JPH10312504A - ライト電流設定方法、及び、記録再生装置 - Google Patents

ライト電流設定方法、及び、記録再生装置

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JPH10312504A
JPH10312504A JP9122593A JP12259397A JPH10312504A JP H10312504 A JPH10312504 A JP H10312504A JP 9122593 A JP9122593 A JP 9122593A JP 12259397 A JP12259397 A JP 12259397A JP H10312504 A JPH10312504 A JP H10312504A
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Shoichi Shimizu
昭一 清水
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Fujitsu Ltd
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    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
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    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/012Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic disks
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    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体に供給するライト電流に応じて情報
を記録する装置の最適ライト電流を設定するライト電流
設定方法、及び、磁気記録再生装置に関し、温度変化に
よらず、リードマージンの低下を最小にできるライト電
流を固定的に設定できるライト電流設定方法、及び、磁
気記録再生装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 記録媒体に情報を固定的に設定されたラ
イト電流により記録する磁気ディスク装置のライト電流
を記録媒体に供給するライト電流の下限値をレベルマー
ジン特性から求め、記録媒体に供給するライト電流の上
限値をTPIマージン特性から求め、下限値と上限値と
の中間のライト電流値を固定的に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はライト電流設定方
法、及び、記録再生装置に係り、特に、記録媒体に供給
するライト電流に応じて情報を記録する装置の最適ライ
ト電流を設定するライト電流設定方法、及び、記録再生
装置に関する。近年、ハードディスクドライブ装置で
は、高密度化、高速化が進んでいる。高密度化、高速化
に伴い、記録電流の最適化が求められている。記録電流
は温度に応じて最適値が異なる。
【0002】このため、ライト電流を最適化する際に
は、低温及び高温の両方で最大のマージン値が得られる
ライト電流値に設定する必要がある。
【0003】
【従来の技術】図14に従来の磁気ディスク装置の一例
の平面図を示す。図14に示す磁気ディスク装置11に
おいて、アクチュエータ12がアーム13より支持ばね
機構13aを介してその先端に磁気ヘッド14が搭載さ
れており、アーム13の基部がピボット15に回転自在
に軸支される。このアーム13が後述する複数の磁気デ
ィスク間に位置される。
【0004】また、アーム13のピボット15の反対側
には回動支持部16が形成され、該回動支持部16に巻
回されたコイル17が設けられる。そして、コイル17
の下方には2つのマグネット18a,18bが固定配置
される。このコイル17及びマグネット18a,18b
によりVCM(ボイスコイルモータ)を構成する。磁気
ディスク装置11は、スピンドルモータ19に固定され
て回転される複数の磁気ディスク20に対し、コイル1
7に配線基板21よりフレキシブルプリント板22を介
して通電することにより磁気ヘッド14を磁気ディスク
20の半径方向に移動させるようにアーム13が回動さ
れるものである。
【0005】磁気ヘッド14は、例えば薄膜ヘッドが用
いられ、磁気ディスク20の回転で所定量浮上する。こ
の薄膜型の磁気ヘッド14は、薄膜形成技術でコイルや
磁気ギャップが形成されてライトヘッドが構成され、M
R(磁気抵抗効果)素子を用いてリードヘッドが構成さ
れてそれぞれがスライダに形成される。そして、ライト
ヘッドのコイルに所定の電流(ライト電流)が供給され
ることで電磁変換による漏れ磁束により磁気ディスク2
0に書き込みが行われ、リードヘッドによりライト電流
に応じた大きさの波形(リード電流の振幅)でリードが
行われる。
【0006】ここで、図15に、ライト電流とヘッド特
性の関係のグラフを示す。図15(A)はヘッド出力レ
ベルに対するライト電流の特性のグラフ、図15(B)
はオーバライト(利得)に対するライト電流の特性のグ
ラフである。一般にライト電流は、磁気ヘッド14の出
力レベル(図15(A))とオーバライト利得(図15
(B))の飽和特性から決定されている。
【0007】すなわち、従来のライト電流の決定は、ヘ
ッド・媒体のクロストーク特性やオーバーライト特性を
測定して決定している。決定されたライト電流により磁
気ディスク内部の抵抗が決定され、ライト電流が固定さ
れる。また、磁気ディスクは、温度に影響され、最適な
ライト電流が変化してしまうので、温度変化を考慮した
設定が必要とされる。
【0008】温度変化に対応するライト電流の設定方法
としては、例えば、特開昭63−167404号、特開
平1−245406号、特開平1−317208号など
が提案されている。これらの発明では、磁気ディスク装
置内部に温度センサ、温度に応じた最適ライト電流を設
定したテーブルを内蔵して、温度センサでの検出温度に
応じてライト電流を変化させて、温度によらず最適ライ
ト電流で情報の書き込みを行うものがある。これらの発
明では、オーバーライト特性を測定して、最適ライト電
