JPH10317286A - メラミン繊維製の製品を染色する方法及びそのように染色されたメラミン繊維の製品 - Google Patents

メラミン繊維製の製品を染色する方法及びそのように染色されたメラミン繊維の製品

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JPH10317286A
JPH10317286A JP10115703A JP11570398A JPH10317286A JP H10317286 A JPH10317286 A JP H10317286A JP 10115703 A JP10115703 A JP 10115703A JP 11570398 A JP11570398 A JP 11570398A JP H10317286 A JPH10317286 A JP H10317286A
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Dean R Gadoury
ディーン、アール、ガドーリー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メラミン布地又はメラミン繊維のブレンド布
地を染色する方法を提供すること。染色したメラミン繊
維製布地、又はメラミン繊維のブレンド布地を提供する
こと。 【解決手段】 メラミン繊維単体あるいは他の繊維と共
に、直接染料、非含金属酸性染料、含金属酸性染料、担
体を含有しない分散染料及びこれらのブレンドから選ば
れる1種以上の染料で染色する。このように染色された
繊維から作製された布地は、布作製に基ずくシャンブレ
ー外観を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メラミン繊維から
製造される布地及びヤーン、並びにこれらに色、公定水
分率および改善された手触わりのような物理的諸特性を
附与する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】メラミン繊維は、耐熱性、難燃性を必要
とする用途に有用である。このような用途としては、例
えば、椅子、ソファーなどの布張り地、カーテン生地、
消防服などが挙げられる。このような用途は、人命、財
産を保全するというその役割の故に、実利的なものであ
り、外観は些細で二次的であると考えられがちである。
しかしながら、これは誤まりであって、外観は布地の選
択に重要な地位を占める。従って、メラミン繊維で製造
される布地が、所望の明暗ないし色調で染色され得るこ
とは極めて重要である。しかしながら、メラミン繊維の
化学的性質が、他の一般的な合成繊維と相違するため
に、これら繊維を染色するための染料が、必ずしもメラ
ミンを染色するとは限らない。そこでメラミン布地を染
色する染料および染色条件を見出す必要がある。
【0003】多くのメラミン布地は、そのままの状態で
は、ザラザラした、またはカサカサした手触わりを有す
る。メラミン布地の特定の用途においては、このような
特性は、たとえ実用的機能が秀れているとしても、メラ
ミン布地を使用する欠点とみなされる。メラミン布地の
手触わりを改善し、その着心地を向上させる必要があ
る。
【0004】着心地は「公定水分率」とも関連があり、
布地の着心地を改善する一つの方法は、「公定水分率」
を増大させることである。合成繊維の吸湿能力は、皮膚
に対して木綿様の感触を増大させ、合成繊維の感触を低
減させる。公定水分率と称するのは、布地の吸湿特性を
意味する。古くから快適な布地とされて来た木綿生地は
比較的高い公定水分率特性(一般的に約8.5から約1
0.5)を示し、皮膚から水分を除去する吸湿作用が、
快適な「感触」をもたらす。
【0005】手触わりのよさは柔軟性とも関連がある
が、これを定量的に示すのは困難がある。しかしなが
ら、少なくとも、2種類の異なる布地を手で比較して、
その一方が他方より軟らかいと感ずることは可能であ
る。
【0006】メラミン繊維は、しばしば異質で多様な繊
維とブレンドされる。例えばp−アラミド、m−アラミ
ド繊維、ガラス繊維、難燃性(frame resistant;FR)
セルロース繊維、スチールファイバー、木綿、ウール、
ポリエステル繊維などであるが、染色性、手触わりなど
については、これらの混紡繊維についても同様の難点が
ある。
【0007】他方において、繊維産業界では新規な色彩
効果が模索されている。独特なあるいは魅力的な外観を
布地に附与する染色方法も求められている。典型的な色
彩効果の一つはシャンブレー(chambray)と称されてい
る効果であって、その例としては洗い古されたデニムジ
ーンズがある。この色彩効果は、複数の工程を経て達成
される。例えば染色後のストーンウォッシングである。
デニム効果は、またセルロース繊維に対して良好な洗濯
堅牢性を示さない染料と、染色されていない経糸の使用
との組合わせで達成される。このような織布を洗濯する
ことにより、洗濯堅牢性の悪い染料は、独特の軽い色彩
効果を、ことに染色されていない経糸にもたらす。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、メラ
ミン布地を染色する方法を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、染色したメラミン繊
維製布地を提供することにある。
【0010】更に本発明の目的は、メラミン繊維のブレ
ンド布地を染色する方法を提供することにある。
【0011】また本発明の目的は、染色したメラミン繊
維のブレンド布地を提供することにある。
【0012】さらに、本発明の目的は、メラミン繊維及
びメラミン繊維のブレンド布地の風合いを改善する方法
を提供することにある。
【0013】さらにまた、本発明の目的は、風合いが改
善されたメラミン布地又はメラミンのブレンド布地を提
供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、これらの
目的、関連する目的及び優位性が、少なくとも部分的に
耐熱性及び難燃性のメラミン繊維から作製された製品を
染色する方法により達成される。この方法において、繊
維が、直接染料、非含金属酸性染料、含金属酸性染料、
担体(キャリヤー)を含有しない分散染料及びこれらの
ブレンドからなる群より選ばれる1種以上の染料を含む
染浴に供給される。そしてこの染浴中で、製品は約95
℃〜約150℃の温度で染色される。本発明の一つの好
ましい態様は、繊維を、染色後シャンブレー外観を示す
ように、染浴では染色されない他のの繊維とから作製す
ることができる。
【0015】本発明は、また非含金属酸性染料、含金属
酸性染料、担体を含有しない分散染料及びこれらのブレ
ンドからなる群より選ばれる染料で染色されたメラミン
繊維を含む染色された耐熱性及び難燃性の繊維製品にも
ある。メラミン繊維は、該染料で染色されないか、ある
いは実質的に染色されない別の繊維とから、得られるに
布地が染色後シャンブレー外観を示すように、作製され
ることが好ましい。
【0016】本発明の別の面は、タンパク質繊維と、耐
熱性及び難燃性のメラミン繊維から作製された製品を染
色する方法である。その方法は、1種以上の分散染料を
含む染浴に供給し、そしてこの染浴中で、製品を、メラ
ミン繊維が染色され、タンパク質繊維が染色されて、染
色後シャンブレー外観を示すように、約95℃〜約11
0℃の温度で染色する工程を含む。本発明は、担体を含
有しない1種以上の分散染料で染色されたメラミン繊維
と、染色後シャンブレー外観を示すように、該1種以上
の染料で実質的に染色されていないタンパク質繊維とか
らなる染色された耐熱性及び難燃性の布地にもある。
【0017】更に本発明の別の面としては、メラミン繊
維と、セルロース繊維とから作製された耐熱性及び難燃
性の製品を染色する方法である。この方法では、耐熱性
及び難燃性の布地が染浴に供給される。その製品は、メ
ラミン繊維と、綿繊維、レーヨン繊維、靱皮繊維、葉繊
維及びこれらのブレンドからなる群より選ばれるセルロ
ース繊維とのブレンドから作製される。
【0018】この染浴中で、この製品を、非含金属酸性
染料、塩を含まない直接染料、含金属酸性染料、分散染
料及びこれらのブレンドからなる群より選ばれる1種以
上の染料に曝す。メラミン繊維が染色され、セルロース
繊維が実質的に染色されないように、染色温度を約95
℃〜約150℃の温度とし、製品はシャンブレー外観を
示す。
【0019】本発明は、また非含金属酸性染料、塩を含
まない直接染料、含金属酸性染料、分散染料及びこれら
のブレンドからなる群より選ばれる1種以上の染料で染
色された約20重量%〜100重量%近いメラミン繊
維;及び綿繊維、レーヨン繊維、靱皮繊維、葉繊維及び
これらのブレンドからなる群より選ばれる実質的に染色
されていないセルロース繊維とからなり、これによりシ
ャンブレー外観を示す耐熱性及び難燃性のシャンブレー
布地にもある。
【0020】本発明の関連する目的及び優位性は、下記
の詳細な説明の読後に、当該技術分野の通常の技術を有
する者にとって明らかとなるであろう。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の本質の理解を高めるため
に、本発明の特定の好適態様の記載を次に記載する。ま
た特定の用語は同じ意味を記載するために使用される。
本発明の請求の範囲は、この特定の用語を用いることに
より限定されないものとなることを意図し、また本発明
の本質についての変化、改質、等価及び更に応用の議論
が、本発明と関連する技術分野の通常の技術者に通常思
い浮かべられるように考慮されていることが理解される
であろう。
【0022】本発明の下記の詳細な説明は、布地、ヤー
