JPH10315779A - スライドドアのフューエルリッド干渉防止装置 - Google Patents
スライドドアのフューエルリッド干渉防止装置Info
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- JPH10315779A JPH10315779A JP9144622A JP14462297A JPH10315779A JP H10315779 A JPH10315779 A JP H10315779A JP 9144622 A JP9144622 A JP 9144622A JP 14462297 A JP14462297 A JP 14462297A JP H10315779 A JPH10315779 A JP H10315779A
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Abstract
開かず、スライドドアが開状態でフューエルリッドは開
かないフューエルリッド干渉防止装置。 【解決手段】 スライドドア移動検知手段31がスライ
ドドア21の開方向への移動を検知するとフューエルリ
ッド開閉手段13の開作動を阻止するとともに、スライ
ドドア移動検知手段31がスライドドア21の閉方向へ
の移動を検知するとフューエルリッド開閉手段13の開
作動可能状態とするフューエルリッド作動制限手段(3
4、36、37、41)と、フューエルリッド開閉検知
手段15がフューエルリッド12の開状態を検知したと
きスライドドア12の開方向への移動不可能状態とし、
フューエルリッド開閉検知手段15がフューエルリッド
12の閉状態を検知したときスライドドア12に開方向
への移動可能状態とさせるスライドドアロック手段51
とからなることを特徴とするスライドドアのフューエル
リッド干渉防止装置。
Description
のフューエルリッド干渉防止装置に係る。詳細には、自
動車ボデーに設けられたフューエルリッドと同一面をス
ライドされるスライドドアがフューエルリッドに干渉す
るのを防止するスライドドアのフューエルリッド干渉防
止装置に係る。
示されるように、自動車ボデー101の側面に沿って移
動するスライドドア102が知られている。そして、自
動車ボデー101の側面にフューエルリッド103が設
けられる場合があった。図24に図示されるように、側
面等にフューエルリッド103が設けられると共に、フ
ューエルリッド103の設置面と同一面、この従来例で
は自動車ボデー101左側面に沿ってスライドドア10
2が移動する場合、両者の接触を避けるための何等かの
干渉対策が必要とされる。実開昭62−19359のよ
うにフューエルリッドを開くと、ピン状のストッパがス
ライドドアに貫通し、スライドドアが開かないようにす
るものである。又、実開平4−70512では室内側の
フューエルリッドオープナーをフューエルリッドを開く
ように作動させると、フューエルリッドが開くと同時に
回転軸を中心に回動するストッパがスライドドアに接触
し、スライドドアが開かないようにするものである。
昭62−19359号記載考案の構造では、スライドド
アが少し開いた状態でストッパが押し出される状態で
も、フューエルリッドを開けることができ、そのままス
ライドドアが全開状態に近づくとフューエルリッドと干
渉してしまう、つまり、スライドドアが完全に閉じてい
ないとスライドドアがロックされないという課題があっ
た。一方、実開平4−70512号記載の考案の構造で
はフューエルリッドオープナーを作動させフューエルリ
ッドを開けると同時にスライドドアはロックされる。そ
の後、給油が終わり、フューエルリッド近くのロック解
除レバーを戻すと、スライドドアを開けることができ
る。しかし、この時、フューエルリッドを閉めることを
忘れるとスライドドア全開状態においてフューエルリッ
ドと干渉してしまうという課題があった。そのためスラ
イドドアの移動を検知するスライドドアの移動検知装置
が必要とされる。また、スライドドアの移動を検知しフ
ューエルリッドの作動を制限する装置が必要とされる。
ドア移動検知手段がスライドドアの開方向への移動を検
知するとフューエルリッド開閉手段の開作動を阻止する
とともに、スライドドア移動検知手段がスライドドアの
閉方向への移動を検知するとフューエルリッド開閉手段
の開作動可能状態とするフューエルリッド作動制限手段
と、フューエルリッド開閉検知手段がフューエルリッド
の開状態を検知したときスライドドアの開方向への移動
不可能状態とし、フューエルリッド開閉検知手段がフュ
ーエルリッドの閉状態を検知したときスライドドアに開
方向への移動可能状態とさせるスライドドアロック手段
とからなることを特徴とするスライドドアのフューエル
リッド干渉防止装置、を提供する。
ライドドアの開方向への移動を検知すると、フューエル
リッド作動制限手段は、フューエルリッド開閉手段の開
作動を阻止する。スライドドア検知手段がスライドドア
の閉方向への移動を検知すると、フューエルリッド作動
制限手段は、フューエルリッド開閉手段の開作動可能状
態とする。
ドドアとの対向面に設置されスライドドアと接触して移
動されることでスライドドアの開方向への移動および閉
方向への移動をそれぞれ検知するスライドドア移動検知
手段と、スライドドア移動検知手段を回転自在に自動車
ボデー側ベースに取り付ける回転軸と、回転軸に取付け
られるロッキングレバーと、回転軸の外周に沿ってロッ
キングレバーに設けられた長孔と、回転軸を挟んだスラ
イドドア移動検知手段の反対側に設けられたピンと、ピ
ンを常に中立位置に付勢するスプリングと、自動車ボデ
ーのベースに回転軸により回転自在に取り付けられると
ともに、フューエルリッド付近に設置されフューエルリ
ッドを開閉させるフューエルリッド開閉手段に連結され
るコントロールレバーと、コントロールレバーに設けら
れるガイドと、コントロールレバーと同軸で回転軸に回
転自在に取り付けられるとともに、付勢力を付与されコ
ントロールレバーに接するように常にコントロールレバ
ー方向に付勢され、かつフューエルリッドから離れた位
置に設置されフューエルリッドの開閉動作を行うフュー
エルオープナーに連結されるオープンレバーと、スライ
ドドアの開閉を検知されるに従いガイドに沿ってガイド
