JPH0517360Y2 - - Google Patents

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JPH0517360Y2
JPH0517360Y2 JP1986062196U JP6219686U JPH0517360Y2 JP H0517360 Y2 JPH0517360 Y2 JP H0517360Y2 JP 1986062196 U JP1986062196 U JP 1986062196U JP 6219686 U JP6219686 U JP 6219686U JP H0517360 Y2 JPH0517360 Y2 JP H0517360Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、船体側板の塗装に先立つて行なう
船体側板の防錆研掃作業を、粉塵の飛散を確実に
防いで行なうことを可能とした、船体側板研掃装
置に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
船体側板の塗装に先立ち、船体側板に細かい研
掃材を高速で投射して、船体側板を研掃すること
が行なわれている。このような研掃作業を行なう
研掃装置として、従来、次のようなものが知られ
ているが、いずれも難点があつた。
(1) 研掃材の投射がロータによる遠心投射再使用
方式で、防塵フードを船体側板へマグネツト吸
着式としたもの。
この装置では、防塵性に優れているが、投射
部が重いためクレーンが必要で操縦性が悪く、
また、船体側板の曲面部や傾斜面部に対して使
用できない。
(2) 研掃材の投射が空気圧利用の高圧噴射再使用
方式で、防塵フードを船体側板へ真空吸着式と
したもの。
この装置では、防塵フードを真空吸着させた
まま走行させるための附属設備が大掛りとなる
ので、装置が高価になる上、能率も悪く、装置
全体の移動が困難である。
(3) 研掃材の投射が空気圧利用の高圧噴射である
が研掃材の再使用をしない方式で、防塵フード
は大形で船体側板へ機械的に圧着させる方式の
もの。
この装置では、圧着設備を含めた防塵フード
全体の重量が大きいので、装置を走行用足場に
設置することが困難である。
そこで、本出願人は、小形軽量で、走行用足場
への取付けも可能である上に、船体側板の曲面部
や傾斜面部に対して倣い移動が可能で使用するこ
とができるのは勿論、研掃材の回収再使用と粉塵
飛散の防止および複数の噴射ノズルの装着による
研掃作業能率増大等を可能にした船体側板研掃装
置を発明し、先頃出願した(特願昭59−222974
号)。
この研掃装置は、例えば高所作業車のブーム先
端に設けた作業台に、首振り自在な支持フレーム
を介して設けられた、前面が開口部となつた防塵
フードと、開口部に向けた先端を防塵フード内に
臨ませて上下方向に昇降動自在に設けられた研掃
材噴射ノズルと、防塵フードに開口部を囲むよう
に設けられた粉塵飛散防止用シール体と、防塵フ
ードの底部に取付けられ、吸引装置に連通され
た、研掃材回収用ホツパとから基本的になつてい
る。
この研掃装置によれば、(1)小形軽量なため、造
船所の渠壁走行足場台に取付けできるのは勿論、
高所作業車の作業台にも取付けできる、(2)船体側
板への防塵フードの圧着が適度に調節可能なた
め、船体側板の曲面部や傾斜面部に対しても使用
できる、(3)市販のエアーブラスト機をそのまま用
いて研掃材を噴射できるようになつており、特別
な投射装置を必要としない他、噴射ノズルを複数
本、例えば2本設置できるので、研掃作業の能率
を大きくできる、(4)市販の真空吸引装置によつて
研掃材および粉塵を回収できる等、といつた効果
がある。
その一方、シール体4′は、第5図に示す防塵
フードの平面図に示されるように、防塵フード2
にその開口部2Aを囲むように例えば2列ずつ設
けたゴム片4A′,4B′から構成していたので、
船体側板1Aへの研掃材の噴射によつて発生した
粉塵が、防塵フード2外へ飛散するのを防止する
上で問題があつた。
すなわち、ゴム片4A′,4B′を2重に設けた
ようなゴム製のシール体4′では、船体側板1A
へ密着させたときには、防塵フード2外への粉塵
の飛散を防止できるが、研掃作業に伴なう研掃装
置の水平方向への移動を円滑にできない。そこ
で、研掃装置の移動を円滑にするために、シール
体4′を船体側板1Aから離すようにして研掃装
置を使用せざるを得ないので、シール体4′を開
口部2Aの周囲外方へ大きく延びた大形のものと
し、かつ、真空吸引装置での吸引量を大にして吸
引速度を増大させているが、それにも限りがあ
り、防塵フード2外への粉塵の飛散を確実に防止
することは困難であつた。
〔考案の目的〕
