分に一対の係止爪62,
64が突設され、可動台36の一端には、これらの係止
爪62,64が係止する係止穴66が形成されている。
【0040】図1に示す如く、水平搬送部38が可動台
36の下側に位置するときは、一方の係止爪64が下側
から係止穴66に係止することにより、水平搬送部38
を可動台36に固定して平行状態を保持し、前述の如く
水平搬送部38が可動台36の上側に裏返る場合は、係
止爪62が上側から係止穴66に係止することによっ
て、水平搬送部38を可動台36に固定して平行状態を
保持するようになっている。
【0041】対向平板42,44の右側端の所定の位置
には、カートリッジPCRの通過時に貫通孔10とノッ
チ14の開閉状態を光学的に検出する第2のフォトイン
タラプタPD2が設けられ、対向平板42,44の左側
端の所定の位置には、貫通孔8とノッチ12の開閉状態
を光学的に検出する第1のフォトインタラプタPD1及
び第3のフォトインタラプタPD3が設けられている。
【0042】また、対向平板42には第1,第3のフォ
トインタラプタPD1,PD3の間に切欠き部BHが形
成され、切欠き部BHの上方(z方向)であって録再装
置4よりも高い所定位置に、マイクロスイッチから成る
メデアホール検出センサMSが固定されている。図示し
ないが、第2のフォトインタラプタPD2の近傍の対向
平板42にも、切欠き部BHに相当する切欠き部が形成
されている。そして、水平搬送部38にてカートリッジ
PCRがx方向に水平搬送される際に、ケース6に形成
されているメディアホール20又は22を切欠き部BH
を介してメディアホール検出センサMSに対向させるよ
うになっている。
【0043】このような構造を有するオートチェンジャ
には、図4に示す如きマイクロコンピュータシステムか
ら成る制御部が内蔵されている。
【0044】図4において、マイクロプロセサ(MP
U)にて所定のプログラム制御を行う制御ユニット68
は、第1〜第3のフォトインタラプタPD1〜PD3と
メディアホール検出センサMSの検出信号を入力し、こ
れらの検出信号に基づいてカートリッジPCRの挿入の
有無や、収容されているディスク媒体の書込み可能又は
書込み禁止の態様、及びディス媒体の種類を判定する。
また、カートリッジPCRの収納場所を検出するための
発光素子LED及び受光素子PDが接続されている。ま
た、前記フィード用モータ48を駆動制御するための駆
動回路70と、前記ローディング機構50のローディン
グ用モータを駆動制御するための駆動回路72と、水平
搬送部38を揺動させるための搬送部回転用モータ60
を駆動制御する駆動回路74、タイミングベルト40を
上下移動させるための昇降用モータを駆動制御する駆動
回路76と、ラック2の各スロット26に収納されるカ
ートリッジPCRの夫々の固有情報を記憶するためのメ
モリMMが接続されている。
【0045】更に、制御ユニット68には、所謂ホスト
コンピュータ等の外部機器に接続するインタフェース回
路78が接続されている。外部機器からインタフェース
回路78を介して制御ユニット68に供給される制御命
令に基づいて、新規に挿入されたカートリッジPCRを
空いたスロット26に収納したり、既に収納されている
カートリッジPCRを引き出して前記投入口から排出さ
せたり、指定されたスロット26に収納されているカー
トリッジPCRを録再装置4へ装着させる等の処理を行
う。
【0046】また、図13に示したカートリッジPCR
の種類を表すデータが、制御ユニット68又はメモリM
Mに予め記憶されており、後述するカートリッジPCR
の種類を判断する際に使用されるようになっている。
【0047】尚、録再装置4は、インタフェース回路7
8を介して外部機器から供給される制御信号に従って、
直接カートリッジPCRの録再処理を行う構成となって
いる。
【0048】次に、当該オートチェンジャの主要な動作
を説明する。まず、カートリッジPCRに設けられてい
るノッチ12,14の開閉状態を検出するための動作を
説明する。
【0049】図5において、前記フロントパネルに設け
られた投入口を介して新規なカートリッジPCRが水平
搬送部38に挿入されると、第1のフォトインタラプタ
PD1がカートリッジPCRの先端部にて遮光されるの
に同期してフィードローラ46の回転が開始され、第1
〜第3のフォトインタラプタPD1〜PD3により、正