両端方向にそれぞれ移動されるロッドピンと、ガイドの
一端部に対応するオープンレバーに設けられロッドピン
が嵌合される嵌合部とロッドピンとロッキングレバーと
を連結するロッキングリンクとからなることを特徴とす
る請求項1記載のフューエルリッド干渉防止装置、を提
供する。
ライドドアの移動を検知すると、回転軸を回転中心とし
てスライドドア移動検知手段は回転される。スライドド
ア移動検知手段の回転にともない、ピンもロッキングレ
バーに設けられた長孔に沿って移動するが、ピンは常に
中立位置にスプリングにより付勢されるため、スライド
ドア移動検知手段はスライドドアとの接触を解除される
と、再度中立位置に戻る。スライドドアの移動を検知さ
れると、ロッドピンはロッキングリンクの移動にともな
い長孔に沿って移動される。ロッドピンが長孔に沿って
移動し長孔の一端方向に移動すると、ロッドピンは嵌合
部で勘合される。すると、コントロールレバーとオープ
ンレバーとは係止状態となる。すると、フューエルオー
プナーの作動はそのままオープンレバーおよびコントロ
ールレバーを介してフューエルリッド開閉手段に伝達さ
れフューエルリッドは開口される。他方、ロッドピンの
移動の結果ロッドピンと嵌合部との嵌合が解除される
と、コントロールレバーとオープンレバーとの係止状態
は解除される。すると、フューエルオープナーの作動
は、オープンレバーからコントロールレバーは伝達され
ることはなくフューエルリッド開閉手段に作動は伝達さ
れることなくフューエルリッドは開口されない。さら
に、オープンレバーは、付勢力を付与されコントロール
レバーに接するように常にコントロールレバー方向に付
勢されているため、オープンレバーとコントロールレバ
ーとの係止が解除されても両レバーの位置関係がずれる
ことはない。
自動車ボデー側ベースに取付けられ先端をスライドドア
側に突設させ、スライドドア側からボデー側へ突設され
たドア側ストッパと接触し移動することでスライドドア
の移動を検知するスライドドア移動検知手段と、スライ
ドドア移動検知手段がスライドドアの開方向への移動を
検知するとフューエルリッド開閉手段の開作動を阻止す
るとともにスライドドア移動検知手段がスライドドアの
閉方向への移動を検知するとフューエルリッド開閉手段
の開作動可能とするフューエルリッド作動制限手段と、
スライドドア移動検知手段を取付ける回転軸よりもスラ
イドドア移動方向の後方に設けられる回転軸によって回
転可能に取付けられるとともに、フューエルリッドの開
口を検知されるとスライドドア側に突設されスライドド
ア側からボデー側へ突設された前記ドア側ストッパと接
触することでスライドドアの移動を阻止し、且つ当接位
置では前記スライドドア移動検知手段はスライドドアの
開方向への移動を検知せず、フューエルリッドの閉口を
検知されるとスライドドア側からボデー側へ突設された
前記ドア側ストッパとの接触を回避するため自動車ボデ
ー側に収納されるスライドドアロック手段とからなるこ
とを特徴とするスライドドアのフューエルリッド干渉防
止装置、を提供する。
態へと移動されると、スライドドア検知手段を取付ける
回転軸の方が、スライドドアロック手段を取付ける回転
軸よりスライドドア移動方向の後方に位置するため、ス
ライドドアはまずスライドドア検知手段に接触し、その
後、スライドドアロック手段に接触して移動を阻止され
る。したがって、スライドドア閉状態でのスライドドア
のドア側ストッパ取付部材のスライドドアロック手段と
の接触箇所と、スライドドアロック手段先端作動軌跡ま
での距離を大きくすることが可能となり、フューエルリ
ッドオープナーでフューエルリッドを開くことができる
ドア開位置を大きくすることが可能となる。
置され、先端をスライドドア側に突設させ、スライドド
アと接触し移動されることでスライドドアの移動を検知
し、根元に向って巾広形状の接触部を有するスライドド
ア移動検知手段と、自動車ボデーに設置され、フューエ
ルリッドの開口を検知されるとスライドドア側にスライ
ドドア移動検知手段の突設状態の丈よりも大きく、スラ
イドドアの移動方向にほぼ直角に突設され、スライドド
アと接触することでスライドドアの移動を阻止し、フュ
ーエルリッドの閉口を検知されるとスライドドアの接触
を回避するため自動車ボデー側に収納されるスライドド
アロック手段と、スライドドア側から自動車ボデー側へ
突設され、スライドドアの移動検知手段との当接面がス
ライドドアロック手段との当接面とが異なるドア側スト
ッパとからなることを特徴とする請求項1、請求項2、
請求項3に記載のスライドドアのフューエルリッド干渉
防止装置、を提供する。
ア側ストッパに接触するときは、ドア側ストッパのスラ
イドドア移動検知手段との当接面と接する。しかし、ス
ライドドアロック手段にドア側ストッパが接触するとき
は、スライドドアロック手段との当接面と当接するが、
スライドドア移動検知手段との当接面とは接しない。
検知手段と前記スライドドアロック手段と各々に当接さ
れるスライドドアに固定された底面及び底面から自動車
ボデーに向けて立設された当接部及び、当接部の先端を
つつみ、前記スライドドアロック手段との接触面の裏側
より突起および係止片で取付けられる樹脂製のキャップ
と当接部にはキャップの取付に対応した取付部を有し、
さらに前記スライドドアロック手段との当接面がキャッ
プとほぼ面一となるドア側ストッパを特徴とする請求項
4のスライドドアのフューエルリッド干渉防止装置、を
提供する。
スライドドア移動検知手段よりも柔らかい素材からなる
ドア側ストッパとが接触してスライドドアの移動を検知
するため接触に伴う金属打音の発生を減少させるとが可
能となる。
ルリッドの開状態を検知したときは、スライドドアロッ
ク機構はスライドドアを開不可能状態とする。フューエ
ルリッド開閉検知手段がフューエルリッドの閉状態を検
知したときは、スライドドアロック機構は、スライドド
アに開可能状態を選択させる。
れたキャップで取り付けられ先端でドア側ストッパを構
成するとともに、キャップより内側に設けられる突起お
よび係止片でドア側ストッパ本体に取り付けられるた
め、ドア側ストッパ本体とドア側ストッパ取付部材との
取付けは容易となる。
動車ボデーの左側面後部の斜視図をあらわす図1、同一