ン(糸等)等の形状の製品を染色することについて述べ
ている。特定の形には限定されない;即ち布地、ヤー
ン、ウェブ、加工糸(thread) 、ファイバー、スライバ
ー、トウ等の形を採ることができる。
【0023】本発明は、これらの造形物の全ての繊維に
色を付与する標準的な方法;例えば染色、印刷等、に関
する。好ましくは、染色方法に関する。染色法は、水性
浴あるいは非水性浴でも良い。一般に、水性浴が好まし
い。
【0024】メラミン繊維は、単独で使用しても、別の
繊維とブレンドして混合組成のヤーンを作っても良い。
全てのメラミン繊維のヤーンは、他の種類の繊維なし
に、あるいは他の種類の繊維等と一緒に繊維を作る。用
語「布地」及び「ヤーン」及び「繊維」は交換可能であ
ると考えるべきであり、本発明の目的の技術と矛盾しな
い最も広い解釈が与えられるべきである。
【0025】本発明で達成される染色効果を記載するた
めに、用語「染色された(dyed)」(及び関連する用語)
及び「着色された(stained) 」(及び関連する用語)
は、特定の染料に対する異なった応答を記載するのに使
用される。これらの用語はこの技術における通常の技術
者により理解される通常の意味に従って使用される。
【0026】本発明は、染色した耐熱性及び難燃性の布
地に関係している。一般的に、使用されるこのような布
地では、ASTMD−2863−77で測定される限界
酸素指数が約28を超える値、好ましくは少なくとも約
30である。
【0027】I.メラミン繊維及びそのブレンド繊維か
ら得られる染色された布地(及びヤーン)(メラミン染
色) 本発明の一つの面は、耐熱性及び難燃性のメラミン繊維
から少なくとも部分的に形成された製品を染色する方法
である。染色すべき製品は、染料又は染料混合物を含
み、少なくとも約95℃〜約150℃に加熱された染浴
に、約30分〜約120分間置かれる。本発明のこの観
点及びこれにより作製された製品は実施例1〜6に示さ
れている。
【0028】その繊維製品は、100%のメラミン繊維
から作製されるものでも、あるいは他の繊維とのブレン
ドから作製されるものであっても良い。他の繊維として
は、m−アラミド繊維、p−アラミド繊維、ガラス繊
維、炭素繊維、他の鉱物又はセラミック繊維、スチール
繊維、ポリベンズイミダゾール繊維、ポリイミド繊維、
ポリアミドイミド繊維、ポリテトラフルオロエチレン繊
維、ポリエーテルエーテルケトン繊維、ポリアクリレー
ト繊維、ポリアリールエーテルケトン繊維、ノボロイド
繊維、ポリエーテルスルホン繊維、ポリ塩化ビニル繊
維、ポリ塩化ビニリデン繊維、芳香族繊維、液晶性ポリ
エステル繊維及びこれらのブレンド及び組み合わせを挙
げることができる。
【0029】さらに、本発明の方法は予め着色された
(colored )他の繊維とブレンドされたメラミン繊維を
染色するために使用することができる。下記の実施例2
において、本発明の方法は黒に着色されたp−アラミド
繊維(「生産者で着色された(producer-colored)」と
呼ばれる場合もある)とメラミン繊維を60:40でブ
レンドしたものの繊維の着色さえ行うことができること
が、示されている。
【0030】布地は、織布、不織布、メリヤス布等のい
ずれの形でも良い。布地がメラミン繊維と他の繊維との
ブレンドの場合、ブレンド割合は、約20重量%〜10
0重量%近くまでメラミン繊維であっても良い。ブレン
ド中のメラミン繊維の割合は60重量%以下が好まし
い。
【0031】メラミン繊維は、どのようなメラミン繊維
でも良いが、実質的にメラミンとホルムアルデヒドを
1:2のモル比で縮合したものであり、且つヒドロキシ
オキサアルキルメラミン及び必要により少量の他の添加
剤を含むメラミン−ホルムアルデヒド繊維が好ましい。
適当なメラミン繊維としては、NJ州、オリーブ山のB
ASFコーポレーション製のバソフィル(Basofil (登
録商標))を挙げることができる。
【0032】染浴中の染料としては、1種以上の下記の
種類の染料である:例えば、直接染料、非含金属酸性染
料、含金属酸性染料、分散染料(担体無し)、及びその
ブレンド。慣用の染色処理に従う染浴中には、他の材料
が存在しても良い。これらの材料としては、例えば、レ
ベリング剤、消泡剤、分散剤、キレート剤、潤滑剤、p
H調整剤及びこれらの組合せを挙げることができる。
【0033】染浴の温度は、分散染料の場合、約95℃
〜約150℃の範囲、好ましくは、約110℃〜約15
0℃の範囲(分散染料の場合)にある。正確な温度は、
使用する染料により異なるものであり、当該技術分野の
通常の技術者により容易に決定できることである。
【0034】布地の染浴に曝す時間は、また染料により
異なり、当該技術分野の通常の技術者により容易に決定
できることであるが、一般的には約30分〜約120分
間である。
【0035】染色工程が終了し、布地又はヤーンを所望
の色合いに染色された後は、典型的な、選択的な次の工
程を行う。例えば、特殊な効果を出すために、精錬を行
うことができる。
【0036】意外にも、布地がメラミン繊維と上記の他
の種類の繊維とのブレンドである場合、独特のシャンブ
レー効果が、どのようなシャンブレー法の工程(例、ス
トーンウオッシング;これはシャンブレー効果を高める
ためにしばしば使用される)を行わずに、染色布地にも
たらされた。更に意外なことに、メラミン繊維は染色さ
れたが、他の繊維は、実質的に染色されなかった(わず
かに着色されることはあっても)。従って、布地は、更
なる工程無しにシャンブレー外観を示すものである。他
のメラミンを含まない耐熱性、難燃性の繊維は、現在の
染色条件では染色されない、即ち充分な色合いには染色
されない(全く染色されない場合も)ことは特に注目す
べきである。
【0037】別の関連する面では、本発明は染色メラミ
ン又はメラミン・ブレンド布地に関するものでもある。
この布地は、上記方法に従って作製され、好ましくはメ
ラミン繊維と他の繊維とのブレンドから作製される。
【0038】本発明は、耐熱性、難燃性メラミン繊維と
タンパク質繊維から作製された製品を染色する方法も含
む。染色すべきメラミン及びタンパク質の製品は、少な
くとも約95℃〜約110℃に加熱された分散染料又は
複数の染料を含む染浴中で、約30分〜約120分置か
れる。
【0039】この製品は、メラミン繊維と、ウール、
絹、カシミール、モヘア、ウサギ、ブレンド及びこれら
相互の組み合わせ又は他の種類の繊維との組合せから選
ばれるタンパク質(又は動物)繊維とのブレンド物であ
る。このブレンド物は、約20重量%〜100重量%近
くのメラミン繊維を含むことができる。
【0040】上記のように、好ましく使用される染料
は、1種以上の分散染料、及びそのブレンドである。慣
用の染色処理に従う染浴中には、他の材料が存在しても
良い。これらの材料としては、例えば、レベリング剤、
消泡剤、分散剤、潤滑剤、キレート剤及びこれらの組合
せを挙げることができる。
【0041】染浴の温度は、分散染料の場合、約95℃
〜約110℃の範囲が好ましい。正確な温度は、使用す
る染料により異なるものであり、当該技術分野の通常の
技術者により容易に決定できることである。
【0042】布地の染浴に曝す時間は、また染料により
異なり、当該技術分野の通常の技術者により容易に決定
できることであるが、一般的には約30分〜約120分
間である。
【0043】染色工程が終了し、布地又はヤーンを所望
の色合いに染色された後は、典型的な、選択的な次の工
程を行う。例えば、特殊な効果を出すために、精錬を行
うこともできる。
【0044】意外にも、メラミン繊維と1種以上のタン
パク質繊維とのブレンドが、分散染料で染色された場合
(担体無し)、独特のシャンブレー効果が現れる。どの
ような更なる工程も必要としない。後述の実施例6A〜
6Bには、メラミン/ウールブレンド布地を分散染料で
染色し、その際ウールは実質的に染色されなかった(わ
ずかに染色されることはあっても)。そして布地は、良
好なシャンブレー外観を示すものであることが、示され
ている。
【0045】別の観点で、本発明は染色されたメラミン
繊維/タンパク質ブレンド布地に関するものでもある。
この布地は、メラミン繊維/タンパク質ブレンドを染色
する上記方法に従って作製され、シャンブレー外観を示
すものである。
【0046】II.メラミン繊維及びセルロース繊維から
得られる染色された布地(及びヤーン)(セルソース染
色) ある観点からすれば、本発明は、メラミン繊維とセルロ
ース繊維から作製される製品を染色する方法である。こ
の方法では、このような製品を染浴に供給し、そこで約
95℃未満の温度で染色される。布地を、たて糸として
1種の繊維を用い、横糸として他の繊維を用いて製品を
織ること(デニム布地のように)は、この結果を得るた
めに必要ではない。本発明のこの面及びこれにより作製
された製品について、実施例7A〜7Fに示されてい
る。
【0047】典型的なセルロース繊維は、天然あるいは
合成セルロース、例えば綿繊維、レーヨン繊維、靱皮繊
維、葉繊維、酢酸セルロース繊維及びこれらのブレンド
である。これらの繊維は、繊維タイプとして知られてい
るその処理から得られる難燃(FR(flame retardant)
)でも良いが、そうでなくても良い。
【0048】メラミン繊維は、どのようなメラミン繊維
でも良いが、実質的にメラミンとホルムアルデヒドを
1:2のモル比で縮合したものであり、且つヒドロキシ
オキサアルキルメラミン及び必要により少量の他の添加
剤を含むメラミン−ホルムアルデヒド繊維が好ましい。
適当なメラミン繊維としては、NJ州、オリーブ山のB
ASFコーポレーション製のバソフィル(Basofil (登
録商標))を挙げることができる。
【0049】染料としては、直接染料、アゾ染料、反応
性染料、バット染料、ナフトール染料、非含金属酸性染
