JPS604688Y2 - 研掃機 - Google Patents

研掃機

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JPS604688Y2
JPS604688Y2 JP10779081U JP10779081U JPS604688Y2 JP S604688 Y2 JPS604688 Y2 JP S604688Y2 JP 10779081 U JP10779081 U JP 10779081U JP 10779081 U JP10779081 U JP 10779081U JP S604688 Y2 JPS604688 Y2 JP S604688Y2
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JP
Japan
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nozzle
plaster
cleaning
grid
polished
Prior art date
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JP10779081U
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English (en)
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JPS5817957U (ja
Inventor
健三 中島
義治 酒井
Original Assignee
三井造船株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は研掃機の改良に関し、更に詳しくは、船舶やタ
ンク等の大型鉄構造物の塗装前処理である研掃を安全に
効率よくしかも公害なく行なうことのできる研掃機に関
するものである。
従来、船体やタンク等の大型鉄構造物の被塗装面の錆や
ミルスケールを除去し、塗装下地としての鉄板の素地調
整には一般に圧縮空気で細かい砂(通称サンド又はグリ
ッド)を鉄板表面に吹きつけるサンドブラストや高圧水
によるウォータージェットクリーニング等が行なわれて
いる。
また、最近ではスチールグリッドを研掃材として用い、
遠心投射機を塔載した大型機による垂直部研掃をクレー
ン操作により行なっているところもある。
しかしながら従来の研掃作業は人手によるものであり、
被塗面の研掃が不均一でムラができたり、研掃残りが出
来たりして仕上りが不十分である。
また、クレーン操作による大型研掃機では垂直部のみし
か行なえず、船舶の船底平坦部や、船首、船尾等の曲面
を有する外板は人手に頼らねばならなくて、仕上りも悪
く時間もかかり、非常に効率が悪いという欠点があった
以上の欠点の他、従来のサンドブラストは研掃材自身の
粉塵や被研掃面から剥離した旧塗膜や錆が飛散し、環境
保全の立場からある地域では禁止されており、この傾向
は全国的に広まりつつある。
一方、大型研掃機は粉塵公害は解決されているが、前述
したように使用場所が制限されている上、遠心投射され
るスチールグリッドが鉄板との衝突時に熱を発し、これ
がために旧塗膜が溶けてスチールグリッドに付着し、所
謂だんご状に固着してしまうメルティング(溶解)現象
を起こすため頻繁に保守を行わねばならないという欠点
がある。
また、大型研掃機は構造上装置全体が大型で大重量とな
るため、これを改良して曲面研掃作業を行えるようにす
ることは難しい。
そこで本考案の目的は前記従来の欠点を解消し、遠隔操
作により船体やタンク等の外板の研掃を幅広く連続的に
行なうことができ、しかも研掃場所は船体等の垂直部に
限らず、船底平坦部や船首、船尾の曲面部でも研掃でき
、しかも公害の心配がない安全で研掃効果の優れた研掃
機を提供することである。
なお、ここでの説明は船体の船底平坦部を研掃するもの
とする。
従来の大型研掃機と異なり装置自重が軽量であることか
ら本原理を利用すれば船首、船尾の曲面研掃にもすぐに
応用可能である。
前記目的を達成する本考案の研掃機は、噴射ノズルから
細砂等を投射して被処理面の研掃を行なう研掃機におい
て、前記噴射ノズル投射面が環状になるように回転軸に
取付けた回転噴射ノズルを少なくとも環状投射面同志が
接するように複数個並列に並べて駆動装置により運動さ
せるように構成すると共に、この回転噴射ノズル装置を
開口部を有する研掃機本体の内部に前記開口部に向けて
投射するように取付けたことを特徴としている。
以下図面を用いて本考案の実施を説明する。
第1図は本考案の実施例を示す研掃機の平面図であり、
第2図はそのA矢視図である。
本実施例の研掃機はドックにおいて船舶の外板等の研掃
を行なうもので、キャスター22のついた台車21の上
に研掃機本体30が緩衝部材であるスプリング24を介