部拡大斜視図をあらわす図2、図3、同一部拡大側面図
をあらわす図4、同図1のAA断面図をあらわす図5、
図1の他のAA断面図をあらわす図6、図21、図1の
BB断面図をあらわす図7、図7の一部拡大平面図をあ
らわす図8、同一部拡大正面図をあらわす図9、同図2
の一部拡大端面図をあらわす図10、同図2の一部拡大
平面図をあらわす図11、同図2の一部拡大図をあらわ
す図12、図13、図14、同図2の一部拡大平面図を
あらわす図15、同図5の一部拡大平面図をあらわす図
16、同この発明の実施の形態のスライドドア移動検知
手段用防水装置の正面図をあらわす図17、同この発明
の実施の形態のスライドドア移動検知手段用防水装置の
側面図をあらわす図18、同図2の一部拡大平面図をあ
らわす図19、同一部拡大平面図をあらわす図20、同
他の実施の形態のドア側ストッパの取り付け状態の斜視
図をあらわす図22、図22の中央断面図をあらわす図
23にしたがって説明する。
ー11は、この実施例ではいわゆるワゴンタイプの自動
車ボデー11からなる。図1において、図中右側が自動
車ボデー11後部、左側が自動車ボデー11前部であ
り、図1は自動車ボデー11左側側面後部を図示する。
12は、フューエルリッドである。フューエルリッド1
2は、この実施例では自動車ボデー11の左側側面に設
置される。13、14はフューエルリッド開閉手段であ
る。図7に図示されるフューエルリッド開閉手段13
は、この実施の形態では、フューエルリッドロックであ
り、フューエルリッド12内部に設置され、作動状態が
維持されることでフューエルリッド12の開口作動をロ
ックしフューエルリッド12の閉状態を維持する。フュ
ーエルリッド開閉手段13の作動が解除されることでフ
ューエルリッド12のロックは解除される。
開閉手段14は、この実施の形態ではフューエルリッド
オープナーである。フューエルリッド開閉手段14は、
図8に図示されるようにスプリング17により付勢され
常にフューエルリッド12に開状態を取るようにフュー
エルリッド12を内部から押圧する。そのため、フュー
エルリッド開閉手段13のロックが解除されることによ
りフューエルリッド12に開状態を取らせる。
ある。フューエルリッド開閉検知手段15は図8に図示
されるように、平面視ほぼく字状からなり、折曲部でス
プリング17の中心に設置される回転軸20により箱状
からなり、フューエルリッド開閉検知手段15を収納す
る本体124に回転可能にフューエルリッド12内部に
取り付けられ、一端はフューエルリッド開閉手段14に
取り付けられる。そのため、フューエルリッド開閉検知
手段15は、フューエルリッド開閉手段14の移動によ
り、回転軸20を回転中心として端部は回転されること
でフューエルリッド12の開閉を検知する。すなわち、
フューエルリッド12が開口する場合は、フューエルリ
ッド開閉手段14は図8において図中下方即ち、自動車
ボデー11外側に移動しそのため、フューエルリッド開
閉検知手段15の自由端は図中C方向に移動される。フ
ューエルリッド12が閉状態をとるときは、フューエル
リッド開閉手段14は図8図中上方即ち自動車ボデー1
1室内側に移動されるため、フューエルリッド開閉検知
手段15は図8図中D方向に移動される。フューエルリ
ッド開閉検知手段15自由端のC方向またはD方向への
移動によりフューエルリッド12の開閉は検知される。
18は、フューエルリッド開閉検知手段第3ケーブル取
付部である。フューエルリッド開閉検知手段第3ケーブ
ル取付部18には、第3ケーブル58の一端が取り付け
られる。
2はフューエルリッド12のインナーである。123
は、ヒンジブラケットである。フューエルリッド回転軸
121は、フューエルリッド12のインナー122及び
ヒンジブラケット123との接合部分で、図7に図示さ
れるようにフューエルリッド回転軸121を回転中心と
して両者回転可能に、フューエルリッド12が開閉自在
に自動車ボデー11に取り付ける。125、126は取
付部材である。取付部材125、取付部材126はそれ
ぞれ中心部に円形の開口部を設けられ、それぞれ円形の
開口部を設けられ、積層された本体124、自動車ボデ
ー11、ヒンジブラケット123の両面から固定する。
そのため、取付部材125、本体124、ヒンジブラケ
ット123、取付部材126を貫通する孔127が設け
られる。フューエルリッド開閉手段14のフューエルリ
ッド12側先端は該貫通孔127を挿入させて設置さ
れ、貫通する。
3と本体124とは積層させて取り付けられるため剛性
が向上する。自動車ボデー11とヒンジブラケット12
3と本体124とは積層させるとともに貫通孔127に
フューエルリッド開閉手段14先端が挿入されるため、
取付部材126とは別個に取付部材を設ける必要がなく
不要な空間を解消する。
ューエルタンクの開口部に取り付けられる。
11の左側側面に設けられた開口部である。開口部16
は、フューエルリッド12の設けられた面と同一面この
実施の形態では自動車ボデー11の左側側面に設けられ
る。
ライドドアである。スライドドア21は、自動車ボデー
11の開口部16の開口に沿って移動可能である。スラ
イドドア21は図5において、矢印E方向に移動するこ
とで開状態をとり更に開口部16の開口に沿って図1図
中右側即ちフューエルリッド12側に移動させることで
全開状態をとる。スライドドア21は、開口部16の開
口に沿って図1図中左側即ち自動車ボデー11前部側に
移動され閉状態をとらされ、図5図中矢印F方向に移動
することで全閉状態をとる。スライドドア21の全開状
態では、スライドドア21はフューエルリッド12上に
位置し、開口するフューエルリッド12と干渉する。図
5、図16に図示される22はドア側ストッパである。
ドア側ストッパ22は、全閉状態をとらされたスライド
ドア21の自動車ボデー11の開口部後部側対向面に対
向させてスライドドア21の端面から自動車ボデー11
に向けて突設させて設置する。
2のスライドドア移動検知手段31と当接するスライド
ドア移動検知手段当接面、22bはスライドドアロック
手段51と当接するドア側ストッパ22のスライドドア
ロック手段当接面である。スライドドア移動検知手段当
接面22aはスライドドアロック手段当接面22bと同
