JPH106545A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JPH106545A
JPH106545A JP16582196A JP16582196A JPH106545A JP H106545 A JPH106545 A JP H106545A JP 16582196 A JP16582196 A JP 16582196A JP 16582196 A JP16582196 A JP 16582196A JP H106545 A JPH106545 A JP H106545A
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signal
timing
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Yutaka Kimura
豊 木村
Yuichi Sekizaki
雄一 関崎
Katsuo Mizuguchi
勝夫 水口
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Oki Information Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】印加時間に対してタイミング信号に大きなマー
ジンを設定する必要がないプリンタを提供する。 【解決手段】ライン方向に配列させられた複数の素子を
備え、データ信号に対応させて素子を選択的にオン・オ
フさせる印字ヘッドと、印字媒体の搬送速度に同期させ
てタイミング信号TIMINGを発生させ、ヘッド印加
信号ENBを印加時間だけイネーブル状態にして素子を
オンにする制御部とを有する。そして、制御部は、ヘッ
ド印加信号ENBがイネーブル状態にあるときに、タイ
ミング信号TIMINGにパルスが形成されると、ヘッ
ド印加信号ENBを連続的にイネーブル状態にするイネ
ーブル状態継続手段を備える。ヘッド印加信号ENBが
イネーブル状態にあるときに、タイミング信号TIMI
NGにパルスが形成されると、ヘッド印加信号ENBが
連続的にイネーブル状態になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、券発行装置は、券、すなわち、印
字媒体の表面に所定の情報を書き込むために印字部を備
え、該印字部にサーマルプリンタ等のプリンタが配設さ
れるようになっている。そして、例えば、サーマルプリ
ンタはサーマルヘッドを有し、該サーマルヘッドにおい
て、ライン方向に配設された発熱体を選択的に駆動する
ことによって印字を行うようになっている。
【0003】図2は従来のサーマルヘッドの駆動回路を
示すブロック図である。図において、111はシフトレ
ジスタ、112はラッチ、113はナンドゲートG1〜
Gnから成るドライバ、d1 〜dn はドライバ113の
各ナンドゲートG1〜Gnに対応させてサーマルヘッド
の主走査方向に配設されたn個の発熱体である。また、
DATAはデータ信号、CLKはクロック、PLSはラ
ッチ信号、ENBはヘッド印加信号である。
【0004】ところで、図示しない制御部が、n個のク
ロックCLKに同期させてn個のビットデータから成る
データ信号DATAをシフトレジスタ111に転送する
と、該シフトレジスタ111は、前記データ信号DAT
Aをパラレルデータに変換し、ラッチ112に対して出
力する。また、該ラッチ112は、ラッチ信号PLSの
タイミングで、前記シフトレジスタ111からのパラレ
ルデータをラッチし、該パラレルデータをドライバ11
3に対して出力する。
【0005】このとき、ドライバ113の各ナンドゲー
トG1〜Gnのうち、ラッチ112から出力されたパラ
レルデータが“1”であるものは、ヘッド印加信号EN
Bが“1”の期間中にオンになり、その間、対応する発
熱体d1 〜dn に電流IO を流し、ジュール熱を発生さ
せる。そして、ダイレクトサーマル印字方式で印字を行
う場合は、図示しない印字媒体がサーマルヘッドによっ
て局部的に加熱され、印字媒体の加熱された部分が発色
することによって画像が形成される。また、転写サーマ
ル印字方式で印字を行う場合は、図示しない熱転写リボ
ンがサーマルヘッドによって局部的に加熱され、熱転写
リボンの加熱された部分が印字媒体に転写されることに
よって画像が形成される。
【0006】図3は従来のプリンタの動作を示すタイム
チャートである。なお、説明において、図2の符号を使
