JP2554588B2 - 物体隅角部の洗滌・剥離方法とその装置 - Google Patents

物体隅角部の洗滌・剥離方法とその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は物体隅角部の洗滌・剥離
方法とその装置に関し、より詳しくは通常の手段では効
率的に清掃し難い大型構造物、例えば大型タンク内外
面、船舶、車輌内外面、ダム、低、高層建築物の壁面付
近の隅角部の清掃洗滌、スケール、塗膜等の剥離除去に
適した隅角部の洗滌・剥離方法とその装置に関する。
【0002】
【従来技術と課題】従来、前記大型構造物(移動体も含
む)の如き清掃困難な物体隅角部の洗滌・剥離手段とし
ては乾・湿式サンドブラスト法、ショットブラスト法の
他に高圧水噴射法がある。乾式のサンドブラスト法、シ
ョットブラスト法は粉塵公害、騒音公害等の問題点があ
るので対策を講じた特定の場所以外の場所では使用し難
かった。そこで最近高圧水噴射法がクローズアップされ
ている。高圧水噴射法(ノズル圧力1,500〜2,0
00kgf /cm)は初期段階では手持ち単ノズルにより
人力で行っていたが、安全性と処理能力および仕上り面
の不均一性等に問題があり、現在では殆ど行われていな
い。
【0003】次に清掃巾を拡大するために工夫された複
数ノズルを回転駆動する手持ち式の回転マルチノズルも
現われ、屡々用いられているが、これは手持ち単ノズル
と同様の問題点を抱えるのみならず、ノズルヘッドが重
くなるためにハンドリング上の問題点が生じている。ま
た手持ち式である限り、被洗滌・剥離物において洗滌・
(塗膜)剥離部と非洗滌・(塗膜)剥離部(健全部)と
の境界線が直線状にならず、仕上がりが汚くなるという
問題点があり、これは後に行う再塗装の仕上がりを醜く
するという問題点も含んでいた。
【0004】そこで床上またはレール上を自走する基台
に回転ノズル(ロータ)を備えた自走式清掃装置を用い
るものが提案されている。
【0005】これは例えば、「基板表面被覆膜の切断・
剥離方法及びその装置」(特開平2−36100)であ
る。この発明の長所は、従前の手持ち式の単ノズル乃至
回転マルチノズルに比して洗滌・剥離部と非洗滌・剥離
部との境界線の仕上がりが綺麗な事であり、この傾向は
ロータの回転ノズルが回転中心に向かって傾斜配置され
ている場合に、更に著しい事である。
【0006】しかるにこの「方法及び装置」を実施例を
中心にして実験検討した処、なお境界線の仕上がりが乱
雑であり、洗滌・剥離部中央部の洗滌仕上がりが良くな
いという問題点が見出された。また塗膜の剥離切断のた
めにした回転ノズルの傾斜配置が包絡線を形成する境界
線以外の場所(大部分を占める)において、洗滌効果を
著しく減殺し、中央部は特に洗滌仕上がりが劣るという
問題点があった。一般に分厚い軟質塗膜を剥離するには
回転ノズルの内方傾斜配置が境界線仕上がりに効果があ
る事は事実であるが、スケール等の硬質皮膜の除去には
効果がなく、この場合各平面に対しほぼ90゜射突型ノ
ズルの方がかえって有効であった。そして一般に被洗滌
・剥離物はこれらの両方を併有しているのが普通であ
る。
【0007】従って従来例では隅肉溶接ビードに沿って
金属板表面のプラスチック皮膜と酸化膜とを剥離・洗滌
するような場合、中央部すなわち隅肉溶接ビード部の仕
上がりが悪いという傾向が認められた。
【0008】しかも本発明者等の知る限りにおいて、タ
ンク内外面等の隅角部を回転ノズルを用いて高圧ウオー
タジェットにより有効に洗滌・剥離する方法及び装置は
未だ提案されていないそこで本発明者等は鋭意検討の結
果、対称または非対称傾斜回転ノズル及びこれに合流ノ
ズルを組み合わせたロータを使用する事により、前記問
題点を解決し得る事を見出した。
【0009】
【発明の目的】本発明の目的は、通常の手段では清掃困
難な大型構造物等の物体内外隅角部表面を、非洗滌・剥
離部との境界線を美麗に仕上げると共にL字型断面の洗
滌・剥離部を均一かつ効果的に洗滌・剥離することであ
る。
【0010】