流を設定していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の磁気
ディスクドライブのライト電流の決定方法は、ヘッド・
媒体のクロストーク特性やオーバーライト特性を測定し
て決定してるため、組み込んで回路が接続されてから測
定することは困難であり、また、測定できたとしても時
間がかかる等の問題点があった。
【0010】また、特開昭63−167404号、特開
平1−245406号、特開平1−317208号など
の発明では、磁気ディスク装置の温度センサ、メモリを
設ける必要があり、高価なものとなってしまう。また、
これらの発明では、オーバーライト特性を用いていたた
め、最適ライト電流の設定に時間がかかる。本発明は上
記の点に鑑みてなされたもので、温度変化によらず、リ
ードマージンの低下を最小にできるライト電流を固定的
に設定できるライト電流設定方法、及び、磁気記録再生
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、記
録媒体に情報を記録する際に記録ヘッドに供給するライ
ト電流を最適値に設定するライト電流設定方法におい
て、前記記録ヘッドに供給するライト電流の下限値を求
める第1のマージン特性を測定する第1のマージン測定
手順と、前記記録ヘッドに供給するライト電流の上限値
を求める第2のマージン特性を測定する第2のマージン
測定手順と、前記第1のマージン測定手順で測定された
前記第1のマージン特性から所定のマージンとなるライ
ト電流値を下限のライト電流値として設定する下限値設
定手順と、前記第2のマージン測定手順で測定された前
記第2のマージン特性から所定のマージンとなるライト
電流値を上限のライト電流値として設定する上限値設定
手順と、前記下限値設定手順で設定された下限のライト
電流値と前記上限値設定手順で設定された上限のライト
電流値との中間のライト電流値を最適ライト電流として
設定する最適ライト電流設定手順とを有することを特徴
とする。
【0012】請求項1によれば、第1のマージンが良好
に保持できる最小のライト電流を下限値として設定し、
第2のマージンが良好に保持できる最大のライト電流を
上限値として設定し、下限値と上限値との中間値、すな
わち、第1のマージン及び第2のマージンをともに良好
に保持できる電流を最適ライト電流としているので、常
に良好な情報の書き込みを行える。
【0013】請求項2は、前記第1のマージン測定手順
が、前記ライト電流の上昇に応じて良好となるマージン
を第1のマージンとして設定されたことを特徴とする。
請求項2によれば、ライト電流の上昇に応じて良好とな
るマージンを第1のマージンとして設定することによ
り、マージンが飽和したときの最小となるライト電流を
下限値として設定できる。
【0014】請求項3は、前記第2のマージン測定手順
が、前記ライト電流の低下に応じて良好となるマージン
を第2のマージンとして設定されたことを特徴とする。
請求項3によれば、ライト電流の低下に応じて良好とな
るマージンを第2のマージンとして設定することによ
り、マージンが飽和したときの最大となるライト電流を
上限値として設定できる。
【0015】請求項4は、前記第1のマージン測定手順
が、前記ライト電流、及び、温度をパラメータとして第
1のマージンを測定するにより前記第1のマージン特性
を求めることを特徴とする。請求項4によれば、ライト
電流、及び、温度をパラメータとして第1のマージンを
測定し、第1のマージン特性を求めることにより、ライ
ト電流だけでなく温度によるマージンの変動を考慮した
下限値を求めることができ、温度の変動の影響されない
最適ライト電流を求めることができる。
【0016】請求項5は、前記第2のマージン測定手順
が、ライト電流、及び、温度をパラメータとして第2の
マージンを測定し、前記第2のマージン特性を求めるこ
とを特徴とする。請求項5によれば、ライト電流、及
び、温度をパラメータとして第2のマージンを測定し、
第2のマージン特性を求めることにより、ライト電流だ
けでなく温度によるマージンの変動を考慮した上限値を
求めることができ、温度の変動の影響されない最適ライ
ト電流を求めることができる。
【0017】請求項6は、前記第1のマージン測定手順
が、前記第1のマージン特性としてスライスレベルのマ
ージンの特性を測定することを特徴とする。請求項6に
よれば、第1のマージン特性としてスライスレベルのマ
ージンの特性を測定することにより、スライスレベルの
マージンはライト電流が大きくなるほど読み取り時の信
号レベルが大きくなるので、スライスレベルの幅を大き
くできるため、ライト電流が大きいほど良好な値を保持
でき、したがって、スライスレベルマージンが飽和した
ときの最小のライト電流値を求めることによりライト電
流の下限値を求めることができる。
【0018】請求項7は、前記第2のマージン測定手順
が、前記第2のマージン特性として記録密度によるマー
ジンの特性を測定することを特徴とする。請求項7によ
れば、第2のマージン特性として記録密度によるマージ
ンの特性を測定することにより、記録密度によるマージ
ンの特性はライト電流が大きくなるほど隣接するトラッ
クへの影響が大きくなり、マージンが低下し、ライト電
流が小さくなるほど、隣接するトラックの影響が小さく
なりマージンが良好な値に保持されるので、したがっ
て、記録密度によるマージンが飽和したときの最大のラ
イト電流を求めることにより、上限値を求めることがで
きる。
【0019】請求項8は、記録密度によるマージンが、
TPI(Track Per Inch)マージンであることを特徴と
する。請求項8によれば、記録密度によるマージンをT
PI(Track Per Inch)マージンとすることにより、T
PIマージンはライト電流が大きくなるほど隣接するト
ラックへの影響が大きくなり、マージンが低下し、ライ
ト電流が小さくなるほど、隣接するトラックの影響が小
さくなりマージンが良好な値に保持されるので、したが
って、記録密度によるマージンが飽和したときの最大の
ライト電流を求めることにより、上限値を求めることが
できる。
【0020】請求項9は、記録媒体に対向して設けられ
た磁気ヘッドに予め設定されたライト電流を供給するこ
とにより該記録媒体に情報を記録する記録再生装置にお
いて、前記記録ヘッドに供給するライト電流の下限値を
第1のマージン特性から測定し、前記記録ヘッドに供給
