JPH10315522A - サーマルラインプリンタの駆動装置 - Google Patents

サーマルラインプリンタの駆動装置

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JPH10315522A
JPH10315522A JP13331097A JP13331097A JPH10315522A JP H10315522 A JPH10315522 A JP H10315522A JP 13331097 A JP13331097 A JP 13331097A JP 13331097 A JP13331097 A JP 13331097A JP H10315522 A JPH10315522 A JP H10315522A
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JP
Japan
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thermal line
data
shift register
thermal
line head
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Application number
JP13331097A
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English (en)
Inventor
Keita Sakai
敬太 坂井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10315522A publication Critical patent/JPH10315522A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーマルラインヘッドの総ドット数を自動判
定し外部メモリやASICなどを使用せずに熱履歴制御
ができるサーマルラインプリンタの駆動装置の提供を目
的とする。 【解決手段】 サーマルラインヘッド3のシフトレジス
タ4にデータを転送するデータ転送手段と、シフトレジ
スタ4からオーバーフローしたデータを受信および解析
するデータ受信解析手段と、熱履歴制御を行うためにサ
ーマルラインヘッド3への通電パルスを制御する熱履歴
制御手段と、シフトレジスタ4に転送するデータとオー
バーフローしたデータの同期を取りながら論理計算させ
再度シフトレジスタ4にデータを転送する熱履歴論理回
路とからなり、小型で安価なサーマルラインプリンタの
駆動装置が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録紙に文字や図
形を印字するサーマルラインプリンタの駆動装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、サーマルラインプリンタの制御装
置の構成は一般的に図12で示したものが知られてい
る。
【0003】図12ではサーマルラインヘッド11の総
ドット数が異なる複数のサーマルラインプリンタ12を
1つの駆動装置で駆動する場合、サーマルラインプリン
タ12に搭載される横幅の異なるサーマルラインヘッド
11の総ドット数をマイクロコンピュータ13で判定す
るために、スイッチ14(ディップスイッチ、ショート
バースイッチ等)を設けている。
【0004】従って、従来のサーマルラインプリンタ1
2の制御装置はスイッチ14の情報によりサーマルライ
ンヘッド11の総ドット数を判定し、サーマルラインヘ
ッド11の総ドット数に適した駆動を行っている。ま
た、サーマルラインプリンタ12での印字品質を向上さ
せるため従来のサーマルラインプリンタ12の制御装置
ではラインメモリなどの外部メモリ15またはASIC
などを使用して熱履歴制御を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の構成のサーマルラインプリンタ12の駆動装置は、サ
ーマルラインヘッド11の総ドット数の判定にスイッチ
14を使用しているため、スイッチ14自体のコストア
ップとスイッチ14を実装するためのプリント基板のコ
ストアップを招き製品サイズの縮小化を阻害するもので
あった。さらに判定するサーマルラインヘッド11の種
類が多ければ多いほど、スイッチ14からの情報を入力
するマイクロコンピュータ13の端子数が増加するた