規のカートリッジか否かの検出と、書込み可能又は書込
み禁止のいずれの状態に設定されているかの検出を行
う。
【0050】図6は、カートリッジPCRに設けられた
ノッチ12,14の開閉状態に応じて第1〜第3のフォ
トインタラプタPD1〜PD3から出力される検出信号
の波形を示す。より具体的には、同図(a)は、ノッチ
12及び14が共に閉じられた状態、即ち、AB面が共
に再書込み可能状態に設定されたカートリッジPCRが
挿入されたときの各検出信号の波形を示す。同図(b)
は、ノッチ12が閉じられノッチ14が開かれた状態、
即ち、A面が書込み禁止、B面が再書込み可能の状態に
設定されたカートリッジPCRが挿入されたときの各検
出信号の波形を示す。同図(c)は、ノッチ12が開か
れノッチ14が閉じられた状態、即ち、A面が再書込み
可能、B面が書込み禁止の状態に設定されたカートリッ
ジPCRが挿入されたときの各検出信号の波形を示す。
同図(d)は、ノッチ12,14が共に開かれた状態、
即ち、AB面が共に書込み禁止の状態に設定されたカー
トリッジPCRが挿入されたときの各検出信号の波形を
示している。
【0051】これら図5及び図6において、カートリッ
ジPCRが水平搬送部38に挿入されないときは、全て
のフォトインタラプタPD1〜PD3が遮光状態となら
ないので、これらから出力される全ての検出信号の論理
レベルは“H”となる。
【0052】一方、カートリッジPCRが挿入される
と、最初に第3のフォトインタラプタPD3がカートリ
ッジPCRの先端にて遮光されることにより、その検出
信号が論理“H”から“L”に反転し、次に第2のフォ
トインタラプタPD2の検出信号、その次に第1のフォ
トインタラプタPD1の検出信号の順で論理“H”から
“L”に反転することになる。
【0053】図6(a)〜(d)において、時点tinで
カートリッジPCRの先端にて第3のフォトインタラプ
タPD3が遮光された後、時点tsにおいて第1のフォ
トインタラプタPD1が遮光されるとフィードローラ4
6の回転が開始する。
【0054】期間(ts〜t1)中では、カートリッジP
CRにより全てのフォトインタラプタPD1〜PD3が
遮光され、これらの検出信号の論理は“L”となる。
【0055】次に、第3のフォトインタラプタPD3を
貫通孔8が通過することにより、その検出信号が論理
“L”、“H”、“L”に変化した後(期間t1〜t
2)、再び全ての検出信号が論理“L”となる(期間t2
〜t3)。
【0056】次に、第2のフォトインタラプタPD2を
貫通穴10が通過することにより、その検出信号が論理
“L”、“H”、“L”に変化する(期間t3〜t4)。
【0057】制御ユニット68が、時点tsから時点t4
までの各検出信号の変化パターンを解析し、図示の変化
パターンを検出すると、適用対象のカートリッジPCR
が挿入されたと判断する。一方、かかる変化パターン以
外のパターンが検出された場合には、適用外の記録媒体
が挿入されたと判断して、フィードローラ46を逆回転
することにより、投入口を介して返送する。
【0058】次に、時点t4において、適用対象のカー
トリッジPCRと判定した後、図6(a)〜(d)の期
間t4〜teにおいて、ノッチ12,14の開閉の有無に
応じた各検出信号の変化パターンに基づいて、書込禁止
か再書込み可能かの判定が行われる。尚、時点teは、
カートリッジPCRの後端が第3のフォトインタラプタ
PD3を通過した時点を示す。
【0059】図6(a)に示す如く、ノッチ12,14
の閉じられたカートリッジPCRが挿入された場合に
は、期間t4〜t5においては、全てのフォトインタラプ
タPD1〜PD3の検出信号が論理“L”のままとな
り、期間t5〜teにおいては、貫通孔8の通過に伴って
第1のフォトインタラプタPD1の検出信号のみが論理
“H”に反転する。制御ユニット68は、期間t4〜te
におけるこれらの検出信号の相互の変化パターンを解析
することにより、ディスク媒体のAB面が共に再書込可
能に設定されていると判断する。
【0060】図6(b)に示す如く、ノッチ12が閉じ
られノッチ14が開かれたカートリッジPCRが挿入さ
れた場合には、期間t4〜t5においては、全てのフォト
インタラプタPD1〜PD3の検出信号が論理“L”の
ままとなり、期間t5〜teにおいては、貫通孔8の通過
に伴って第1のフォトインタラプタPD1の検出信号が