するライト電流の上限値を第2のマージン特性から測定
し前記下限のライト電流値と前記上限のライト電流値と
の中間のライト電流値が前記ライト電流として固定的に
設定されたことを特徴とする。
【0021】請求項9によれば、第1のマージンが良好
に保持できる最小のライト電流を下限値として設定し、
第2のマージンが良好に保持できる最大のライト電流を
上限値として設定し、下限値と上限値との中間値、すな
わち、第1のマージン及び第2のマージンをともに良好
に保持できる電流を固定的にライト電流としているの
で、常に良好な情報の書き込みを行える。
【0022】請求項10は、前記第1のマージン特性
が、前記ライト電流の上昇に応じて良好となるマージン
から測定されることを特徴とする。請求項10によれ
ば、ライト電流の上昇に応じて良好となるマージンを第
1のマージンとして設定することにより、マージンが飽
和したときの最小となるライト電流を下限値として設定
でき、装置に固定的に設定されるライト電流を温度など
の影響のない範囲内に含めることができる。
【0023】請求項11は、前記第2のマージン特性
が、前記ライト電流の低下に応じて良好となるマージン
から測定されることを特徴とする。請求項11によれ
ば、ライト電流の低下に応じて良好となるマージンを第
2のマージンとして設定することにより、マージンが飽
和したときの最大となるライト電流を上限値として設定
でき、装置に固定的に設定されるライト電流を温度など
の影響のない範囲内に含めることができる。
【0024】請求項12は、前記第1のマージン特性
が、前記ライト電流、及び、温度をパラメータとして測
定されたマージンから測定されることを特徴とする。請
求項12によれば、ライト電流、及び、温度をパラメー
タとして第1のマージンを測定し、第1のマージン特性
を求めることにより、ライト電流だけでなく温度による
マージンの変動を考慮した下限値を求めることができ、
温度の変動の影響されない最適ライト電流を装置に固定
的に設定できる。
【0025】請求項13は、前記第2のマージン特性
が、ライト電流、及び、温度をパラメータとして測定さ
れたマージンから測定されることを特徴とする。請求項
13によれば、ライト電流、及び、温度をパラメータと
して第2のマージンを測定し、第2のマージン特性を求
めることにより、ライト電流だけでなく温度によるマー
ジンの変動を考慮した上限値を求めることができ、温度
の変動の影響されない最適ライト電流を装置に固定的に
設定できる。
【0026】請求項14は、前記第1のマージン特性
が、スライスレベルのマージンの特性であることを特徴
とする。請求項14によれば、第1のマージン特性とし
てスライスレベルのマージンの特性を測定することによ
り、スライスレベルのマージンはライト電流が大きくな
るほど読み取り時の信号レベルが大きくなるので、スラ
イスレベルの幅を大きくできるため、ライト電流が大き
いほど良好な値を保持でき、したがって、スライスレベ
ルマージンが飽和したときの最小のライト電流値を求め
ることによりライト電流の下限値を求めることができ、
温度の変動の影響されない最適ライト電流を装置に固定
的に設定できる。
【0027】請求項15は、前記第2のマージン特性
が、記録密度によるマージンの特性であることを特徴と
する。請求項15によれば、第2のマージン特性として
記録密度によるマージンの特性を測定することにより、
記録密度によるマージンの特性はライト電流が大きくな
るほど隣接するトラックへの影響が大きくなり、マージ
ンが低下し、ライト電流が小さくなるほど、隣接するト
ラックの影響が小さくなりマージンが良好な値に保持さ
れるので、したがって、記録密度によるマージンが飽和
したときの最大のライト電流を求めることにより、上限
値を求めることができ、温度の変動の影響されない最適
ライト電流を装置に固定的に設定できる。
【0028】請求項16は、記録密度によるマージン
が、TPI(Track Per Inch)マージンであることを特
徴とする。請求項16によれば、記録密度によるマージ
ンをTPI(Track Per Inch)マージンとすることによ
り、TPIマージンはライト電流が大きくなるほど隣接
するトラックへの影響が大きくなり、マージンが低下
し、ライト電流が小さくなるほど、隣接するトラックの
影響が小さくなりマージンが良好な値に保持されるの
で、したがって、記録密度によるマージンが飽和したと
きの最大のライト電流を求めることにより、上限値を求
めることができ、温度の変動の影響されない最適ライト
電流を装置に固定的に設定できる。
【0029】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施例のブロッ
ク構成図を示す。本実施例では、磁気ディスク装置10
0のライト電流を設定する場合について説明を行う。ラ
イト電流の設定を行おうとする磁気ディスク装置100
は、測定装置200に接続される。
【0030】磁気ディスク装置100は、磁気ディスク
101に磁気的に情報を記録する。磁気ディスク101
は、スピンドルモータ102により矢印A方向に回転さ
れる。磁気ディスク101の表面には、磁気ディスク1
01に磁気的に作用し、磁気ディスク101に情報を記
録するとともに、磁気ディスク101に記録された情報
を読み出す磁気ヘッド103が対向して配置される。磁
気ヘッド103は、アーム104に固定され、磁気ディ
スク101の回転により磁気ディスク101の表面から
わずかに浮上した状態で、磁気ディスク101に記録再
生を行う。
【0031】アーム104は、回転軸105を中心に回
動自在に保持されており、先端に磁気ヘッド103が保
持され、回転軸105を挟んで反対側にはボイスコイル
モータ106とされている。アーム104は、ボイスコ
イルモータ106により回転軸105を中心に矢印B方
向に回動して、磁気ヘッド103を磁気ディスク101
の半径方向に移動させる。
【0032】磁気ヘッド103は、接続線107を介し
てヘッドIC(Integrated Circuit)108に接続され
る。ヘッドIC108は、磁気ディスク101への情報
の記録時にライト電流を増幅したり、磁気ディスク10
1の磁束の変化により磁気ヘッド103に発生するリー
ド電流を増幅する。ヘッドIC108には抵抗R0 が外
付けで接続され、この抵抗R0 によりリード電流が調整
される。抵抗R0 は測定装置200による最適電流の測
