JPH10317502A - 設備ユニットの取付方法および設備ユニットが取り付けられたユニット建物 - Google Patents

設備ユニットの取付方法および設備ユニットが取り付けられたユニット建物

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JPH10317502A
JPH10317502A JP9128527A JP12852797A JPH10317502A JP H10317502 A JPH10317502 A JP H10317502A JP 9128527 A JP9128527 A JP 9128527A JP 12852797 A JP12852797 A JP 12852797A JP H10317502 A JPH10317502 A JP H10317502A
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JP
Japan
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unit
building
equipment
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JP9128527A
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English (en)
Inventor
Isao Tanaka
功 田中
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて速く、しかも、強固に取り付けること
ができる方法で設備ユニットを取り付ける設備ユニット
の取付方法およびこの取付方法で設備ユニットが取り付
けられたユニット建物を提供すること。 【解決手段】 設備ユニット1を建物2の中に取り付け
る際に、設備ユニット1と周囲の建物の部材21の間の
隙間に加熱し軟化したホットメルトタイプのシーリング
材でシールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はユニットバスやサニ
タリーユニット等の設備ユニットを建物や建物ユニット
の中に取り付ける設備ユニットの取付方法およびこの方
法で設備ユニットが取り付けられたユニット建物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ユニットバス等の設備ユニットを
取り付けた構造としては、特開平5−64619号公報
(以後従来例1と称する)に記載されているように、位
置決め材で取り付けた構造が知られている。又、浴室壁
等の継ぎ目をシールする方法としては、特開平6−17
3476号公報(以後従来例2と称する)記載のよう
に、シリコーンシーラント、ポリサルファイドシーリン
グ材、油性コーキング材等の未硬化のシーリング材でシ
ールすることが知られているし、特開平6−24078
5号公報(以後従来例3と称する)には、成形体である
成形シーリング材でシールすることが知られている。
【0003】又、特開平8−93332号公報(以後従
来例4と称する)には、浴室等の額縁と壁との隙間に未
硬化のシーリング材でシールすることが知られている。
一方、ユニット建物は、特公昭62−62224号公報
に記載あるように、運搬可能な一定の大きさの箱形の、
且つ、内部、外部の仕上げられた建物ユニットを、予
め、工場で製造し、施工現場に運搬し、施工現場で組み
立てて建物となすものである。このユニット建物は、現
場施工期間が短く、且つ、寸法精度の良い標準化された
建物となる特徴があることから、広く採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例1に記
載されているように、位置決め材でユニットバス等の設
備ユニットを取り付けても、設備ユニットの各部材の間
や、設備ユニットと壁や床等の建物の部材との間から水
が漏れないようにシールする必要がある。又、従来例2
および従来例4のように、シリコーンシーラント、ポリ
サルファイドシーリング材、油性コーキング材等の未硬
化のシーリング材で浴室ユニット等の設備ユニットと建
物の部材との間や、額縁と壁等の建物の部材間の隙間を
シールする方法はこの隙間から水等が漏れなくなり、好
ましい方法であるが、未硬化のシーリング材は硬化する
まで2〜3日かかり、この間に設備ユニットを移動させ
るとシーリング材にクラックが入るので、2〜3日静止
する必要がある。
【0005】そこで、設備ユニットを据え付けて直ぐに
使用したいとき等では、この未硬化のシール材でシール
できないという問題がある。更に、建物ユニットに設備
ユニットを未硬化のシーリング材で取り付けると、次に
示す問題がある。即ち、通常、建物ユニットは作業場で
流れ作業で製造されるので、この流れ作業に合わせて設
備ユニットを取り付ける必要があるために、設備ユニッ
トを取り付けた建物ユニットを、2〜3日、その場所に
静止させておくことができない。
【0006】又、従来例3のように、成形シーリング材
でシールする方法は2〜3日も静止する必要がないが、