この考案は、上述の現状に鑑み、船体側板への
研掃材の噴射によつて発生した粉塵が防塵フード
外へ飛散するのを確実に防止して、船体側板の研
掃作業を行なえるようにした研掃装置を提供する
ことを目的とするものである。
〔考案の概要〕
この考案は、 船体側板に対して開口部が当てられる、前面が
前記開口部となつた防塵フードと、前記開口部に
向けた先端を前記防塵フード内に臨ませて上下方
向に昇降動自在又は首振り動自在に設けられた、
前記船体側板に対して研掃材を噴射して研掃する
ための噴射ノズルと、前記開口部の周囲を囲むよ
うに前記防塵フードに設けられた、前記船体側板
の研掃によつて発生した粉塵が前記防塵フード外
へ飛散するのを防ぐためのシール体と、前記防塵
フードの底部に取付けられ、そして、吸引装置に
連通された、前記研掃材を回収するためのホツパ
とからなる、船体側板研掃装置において、 前記シール体は、前記開口部を囲むように前記
防塵フードに設けられた、その車輪を前記船体側
板に当接して前記船体側板に対して狭間〓で相対
される、貫通孔が設けられた前記船体側板と平行
な面を有する環状フレームと、前記環状フレーム
の前記平行な面の内方環状域および外方環状域に
設けられた、前記船体側板に向かつて突出する第
1の環状ブラシおよび第2の環状ブラシとからな
り、そして、前記環状フレームの前記平行な面の
前記貫通孔が前記吸引装置による吸引系に連通さ
れていることに特徴を有するものである。
〔考案の構成〕
以下、この考案の船体側板研掃装置を図面に基
づき詳述する。
第1図は、この考案の研掃装置の1実施態様を
示す説明図である。第1図において、1Aはドツ
グ内の船架上にある船体1の側板、2は開口部2
Aを船体側板1Aに当てた防塵フードで、この考
案の研掃装置は、防塵フード2と、防塵フード2
内に先端を臨ませた研掃材噴射ノズル3と、防塵
フード2に開口部2Aを囲むように設けられた粉
塵飛散防止用シール体4と、防塵フード2の底部
に取付けられ、そして、真空吸引装置5に連通さ
れた、研掃材回収用ホツパ6とからなつており、
シール体4を除いたその他の構成は、前述した特
願昭59−222974号の研掃装置と基本的に同一とな
つている。
すなわち、防塵フード2は、前面が前記開口部
2Aとなつており、高所作業車7のブーム8先端
に設けられた作業台9に首振り自在に取付けた支
持フレーム10を介して、作業台9に設けられて
いる。支持フレーム10は、第2図の平面図、第
3図の側面図に示すように、作業台9に水平回動
自在に取付けた水平アーム11に保持アーム12
を起伏回動自在に取付けて、保持アーム12の先
端にトラニオン支持させてあり、水平アーム11
と保持アーム12との間には引張りバネ13を張
り渡してあつて、保持フレーム12を所定角度で
起立させており、そして、水平アーム11は、こ
れと作業台9との間に取付けた油圧又は空気圧に
よるシリンダ14によつて水平回動されるように
なつている。防塵フード2は、シリンダ14によ
る水平アーム11の回動と、保持アーム12の起
伏回動自在の取付け、支持フレーム10のトラニ
オン支持とによつて船体側板1Aに倣い、開口部
2Aが船体側板1Aに当てられる。
研掃材噴射ノズル3は、その先端を開口部2A
に向けて防塵フード2内に臨ませてあり、水平軸
15によつて防塵フード2の側面に枢着すること
により、上下方向に首振り動自在に設けられてい
る。研掃材噴射ノズル3の首振り動は、水平軸1
5に固定のカム15aとその上方の水平軸16に
固定のカム16aとを連接棒17で連結しておく
ことにより、カム16aの回動で切換えレバー1
8をスイツチングさせ、これによつて噴射ノズル
3を駆動する原動機19の回転を逆転することに
より行なわれる。
噴射ノズル3は、第1図に示すように、ブラス
トホース20を介してエアーブラスト機21に接
続されている。エアーブラスト機21から圧送さ
れた研掃材22と空気との混合物が、噴射ノズル
3から高圧で船体側板1Aに噴射される。ホツパ
6は、回収ホース23によつて、研掃材タンク2
4を介して真空吸引装置5に連通されている。船
体側板1Aに噴射して船体側板1Aを研掃した研
掃材22は、発生した錆等の粉塵と共にホツパ6
から回収ホース23を通つて吸引され、研掃材タ
ンク24に回収される。
そして、高所作業車5を移動することによつて
防塵フード2を順次水平方向に移動し、この間に
上下に首振り動する噴射ノズル3からの研掃材2
2によつて船体側板1Aを研掃して行くようにな
つている。
この発明では、研掃材22による研掃によつて
発生した粉塵が防塵フード2外へ飛散するのを確
実に防止するために、シール体4を、第4図の正
面図並びに先の第2図および第3図に示したよう
に構成する。
第2〜4図において、25は防塵フード2の開