め、端子数の少ない安価なマイクロコンピュータ13の
使用を阻害するものであった。また、サーマルラインヘ
ッド11の総ドット数に合わせてスイッチ14を切り換
えるのは人間が行うため、人為的なミスが発生する可能
性があり、人件費という点でもコストアップを招くとい
う課題を有していた。
【0006】また、従来のサーマルラインプリンタ12
の駆動装置はサーマルラインヘッド11に搭載されるシ
フトレジスタが破壊していたとしてもそれを自動的に判
定することができず、印字内容を確認してはじめて不良
品と判定することができ、その不良原因がシフトレジス
タの破壊かデータラッチの破壊か発熱抵抗体の破壊かな
ど何処にあるか特定するにはかなりの時間を費やしてい
た。
【0007】また、ラインメモリなどの外部メモリ15
またはASICなどを使用して熱履歴制御を行う方法で
は外部メモリ15またはASIC自体のコストアップと
外部メモリ15またはASICを実装するためのプリン
ト基板のコストアップを招き、さらに製品サイズの縮小
化を阻害するという課題を有していた。
【0008】本発明は、このような従来の課題を解決
し、サーマルラインヘッド11の総ドット数を自動的に
判定できるのでスイッチ14を不要にし、人為的なミス
を防止でき、サーマルラインヘッド11のシフトレジス
タの不良を自動的に判定し、さらにラインメモリ等の外
部メモリ15またはASICなどを使用せずに熱履歴制
御を行うサーマルラインプリンタ12の駆動装置を提供
する事を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明によるサーマルラインプリンタの駆動装置は、
サーマルラインヘッドのシフトレジスタにデータを転送
するデータ転送手段と、前記シフトレジスタからオーバ
ーフローしたデータを受信および解析するデータ受信解
析手段とを有しており、これにより、サーマルラインヘ
ッドの総ドット数を自動的に判定することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、サーマルラインヘッドの総ドット数が異なる複数の
サーマルラインプリンタを1つの駆動装置で駆動するサ
ーマルラインプリンタの駆動装置であって、サーマルラ
インヘッドのシフトレジスタにデータを転送するデータ
転送手段と、前記シフトレジスタからオーバーフローし
たデータを受信および解析するデータ受信解析手段とを
備えたサーマルラインプリンタの駆動装置であり、サー
マルラインヘッドの総ドット数を自動判定できるという
作用を有する。
【0011】本発明の請求項2に記載の発明は、サーマ
ルラインヘッドのシフトレジスタにデータを転送するデ
ータ転送手段では、1ドットごとにサーマルラインヘッ
ドにデータを転送するように構成した請求項1記載のサ
ーマルラインプリンタの駆動装置であり、サーマルライ
ンヘッドの総ドット数を1ドットごとに判定ができるた
め、何ドットのサーマルラインヘッドでも総ドット数が
判定できるという作用を有する。
【0012】本発明の請求項3に記載の発明は、サーマ
ルラインヘッドのシフトレジスタにデータを転送するデ
ータ転送手段では、複数のサーマルラインヘッドの総ド
ット数の最大公約数ごとにサーマルラインヘッドにデー
タを転送するように構成した請求項1記載のサーマルラ
インプリンタの駆動装置であり、サーマルラインヘッド
の総ドット数の判定が高速に行えるため、演算処理速度
の遅いマイクロコンピュータが使用できるという作用を
有する。
【0013】本発明の請求項4に記載の発明は、サーマ
ルラインヘッドのシフトレジスタにデータを転送するデ
ータ転送手段では、予めわかっている複数のサーマルラ
インヘッドの総ドット数ごとにサーマルラインヘッドに
データを転送するように構成した請求項1記載のサーマ
ルラインプリンタの駆動装置であり、サーマルラインヘ
ッドの総ドット数の判定がより高速に行えるため、演算
処理速度の遅いマイクロコンピュータが使用できるとい
う作用を有する。
【0014】本発明の請求項5に記載の発明は、サーマ
ルラインヘッドのシフトレジスタからオーバーフローし
たデータを受信および解析するデータ受信解析手段にシ
フトレジスタの不良判定手段を組み合わせて構成した請
求項1記載のサーマルラインプリンタの駆動装置であ
り、サーマルラインヘッドの総ドット数の判定とサーマ
ルラインヘッドのシフトレジスタの不良判定が同時にで
きるため、高い信頼性の確保と不良解析時間の短縮が図