設備ユニットと建物の部材との隙間は種々な形状をして
いるので、この隙間の形状に応じた多種類の成形シール
材を用意する必要があるので、煩雑であるし、高価にな
るという問題があった。そこで、本発明の目的は、極め
て速く、しかも、強固に取り付けることができる方法で
設備ユニットを取り付ける設備ユニットの取付方法、お
よび、この取付方法で設備ユニットが取り付けられたユ
ニット建物を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するためになされたものであって、請求項1記載の発
明は、設備ユニットを建物の中に取り付ける際に、設備
ユニットの各部材の間と、設備ユニットと周囲の建物の
部材の間の少なくともいずれかの隙間を加熱し軟化した
ホットメルトタイプのシーリング材でシールするもので
ある。
【0008】請求項2記載の発明は、設備ユニットを建
物ユニットの中に取り付ける際に、設備ユニットの各部
材の間と、設備ユニットと周囲の建物ユニットの部材の
間の少なくともいずれかの隙間を加熱し軟化したホット
メルトタイプのシーリング材でシールするものである。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2記載の設
備ユニットの取付方法で設備ユニットを取り付けた建物
ユニットとその他の建物ユニットとを組み立てた建物で
ある。
【0010】本発明に使用するホットメルトタイプのシ
ーリング材とは、加熱すると軟化して粘稠な液体とな
り、冷却すると固体になるものであって、加熱して粘稠
になった液体を、冷却する前にシールすべき場所に塗布
する。すると、このシーリング材が冷却すると固体とな
って、この部分が水密にシールできるものである。この
ホットメルトタイプの好ましいシーリング材としては、
セメンダイン(株)製「変性シリコーンDP120」が
ある。
【0011】請求項2記載の発明では、設備ユニットを
建物ユニットの中に取り付けているが、洗面台等の小さ
い設備ユニットでは、組み立てられた設備ユニット単体
を取り付けているが、サニタリーユニットやユニットバ
ス等の大きな設備ユニットでは部材を組み立てながら取
り付けることがある。本発明の設備ユニットを取り付け
るということは、この両方を含むものである。
【0012】(作用)請求項1記載の発明では、設備ユ
ニットを建物の中に取り付ける際に、設備ユニットの各
部材の間と、設備ユニットと周囲の建物部材の間の少な
くともいずれかの隙間を加熱し軟化したホットメルトタ
イプのシーリング材でシールするから、このシールした
シーリング材が冷却すると、設備ユニットの各部材の間
や設備ユニットと建物部材の間の隙間が水密になる。し
かも、この冷却は極めて速いので、設備ユニットを速く
取り付けたり、使用したいときに便利である。
【0013】請求項2記載の発明では、設備ユニットを
建物ユニットの中に取り付ける際に、設備ユニットの各
部材の間と、設備ユニットと周囲の建物ユニットの部材
の間の少なくともいずれかの隙間を加熱し軟化したホッ
トメルトタイプのシーリング材でシールするから、この
シールしたシーリング材が冷却すると、設備ユニットの
各部材の間や設備ユニットと建物部材の間が水密にな
る。しかも、この冷却は極めて速いので、取り付けた後
に直ぐに移動させてもクラック等が発生しない。従っ
て、建物ユニットを流れ作業で製造しても、この流れ作
業に合わせて設備ユニットを取り付けることができる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項2記載の設
備ユニットの取付方法で設備ユニットを取り付けた建物
ユニットとその他の建物ユニットとを組み立てた建物で
あるから、設備ユニットの部材の間や設備ユニットの周
囲の建物部材との間の隙間にクラックのない良好に水密
にシールされた優れた建物となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について説
明する。 (実施例1)図1は本発明の一実施例を示すもので、ユ
ニットバスの説明図である。
【0016】図1において、1はユニットバスであり、
このユニットバス1は浴槽11、洗い場12、壁13が
一体に成形されたものである。2は建物ユニットであ
り、21は建物ユニット2の壁である。そして、この建
物ユニット2のコーナー部分にユニットバス1が取り付
けられている。3は建物ユニット2の壁21とユニット
バス1との隙間である。
【0017】次に、このユニットバス1の取付方法につ
いて説明する。建物ユニット2のコーナー部分にユニッ
トバス1を据え付け、壁21とユニットバス1との隙間
3にホットメルトタイプのシーリング材(セメンダイン
(株)製「変性シリコーンDP120」)を加熱し軟化
させて、塗布した。その後、5分経過後建物ユニットを
移動させたがシールした部分にクラックの発生がなかっ
た。
【0018】尚、ホットメルトタイプのシーリング材を
塗布した場合と、未硬化のシーリング材(セメンダイン
(株)製「シリコーン8070」)で壁21とユニット
バス1との隙間3に塗布した場合(比較例)とを、次に
示す方法で比較した。上記と同様にしてユニットバス1
を据え付け、それぞれ5分、30分、1時間、2時間、
