JPH10315136A - 自走式ブラスト装置 - Google Patents

自走式ブラスト装置

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JPH10315136A
JPH10315136A JP12538897A JP12538897A JPH10315136A JP H10315136 A JPH10315136 A JP H10315136A JP 12538897 A JP12538897 A JP 12538897A JP 12538897 A JP12538897 A JP 12538897A JP H10315136 A JPH10315136 A JP H10315136A
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JP
Japan
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wall surface
polishing
casing
material nozzle
cleaning material
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JP12538897A
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Shuzo Kino
修三 城野
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Technol Kk U
U TECHNOL KK
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Technol Kk U
U TECHNOL KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接ラインに沿って溶接部及びその近傍の壁
面を良好に研掃することができるブラスト装置を提供す
る。 【解決手段】 ブラスト装置に一端側が壁面に対向する
第1研掃材ノズルに加え、一端側が溶接部に所定の傾斜
角をなして指向する第2研掃材ノズルを設けて、第1研
掃材ノズルから壁面へ研掃材を投射するとともに、第2
研掃材ノズルから溶接部を狙って研掃材を投射すること
により、上記溶接部及びその近傍の壁面を良好に研掃す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁面への吸着状態
を維持しながら移動し得るブラスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、船舶,高層建築物あるい
は大型のタンク類などにおける内外の壁面及び底面の清
掃や塗装前の素地調整等の作業は、人手で行うにはかな
りの困難を要するものである。そこで、これらの作業を
人手に頼らず自動的に行わせることが考えられており、
このための装置が種々提案されている。例えば、特公昭
60−28715号では、基本的には、外壁面との間に
空間を形成するケーシングと、装置本体を駆動する車輪
と、上記ケーシング及び外壁面と協同して減圧空間を規
定するシールと、減圧空間から流体を排出するための減
圧源とを備えて、壁面に吸着し且つ該壁面に沿って移動
する装置が開示されている。
【0003】また、特公昭60−26752号には、こ
の基本構成に加え、吸着して移動する壁面に対し、研掃
材を投射してブラストする機構を備えた装置が開示され
ている。上記装置によれば、例えばスチールグリッドの
ような研掃材を投射して、壁面上の紛塵や汚れを落とし
たり古い塗膜を剥離したりすることができる。更に、本
出願人は、特願平7−252678号において、前述の
構成に加え、研掃材を投射するための研掃材ノズルを、
その一端側が壁面に対向し、ケーシングに揺動可能に設
けることにより、壁面に対してより広い範囲でかつ一様
に研掃材を投射することを可能とする装置を提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、船舶,高層
建築物あるいは大型のタンク類を長期間使用する場合、
その底面および側面の壁面に対して定期的に検査が行わ
れる。この場合、壁面の溶接部は特に重要な検査対象と
なる。従って、かかる溶接部及びその近傍に対しては、
良好な検査を行えるように、古い塗膜の剥離及び表面清
掃等の前処理を特に十分に行う必要がある。しかしなが
ら、従来のブラスト装置では、このような溶接部につい
て、十分な研掃処理を行うことは困難であった。図3
に、壁材51A,51Bを重ね合わせて隅肉溶接した溶
接部52を含む壁面51a,51bに対する研掃処理を示
