JP2002254694A - サーマルプリンタ及びサーマルプリンタの制御方法 - Google Patents
サーマルプリンタ及びサーマルプリンタの制御方法Info
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- JP2002254694A JP2002254694A JP2001056990A JP2001056990A JP2002254694A JP 2002254694 A JP2002254694 A JP 2002254694A JP 2001056990 A JP2001056990 A JP 2001056990A JP 2001056990 A JP2001056990 A JP 2001056990A JP 2002254694 A JP2002254694 A JP 2002254694A
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- 230000020169 heat generation Effects 0.000 claims description 19
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 16
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 7
- 238000000859 sublimation Methods 0.000 description 4
- 230000008022 sublimation Effects 0.000 description 4
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
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- 238000011105 stabilization Methods 0.000 description 1
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- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】装置の価格上昇を招くことなく、確実にデータ
転送時のノイズによる誤印刷を防止。 【解決手段】Bに示すストローブ信号(/STB)の立
ち下がりタイミング、あるいはCに示すストローブ信号
(/STB)の立ち上りタイミングよりドライバ回路
(FETトランジスタ)の応答時間+α分の時間が経過
するまでクロック信号(CLK)の供給、及びデータ供
給部40より駆動回路50へのデータの転送を一時停止
する。
転送時のノイズによる誤印刷を防止。 【解決手段】Bに示すストローブ信号(/STB)の立
ち下がりタイミング、あるいはCに示すストローブ信号
(/STB)の立ち上りタイミングよりドライバ回路
(FETトランジスタ)の応答時間+α分の時間が経過
するまでクロック信号(CLK)の供給、及びデータ供
給部40より駆動回路50へのデータの転送を一時停止
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発熱素子を列状に配
設してなるサーマルヘッドを備えたサーマルプリンタ及
びサーマルプリンタの制御方法に関するものである。
設してなるサーマルヘッドを備えたサーマルプリンタ及
びサーマルプリンタの制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のサーマルプリンタのサー
マルヘッドは、図3に示す構成となっていた。図3は従
来の昇華型プリンタのサーマルヘッドの構成を説明する
ための図である。
マルヘッドは、図3に示す構成となっていた。図3は従
来の昇華型プリンタのサーマルヘッドの構成を説明する
ための図である。
【0003】図3に示す様に従来のサーマルヘッドは、
ヒータR1〜R1536(このヒータの数は任意であ
り、プリンタの要求される性能によって適宜最適なヒー
タ数を備えていた。1A、1B…12A、12Bは上記
ヒータR1〜R1536を電流駆動する駆動回路であ
る。駆動回路の詳細構成を図4を参照して説明する。図
4は従来の昇華型プリンタのサーマルヘッド駆動回路の
詳細構成を示す図である。
ヒータR1〜R1536(このヒータの数は任意であ
り、プリンタの要求される性能によって適宜最適なヒー
