JPH10313183A - 電気機器における内蔵機器の防振固定構造 - Google Patents

電気機器における内蔵機器の防振固定構造

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JPH10313183A
JPH10313183A JP13605197A JP13605197A JPH10313183A JP H10313183 A JPH10313183 A JP H10313183A JP 13605197 A JP13605197 A JP 13605197A JP 13605197 A JP13605197 A JP 13605197A JP H10313183 A JPH10313183 A JP H10313183A
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JP
Japan
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built
elastic member
hole
vibration
leaf spring
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Pending
Application number
JP13605197A
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English (en)
Inventor
Naoki Shiogama
直樹 塩釜
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NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内蔵機器の動作音が筐体の外部に極力漏れな
いように内蔵機器を筐体側に固定すると同時に、内蔵機
器の接地が簡単に行われるようにする。 【解決手段】 ゴム状弾性の弾性部材16を筐体(筐体
側取付片)13の取付穴13aに嵌合する。弾性部材1
6の周囲を環状に取り巻く板ばね20を設ける。取付ボ
ルト17を板ばね20のボルト挿通穴20aおよび弾性
部材16の貫通穴16aに通して、内蔵機器12のねじ
穴12aにねじ込み締付けて、内蔵機器12を筐体13
側に固定する。板ばね20が撓み変形して取付穴13a
の内縁に接触するので、内蔵機器12は板ばね20を介
して筐体13に導通し、接地される。また、弾性部材1
6の防振作用により、内蔵機器12の動作音の漏れを防
止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、動作音が大きく
かつ接地が必要な磁気ディスク装置等の内蔵機器を持つ
電子機器に適用して好適な電気機器における内蔵機器の
防振固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ等の電子機器の内蔵機器に
は、通常、機械的振動あるいは電気的振動を発生する部
品が搭載されており、内蔵機器内のこれらの部品の振動
による音が内蔵機器からこの内蔵機器を固定している筐
体に伝わり、外部に漏れて動作音となる。したがって、
この種の内蔵機器の動作音を抑制するためには、内蔵機
器の筐体への固定構造を防振固定構造とすることが有効
である。この種の従来の防振固定構造は、図6に示すよ
うに、筐体1に設けた取付穴2に、中心に貫通穴3を持
つゴム等の弾性部材4を嵌合し、この弾性部材4の前記
貫通穴3に通した取付ボルト5を内蔵機器6側のねじ穴
7にねじ込み締付けて、内蔵機器6を筐体1に固定する
構造が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の防振固定構
造では、内蔵機器が接地を必要とするものである場合に
不都合である。すなわち、接地が必要な場合、弾性部材
4の存在で内蔵機器6と筐体1とが絶縁されているの
で、例えば取付ボルト5の頭部と筐体1との間に導線を
渡しハンダ付けして、内蔵機器6を取付ボルト5および
導線を介して筐体1に接地する等、別途接地処理を施す
必要があり、煩雑であった。また、内蔵機器自体に消音
対策を施すこと、すなわち内蔵機器内の振動を発生する
各部品の箇所で消音対策を施すことも行われているが、
この場合は、消音対策のために部品が増してしまい、内
蔵機器のコストが高くなるという問題がある。
【0004】本発明は上記従来の欠点を解消するために
なされたもので、動作音が大きくかつ接地が必要な内蔵
機器を持つ電気機器において、内蔵機器をその動作音が
極力外部に漏れないように筐体に固定できるとともに、
煩雑な接地処理を必要とせずに接地が行われる電気機器
における内蔵機器の防振固定構造を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、電気機器の筐体または筐体側取付片に設けた取付
穴に、中心に貫通穴を持つゴム状弾性の弾性部材を嵌合
し、この弾性部材の前記貫通穴に通した取付ボルトで内
蔵機器を筐体側に固定する電気機器における内蔵機器の
防振固定構造において、前記弾性部材の縦断面内の周囲
をほぼ環状に取り巻くとともに、前記取付ボルトを通す
ボルト挿通穴を両側部分に持つ板ばねを設け、この板ば
ねのボルト挿通穴および弾性部材の貫通穴に通した取付
ボルトを内蔵機器のねじ穴にねじ込み締付けた時に、前
記板ばねの弾性部材側方部分が外側に撓み変形して前記
取付穴の内縁に接触するように構成したことを特徴とす
る。
【0006】請求項2は、請求項1における板ばねが、
その両端部分が前記取付ボルトの頭部の部分で重なり合
って環状をなす形状であることを特徴とする。
【0007】請求項3は、請求項1における筐体または
筐体側取付片の取付穴が四角形であり、前記弾性部材が
これに対応する四角形横断面を持つことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図5に示した一実施例を参照して説明する。図1は本
発明の一実施例の防振固定構造を採用した電子機器の部
分切り欠き斜視図、図2は図1における防振固定構造の
部分の正面図である。電子機器10は、その筐体11の
内部に磁気ディスク装置等の内蔵機器12を内蔵してい
る。この内蔵機器12は、筐体11に固定した筐体側取
付片13に本発明の一実施例の防振固定構造14により
固定されている。
【0009】この防振固定構造14は、図3〜図5にも
示すように、筐体側取付片13に設けた取付穴13a
に、中心に貫通穴16aを持つゴム状弾性の弾性部材1
6を嵌合し、この弾性部材16の前記貫通穴16aに通
した取付ボルト17で内蔵機器12を筐体側取付片13