一面若しくは室内側かつ上側の突設位置に位置する。即
ちスライドドア移動検知手段当接面22aとスライドド
アロック手段当接面22bとには段差が設けられる。ス
ライドドア移動検知手段当接面22aは、スライドドア
21をひんぱんに検知し接触するため防音上樹脂製から
なりあるいは金属上に樹脂を被覆してなる。そのため図
16に図示されるように、スライドドア移動検知手段3
1がドア側ストッパ22に接触するときは、ドア側スト
ッパ22のスライドドア移動検知手段31とのスライド
ドア移動当接面22aと接する。しかし、スライドドア
移動検知手段当接面22aはスライドドアロック手段当
接面22bと同一面若しくは室内側かつ上側の突設位置
に位置するため、スライドドアロック手段51にドア側
ストッパ22が接触するときは、スライドドアロック手
段51とスライドドア移動当接面22bと当接するが、
スライドドア移動検知手段31とのスライドドア移動当
接面22aとは接しない。そのためスライドドアロック
手段51とドア側ストッパ22とが過大な負荷を負って
接触する場合も、ドア側ストッパ22のスライドドア移
動検知手段31の少なくも表面が樹脂からなるスライド
ドア移動当接面22aに損傷を与えることはない。
ストッパ本体である。ドア側ストッパ本体131は、ほ
ぼ皿状態からなり、ボルト取り付け孔132が設けられ
た底面133と、底面133を挟んだ両辺に立設された
側壁134、両側壁134に挟まれて底面から立設され
たドア側ストッパ取付壁135が設けられる。136
は、係止孔でありドア側ストッパ取付壁135に2列に
並んで開口される。137は、突起係止孔であり係止孔
136、係止孔136の間に開口される。141は、ド
ア側ストッパ取付部材である。ドア側ストッパ取付部材
141は合成樹脂製の板状体からなり、その頭部の一方
面には合成樹脂製のキャップ142が取り付けられ、ド
ア側ストッパ取付部材141頭部とキャップ142とで
ドア側ストッパ22を構成する。143は係止片であ
る。係止片143は、キャップ142より内側にドア側
ストッパ取付部材141の裏側に沿って2個頭部側から
突設させる。144は、突起である。突起144は、係
止片143、係止片143の中間部に一端をドア側スト
ッパ取付部材141の反頭部側から頭部側へ向けて自由
端が浮き上がるように取り付ける。
側ストッパ取付壁135上から、ドア側ストッパ取付部
材141のキャップ142をかぶせる。あわせて、係止
片143はそれぞれ係止孔136に係止させ、突起14
4は、突起係止孔137に係止させる。その結果、ドア
側ストッパ本体131と、ドア側ストッパ取付部材14
1とは一体となり、先端にドア側ストッパ22を形成す
る。ドア側ストッパ本体131は、ボルト取り付け孔1
32にボルトが取り付けられ、ボルトによりスライドド
ア21にドア側ストッパ22を自動車ボデー11に対向
させて設置される。
41とドア側ストッパ本体131の固定は容易となりか
つ確実に固定される。さらに、ドア側ストッパ22は金
属製より柔らかい合成樹脂製からなるため、金属製から
なるスライドドア移動検知手段31、金属製からなるス
ライドドアロック手段51と接触しても大きな音を出さ
ずに作動する。また、図23に図示されるようにスライ
ドドアロック手段51は主に基部の金属製からなるドア
側スライドドア取付壁135に接触するため合成樹脂製
からなるドア側ストッパ22を損傷することはない。
この実施の形態では、スライドドア移動検知手段31
は、レバーからなる。スライドドア移動検知手段31
は、図2、図3、図10、図11に図示されるようにベ
ース70に固定された回転軸32を回転中心として水平
に回転可能に、開口部15の開口辺にドア側ストッパ2
2に対向させて先端を突設させる。33はスプリングで
ある。スプリング33は、回転軸32の周に取り付けら
れ、レバーからなるスライドドア移動検知手段31を、
図5図中31bの突設位置である中立位置を常に取らせ
るよう付勢する。スプリング33はいわば中立状態復帰
スプリングである。この実施の形態では、スライドドア
移動検知手段31は、機械式作動によるが、スライドド
ア移動検知手段31は磁気、光学的手段によってもよ
い。
36は、ロッキングリンクである。ロッキングリンク3
6は、一端はスライドドア移動検知手段31と同軸上に
取り付けられるロッキングレバー35に固定される。ロ
ッキングリンク36の他端にはロッドピン34が取り付
けられる。ロッキングレバー35は、扇形板状体からな
り、図11に図示されるように回転軸32の外周に沿っ
た曲線状長孔からなる長孔71が設けられ、回転軸32
に取り付けられスライドドア移動検知手段31の移動に
連動するピン72が長孔71に遊嵌される。ピン72は
図10に図示されるようにスライドドア移動検知手段3
1の回転軸32を挟んだ反対側からL字状に上方にすな
わち開口部16の垂直辺に沿って立設される。
の移動にともない、回転軸32が回転するとピン72も
回転する。回転したピン72は長孔状の長孔71の一端
まで移動するとその後はロッキングレバー35に係止さ
れ、ロッキングレバー35を押してともに回転する。そ
のためロッキングリンク36もスライドドア移動検知手
段31とともに反対側に移動する。しかし、スライドド
ア移動検知手段31がスプリング33の作用で中立位置
に戻されてもピン72は、長孔71の長さの範囲でしか
移動しないため、この場合はスライドドア移動検知手段
31の移動に伴いロッキングレバー35まで中立位置に
移動することはない。そして、ロッキングレバー35に
一端が取り付けられたロッキングリンク36もスライド
ドア移動検知手段31の移動に伴い中立位置に移動する
ことはない。
ースプリングである。ターンオーバースプリング73は
コイルスプリングからなる。ターンオーバースプリング
73はロッキングレバー35とベース70との間に、そ
の一端を図11図中b点でロッキングレバー35と他端
をa点でベース70と取り付けられる。ターンオーバー
スプリング73はロッキングレバー35が振れることで
b点はターンオーバースプリング73上を通過し、図1
1図中右側即ち室外側あるいは左側即ち室内側に位置す
ることになる。そしてb点とターンオーバースプリング
73の相対位置が変化するごとに付勢方向を異にする。