す。板厚分の段差が付いた段差部52aに沿って紙面に
垂直な方向に延びるビード52bが形成されており、こ
の隅肉溶接後に溶接部52を含む壁面51a,51bに塗
装が施されている。従来のブラスト装置では、研掃材を
投射するための研掃材ノズル56が、装置を壁面51a,
51bに配置した場合にその投射口が上方から壁面1a,
1bに対向するように、ケーシングの所定位置に取り付
けられているので、研掃材ノズル56が角度調整可能で
あっても、その研掃材の投射方向は矢印61に示される
ような所定範囲の方向に限定される。このため、溶接部
2を研掃する場合、ビード2bの表面に対して最適な方
向から研掃材を投射することが出来ず、その塗膜を十分
に剥離することは困難であった。また、このような溶接
部52では、特にビード52bの表面と壁面51bとの境
目52cにおいて塗膜が厚くなっていることが多く、壁
面51a,51b及びその溶接部52に対して略上方から
研掃材が一様に投射される従来のブラスト装置では、特
にこの境目52cについて十分な研掃処理を行うことは
難しかった。
【0005】この発明は、上記技術的課題に鑑みてなさ
れたもので、溶接ラインに沿って溶接部およびその近傍
の壁面を良好に研掃することができるブラスト装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本願の請求項
1に係る発明(以下、第1の発明という)は、溶接ライン
に沿って溶接部およびその近傍の壁面を研掃するブラス
ト装置であって、上記溶接ラインを含む壁面との間に空
間部を形成するケーシングと、上記ケーシングの周縁部
もしくはその近傍に装着されてケーシングと上記壁面と
の間を気密にシールするシール部材と、一端が上記空間
部に開口し、他端側が減圧装置に連通する減圧通路と、
一端側が上記空間部内の壁面に対向し、他端側が研掃材
供給装置に接続される第1研掃材ノズルと、一端側が上
記空間部内の壁面に対して所定の傾斜角をなして指向
し、他端側が研掃材供給装置に接続される少なくとも1
つの第2研掃材ノズルと上記減圧装置を駆動して、上記
減圧通路を介し上記空間部内を減圧した状態で、装置本
体を上記壁面に沿って移動させ得る移動手段とを備えた
ことを特徴としたものである。
【0007】また、本願の請求項2に係る発明(以下、
第2の発明という)は、上記第1研掃材ノズルが、研掃
材の投射方向を変えるために角度調整可能であることを
特徴としたものである。
【0008】更に、本願の請求項3に係る発明(以下、
第3の発明という)は、上記移動手段が、上記壁面上を
転動する車輪部材と該車輪部材を回転駆動するモータと
で構成されていることを特徴としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
添付図面に基づいて詳細に説明する。図1には、本発明
の実施の形態に係るブラスト装置10が、壁材1A,1
Bが互いに重ね合わせられて溶接された溶接部2を含む
壁面1a,1bに吸着する様子が示されている。また、図
2は、上記壁面1a,1b上に配置されたブラスト装置1
0の斜視図である。
【0010】上記壁材1A,1Bは、それらの縁部が重
ね合わせられた上で壁材1Aの板厚分の段差部2aに沿
って隅肉溶接されており、紙面に垂直な方向にビード2
bが延びている。この隅肉溶接後の溶接部2を含む壁面
1a,1bには塗装が施されている。上記ブラスト装置1
0は、略円錐形のケーシング3を備えており、このケー
シング3は、ブラスト装置10を壁面1a,1bに対して
配置した場合、上記溶接部2を含み、壁面1a,1bとの
間に、図1に示すような空間部20を形成するようにな
っている。上記ケーシング3の壁面1a,1bに対応する
部分の周縁部には、シール部材5が装着されており、こ
のシール部材5は、ケーシング3の周縁部と上記壁面1
a,1bとの間を気密にシールする。
【0011】また、上記ケーシング3には、一端が上記
空間部20に開口し、他端側が減圧装置(不図示)に連通
する減圧通路14が設けられている。更に、上記ケーシ
ング3には、一端側がそれら壁面1a,1bに対向し、他
端側が研掃材供給装置(不図示)に接続される研掃材ノズ
ル6(以下、第1研掃材ノズル6という)が設けられてい
る。図1から良く分かるように、この第1研掃材ノズル
6は、上記ブラスト装置10を溶接部2を含む壁面1a,
1b上に配置した状態で、その研掃材投射方向が壁面1
a,1bに対して略垂直をなすように、上記ケーシング3
の所定位置に取り付けられている。詳しくは後述する
が、この第1研掃材ノズル6は、ケーシング3の上側に
設けられた受け具8に保持されて角度調整が可能であ