れるという作用を有する。
【0015】本発明の請求項6に記載の発明は、サーマ
ルラインヘッドにおいてシフトレジスタからオーバーフ
ローしたデータの有無を検出することによりサーマルラ
インヘッドの総ドット数を判定することを特徴とする請
求項1記載のサーマルラインプリンタの駆動装置であ
り、総ドット数の異なるサーマルラインヘッドの中でシ
フトレジスタの出力端子がないサーマルラインヘッドが
1つであれば総ドット数の判定ができるという作用を有
する。
【0016】本発明の請求項7に記載の発明は、熱履歴
制御を行うためにサーマルラインヘッドへの通電パルス
を制御する熱履歴制御手段とサーマルラインヘッドのシ
フトレジスタに転送するデータと前記シフトレジスタか
らオーバーフローしたデータの同期を取りながら論理計
算させ再度シフトレジスタにデータを転送する熱履歴論
理回路を設けたサーマルラインプリンタの駆動装置であ
り、外部メモリまたはASICなどを使用せずに熱履歴
制御を行え印字品質の向上が図れるという作用を有す
る。
【0017】本発明の請求項8に記載の発明は、熱履歴
制御を行うためにサーマルラインヘッドへの通電パルス
を制御する熱履歴制御手段とサーマルラインヘッドのシ
フトレジスタに転送するデータと前記シフトレジスタか
らオーバーフローしたデータの同期を取りながら論理計
算させ再度シフトレジスタにデータを転送する熱履歴論
理回路と総ドット数の異なるサーマルラインヘッドごと
に通電パルスのパルス幅を制御する機種別ヘッド制御手
段を設けた請求項1記載のサーマルラインプリンタの駆
動装置であり、外部メモリまたはASICなどを使用せ
ずに熱履歴制御を行え印字品質の向上が図れ、総ドット
数の異なるサーマルラインヘッドごとに通電パルス幅の
適切な制御が行えるという作用を有する。
【0018】以下、本発明の実施の形態について図1か
ら図11を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態にお
けるサーマルラインプリンタの駆動装置を示す構成図で
あり、図2は同実施形態におけるフローチャートであ
る。図1において、1はマイクロコンピュータ(以下マ
イコンと称する)、2はサーマルラインプリンタ、3は
サーマルラインヘッド、4はシフトレジスタで構成され
ている。
【0019】以下に、図1、図2を用いて同実施の形態
における動作を説明する。電源投入時やリセットスター
ト時において、現在接続されているサーマルラインプリ
ンタ2の機種すなわちサーマルラインヘッド3の総ドッ
ト数を判定する必要がある。マイコン1は内部レジスタ
Aを0に初期化し、シフトレジスタ4に対して、対象と
なるサーマルラインヘッド3の総ドット数のうちで最大
数分のデータをクロックに同期させて転送する。この時
転送するデータの内容は“1”である。次にマイコン1
はシフトレジスタ4に対してデータ“0”をnビット転
送しシフトレジスタ4からオーバーフローするデータが
“1”か“0”かを判定する。判定結果が“1”の場合
は内部レジスタAにnをプラスし再度データ“0”をシ
フトレジスタ4に転送する。
【0020】以下上記動作を繰り返しオーバーフローデ
ータの判定が“0”になった時点でサーマルラインヘッ
ド3の総ドット数の判定動作を終了する。この時の内部
レジスタAに格納されている値がサーマルラインヘッド
3の総ドット数となる。
【0021】以上のようにして得られるサーマルライン
プリンタの駆動装置は、サーマルラインヘッドの総ドッ
ト数をスイッチ等の部品を使用せずに自動判定できると
いう有利な効果を有する。
【0022】なお、本実施の形態では最初にシフトレジ
スタに“1”を転送したが、“0”でも良い。その場合
は、以降の処理において“1”と“0”を全て逆にする
だけで良い。
【0023】(実施の形態2)本発明の第2の実施の形
態におけるサーマルラインプリンタの駆動装置を示すブ
ロック図は前記実施の形態1で示した図1と同一であ
り、図3は同実施形態におけるフローチャートであり、
図4は同実施形態における概念図である。
【0024】以下に、図1、図3、図4を用いて同実施
の形態における動作を説明する。電源投入時やリセット
スタート時において、現在接続されているサーマルライ
ンプリンタ2の機種すなわちサーマルラインヘッド3の
総ドット数を判定する必要がある。マイコン1は内部レ
ジスタAを0に初期化し、シフトレジスタ4に対して、