【発明の構成】本発明により、回転中心から等距離もし
くは異なった距離にあってかつその先端部がほぼ仮想円
錐面上に配設された2箇以上の回転ノズルより高圧流体
を同時噴射しつつ物体隅角部に沿って前記回転ノズルを
支持する回転軸を平行移動する事により、物体隅角部を
広巾に亘り高密度で洗滌・剥離する事を特徴とする物体
隅角部の洗滌・剥離方法(請求項1)、少なくとも1箇
の回転ノズルの高圧流体噴射方向をロータ回転中心およ
び/もしくはタンゼンシャル方向に傾斜させる請求項1
に記載の洗滌・剥離方法(請求項2)、回転ノズルそれ
自体が、複数ノズルを備える合流ノズルヘッドである請
求項1乃至請求項2の内いずれか1項に記載の洗滌・剥
離方法(請求項3)、塗膜等の切断・剥離を、主として
合流高圧流体の合流点付近(合流点Gからスタンディン
グオフ距離hまでの範囲)を物体表面に射突させる事に
よって行い、物体表面の洗滌を主として合流高圧流体の
合流点下流部を物体表面に射突させる事によって行う請
求項3に記載の洗滌・剥離方法(請求項4)、2対の車
輪で支承される基台と、基台進行方向に沿って傾斜自在
に基台上に固着もしくは枢支された補助基台と、補助基
台中央部に配設されたロータ駆動機構およびスイベルジ
ョイントと、該スイベルジョイントに繋がり補助基台中
央部を貫通して作用面側に回転ノズルを有するロータが
固着されかつ補助基台中央部に枢着される回転軸とを備
えてなる物体隅角部の洗滌・剥離装置において、ロータ
が回転中心から等距離もしくは異なった距離にあってか
つその先端部がほぼ仮想円錐面上に配設された回転ノズ
ルを2箇以上有するロータである事を特徴とする物体隅
角部の洗滌・剥離装置(請求項5)、回転ノズルがロー
タ回転中心および/もしくはタンゼンシャル方向に傾斜
配設されている請求項5に記載の洗滌・剥離装置(請求
項6)、回転ノズルそれ自体が、複数ノズルを備える合
流ノズルヘッドである請求項5乃至請求項6の内いずれ
か1項に記載の洗滌・剥離装置(請求項7)および補助
基台を貫通して補助基台中央部に枢着された回転軸を軸
方向に移動可能とする移動調節機構を備える請求項7に
記載の洗滌・剥離装置(請求項8)が提供される。
【0011】以下に実施例を用いて本発明を詳細に説明
する。
【0012】
【実施例】図1は本発明実施例の一部断面正面図、図2
は同実施例の平面図、図3,図4はロータ上のノズルヘ
ッド傾斜角度模式図、図5は隅角部から見たロータ底面
図(図1のA−A矢視図)、図6は同実施例の作用を示
す展開ジエット軌跡図、図7は合流ノズル底面図、図8
は合流ノズル底面図、図9は合流ノズル側面図である。
【0013】図1,2,3,4,5,6,7,8,9に
おいて、1は基台、2は補助基台、5はロータ、6は
腕、N,N,N,N,Nは回転ノズル、7は
ノズルヘッド、0はロータ回転中心、αはラジアル方向
傾斜角、βはタンゼンシャル方向傾斜角、8は仮想円錐
面、10はロータ軸、11はスイベルジョイント、15
は油圧モータ、17はギアボックス、20は移動調節機
構、21は移動調節ハンドル、23は車輪駆動機構、2
4は操向輪、25は操向機構、27は駆動輪、28は壁
用車輪、30はスプラッシュカバー、31は操向軸、3
2は固定ハンドル、33はエアブローノズル、50Aは
被洗滌・剥離物(壁面)、50Bは被洗滌・剥離物(床
面)、51は塗膜、52はテーパ状塗膜エッジ、53は
溶接ビード、55は洗滌・剥離部、57,58,59,
60,61は夫々N,N,N,N,Nの描く
高圧水ジエット円、57A,58A,59A,60Aは
夫々高圧水ジェット円57,58,59,60の包絡
線、70は合流ノズル、n,n,nは小径ノズ
ル、nはアブレーシブ噴射ノズル、Gは合流点、hは
スタンドオフ距離である。
【0014】まず図1のA−A矢視図である図5におい
て、最外部の回転ノズルN,Nの配置は、夫々の半
径r,rが等しい、すなわちr=rであるから
ノズルNとNは展開面上同一円周上を回転する。こ
れらのr,rが塗膜の切断剥離に有効であり、全体
の洗滌・剥離巾を決定する。ここに2r=2rであ