論理“H”となり、次に、ノッチ14の通過に伴って第
2のフォトインタラプタPD2の検出信号が論理“H”
となる(時点t5')。制御ユニット68は、期間t4〜
teにおけるこれらの検出信号の相互の変化パターンを
解析することにより、ディスク媒体のA面が書込み禁
止、B面が再書込み可能に設定されていると判断する。
【0061】図6(c)に示す如く、ノッチ12が開か
れノッチ14が閉じられたカートリッジPCRが挿入さ
れた場合には、期間t4〜t5においては、第1,第2の
フォトインタラプタPD1,PD2の検出信号が論理
“L”のままになるのに対し、第3のフォトインタラプ
タPD3の検出信号がノッチ12の通過に伴って論理
“H”となる。期間t5〜teにおいては、第2,第3の
フォトインタラプタPD2,PD3の検出信号が論理
“L”、第1のフォトインタラプタPD1の検出信号が
貫通孔8の通過に伴って論理“H”となる。制御ユニッ
ト68は、期間t4〜teにおけるこれらの検出信号の相
互の変化パターンを解析することにより、ディスク媒体
のA面が再書込み可能、B面が書込み禁止に設定されて
いると判断する。
【0062】図6(d)に示す如く、ノッチ12及び1
4が共に開かれたカートリッジPCRが挿入された場合
には、期間t4〜t5においては、第1,第2のフォトイ
ンタラプタPD1,PD2の検出信号が論理“L”のま
まになるのに対し、第3のフォトインタラプタPD3の
検出信号がノッチ12の通過に伴って論理“H”とな
る。期間t5〜teにおいては、第1のフォトインタラプ
タPD1の検出信号が貫通孔8の通過に伴って論理
“H”となり、次に、第2のフォトインタラプタPD2
の検出信号がノッチ14の通過に伴って論理“H”とな
る(時点t5')。制御ユニット68は、期間t4〜teに
おけるこれらの検出信号の相互の変化パターンを解析す
ることにより、ディスク媒体のAB面が共に書込み禁止
に設定されていると判断する。
【0063】このように、制御ユニット68は、コンピ
ュータプログラムにて予め決められている所定アルゴリ
ズムに基づいて、第1〜第3のフォトインタラプタPD
1〜PD3の検出信号の変化パターンを解析することに
より、適用対象のカートリッジPCRを判別する。
【0064】次に、カートリッジPCRのメディアホー
ル20,22の有無を検出するための動作を説明する。
【0065】水平搬送部38にカートリッジPCRを保
持した状態で、オートチェンジャの要部側面図(図7)
に示す如く、可動台36及び水平搬送部38をz方向へ
上昇させ、カートリッジPCRをメディアホール検出セ
ンサMSに近接させる。
【0066】ここで、制御ユニット68は、マイクロス
イッチから成るメディアホール検出センサMSのスイッ
チ片がカートリッジPCRのケース6に当接し、メディ
アホール検出センサMSからオン信号が出力されると、
メディアホール20(又は22)が存在しないと判定す
る。
【0067】一方、前記オン信号が出力されないと、メ
ディアホール検出センサMSのスイッチ片がメディアホ
ール20(又は22)に挿入しており、メディアホール
20(又は22)が存在すると判定する。
【0068】次に、可動台36及び水平搬送部38を所
定位置まで降下させ、図8に示す如く、水平搬送部38
を揺動させて可動台36の上側へ裏返した状態にして、
再び可動台36及び水平搬送部38をz方向へ上昇さ
せ、カートリッジPCRの裏面側をメディアホール検出
センサMSに近接させる。そして、前記同様に、制御ユ
ニット68が、オン信号の出力の有無に基づいてメディ
アホール22(又は20)の存在の有無を判断する。
【0069】このように、制御ユニット68は、第1〜
第3のフォトインタラプタPD1〜PD3の検出信号の
変化パターンと、メディアホール検出センサMSの出力
信号を取得し、これらの信号に基づいてメモリMM等に
記憶されている図13のデータを参照することにより、
挿入されたカートリッジPCRの種類を判断すると共
に、そのカートリッジPCRの種類を表す固有情報(以
下、メディア情報データという)を作成する。
【0070】尚、図9のメモリマップに示す如く、メモ
リMMには、録再装置4に予め付けられたデバイスアド
レス#0に対応するアドレスADDR;0と、複数のス
ロット26の夫々の場所#1〜#nに対応するアドレス
ADDR;1〜ADDR;nが割り当てられ、夫々のア