用する。図において、TIMINGは、図示しない制御
部において、前記印字媒体の搬送速度Vに同期させて発
生させられるタイミング信号であり、該タイミング信号
TIMINGには、所定のタイミングごとにパルスが形
成される。また、DATAは前記制御部からサーマルヘ
ッドに転送されるデータ信号、ENBは前記発熱体d1
〜dn (図2)を駆動するためのヘッド印加信号であ
る。
【0007】この場合、副走査方向における各ドット
間、すなわち、各ライン間の距離をLとすると、前記タ
イミング信号TIMINGにパルスが発生させられる周
期Tsは式(1)によって表される。 Ts =L/V ……(1) ところで、前記ヘッド印加信号ENBは、印字を行うの
に必要なエネルギーQを発生させるためのものであり、
ヘッド印加信号ENBの印加時間Te と前記エネルギー
Qとの関係は式(2)によって表される。
【0008】 Te =Q/P ……(2) なお、Pはサーマルヘッドに固有の固定値である。ま
た、前記データ信号DATAを制御部からサーマルヘッ
ドに転送するのに必要な印字データ転送時間Tv は、サ
ーマルヘッドにおけるライン方向のドット数をMとし、
転送タイミング周波数をFとしたとき、次の式(3)に
よって表される。
【0009】 Tv =M/F ……(3) そして、前記制御部は、あるラインの印字データ及びコ
マンドを上位装置から受けると、該印字データ及びコマ
ンドに基づいてデータ信号DATAを発生させ、該デー
タ信号DATAをサーマルヘッドに転送する。続いて、
印字媒体の搬送速度Vに同期させてタイミング信号TI
MINGを発生させ、印字を行うのに必要なエネルギー
Qに対応する印加時間Te だけヘッド印加信号ENBを
イネーブル状態にし、前記ラインについて印字を行う。
【0010】さらに、制御部は、印字が行われている間
に、印字データ転送時間Tv で次のラインのデータ信号
DATAをサーマルヘッドに転送する。そして、周期T
s が経過すると、前記制御部は、図示しないラインフィ
ードモータを駆動して前記印字媒体を1ライン分搬送
し、再びタイミング信号TIMINGを発生させる。続
いて、制御部は、印字を行うのに必要なエネルギーQに
対応する印加時間Te だけヘッド印加信号ENBをイネ
ーブル状態にし、次のラインについて印字を行う。
【0011】以下、同様の手順で1ラインずつ印字が繰
り返される。ところで、前記構成のサーマルヘッドにお
いては、発熱体d1 〜dn に電流I O を流し、ジュール
熱を発生させるようになっているが、高速で印字を行う
ほど、各発熱体d1 〜dn における蓄熱作用によって、
尾引き、かすれ等が発生してしまう。
【0012】そこで、各発熱体d1 〜dn をそれぞれの
履歴に基づいて駆動することによって履歴制御を行うよ
うにしたプリンタが提供されていて、前記履歴制御にお
いては、1ラインについて印字を行うために、前記ヘッ
ド印加信号ENBの印加時間Te を各発熱体d1 〜dn
の履歴に対応させて変更するようにしている。次に、履
歴制御を行うようにしたプリンタの動作について説明す
る。
【0013】図4は従来のプリンタにおいて履歴制御を
行う際の動作を示すタイムチャートである。なお、説明
において、図2の符号を使用する。図示しない制御部
は、あるラインの印字データ及びコマンドを上位装置か
ら受けると、図示しない印字媒体の搬送速度Vに同期さ
せてタイミング信号TIMINGを周期Ts で発生さ
せ、印加時間TE だけヘッド印加信号ENBをイネーブ
ル状態にし、前記ラインについて印字を行う。
【0014】そして、制御部は、1ラインについて印字
を行うために、前記ヘッド印加信号ENBに3個のイネ
ーブル状態を形成し、各イネーブル状態に対応させてデ
ータ信号DATAを3回に分けてサーマルヘッドに転送
する。この場合、走査方向における各ドットの履歴、す
なわち、前のラインにおいてドットが形成されたかどう
か、更に前のラインにおいてドットが形成されたかどう
か等に基づいて、印字を行うのに必要なエネルギーQが
求められ、サーマルヘッドに転送される各データ信号D
ATAのビットデータが、前記エネルギーQに対応させ
て変更される。
【0015】なお、この場合、前記ヘッド印加信号EN
Bに3個のイネーブル状態が形成され、各イネーブル状
態の時間Te1〜Te3がそれぞれ設定される。したがっ
て、各イネーブル状態の時間Te1〜Te3の和が印加時間
E になる。このように、前記ヘッド印加信号ENBに
3個のイネーブル状態が形成され、印字が行われている