る。尤もr≠rとする事は勿論可能である事は云う
迄もない。
【0015】ノズルNとNとは夫々半径r,r
で配置されており、r>rである。これは逆にr
<rであってもよい。これらのr,rは主として
中間径の洗滌を受け持つ。従ってr,r<r,r
である。
【0016】またロータ中心に最も近い位置にNが配
置されている。この半径rはr,r,r,r
の中では最も小さいがゼロであってはならず、必ず被洗
滌・剥離物のほぼ中央部に位置する溶接ビード部を充分
カバーする程度ノズルNは偏心していなければならな
い。なおこれらのノズルN,N,N,N,N
は図1に示されるように頂角90゜の仮想円錐面上にほ
ぼある事が重要である。
【0017】図1,2において、補助基台1の上に固定
もしくは傾斜調整自在な補助基台2を設けてその上に軸
方向(この場合はγ=45゜方向)移動調節機構20を
介して昇降基台2Aがギアボックス17と共に軸方向移
動可能に載置されており、その上にスイベルジョイント
11が配備されており、高圧水ホースより導入された高
圧水はスイベルジョイント11からギアボックス17及
び基台2Aを貫通して枢着された軸内の水路を通って、
軸下部に固着されたロータ各部のノズルより噴出し、隅
角部の被洗滌・剥離物に環状に射突する。ロータの回転
駆動は、油圧ホースを介して供給される油圧により駆動
される油圧モータ15によって行われる。なおこれはエ
アモータであってもよい。ロータ5の外側には必要に応
じて下部にブラシ30Aを備えるスプラッシュカバー3
0が設けられている。なお本発明では、壁面と床面に直
交する角度成分をもつ面のスプラッシュカバーは特に重
要である。これは基台進行方向の前後方向が解放される
のを防止するためである。スプラッシュカバーの基台進
行方向後部にはエアブローノズル33が配置され、隅角
部床上の水を排除する。なお実用上排水をよくするため
には進行方向後方にのみスプラシュカバーを設け、エア
ブローノズル33の助けを借りて前方に排水するように
すると良い。基台は各1対の操向輪24,24と駆動輪
27,27によって支承されており、駆動輪27,27
は基台後上部に設けられた車輪駆動機構23により、チ
エン、歯付ベルトまたはギア等によって駆動されるよう
になっており、必要により左右両駆動輪間には差動機を
設ける事も出来る。基台1のステアリングは通常操向機
構26を手動操向する事によって行うが、光学または電
磁センサと油圧操向機構等を用いて溶接ビード53を自
動追尾するようにする事も出来る。但し通常は壁の方向
に数度傾けて操向軸(前車軸)を固定ハンドルで固定し
ておき、壁に対し、壁用車輪28,28で接近し過ぎな
いように一定間隔をあけて支持する事も出来るし、レー
ル等のガイドを用いる事も出来る。次にロータ上の回転
ノズルの傾斜配置について詳述する。
【0018】図2において、認められるようにノズルN
,Nはロータ回転中心に向かって−90゜≦α≦6
0゜の範囲で傾斜調節が可能である。ここにαはロータ
回転軸方向とノズル噴射方向とのなす角度である。この
角度調節によって図5に示されるように塗膜エッジをロ
ータ回転中心に向かったテーパを付けて切断・剥離する
事が出来る。
【0019】更に図2上、ノズルNはロータのタンゼ
ンシャル方向に鉛直線となす角度β(−60゜≦β≦6
0゜の範囲)で傾斜調節が可能である。
【0020】勿論必要に応じてノズルN,Nに対し
ても角度βの傾斜調節を加える事も出来る。
【0021】その結果、従来技術(図13)では角度
α,βが共に固定であり、(r+r)・1/2のみ
が可変であったのに比して著しく調節範囲が増し、最適
条件が求め易くなるという効果がある。
【0022】なお、角度α,βについて以下にその作用
効果を述べる。隅角部の場合ノズル方向がロータ軸と平
行であっても、すなわちα=0であってもノズルのウオ
ータジェット方向と床面および壁面垂直方向とのなす角
δはδ=45゜となるが、更にαを+方向、すなわちロ
ータ回転中心に向かって傾斜させるとロータ回転中心に
向かって更に薄い皿状または円錐状の環状ジェットを構