料、含金属酸性染料、分散染料(アセテートの場合)、
及びそのブレンドからなる群より選ばれるものを挙げる
ことができる。好ましい染料は、使用されるセルロース
繊維の特定の種類(あるいは複数の種類)により異な
る。慣用の染色処理に従う染浴中には、他の材料が存在
しても良い。例えば、綿を直接染料で染色するには、塩
(例、グラウバーの塩(Glauber's salt))が通常必要で
ある。
【0050】布地は、織布、不織布、メリヤス布等のい
ずれの形でも良い。布地は約20重量%〜100重量%
近くまでがメラミン繊維であっても良く、好ましくは約
20重量%〜80重量%近くまでメラミン繊維であるこ
とである。セルロースがFR綿の場合、布地又はヤーン
中のメラミン繊維の割合は約20重量%〜約50重量%
の範囲が好ましい。他の種類の繊維も含んでも良い。
【0051】予備染色工程、例えば、精錬、漂白、シル
ケット加工等、を所望により行うことができる。染色の
ための、染浴の温度は95℃未満であるが、正確な温度
は、使用する染料により異なるものであり、当該技術分
野の通常の技術者により容易に決定できることである。
【0052】布地は、それを所望の色合いに染色するた
めに充分な時間、染料に曝すべきである。その時間は、
布地の正確な組成により異なり、当該技術分野の通常の
技術者により容易に決定できることである。
【0053】染色に続く、その後の一般的な処理は、当
該技術分野の通常の技術者に現在知られている様に、あ
るいはその後開発されたように、行うことができる。こ
れらの工程は、使用される特定の染料あるいは染料のブ
レンドにより異なるが、例えば、後精錬、酸化及び中性
化などを挙げることができる。
【0054】他の観点から見ると、本発明は、この製品
は、約20重量%〜100重量%近くのメラミン繊維を
含む耐熱性、難燃性のシャンブレー布地である。このメ
ラミン繊維は実質的に染色されていない(繊維作製過程
で予備着色することができるけれども)。メラミン繊維
に加えて、上記繊維は綿繊維、レーヨン繊維、靱皮繊
維、葉繊維、第2次酢酸セルロース繊維及びこれら相互
のブレンドあるいは他とのブレンドから選ばれるセルロ
ース繊維を含んでいる。セルロース繊維は、直接染料、
非含金属酸性染料、反応性染料、ナフトール染料、バッ
ト染料、硫化染料、アゾ染料、分散染料(アセテート
用)、及びそのブレンドから選ばれる染料で染色され
る。
【0055】III .メラミン繊維及びセルロース繊維か
ら得られる染色された布地(及びヤーン)(メラミン染
色) 別の観点からすれば、本発明は、メラミン繊維とセルロ
ース繊維から作製される製品を染色する方法であり、こ
こではメラミン繊維が染色される。この方法は、このよ
うな製品を染浴に供給し、そこで約95℃を超える温度
で染色される。
【0056】意外にも、メラミン繊維は染色されるが、
セルロース繊維は実質的に染色されない(着色されるか
もしれない)ので、その布地は更なる工程無しにシャン
ブレー効果を示すものである。その布地を、たて糸とし
て1種の繊維を用い、横糸として他の繊維を用いて製品
を織ること(デニム布地のように)は、この結果を得る
ために必要ではない。本発明のこの観点及びこれにより
作製された製品について、実施例8A〜8Dに示されて
いる。
【0057】典型的なセルロース繊維は、天然あるいは
合成セルロース、例えば綿繊維、レーヨン繊維、靱皮繊
維、葉繊維及びこれらの相互のブレンドあるいは他の繊
維とのブレンドである。これらの繊維は、繊維タイプと
して知られているその処理から得られる難燃(FR)で
も良いが、そうでなくても良い。
【0058】メラミン繊維は、どのようなメラミン繊維
でも良いが、実質的に、メラミンとホルムアルデヒドを
1:2のモル比で縮合したものであり、且つヒドロキシ
オキサアルキルメラミン及び必要により少量の他の添加
剤を含むメラミン−ホルムアルデヒド繊維が好ましい。
適当なメラミン繊維としては、NJ州、オリーブ山のB
ASFコーポレーション製のバソフィル(Basofil (登
録商標))を挙げることができる。
【0059】染料としては、直接染料(グラウバー塩(G
lauber's salt)等の塩を含まない)、含金属酸性染料、
非含金属酸性染料、分散染料及びそのブレンドからなる
群より選ばれるものを挙げることができる。慣用の染色
処理に従う染浴中には、他の材料が存在しても良い。
【0060】布地は、織布、不織布、メリヤス布等のい
ずれの形でも良い。布地は約20重量%〜100重量%
近くまでがメラミン繊維であっても良く、好ましくは約
20重量%〜80重量%近くまでがメラミン繊維である
ことである。セルロースがFR綿の場合、布地又はヤー
ン中のメラミン繊維の割合は約20重量%〜約50重量
%の範囲が好ましい。
【0061】予備染色工程、例えば、精錬、漂白、シル
ケット加工等、を所望により行うことができる。染色の
ための、染浴の温度は約95℃〜約150℃の範囲であ
るが、正確な温度は、使用する染料により異なるもので
あり、当該技術分野の通常の技術者により容易に決定で
きることである。
【0062】布地は、それを所望の色合いに染色するた
めに充分な長さの時間、染料に曝すべきである。その時
間の長さは、布地の正確な組成により異なり、当該技術
分野の通常の技術者により容易に決定できることであ
る。
【0063】染色に続く、一般的な後処理は、当該技術
分野の通常の技術者に現在知られている様に、あるいは
その後開発されたように、行うことができる。これらの
工程は、使用される特定の染料あるいは染料のブレンド
により異なるが、例えば、後精錬などを挙げることがで
きる。
【0064】別の観点から、本発明は、この製品は、約
20重量%〜100重量%近くのメラミン繊維を含む耐
熱性、難燃性のシャンブレー布地である。このメラミン
繊維は、直接染料(塩を使用せず)、分散染料、非含金
属酸性染料、含金属酸性染料、及びそのブレンドから選
ばれる染料で染色される。メラミン繊維に加えて、上記
繊維は綿繊維、レーヨン繊維、靱皮繊維、葉繊維及びこ
れらのブレンドから選ばれるセルロース繊維を含んでい
る。このセルロース繊維は、メラミン繊維の染色に使用
される直接染料、非含金属酸性染料、含金属酸性染料で
は実質的に染色されていない(着色されるかもしれない
が)。
【0065】IV.メラミン繊維及びアラミド繊維から得
られる染色された布地(及びヤーン)(アラミド染色) 本発明の別の面は、耐熱性及び難燃性のメラミン繊維と
アラミド繊維とから作製され、アラミド繊維は染色さ
れ、メラミン繊維は実質的に染色されない製品を、染色
する方法にある。染色すべき製品を、塩基性染料又は染
料のブレンド、硝酸ナトリウム及び担体を含む染浴に3
0〜120分間置く。染浴は約100℃〜約190℃の
温度に加熱する。本発明のこの面及びこれにより作製さ
れた製品について、実施例11A〜11Cに示されてい
る。
【0066】上記布地(又はヤーン)は、メラミン繊維
と、m−アラミドとp−アラミドから選ばれる他の繊維
から作製される。
【0067】布地は、織布、不織布、メリヤス布等のい
ずれの形でも良い。布地は約20重量%〜100重量%
近くまでがメラミン繊維であっても良い。好ましくはブ
レンド中のメラミン繊維が、60重量%以下である。他
の繊維も存在することができる。
【0068】メラミン繊維は、どのようなメラミン繊維
でも良いが、実質的に、メラミンとホルムアルデヒドを
1:2のモル比で縮合したものであり、且つヒドロキシ
オキサアルキルメラミン及び必要により少量の他の添加
剤を含むメラミン−ホルムアルデヒド繊維が好ましい。
適当なメラミン繊維としては、NJ州、オリーブ山のB
ASFコーポレーション製のバソフィル(Basofil (登
録商標)繊維)を挙げることができる。
【0069】染浴中の染料としては、1種以上の塩基性
染料が使用される。硝酸ナトリウム(又は相当物)及び
担体(キャリヤー)も使用される。適当な担体として
は、アセトフェノン、安息香酸メチル、ベンズアルデヒ
ド、ベンジルアルコール、ベンジルアルコール/アセト
フェノン混合物、シクロヘキサノン、N−シクロヘキシ
ル−2−ピロリドン、N−オクチルピロリドン、N,N
−ジエチル(メタ−トルアミド)、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、N−ブチル及びN−イソプロピルフタルイ
ミドの混合物、アリールエーテル、及びベンズアミド及
びジメチルアミドを挙げることができる。これらの具体
例としては、ポリジオール(Polydyol)NN、C−プロダ
イ(C-Prody) NM、カドラ(Cadra) NEX、ジメックス
(Dymex) 、及びシンダイ(Cindye)NMXを挙げることが
できる。N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチ
ルアセトアミド、ジメチルスルホキシド及びN,N−ジ
メチルホルムアミド等の膨潤剤も使用することができ
る。
【0070】慣用の染色処理に従う染浴中には、他の材
料が存在することができる。これらの材料としては、例
えば、レベリング剤、消泡剤、分散剤、潤滑剤及びキレ
ート剤、及びこれらの組合せを挙げることができる。
【0071】染浴の温度は約100℃〜約190℃(又
はそれ以上)の範囲であるが、好ましくは少なくとも約
120℃である。正確な温度は、使用する染料により異
なるものであり、当該技術分野の通常の技術者により容
易に決定できることである。
【0072】布地の染浴に置いておく時間は、また染料
により異なり、当該技術分野の通常の技術者により容易
に決定できることであるが、一般的な時間範囲は約30
分〜約120分間である。
【0073】染色工程が終了し、布地又はヤーンを所望
の色合いに染色された後は、典型的な、選択的な次の工