タ数を備えていた。1A、1B…12A、12Bは上記
ヒータR1〜R1536を電流駆動する駆動回路であ
る。駆動回路の詳細構成を図4を参照して説明する。図
4は従来の昇華型プリンタのサーマルヘッド駆動回路の
詳細構成を示す図である。
【0004】駆動回路1A、1B…12A、12Bは、
FETトランジスタと該FETトランジスタをオン/オ
フ制御するためのストローブ信号(/STB)によりイ
ネーブルとなるドライバ回路と、FETトランジスタを
オン/オフ制御するための制御データをラッチ制御信号
(/LAT)により保持するラッチ回路と、ラッチ回路
に享受するためのデータライン(DI24)から入力さ
れるシリアルデータをパラレルデータに変換するシフト
レジスタから構成されていた。シフトレジスタは例えば
各駆動回路毎に64段(64ビット)のシフトレジスタ
が一般的であった。
FETトランジスタと該FETトランジスタをオン/オ
フ制御するためのストローブ信号(/STB)によりイ
ネーブルとなるドライバ回路と、FETトランジスタを
オン/オフ制御するための制御データをラッチ制御信号
(/LAT)により保持するラッチ回路と、ラッチ回路
に享受するためのデータライン(DI24)から入力さ
れるシリアルデータをパラレルデータに変換するシフト
レジスタから構成されていた。シフトレジスタは例えば
各駆動回路毎に64段(64ビット)のシフトレジスタ
が一般的であった。
【0005】以上の構成を備える一般的なサーマルヘッ
ドの発熱制御例を図5に示す。図5は従来の一般的なサ
ーマルヘッドの発熱制御を説明するためのタイミングチ
ャートである。
ドの発熱制御例を図5に示す。図5は従来の一般的なサ
ーマルヘッドの発熱制御を説明するためのタイミングチ
ャートである。
【0006】従来のこの種のサーマルヘッドは、図5に
示すように、各シフトレジスタにDI1〜DI24のデ
ータに対応したシリアル信号を供給し、クロック信号
(CLK)としてパルス信号を供給してクロック信号
(CLK)の立ち上りタイミングで各シリアルデータD
I1〜DI24の状態を順次シフトする。シフトレジス
タは64クロック供給されると各シフトレジスタを新た
に供給されたデータで満たすことができる。
示すように、各シフトレジスタにDI1〜DI24のデ
ータに対応したシリアル信号を供給し、クロック信号
(CLK)としてパルス信号を供給してクロック信号
(CLK)の立ち上りタイミングで各シリアルデータD
I1〜DI24の状態を順次シフトする。シフトレジス
タは64クロック供給されると各シフトレジスタを新た
に供給されたデータで満たすことができる。
【0007】次にラッチ制御信号(/LAT)の立ち上
りエッジでシフトレジスタの各出力をラッチレジスタに
ラッチさせ、各ヒータ向けに確保する。そして次にスト
ローブ信号(/STB)を“L”(ローレベル)に制御
してラッチレジスタの出力をイネーブル状態とし、これ
によりラッチレジスタ出力がONであれば次段のFET
がONし、発熱素子であるヒータが通電される。従来
は、印刷に要する時間が遅かったので、ヒータの発熱制
御における1シーケンスにかけられる時間を長く設定で
きるため、長時間の電流印加が可能であり、印加電圧を
低く設定することが可能であった。
りエッジでシフトレジスタの各出力をラッチレジスタに
ラッチさせ、各ヒータ向けに確保する。そして次にスト
ローブ信号(/STB)を“L”(ローレベル)に制御
してラッチレジスタの出力をイネーブル状態とし、これ
によりラッチレジスタ出力がONであれば次段のFET
がONし、発熱素子であるヒータが通電される。従来
は、印刷に要する時間が遅かったので、ヒータの発熱制
御における1シーケンスにかけられる時間を長く設定で
きるため、長時間の電流印加が可能であり、印加電圧を
低く設定することが可能であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高速で
のプリントを行なうためには、1シーケンス時間を短く
する必要があり、従来と同等の発熱エネルギーを得るに
は通電電流を大きくしなければならなかった。ヘッド通
電時間であるストローブ信号(/STB)の“L”保持
時間は、環境温度やサーマルヘッド自身の温度、その他
のパラメータによって補正が行なわれ可変長である。そ
のため、図6のAに示す様に、データのシフトレジスタ
へのセットが終了する前に、ストローブ信号(/ST
B)の立ち上りタイミングとなることがある。