成する事が出来、基台を移動するにつれてその包絡線で
なる塗膜エッジ52の断面は綺麗な土手状テーパとなる
(図3,図4参照)ので、通常はα=0とするかまたは
この様にαを設定する。しかし、タンクの隅角部を清掃
するこの場合にはαを−とし、ノズルを軸方向に平行と
するよりもラジアル方向(外側)に向ける事によってジ
ェット円を拡大し、回転ノズルの外側を清掃する事が出
来るし、被清掃面との距離をおいた場合には、より広い
面積を清掃し得るという効果がある。またβを+の方向
にとると、例えばβ=10〜15゜とすると水はけが良
くなるために洗滌効果が約20%程度向上する。これは
ジェット内のタン0ンシャル方向射突速度が角度βの水
平成分だけ速くなる事も影響しているものと思われる。
またβを−にとるとウオータジェットの反動によりロー
タを回転させるタンゼンシャル方向の力が生じるので、
この場合は油圧モータ15やギアボックス17を省略す
る事も可能となる。但しこの場合には発電ブレーキ乃至
トルクコンバータその他の調速機をつける必要が生じる
事がある。
【0023】いずれにせよ、通常は最外径ノズルに適当
な+α,+βを与える事により、塗膜の切断・剥離が容
易となり、塗膜エッジの仕上がりも美しくなる。更に内
径平射ノズルとこれらを組合せる事により、ムラなく清
掃する事が可能となる。
【0024】加えてN,N,N,N,Nの各
ノズルの巾の1箇以上を図7,8に示すような合流ノズ
ルとすれば更に調節範囲は拡大する。
【0025】以下に合流ノズルについて詳述する。底面
から見た合流ノズル70は図7,8のようになってい
る。図7が2本の高圧水ノズルn,nとアブレーシ
ブノズルn1本の場合であり、図8が120゜間隔で
放射状に配置された3本の高圧水ノズルn,n,n
と中央部に配置された1本のアブレーシブノズルn
でなる場合である。
【0026】図9は図7のB−B矢視図である。ノズル
とnは挟角θ(10゜≦θ≦45゜)で交叉して
おり、その合流点Gを目標に、空気もしくは水にアブレ
ーシブ粉末を混入した流体を射出するアブレーシブノズ
ルを配設している。特に空気噴射のアブレーシブノズル
は磨耗が少なく、高圧水中にアブレーシブ粒子が有効に
混入するので研磨効果が高くなる。また合流点Gからス
タンディングオフ距離hmm(h=5〜50mm)までは
条件によって異なるが合流点Gよりも寧ろ全圧が高くな
る傾向があり、この範囲で収斂する合流ジェットで塗膜
の切断・剥離等を行うとその効果が高い。従って本発明
では合流点Gからスタンディングオフ距離hまでの範囲
を合流点付近と称する。更に下流になると合流ジエット
は発散型となるのでこの位置で物体表面を洗滌すると洗
滌効果が高くなる。なお本発明は、天井面と壁面でなる
隅角部にも適用出来る。
【0027】
【発明の効果】本発明を実施する事により、前記目的の
すべてが達成される。すなわち、従来の通常の手段では
清掃困難であった建造物、船舶、車輌を含む大型構造物
等の物体内外隅角部表面を非洗滌・剥離部との境界線を
美麗に仕上げると共に隅肉溶接ビードを含む洗滌・剥離
部(帯状)を均一かつ効果的に洗滌・剥離する事が出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の一部断面正面図。
【図2】同実施例の平面図。
【図3】ロータ上のノズルヘッド傾斜角度模式図。
【図4】ロータ上のノズルヘッド傾斜角度模式図。
【図5】隅角部から見たロータ底面図(図1のA−A矢
視図)。
【図6】同実施例の作用を示す展開ジエット軌跡図。
【図7】合流ノズル底面図。
【図8】合流ノズル底面図。
【図9】合流ノズル側面図。
【符号の説明】 1 基台 2 補助基台 5 ロータ 6 腕 N 回転ノズル N 回転ノズル N 回転ノズル N 回転ノズル N 回転ノズル 7 ノズルヘッド 0 ロータ回転中心 α ラジアル方向傾斜角 β タンゼンシャル方向傾斜角 γ 床面とロータ回転軸とのなす角 δ 被清掃面の垂直線とノズルジェット方向の