間に、前記制御部は、印字データ転送時間Tv で次のラ
インのデータ信号DATAをサーマルヘッドに転送す
る。
【0016】そして、周期Ts が経過すると、前記制御
部は、前記ラインフィードモータを駆動して前記印字媒
体を1ライン分搬送し、再びタイミング信号TIMIN
Gを発生させる。続いて、制御部は、印加時間TE だけ
ヘッド印加信号ENBをイネーブル状態にし、次のライ
ンについて印字を行う。以下、同様の手順で1ラインず
つ印字が繰り返される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のプリンタにおいては、履歴制御を行わない場合は印
加時間Te に対して、履歴制御を行う場合は印加時間T
E に対して、タイミング信号TIMINGの周期Ts
十分に大きなマージンを設定しなければならないので、
印字速度がその分低くなってしまう。
【0018】また、タイミング信号TIMINGにノイ
ズが発生すると、タイミングステートが不安定になり、
ライン抜けが発生するだけでなく、強制的に印字が中止
させられてしまうことがある。ここで、履歴制御を行わ
ない場合について説明する。まず、前記印字データ転送
時間Tv は極めて短く、 Te ≫Tv であるので、印字データ転送時間Tv に対して印加時間
e に十分に大きなマージンを設定する必要はない。
【0019】ところが、前記タイミング信号TIMIN
Gは、前述したように印字媒体の搬送速度Vに同期させ
て発生させられるので、印字媒体を搬送するラインフィ
ードモータとしてDCモータを使用する場合、搬送む
ら、搬送トルクの変動、経年変化等によってDCモータ
の速度が変動してしまう。その結果、タイミング信号T
IMINGの周期Ts は、DCモータの速度の変動に比
例して変動し、該変動をA〔%〕(プリンタに固有の固
定値)としたとき、次の式によって表される。
【0020】Ts ±A〔%〕 また、印加時間Te を計算するための前記式(2)にお
ける固定値Pは、ヘッド印加電圧をVTHとし、ヘッド抵
抗値をRとしたとき、次の式(4)によって表される
(実際には、サーマルヘッドごとに詳細な式があるが、
ここでは省略する)。
【0021】P=(VTH2 /R そして、前記ヘッド印加電圧VTHは、プリンタの電源の
電圧変動の影響を考慮して、次の式によって表される。 VTH±B〔%〕 ここで、Bはプリンタに固有の固定値であり、5〜10
〔%〕程度である。
【0022】また、前記ヘッド抵抗値Rは、サーマルヘ
ッドごとに誤差があり、次の式によって表される。 R±C〔%〕 なお、Cはサーマルヘッドに固有の固定値であり、0〜
20〔%〕程度である。
【0023】さらに、サーマルヘッドの温度が変動する
と、印字を行うのに必要なエネルギーQも変動する。こ
の場合、サーマルヘッド及びプリンタによって異なる
が、サーマルヘッドの温度が0〜40〔℃〕の範囲で変
動すると、エネルギーQは50〜150〔%〕程度の範
囲で変動する。このように、DCモータの速度の変動、
ヘッド印加電圧VTHの誤差、ヘッド抵抗値Rの誤差、エ
ネルギーQの変動等を考慮すると、印加時間Te に対し
てタイミング信号TIMINGの周期Ts に十分に大き
なマージンを設定しなければならない。
【0024】本発明は、前記従来のプリンタの問題点を
解決して、印加時間に対してタイミング信号に大きなマ
ージンを設定する必要がないプリンタを提供することを
目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のプ
リンタにおいては、ライン方向に配列された複数の素子
を備え、データ信号に対応させて前記素子を選択的にオ
ン・オフさせる印字ヘッドと、印字媒体の搬送速度に同
期させてタイミング信号を発生させ、ヘッド印加信号を
印加時間だけイネーブル状態にして前記素子をオンにす
る制御部とを有する。
【0026】そして、該制御部は、前記ヘッド印加信号
がイネーブル状態にあるときに、タイミング信号にパル
スが形成されると、前記ヘッド印加信号を連続的にイネ
ーブル状態にするイネーブル状態継続手段を備える。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態におけるプリンタの制御回路のブロッ
ク図である。図において、11は印加カウンタ、12は
JK−F/F、13は信号ラッチ、G1〜G3はゲー
ト、TIMINGはタイミング信号、ABNは図示しな
い制御部に送られる異常通知信号、ENBは印字ヘッド