程を行うことができる。例えば、特殊な効果を出すため
に、後精錬を行うこともできる。
【0074】意外にも、染色された布地は、どのような
更なる工程(例、ストーンウオッシング)無しに、独特
のシャンブレー外観が現れることが見出された。また、
意外にも、アラミド繊維は染色されたが、メラミン繊維
はされなかった(着色はされ得るだろうが)そして布地
は、更なる工程を行わずにシャンブレー外観を示した。
【0075】別の観点から、本発明はメラミン繊維/ア
ラミド繊維ブレンド布地に関するものでもある。この布
地は、上記方法に従って作製され、そしてその際アラミ
ド繊維は染色されるが、メラミン繊維はほとんど染色さ
れないので、シャンブレー外観を示すものである。
【0076】V.着心地が改良されたメラミン繊維及び
ヤーン 別の観点からすれば、本発明は、メラミン繊維から作製
された布地の着心地を改善する方法である。前述したよ
うに、これらの布地は手触り(着心地)の悪いものかも
しれない。このような手触りは、ある染色条件あるいは
ある模擬染色条件により大いに改善される。本発明のこ
の面は実施例9A−D及び10に示されている。その向
上した着心地は、染色により染色した布地の手触りは望
ましくなくなると考えられていたので特に意外なことで
あった。
【0077】上記方法は、70℃を超える温度に加熱さ
れた水性浴にメラミン繊維製布地又はメラミン繊維ブレ
ンド布地を20分を超える時間浸す工程を含む。この水
性浴が純粋の水浴でも、模擬染浴あるいは染浴でも良
い。模擬染浴は、レベリング剤、分散剤、キレート剤、
潤滑剤、pH調整剤を含む(しかし含まなくても良
い)。言い換えれば、模擬染浴は、染料以外の染浴に含
まれる化学薬品全てを含むことができる。染浴は、染浴
に使用される全ての化学薬品を含むことができる。しか
しながら、染浴中の特定量の特定の添加剤がその結果を
得るために重要である。
【0078】メラミン布地又はヤーンは、メラミン繊維
と1種以上の他の繊維とのブレンドから作製されるもの
であり得る。他の繊維としては、m−アラミド繊維、p
−アラミド繊維、ガラス繊維、炭素繊維、他の鉱物又は
セラミック繊維、スチール繊維、ポリベンズイミダゾー
ル繊維、ポリイミド繊維、ポリアミドイミド繊維、ポリ
テトラフルオロエチレン繊維、ポリアリールエーテルケ
トン繊維、ノボロイド繊維、ポリエーテルエーテルケト
ン繊維、ポリアクリレート繊維、ポリエーテルスルホン
繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維、
ポリビニルアルコール繊維、芳香族繊維、ナイロン繊
維、ポリエステル繊維、液晶性ポリエステル繊維、天然
及び合成セルロース繊維(例、綿繊維、レーヨン繊維、
靱皮繊維、葉繊維、第2次酢酸セルロース繊維、これら
の繊維のFRタイプ、ウール繊維(及び他の動物繊
維)、ポリエステル繊維、モダクリル繊維、アクリル繊
維、及びこれらのブレンド及び組み合わせを挙げること
ができる。
【0079】布地は、織布、不織布、メリヤス布等のい
ずれの形でも良い。
【0080】メラミンは、布地あるいはヤーンに対して
約20重量%〜100重量%近くまですくむことができ
る。遅からず、難燃剤薬品で処理されるであろう綿繊維
を含む繊維ブレンドの場合、メラミン繊維の割合は、少
なくとも60重量%であることが好ましい。
【0081】浴は、約90℃〜約130℃の範囲で、少
なくとの60分間加熱するのが好ましい。
【0082】公定水分率は、布地の着心地に寄与する1
個のファクターである。この様な処理をした後の公定水
分率は、布地又はヤーン中のメラミン繊維の重量に対し
て約6.5重量%を超えるのが一般的である。好ましく
は、この処理後の公定水分率はメラミン繊維の重量に対
して少なくとも約8〜9重量%である。
【0083】メラミン布地の公定水分率を向上させるこ
とに加えて、本発明の方法はまた、非着色メラミン布地
の手触りをさらに柔らかくし、白色度を向上させること
ができる。
【0084】本発明を、下記の詳細な実施例により更に
記載する。実施例は実例により示されているが、本発明
の範囲を限定するものではない。全ての%は、特に断ら
ない限り重量%を示す。
【0085】
【実施例】以下の実施例により、本発明をさらに詳細か
つ具体的に説明する。ただし、これらは例示的なもので
あって、本発明をこれらに限定するものではない。な
お、ここで使用されるパーセンテージは、特に言及しな
い限り、すべて重量に関するものである。
【0086】実施例1A−1D p−アラミド/メラミン繊維ブレンド布地およびヤーン
(シャンブレー効果)60%のBasofil(登録商
標)メラミン繊維(前出NJ州のBASFコーポレーシ
ョン)と、40%のp−アラミド繊維(シカゴのAkz
o Nobel社、Twarron(登録商標))か
ら、消防服に適当な8oz/yd2 の平織り布地を形成
し、これを以下の精練処理に附し、次いで実施例1A−
1Dの染色処理に附した。
【0087】精練 精練処理を30:1(浴:布地)の割合で行なった。浴
としては、蒸留水、1.0g/lのSandopan
(登録商標)LF非イオン性ポリアルキレンオキシド
(NC州のClariant Corporatio
n)、0.5g/lのソーダ灰を含有するものを使用し
た。
【0088】布地をいれた浴を70℃に加熱し、この7
0℃に20分間維持した。布地試料を温水で、次いで冷
水で完全にすすぎ洗いした。
【0089】実施例1A (直接染料による染色)精練処理した布地を、20:1
(染色浴:布地)の割合で、直接染料の染色浴で染色し
た。この染色浴としては、蒸留水、1.0%のSand
opan(登録商標)LFおよび1.0%のIntra
lite(登録商標)Red 6BLL(C.I.ダイ
レクトレッド79)(NC州のCrompton &
Knowles Corporation)を含有する
ものを使用した。
【0090】浴を酢酸でpH3.0に調整し、毎分1.
5℃/分の割合で135℃まで加熱し、この135℃で
60分間染色し、次いで浴を冷却し、布地試料を温水お
よび冷水で完全にすすぎ洗いした。次いで遠心で脱水
し、乾燥した。
【0091】実施例1B (非含金属酸性染料による染色)精練処理した布地を、
20:1(浴:布地)の割合で、染色浴中において非含
金属酸染料で染色した。染色浴としては、蒸留水、1.
0%のChemcogen(登録商標)ACアニオン性
ヘベリング剤(Supralev AC、GA州、Rh
one Poulenc Inc.)および1.0%の
Tectilon(登録商標)Blue 4R(C.
I.アミッドブルー277)(NC州Ciba Cor
poration)を含有するものを使用した。
【0092】浴pHを酢酸で3.0に調整し、1.5℃
/分の割合で135℃まで加熱し、この135℃で60
分間染色した。次いで、浴を冷却し、試料を温水、次い
で冷水ですすぎ洗いした。この試料を遠心分離で脱水
し、乾燥した。
【0093】実施例1C (含金属酸染料による染色)精練処理した布地を、2
0:1(染色浴:布地)の割合で染色浴中において、含
金属酸染料で染色した。染色浴としては、蒸留水、1.
0%のUniperol(登録商標)NB−SEレベリ
ン剤(NC州BASF Corporation)およ
び1.0%のIrgalan(登録商標)Blue 3
GL200%(C.I.アミッドブルー171)(NC
州Crompton & Knowles Corpo
ration)を含有するものを使用した。
【0094】浴pHを酢酸で3.0に調整し、1.5℃
/分の割合で135℃まで加熱し、この135℃で60
分間染色した。次いで、浴を冷却し、試料を温水、次い
で冷水ですすぎ洗いした。この試料を遠心分離で脱水
し、乾燥した。
【0095】実施例1D (分散染料による染色)精練処理した布地を、20:1
(染色浴:布地)の割合で、染色浴中において、分散染
料で染色した。染色浴としては、蒸留水および1.0%
のDipersol(登録商標)Blue BG Gr
ains(C.I.ディスパーズブルー26)(NC
州、BASF Corporation)を含有するも
のを使用した。
【0096】浴のpH値を酢酸で4.5に調整し、1.
5℃/分の割合で135℃まで加熱し、この135℃で
60分間染色した。次いで浴を冷却し、試料を温水で、
次いで冷水で完全にすすぎ洗いした。この試料を遠心分
離脱水し、次いでラインで乾燥した。
【0097】実施例1A−1Dにおいて、布地中のメラ
ミン繊維は染色されたが、アラミド繊維は実質的に染色
されなかった。この布地は魅力的なシャンブレー様外観
を呈し、手触わりは染色前よりも柔軟になった。
【0098】実施例2Aおよび2B 予備着色p−アラミド/メラミン繊維ブレンド布地およ
びヤーン40%のBasofil(登録商標)メラミン
繊維および60%の黒に予備着色されたKevlar
(登録商標)繊維(DE州、ウィルミントンのI.E.
デュポン、ド、ニーマース)から、消防服用に適当な布
地に構成したものを、以下の精練および染色処理に附し
た。
【0099】精練 精練処理を15:1(浴:布地)の割合で行なった。浴
としては、蒸留水、0.50%のKieralon(登
録商標)NB−OLアニオン性精練剤(NC州BASF
Corporation)、0.50%のソーダ灰を
含有するものを使用した。
【0100】浴を75℃に加熱し、この75℃で20分
間処理し、次いで温水、冷水で充分にすすぎ洗いした。
【0101】実施例2A (含金属酸染料による染色)精練処理した布地を、1
5:1(浴:布地)の割合で、染色浴として、蒸留水、
1.0%Uniperol(登録商標)NB−SE、
1.5g/lの酢酸ナトリウムおよび0.6%のAci
dol(登録商標)Black M−SRL染料(C.