して浮動支持されており、前記台車21はキャスター2
2によりドック底27を自由に動くことができるように
なっている。
そして研掃機本体30上面には開口部30aと縁部30
bがあって、該縁部30bには船舶の外板28に前記開
口部30aを吸引密着させるためのシール材18とマグ
ネット25および吸引密着した研掃機本体30を船舶の
外板28上を縦横自在に移動させるためのキャタピラ2
3と走行ローラ26が取り付けられてあり、開口部30
aの中には船舶の外板28の表面を研掃する回転式のプ
ラスター1が三基設置されている。
このように構成された本考案の研掃機はマグネット25
によって研掃機本体30の上面が鉄製の被研掃面である
船舶の外板28に吸引密着し、密着部では回転するプラ
スター1のノズル2から圧縮空気により細かい砂(通称
サンド又はグリッド)を投射して前記船舶の外板28の
表面の研掃を行なうようになっている。
そしてこの密着部は研掃機本体30の上面縁部30bに
取り付けられたモータ(図示せず)により駆動されるキ
ャタピラ23および走行ローラ26によって船舶の外板
28上を例えば矢印B方向にゆっくりと移動して、研掃
を連続的に行なうようになっており、台車21はこれに
追従して移動する。
以上が本考案の研掃機の概略構成および作用であるが、
次に第3図から第5図を用いてその構造を詳述する。
第3図は第1図の研掃機本体30のカバーを取り去り、
前記グリッドにより研掃を行なうプラスター1およびそ
の駆動部を示した説明図である。
本実施例ではプラスター1を三基並列に並べ、これら三
基のプラスター1は駆動モータ13によって回転する駆
動ギヤ12によって直接、または中間ギヤ11を介して
回転軸ギヤ4を回転させ、三基共等速度で回転するよう
になっている。
プラスター1のノズル2は研掃面りにグリッドを環状に
投射するように二分岐されており、またノズルから投射
されるグリッドは別置のコンプレッサから矢印Cのよう
に吹込まれる圧縮空気によってプラストタンク10より
ブラストホース9内を運ばれ、ホースカップリング8、
固定短管7を経て、中空の回転軸3と回転しない固定短
管7とを接続するスラストカップリング6からプラスタ
ー1内に導かれ、ノズル2に到達する。
本実施例ではグリッドは回転するプラスター1内で三方
に分岐され、大きな環を描くようにノズルから研掃面り
に吹きつけられ、被研掃物表面の錆やミルスケールを剥
離して除去した後、研掃機下方に設けられたグリッド回
収箱20に落下して回収される。
そして三つの環状研掃面D□、 D2. D3はそれぞ
れ少なくとも接するようにプラスター1の配置およびグ
リッドのノズル2からの投射角度を定める。
一方、研掃面から剥離した錆やミルスケール等の軽い粉
塵は真空吸引機である集塵機19に吸引されてフレキシ
ブルダクト17から集塵機19に回収されるようにたな
っている。
第4図および第5図は本実施例の研掃機の更に具体的な
構造を示すもので、第4図は第1図および第3図のE−
E線における断面図、第5図は第1図および第3図のF
−F線における断面図である。
第4図において研掃機本体30は台車21上にに浮動支
持されており、その上部の研掃面では船舶の外板28に
密着するようにシール材18が二重に設けられており、
研掃後の粉塵やグリッド等が研掃機本体30外部に飛び
出さないようにしている。
この研掃機本体30内部には回転するプラスター1があ
って、そのノズル2からグリッドを投射して研掃を行な
うようになっている。
15は駆動モータ13の回転をプラスター1に伝えるギ
ヤボックス、6はスラストカップリング、7は固定短管
、8はホースカップリング、9はプラストホースである
そしてこのように構成されたプラスター1の駆動部1a
には粉塵およびグリッドを遮蔽するカバー5があり、こ
のカバー5と研掃機の側壁30cとの間には粉塵ダクト
14が設けられており、その開口部14aより軽い粉塵
のみが吸引され、重いグリッドは粉塵ダクト14と側壁
30cとの間のグリッド回収路29を通ってグリッド回
収箱20に落下して回収される。
開口部14aより吸引された粉塵は粉塵ダクト14内を
通り、第5図に示す吸引ダクト16からフレキシブルダ
クト17を通って第3図に示した集塵機19に集められ
る。
第6図A、 Bは本実施例の二分岐ノズルを有するプラ
スター1の被研掃面29に対するグリッドの投射状態と
被研掃面29上のプラスター1による研掃軌跡を示す図
であり、第7図A、 Bは本考案の別の実施例であるプ
ラスター1′による被研掃面29上の研掃軌跡を示す図
である。
第7図Aのプラスター1′は回転軸3に対してノズル2
′を傾斜させただけであり、研掃面積も第6図Aのプラ
スター1によるものに比べれば小さいが、より強力な研
掃力を有している。
第8図は第7図Aに示すプラスター1′のノズル2′を
回転軸3に対して傾斜させた場合の他の実施例を示すも