そのため、ベース70に固定されたストッパ74とロッ
キングレバー35との係脱位置を維持し、ロッキングレ
バー35をストッパ74に押圧面を異にしながら押圧す
る。図14に図示される75は、ベース取付部である。
ベース取付部75で、ベース70を自動車ボデー11に
取付ける。
バーである。コントロールレバー37は、S字板状体か
らなり回転自在に回転軸38に取り付けられる。39
は、ガイドである。ガイド39は、コントロールレバー
37の中央に長手方向に沿って長孔状に設けられる。ガ
イド39には、ロッキングリンク36の先端に取り付け
られたロッドピン34が嵌合される。本実施の形態では
ガイド39はコントロールレバー37に設けられるが、
フューエルリッドの開閉動作を行うことができればオー
プンレバーに設けられてもよい。40はコントロールレ
バー第1ケーブル取付部である。コントロールレバー第
1ケーブル取付部40には第1ケーブル19の一端が取
り付けられる。45は、オープンレバーストッパであ
る。オープンレバーストッパ45は、コントロールレバ
ー37のオープンレバー41との当接面に板状に延設さ
れる。
レバー41はほぼL字板状体からなり、コントロールレ
バー37の裏側に回転軸38で同軸で回転自在に基部を
取り付けられる。42は、テンションスプリングであ
り、オープンレバー41のテンションスプリング42非
取付端を常にコントロールレバー37側に付勢させ、オ
ープンレバー41をコントロールレバー37のオープン
レバーストッパ45との当接面に押圧させて係止させ
る。ガイド39の図2図中右側端相当部分のオープンレ
バー41には、溝状からなる嵌合部46が設けられ、図
2図中ガイド39中の右端に位置したロッドピン34
は、図14に図示されるように同時にオープンレバー4
1に設けられた嵌合部46に嵌合される。43は、オー
プンレバー第2ケーブル取付部である。オープンレバー
第2ケーブル取付部43には、第2ケーブル44の一端
が取り付けられる。ロッドピン34、ロッキングリンク
36、コントロールレバー37、オープンレバー41で
フューエルリッド作動制限手段を構成する。
スライドドアロック手段51は、スライドドア当接側は
直線状とされた三日月型の板状体フックからなり、スラ
イドドア移動検知手段31よりも図3中右側すなわち自
動車ボデー11においては車両後方にかつ、スライドド
ア移動検知手段31よりも下部に、回転軸32の車両後
方に設置された回転軸52により水平方向に回転自在に
取り付けられる。スライドドア移動検知手段31より
も、スライドドアロック手段51は下部に位置し、スラ
イドドアロック手段51はスライドドア移動検知手段3
1よりも肉厚巾広とされ両者の突設状態では、スライド
ドア移動検知手段31よりスライドドアロック手段51
の方が図15、図16に図示されるように丈が長い。ス
ライドドア移動検知手段当接面22aはスライドドアロ
ック手段当接面22bより自動車ボデー11側かつ上側
の突設位置に位置し、かつスライドドアロック手段当接
面22bと同一面若しくは室内側かつ上側に位置する。
スライドドアロック手段51の回転移動軌跡は、スライ
ドドア移動検知手段31の回転移動軌跡と平行かつ下側
に位置する。そのため、スライドドアロック手段51と
スライドドア移動検知手段31とのドア側ストッパ22
との当接面は上下にずれる。
移動は、第一義的にはカラーからなる弾性体ストッパ5
3の足部81により規制される。弾性体ストッパ53で
規制しきれない過剰な押圧力を受けたときは、第二義的
にカラー53の室外側に設置されるストッパ54に接触
することにより規制される。このとき足部81は変形す
るが弾性体からなるため接触が解除すると元に戻る。
又、押圧力はあらかじめ弾性体ストッパ53の足部81
との接触により軽減されるため接触力、接触音は軽減さ
れる。図19に図示される55は、フックリンクであ
る。フックリンク55の一端は、スライドドアロック手
段51の後端に取り付けられる。フックリンク55の他
端はフックレバー56の一端に取り付けられる。フック
レバー56は、オープンレバー41の背面側に設置され
る。図4に図示される57は、オープンレバー第3ケー
ブル取付部である。オープンレバー第3ケーブル取付部
57には、第3ケーブル58が取り付けられる。ストッ
パ54は、スライドドアロック手段51の突設状態への
移動方向、即ち移動軌跡の延長上の室外側に位置するベ
ース70に固定される。ストッパ54は金属製からなっ
ても樹脂製からなってもよい。ストッパ54の背後すな
わちスライドドアロック手段51の突設状態への移動軌
跡の延長上に位置するストッパ54の車両後方に図14
に図示されるようにベース取付部75は位置される。そ
のため、スライドドア21と突設状態のスライドドアロ
ック手段51とが接触すると生ずる押圧力は、ストッパ
54で支えられさらにストッパ54よりもスライドドア
21移動方向延長側に設けられたベース取付部75に直
線的に伝達される。
動車ボデー11に設けられたホイルハウスである。取付
孔91は、スライドドア移動検知手段31、スライドド
アロック手段51等の取り付けられる自動車ボデー11
のアウターパネル97よりも室内側に位置し両者間で空
間部を形成する金属製からなるインナーパネル95に、
例えばほぼ円形に開口される。93は、内装材である。
内装材93は、プラスチック製板状体からなり、自動車
室内に露出する。94は、シールであり取付孔91周囲
のインナーパネル95と内装材93との間に設置され両
者を連結する。シール94は、取付孔91の全周にわた
らなくともよい。96は、それぞれウェザーストリップ
である。ウェザーストリップ96は、スライドドア移動
検知手段31、スライドドアロック手段51、ドア側ス
トッパ22よりも室内側に取り付けられ、スライドドア
21の閉口時には両方のウェザーストリップ96、96
が接触することで、防水、防音を図る。
ロック手段51、第1ケーブル19、第2ケーブル4
4、第3ケーブル58等は、取付孔91から挿入し、ス
ライドドア検知手段31、スライドドアロック手段51
をドア側ストッパ22に対向させて自動車ボデーのアウ
ターパネルとインナーパネル95との間に形成される空
間内に設置する。次いで、シール94を介して内装材9