I.アシュッドブラック194)(同じくBASF C
orporation)を含有するものを使用して染色
した。
【0102】染色浴のpH値を酢酸で3.0に調整し、
1.5℃/分の割合で140℃に加熱し、この140℃
で60分間染色した。浴を冷却し、試料を温水、次いで
冷水で充分にすすぎ洗いした。次いで遠心分離で脱水
し、タンブルで乾燥した。
【0103】実施例2B (含金属酸染料による染色)精練処理した布地を、実施
例2Aと同様にして、ただし染料として0.6%のAc
idol(登録商標)Grey M−G(C.I.アシ
ッドブラック187)(前出BASF Corpora
tion)を使用して染色した。
【0104】実施例2Aおよび2Bにより染色された布
地は均斉な黒色外観を示した。また染色後の布地の手触
わりは、染色前よりも柔軟であった。
【0105】実施例3Aおよび3B 40%のBasofil(登録商標)メラミン繊維と、
60%のNomex(登録商標)450繊維(DE州デ
ラウエアのI.E.デュポン、ド、ニーマースのm−ア
ラミド繊維)を、自動車レースドライバー用のフードガ
ーメント用ないし消防服用に適当な8oz/yd2 のイ
ンターロック編成布地に構成し、これを下記のように精
練し、染色した。
【0106】精練 布地を20:1(浴:布地)の割合で、浴として、蒸留
水、0.5g/lのKieralon(登録商標)NB
−OLおよび0.5g/lのTSPP(テトラナトリウ
ムピロホスファート)を含有するものを使用して処理し
た。
【0107】浴を75℃に加熱し、この温度で20分間
精練処理し、布地を温水、次いで冷水で完全にすすぎ洗
いした。
【0108】実施例3A (含金属酸染料による染色)精練処理した布地を10:
1(浴:布地)の割合で、蒸留水、2.0%のUnip
erol(登録商標)NB−SE、1.3g/lのナト
リウムアセテートおよび1.0%のBlue 2R染料
(NC州、グリースボロのCiba Textile
Products Corporation)を含有す
る染色浴において染色した。
【0109】まず浴のpH値をくえん酸で3.0に調整
し、次いで浴を1.5℃/分の割合で130℃に加熱
し、130℃で60分間処理した。次いで浴を冷却し、
布地を温水、次いで冷水で完全にすすぎ洗いし、布地を
以下の後精練に附した。
【0110】後精練 この処理は、10:1(浴:布地)の割合で、蒸留水、
10g/lのTanapon X−70変性ポリグリコ
ールエーテル(SC州、ウェルフォードのStybro
n Chemicals Inc.)を含有する精練浴
で行なった。
【0111】まず浴のpH値を酢酸で4.5に調整し、
浴を85℃に加熱し、この温度で20分処理してから、
浴を冷却、試料を温水で、次いで冷水で完全にすすぎ洗
いし、遠心脱水し、タンブルで乾燥した。
【0112】実施例3B (含金属酸染料による染色)他の試料を実施例3Aとほ
ぼ同様にして、ただし、染料として1.0%のAcid
ol Black M−SRLを使用して処理した。
【0113】実施例3A−3Bにおいて、メラミン繊維
は染色され、布地は魅力的なシャンブレー外観を示し、
染色後における手触わりは染色前よりも柔軟であった。
【0114】実施例4A−4C (m−アラミド/メラミン繊維ブレンド布地−シャンブ
レー外観)50%のBasofil(登録商標)メラミ
ン繊維と、50%のNomex(登録商標)462(前
出デュポンのm−アラミド繊維)を、作業衣用として適
当な4.5oz/yd2 の平織り布地に構成し、下記の
ように精練、染色した。
【0115】精練 この処理は、10:1(浴:布地)の割合で、蒸留水、
0.5g/lのKieralon(登録商標)NB−O
Lおよび0.5g/lのソーダ灰を含有する浴で行なわ
れた。
【0116】浴を75℃に加熱し、75℃で20分間処
理してから、試料を温水で、後に冷水で完全にすすぎ洗
いした。
【0117】実施例4A (含金属酸染料による染色)布地試料を15:1(浴:
布地)の割合で、蒸留水、3.0%のTanapal
(登録商標)BPレベリング剤(SC州、ウエルフォー
ドのSybron Chemicals)、10.5%
のLanaset(登録商標)Grey G50%
(C.I.ナンバーなし)(前出Ciba Corpo
ration)、1.68%のLanaset(登録商
標)Red G染料(C.I.ナンバーなし)(前出C
iba Corporation)を含有する染色浴で
処理した。
【0118】浴のpHをくえん酸で2.5に調整し、浴
を1.5℃/分の割合で135℃まで加熱し、この13
5℃で60分間染色し、浴を冷却し、試料をまず温水、
次いで冷水で完全にすすぎ洗いし、試料を以下のように
して後精練した。
【0119】後精練 この処理を、10:1(浴:布地)の割合で、蒸留水お
よび1.0g/lのTanapon(登録商標)X−7
0を含有する浴で処理した。
【0120】浴のpHを酢酸で4.5に調整し、浴を7
5℃に加熱し、この75℃で20分間処理し、浴を冷却
し、試料を温水、冷水で完全に水洗いし、遠心脱水し、
タンブルで乾燥した。
【0121】実施例4B (含金属酸染料による染色)さらに他の試料を、実施例
4Aと同様に精練し、染色し、後精練した。ただし染料
としては、8.0%のLanaset(登録商標)Bl
ack B(C.I.ナンバーなし)(前出Ciba
Corporation)を使用した。
【0122】実施例4A−4Cにおいて、メラミン繊維
は染色されたが、アラミド繊維は染色されなかった。こ
の布地は魅力的なシャンブレー効果を示し、また手触わ
りは染色前にくらべて柔軟となった。
【0123】実施例5A−5B (m−アラミド/メラミン繊維ブレンドヤーン、シャン
ブレー効果)50%のBasofil(登録商標)メラ
ミン繊維と、50%のNomex(登録商標)462m
−アラミドの混紡ヤーンを丸編みして円筒状とし、下記
のように精練し、染色した。
【0124】精練 この処理は15:1(浴:布地)の割合で、蒸留水、
6.50g/lのKieralon NB−OLおよび
0.50g/lのソーダ灰を含有する浴で行なわれた。
【0125】浴を75℃に加熱し、この75℃で20分
間精練処理し、試料を温水、冷水で完全にすすぎ洗いし
た。
【0126】実施例5A (分散染料による染色)蒸留水、1.0%のPaleg
al(登録商標)NB−SF(前出BASF Corp
orationの高温染色用助剤)、0.25g/lの
Versene(登録商標)、エチレンジアミンテトラ
酢酸テトラナトリウム塩キレート剤、4.0%のPal
anil(登録商標)Blue R(C.I.ディスパ
ースブルー56)を含有する染色浴を、酢酸でpH6.
0調整し、2℃/分の割合で140℃で60分間染色処
理した。次いで浴を冷却し、試料を温水、次いで冷水で
完全にすすぎ洗いし、遠心脱水し、タンブルで乾燥し
た。
【0127】実施例5B (含金属酸染料による染色)さらに他の試料を、上記実
施例5Aと同様に処理したが、蒸留水、3.0%のTa
napal(登録商標)BPレベリング剤(前出Syb
ronChemicals Inc.)、4.0%のL
anaset(登録商標)Black B染料から成る
染色浴(浴:布地割合、15:1)を使用染色、これを
くえん酸でpH2.5に調整し、2℃/分の割合で14
0℃まで加熱し、この温度で60分染色した。次いで、
浴を冷却し、試料を温水、次いで冷水で完全にすすぎ洗
いし、遠心脱水し、タンブルで乾燥した。
【0128】この実施例5A、5Bで、メラミン繊維は
染色されたが、アラミド繊維は実質上染色されず、布地
は魅力的なシャンブレー効果を示し、その手触わりも、
染色前にくらべて柔軟になった。
【0129】実施例6A−6B (ウール/メラミン繊維ブレンド布地およびヤーン)布
地試料を、(1)60%のBasofil(登録商標)
メラミン繊維と40%のウール繊維、(2)50%のB
asofil(登録商標)メラミン繊維と50%のウー
ル繊維および(3)40%のBasofil(登録商
標)メラミン繊維と60%のウール繊維から成るそれぞ
れ9oz/yd2 の平織り布地として構成し、下記のよ
うに染色した。
【0130】すなわち、各布地をそれぞれ25:1
(浴:布地)の割合で、蒸留水、1.5%のPaleg
al(登録商標)NB−SF、0.25g/lのVer
sene(登録商標)、3.0%の硫酸アンモニウム、
4.0%のTerasil(登録商標)Brilian
t Blue BGE(C.I.ディスパースブルー6
0)(前出Ciba Corporation)を含有
する浴を、酢酸でpH6.0に調整し、2.0℃/分の
速度で110℃まで加熱して、この110℃で45分間
染色した。次いで浴を冷却し、試料をまず温水、次いで
冷水で完全にすすぎ洗いし、遠心脱水し、タンブラーで
乾燥した。
【0131】実施例6B (分散染料による染色)染料として、1.5%のPal
anil(登録商標)Red FFN(C.I.ディス
パースレッド279)(前出BASF Corpora
tion)を使用したほかは、実施例6Aと同様に処理
した。
【0132】実施例6A、6Bにおいて、メラミン繊維
は染色されたが、ウール繊維は実質上染色されず、メラ
ミン/ウールブレンド繊維布地はいずれも魅力的な外観
を呈し、染色前の手触わりにくらべて柔軟な手触わりを
示した。
【0133】実施例7A−7F (セルロース/メラミン繊維ブレンドヤーンおよび布
地、セルロース染色、シャンブレー効果)12本の木綿
糸から成る二子撚り糸を、60%のBasofil(登
録商標)メラミン繊維と、40%の木綿繊維から形成
し、この撚糸を丸編みで円筒状布地に、また平織り布地
(10oz/yd2 )にし、以下のように染色した。
【0134】実施例7A (木綿/メラミン繊維ブレンドのインディゴ染料による
染色)精練 丸編みヤーンを、20:1(浴:布地)の割合で、蒸留
水、10.0%の水酸化ナトリウム溶液(50%)、4
g/lのKieralon(登録商標)NB−CD予備
処理剤(前出のBASF Corporation)を
含有する浴を、100℃に加熱し、この温度で3時間処
理した。試料を温水、冷水で完全にすすぎ洗いした。
【0135】漂白 丸編みヤーン試料を、10:1(浴:布地)の割合で、
蒸留水、2.0%のKieralon(登録商標)NB
−CD、2.0%のPrestogen TX−180
過酸化物漂白安定剤(前出BASF Corporat