り、空間部20内に含まれる壁面1a,1bの所定の角度
範囲に研掃材を投射することができる。
【0012】本実施の形態に係るブラスト装置10で
は、上記第1研掃材ノズル6に加え、一端側が上記空間
部20内の壁面1a,1bに対して所定の傾斜角をなして
指向し、他端側が研掃材供給装置に接続される研掃ノズ
ル7(以下、第2研掃材ノズル7という)が設けられてい
る。なお、本実施の形態では、この研掃材供給装置は、
前述の第1研掃材ノズルが接続された研掃材供給装置と
同じものである。この第2研掃材ノズル7は、上記第1
研掃材ノズル6が溶接部2の真上方向に位置するように
上記ブラスト装置10を壁面1a,1b上に配置した状態
で、その一端側が壁面1a,1bの溶接部2に指向するよ
うに、ケーシング3側部の所定位置に固定されている。
この第2研掃材ノズル7によれば、溶接部2に対し、矢
印19で示す方向に沿って研掃材を投射することができ
る。
【0013】また更に、図2から分かるように、上記ケ
ーシング3の両側には、互いに平行に延びるフレーム部
材16A,16Bが取り付けられており、これらのフレ
ーム部材16A,16Bには、それぞれ、壁材1A,1B
に対応した各車輪部材17A,17Bが設けられてい
る。これら車輪部材17A,17Bは、各々、駆動モー
タ18A,18Bを有している。
【0014】上記ブラスト装置10が、溶接部2を含む
壁面1a,1bに対して配置された状態で、上記減圧装置
(不図示)を駆動し、上記減圧通路14を通じて上記空間
部20内を減圧することにより、ブラスト装置10を壁
面1a,1bに吸着させることができる。このとき、壁面
1a,1bとケーシング3との間には、ケーシング3の周
縁部にネジ部材24で締結固定されたシール部材5を介
して、実質的に密閉された上記空間部20が形成され
る。
【0015】上記シール部材5は非通気性の柔軟な材質
から成り、上記空間部20が減圧されるにつれて壁面1
a,1bへの密着性が高められる。そして、壁材1Aの板
厚分に相当する段差のある溶接部2を含む壁面1a,1b
に対する場合にも、その段差部2aに形成されたビード
2bにシール部材5の腹部が柔軟に対応しながら壁面1
a,1bに密着し、十分な密閉状態を保つことができるよ
うになっている。更に、壁面1a,1bに微細な凹凸のあ
る場合にも、同様に、十分な密閉状態を確保し得るよう
になっている。
【0016】上記ブラスト装置10を壁材1A,1Bに
吸着させた状態で、上記第1研掃材ノズル6から、圧縮
空気で加速された研掃材が上記壁面1a,1bに向けて投
射される。この第1研掃材ノズル6は、表面の一部が球
面状に形成されており、その球面状部分6aに対応する
形状を有する受け具8が上記ケーシング3側に設けら
れ、上記研掃材ノズル6の球面状部分6aを受けケーシ
ング3に対して保持している。第1研掃材ノズル6とそ
の受け具8との間の気密性を確保するために、両部材の
接触面にはシールが施されている。
【0017】図2から良く分かるように、本実施の形態
では、上記ケーシング3の外側にモータ9が設置されて
おり、このモータ9の出力軸に取付けられた偏心アダプ
タ11には、リンク部材12の一端が連結されている。
そして、リンク部材12の他端が、ケーシング3の外側
の第1研掃材ノズル6を保持する保持部材13に連結さ
れている。この保持部材13は、上記ケーシング3に対
して、支点13aまわりに回動可能に取り付けられてい
る。そして、上記モータ9を駆動することにより、偏心
アダプタ11を介して、上記リンク部材12がその軸方
向に駆動され、それによって、上記保持部材13が支点
13aまわりに回動する結果、上記第1研掃材ノズル6
が左右に揺動し、壁面1a,1bに対する研掃材の投射方
向が変えられるようになっている。このように、壁面1
a,1bに対してより広い範囲でかつ一様に研掃材が投射
されることを可能としている。
【0018】本実施の形態に係るブラスト装置10で
は、上記第1研掃材ノズル6を揺動させて壁面1a,1b
の広範囲に研掃材を投射するとともに、上記ケーシング
3の側部に設けた第2研掃材ノズル7から壁材1A,1
Bの溶接部2に向けて研掃材を投射するようにした。図
1から良く分かるように、この第2研掃材ノズル7は、
上記ブラスト装置10を壁面1a,1b上に配置した状態
で、その一端側が上記溶接部2に指向するように、ケー
シング3側部の所定位置に固定されている。すなわち、
その研掃材投射方向は、矢印19に示すように、溶接部
2に向かう方向において一定である。この第2研掃材ノ
ズル7によれば、常時、溶接部2を狙って最適な角度で
研掃材を投射することが可能となり、溶接部2における
ビード2b及びその近傍を良好に研掃することができ