定の前は、標準の抵抗が接続される。
【0033】ヘッドIC108は、リード/ライト回路
109を介してMPU110に接続される。リード/ラ
イト回路109は、MPU110から供給されるデータ
を記録信号にエンコードするとともに、磁気ヘッド10
3で読み取られたリード電流をMPU110で処理可能
なデータにデコードする。MPU110は、リード/ラ
イト回路109、DSP(Digital Signal Processor)
111、HDC(Hard disk Drive Contorler )112
に接続される。MPU110は、磁気ディスク101に
記録再生する情報の処理を行うとともに、磁気ヘッド1
03により磁気ディスク101から読み取られた情報に
応じて磁気ディスク101の回転、及び、磁気ヘッド1
03の位置決めの制御を行う。
【0034】DSP111は、MPU110から供給さ
れる磁気ディスク101の回転速度を決定するディジタ
ルデータに応じてスピンドルモータ102の回転を制御
するディジタルデータを生成する。また、DSP111
は、MPU110から供給される磁気ヘッド103の位
置を決定するディジタルデータに応じてボイスコイルモ
ータ106を制御するディジタルデータを生成する。
【0035】DSP111で生成されたスピンドルモー
タ102の回転を制御するディジタルデータ、及び、ボ
イスコイルモータ106の回動位置を制御するディジタ
ルデータは、それぞれにDAC(Digital Analog Conve
rter)113に供給される。DAC113は、DSP1
11から供給されたスピンドルモータ102の回転を制
御するディジタルデータ、及び、ボイスコイルモータ1
06の回動位置を制御するディジタルデータをそれぞれ
にアナログ信号に変換する。
【0036】DSP111からDAC113に供給され
たスピンドルモータ102の回転を制御するディジタル
データは、DAC113でアナログ信号に変換された
後、スピンドル駆動回路114に供給される。スピンド
ル駆動回路114は、DAC113から供給されたアナ
ログ信号に応じてスピンドルモータ102を駆動する駆
動信号を生成してスピンドルモータ102に供給する。
スピンドルモータ102は、スピンドルモータ駆動回路
114から供給される駆動信号により回転され、磁気デ
ィスク101を矢印A方向に一定の回転速度で回転させ
る。
【0037】DSP111からDAC113に供給され
たボイスコイルモータ106の回動位置を制御するディ
ジタルデータは、DAC113でアナログ信号に変換さ
れた後、ボイスコイルモータ駆動回路115に供給され
る。ボイスコイルモータ駆動回路115は、DAC11
3から供給されたアナログ信号に応じてボイスコイルモ
ータ106を駆動する駆動信号を生成してボイスコイル
モータ106に供給する。ボイスコイルモータ106
は、ボイスコイルモータ駆動回路115から供給される
駆動信号により矢印B方向にアーム104の回動位置を
制御して、磁気ヘッド103の位置決めを行う。
【0038】一方、HDC112は、MPU110と外
部との接続を行うコネクタ116との間に接続され、磁
気ディスク装置100とコネクタ116に接続される外
部機器とのデータの送受信を制御する。コネクタ116
は、記録再生時には外部機器と接続され、データや各種
制御信号の入出力を行う。コネクタ116には、最適電
流の測定時には測定装置200が接続される。
【0039】図2に本発明の一実施例の測定装置のブロ
ック構成図を示す。本実施例の測定装置200には、磁
気ディスク装置100を接続するためのコネクタ201
が設けられている。コネクタ201には、磁気ディスク
装置100のコネクタ116がケーブルを介して接続さ
れる。コネクタ116は、インタフェース202に接続
される。インタフェース202には、コネクタ201の
他に磁気ディスク装置100の温度を計測するための温
度センサ203、磁気ディスク装置100の温度を制御
する温度制御装置204、測定の指示などの行うための
キーボード205、バス206が接続される。
【0040】インタフェース202は、コネクタ201
から入出されるデータの送受信、温度センサ203から
の温度データの受信、温度制御装置204への制御デー
タの送信、キーボード205からの指示の受信を行い、
各種データのバス206との入出力を制御する。バス2
06には、データ処理を行うCPU(Central Processi
ng Unit )207、CPU207で処理するプログラム
が記録されたプログラムメモリ208、CPU207で
のプログラムメモリ208に記録されたプログラムの実
行時の作業領域となるRAM(Read Only Memory)20
9、CPU207での処理データをファイルするファイ
ル装置210、CPU207での処理データを表示装置
211に表示するための処理を行う表示処理部212が
接続される。
【0041】測定装置200は、キーボード205を操
作することにより、プログラムメモリ208に記録され
たプログラムが順次実行され、後述する磁気ディスク装
置100に設定すべき、最適ライト電流の測定を行い、
表示装置211に表示するとともに、ファイル装置21
0にファイルする。測定装置200で測定された最適ラ
イト電流に応じて測定された磁気ディスク装置100の
ライト電流を設定する抵抗R0 が決定される。
【0042】ここで、測定装置200による最適電流測
定方法について説明する。図3に本発明の一実施例の測
定装置の最適電流測定動作のフローチャートを示す。測
定装置200では、まず、特許請求の範囲の第1のマー
ジン特性測定手順となるレベルマージン特性の測定を行
う(ステップS1−1)。
【0043】レベルマージン特性は、ライト電流、及
び、磁気ディスク装置100の温度をパラメータとし
て、レベルマージンを測定することにより求める。な
お、レベルマージンは、ライト電流が小さくなるほど、
低下するため、ライト電流の下限値の測定に用いる。こ
こで、ステップS1−1のレベルマージン特性測定方法
について詳細に説明する。
【0044】図4に本発明の一実施例の測定装置のレベ
ルマージン特性測定動作のフローチャート、図5に本発
明の一実施例のレベルマージン測定の動作説明図を示
す。レベルマージン測定動作では、測定装置200は、
まず、変数m、nを1に設定する(ステップS2−
1)。次に、測定装置200は、温度センサ203によ
り磁気ディスク装置100の温度を検出しつつ、温度制