としての図示しないサーマルヘッドに送られるヘッド印
加信号であり、該ヘッド印加信号ENBに3個のイネー
ブル状態が形成される。
【0028】また、SG1は前記タイミング信号TIM
INGが発生させられるタイミングが異常である場合に
発生させられる信号、SG2はタイミング信号TIMI
NGが発生させられるタイミングが正常である場合に、
前記ヘッド印加信号ENBをディセーブル(ハイレベ
ル)状態にするリップルキャリーアウト信号、SG3は
前記信号SG1とリップルキャリーアウト信号SG2と
の論理和から成るオア信号、SG4は前記ヘッド印加信
号ENBの反転信号、DA1は前記制御部の図示しない
印加データ発生手段において各イネーブル状態の時間T
e1〜Te3に対応させて発生させられ、前記印加カウンタ
11にロードされる印加データ、PLSは前記制御部の
図示しないラッチ信号発生手段において発生させられ、
印加カウンタ11に入力されるラッチ信号である。
【0029】次に、履歴制御が行われ、かつ、前記タイ
ミング信号TIMINGが発生させられるタイミングが
正常である場合のプリンタの動作について説明する。図
5は本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの動作
を示す第1のタイムチャートである。図示しない制御部
は、あるラインの印字データ及びコマンドを上位装置か
ら受けると、図示しない印字媒体の搬送速度Vに同期さ
せてタイミング信号TIMINGを周期Ts で発生さ
せ、印加時間TE だけヘッド印加信号ENBをイネーブ
ル状態にし、前記ラインについて印字を行う。
【0030】そして、制御部は、1ラインについて印字
を行うために、前記ヘッド印加信号ENBに3個のイネ
ーブル状態を形成し、各イネーブル状態に対応させてデ
ータ信号DATAを3回に分けて図示しないサーマルヘ
ッドに転送する。該サーマルヘッドにおいて、シフトレ
ジスタ111(図2参照)は、前記データ信号DATA
の各ビットデータをパラレルデータに変換し、ラッチ1
12に対して出力する。また、該ラッチ112は、ラッ
チ信号PLSのタイミングで、前記シフトレジスタ11
1からのパラレルデータをラッチし、該パラレルデータ
をドライバ113に対して出力する。
【0031】このとき、ドライバ113の各ナンドゲー
トG1〜Gnのうち、ラッチ112から出力されたパラ
レルデータが“1”であるものは、ヘッド印加信号EN
Bが“1”の期間中にオンになり、その間、対応する素
子としての発熱体d1 〜dnに電流IO を流し、ジュー
ル熱を発生させる。なお、前記発熱体d1 〜dn は、サ
ーマルヘッドのライン方向に配列される。
【0032】そして、ダイレクトサーマル印字方式で印
字を行う場合は、印字媒体がサーマルヘッドによって局
部的に加熱され、印字媒体の加熱された部分が発色する
ことによって画像が形成される。また、転写サーマル印
字方式で印字を行う場合は、図示しない熱転写リボンが
サーマルヘッドによって局部的に加熱され、熱転写リボ
ンの加熱された部分が印字媒体に転写されることによっ
て画像が形成される。
【0033】この場合、走査方向における各ドットの履
歴、すなわち、前のラインにおいてドットが形成された
かどうか、更に前のラインにおいてドットが形成された
かどうか等に基づいて、印字を行うのに必要なエネルギ
ーQが求められ、サーマルヘッドに転送される各データ
信号DATAのビットデータが、前記エネルギーQに対
応させて変更される。
【0034】なお、この場合、前記ヘッド印加信号EN
Bに3個のイネーブル状態が形成され、各イネーブル状
態の時間Te1〜Te3がそれぞれ設定される。したがっ
て、各イネーブル状態の時間Te1〜Te3の和が印加時間
E になる。このように、前記ヘッド印加信号ENBに
3個のイネーブル状態が形成され、印字が行われている
間に、前記制御部は、印字データ転送時間Tv で次のラ
インのデータ信号DATAをサーマルヘッドに転送す
る。
【0035】そして、周期Ts が経過すると、前記制御
部は、図示しないラインフィードモータを駆動して前記
印字媒体を1ライン分搬送し、再びタイミング信号TI
MINGを発生させる。続いて、制御部は、印加時間T
E だけヘッド印加信号ENBをイネーブル状態にし、次
のラインについて印字を行う。ところで、タイミングt
1において、ゲートG1に入力されるタイミング信号T
IMINGにパルス(ローレベル)が形成されると、信