ドレスADDR;0〜ADDR;nにて設定された記憶
領域に各カートリッジPCRのメディア情報データが記
憶されるようになっている。
【0071】例えば、前述の如く新たなカートリッジP
CRが挿入され、第i番目(#i)のスロットに収納す
ると、メモリMMのアドレスADDR;iに対応する記
憶領域に、そのカートリッジPCRのメディア情報デー
タを記憶して、カートリッジPCRの種類を個別に管理
する。また、カートリッジの収納されていないスロット
に対応するアドレスの記憶領域には、メディア情報デー
タが記憶されず、無意味なデータ(例えば、NULL)
にクリアされるようになっている。
【0072】次に、より具体的な動作例として、新たな
カートリッジPCRを外部機器から指定されたスロット
26に収納させるまでの処理を図10のフローチャート
に基づいて説明する。
【0073】新規なカートリッジPCRが水平搬送部3
8に挿入され、ステップS100において、外部機器
(ホスト)からのカートリッジPCRを収納すべきスロ
ットの番地(#i)を示す制御信号を受信すると、ステ
ップS110において、そのスロットの番地#iに対応
するメモリMMのアドレスADDR;iに既にメディア
情報データが存在するか否か確認する。
【0074】ステップS120において、アドレスAD
DR;iにメディア情報データが存在していない場合に
は、第i番目(#i)のスロットが空いていると判断
し、ステップS130以後の処理へ移行する。第i番目
のスロットが空いていないと判断した場合には、ステッ
プS160において、指定された番地#iのスロット2
6に新規カートリッジPCRを収納することができない
旨のエラー信号を外部機器へ返送して、新規カートリッ
ジPCRの収納処理を終了する。
【0075】ステップS130では、図5〜図8と共に
説明した如く、水平搬送部38に設けられている第1〜
第3のフォトインタラプタPD1〜PD3とメディアホ
ール検出センサMSとの検出処理によって、新規に挿入
されたカートリッジPCRのメディア情報データを作成
する。
【0076】更に、カートリッジPCRに収容されてい
るディスク媒体のA面とB面のいずれの面が録再装置4
に対して有効面となっているかを、そのメディア情報デ
ータに基づいて判断する。即ち、録再装置4の機能上、
ディスク媒体の上側に向けられている面に対してのみ録
再が可能な場合には、その上側に向けられた面を有効面
として録再装置4に装着させる必要があるために、有効
面を調べている。
【0077】次に、ステップS140において、可動部
36及び水平搬送部38を、指定された番地#iのスロ
ットに対向させるように移動させた後、カートリッジP
CRをそのスロットに収納させる。
【0078】ステップS150では、前記有効面のデー
タを含むメディア情報データをメモリMMのアドレスA
DDR;iの所定記憶領域に記憶させ、一連の処理を終
了する。
【0079】このように、メモリMMに、各スロット2
6の番地#1〜#nに対応するアドレスADDR;1〜
ADDR;nで割り当てられた記憶領域を設け、各スロ
ット26に収納される各カートリッジPCRのメディア
情報データを対応付けて記憶し、一方、カートリッジP
CRの収納されていない番地のスロット26について
は、メディア情報データが記憶されないので、各カート
リッジPCRの収納場所と個々の種類を個別且つ確実に
管理することができる。
【0080】更に、図11のフローチャートに基づい
て、既に収納されているカートリッジPCRを録再装置
4へ搬送し、そのカートリッジPCR中のディスク媒体
へのデータの書込みや読取りを行うための動作例を説明
する。
【0081】ステップS200において、外部機器から
の所定の制御信号の受信を確認する。
【0082】この制御信号は、スロット26の指定番地
#iを示すデータと、録再装置4のデバイスアドレス#
0を示すデータと、カートリッジPCRに収容されてい
るディスク媒体のA面とB面のいずれの面に録再処理を
すべきかを指定する有効面データ、ディスク媒体への書
込みと読出しのいずれの処理をすべきかを指定するデー
タ等を有している。
【0083】ステップS210において、指定されたス
ロットの番地(#i)に対応するメモリMMのアドレス
ADDR;iに既にメディア情報データが存在するか否
か確認する。
【0084】ステップS220において、アドレスAD