ion)、5.0%の水酸化ナトリウム溶液(50
%)、10.0%の過酸化水素(30%)を含有する浴
(95℃に加熱)中において、この95℃で1時間処理
した。
【0136】次いで、10:1(浴:布地)の浴割合で
60℃の蒸留水、1.0%のLufibrol(登録商
標)NB−7(木綿中不純物処理用の抽出、分散剤)
(前出BASF社)を含有する第2の浴(65℃)中に
おいて、この温度で10分間処理した。次いで10:1
(浴:布地)の浴割合で、82℃に加熱された蒸留水か
ら成る第3の浴中において10分間処理した。試料を温
水、冷水で10分間完全にすすぎ洗いし、次いで30:
1の浴割合の浴で中和し、次いで酢酸でpH7.0に調
整した。
【0137】マーセリゼーション 試料を20:1の浴割合で、蒸留水および40.0%の
水酸化ナトリウム(50%)から成る浴中で、30秒間
攪拌処理した。試料を30:1の浴割合で蒸留水浴で2
回脱イオン化し、さらに酢酸でpH値を6−7に調整し
た新規の水浴で5分間脱イオン化した。試料を温水、冷
水で完全にすすぎ洗いし、乾燥した。
【0138】同時連続染色 35℃における500ccの蒸留水に、0.5g/lの
Albatex(登録商標)OR(前出Ciba Co
rporationのレベリング、浸透剤)、15g/
lの水酸化ナトリウム(50%)、6g/lのIndi
go Pure(C.I.バットブルー1)(前出BA
SF社)、10g/lのナトリウムハイドロサルファイ
トおよび、1g/lのTriton(登録商標)X−1
00(PA州、Rohm andHaasCompan
yの非イオン性表面活性剤)を添加した。
【0139】布地をこの溶液に3−5秒間浸漬し、水平
配設ロール間でほぼ100%脱水した。次いで60秒間
空気中に放置(酸化)した。この脱水、酸化を5回反覆
した。次いで、1g/lのTanapon(登録商標)
X−70を含有する浴中において、試料を5分間手洗い
し、温水、冷水で完全にすすぎ洗いし、乾燥した。
【0140】実施例7B (木綿/メラミン繊維ブレンドのバット染料による染
色)上述した丸編み筒状体を、実施例7Aのように、精
練、漂白、マーセリゼーション処理し、染色は以下のよ
うにして行なった。
【0141】染色 浴割合は20:1、浴の組成は以下の通りとした。
【0142】55℃の蒸留水、0.5g/lのAlba
tex(登録商標)OR、15g/lの水酸化ナトリウ
ム(50%)、7.5g/lのナトリウムハイドロサル
ファイト、2.5%のPalanthrene(登録商
標)Brilliant Green FFB(C.
I.バットグリーン1)(前出BASF社)。
【0143】布地試料を入れる前に浴を5分間攪拌し、
試料添加後、60℃に加熱し、この60℃を1時間維持
した。試料を完全にすすぎ洗いしてから、30:1の浴
割合で、蒸留水と、1g/lのナトリウムパーボレート
から成る浴で後処理した。
【0144】後処理浴は45℃に加熱され、この45℃
に20分間維持された。次いで試料を温水で完全にすす
ぎ洗いし、蒸留水に5g/lの酢酸を添加した浴で5分
間処理した後、さらに冷水で完全にすすぎ洗いし、乾燥
した。
【0145】実施例7C (木綿/メラミン繊維ブレンドのバット染料による染
色)丸編み筒状体を、実施例7Aのように、精練、漂
白、マーセリゼーション処理し、実施例7Bのように染
色処理した。ただし、染料としては、0.2%のPal
anthrene(登録商標)Brown LBG
(C.I.バットブラウン84)(前出BASF社)を
使用した。
【0146】実施例7D (木綿/メラミン繊維ブレンドの直接染料による染色)
実施例6の丸編み筒状体、平織り布地を、実施例7Aの
ように精練、漂白、マーセリゼーション処理したが、染
色は以下のように行なった。
【0147】浴割合は20:1とし、浴の組成は以下の
ようにした。
【0148】蒸留水、1.0%のIntratex(登
録商標)DDレベリング剤(NC州、Crompton
& Knowles Colors,Inc.)、20
%のグラウバー塩(硫酸ナトリウム)、0.4%のIn
tralite(登録商標)Brilliant Bl
ueL(C.I.ディレクトブルー98)(同上Cro
mpton & Knowles社)および4.0%の
Superlitefast(登録商標)Yellow
EFC(C.I.ディレクトイエロー106)(同
上)。
【0149】浴を酢酸でpH6.0に調整し、95℃に
加熱し、95℃で1時間染色処理した。試料を温水、冷
水で完全にすすぎ洗いし、乾燥した。
【0150】実施例7E (木綿/メラミン繊維ブレンドの直接染料による染色)
丸編み筒状体を、実施例7Aのように精練、漂白、マー
セリゼーション処理し、実施例7Dのようにして、ただ
し染料として以下の染料を使用して染色処理した。
【0151】2.48%のIntralite(登録商
標)Brilliant BlueL(C.I.ディレ
クトブルー98)(前出Crompton & Kno
wles社)、1.13%のSuperlitefas
t(登録商標)Yellow EFC(C.I.ディレ
クトイエロー106)(同上)。
【0152】実施例7F 丸編み筒状体を、実施例7Aのように精練、漂白、マー
セリゼーション処理し、以下のようにして染色した。
【0153】染色、浸漬 浴割合を10:1、浴の組成を以下の通りにした。
【0154】蒸留水、2.0g/lのPatogen
Stabilizen(SC州のYorkshire
Pat−Chem Inc.のNDA浴安定剤、8.0
g/lのNaphtanilide(登録商標)SG5
0%Liq(C.I.アゾカップラー13)(同上)お
よび7.0g/lの水酸化ナトリウム(50%)。
【0155】試料を室温で40分間浴中において転動さ
せ、脱水、乾燥した。
【0156】染色、展開 浴割合を10:1、浴組成を以下の通りにした。
【0157】蒸留水、0.72g/lのPat−Wet
(登録商標)Diazosperse(同上Yorks
hire Pat−Chem社の分散剤)、9.0g/
lのDiazo Fast Red B(C.I.ジア
ゾコンポーネント5)(同上)。試料を室温で40分間
浴中において転動させ、温水、冷水ですすぎ洗いし、次
いで以下のようにソーピング処理した。
【0158】ソーピング 浴割合を10:1、組成を以下の通りにした。
【0159】蒸留水、1.0g/lのソーダ灰、0.5
g/lのKieralon(登録商標)TX−199
(前出BASF社の非イオン性精練剤)。
【0160】浴を60℃に加熱し、この60℃で10分
間処理し、次いで2.0g/lのソーダ灰、0.5g/
lのKieralon(登録商標)TX−199を含有
する新らたなソーピング浴を90℃に加熱し、この温度
でさらに20分間処理した。次いで加熱水、温水、冷水
で完全にすすぎ洗いし、脱水、乾燥した。
【0161】上記実施例7A−7Fにおいて、木綿繊維
は染色されたが、メラミン繊維は実質的に染色されず、
布地は魅力的なシャンブレー効果を呈した。
【0162】実施例8A−8D (セルロース/メラミン繊維ブレンドヤーンおよび布地
の染色)(メラミン染色)(シャンブレー効果)実施例
7の丸編み筒状体を、実施例7Aと同様に精練、漂白、
マーセリゼーション処理し、次いで以下のように染色処
理した。
【0163】実施例8A (木綿/メラミン繊維ブレンドの分散染料による染色)
浴割合を15:1、浴の組成を以下のようにした。
【0164】蒸留水、1.0%のPalegal(登録
商標)NB−SF、0.25%のVersene、2.
0%のTerasil(登録商標)Blue R。
【0165】浴を酢酸でpH5.0に調整し、2.0℃
/分の速度で140℃まで加熱し、この140℃で60
分間染色処理した。次いで浴を冷却し、試料を温水、冷
水ですすぎ洗いし、脱水、乾燥した。
【0166】実施例8B (木綿/メラミン繊維ブレンドの分散染料による染色)
実施例7の丸編み筒状体、平織り布地をこのように精
練、漂白、マーセリゼーション処理せず実施例8Aのよ
うに染色処理した。
【0167】精練 試料を15:1の浴割合で、蒸留水、1.0%のKie
ralon(登録商標)NB−OL、1.0%のトリナ
トリウムホスフェートから成る浴(75℃に加熱)中に
おいて、この95℃で20分間処理した。次いで試料を
温水、冷水で完全にすすぎ洗いした。
【0168】実施例8C 丸編み筒体、平織り布地を実施例7Aのように精練、漂
白、マーセリゼーション処理し、以下のように染色し
た。
【0169】浴割合を15:1とし、浴の組成を蒸留
水、2.0%のUniperol NB−SE、1.5
g/lのナトリウムアセテート、2.0%のAcido
l(登録商標)Black M−SRLとし、浴をくえ
ん酸でpH3.0に調整し、2.0℃/分の速度で14
0℃まで加熱し、この140℃で60分間染色し、浴を
冷却して、試料を温水、冷水で完全にすすぎ洗いし、脱
水、乾燥した。
【0170】実施例8D (木綿/メラミン繊維ブレンドの含金属酸染料による染
色)実施例7の丸編み筒状体を実施例8Bのように精練
処理してから、実施例8Cのように染色した。
【0171】実施例8A−8Dにおいてメラミンは染色
されたが、木綿繊維は実質的に染色されず、試料の魅力
的なシャンブレー効果を呈した。
【0172】実施例9A−9D (メラミンヤーンおよび布地のモック染色ないし模擬染
色)100%Basofil(登録商標)メラミン繊維
から成る18oz/yd2の平織り布地の試料を以下の
ようにして精練し、以下に示されるように、染色助剤を
含むが染料を含まない浴において種々の模擬染色条件下
に模擬染色した。この布地の手触わりと曲げ剛性を測定
し、実施例9のように精練した試料と共に、後掲の表1
および2に示す。
【0173】精練(実施例9) 浴割合を9:1とし、浴組成を、蒸留水、0.50g/
lのKieralonNB−OLおよび0.50g/l
のソーダ灰とした。
【0174】この浴を70℃に加熱し、この70℃で2
0分間試料を精練処理し、温水、冷水で完全にすすぎ洗
いした。
【0175】実施例9A (メラミン/アラミド繊維ブレンドの模擬染色)浴割合
を5:1、浴組成を60℃の蒸留水、2.0%のUni
perol(登録商標)分散、レベリング剤(前出BA
SF社)、30g/lのCyndye(登録商標)C−
45(NC州、Stockhausen Inc.のア
リールエーテル染色助剤とした。
【0176】浴をくえん酸でpH2.5に調整し、1.