対象となるサーマルラインヘッド3の総ドット数のうち
で最大数分のデータをクロックに同期させて転送する。
この時転送するデータの内容は“1”である。次にマイ
コン1はシフトレジスタ4に対してデータ“0”を1ビ
ット転送しシフトレジスタ4からオーバーフローするデ
ータが“1”か“0”かを判定する。判定結果が“1”
の場合は内部レジスタAをインクリメント(+1)し再
度データ“0”をシフトレジスタ4に転送する。
【0025】以下上記動作を繰り返しオーバーフローデ
ータの判定が“0”になった時点でサーマルラインヘッ
ド3の総ドット数の判定動作を終了する。この時の内部
レジスタAに格納されている値がサーマルラインヘッド
3の総ドット数となる。
【0026】以上のようにして得られるサーマルライン
プリンタの駆動装置は、サーマルラインヘッドの総ドッ
ト数をスイッチ等の部品を使用せずに1ドットごとに判
定ができるため、何ドットのサーマルラインヘッドでも
総ドット数が判定できるという有利な効果を有する。
【0027】なお、本実施の形態では最初にシフトレジ
スタに“1”を転送したが、“0”でも良い。その場合
は、以降の処理において“1”と“0”を全て逆にする
だけで良い。
【0028】(実施の形態3)本発明の第3の実施の形
態におけるサーマルラインプリンタの駆動装置を示すブ
ロック図は前記実施の形態1で示した図1と同一であ
り、図5は同実施形態におけるフローチャートであり、
図6は同実施形態における概念図である。
【0029】以下に、図1、図5、図6を用いて同実施
の形態における動作を説明する。電源投入時やリセット
スタート時において、現在接続されているサーマルライ
ンプリンタ2の機種すなわちサーマルラインヘッド3の
総ドット数を判定する必要がある。マイコン1は内部レ
ジスタAを0に初期化し、シフトレジスタ4に対して、
対象となるサーマルラインヘッド3の総ドット数のうち
で最大数分のデータをクロックに同期させて転送する。
この時転送するデータの内容は“1”である。次にマイ
コン1はシフトレジスタ4に対して、対象となる各サー
マルラインヘッド3の総ドット数の最大公約数(X)分
のデータ“0”を転送しシフトレジスタ4からオーバー
フローするデータが“1”か“0”かを判定する。判定
結果が“1”の場合は内部レジスタAにXをプラスし再
度データ“0”をシフトレジスタ4に転送する。
【0030】以下上記動作を繰り返しオーバーフローデ
ータの判定が“0”になった時点でサーマルラインヘッ
ド3の総ドット数の判定動作を終了する。この時の内部
レジスタAに格納されている値がサーマルラインヘッド
3の総ドット数となる。
【0031】以上のようにして得られるサーマルライン
プリンタの駆動装置は、サーマルラインヘッドの総ドッ
ト数をスイッチ等の部品を使用せずに対象となる各サー
マルラインヘッドの総ドット数の最大公約数ごとに判定
ができるため、サーマルラインヘッドの総ドット数の判
定が高速に行えるため、演算処理速度の遅いマイクロコ
ンピュータが使用できるという有利な効果を有する。
【0032】なお、本実施の形態では最初にシフトレジ
スタに“1”を転送したが、“0”でも良い。その場合
は、以降の処理において“1”と“0”を全て逆にする
だけで良い。
【0033】(実施の形態4)本発明の第4の実施の形
態におけるサーマルラインプリンタの駆動装置を示すブ
ロック図は前記実施の形態1で示した図1と同一であ
り、図7は同実施形態におけるフローチャートである。
【0034】以下に、図1、図7を用いて同実施の形態
における動作を説明する。電源投入時やリセットスター
ト時において、現在接続されているサーマルラインプリ
ンタ2の機種すなわちサーマルラインヘッド3の総ドッ
ト数を判定する必要がある。ここではサーマルラインヘ
ッド3の総ドット数A=384ドット、B=576ドッ
ト、C=832ドットとして説明する。マイコン1はシ
フトレジスタ4に対して、対象となるサーマルラインヘ
ッド3の総ドット数のうちで最大数分ここでは832ド
ットのデータをクロックに同期させて転送する。この時
転送するデータの内容は“1”である。次にマイコン1
はシフトレジスタ4に対して、385ドット分のデータ
“0”を転送しシフトレジスタ4からオーバーフローす
るデータが“1”か“0”かを判定する。判定結果が
“0”の場合はサーマルラインヘッド3の総ドット数が
Aであることがわかる。
【0035】一方判定結果が“1”の場合は、マイコン
1からシフトレジスタ4へ192ドット分のデータ