DR;iにメディア情報データが存在している場合に
は、ステップS230以後の処理へ移行する。一方、ア
ドレスADDR;iにメディア情報データが存在しない
場合には、番地#iのスロットには処理すべきカートリ
ッジPCRが存在しないと判断し、ステップS310に
おいて、指定された処理が不能である旨を示すエラー信
号を外部機器へ返送して処理を終了する。したがって、
エラー信号を返送するときは、制御ユニット68はメモ
リMMのメディア情報データを検索するのみで、実質的
な処理を行うことなく終了する。
【0085】ステップS230では、前記メディア情報
データに基づき、指定されたカートリッジPCRのディ
スク媒体が片面タイプ(片面のみが有効なもの)か両面
タイプかを判断し、片面タイプであればステップS24
0の処理へ移行し、両面タイプであればステップS24
0をスキップしてステップS250の処理へ移行する。
【0086】ステップS240では、メディア情報デー
タに基づいて、カートリッジPCRに収容されている片
面タイプのディスク媒体の有効面が録再装置4に対して
適用可能な向き(例えば、上向き)となっているか否か
を判断する。適用不能な場合(例えば、有効面が下向き
となっている場合)には、ステップS310でエラー信
号を返送した後、処理を終了する。
【0087】ステップS250においては、メモリMM
のアドレスADDR;0にメディア情報データが存在す
るか否か確認する。即ち、アドレスADDR;0にメデ
ィア情報データが存在しない場合には、録再装置4に他
のカートリッジが装着されておらず、新たにカートリッ
ジPCRを装着することができる状態であり、メディア
情報データが存在する場合には既に他のカートリッジが
装着されている状態である。
【0088】したがって、アドレスADDR;0にメデ
ィア情報データが存在しないことを確認した後、ステッ
プS260の処理へ移行する。尚、メディア情報データ
が存在している場合にはステップS310においてエラ
ー信号を返送した後、処理を終了する。
【0089】ステップS260では、第i番面のスロッ
ト26のカートリッジPCRを取り出して録再装置4へ
装着する。即ち、可動台36及び水平搬送部38を第i
番目のスロット26に対向させ、水平搬送部38のフィ
ードローラ46を逆転させつつローディング機構50の
揺動によってカートリッジPCRを水平搬送部38へ引
き出して保持する。そして、可能台36及び水平搬送部
38を録再装置4に対向するように移動させ、再びフィ
ードローラ46を正転させつつローディング機構50を
揺動させることにより、カートリッジPCRを水平搬送
部38から録再装置4へ装着させる。
【0090】ステップS270では、空になった第i番
目のスロット26に対応してメモリMMのアドレスAD
DR;iに記憶されているメディア情報データを、録再
装置4に対応するアドレスADDR;0の記憶領域へ転
送する。これにより、録再装置4にカートリッジPCR
が装着された事実と、そのメディア情報データを確実に
管理することができる。
【0091】ステップS280では、不要になったアド
レスADDR;iのメディア情報データをクリアする。
これにより、第i番目のスロット26が空の状態にある
旨を管理することができ、前記図11に基づいて説明し
た新規のカートリッジPCRを第i番目のスロット26
に収納することが可能となる。
【0092】次に、ステップS290において、録再装
置4と外部機器との間でインタフェース74を介して、
録再処理によるデータの授受などが行われる。
【0093】ステップS300では、録再装置4と外部
機器との間での処理が完了した後、外部機器からの所定
制御信号に従って、例えばカートリッジPCRをスロッ
ト26に返却するための処理等を行う。即ち、可動台3
6及び水平搬送部38を録再装置4に対向させ、フィー
ドローラ46の逆転動作とローディング機構50の揺動
動作により、カートリッジPCRを水平搬送部38へ引
き出して保持し、次に、メモリMM中のメディア情報デ
ータが記憶されていないアドレス(例えば、ADDR;
i)を調べ、可動台36及び水平搬送部38を移動し
て、その第i番目の空きスロット26に対向させる。そ
して、フィードローラ46の正転動作とローディング機
構50の揺動動作により、カートリッジPCRを水平搬
送部38から第i番目のスロット26へ収納させる。更
に、メモリMMのアドレスADDR;0のメディア情報