なす角度 8 仮想円錐面 10 ロータ軸 11 スイベルジョイント 15 油圧モータ 15B 油圧ホース 17 ギアボックス 20 移動調節機構 21 移動調節ハンドル 23 車輪駆動機構 24 操向輪 25 操向機構 27 駆動輪 28 壁用車輪 30 スプラッシュカバー 31 操向軸 32 固定ハンドル 33 エアブローノズル 50A 被洗滌・剥離物(壁面) 50B 被洗滌・剥離物(床面) 51 塗膜 52 テーパ状塗膜エッジ 53 溶接ビード 55 洗滌・剥離部 57 Nの描く高圧水ジエット円 58 Nの描く高圧水ジエット円 59 Nの描く高圧水ジエット円 60 Nの描く高圧水ジエット円 61 Nの描く高圧水ジエット円 57A 高圧水ジェット円57の包絡線 58A 高圧水ジェット円58の包絡線 59A 高圧水ジェット円59の包絡線 60A 高圧水ジェット円60の包絡線 70 合流ノズル n 小径ノズル n 小径ノズル n 小径ノズル n アブレーシブ噴射ノズル G 合流点 h スタンドオフ距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松浦 俊文 広島県広島市安佐南区八木9丁目25番20 号 (56)参考文献 特開 昭62−124900(JP,A) 実開 昭51−27986(JP,U)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転中心から等距離もしくは異なった距
    離にあってかつその先端部がほぼ仮想円錐面上に配設さ
    れた2箇以上の回転ノズルより高圧流体を同時噴射しつ
    物体隅角部に沿って前記回転ノズルを支持する回転軸
    平行移動する事により、物体隅角部を広巾に亘り高密
    度で洗滌・剥離する事を特徴とする物体隅角部の洗滌・
    剥離方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも1箇の回転ノズルの高圧流体
    噴射方向をロータ回転中心および/もしくはタンゼンシ
    ャル方向に傾斜させる請求項1に記載の洗滌・剥離方
    法。
  3. 【請求項3】 回転ノズルそれ自体が、複数ノズルを備
    える合流ノズルヘッドである請求項1項乃至請求項2の
    内いずれか1項に記載の洗滌・剥離方法。
  4. 【請求項4】 塗膜等の切断・剥離を、主として合流高
    圧流体の合流点付近(合流点Gからスタンディングオフ
    距離hまでの範囲)を物体表面に射突させる事によって
    行い、物体表面の洗滌を、主として合流高圧流体の合流
    点下流部を物体表面に射突させる事によって行う請求項
    3に記載の洗滌・剥離方法。
  5. 【請求項5】 2対の車輪で支承される基台と、基台進
    行方向に沿って傾斜自在に基台上に固着もしくは枢支さ
    れた補助基台と、補助基台中央部に配設されたロータ駆
    動機構およびスイベルジョイントと、該スイベルジョイ
    ントに繋がり補助基台中央部を貫通して作用面側に回転
    ノズルを有するロータが固着されかつ補助基台中央部に
    枢着される回転軸とを備えてなる物体隅角部の洗滌・剥
    離装置において、ロータが回転中心から等距離もしくは
    異なった距離にあってかつその先端部がほぼ仮想円錐面
    上に配設された回転ノズルを2箇以上有するロータであ
    る事を特徴とする物体隅角部の洗滌・剥離装置。
  6. 【請求項6】 回転ノズルがロータ回転中心および/も
    しくはタンゼンシャル方向に傾斜配設されている請求項
    5に記載の洗滌・剥離装置。
  7. 【請求項7】 回転ノズルそれ自体が、複数ノズルを備
    える合流ノズルヘッドである請求項5乃至請求項6の内
    いずれか1項に記載の洗滌・剥離装置。
  8. 【請求項8】 補助基台を貫通して補助基台中央部に枢
    着された回転軸を軸方向に移動可能とする移動調節機構
    を備える請求項7に記載の洗滌・剥離装置。
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