“0”を転送しシフトレジスタ4からオーバーフローす
るデータが“1”か“0”かを判定する。判定結果が
“0”の場合はサーマルラインヘッド3の総ドット数が
Bであることがわかる。一方判定結果が“1”の場合
は、残りのサーマルラインヘッド3の総ドット数がCで
あることがわかる。
【0036】以上のようにして得られるサーマルライン
プリンタの駆動装置は、サーマルラインヘッドの総ドッ
ト数をスイッチ等の部品を使用せずに予めわかっている
複数のサーマルラインヘッドの総ドット数ごとにサーマ
ルラインヘッドにデータを転送することによって判定が
できるため、サーマルラインヘッドの総ドット数の判定
がより高速に行えるため、演算処理速度の遅いマイクロ
コンピュータが使用できるという有利な効果を有する。
【0037】なお、本実施の形態では最初にシフトレジ
スタに“1”を転送したが、“0”でも良い。その場合
は、以降の処理において“1”と“0”を全て逆にする
だけで良い。
【0038】(実施の形態5)本発明の第5の実施の形
態におけるサーマルラインプリンタの駆動装置を示すブ
ロック図は前記実施の形態1で示した図1と同一であ
り、図8は同実施形態におけるフローチャートである。
【0039】以下に、図1、図8を用いて同実施の形態
における動作を説明する。電源投入時やリセットスター
ト時において、現在接続されているサーマルラインプリ
ンタ2の機種すなわちサーマルラインヘッド3の総ドッ
ト数を判定する必要がある。マイコン1は内部レジスタ
Aを0に初期化し、シフトレジスタ4に対して、対象と
なるサーマルラインヘッド3の総ドット数のうちで最大
数分のデータをクロックに同期させて転送する。この時
転送するデータの内容は“1”である。次にマイコン1
はシフトレジスタ4に対して、1ビット分のデータ
“0”を転送し続いて1ビット分のデータ“1”を転送
する。次にマイコン1は内部レジスタAをインクリメン
ト(+1)し、シフトレジスタ4からのオーバーフロー
データが“1”か“0”かを判定する。判定結果が
“1”の場合は内部レジスタAの値が対象となるサーマ
ルラインヘッド3の最大ドット数かどうかを判定し、判
定結果が最大ドット数でない場合は再度シフトレジスタ
4に1ビットのデータ“1”を転送し、最大ドット数の
場合はシフトレジスタ不良として処理する。
【0040】一方シフトレジスタ4からのオーバーフロ
ーデータが“0”の場合はシフトレジスタ4に1ビット
のデータ“1”を転送し再度オーバーフローデータが
“1”か“0”かを判定する。判定結果が“1”の場合
は内部レジスタAの値がサーマルラインヘッド3の総ド
ット数となり、“0”の場合はシフトレジスタ不良とし
て処理する。
【0041】以上のようにして得られるサーマルライン
プリンタの駆動装置は、サーマルラインヘッドの総ドッ
ト数の判定とサーマルラインヘッドのシフトレジスタ不
良判定が同時にできるため、高い信頼性の確保と不良解
析時間の短縮が図れるという有利な効果を有する。
【0042】なお、本実施の形態では最初にシフトレジ
スタに“1”を転送したが、“0”でも良い。その場合
は、以降の処理において“1”と“0”を全て逆にする
だけで良い。
【0043】(実施の形態6)本発明の第6の実施の形
態におけるサーマルラインプリンタの駆動装置を示すブ
ロック図は前記実施の形態1で示した図1と同一であ
り、図9は同実施形態におけるフローチャートである。
【0044】以下に、図1、図9を用いて同実施の形態
における動作を説明する。電源投入時やリセットスター
ト時において、現在接続されているサーマルラインプリ
ンタ2の機種すなわちサーマルラインヘッド3の総ドッ
ト数を判定する必要がある。ここではサーマルラインヘ
ッド3の総ドット数A=384ドット、B=576ドッ
ト、C=832ドットとし、サーマルラインヘッドAの
みシフトレジスタ4のオーバーフローの出力機能がな
く、サーマルラインヘッドB,Cにはあるものとする。
マイコン1はシフトレジスタ4に対して、対象となるサ
ーマルラインヘッド3の総ドット数のうちで最大数分こ
こでは832ドットのデータをクロックに同期させて転
送する。この時転送するデータの内容は“1”である。
次にマイコン1はシフトレジスタ4に対して、577ド
ット分のデータ“0”を転送しシフトレジスタ4からオ
ーバーフローするデータが“1”か“0”かを判定す
る。判定結果が“0”の場合はサーマルラインヘッドB
であることがわかる。