る。また、塗装を行う際に塗料が厚くなりがちなビード
2bの表面と壁面1bとの境目をも良好に研掃することが
できる。なお、本実施の形態では、上記第1及び第2の
研掃材ノズル5,6から投射される研掃材として、例え
ば、0.5〜0.7mmφのスチールグリットを用いた。
壁面1a,1b又は溶接部2に衝突した後の研掃材は、上
記減圧装置(不図示)によって、減圧通路14を通じて吸
引回収される。
【0019】以上のように、上記ブラスト装置10を壁
面1a,1bに吸着させた状態で、この壁面1a,1b及び溶
接部2を研掃するとともに、本実施の形態では、上記駆
動モータ18A,18Bを駆動し、各車輪部材17A,1
7Bを壁面1a,1b上で駆動させることにより、上記ブ
ラスト装置10を壁面1a,1b上で移動させることがで
きる。ここでは、ブラスト装置10が壁面1a,1bに吸
着しながら移動し得るために、駆動モータ18A,18
Bに駆動される車輪部材17A,17Bの動力は、壁面
1a,1bとシール部材4との間に働く摩擦力に比べ、壁
面1a,1bと車輪部材17A,17Bとの間に働く摩擦力
の方が大きくなるように設定されている。このようにし
て、本実施の形態では、ブラスト装置10を壁材1A,
1Bの溶接ラインに沿って自走式に移動させ、順次、溶
接部2およびその近傍の壁面1a,1bをブラスト処理す
るようにした。
【0020】尚、以上の実施の形態では、縁部で互いに
重ね合わせられて溶接された壁材をブラスト処理する場
合について記述されているが、本発明は、これに限定さ
れるものでなく、例えば、上記ケーシングの空間部内に
互いに平行な2本の溶接ラインがある場合には、各溶接
ラインにそれぞれ指向する2本の研掃ノズルをケーシン
グの両側部に設けて、各溶接ラインを同時に研掃するよ
うにしてもよい。また、本発明は、以上の実施態様に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて、種々の改良あるいは設計上の変更が可能であるこ
とは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】本願の第1の発明によれば、ブラスト装
置は、溶接ラインを含む壁面に配置された状態で、一端
側が上方から壁面に対向する第1研掃材ノズルに加え、
一端側が壁材の溶接部に指向する第2研掃材ノズルを有
するので、第1研掃材ノズルから所定範囲に研掃材を投
射するとともに、上記第2研掃材ノズルから上記溶接部
を狙って最適な角度で研掃材を投射することが可能とな
り、溶接部及びその近傍の壁面を良好に研掃することが
できる。また、ブラスト装置は移動手段を有するので、
壁材の溶接ラインに沿って、順次、溶接部およびその近
傍の壁面を自走式で研掃することができる。
【0022】また、本願の第2の発明によれば、研掃材
ノズルが可動であり投射方向が角度調整可能なために、
研掃材投射中にその投射方向を変えることにより、上記
空間部内の壁面に対してより広い範囲を研掃することが
できる。
【0023】更に、本願の第3の発明によれば、車輪部
材が駆動モータを有しているので、ブラスト装置本体が
溶接ラインに沿って壁面上をスムースに移動することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るブラスト装置の部
分断面説明図である。
【図2】 上記ブラスト装置が壁材の溶接部に対して配
置された状態を示す斜視図である。
【図3】 従来のブラスト装置による隅肉溶接部の研掃
処理を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1A,1B…壁材 1a,1b…壁面 2…溶接部 3…ケーシング 5…シール部材 6…第1研掃材ノズル 7…第2研掃材ノズル 10…ブラスト装置 14…減圧通路 17A,17B…車輪部材 18A,18B…駆動モータ 20…空間部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本願の請求項
1に係る発明(以下、第1の発明という)は、壁材どうし
を互いに重ね合わせて形成した段差部に沿った隅肉溶接
の溶接ラインに沿って溶接部およびその近傍の壁面を研
掃するブラスト装置であって、上記溶接ラインを含む壁
面との間に空間部を形成するケーシングと、上記ケーシ
ングの周縁部もしくはその近傍に装着されてケーシング
と上記壁面との間を気密にシールするシール部材と、一
端が上記空間部に開口し、他端側が減圧装置に連通する
減圧通路と、一端側が上記空間部内の壁面に対向し、他
端側が研掃材供給装置に接続される第1研掃材ノズル
と、一端側が上記空間部内の壁面に対して所定の傾斜角
をなして指向し、他端側が研掃材供給装置に接続される