3時間経過した後、建物ユニット2を移動させたときの
状態を試験した結果を表1に示す。尚、このときの作業
場の温度は20℃であった。
【0019】
【表1】
【0020】この表から判るように、未硬化のシーリン
グ材は3時間以上経過させる必要があるが、ホットメル
トタイプのシーリング材は5分経過すれば移動させても
クラックの発生がない。
【0021】(実施例2)図2は本発明の他の実施例を
示すもので、ユニットバスの説明図である。
【0022】図2において、1aはユニットバスであ
り、このユニットバス1aは一体に成形された浴槽11
a、洗い場12aと、複数の壁材13aとからなる。2
aは建物であり、21aは建物2aの壁である。3aは
建物2aの壁21aとユニットバス1aとの隙間であ
る。4aは浴槽11aと壁材13aとの隙間である。5
aは壁材13aと壁材13aとの隙間である。
【0023】次に、このユニットバス1aの取付方法に
ついて説明する。建物2aにユニットバス1aを据え付
け、壁21aとユニットバス1aとの隙間3a、浴槽1
1aと壁材13aとの隙間4a、壁材13aと壁材13
aとの隙間5aにホットメルトタイプのシーリング材
(セメンダイン(株)製「変性シリコーンDP12
0」)を加熱し軟化させて、塗布した。5分後に浴槽1
1aを使用したが水漏れはなかった。このようにユニッ
トバス1aを取り付けて、直ぐに、使用できるので極め
て便利である。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、設備ユニット
を建物の中に取り付ける際に、設備ユニットの各部材の
間と、設備ユニットと周囲の建物部材の間の少なくとも
いずれかの隙間を加熱し軟化したホットメルトタイプの
シーリング材でシールするから、設備ユニットの各部材
の間や設備ユニットと建物部材の間の隙間が短時間で水
密になり、設備ユニットを速く取り付けたり、使用した
いときに便利である。
【0025】請求項2記載の発明では、設備ユニットを
建物ユニットの中に取り付ける際に、設備ユニットの各
部材の間と、設備ユニットと周囲の建物ユニットの部材
の間の少なくともいずれかの隙間を加熱し軟化したホッ
トメルトタイプのシーリング材でシールするから、短時
間で水密になり、建物ユニットを流れ作業で製造して
も、この流れ作業に合わせて設備ユニットを取り付ける
ことができるので、建物ユニットに設備ユニットを取り
付けるのに極めて適している。
【0026】請求項3記載の発明は、請求項2記載の設
備ユニットの取付方法で設備ユニットを取り付けた建物
ユニットとその他の建物ユニットとを組み立てた建物で
あるから、設備ユニットの部材の間や設備ユニットの周
囲の建物部材との間の隙間にクラックのない良好に水密
にシールされた優れた建物となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、ユニットバス
の説明図である。
【図2】本発明の他の実施例を示すもので、ユニットバ
スの説明図である。
【符号の説明】
1、1a ユニットバス 13a 壁材 2 建物ユニット 2a 建物 21、21a 壁 3、3a 壁とユニットバスとの隙間 4a 浴槽と壁材との隙間 5a 壁材と壁材との隙間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設備ユニットを建物の中に取り付ける際
    に、設備ユニットの各部材の間と、設備ユニットと周囲
    の建物の部材の間の少なくともいずれかの隙間を加熱し
    軟化したホットメルトタイプのシーリング材でシールす
    ることを特徴とする設備ユニットの取付方法。
  2. 【請求項2】 設備ユニットを建物ユニットの中に取り
    付ける際に、設備ユニットの各部材の間と、設備ユニッ
    トと周囲の建物ユニットの部材の間の少なくともいずれ
    かの隙間を加熱し軟化したホットメルトタイプのシーリ
    ング材でシールすることを特徴とする設備ユニットの取
    付方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の設備ユニットの取付方法
    で設備ユニットを取り付けた建物ユニットとその他の建
    物ユニットとを組み立てた建物であることを特徴とする
    設備ユニットが取り付けられたユニット建物。
JP9128527A 1997-05-19 1997-05-19 設備ユニットの取付方法および設備ユニットが取り付けられたユニット建物 Pending JPH10317502A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016056615A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 建物ユニット及び建物
WO2021112246A1 (ja) * 2019-12-04 2021-06-10 Toto株式会社 水回り設備用ユニットルーム及び水回り設備用ユニットルームの製造方法

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