号SG1及びオア信号SG3がハイレベルになるので、
JK−F/F12がイネーブル状態になり、反転信号S
G4がハイレベルになってヘッド印加信号ENBがイネ
ーブル状態になる。また、同時に、ラッチ信号PLSの
タイミングで印加データDA1が印加カウンタ11に取
り込まれ、該印加カウンタ11はカウントを開始する。
さらに、同時に、前記制御部からサーマルヘッドへのデ
ータ信号DATAの転送が開始される。
【0036】続いて、タイミングt2において、印加カ
ウンタ11のカウントが終了してカウント値がオーバフ
ローすると、リップルキャリーアウト信号SG2が印加
カウンタ11から出力され、オア信号SG3が再びハイ
レベルになるので、JK−F/F12がイネーブル状態
になる。その結果、反転信号SG4がローレベルにな
り、ヘッド印加信号ENBがディセーブル状態になる。
また、同時に、ラッチ信号PLSのタイミングで印加デ
ータDA1が印加カウンタ11に取り込まれ、印加カウ
ンタ11は再びカウントを開始する。なお、1回目及び
2回目のイネーブル状態が終了したときに、反転信号S
G4をハイレベルにし、ヘッド印加信号ENBをイネー
ブル状態にするために、図示しないパルス発生手段によ
って発生させられたパルスがJK−F/F12のリセッ
ト端子RSTに入力される。
【0037】このようなステートを3回繰り返して、1
ライン分の印字が終了すると、タイミングt3におい
て、次のラインの印字が開始される。次に、履歴制御が
行われ、かつ、前記タイミング信号TIMINGのタイ
ミングが異常である場合のプリンタの動作について説明
する。図6は本発明の第1の実施の形態におけるプリン
タの動作を示す第2のタイムチャートである。
【0038】図において、Ts はタイミング信号TIM
INGの周期、Tv は印字データ転送時間、Te1〜Te3
はヘッド印加信号ENBの各イネーブル状態の時間、T
E はヘッド印加信号ENBの印加時間である。この場
合、タイミングt1、t2においては、図示しないプリ
ンタの制御回路は、前記タイミング信号TIMINGが
発生させられるタイミングが正常であるときと同様に作
動させられる。
【0039】そして、タイミングt4において、3個目
のイネーブル状態で印字が行われている間にタイミング
信号TIMINGにパルスが形成されると、 Ts <TE になる。この場合、図示しないイネーブル状態解除手段
が、前記JK−F/F12(図1)のリセット端子RS
Tにパルスを入力し、ヘッド印加信号ENBを強制的に
ディセーブル状態にする。そして、タイミング信号TI
MINGにパルスが形成されるのと同時にイネーブル状
態継続手段としての図示しないラッチ信号発生手段によ
ってラッチ信号PLSが発生させられ、印加カウンタ1
1に送られる。その結果、印加カウンタ11はラッチ信
号PLSのタイミングで印加データDA1を取り込み、
ヘッド印加信号ENBを再びイネーブル状態にする。こ
のとき、同時に、前記制御部からサーマルヘッドへのデ
ータ信号DATAの転送が開始される。
【0040】なお、この間に経過する時間は数〔ns〕
であるので、実際にはヘッド印加信号ENBを連続的に
イネーブル状態に置くことができる。そして、同時に、
信号ラッチ13によって異常通知信号ABNを発生さ
せ、タイミング信号TIMINGが発生させられるタイ
ミングが異常であることを制御部に知らせる。
【0041】このように、本実施の形態においては、タ
イミング信号TIMINGが発生させられるタイミング
が異常であるときに、ヘッド印加信号ENBが連続的に
イネーブル状態に置かれるので、印加時間TE に対して
タイミング信号TIMINGに大きなマージンを設定す
る必要がない。したがって、タイミング信号TIMIN
Gの周期TS を短くすることができ、高速の印字が可能
になる。
【0042】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図7は本発明の第2の実施の形態におけるプ
リンタの制御回路のブロック図である。図において、1
1は印加カウンタ、12はヘッド印加信号ENBを発生
させるためのJK−F/F、13、15は信号ラッチ、
G1〜G4はゲート、TIMINGはタイミング信号、
ABNは図示しない制御部に送られる異常通知信号、I
RGは前記制御部に送られる疑似異常通知信号、ENB
は印字ヘッドとしての図示しないサーマルヘッドに送ら
れるヘッド印加信号、SG1は前記タイミング信号TI
MINGのタイミングが異常である場合に発生させられ