少なくとも1つの第2研掃材ノズルと、上記減圧装置を
駆動して、上記減圧通路を介し上記空間部内を減圧した
状態で、装置本体を上記壁面に沿って移動させ得る移動
手段とを備え、上記第1研掃材ノズルは、その表面の一
部に設けた球面状部分を介して上記ケーシング側に保持
されるとともにモータ駆動のリンク部材に連結され、研
掃材投射中にその投射方向を変え得るように角度調整可
能であり、上記第2研掃材ノズルは、上記第1研掃材ノ
ズルが溶接部の真上方向に位置するようにブラスト装置
を壁面上に配置した状態で、その一端側が上記壁面の溶
接部を指向するようにケーシングの所定位置に固定され
ていることを特徴としたものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】また、本願の請求項2に係る発明(以下、
第2の発明という)は、上記第1の発明において、上記
移動手段が、上記壁面上を転動する車輪部材と該車輪部
材を回転駆動するモータとで構成されていることを特徴
としたものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】
【発明の効果】本願の第1の発明によれば、ブラスト装
置は、溶接ラインを含む壁面に配置された状態で、一端
側が上方から壁面に対向する第1研掃材ノズルに加え、
一端側が壁材の溶接部に指向する第2研掃材ノズルを有
するので、第1研掃材ノズルから所定範囲に研掃材を投
射するとともに、上記第2研掃材ノズルから上記溶接部
を狙って最適な角度で研掃材を投射することが可能とな
り、溶接部及びその近傍の壁面を良好に研掃することが
できる。また、ブラスト装置は移動手段を有するので、
壁材の溶接ラインに沿って、順次、溶接部およびその近
傍の壁面を自走式で研掃することができる。この場合に
おいて、第1研掃材ノズルがその投射方向を変え得るよ
うに角度調整可能であるので、研掃材投射中にその投射
方向を変えることにより、上記空間部内の壁面に対して
より広い範囲を研掃することができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】また、本願の第2の発明によれば、基本的
には、上記第1の発明と同様の効果を奏することができ
る。特に、車輪部材が駆動モータを有しているので、ブ
ラスト装置本体が溶接ラインに沿って壁面上をスムース
に移動することができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】削除

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接ラインに沿って溶接部およびその近
    傍の壁面を研掃するブラスト装置であって、 上記溶接ラインを含む壁面との間に空間部を形成するケ
    ーシングと、 上記ケーシングの周縁部もしくはその近傍に装着されて
    ケーシングと上記壁面との間を気密にシールするシール
    部材と、 一端が上記空間部に開口し、他端側が減圧装置に連通す
    る減圧通路と、 一端側が上記空間部内の壁面に対向し、他端側が研掃材
    供給装置に接続される第1研掃材ノズルと、 一端側が上記空間部内の壁面に対して所定の傾斜角をな
    して指向し、他端側が研掃材供給装置に接続される少な
    くとも1つの第2研掃材ノズルと上記減圧装置を駆動し
    て、上記減圧通路を介し上記空間部内を減圧した状態
    で、装置本体を上記壁面に沿って移動させ得る移動手段
    とを備えたことを特徴とする自走式ブラスト装置。
  2. 【請求項2】 上記第1研掃材ノズルが、研掃材の投射
    方向を変えるために角度調整可能であることを特徴とす
    る請求項1記載の自走式ブラスト装置。
  3. 【請求項3】 上記移動手段が、上記壁面上を転動する
    車輪部材と該車輪部材を回転駆動するモータとで構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の自走式ブラス
    ト装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009190129A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Jfe Engineering Corp バキュームブラスト装置およびバキュームブラスト方法
KR101285772B1 (ko) * 2012-09-24 2013-07-19 에프알앤디건설(주) 표면처리장치
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