口部2Aの周囲を囲むように設けられた環状フレ
ームで、シール体4は、環状フレーム25と、環
状フレーム25に設けられた第1および第2の環
状ブラシ26および27とからなつている。環状
フレーム25は、その周囲に設けられた車輪28
を船体側板1Aに当接したときに、側板1Aに対
して狭間〓29を形成して相対する側板1Aと平
行な面25aを有している。第1および第2の環
状ブラシ26および27は、船体側板1Aに向け
て突出するようにして、環状フレーム25の前記
平行な面25aの内方環状域および外方環状域に
それぞれ設けられている。前記平行な面25aに
は貫通孔30が設けられており、貫通孔30はパ
イプ31によつて真空吸引装置5による吸引系、
例えばホツパ6に連通されている。
従つて、以上のようなシール体4を備えた研掃
装置では、シール体4の環状フレーム25に設け
られた車輪28を船体側板1Aに当接することに
より、環状フレーム25の第1および第2の環状
ブラシ26および27が側板1Aに接触され、環
状フレーム25の平行な面25aが側板1Aに狭
間〓29を形成して相対される。このため、船体
側板1Aへの研掃材の噴射によつて発生した錆等
の粉塵および研掃材が防塵フード2の開口部2A
の外方へ飛び出せば、飛び出した粉塵等は先ず第
1の環状ブラシ26で阻止される。そして、第1
の環状ブラシ26で阻止できない大きい速度の粉
塵等は、狭間〓29内での圧損により大きく減速
され、一方、平行な面25aの貫通孔30を通し
て真空吸引装置5により吸引されているので、貫
通孔30、パイプ31を通つてホツパ6内に戻さ
れる。従つて、粉塵等が防塵フード2外へ飛散す
ることがない。
〔考案の効果〕
この考案の研掃装置によれば、船体側板への研
掃材の噴射によつて発生した粉塵が防塵フード外
へ飛散するのを確実に防止して、船体側板の研掃
作業を行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の研掃装置の1実施態様を
示す説明図、第2図は、第1図の研掃装置の平面
図、第3図は、同じく側面図、第4図は、第1図
の研掃装置のシール体を示す正面図、第5図は、
従来の研掃装置の防塵フードを示す平面図であ
る。 図面において、1A……船体側板、2……防塵
フード、2A……開口部、3……噴射ノズル、4
……シール体、5……真空吸引装置、6……ホツ
パ、21……エアーブラスト機、22……研掃
材、24……研掃材タンク、25……環状フレー
ム、25a……平行な面、26……第1の環状ブ
ラシ、27……第2の環状ブラシ、28……車
輪、29……狭間〓、30……貫通孔、31……
パイプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 船体側板に対して開口部が当てられる、前面が
    前記開口部となつた防塵フードと、前記開口部に
    向けた先端を前記防塵フード内に臨ませて上下方
    向に昇降動自在又は首振り動自在に設けられた、
    前記船体側板に対して研掃材を噴射して研掃する
    ための噴射ノズルと、前記開口部の周囲を囲むよ
    うに前記防塵フードに設けられた、前記船体側板
    の研掃によつて発生した粉塵が前記防塵フード外
    へ飛散するのを防ぐためのシール体と、前記防塵
    フードの底部に取付けられ、そして、吸引装置に
    連通された、前記研掃材を回収するためのホツパ
    とからなる、船体側板研掃装置において、 前記シール体は、前記開口部を囲むように前記
    防塵フードに設けられた、その車輪を前記船体側
    板に当接して前記船体側板に対して狭間〓で相対
    される、貫通孔が設けられた前記船体側板と平行
    な面を有する環状フレームと、前記環状フレーム
    の前記平行な面の内方環状域および外方環状域に
    設けられた、前記船体側板に向かつて突出する第
    1の環状ブラシおよび第2の環状ブラシとからな
    り、そして、前記環状フレームの前記平行な面の
    前記貫通孔が前記吸引装置による吸引系に連通さ
    れていることを特徴とする、船体側板研掃装置。
JP1986062196U 1986-04-24 1986-04-24 Expired - Lifetime JPH0517360Y2 (ja)

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JP6909542B2 (ja) * 2018-08-22 2021-07-28 株式会社奥村組 トンネル研掃装置およびトンネル研掃システム
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