【0045】一方判定結果が“1”の場合は、マイコン
1からシフトレジスタ4へ256ドット分のデータ
“0”を転送しシフトレジスタ4からオーバーフローす
るデータが“1”か“0”かを判定する。判定結果が
“0”の場合はサーマルラインヘッドCであることがわ
かる。一方判定結果が“1”の場合は、残りのサーマル
ラインヘッドAであることがわかる。
【0046】以上のようにして得られるサーマルライン
プリンタの駆動装置は、総ドット数の異なるサーマルラ
インヘッドの中でシフトレジスタの出力端子がないサー
マルヘッドが1つであれば総ドット数の判定ができると
いう有利な効果を有する。
【0047】なお、本実施の形態では最初にシフトレジ
スタに“1”を転送したが、“0”でも良い。その場合
は、以降の処理において“1”と“0”を全て逆にする
だけで良い。
【0048】(実施の形態7)図10は本発明の第7の
実施の形態におけるサーマルラインプリンタの駆動装置
を示す構成図である。図10において、1はマイクロコ
ンピュータ(以下マイコンと称する)、3はサーマルラ
インヘッド、4はシフトレジスタ、6はANDゲート、
7はセレクタ、8は反転素子、5はフリップフロップで
構成されている。
【0049】以下に、図10を用いて同実施の形態にお
ける動作を説明する。サーマルラインヘッド3は2回の
印字を行って1ドットラインの印字とするものである。
従ってマイコン1はサーマルラインヘッド3の中にある
シフトレジスタ4に対して2回印字データを転送する。
1回目の印字データ転送においてマイコン1は履歴補正
データをシフトレジスタ4へ転送しSTB端子から出力
する通電パルスによって印字を行う。2回目の印字デー
タ転送においてマイコン1は今回データをシフトレジス
タ4へ転送しSTB端子から出力する通電パルスによっ
て印字を行う。
【0050】以降印字データの転送について詳細な動作
を説明する。1回目の印字データの転送では、マイコン
1はCLK端子からのクロックに同期させてDATA端
子から1ビットのダミーデータを出力する。ダミーデー
タはセレクタ7を介してシフトレジスタ4に転送され
る。それによってシフトレジスタ4から1ビットのオー
バーフローデータが出力され、フリップフロップ5でマ
イコン1から出力されるクロックの反転信号でラッチさ
れる。ここでラッチされたデータの反転信号と次にマイ
コン1がDATA端子から出力する印字データはAND
ゲート6とセレクタ7を介してシフトレジスタ4に転送
される。
【0051】上記動作を繰り返すことによって前回印字
しているドットにはデータ“0”が転送され、前回印字
していないドットにはデータ“1”が転送される(ここ
で、データ“1”は印字することを意味し、データ
“0”は非印字を意味する)。従って、1回目の印字デ
ータの転送では前回の印字の有無を考慮した履歴補正デ
ータとなる。
【0052】一方、2回目の印字データの転送において
マイコン1は、必ずマイコン1からのデータが直接シフ
トレジスタ4へ転送されるようにセレクタ7へのSEL
信号を切り替えておけば、今回印字するデータがそのま
まシフトレジスタ4に転送されることになる。
【0053】以上のようにして得られるサーマルライン
プリンタの駆動装置は、サーマルラインヘッドのシフト
レジスタに転送するデータと前記シフトレジスタからオ
ーバーフローしたデータの同期を取りながら論理計算さ
せ再度シフトレジスタにデータを転送するため、外部メ
モリやASICなどを使用せずに熱履歴制御を行え印字
品質の向上が図れるという有利な効果を有する。
【0054】(実施の形態8)図11は本発明の第8の
実施の形態におけるサーマルラインプリンタの駆動装置
を示す構成図である。図11において、1はマイクロコ
ンピュータ(以下マイコンと称する)、2はサーマルラ
インプリンタ、3はサーマルラインヘッド、4はシフト
レジスタ、6はANDゲート、7はセレクタ、8は反転
素子、5はフリップフロップで構成されている。
【0055】以下に、図11を用いて同実施の形態にお
ける動作を説明する。サーマルラインヘッド3は2回の
印字を行って1ドットラインの印字とするものである。
従ってマイコン1はサーマルラインヘッド3の中にある
シフトレジスタ4に対して2回印字データを転送する。
1回目の印字データ転送においてマイコン1は履歴補正
データをシフトレジスタ4へ転送しSTB端子から出力
する通電パルスによって印字を行う。2回目の印字デー
タ転送においてマイコン1は今回データをシフトレジス