御装置204を制御して磁気ディスク装置100の温度
を温度Tm に設定する(ステップS2−2)。
【0045】磁気ディスク装置100に対して所定のラ
イト電流In での信号の書き込みを指示する(ステップ
S2−3)。測定装置200は、図5(A)に示すよう
に磁気ディスク装置100に指示したライト電流In
で、信号が書き込まれる。測定装置200は、磁気ディ
スク装置100の磁気ディスク101へのライト電流I
n での信号の書き込みが終了すると(ステップS2−
4)。
【0046】次に、測定装置200は、図5(B)に示
すように磁気ディスク装置100にライト電流In で書
き込んだ信号のオントラックでの読み取りを指示する
(ステップS2−5)。測定装置200は、磁気ディス
ク装置100で読み取られた信号からレベルマージンを
検出する(ステップS2−6)。ここで、レベルマージ
ンの検出方法について説明する。
【0047】図6に本発明の一実施例のレベルマージン
検出動作のフローチャート、図7に本発明の一実施例の
レベルマージン検出時の動作説明図を示す。測定装置2
00は、磁気ディスク装置100に対して図7(A)に
示すようにスライスレベルSL1 、SL2 を指示する
(ステップS3−1)。磁気ディスク装置100は、測
定装置200から指示されたスライスレベルSL1 、S
L2 により磁気ディスク101から磁気ヘッド103に
より読み取った信号Sr をスライスして、図7(B)に
示すようなパルス信号を生成する。
【0048】磁気ディスク装置100は、図7(B)に
示す信号に基づいて元のディジタルデータを復号して、
測定装置200に供給する。測定装置200は、磁気デ
ィスク装置100で復号化されたディジタルデータを読
み込む(ステップS3−2)。測定装置200は、磁気
ディスク装置100から供給されたディジタルデータを
元のディジタルデータと比較する(ステップS3−
3)。ステップS3−3での比較結果、全書き込みデー
タのうちの誤って読み出されたデータの比率であるエラ
ーレートを求める(ステップS3−4)。測定装置20
0は、エラーレートが所定のレベルか否かを判定する
(ステップS3−5)。
【0049】ステップS3−5での判定結果、所定のエ
ラーレート以下であれば、そのときのスライスレベルS
L1 、SL2 のレベル差をレベルマージンとして出力す
る(ステップS3−6)。ステップS3−5での判定結
果、所定のエラーレート以下であれば、スライスレベル
SL1 、SL2 を変更して、ステップS3−1に戻って
再びエラーレートの測定を行う(ステップS3−7)。
ステップS3−1〜S3−5、S3−7を繰り返し実行
して、レベルマージンを求める。
【0050】以上により、図4のレベルマージンの検出
を行うステップS2−6が終了する。再び、図4に戻っ
て説明を続ける。ステップS2−6でレベルマージンが
検出されると、次に、測定装置200は、今回検出され
たレベルマージンを前回検出したレベルマージンと比較
し、レベルマージン特性が飽和したか否かを判定する
(ステップS2−7、S2−8)。
【0051】ステップS2−8では、今回検出したレベ
ルマージンが前回検出したレベルマージンに対して所定
の幅以内にあれば、飽和したものと判定し、前回検出の
レベルマージンに比べて大きく変化していれば、飽和し
ていないと判定する。ステップS2−8で、レベルマー
ジンが飽和していないと判定された場合には、次に、測
定装置200は、変数nをn+1として、異なるライト
電流In が設定されるようにして、ステップS2−3に
戻って、再びレベルマージンを検出する(ステップS2
−9)。
【0052】また、ステップS2−8で、レベルマージ
ンが飽和したと判定された場合には、変数mが予め設定
されたm0 か否かの判定を行う(ステップS2−1
0)。ステップS2−10で、所定の変数mがm0 に達
していないときには、他の温度でレベルマージンの測定
を行う必要があるので、次に、変数mをm+1とし、変
数nを1としてステップS2−2に戻り、前回温度とは
異なる温度Tm で、再び、ステップS2−2〜ステップ
S2−9を繰り返して、レベルマージンの測定を行う
(ステップS2−11)。
【0053】ステップS2−10で、所定の変数mがm
0 であると判定された場合には、各ライト電流In 、各
温度Tm でレベルマージンの測定が行われ、レベルマー
ジン特性の測定が終了したと判定できるので、処理を終
了する。以上により、複数の温度Tm におけるライト電
流に対するレベルマージンの特性を求めることができ
る。
【0054】図8に本発明の一実施例のレベルマージン
特性図を示す。レベルマージンは、スライスレベルのマ
ージンであり、ライト電流が大きければ、磁気ヘッド1
03により読み取られる信号レベルが大きくなるので、
スライスレベルの幅を大きく設定できるので、大きくで
きる。また、温度が低くなると、磁気ディスク101の
保磁力が低下するので、磁気ヘッド103により読み取
られる信号レベルが低下し、図8に矢印C方向に示すよ
うに温度T1 と温度Tm とでは、同じライト電流でもス
ライスレベルの幅であるレベルマージンは低下する特性
となる。
【0055】以上により、図3のステップS1−1のレ
ベルマージン特性の測定が終了する。ここで、再び、図
3に戻って説明を続ける。測定装置200は、ステップ
S1−1で、レベルマージンを検出した後、次に、特許
請求の範囲の第2のマージン特性測定手順となるTPI
(Track Per Inch;記録密度)マージン特性の測定を行
う(ステップS1−2)。
【0056】TPIマージン特性は、後述するように、
ライト電流、及び、磁気ディスク装置100の温度をパ
ラメータとして、TPIマージンを測定することにより
求められる。TPIマージンは、ライト電流が大きくな
るほど、低下するため、ライト電流の上限値の測定に用
いる。ここで、ステップS1−2のTPIマージンの測
定について説明する。
【0057】図9に本発明の一実施例の測定装置のTP
Iマージン特性測定動作のフローチャートを示す。TP
Iマージン測定動作では、測定装置200は、まず、変
数KをK0 、LをL0 に設定する(ステップS4−
1)。次に、測定装置200は、温度センサ203によ
り磁気ディスク装置100の温度を検出しつつ、温度制
御装置204を制御して磁気ディスク装置100の温度
を温度TK に設定する(ステップS4−2)。