のプリントを行なうためには、1シーケンス時間を短く
する必要があり、従来と同等の発熱エネルギーを得るに
は通電電流を大きくしなければならなかった。ヘッド通
電時間であるストローブ信号(/STB)の“L”保持
時間は、環境温度やサーマルヘッド自身の温度、その他
のパラメータによって補正が行なわれ可変長である。そ
のため、図6のAに示す様に、データのシフトレジスタ
へのセットが終了する前に、ストローブ信号(/ST
B)の立ち上りタイミングとなることがある。
【0009】このような場合、例えば、図7に示す様に
ストローブ信号(/STB)の立ち上りエッジ時(立下
がりでも同様)の大電流の遮断(もしくは投入)時に
は、データライン(DI)、ラッチ制御信号(/LA
T),クロック信号(CLK)にノイズが発生してしま
う。ストローブ信号(/STB)オフによるノイズは、
FETトランジスタのON/OFF応答分の遅延時間経
過後に発生している。
ストローブ信号(/STB)の立ち上りエッジ時(立下
がりでも同様)の大電流の遮断(もしくは投入)時に
は、データライン(DI)、ラッチ制御信号(/LA
T),クロック信号(CLK)にノイズが発生してしま
う。ストローブ信号(/STB)オフによるノイズは、
FETトランジスタのON/OFF応答分の遅延時間経
過後に発生している。
【0010】一方、図8に示す様に、通電電流(印加電
圧)が小さい場合にはノイズは発生しない。
圧)が小さい場合にはノイズは発生しない。
【0011】このノイズにより、サーマルヘッドへのデ
ータに誤りが発生し、印画結果が所望の者と相違してし
まい、黒が白い線画に印画されてしまったり、又はその
逆の現象が発生していた。
ータに誤りが発生し、印画結果が所望の者と相違してし
まい、黒が白い線画に印画されてしまったり、又はその
逆の現象が発生していた。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決することを目的としてなされたもので、係る目的を達
成する一手段として例えば以下の構成を備える。
決することを目的としてなされたもので、係る目的を達
成する一手段として例えば以下の構成を備える。
【0013】即ち、発熱素子を列状に配設してなるサー
マルヘッドを備えたサーマルプリンタであって、前記発
熱素子毎の駆動信号をそれぞれ保持する保持手段と、シ
リアル情報として供給されるサーマルヘッド駆動データ
を前記各発熱素子毎のパラレルデータに変換する変換手
段と、前記変換手段を動作させる動作信号を供給する動
作制御手段と、前記保持手段に駆動信号が保持されると
前記発熱素子の発熱制御の許可する発熱許可手段とを備
え、前記動作制御手段は、前記発熱許可手段により発熱
許可開始タイミングより所定期間前記変換手段の動作を
停止させることを特徴とする。
マルヘッドを備えたサーマルプリンタであって、前記発
熱素子毎の駆動信号をそれぞれ保持する保持手段と、シ
リアル情報として供給されるサーマルヘッド駆動データ
を前記各発熱素子毎のパラレルデータに変換する変換手
段と、前記変換手段を動作させる動作信号を供給する動
作制御手段と、前記保持手段に駆動信号が保持されると
前記発熱素子の発熱制御の許可する発熱許可手段とを備
え、前記動作制御手段は、前記発熱許可手段により発熱
許可開始タイミングより所定期間前記変換手段の動作を
停止させることを特徴とする。
【0014】又は、発熱素子を列状に配設してなるサー
マルヘッドと、前記発熱素子毎の駆動信号をそれぞれ保
持する保持手段と、を備えたサーマルプリンタの制御方
法であって、シリアル情報として供給されるサーマルヘ
ッド駆動データを動作タイミング信号に従って前記各発
熱素子毎のパラレルデータに変換させ、パラレルデータ
に変換された前記サーマルヘッド駆動信号を前記保持手
段に保持させ、保持データに従って前記サーマルヘッド
の発熱制御を行うと共に、前記発熱制御において前記サ
ーマルヘッドの発熱停止タイミングより所定の期間前記
動作タイミング信号を停止させて前記データ変換を中断
することを特徴とする。
マルヘッドと、前記発熱素子毎の駆動信号をそれぞれ保
持する保持手段と、を備えたサーマルプリンタの制御方
法であって、シリアル情報として供給されるサーマルヘ
ッド駆動データを動作タイミング信号に従って前記各発
熱素子毎のパラレルデータに変換させ、パラレルデータ
に変換された前記サーマルヘッド駆動信号を前記保持手
段に保持させ、保持データに従って前記サーマルヘッド
の発熱制御を行うと共に、前記発熱制御において前記サ