タ4へ転送しSTB端子から出力する通電パルスによっ
て印字を行う。この時マイコン1はサーマルラインヘッ
ド3の総ドット数によって通電パルスの幅を変化させ
る。
【0056】以降印字データの転送について詳細な動作
を説明する。1回目の印字データの転送では、マイコン
1はCLK端子からのクロックに同期させてDATA端
子から1ビットのダミーデータを出力する。ダミーデー
タはセレクタ7を介してシフトレジスタ4に転送され
る。それによってシフトレジスタ4から1ビットのオー
バーフローデータが出力され、フリップフロップ5でマ
イコン1から出力されるクロックの反転信号でラッチさ
れる。ここでラッチされたデータの反転信号と次にマイ
コン1がDATA端子から出力する印字データはAND
ゲート6とセレクタ7を介してシフトレジスタ4に転送
される。上記動作を繰り返すことによって前回印字して
いるドットにはデータ“0”が転送され、前回印字して
いないドットにはデータ“1”が転送される(ここで、
データ“1”は印字することを意味し、データ“0”は
非印字を意味する)。
【0057】従って、1回目の印字データの転送では前
回の印字の有無を考慮した履歴補正データとなる。一
方、2回目の印字データの転送においてマイコン1は、
必ずマイコン1からのデータが直接シフトレジスタ4へ
転送されるようにセレクタ7へのSEL信号を切り替え
ておけば、今回印字するデータがそのままシフトレジス
タ4に転送されることになる。またマイコン1は、サー
マルヘッド3の総ドット数によって通電パルスの幅を変
化させるため、印字を開始する前に現在接続されている
サーマルラインヘッド3の総ドット数を判定する必要が
ある。このサーマルラインヘッド3の総ドット数の判定
は、実施の形態1で説明した方法で行うものであるため
ここでは説明を省略する。
【0058】以上のようにして得られるサーマルライン
プリンタの駆動装置は、サーマルラインヘッドのシフト
レジスタに転送するデータと前記シフトレジスタからオ
ーバーフローしたデータの同期を取りながら論理計算さ
せ再度シフトレジスタにデータを転送するため、外部メ
モリまたはASICなどを使用せずに熱履歴制御を行
え、更に総ドット数の異なるサーマルラインヘッドのコ
モン抵抗の違いを補正するために各サーマルラインヘッ
ドごとに通電パルス幅の適切な制御が行えるため印字品
質の向上が図れるという有利な効果を有する。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明によるサーマルライ
ンプリンタの駆動装置は、サーマルラインヘッドの総ド
ット数が異なる複数のサーマルラインプリンタを1つの
駆動装置で駆動する場合、サーマルラインヘッドのシフ
トレジスタにデータを転送し前記シフトレジスタからオ
ーバーフローしたデータを受信および解析することによ
ってサーマルラインヘッドの総ドット数を自動的に判定
することによってスイッチなどを不要とし、人為的なミ
スが防止され、サーマルラインヘッドのシフトレジスタ
の不良を自動的に判定することによって製品の信頼性の
向上と不良解析時間の短縮化が図られ、また、シフトレ
ジスタに転送するデータとオーバーフローしたデータの
同期を取りながら論理計算させ再度シフトレジスタにデ
ータを転送することによって外部メモリやASICなど
を使用せずに熱履歴制御を行うことができるため小型で
回路規模が小さく、かつ経済的負担をかけないという有
利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるサーマルライ
ンプリンタの駆動装置の構成図
【図2】同実施の形態によるサーマルラインプリンタの
駆動装置のマイコンプログラムのフローチャート
【図3】本発明の第2の実施の形態によるサーマルライ
ンプリンタの駆動装置のマイコンプログラムのフローチ
ャート
【図4】同実施の形態の概念図
【図5】本発明の第3の実施の形態によるサーマルライ
ンプリンタの駆動装置のマイコンプログラムのフローチ
ャート
【図6】同実施の形態の概念図
【図7】本発明の第4の実施の形態によるサーマルライ
ンプリンタの駆動装置のマイコンプログラムのフローチ
ャート
【図8】本発明の第5の実施の形態によるサーマルライ
ンプリンタの駆動装置のマイコンプログラムのフローチ
ャート
【図9】本発明の第6の実施の形態によるサーマルライ
ンプリンタの駆動装置のマイコンプログラムのフローチ
ャート