【0058】磁気ディスク装置100に対して所定のラ
イト電流IL でのTPIマージンの測定を行う(ステッ
プS4−3)。ここで、ステップS4−3のTPIマー
ジンの検出方法について詳細に説明する。図10に本発
明の一実施例のTPIマージン検出動作のフローチャー
ト、図11に本発明の一実施例のTPIマージン検出時
の動作説明図を示す。
【0059】測定装置200は、まず、変数iを1、変
数jをj0 に設定する(ステップS5−1)。次に、磁
気ディスク装置100にライト電流IL 、所定のトラッ
クピッチPiで、3本以上のトラックの書き込みを指示
する(ステップS5−2)。測定装置200からの指示
により、磁気ディスク装置100で磁気ディスク101
に、図11(A)〜(C)に示すようにライト電流IL
で、かつ、所定のピッチPi で信号が書き込まれる。
【0060】測定装置200は、磁気ディスク装置10
0の磁気ディスク101へのライト電流IL での所定の
ピッチPi の3本のトラックTr0 〜Tr2 への信号の
書き込みが終了すると(ステップS4−4)。次に、測
定装置200は、図11(D)に示すように磁気ディス
ク装置100からライト電流IL で書き込んだ信号を磁
気ヘッド103をオフトラック量Ojだけオフセットさ
せて、トラックtr0 の信号を読み取るように磁気ディ
スク装置100に指示を出す(ステップS5−3)。
【0061】測定装置200は、ステップS5−3の指
示により磁気ディスク装置100から供給されるディジ
タルデータを読み取って、元のデータと比較する(ステ
ップS5−4)。ステップS5−4での比較結果、書き
込みデータに対するエラーデータを割合であるエラーレ
ートを算出する(ステップS5−5)。ステップS5−
5での、エラーレートの算出結果を、予め設定しておい
た所定のエラーレートと比較し、所定のエラーレートか
否かの判定を行う(ステップS5−6)。ステップS5
−6で、ステップS5−5での算出結果のエラーレート
が所定値となったときには、そのときのトラックピッチ
Pi の2倍、2Pi をTPIマージンとして記憶する
(ステップS5−7)。
【0062】また、ステップS5−6での判定結果、ス
テップS5−5でのエラーレートの算出結果が所定値に
満たない場合には、変数iをi−1として、トラックピ
ッチPi が小さくなるようにして、ステップS5−2に
戻って、異なるトラックピッチPi で、再びエラーレー
トの算出を行う(ステップS5−8)。上記ステップS
5−2〜S5−6、S5−8を繰り返すことによりTP
Iマージンが求められる。以上により、図9のレベルマ
ージンの検出を行うステップS4−3が終了する。
【0063】図9に戻って説明を続ける。ステップS4
−3でTPIマージンが検出されると、次に、測定装置
200は、今回検出されたTPIマージンを前回検出し
たTPIマージンと比較し、TPIマージン特性が飽和
したか否かを判定する(ステップS4−4、S4−
5)。ステップS4−5では、今回検出したTPIマー
ジンが前回検出したTPIマージンに対して所定の幅以
内にあれば、飽和したものと判定し、前回検出のTPI
マージンに比べて大きく変化していれば、飽和していな
いと判定する。
【0064】ステップS4−5で、TPIマージンが飽
和していないと判定された場合には、次に、測定装置2
00は、変数LをL−1として、前回より小さいライト
電流IL が設定されるようにして、ステップS4−3に
戻って、再びTPIマージンを検出する(ステップS4
−9)。また、ステップS4−8で、レベルマージンが
飽和したと判定された場合には、変数Kが0になったか
否かの判定を行う(ステップS4−10)。ステップS
4−10で、所定の変数Kが0に達していないときに
は、他の温度でTPIマージンの測定を行う必要がある
ので、次に、変数KをK−1とし、前回より低い温度と
し、また、、変数LをL0 として、ライト電流IL の初
期値に戻して、ステップS4−2に戻り、前回温度とは
異なる温度TK で、再び、ステップS4−2〜ステップ
S4−9を繰り返して、TPIマージンの測定を行う
(ステップS4−11)。
【0065】ステップS4−10で、所定の変数Kが0
であると判定された場合には、各ライト電流IL 、各温
度TK でTPIマージンの測定が行われ、TPIマージ
ン特性の測定が終了したと判定できるので、処理を終了
する。以上により、複数の温度TK におけるライト電流
に対するレベルマージンの特性を求めることができる。
【0066】図12に本発明の一実施例のTPIマージ
ン特性図を示す。TPIマージンは、記録密度のマージ
ンであり、ライト電流が大きければ、磁気ヘッド103
により読み取られる信号レベルが大きくなるので、隣接
するトラックが信号を読み取ろうとするトラックに影響
して、エラーが発生するので、マージンが小さくなる。
【0067】また、温度が高くなると、磁気ディスク1
01の保磁力が向上するので、磁気ヘッド103により
読み取られる信号レベルが上昇し、図12に矢印D方向
に示すように温度Tk と温度T0 とでは、同じライト電
流でもトラックピッチPi であるTPIマージンは低下
する特性となる。以上により図3のステップS1−2の
TPIマージンの測定が終了する。
【0068】図3に戻って説明を続ける。ステップS1
−1、S1−2で、レベルマージン特性、及び、TPI
マージン特性の測定が終了すると、次に、測定装置20
0は、ステップS1−1で求めた図8に示すようなレベ
ルマージン特性からライト電流の下限値を決定する(ス
テップS1−3)。
【0069】ステップS1−3の下限値の設定は、図8
のレベルマージン特性でレベルマージンが飽和する、例
えば、点P1 のライト電流Ip1を下限値して設定する。
次に、測定装置200は、ステップS1−2で求めた図
12に示すようなTPIマージン特性からライト電流の
上限値を決定する(ステップS1−4)。ステップS1
−4の上限値の設定は、図12のTPIマージン特性で
TPIマージンが飽和する、例えば、点P2 のライト電
流Ip2を上限値して設定する。
【0070】次に測定装置200は、ステップS1−3
で求めた下限値とステップS1−4で求めた上限値との
中間のライト電流Ic を求め、最適ライト電流として、
ファイル装置210に記憶する(ステップS1−5、S
1−6)。図13に本発明の一実施例の最適ライト電流
決定動作を説明するための図である。同図中、実線は、