ーマルヘッドの発熱停止タイミングより所定の期間前記
動作タイミング信号を停止させて前記データ変換を中断
することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る一発明の実施の形態例を詳細に説明する。本実施の形
態例においても、サーマルヘッドの構成、及び駆動回路
の構成は上述した図3、図4と同様である。
る一発明の実施の形態例を詳細に説明する。本実施の形
態例においても、サーマルヘッドの構成、及び駆動回路
の構成は上述した図3、図4と同様である。
【0016】以下、図1、図2を参照して本発明に係る
実施の形態例を詳細に説明する。図1は本発明に係る実
施例であるサーマルプリンタの構成を示すブロック図、
図2はサーマルヘッドでのデータ供給制御を示すタイミ
ングチャートである。
実施の形態例を詳細に説明する。図1は本発明に係る実
施例であるサーマルプリンタの構成を示すブロック図、
図2はサーマルヘッドでのデータ供給制御を示すタイミ
ングチャートである。
【0017】図1において、10は発明の実施例のサー
マルプリンタの全体制御を司る制御部であり、図3に示
すサーマルヘッドと同様の構成を備えるサーマルヘッド
60の駆動制御を行う。つまり図4に示す構成を備える
駆動回路50に、ストローブ信号(/STB)、クロッ
ク信号(CLK)、ラッチ制御信号(/LAT)を供給
してサーマルヘッド60の発熱制御を行っている。な
お、負論理の信号名は明細書では「/」によって表すも
のとする。
マルプリンタの全体制御を司る制御部であり、図3に示
すサーマルヘッドと同様の構成を備えるサーマルヘッド
60の駆動制御を行う。つまり図4に示す構成を備える
駆動回路50に、ストローブ信号(/STB)、クロッ
ク信号(CLK)、ラッチ制御信号(/LAT)を供給
してサーマルヘッド60の発熱制御を行っている。な
お、負論理の信号名は明細書では「/」によって表すも
のとする。
【0018】20は各種動作指示を行うための操作部で
あり、電源スイッチ、オンライン/オフラインスイッチ
を備えるほか本プリンタ装置の動作状態を示すインジケ
ータをも備えている。30は印刷データを供給するホス
トコンピュータなどの情報供給装置とのインタフェース
を司る入出力インタフェース(入出力I/F)である。
あり、電源スイッチ、オンライン/オフラインスイッチ
を備えるほか本プリンタ装置の動作状態を示すインジケ
ータをも備えている。30は印刷データを供給するホス
トコンピュータなどの情報供給装置とのインタフェース
を司る入出力インタフェース(入出力I/F)である。
【0019】40は入出力I/F30よりの印刷データ
を保持して制御部10のクロック信号(CLK)に対応
して印刷データをデータライン(DI)を経由して駆動
回路50に供給するデータ供給部、50は上述した図4
と同様の構成を備える駆動回路、60は図3に示すサー
マルヘッドと同様の構成を備えるサーマルヘッドであ
る。
を保持して制御部10のクロック信号(CLK)に対応
して印刷データをデータライン(DI)を経由して駆動
回路50に供給するデータ供給部、50は上述した図4
と同様の構成を備える駆動回路、60は図3に示すサー
マルヘッドと同様の構成を備えるサーマルヘッドであ
る。
【0020】以上の構成を備える本実施の形態例のサー
マルヘッドでのデータ供給制御を図2を参照して以下に
説明する。
マルヘッドでのデータ供給制御を図2を参照して以下に
説明する。
【0021】制御部10は、図2のBに示すラッチ信号
(/LAT)の立ち上りタイミングでシフトレジスタよ
りシリアルデータからパラレルデータへ変換されたデー
タがラッチ回路への享受と保持が終了すると、従来の図
6に示す場合と同様に直ちにサーマルヘッドへの駆動電
力供給を許可するストローブ信号(/STB)を“L”
(ローレベル)に制御する。これにより、サーマルヘッ
ドへの駆動電力の供給が開始される。
(/LAT)の立ち上りタイミングでシフトレジスタよ
りシリアルデータからパラレルデータへ変換されたデー
タがラッチ回路への享受と保持が終了すると、従来の図
6に示す場合と同様に直ちにサーマルヘッドへの駆動電
力供給を許可するストローブ信号(/STB)を“L”
(ローレベル)に制御する。これにより、サーマルヘッ
ドへの駆動電力の供給が開始される。
【0022】図6に示す従来のデータ制御では、これと
共に直ちにクロック信号(CLK)を供給してデータ供