3に固定する。そのため、孔91は内装材93により被
覆される。
パである。弾性体ストッパ53は、合成樹脂製からな
り、本体は円筒状からなり、スライドドアロック手段5
1の回転軸52の周囲に嵌合される。ストッパ52とス
ライドドアロック手段51の回転軸52との間に片持状
に取り付けられた足部81を弾性体ストッパ53の室外
側下端から上方に向け突設させる。足部81は、ストッ
パ54とはスライドドアロック手段51の車両後方への
移動方向で位置がずれているため、スライドドアロック
手段51の車両後方への移動によっても両者が衝突する
ことはない。図19に図示される82は、弾性体ストッ
パ係止縁である。弾性体ストッパ係止縁82は、弾性体
ストッパ53の上部室外側に設けられ、回転軸52が取
り付けられるベース70の室外側に係止され、弾性体ス
トッパ53に係るスライドドアロック手段51の押圧力
をベース70に伝達し応力を分散させる。
プナーである。フューエルオープナー61は、運転席付
近に設置され第2ケーブル44の一端が取り付けられ
る。
ドア移動検知手段用防水装置のカバーである。カバー7
6はほぼ長方形板状体からなり、中央部にはスライドド
ア移動検知手段31およびスライドドアロック手段51
先端の移動軌跡に沿った開口部77を設けられる。79
は、カバー76の被覆部である。被覆部79は、開口部
77の周囲に沿ったスライドドア21側の面に設けられ
る。78はガイドである。ガイド78は、開口部77の
上部および両側の被覆部79の自動車ボデー11側から
自動車ボデー11側に取り付けられるベース70に向け
て設けられる。被覆部79のガイド78より外側の被覆
部79の上部辺はスライドドア21側に傾斜される。
バー76はこのような構造からなるため、スライドドア
移動検知手段31あるいはスライドドアロック手段51
の基部は被覆部79により被覆され防水される。更に、
カバー76により開口部77の上部および両側の被覆部
自動車ボデー11に取り付けられるベース70側からは
帯状のガイド78が自動車ボデー11側に向けて設けら
れるため、上部から流入する水滴はガイド78に沿って
両側に分かれ、下部に流される。カバー76のガイド7
8より外側の被覆部79の上部辺がスライドドア21側
に傾斜される場合は、水滴はより効率良く集めて流され
る。
用について説明する。スライドドア21が、開状態をと
るため図5、図16図中E方向に移動すると、31bの
中立位置に存在していたスライドドア移動検知手段31
はドア側ストッパ22と接触し移動され一旦図5E方向
に振れ31a位置をとった後中立位置31bに戻る。こ
のときロッドピン34は、ガイド39の最左側に移動さ
れ、オープンレバー41に設けられた嵌合溝との嵌合は
解除される。そのため、オープンレバー41とコントロ
ールレバー37との係止は解除され両者が同期して移動
することはない。
5図中F方向に移動すると、31b位置に存在したスラ
イドドア移動検知手段31はドア側ストッパ22と接触
し移動され一旦図5F方向に振れ31aの位置をとった
後中立位置31bに戻る。このときロッドピン34は、
図2図中ガイド39の最右側に移動され、オープンレバ
ー41に設けられた嵌合溝と嵌合される。そのため、オ
ープンレバー41とコントロールレバー37とは係止さ
れ両者同期して移動する。
ング33の作用によって、31aあるいは31c位置へ
の作動を終了した後かならず中立位置である31bへ戻
り、次の動作でも突設状態にあるためドア側ストッパ2
2との係止が確実となる。
いて説明する。スライドドアが閉状態にあるとき、フュ
ーエルオープナー61を引くと、第2ケーブル44が引
かれ。2ケーブル44の他端に位置するオープンレバー
41も引かれる。このとき、図2に図示されるようにロ
ッドピン34がガイド39の最右側に位置し、オープン
レバー41に設けられた嵌合部46と嵌合している場
合、オープンレバー41とともにコントロールレバー3
7も移動する。すなわちスライドドア21閉状態への移
動にともない、スライドドア移動検知手段31がスライ
ドドア21と接触し一度図5F方向に振られた結果図2
図中右側即ち室外側に移動している状態では、オープン
レバー41とともにコントロールレバー37も移動す
る。
けられる第1ケーブル19も引かれる。その結果第1ケ
ーブル19の他端に位置するフューエルリッドロックか
らなるフューエルリッド開閉手段13も引かれロックが
解除される。すると、フューエルリッド開閉手段14は
スプリング17の付勢力により室外側に移動し、フュー
エルリッド12を室外に移動させ開口させる。このと
き、フューエルリッド開閉手段14に取り付けられるフ
ューエルリッド開閉検知手段15は図8図中C方向に移
動されフューエルリッド12の開口を検知する。
15に接続される第3ケーブル58も引かれる。第3ケ
ーブル58が引かれると、第3ケーブル58の他端に位
置するフックレバー56、スライドドアロック手段51
も移動される。その結果、スライドドアロック手段51
は先端が突設され、図6に図示される状態に至る。この
状態では、スライドドア21は開方向に移動させようと
してもドア側ストッパ22と接触するためスライドドア
21が開くことはない。
ューエルオープナー61を引くと第2ケーブル44の他
端に位置するオープンレバー41も引かれるが、このと
き、図2に図示されるようにロッドピン34がガイド3
9の最右側に位置せず、オープンレバー41に設けられ
た嵌合部46と嵌合していない場合、オープンレバー4
1とともにコントロールレバー37も移動することはな
い。すなわちスライドドア12が、室外側に移動し、中
立位置である31bに存在したスライドドア移動検知手
段31がスライドドア21と接触し一度図5E方向に振
られ31cに至った結果、ロッドピン34が図2図中左
側即ち室内側に移動している状態では、オープンレバー
41とともにコントロールレバー37も移動することは
ない。すなわち、スライドドア21が開状態にあるとき
は、フューエルオープナー61を引いても、オープンス
トッパコントロール15に連動せずフューエルリッド1
2が開くことはない。
ューエルリッド開閉手段13はフューエルリッド12を
ロックするが、そのときフューエルリッド開閉手段14
は、スプリング17の付勢力に抵抗して図8図中上側す