レベルマージンのライト電流に対する特性、一点鎖線は
TPIマージンのライト電流に対する特性を示す。
【0071】ライト電流を下限値Ip1以上とすれば、レ
ベルマージンを最大に保持できる。また、ライト電流を
上限値Ip2以下とすれば、TPIマージンを最大に保持
できる。したがって、下限値Ip1と上限値Ip2との中間
値Ic を最適ライト電流とすることにより、レベルマー
ジン、及び、TPIマージンを最大値に保持できること
になる。このように、マージン測定により、簡単に最適
ライト電流を求めることができる。
【0072】なお、このとき、下限値Ip1、及び、上限
値Ip2は、複数の温度で測定したレベルマージン特性、
及び、TPIマージン特性から求めているので、最適ラ
イト電流は温度に左右されることがない。上記のように
して求められた最適ライト電流で、磁気ディスク装置1
00の抵抗R0 の抵抗値を決定する。このとき、最適ラ
イト電流の測定は、製造過程のグして磁気ディスク装置
からサンプリングして行う。なお、全ての製造過程の全
ての磁気ディスク装置に対して行ってもよい。
【0073】また、本実施例では、ライト電流の下限値
の決定にレベルマージン特性を用いたが、これに限られ
ることはなく、ライト電流の増加に応じてマージンが安
定するマージンの特性を測定すればよい。例えば、オフ
トラックマージンが考えられる。オフトラックマージン
は、磁気ヘッドを所定のトラックからオフトラックさせ
たときに、所定のエラーレートで読みとれるオフトラッ
クの幅に相当し、ライト電流が大きいほどオフトラック
幅が広がり、マージンが大きくなり、レベルマージンと
同様な特性を示す。よって、レベルマージンと同様に、
下限値の設定に用いることができる。
【0074】また、同様に、ライト電流の上限値の決定
には、TPIマージン特性に限られることはなく、要
は、ライト電流が低下するに従ってマージンが安定する
マージンの特性を用いればよい。なお、本実施例では、
磁気ディスク装置について説明したが、本発明はライト
電流の設定に関するもので、例えば、光ディスク装置や
光磁気ディスク装置等の光学的な記録ヘッドを有する情
報記録装置であってもよく、磁気ディスク装置に限られ
るものではない。
【0075】また、本実施例におけるライト電流設定の
タイミングは、組立時に磁気ディスク装置100に測定
装置200を接続し、図3乃至図13で説明したような
方法により最適ライト電流を検出し、固定抵抗R0 によ
り最適ライト電流を設定する構成としたが、例えば、ラ
イト電流の設定を固定抵抗R0 に換えて、EEPROM
(Electrically Erasable and Programmable ROM)によ
り行うようにし、電源投入時、エラー発生時にエラーが
所定回数以上になったとき、または、定期的に、磁気デ
ィスク装置100の内部に設けられたMPU110、ま
たは、磁気ディスク装置100が接続された上位装置に
図3乃至図13に示すような最適ライト電流設定動作を
実行し、EEPROMの設定を切り換えることによりラ
イト電流を最適値に設定するように構成することもでき
る。
【0076】
【発明の効果】上述の如く、本発明の 請求項1によれ
ば、第1のマージンが良好に保持できる最小のライト電
流を下限値として設定し、第2のマージンが良好に保持
できる最大のライト電流を上限値として設定し、下限値
と上限値との中間値、すなわち、第1のマージン及び第
2のマージンをともに良好に保持できる電流を最適ライ
ト電流としているので、マージン検出により簡単に最適
ライト電流を求めることができ、また、常に良好な情報
の書き込みを行える等の特長を有する。
【0077】請求項2によれば、ライト電流の上昇に応
じて良好となるマージンを第1のマージンとして設定す
ることにより、マージンが飽和したときの最小となるラ
イト電流を下限値として設定でき、マージン検出により
簡単に最適ライト電流を求めることができる等の特長を
有する。請求項3によれば、ライト電流の低下に応じて
良好となるマージンを第2のマージンとして設定するこ
とにより、マージンが飽和したときの最大となるライト
電流を上限値として設定でき、マージン検出により簡単
に最適ライト電流を求めることができる等の特長を有す
る。
【0078】請求項4によれば、ライト電流、及び、温
度をパラメータとして第1のマージンを測定し、第1の
マージン特性を求めることにより、ライト電流だけでな
く温度によるマージンの変動を考慮した下限値を求める
ことができ、温度の変動の影響されない最適ライト電流
を求めることができ、マージン検出により簡単に温度変
動を考慮した最適ライト電流を求めることができる等の
特長を有する。
【0079】請求項5によれば、ライト電流、及び、温
度をパラメータとして第2のマージンを測定し、第2の
マージン特性を求めることにより、ライト電流だけでな
く温度によるマージンの変動を考慮した上限値を求める
ことができ、温度の変動の影響されない最適ライト電流
を求めることができ、マージン検出により簡単に温度変
動を考慮した最適ライト電流を求めることができる等の
特長を有する。
【0080】請求項6によれば、第1のマージン特性と
してスライスレベルのマージンの特性を測定することに
より、スライスレベルのマージンはライト電流が大きく
なるほど読み取り時の信号レベルが大きくなるので、ス
ライスレベルの幅を大きくできるため、ライト電流が大
きいほど良好な値を保持でき、したがって、スライスレ
ベルマージンが飽和したときの最小のライト電流値を求
めることによりライト電流の下限値を求めることがで
き、マージン検出により簡単に最適ライト電流を求める
ことができる等の特長を有する。
【0081】請求項7によれば、第2のマージン特性と
して記録密度によるマージンの特性を測定することによ
り、記録密度によるマージンの特性はライト電流が大き
くなるほど隣接するトラックへの影響が大きくなり、マ
ージンが低下し、ライト電流が小さくなるほど、隣接す
るトラックの影響が小さくなりマージンが良好な値に保
持されるので、したがって、記録密度によるマージンが
飽和したときの最大のライト電流を求めることにより、
上限値を求めることができ、マージン検出により簡単に
最適ライト電流を求めることができる等の特長を有す
る。
【0082】請求項8によれば、記録密度によるマージ
ンをTPI(Track Per Inch)マージンとすることによ