のである。
この図においてプラスター1“のノズル2′はアダプタ
2“aとこれに取付けられたノズル取付金具2″bと該
ノズル取付金具2”bに螺合したノズル先端部2″Cに
より構成されている。
そして前記アダプタ2″aの回転軸3に対するノズル2
“の傾斜方向と反対側にカウンタウェイト31が取付け
られている。
一般にノズル1″の先端と被研掃面29の間隔りはノズ
ル2″から供給される空気量と砂の量やその噴出圧力、
更には被研掃面29の汚染状態によって最適にする必要
があるが、本実施例に示されるノズル2“は螺合部2″
dにおいてその間隔りを調整出来る。
またこのようなプラスター1″は通常毎分200回転程
度の回転を行なうが、この場合、カウンタウェイト31
の作用によりその振動を防止することができる。
本考案の研掃機は第6,7図Bに示したように被研掃面
29を連続的に研掃することができる。
本考案の研掃機の構成および作用は以上のようなもので
、大小船舶の船底等の外板はもちろんのこと、タンク内
外面を幅広く連続的に研掃することができ、また前記実
施例の如く強力なマグネットを吸引器として用い、本研
掃機を支持する装置と合わせて使用すれば、船首、船尾
等の曲線壁に対しても本考案の研掃機は研掃作業を行な
うことが可能である。
以上説明したように、本考案の研掃機はその噴射ノズル
からの被処理面への投射が環状になるよう噴射ノズルを
回転軸に取付けた回転噴射ノズルを少なくとも環状投射
面同志が接するように複数個並列に並べて駆動装置によ
り運動させるようにしたことにより、幅広く連続的に研
掃を行なうことができ、しかも研掃面の仕上りが均一に
なるという効果がある。
また前述のように本考案の装置は小型軽量となり、この
装置一台で船底はもちろん、船首、船尾等の曲線壁でも
離脱させることなく研掃作業が行なえ、しかもその作業
は最小限の人数で遠隔操作で行なえるので、作業効率が
良く省力化も図れるという効果がある。
また、研掃機の開口部のシールおよび集塵装置の設置に
より粉塵の飛散公害がないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の研掃機の平面図、第2図は第
1図のA矢視図、第3図は本実施例の研掃機の内部構造
を示す説明図、第4図は第1図および第3図のE−E線
における断面図、第5図は第1図および第3図のF−F
線における断面図、第6図A、 Bおよび第7図A、
Bは本考案のプラスターの実施例を示す測面図とその被
研掃面上における軌跡図、第8図はプラスターの他の実
施例を示す拡大側断面図である。 1・・・・・・プラスター、2・・・・・・ノズル、4
・・・・・・回転軸ギヤ、9・・・・・・プラストホー
ス、10・・・・・・プラストタンク、13・・・・・
・駆動モータ、14・・・・・・粉塵ダクト、15・・
・・・・ギヤボックス、18・・・・・・シール材、1
9・・・・・・集塵機、20・・・・・・グリッド回収
箱、21・・・・・・台車、22・・・・・・キャスタ
ー、23・・・・・・キャタピラ、24・・・・・・ス
プリング、25・・・・・・マグネット、26・・・・
・・走行ローラ、28・・・・・・船舶の外板、30・
・・・・・研掃機本体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 噴射ノズルから細砂等を投射して被処理面の研掃を行な
    う研掃機において、前記噴射ノズル投射面が環状になる
    ように回転軸に取付けた回転噴射ノズルを、少なくとも
    環状投射面同志が接するように複数個並列に並べて駆動
    装置により運動させるように構成すると共に、この回転
    噴射ノズル装置を開口部を有する研掃機本体の内部に前
    記開口部に向けて投射するように取付けたことを特徴と
    する研掃機。
JP10779081U 1981-07-22 1981-07-22 研掃機 Expired JPS604688Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10779081U JPS604688Y2 (ja) 1981-07-22 1981-07-22 研掃機

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JP10779081U JPS604688Y2 (ja) 1981-07-22 1981-07-22 研掃機

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JPS5817957U JPS5817957U (ja) 1983-02-03
JPS604688Y2 true JPS604688Y2 (ja) 1985-02-12

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