なわち自動車ボデー11内側へ移動される。するとフュ
ーエルリッド開閉手段14に取り付けられたフューエル
リッド開閉検知手段15も図8図中D方向へ移動されフ
ューエルリッド12の閉状態への移動を検知する。フュ
ーエルリッド開閉検知手段15によるフューエルリッド
12の閉状態の検知により、第3ケーブル58も押さ
れ、第3ケーブル58の他端に位置するフックレバー5
6、スライドドアロック手段51も移動され突設状態を
解除される。そのため、スライドドアロック手段51
は、スライドドア21と接触して移動を阻止することは
ない。
と、図8に図示されるようにフューエルリッド12の移
動を検知したフューエルリッド開閉検知手段15はC方
向に移動し、第3ケーブル58も移動される。すると、
第3ケーブル58の他端に取り付けられたフューエルリ
ッド側オープンレバー112aは、F1位置からF2位
置に即ち、フューエルリッド側オープンレバー112b
の位置まで移動される。すると、ストッパ115に係止
されてスライドドアロック手段側オープンレバー113
aもスライドドアロック手段側オープンレバー113b
位置まで移動される。すると、フックリンク55も移動
され、フックリンク55の先端に取り付けられたスライ
ドドアロック手段51はスライドドア21側へ突設状態
となる。
リッドの開状態では、スライドドアが開くことはなくフ
ューエルリッドを傷付けることはない。スライドドアが
開状態にあるときにはフューエルリッドは開くことはな
くフューエルリッドとスライドドアが干渉することはな
い。さらに、この発明では、スライドドア移動検知手段
は、作動を終了した後かならず中立位置へ戻り、次の動
作でも突設状態にあるためスライドドアとの係止が確実
となる。さらに、この発明では、スライドドアの移動に
伴いオープンレバーとコントロールレバーの係止、係止
解除が行われフューエルリッドの開口可能状態と開口不
可能状態との選択が可能となるとともに、オープンレバ
ーとコントロールレバーとの係止が解除されても両レバ
ーの位置関係がずれることはない。さらに、スライドド
ア閉状態でのスライドドアのスライドドアロック手段と
の接触箇所と、スライドドアロック手段先端作動軌跡ま
での距離を大きくすることが可能となり、フューエルリ
ッドを開くことができるドア開位置を大きくすることが
可能となる。さらに、スライドドアロック手段にドア側
ストッパが接触するときは、スライドドアロック手段と
の当接面と当接するが、スライドドア移動検知手段との
当接面とは接しない。そのため、スライドドアロック手
段とドア側ストッパとが過大な負荷を負って接触する場
合も、ドア側ストッパのスライドドア移動検知手段との
当接面に損傷を与えることはない。そのため、スライド
ドア移動検知手段と、スライドドア移動検知手段よりも
柔らかい素材からなるドア側ストッパとが接触してスラ
イドドアの移動を検知するため接触に伴う騒音の発生を
減少することが可能となる。
左側面後部の斜視図
図
面図
面図
面図
面図
検知手段用防水装置の正面図
検知手段用防水装置の側面図
面図
パの取り付け状態の斜視図
断面図
分の一部拡大断面平面図
ンク) 37 フューエルリッド作動制限手段(コントロール
レバー) 38 スプリング 39 ガイド 41 フューエルリッド作動制限手段(オープンレバ
ー) 46 嵌合部 51 スライドドアロック手段 52 回転軸 54 ストッパ 56 フックレバー 70 ベース 71 長孔 75 ベース取付部 131 ドア側ストッパ本体 135 ドア側ストッパ取付壁 141 ドア側ストッパ取付部材 142 キャップ 144 突起
Claims (5)
- 【請求項1】 スライドドア移動検知手段がスライドド
アの開方向への移動を検知するとフューエルリッド開閉
手段の開作動を阻止するとともに、スライドドア移動検
知手段がスライドドアの閉方向への移動を検知するとフ
ューエルリッド開閉手段の開作動可能状態とするフュー
エルリッド作動制限手段と、フューエルリッド開閉検知
手段がフューエルリッドの開状態を検知したときスライ
ドドアの開方向への移動不可能状態とし、フューエルリ
ッド開閉検知手段がフューエルリッドの閉状態を検知し
たときスライドドアに開方向への移動可能状態とさせる
スライドドアロック手段とからなることを特徴とするス
ライドドアのフューエルリッド干渉防止装置。 - 【請求項2】 自動車ボデーのスライドドアとの対向面
に設置されスライドドアと接触して移動されることでス
ライドドアの開方向への移動および閉方向への移動をそ
れぞれ検知するスライドドア移動検知手段と、スライド
ドア移動検知手段を回転自在に自動車ボデー側ベースに
取り付ける回転軸と、回転軸に取付けられるロッキング
レバーと、回転軸の外周に沿ってロッキングレバーに設
けられた長孔と、回転軸を挟んだスライドドア移動検知
手段の反対側に設けられたピンと、ピンを常に中立位置
に付勢するスプリングと、自動車ボデーのベースに回転
軸により回転自在に取り付けられるとともに、フューエ
ルリッド付近に設置されフューエルリッドを開閉させる
フューエルリッド開閉手段に連結されるコントロールレ
バーと、コントロールレバーに設けられるガイドと、コ
ントロールレバーと同軸で回転軸に回転自在に取り付け
られるとともに、付勢力を付与されコントロールレバー
に接するように常にコントロールレバー方向に付勢さ
れ、かつフューエルリッドから離れた位置に設置されフ
ューエルリッドの開閉動作を行うフューエルオープナー
に連結されるオープンレバーと、スライドドアの開閉を
検知されるに従いガイドに沿ってガイド両端方向にそれ
ぞれ移動されるロッドピンと、ガイドの一端部に対応す
るオープンレバーに設けられロッドピンが嵌合される嵌
合部とロッドピンとロッキングレバーとを連結するロッ
キングリンクとからなることを特徴とする請求項1記載
のフューエルリッド干渉防止装置。 - 【請求項3】 回転軸で回転自在に自動車ボデー側ベー
スに取付けられ先端をスライドドア側に突設させ、スラ
イドドア側からボデー側へ突設されたドア側ストッパと
接触し移動することでスライドドアの移動を検知するス
ライドドア移動検知手段と、 スライドドア移動検知手段がスライドドアの開方向への
移動を検知するとフューエルリッド開閉手段の開作動を