る信号、SG2はタイミング信号TIMINGが発生さ
せられるタイミングが正常である場合に、前記ヘッド印
加信号ENBをハイレベルにするリップルキャリーアウ
ト信号、SG3は信号SG1とリップルキャリーアウト
信号SG2との論理和から成るオア信号、SG4は前記
ヘッド印加信号ENBの反転信号、SG5は前記タイミ
ング信号TIMINGのタイミングが異常と見られる場
合に発生させられる信号、DA1は前記制御部の図示し
ない印加データ発生回路において各イネーブル状態の時
間Te1〜Te3に対応させて発生させられ、前記印加カウ
ンタ11にロードされる印加データ、PLSは前記制御
部の図示しない制御信号発生回路において発生させら
れ、印加カウンタ11に入力されるラッチ信号、MOD
Eは各ラインの図示しないデータ信号DATAを転送し
ている間はイネーブル状態に、データ信号DATAの転
送を終了した後、次のラインのデータ信号DATAの転
送を開始するまではディセーブル状態にされるモード信
号である。
【0043】次に、履歴制御が行われ、かつ、前記タイ
ミング信号TIMINGが発生させられるタイミングが
異常である場合のプリンタの動作について説明する。図
8は本発明の第2の実施の形態におけるプリンタの動作
を示すタイムチャートである。この場合、モード信号M
ODEは、各ラインについてデータ信号DATAの転送
を開始してから終了するまでイネーブル状態にされ、タ
イミングt6において、前記ラインについてデータ信号
DATAの転送を終了すると、ディセーブル状態にされ
る。
【0044】そして、3個目のイネーブル状態において
印字が行われている時間Te3で、かつ、前記モード信号
MODEがディセーブル状態にあるときに、タイミング
t7においてタイミング信号TIMINGにパルスが形
成されると、 Ts <TE になる。この場合、図示しないイネーブル状態解除手段
が、前記JK−F/F12(図7)のリセット端子RS
Tにパルスを入力し、ヘッド印加信号ENBを強制的に
ディセーブル状態にする。そして、タイミング信号TI
MINGにパルスが形成されるのと同時に、イネーブル
状態継続手段としてのラッチ信号発生手段によってラッ
チ信号PLSが発生させられ、印加カウンタ11に送ら
れる。その結果、印加カウンタ11はラッチ信号PLS
のタイミングで印加データDA1を取り込み、ヘッド印
加信号ENBを再びイネーブル状態にする。このとき、
同時に、前記制御部からサーマルヘッドへのデータ信号
DATAの転送が開始される。
【0045】なお、この間に経過する時間は数〔ns〕
であるので、実際にはヘッド印加信号ENBを連続的に
イネーブル状態に置くことができる。そして、同時に、
信号ラッチ13によって異常通知信号ABNを発生さ
せ、タイミング信号TIMINGが発生させられるタイ
ミングが異常であることを制御部に知らせる。
【0046】このように、本実施の形態においては、タ
イミング信号TIMINGが発生させられるタイミング
が異常であるときに、ヘッド印加信号ENBが連続的に
イネーブル状態に置かれるので、印加時間TE に対して
タイミング信号TIMINGに大きなマージンを設定す
る必要がない。したがって、タイミング信号TIMIN
Gの周期TS を短くすることができ、高速の印字が可能
になる。
【0047】これに対して、前記モード信号MODEが
イネーブル状態にあるときに、タイミングt5において
タイミング信号TIMINGにパルスが形成された場合
には、該パルスはノイズであると判断されて無視され
る。これは、すべてのマージンを考慮しても、タイミン
グt5において、タイミング信号TIMINGにパルス
が形成されることはないからである。
【0048】なお、このステートが発生した場合には、
前記疑似異常通知信号IRGが発生させられ、制御部に
送られる。このように、本実施の形態においては、タイ
ミング信号TIMINGが発生させられるタイミングが
異常である場合に、パルスが形成された箇所によって、
信号SG1と信号SG5とを区別して発生させるように
しているので、一時的にプリンタを制御不能にする要因
をノイズによるものと判断し、無視することができる。
したがって、その分印字を続行させることができるの
で、印字スループットを向上させることができる。
【0049】この場合、疑似異常通知信号IRGが繰り
返し制御部に送られた場合、制御部の判断によって異常
通知信号ABNと同様に扱うことができる。なお、本発