給部40より駆動回路50のシフトレジスタに対するデ
ータ供給を開始した。しかし、供給電力の急激な変化が
起こることにより図7に示す様なノイズ混入の可能性が
あった。そこで本実施の形態例では、ストローブ信号
(/STB)の立ち下がりタイミングより一定時間が経
過するまでクロック信号(CLK)の供給、及びデータ
供給部40より駆動回路50へのデータの転送を一時停
止する。
共に直ちにクロック信号(CLK)を供給してデータ供
給部40より駆動回路50のシフトレジスタに対するデ
ータ供給を開始した。しかし、供給電力の急激な変化が
起こることにより図7に示す様なノイズ混入の可能性が
あった。そこで本実施の形態例では、ストローブ信号
(/STB)の立ち下がりタイミングより一定時間が経
過するまでクロック信号(CLK)の供給、及びデータ
供給部40より駆動回路50へのデータの転送を一時停
止する。
【0023】一定時間は、例えば、ドライバ回路(FE
Tトランジスタ)の応答時間+α分の時間とし、この時
間の間はデータの転送、クロック信号(CLK)の供給
を停止し、ドライバ回路(FETトランジスタ)の応答
時間+α分の時間が経過するとデータの転送、クロック
信号(CLK)の供給を開始する。例えばドライバ回路
をFETで構成した場合にはこの時間は約400ns以
内で足りる。それ以降は上述した従来と同様のデータ転
送制御を行う。
Tトランジスタ)の応答時間+α分の時間とし、この時
間の間はデータの転送、クロック信号(CLK)の供給
を停止し、ドライバ回路(FETトランジスタ)の応答
時間+α分の時間が経過するとデータの転送、クロック
信号(CLK)の供給を開始する。例えばドライバ回路
をFETで構成した場合にはこの時間は約400ns以
内で足りる。それ以降は上述した従来と同様のデータ転
送制御を行う。
【0024】そして、Cに示す様に、データ転送の途中
でサーマルヘッドへの駆動タイミングが終了して(/S
TB)信号の立ち上りタイミングとなった場合には、ス
トローブ信号(/STB)の立ち下がりタイミングと同
様に図7に示す様なノイズ混入の可能性がある。そこで
本実施の形態例では、ストローブ信号(/STB)の立
ち上りタイミングより一定時間が経過するまでクロック
信号(CLK)の供給、及びデータ供給部40より駆動
回路50へのデータの転送を一時停止する。この一定時
間は立ち下がりタイミングと同様である。
でサーマルヘッドへの駆動タイミングが終了して(/S
TB)信号の立ち上りタイミングとなった場合には、ス
トローブ信号(/STB)の立ち下がりタイミングと同
様に図7に示す様なノイズ混入の可能性がある。そこで
本実施の形態例では、ストローブ信号(/STB)の立
ち上りタイミングより一定時間が経過するまでクロック
信号(CLK)の供給、及びデータ供給部40より駆動
回路50へのデータの転送を一時停止する。この一定時
間は立ち下がりタイミングと同様である。
【0025】このように制御することにより、サーマル
ヘッドへの供給電力の変化タイミングにおけるシフトレ
ジスタのデータシフトが行われない。このため、誤デー
タを保持することが防止でき、正常な印刷出力が可能と
なる。
ヘッドへの供給電力の変化タイミングにおけるシフトレ
ジスタのデータシフトが行われない。このため、誤デー
タを保持することが防止でき、正常な印刷出力が可能と
なる。
【0026】以上説明したように本実施の形態例によれ
ば、消費電力の変化に伴う誤印刷を防止するのに、ノイ
ズ自体の発生の除去、サーマルヘッドとコントロール基
板のI/Fケーブルの改良等、ノイズ対策やサーマルヘ
ッド供給電源の大容量化、高安定化など様々な対策を行
う場合に比し、ほとんどコストアップすることなく、確
実にノイズの影響を無くすることが出来る。
ば、消費電力の変化に伴う誤印刷を防止するのに、ノイ
ズ自体の発生の除去、サーマルヘッドとコントロール基
板のI/Fケーブルの改良等、ノイズ対策やサーマルヘ
ッド供給電源の大容量化、高安定化など様々な対策を行
う場合に比し、ほとんどコストアップすることなく、確
実にノイズの影響を無くすることが出来る。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、装
置の価格上昇を招くことなく、確実にデータ転送時のノ
イズによる誤印刷を防止できる。
置の価格上昇を招くことなく、確実にデータ転送時のノ
イズによる誤印刷を防止できる。