阻止するとともにスライドドア移動検知手段がスライド
ドアの閉方向への移動を検知するとフューエルリッド開
閉手段の開作動可能とするフューエルリッド作動制限手
段と、 スライドドア移動検知手段を取付ける回転軸よりもスラ
イドドア移動方向の後方に設けられる回転軸によって回
転可能に取付けられるとともに、フューエルリッドの開
口を検知されるとスライドドア側に突設されスライドド
ア側からボデー側へ突設された前記ドア側ストッパと接
触することでスライドドアの移動を阻止し、且つ当接位
置では前記スライドドア移動検知手段はスライドドアの
開方向への移動を検知せず、フューエルリッドの閉口を
検知されるとスライドドア側からボデー側へ突設された
前記ドア側ストッパとの接触を回避するため自動車ボデ
ー側に収納されるスライドドアロック手段とからなるこ
とを特徴とするスライドドアのフューエルリッド干渉防
止装置。 - 【請求項4】 自動車ボデー側に設置され、先端をスラ
イドドア側に突設させ、スライドドアと接触し移動され
ることでスライドドアの移動を検知し、根元に向って巾
広形状の接触部を有するスライドドア移動検知手段と、
自動車ボデーに設置され、フューエルリッドの開口を検
知されるとスライドドア側にスライドドア移動検知手段
の突設状態の丈よりも大きく、スライドドアの移動方向
にほぼ直角に突設され、スライドドアと接触することで
スライドドアの移動を阻止し、フューエルリッドの閉口
を検知されるとスライドドアの接触を回避するため自動
車ボデー側に収納されるスライドドアロック手段と、ス
ライドドア側から自動車ボデー側へ突設され、スライド
ドアの移動検知手段との当接面がスライドドアロック手
段との当接面とが異なるドア側ストッパとからなること
を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3に記載のス
ライドドアのフューエルリッド干渉防止装置。 - 【請求項5】 前記スライドドア移動検知手段と前記ス
ライドドアロック手段と各々に当接されるスライドドア
に固定された底面及び底面から自動車ボデーに向けて立
設された当接部及び、当接部の先端をつつみ、前記スラ
イドドアロック手段との接触面の裏側より突起および係
止片で取付けられる樹脂製のキャップと当接部にはキャ
ップの取付に対応した取付部を有し、さらに前記スライ
ドドアロック手段との当接面がキャップとほぼ面一とな
るドア側ストッパを特徴とする請求項4のスライドドア
のフューエルリッド干渉防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14462297A JP3405122B2 (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | スライドドアのフューエルリッド干渉防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14462297A JP3405122B2 (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | スライドドアのフューエルリッド干渉防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10315779A true JPH10315779A (ja) | 1998-12-02 |
JP3405122B2 JP3405122B2 (ja) | 2003-05-12 |
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ID=15366327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14462297A Expired - Fee Related JP3405122B2 (ja) | 1997-05-19 | 1997-05-19 | スライドドアのフューエルリッド干渉防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3405122B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008069522A (ja) * | 2006-09-12 | 2008-03-27 | Mitsubishi Motors Corp | スライドドア中間ストッパ装置 |
JP2008132959A (ja) * | 2006-11-27 | 2008-06-12 | Kia Motors Corp | 燃料ドアの保護方法 |
JP2018134939A (ja) * | 2017-02-21 | 2018-08-30 | 株式会社城南製作所 | フューエルリッド及びスライドドアの制御装置 |
CN109532473A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-03-29 | 重庆海德世拉索系统(集团)有限公司 | 车身能源口的盖门执行器 |
-
1997
- 1997-05-19 JP JP14462297A patent/JP3405122B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018155101A1 (ja) * | 2017-02-21 | 2018-08-30 | 株式会社城南製作所 | フューエルリッド及びスライドドアの制御装置、車両 |
CN110234526A (zh) * | 2017-02-21 | 2019-09-13 | 株式会社城南制作所 | 燃油箱盖和滑动门的控制装置、车辆 |
CN109532473A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-03-29 | 重庆海德世拉索系统(集团)有限公司 | 车身能源口的盖门执行器 |
CN109532473B (zh) * | 2018-12-29 | 2024-02-13 | 重庆海德世拉索系统(集团)有限公司 | 车身能源口的盖门执行器 |
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