に固定している。前記取付穴13aは四角形であり、こ
れに対応して弾性部材16は四角形横断面を持つととも
に、筐体側取付片13の取付穴13aの内縁近傍が嵌合
する周溝16bを備えている。そして、図5に詳細を示
すように、弾性部材16の縦断面内の周囲を環状に取り
巻く板ばね20を設けている。ここで、弾性部材16の
縦断面内の周囲を環状に取り巻く板ばね20とは、弾性
部材16の貫通穴16aの穴中心線を通る平面で切断し
た時に、板ばね20が弾性部材16の外周を囲んで環状
をなす状態にあることを意味する。弾性部材16の側面
部には板ばね20が嵌合する縦溝16cを形成してい
る。また、この板ばね20の両端部分は、取付ボルト1
7の頭部の部分で重なり合って環状をなす形状である。
この板ばね20は、弾性部材16の天面16dおよび底
面16eに接触する部分が若干大きな円形をなし、この
円形部分にボルト挿通穴20aをあけている。この板ば
ね20は、弾性部材16の厚み(天面16dと底面16
eとの間の寸法)より若干背が高く、板ばね20のボル
ト挿通穴20aおよび弾性部材16の貫通穴16aに取
付ボルト17を通し、内蔵機器12側のねじ穴12aに
ねじ込み締付けた時に、図5のように、弾性部材16の
側方部分が外側に撓み変形して取付穴13aの内縁に接
触するようにされている。
【0010】上記の防振固定構造14においては、内蔵
機器12はゴム状弾性の弾性部材16を介在させて筐体
側取付片13に固定されているので、この弾性部材16
の存在により、内蔵機器12内の各部品の振動による音
が筐体側取付片13に伝わることは防止され、したがっ
て、内蔵機器の動作音が筐体11の外部に漏れることは
防止される。一方、板ばね20が内蔵機器12の表面お
よび筐体側取付片13の取付穴13aの内縁の両者に接
触しているので、内蔵機器12と筐体側取付片13との
間が導通し、内蔵機器12の接地が行われる。このよう
に、特別な接地処理を必要とせず、板ばね20を装着し
た弾性部材16を介在させて単に取付ボルト17で固定
する操作のみで接地が行われる。
【0011】なお、実施例の板ばね20は、帯の両端部
分が取付ボルト17の頭部の部分で重なり合って環状を
なす形状であるが、端部のない閉じた環状とすることも
可能であり、さらには2つに分割した形状とすることも
可能である。また、帯の両端が若干離間して概ね環状を
なす形状でもよい。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、筐体または筐体側取付
片の取付穴に防振のための弾性部材を嵌合するととも
に、この弾性部材の縦断面内の周囲を環状に取り巻く板
ばねを設け、取付ボルトで締付け固定した時に、前記板
ばねが外側に撓み変形して取付穴の内縁に接触するよう
に構成したので、内蔵機器は弾性部材の防振作用により
その動作音が極力外部に漏れないように筐体側に固定さ
れるとともに、板ばねが内蔵機器と筐体側とを導通させ
るので、煩雑な接地処理を必要とせずに自動的に接地が
行われるという効果が得られる。また、内蔵機器自体に
消音対策を施す従来方法と異なり、安価に消音対策が図
られるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の防振固定構造を採用した電
気機器の部分切り欠き斜視図である。
【図2】図1における防振固定構造の部分の正面図であ
る。
【図3】図2におけるA矢視図である。
【図4】図3におけるB−B断面図である。
【図5】図4におけるC−C断面図である。
【図6】従来の電気機器における内蔵機器の防振固定構
造を示す断面図である。
【符号の説明】
10 電子機器(電気機器) 11 筐体 12 内蔵機器 12a ねじ穴 13 筐体側取付片 13a 取付穴 14 防振固定構造 16 弾性部材 16a 貫通穴 16b 周溝 16c 縦溝 16d 天面 16e 底面 17 取付ボルト 20 板ばね 20a ボルト挿通穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機器の筐体または筐体側取付片に設
    けた取付穴に、中心に貫通穴を持つゴム状弾性の弾性部
    材を嵌合し、この弾性部材の前記貫通穴に通した取付ボ
    ルトで内蔵機器を筐体側に固定する電気機器における内
    蔵機器の防振固定構造において、 前記弾性部材の縦断面内の周囲をほぼ環状に取り巻くと
    ともに、前記取付ボルトを通すボルト挿通穴を両側部分
    に持つ板ばねを設け、この板ばねのボルト挿通穴および
    弾性部材の貫通穴に通した取付ボルトを内蔵機器のねじ
    穴にねじ込み締付けた時に、前記板ばねの弾性部材側方
    部分が外側に撓み変形して前記取付穴の内縁に接触する
    ように構成したことを特徴とする電気機器における内蔵
    機器の防振固定構造。
  2. 【請求項2】 前記板ばねは、その両端部分が前記取付
    ボルトの頭部の部分で重なり合って環状をなす形状であ
    ることを特徴とする請求項1記載の電気機器における内
    蔵機器の防振固定構造。
  3. 【請求項3】 前記筐体または筐体側取付片の取付穴が
    四角形であり、前記弾性部材がこれに対応する四角形横
    断面を持つことを特徴とする請求項1記載の電気機器に
    おける内蔵機器の防振固定構造。
JP13605197A 1997-05-09 1997-05-09 電気機器における内蔵機器の防振固定構造 Pending JPH10313183A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020037877A (ko) * 2000-11-15 2002-05-23 박종섭 냉각팬의 진동 흡수장치
JP2007012228A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Polymatech Co Ltd ゴムダンパー及びディスク装置
JP2010280396A (ja) * 2009-06-02 2010-12-16 Fujitsu Ltd 緩衝装置、記憶媒体保持装置及び記憶媒体収納システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20020037877A (ko) * 2000-11-15 2002-05-23 박종섭 냉각팬의 진동 흡수장치
JP2007012228A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Polymatech Co Ltd ゴムダンパー及びディスク装置
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