明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明
の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、こ
れらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0050】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、プリンタにおいては、ライン方向に配列された複
数の素子を備え、データ信号に対応させて前記素子を選
択的にオン・オフさせる印字ヘッドと、印字媒体の搬送
速度に同期させてタイミング信号を発生させ、ヘッド印
加信号を印加時間だけイネーブル状態にして前記素子を
オンにする制御部とを有する。
【0051】そして、該制御部は、前記ヘッド印加信号
がイネーブル状態にあるときに、タイミング信号にパル
スが形成されると、前記ヘッド印加信号を連続的にイネ
ーブル状態にするイネーブル状態継続手段を備える。こ
の場合、制御部から印字ヘッドにデータ信号が転送され
ると、印加時間だけヘッド印加信号がイネーブル状態に
され、データ信号に対応させて前記素子がオンにされ
る。そして、ヘッド印加信号がイネーブル状態にあると
きに、タイミング信号にパルスが形成されると、前記ヘ
ッド印加信号が連続的にイネーブル状態置かれる。
【0052】したがって、印加時間に対してタイミング
信号に大きなマージンを設定する必要がないので、タイ
ミング信号の周期を短くすることができ、高速の印字が
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの
制御回路のブロック図である。
【図2】従来のサーマルヘッドの駆動回路を示すブロッ
ク図である。
【図3】従来のプリンタの動作を示すタイムチャートで
ある。
【図4】従来のプリンタにおいて履歴制御を行う際の動
作を示すタイムチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの
動作を示す第1のタイムチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの
動作を示す第2のタイムチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態におけるプリンタの
制御回路のブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態におけるプリンタの
動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
DATA データ信号 ENB ヘッド印加信号 MODE モード信号 Te 、TE 印加時間 TIMING タイミング信号 V 搬送速度 d1 〜dn 発熱体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水口 勝夫 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ライン方向に配列された複数の素
    子を備え、データ信号に対応させて前記素子を選択的に
    オン・オフさせる印字ヘッドと、(b)印字媒体の搬送
    速度に同期させてタイミング信号を発生させ、ヘッド印
    加信号を印加時間だけイネーブル状態にして前記素子を
    オンにする制御部とを有するとともに、(c)該制御部
    は、前記ヘッド印加信号がイネーブル状態にあるとき
    に、タイミング信号にパルスが形成されると、前記ヘッ
    ド印加信号を連続的にイネーブル状態にするイネーブル
    状態継続手段を備えることを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 (a)前記制御部は、各ラインについて
    前記データ信号の転送を開始してから終了するまでイネ
    ーブル状態にされるモード信号を発生させ、(b)前記
    イネーブル状態継続手段は、前記モード信号がイネーブ
    ル状態にあるときに、前記タイミング信号にパルスが形
    成されても、該パルスをノイズと見て無視する請求項1
    に記載のプリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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