【図1】本発明に係る実施例のサーマルプリンタの構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る実施例のサーマルヘッドでのデー
タ供給制御を示すタイミングチャートである。
タ供給制御を示すタイミングチャートである。
【図3】従来の昇華型プリンタのサーマルヘッドの構成
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図4】従来の昇華型プリンタのサーマルヘッド駆動回
路の詳細構成を示す図である。
路の詳細構成を示す図である。
【図5】従来の一般的なサーマルヘッドの発熱制御を説
明するためのタイミングチャートである。
明するためのタイミングチャートである。
【図6】従来のサーマルヘッドの高速プリント時の連続
発熱制御を説明するためのタイミングチャートである。
発熱制御を説明するためのタイミングチャートである。
【図7】サーマルヘッド駆動電力が高電力時の駆動ON
/OFF制御時のデータへのノイズの影響を説明するた
めの図である。
/OFF制御時のデータへのノイズの影響を説明するた
めの図である。
【図8】サーマルヘッド駆動電力が低電力時の駆動ON
/OFF制御時のデータへのノイズの影響を説明するた
めの図である。
/OFF制御時のデータへのノイズの影響を説明するた
めの図である。
10 制御部 20 操作部 30 入出力インタフェース(入出力I/F) 40 データ供給部 50 駆動回路 60 サーマルヘッド
Claims (2)
- 【請求項1】 発熱素子を列状に配設してなるサーマル
ヘッドを備えたサーマルプリンタであって、 前記発熱素子毎の駆動信号をそれぞれ保持する保持手段
と、 シリアルデータとして供給されるサーマルヘッド駆動デ
ータを前記各発熱素子毎のパラレルデータに変換する変
換手段と、 前記変換手段を動作させる動作信号を供給する動作制御
手段と、 前記保持手段に駆動信号が保持されると前記発熱素子の
発熱制御を許可する発熱許可手段とを備え、 前記動作制御手段は、前記発熱許可手段による発熱許可
開始タイミングより所定期間前記変換手段の動作を停止
させることを特徴とするサーマルプリンタ。 - 【請求項2】 発熱素子を列状に配設してなるサーマル
ヘッドと、前記発熱素子毎の駆動信号をそれぞれ保持す
る保持手段と、を備えたサーマルプリンタの制御方法で
あって、 シリアルデータとして供給されるサーマルヘッド駆動デ
ータを動作タイミング信号に従って前記各発熱素子毎の
パラレルデータに変換させ、パラレルデータに変換され
た前記サーマルヘッド駆動信号を前記保持手段に保持さ
せ、保持データに従って前記サーマルヘッドの発熱制御
を行うと共に、 前記発熱制御において前記サーマルヘッドの発熱停止タ
イミングより所定の期間前記動作タイムング信号を停止
させて前記データ変換を中断することを特徴とするサー
マルプリンタの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001056990A JP2002254694A (ja) | 2001-03-01 | 2001-03-01 | サーマルプリンタ及びサーマルプリンタの制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001056990A JP2002254694A (ja) | 2001-03-01 | 2001-03-01 | サーマルプリンタ及びサーマルプリンタの制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002254694A true JP2002254694A (ja) | 2002-09-11 |
Family
ID=18916934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001056990A Pending JP2002254694A (ja) | 2001-03-01 | 2001-03-01 | サーマルプリンタ及びサーマルプリンタの制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002254694A (ja) |
-
2001
- 2001-03-01 JP JP2001056990A patent/JP2002254694A/ja active Pending
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