JPH0313027Y2 - - Google Patents

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JPH0313027Y2
JPH0313027Y2 JP1986069219U JP6921986U JPH0313027Y2 JP H0313027 Y2 JPH0313027 Y2 JP H0313027Y2 JP 1986069219 U JP1986069219 U JP 1986069219U JP 6921986 U JP6921986 U JP 6921986U JP H0313027 Y2 JPH0313027 Y2 JP H0313027Y2
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JP
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pipe
piping
periphery
heat insulating
displacement
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JP1986069219U
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JPS62181778U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は室内の気密性能が必要な施設におけ
る設備配管またはプラント配管等の躯体貫通部の
気密装置に関するものである。
〔従来技術〕
クリーンルーム、バイオクリーンルーム、バイ
オハザード施設、若しくは一般工場等で室内の気
密性が必要な施設における設備配管またはプラン
ト配管等は二重スラブ構造による床下ビツト等に
設けられている。このような配管を床、壁等の躯
体を貫通して室内に引き込む場合、躯体に形成し
た孔にパイプを通し、躯体と孔との間隙をシール
材によつて塞いで気密性能を保持していた。
このような構成で問題となるのは配管の温度変
化による配管の伸縮、歪等の変位である。配管内
を流れる物質によつて配管が伸縮したり、歪が生
じたりした場合、配管の躯体貫通部に加わる変位
によつてシール材が剥離して気密性を損うことが
あるからである。
このような問題を解消するために床下ビツト等
の配管の中途に可撓性継手を取付けて配管の変位
を吸収し、配管の損傷事故防止及び躯体貫通部に
作用する変位の応力を最小限に低減することによ
り、貫通部のシール材が剥離しないようにして室
内の気密を確保している。
しかしこのような構成では、可撓性継手は躯体
貫通部より離れた所に位置するため、継手から貫
通部までの変位は吸収せずシール材が剥離するこ
とがある。また可撓性継手を使用する構造は複雑
で高価となる。
また室内側にオープンの配管ビツトを設けて躯
体貫通を不要とする工法があるが、ビツト内が埃
だまりとなつて清潔度に問題が生じる。またバイ
オ施設では床洗浄が必要であるが、オープン配管
ビツトのために洗浄作業が不可能となつたり非常
に困難な作業となつていた。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案にかかる配管の躯体貫通部気密装置
は、先端側に筒状の断熱材を被覆したパイプを建
物躯体に形成した孔へ挿通し室内へ突出させ、孔
周縁を囲むように建物躯体に取付けシールした円
環状のブラケツトの内周縁より上方へ突設したフ
ランジとパイプ先端外周に取付けシールした円環
状のブラケツト外周縁より下方へ突設したフラン
ジとにパイプ外周の筒状断熱材を間隔をあけて囲
むようにした可撓性で円筒形の閉塞材の上端部ま
たは下端部を内挿して取付けたものである。
パイプが熱変位によつて伸縮等しても、閉塞材
が追随して伸縮してシールが剥れることなく、気
密性が損われることがない。
躯体貫通部に気密装置を設けたため、パイプの
熱変位を全て吸収して、シールには変位による応
力が全く作用せずシール破損が生じない。
また構成が簡易で施工費が安価となる。
〔実施例〕
以下、図に示す一実施例に基づきこの考案を詳
細に説明する。
図においてAは躯体である床であつて、孔1が
形成されている。その他壁、天井、屋根等の躯体
Aに孔1を形成して、本考案を実施してもよい。
孔1には床下の配管と接続されたパイプ2がそ
の先端側にウレタン、石綿、発泡材等からなる筒
状の断熱材4で外周を被覆されて室内側へ挿通さ
れ突出しており、パイプ2の先端にはステンレス
パイプ3が取付けられている。
このようにして、孔1はパイプ2の外周面に被
覆された断熱材4で閉塞されている。
躯体Aの室内側面には、パイプ2を囲み孔1の
周縁を囲むようにして円環状のブラケツト5が接
着され、ブラケツト5と躯体A表面との隙間はシ
リコンゴム等のシール材6によつてシールされて
いる。