【図10】本発明の第7の実施の形態によるサーマルラ
インプリンタの駆動装置の構成図
【図11】本発明の第8の実施の形態によるサーマルラ
インプリンタの駆動装置の構成図
【図12】従来のサーマルラインプリンタの駆動装置の
構成図
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ 2 サーマルラインプリンタ 3 サーマルラインヘッド 4 シフトレジスタ 5 フリップフロップ 6 ANDゲート 7 セレクタ 8 反転素子

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルラインヘッドの総ドット数が異
    なる複数のサーマルラインプリンタを1つの駆動装置で
    駆動するサーマルラインプリンタの駆動装置であって、
    サーマルラインヘッドのシフトレジスタにデータを転送
    するデータ転送手段と、前記シフトレジスタからオーバ
    ーフローしたデータを受信および解析するデータ受信解
    析手段とを備えたサーマルラインプリンタの駆動装置。
  2. 【請求項2】 サーマルラインヘッドのシフトレジスタ
    にデータを転送するデータ転送手段では、1ドットごと
    にサーマルラインヘッドにデータを転送するように構成
    した請求項1記載のサーマルラインプリンタの駆動装
    置。
  3. 【請求項3】 サーマルラインヘッドのシフトレジスタ
    にデータを転送するデータ転送手段では、複数のサーマ
    ルラインヘッドの総ドット数の最大公約数ごとにサーマ
    ルラインヘッドにデータを転送するように構成した請求
    項1記載のサーマルラインプリンタの駆動装置。
  4. 【請求項4】 サーマルラインヘッドのシフトレジスタ
    にデータを転送するデータ転送手段では、予めわかって
    いる複数のサーマルラインヘッドの総ドット数ごとにサ
    ーマルラインヘッドにデータを転送するように構成した
    請求項1記載のサーマルラインプリンタの駆動装置。
  5. 【請求項5】 サーマルラインヘッドのシフトレジスタ
    からオーバーフローしたデータを受信および解析するデ
    ータ受信解析手段にシフトレジスタの不良判定手段を組
    み合わせて構成した請求項1記載のサーマルラインプリ
    ンタの駆動装置。
  6. 【請求項6】 サーマルラインヘッドにおいてシフトレ
    ジスタからオーバーフローしたデータの有無を検出する
    ことによりサーマルラインヘッドの総ドット数を判定す
    ることを特徴とする請求項1記載のサーマルラインプリ
    ンタの駆動装置。
  7. 【請求項7】 熱履歴制御を行うためにサーマルライン
    ヘッドへの通電パルスを制御する熱履歴制御手段とサー
    マルラインヘッドのシフトレジスタに転送するデータと
    前記シフトレジスタからオーバーフローしたデータの同
    期を取りながら論理計算させ再度シフトレジスタにデー
    タを転送する熱履歴論理回路を設けたサーマルラインプ
    リンタの駆動装置。
  8. 【請求項8】 熱履歴制御を行うためにサーマルライン
    ヘッドへの通電パルスを制御する熱履歴制御手段とサー
    マルラインヘッドのシフトレジスタに転送するデータと
    前記シフトレジスタからオーバーフローしたデータの同
    期を取りながら論理計算させ再度シフトレジスタにデー
    タを転送する熱履歴論理回路と総ドット数の異なるサー
    マルラインヘッドごとに通電パルスのパルス幅を制御す
    る機種別ヘッド制御手段を設けた請求項1記載のサーマ
    ルラインプリンタの駆動装置。
JP13331097A 1997-05-23 1997-05-23 サーマルラインプリンタの駆動装置 Pending JPH10315522A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008141305A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Mitsumi Electric Co Ltd 負荷素子駆動回路装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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