データをアドレスADDR;iの記憶領域へ転送すると
共に、アドレスADDR;0の記憶領域のメディア情報
データをクリアする。これにより、録再装置4には、カ
ートリッジPCRが存在せず、第i番目のスロット26
にカートリッジPCRが収納された旨を管理することが
できる。
【0094】更に、図12のフローチャートに基づい
て、外部機器からの要求に応じてメモリMMのメディア
情報データを外部機器へ転送するための動作を説明す
る。
【0095】ステップS400において、外部機器から
の要求信号の受信を確認すると、制御ユニット68が、
メモリMM中の指定されたアドレスADDR;iの記憶
領域のデータをインタフェース回路74を介して転送す
る。
【0096】ここで、指定されたアドレスADDR;i
にメディア情報データが記憶されている場合には、第i
番面のスロット26にカートリッジPCRが収納されて
おり且つその種類等の情報が外部機器へ転送され、メデ
ィア情報データが記憶されていない場合には、第i番面
のスロット26が空である旨の情報が転送されることと
なる。
【0097】尚、説明の都合上、一動作例を説明した
が、外部機器からの要求信号に従って全てのアドレスA
DDR;0〜ADDR;nのデータを転送したり、指定
された複数のデータを転送する等の様々な処理態様が可
能である。
【0098】このように、この実施の形態では、録再装
置4及び全てのスロット26について予め決められた番
号#0〜#nに対応して、メモリMMにアドレスADD
R;0〜ADDR;nを割り振り、各アドレスADD
R;0〜ADDR;nに割り当てられた記憶領域に、カ
ートリッジPCRのメディア情報データを記憶するよう
にしたので、録再装置4及び全てのスロット26につい
て、カートリッジPCRの収納の有無と、収納されてい
るカートリッジPCRの種類等を個別且つ確実に管理す
ることができ、ひいては、外部機器に対して高品質の情
報を提供することが可能となる。
【0099】また、収納中のカートリッジPCRの種類
や収納場所の要求が外部機器からあった場合に、その要
求の度に、ラック2に収納されているカートリッジPC
Rを録再装置4に装着させてディスク媒体に記録されて
いる情報を読取ることによって、メディア情報データを
転送する等の煩雑な処理を必要とせず、メモリMMにて
管理されているメディア情報データを転送するだけでよ
いので、外部機器にとって、実質的に処理速度の速いオ
ートチェンジャを提供することができる。
【0100】尚、この実施の形態では、1個の録再装置
を備えた場合を説明したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、複数個の録再装置を備え、夫々の録再装
置に固有のデバイスアドレスを設定すると共に、メモリ
MMに各録再装置に対応するアドレスを割り振って、各
録再装置に対応するメディア情報データを記憶し管理す
るようにしてもよい。
【0101】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
ラックに設けられている複数のスロットに対応して記憶
手段に設けられている各記憶領域に、収納されている各
カートリッジの固有の情報を記憶するので、カートリッ
ジの収納されているスロットの場所と、カートリッジの
収納されていないスロットの場所、及び各カートリッジ
の固有の情報を確実に管理することができるという効果
が得られる。
【0102】かかる効果が得られることにより、更に、
ラックに収納されているカートリッジを取出して機械的
に確認する等の煩雑な処理が不要となり、様々な高速処
理が可能となる。また、本発明のオートチェンジャを接
続する外部機器からの要求に対応して、各カートリッジ
の固有情報を迅速に転送することが可能となるので、複
数のカートリッジを迅速に検索したり多量の情報を迅速
に取得する等の極めて高速処理が可能な電子システムの
構築を可能にするという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態に係るオートチェンジャの要部構
造を示す斜視図である。
【図2】図1に示すオートチェンジャの要部構造を上方
から見たときの上面図である。
【図3】カートリッジの収納の有無を検出するための動
作及び原理を説明するための説明図である。