5℃/分の割合で135℃に加熱し、この135℃で試
料を20分間処理し、70℃で浴を廃棄し、試料を温
水、冷水ですすぎ洗いした。
【0177】実施例9B (メラミン/アラミド繊維ブレンドの模擬染色)精練処
理された布地試料を、浴温を135℃に90分間維持す
るほかは、実施例9Aと同様に処理した。
【0178】実施例9C (メラミン/セルロース繊維ブレンドの模擬染色)精練
処理された布地試料を、浴割合15:1で、蒸留水、
1.0%のIntratex(登録商標)DD、20%
のグラウバー塩から成る浴中で処理した。本例において
は、浴はpH調整せず、3.0℃/分の割合で90℃ま
で加熱し、この90℃で20分間処理された。浴を冷却
し、排出して、試料を温水、冷水ですすぎ洗いした。
【0179】実施例9D (メラミン/セルロース繊維ブレンドの模擬染色)精練
処理した布地試料を、90℃に維持された浴中で60分
間処理するほかは、実施例9Cと同様に処理した。
【0180】実施例9A−9Dの模擬染色布地試料と、
実施例9により精練処理された布地試料を、対照として
の非処理布地試料(100%メラミン)と共に、快適性
を増大させるのに関連すると思われる諸特性について評
価した。この特性はAATCC評価手続5による布地の
手触わりASTM方法D−1388−64による曲げ強
さおよびAATCCテスト方法20A−1981による
公定水分率である。下表1は、上記布地の手触わり、布
地の客観的評価を示す。この評価手続においては、5人
の観察者が、剛性、撓曲性、柔軟性、スクラッチ性(粗
い触感)、非処理対照と対比した総合的魅力を評価、格
付けする。試料は符号を付し、観察者にとって対照と固
定できないようにする。各観察者は、相対温度65%+
/−2%、温度70°+/−2°F(約21℃)に調整
された室内においてそれぞれの処理された試料を非処理
対照に対して評価する。試料はまず平坦表面で、次いで
親指と他の指の先端の間に挟んで評価される。格付けは
下表1のスケールに基づいてなされる。すべての観察者
は、処理された試料9A−9Dのすべてを、非処理対照
より、剛性が小、撓曲性が大、柔軟性が大、スクラッチ
性が小と格付けした。
【0181】
【表1】 処理 格付け 1=精練 1=差異なし 2=模擬染色、pH2.5、20分、135℃ 2=僅かに差異あり 3=模擬染色、pH2.5、60分、135℃ 3=可成り差異あり 4=模擬染色、pH2.5、20分、90℃ 4=著しく差異あり 5=模擬染色、pH2.5、60分、90℃ 上記の結果は、布地9A−9Dが個々の項目および総合
的な手触わり評価において、非処理に対し相当程度の差
異を示す。
【0182】下表2は、ASTM方法D−1388−6
4による曲げ強さの結果を示す。結果は、すべての模擬
染色布地9A−9Dが、非処理対照に対して3から5倍
少ない曲げ強さを有することを示す。曲げ強さは、屈曲
に対する抵抗ないし剛性である。これが低いことは、屈
曲抵抗が小さく、「ドレーピング」(布地がしなやかに
ひだを作るさま)が改善されることを意味する。
【0183】
【表2】 処理 対照=非処理 1=精練 2=模擬染色、pH2.5、20分、135℃ 3=模擬染色、pH2.5、60分、135℃ 4=模擬染色、pH2.5、20分、90℃ 5=模擬染色、pH2.5、60分、90℃
【0184】下表3はAATCCテスト方法20A−1
981により測定された公定水分率(65%RH72°
F(約22℃)における保有湿分として)を示す。この
測定結果は模擬染色処理された布地が、非処理試料およ
び実施例9による精練処理のみされた試料に対して、約
2から約5%高い公定水分率を有することを示す。
【0185】
【表3】 処理 対照=非処理 1=精練 2=模擬染色、pH2.5、20分、135℃ 3=模擬染色、pH2.5、60分、135℃ 4=模擬染色、pH2.5、20分、90℃ 5=模擬染色、pH2.5、60分、90℃
【0186】実施例10 (模擬染色したメラミン繊維布地)100%のBaso
fil(登録商標)メラミン繊維の織布を、以下のよう
にして模擬染色した。
【0187】精練 浴割合10:1で、蒸留水、0.50g/lのKier
alon(登録商標)NB−OL、0.50g/lのT
SPPを含有する浴中において織布を精練した。
【0188】布地を浴に入れ、浴を75℃に加熱し、こ
の75℃で布地を精練処理し、次いでこれを浴から取出
し、温水、冷水で完全にすすぎ洗いした。
【0189】模擬染色 精練に続いて、布地を浴割合10:1で模擬染色した。
浴の組成は、50℃の蒸留水、3.0%のTanapa
l(登録商標)BP(レベリング剤)、15g/lの硝
酸ナトリウム、40g/lのCindye(登録商標)
C−45とした。
【0190】浴をくえん酸でpH2.5に調整し、布地
を入れた状態で浴を1.5℃/分の割合で135℃に加
熱し、この135℃で処理した。70℃で浴を排出し、
試料を温水、冷水ですすぎ洗いしてから後精練に附し
た。
【0191】後精練 以下の組成、蒸留水、1.0g/lのTanapon
(登録商標)X−70の浴を、浴割合10:1で使用
し、くえん酸でpH値を4.5に調整し、布地を入れた
浴を75℃に加熱し、この75℃で20分間処理した。
浴を冷却し、取出した布地をまず温水で、次いで冷水で
充分にすすぎ洗いした。
【0192】物性 非処理メラミン繊維から紡糸されたヤーンと模擬処理さ
れた繊維から紡糸されたヤーンを使用して、その物理的
特性を測定した。デニールはASTM方法D−1907
−89により、破壊荷重、直線強度、3%および5%に
おけるモジュラス、破断時伸びをASTM方法D−22
56−95Aにより測定し、以下の効果を得た。
【0193】
【表4】
【0194】実施例11 (アラミド/メラミン繊維ブレンド布地) (アラミド染色)(シャンブレー効果)
【0195】実施例11A (塩基染料による染色)50重量%のBasofil
(登録商標)メラミン繊維と50重量%のNomex
(登録商標)462m−アラミド繊維から紡糸されたヤ
ーンの丸編み筒状体を、以下に示されるように精練、染
色、後精練処理した。
【0196】精練 丸編み筒状体を、蒸留水、0.50g/lのKiera
lon NB−OL、0.50g/lのソーダ灰を含有
する浴中において、浴割合15:1で処理した。
【0197】浴は75℃に加熱され、この温度で処理さ
れ、試料は次いで温水、冷水ですすぎ洗いされた。
【0198】染色 上記試料を15:1の浴割合で染色浴中で処理された。
浴は60℃の蒸留水を含有し、これに30g/lのCi
ndye(登録商標)C−45を添加し、これを1.5
℃/分の割合で75℃まで加熱し、この75℃に15分
間維持された。2.0%のUniperol(登録商
標)Wを添加し、試料はこの中で75℃においてさらに
10分間処理された。次いで2.0%のBasacry
l(登録商標)Blue X−3GL(前出BASF
社)が添加され、試料は75℃で10分間処理された。
さらに15g/lの硝酸ナトリウムが添加され、くえん
酸でpH値2.5に調整され、1.5℃/分の速度で1
35℃まで加熱され、この135℃でさらに60分間処
理された後、70℃で浴を排出し、試料は温水、冷水で
すすぎ洗いされ、さらに脱水、乾燥された。
【0199】後精練 染色された丸編み筒状体試料実施例11B (塩基染料による染色)2.0のBasacryl(登
録商標)Yellow X−2GL(C.I.ベイシッ
クイエロー65)(前出BASF社)を使用したほか
は、実施例11Aと同様の処理を反覆した。
【0200】実施例11C 2.0%のBasacryl(登録商標)Red GL
(C.I.ベイシックレッド29)(前出BASF社)
を使用したほかは、他の試料を実施例11Aと同様に処
理した。実施例11A−11Cにおいて、アラミド繊維
は染色されたが、メラミン繊維は実質的に染色されず、
処理された布地は魅力的なシャンブレー効果を示した。

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱性及び難燃性のメラミン繊維から少
    なくとも部分的に作製された製品を、直接染料、非含金
    属酸性染料、含金属酸性染料、担体を含有しない分散染
    料及びこれらのブレンドからなる群より選ばれる1種以
    上の染料を含む染浴に供給し、そして該染浴中で、該製
    品を約95℃〜約150℃の温度で染色する工程を含む
    メラミン繊維の製品を染色する方法。
  2. 【請求項2】 染料が分散染料で、染色温度が約110
    ℃〜約150℃である請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 製品が、染色後シャンブレー外観を示す
    ように、メラミン繊維と、染浴では染色されない別の繊
    維とからなる請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 製品が織布、不織布又はメリヤス生地で
    ある請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 製品が、約20重量%から約100重量
    %近いメラミン繊維を含む請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 製品が、メラミン繊維と、染浴中で実質
    的に染色されない少なくとも1種の他のタイプの耐熱性
    及び難燃性の繊維とからなる請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 製品が、60重量%以下のメラミン繊維
    を含む請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 上記実質的に染色されない繊維が、m−
    アラミド繊維、p−アラミド繊維、ガラス繊維、炭素繊