パイプ2外周にも円環状のブラケツト7が固着
されている。パイプ2外周面とブラケツト7との
隙間はシール材6によつてシールしてある。
ブラケツト5の円環内周縁には上方へフランジ
5′が突設され、ブラケツト7の円環外周縁には
下方へフランジ7′が突設され、これらフランジ
5′,7′には可撓性で円筒形の閉塞材8がパイプ
1の外周を被覆した筒状の断熱材4と間隔をあ
け、これを囲むようにして閉塞材8の上端部、下
端部がそれぞれ内挿され取付けられている。
実施例では閉塞材8として可撓性のあるピアノ
線9入りフレキシブルダクトが使用されている。
その他閉塞材8としては様々な可撓性部材が採用
できる。閉塞材8の両端は各ブラケツト5,7と
当て板10間に挟着されリベツト11によつて固
定されている。
パイプ2が熱変位によつて伸縮したり歪が生じ
ても可撓性の閉塞材8が変位を吸収して、シール
材6に変位の応力が全くかからずシール材6が剥
れることがない。
〔考案の効果〕
この考案は以上のような構成を有し、以下のよ
うな効果を得ることができる。
○イ パイプと躯体とに円環状のブラケツトを取付
け円筒形閉塞材をブラケツトのフランジに内挿
して取付けるから気密性の良好な取付けがで
き、また閉塞材の長さを適宜切断しパイプの床
上の立上り寸法に容易に対応して施工すること
ができる。
○ロ パイプが熱変位によつて伸縮等しても可撓性
の閉塞材が変位を吸収して、シール材に変位に
よる応力がかからずシール材が剥れることがな
い。従つて室内の気密性を損うことがない。
○ハ 躯体貫通部に気密装置を設けたため、パイプ
の熱変位を全て吸収し、シールが剥れる恐れは
全くない。
○ニ 躯体貫通部に気密装置を設けたため構成が簡
易で施工費が安価となる。
○ホ パイプと躯体間に断熱材を介したため、パイ
プ内を流れる物質への熱影響を遮断することが
できる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の一実施例を示す縦断面図であ
る。 A……躯体、1……孔、2……パイプ、4……
断熱材、5,7……ブラケツト、5′,7′……フ
ランジ、6……シール材、8……閉塞材、9……
ピアノ線、10……当て板、11……リベツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端側に筒状の断熱材を被覆したパイプを建物
    躯体に形成した孔へ挿通し室内へ突出させ、孔周
    縁を囲むよう建物躯体に取付けシールした円環状
    のブラケツトの内周縁より上方へ突設したフラン
    ジとパイプ先端外周に取付けシールした円環状の
    ブラケツト外周縁より下方へ突設したフランジと
    にパイプ外周の筒状断熱材を間隔をあけて囲むよ
    うにした可撓性で円筒形の閉塞材の上端部または
    下端部を内挿して取付けたことを特徴とする配管
    の躯体貫通部気密装置。
JP1986069219U 1986-05-08 1986-05-08 Expired JPH0313027Y2 (ja)

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JP1986069219U JPH0313027Y2 (ja) 1986-05-08 1986-05-08

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JP1986069219U JPH0313027Y2 (ja) 1986-05-08 1986-05-08

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JPS62181778U JPS62181778U (ja) 1987-11-18
JPH0313027Y2 true JPH0313027Y2 (ja) 1991-03-26

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5815802B2 (ja) * 1976-07-16 1983-03-28 株式会社東芝 流量制御装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5815802U (ja) * 1981-07-22 1983-01-31 三菱重工業株式会社 ボイラ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5815802B2 (ja) * 1976-07-16 1983-03-28 株式会社東芝 流量制御装置

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JPS62181778U (ja) 1987-11-18

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