【図4】図1のオートチェンジャに内蔵された制御部の
構成を示すブロック図である。
【図5】カートリッジに設けられたノッチの開閉状態を
検出するための動作を説明するための説明図である。
【図6】第1乃至第3のフォトインタラプタから出力さ
れる検出信号の波形を示すタイミングチャートである。
【図7】カートリッジのメディアホールの有無を検出す
るための動作を説明するため、オートチャンジャの正面
から見たときの要部構造を示す正面図である。
【図8】カートリッジのメディアホールの有無を検出す
るための動作を更に説明するため、オートチャンジャの
正面から見たときの要部構造を示す正面図である。
【図9】メモリのメモリマップを示す説明図である。
【図10】動作例として、新規なカートリッジをラック
に収納する際の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図11】他の動作例として、既に収納されているカー
トリッジを録再装置に装着する際の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図12】更に他の動作例として、外部機器の要求に対
応して、メモリの情報を外部機器へ転送する際の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図13】カートリッジの規格を説明するための説明図
である。
【符号の説明】
2…ラック、4…録再装置、6…カートリッジケース、
8,10…貫通孔、12,14…ノッチ、16,18…
スイッチ片、20,22…メディアホール、24…スラ
イド扉、26…スロット、28…挿入口、30…搬送機
構、32,34…シャフト、36…可動台、38…水平
搬送部、40…タイミングベルト、42,44…対向平
版、46…フィードローラ、48…フィード用モータ、
50…ローディング機構、52,54…支持部、56…
半月ギヤ、58…ギヤ機構、60…搬送部回転モータ、
62,64…係止爪、66…係止穴、68…制御ユニッ
ト、70〜76…駆動回路、78…インタフェース回
路、PCR…カートリッジ、PD1〜PD3…フォトイ
ンタラプタ、MS…メディアホール検出センサ、MM…
メモリ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のカートリッジを収納する複数のス
    ロットを有するラックと、 前記各スロットに対応して各記憶領域を有する記憶手段
    と、 前記カートリッジの収納されているスロットに対応する
    前記記憶領域に、前記収納されたカートリッジ固有の情
    報を記憶させる制御手段と、を具備することを特徴とす
    るオートチェンジャ。
  2. 【請求項2】 前記カートリッジを録再処理する録再手
    段を備え、 前記記憶手段に、前記録再手段に装着されるカートリッ
    ジ固有の情報を、前記制御手段によって記憶させる他の
    記憶領域を設けることを特徴とする請求項1に記載のオ
    ートチェンジャ。
JP8189657A 1996-07-18 1996-07-18 オートチェンジャ Pending JPH1031853A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8189657A JPH1031853A (ja) 1996-07-18 1996-07-18 オートチェンジャ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9396754B1 (en) * 2015-06-10 2016-07-19 Spectra Logic Write protect integrated picker

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9396754B1 (en) * 2015-06-10 2016-07-19 Spectra Logic Write protect integrated picker

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A02 Decision of refusal

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Effective date: 20040225