    維、鉱物繊維、ポリイミド繊維、ポリアミドイミド繊
    維、ポリエーテルエーテルケトン繊維、ポリアクリレー
    ト繊維、セラミック繊維、スチール繊維、ポリベンズイ
    ミダゾール繊維、ポリテトラフルオロエチレン繊維、ポ
    リアリールエーテルケトン繊維、ノボロイド繊維、ポリ
    塩化ビニル繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維、ポリエーテ
    ルスルホン繊維、DJ4/24/91、液晶性ポリエス
    テル繊維及びこれらのブレンドからなる群より選ばれる
    ものである請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 メラミン繊維が、メラミンとホルムアル
    デヒドとの1:2のモル比での縮合生成物、1種以上の
    ヒドロキシオキサアルキルメラミン及び必要により少量
    の他の添加剤を含むメラミン−ホルムアルデヒド繊維で
    ある請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 メラミン繊維が、メラミンとホルムア
    ルデヒドとの1:2のモル比での縮合生成物、1種以上
    のヒドロキシオキサアルキルメラミン及び必要により少
    量の他の添加剤を含むメラミン−ホルムアルデヒド繊維
    である請求項6に記載の方法。
  11. 【請求項11】 非含金属酸性染料、含金属酸性染料、
    担体を含有しない分散染料及びこれらのブレンドからな
    る群より選ばれる染料で染色されたメラミン繊維を含む
    染色された耐熱性及び難燃性の布地。
  12. 【請求項12】 布地が、染色後シャンブレー外観を示
    すように、メラミン繊維と、該染料で染色されないか、
    あるいは実質的に染色されない別の繊維とからなる請求
    項11に記載の布地。
  13. 【請求項13】 布地が織布、不織布又はメリヤス生地
    である請求項11に記載の布地。
  14. 【請求項14】 布地が、約20重量%から100重量
    %近いメラミン繊維を含む請求項11に記載の布地。
  15. 【請求項15】 布地が、メラミン繊維と、該染料で染
    色されないか、実質的に染色されない少なくとも1種の
    他のタイプの耐熱性及び難燃性の繊維とのブレンドであ
    る請求項14に記載の布地。
  16. 【請求項16】 上記実質的に染色されない繊維が、m
    −アラミド繊維、p−アラミド繊維、ガラス繊維、炭素
    繊維、鉱物繊維、ポリイミド繊維、ポリアミドイミド繊
    維、ポリエーテルエーテルケトン繊維、ポリアクリレー
    ト繊維、セラミック繊維、スチール繊維、ポリベンズイ
    ミダゾール繊維、ポリテトラフルオロエチレン繊維、ポ
    リアリールエーテルケトン繊維、ノボロイド繊維、ポリ
    塩化ビニル繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維、ポリエーテ
    ルスルホン繊維、DJ4/24/91、液晶性ポリエス
    テル繊維及びこれらのブレンドからなる群より選ばれる
    ものである請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 メラミン繊維が、メラミンとホルムア
    ルデヒドとの1:2のモル比での縮合生成物、1種以上
    のヒドロキシオキサアルキルメラミン及び必要により少
    量の他の添加剤を含むメラミン−ホルムアルデヒド繊維
    である請求項11に記載の布地。
  18. 【請求項18】 メラミン繊維が、メラミンとホルムア
    ルデヒドとの1:2のモル比での縮合生成物、1種以上
    のヒドロキシオキサアルキルメラミン及び必要により少
    量の他の添加剤を含むメラミン−ホルムアルデヒド繊維
    である請求項16に記載の布地。
  19. 【請求項19】 タンパク質繊維と、耐熱性及び難燃性
    のメラミン繊維とのブレンドから作製された布地を、1
    種以上の分散染料を含む染浴に供給し、そして該染浴中
    で、該製品を、染色後シャンブレー外観を示すように、
    約95℃〜約110℃の温度で染色する工程を含むメラ
    ミン繊維の布地を染色する方法。
  20. 【請求項20】 布地が、織布、不織布又はメリヤス生
    地である請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 布地が、約20重量%から100重量
    %近いメラミン繊維を含む請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 タンパク質繊維が、ウール、絹、カシ
    ミール、モヘア、ウサギ及びこれらのブレンドからなる
    群より選ばれるものである請求項19に記載の方法。
  23. 【請求項23】 メラミン繊維が、メラミンとホルムア
    ルデヒドとの1:2のモル比での縮合生成物、ヒドロキ
    シオキサアルキルメラミン及び必要により少量の他の添
    加剤を含むメラミン−ホルムアルデヒド繊維である請求
    項19に記載の方法。
  24. 【請求項24】 メラミン繊維が、メラミンとホルムア
    ルデヒドとの1:2のモル比での縮合生成物、1種以上
    のヒドロキシオキサアルキルメラミン及び必要により少
    量の他の添加剤を含むメラミン−ホルムアルデヒド繊維
    である請求項22に記載の方法。
  25. 【請求項25】 担体を含有しない1種以上の分散染料
    で染色されたメラミン繊維と、該1種以上の染料で実質
    的に染色されていないタンパク質繊維とからなる、染色
    後シャンブレー外観を示すように染色された耐熱性及び
    難燃性の布地。
  26. 【請求項26】 布地が織布、不織布又はメリヤス生地
    である請求項25に記載の布地。
  27. 【請求項27】 布地が、約20重量%から100重量
    %近いメラミン繊維を含む請求項25に記載の布地。
  28. 【請求項28】 タンパク質繊維が、ウール、絹、カシ
    ミール、モヘア、ウサギ及びこれらのブレンドからなる
    群より選ばれるものである請求項25に記載の布地。
  29. 【請求項29】 メラミン繊維が、メラミンとホルムア
    ルデヒドとの1:2のモル比での縮合生成物、1種以上
    のヒドロキシオキサアルキルメラミン及び必要により少
    量の他の添加剤を含むメラミン−ホルムアルデヒド繊維
    である請求項25に記載の布地。
  30. 【請求項30】 メラミン繊維が、メラミンとホルムア
    ルデヒドとの1:2のモル比での縮合生成物、1種以上
    のヒドロキシオキサアルキルメラミン及び必要により少
    量の他の添加剤を含むメラミン−ホルムアルデヒド繊維
    である請求項28に記載の布地。
  31. 【請求項31】 メラミン繊維と、綿繊維、レーヨン繊
    維、靱皮繊維、葉繊維及びこれらのブレンドからなる群
    より選ばれるセルロース繊維とから作製された耐熱性及
    び難燃性の布地を、染浴に供給し、そして該染浴中で、
    該布地を、非含金属酸性染料、塩を含まない直接染料、
    含金属酸性染料、分散染料及びこれらのブレンドからな
    る群より選ばれる1種以上の染料に曝し、その後メラミ
    ン繊維が染色され、セルロース繊維が実質的に染色され
    ないでシャンブレー外観を示すように、該布地を約95
    ℃〜約150℃の温度で染色する工程を含む耐熱性及び
    難燃性の布地を染色する方法。
  32. 【請求項32】 メラミン繊維が、メラミンとホルムア
    ルデヒドとの1:2のモル比での縮合生成物、1種以上
    のヒドロキシオキサアルキルメラミン及び必要により少
    量の他の添加剤を含むメラミン−ホルムアルデヒド繊維
    である請求項31に記載の方法。
  33. 【請求項33】 メラミン繊維が、布地の約20重量%
    〜約50重量%を占める請求項31に記載の方法。
  34. 【請求項34】 セルロース繊維が、綿繊維である請求
    項31に記載の方法。
  35. 【請求項35】 セルロース繊維が、綿繊維である請求
    項32に記載の方法。
  36. 【請求項36】 非含金属酸性染料、塩を含まない直接
    染料、含金属酸性染料及び分散染料からなる群より選ば
    れる1種以上の染料で染色された約20重量%〜100
    重量%近いメラミン繊維;及びレーヨン繊維、靱皮繊
    維、葉繊維及びこれらのブレンドからなる群より選ばれ
    る実質的に染色されていないセルロース繊維とからな
    り、これによりシャンブレー外観を示す耐熱性及び難燃
    性のシャンブレー布地。
  37. 【請求項37】 布地が織布、不織布又はメリヤス生地
    である請求項36に記載の布地。
  38. 【請求項38】 メラミン繊維が、メラミンとホルムア
    ルデヒドとの1:2のモル比での縮合生成物、1種以上
    のヒドロキシオキサアルキルメラミン及び必要により少
    量の他の添加剤を含むメラミン−ホルムアルデヒド繊維
    である請求項36に記載の布地。
  39. 【請求項39】 メラミン繊維が、布地の約20重量%
    〜約50重量を占める請求項36に記載の布地。
  40. 【請求項40】 セルロース繊維が、綿繊維である請求
    項36に記載の布地。
  41. 【請求項41】 セルロース繊維が、綿繊維である請求
    項38に記載の布地。
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