り、TPIマージンはライト電流が大きくなるほど隣接
するトラックへの影響が大きくなり、マージンが低下
し、ライト電流が小さくなるほど、隣接するトラックの
影響が小さくなりマージンが良好な値に保持されるの
で、したがって、記録密度によるマージンが飽和したと
きの最大のライト電流を求めることにより、上限値を求
めることができ、マージン検出により簡単に最適ライト
電流を求めることができる等の特長を有する。
【0083】請求項9によれば、第1のマージンが良好
に保持できる最小のライト電流を下限値として設定し、
第2のマージンが良好に保持できる最大のライト電流を
上限値として設定し、下限値と上限値との中間値、すな
わち、第1のマージン及び第2のマージンをともに良好
に保持できる電流を固定的にライト電流としているの
で、常に良好な情報の書き込みを行える等の特長を有す
る。
【0084】請求項10によれば、ライト電流の上昇に
応じて良好となるマージンを第1のマージンとして設定
することにより、マージンが飽和したときの最小となる
ライト電流を下限値として設定でき、装置に固定的に設
定されるライト電流を温度などの影響のない範囲内に含
めることができる等の特長を有する。請求項11によれ
ば、ライト電流の低下に応じて良好となるマージンを第
2のマージンとして設定することにより、マージンが飽
和したときの最大となるライト電流を上限値として設定
でき、装置に固定的に設定されるライト電流を温度など
の影響のない範囲内に含めることができる等の特長を有
する。
【0085】請求項12によれば、ライト電流、及び、
温度をパラメータとして第1のマージンを測定し、第1
のマージン特性を求めることにより、ライト電流だけで
なく温度によるマージンの変動を考慮した下限値を求め
ることができ、温度の変動の影響されない最適ライト電
流を装置に固定的に設定できる等の特長を有する。請求
項13によれば、ライト電流、及び、温度をパラメータ
として第2のマージンを測定し、第2のマージン特性を
求めることにより、ライト電流だけでなく温度によるマ
ージンの変動を考慮した上限値を求めることができ、温
度の変動の影響されない最適ライト電流を装置に固定的
に設定できる等の特長を有する。
【0086】請求項14によれば、第1のマージン特性
としてスライスレベルのマージンの特性を測定すること
により、スライスレベルのマージンはライト電流が大き
くなるほど読み取り時の信号レベルが大きくなるので、
スライスレベルの幅を大きくできるため、ライト電流が
大きいほど良好な値を保持でき、したがって、スライス
レベルマージンが飽和したときの最小のライト電流値を
求めることによりライト電流の下限値を求めることがで
き、温度の変動の影響されない最適ライト電流を装置に
固定的に設定できる等の特長を有する。
【0087】請求項15によれば、第2のマージン特性
として記録密度によるマージンの特性を測定することに
より、記録密度によるマージンの特性はライト電流が大
きくなるほど隣接するトラックへの影響が大きくなり、
マージンが低下し、ライト電流が小さくなるほど、隣接
するトラックの影響が小さくなりマージンが良好な値に
保持されるので、したがって、記録密度によるマージン
が飽和したときの最大のライト電流を求めることによ
り、上限値を求めることができ、温度の変動の影響され
ない最適ライト電流を装置に固定的に設定できる等の特
長を有する。
【0088】請求項16によれば、記録密度によるマー
ジンをTPI(Track Per Inch)マージンとすることに
より、TPIマージンはライト電流が大きくなるほど隣
接するトラックへの影響が大きくなり、マージンが低下
し、ライト電流が小さくなるほど、隣接するトラックの
影響が小さくなりマージンが良好な値に保持されるの
で、したがって、記録密度によるマージンが飽和したと
きの最大のライト電流を求めることにより、上限値を求
めることができ、温度の変動の影響されない最適ライト
電流を装置に固定的に設定できる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック構成図である。
【図2】本発明の一実施例の測定装置のブロック構成図
である。
【図3】本発明の一実施例の測定装置の最適ライト電流
測定動作のフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例の測定装置のレベルマージン
特性測定動作のフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例のレベルマージンの測定動作
を説明するための図である。
【図6】本発明の一実施例の測定装置のレベルマージン
検出動作のフローチャートである。
【図7】本発明の一実施例のレベルマージン検出時の動
作説明図である。
【図8】本発明の一実施例のレベルマージン特性図であ
る。
【図9】本発明の一実施例の測定装置のTPIマージン
特性測定動作のフローチャートである。
【図10】本発明の一実施例の測定装置のTPIマージ
ン検出動作のフローチャートである。
【図11】本発明の一実施例のTPIマージン検出時の
動作説明図である。
【図12】本発明の一実施例のTPIマージン特性図で
ある。
【図13】本発明の一実施例の最適ライト電流の決定動
作を説明するための図である。
【図14】従来の磁気ディスク装置の一例の平面図であ
る。
【図15】ライト電流とヘッド特性の関係のグラフであ
る。
【符号の説明】
100 磁気ディスク装置 101 磁気ディスク 102 スピンドルモータ 103 磁気ヘッド 104 アーム 105 回転軸 106 ボイスコイルモータ 107 接続線 108 ヘッドIC 109 リード/ライト回路 110 MPU 111 DSP 112 HDC 113 DAC 114 スピンドルモータ駆動回路 115 ボイスコイルモータ駆動回路 116 コネクタ 200 測定装置 201 コネクタ 202 インタフェース 203 温度センサ 204 温度制御装置 205 キーボード 206 バス 207 CPU 208 プログラムメモリ 209 RAM 210 ファイル装置 211 表示装置 212 表示処理部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に情報を記録する際に記録ヘッ
    ドに供給するライト電流を最適値に設定するライト電流
    設定方法において、 前記記録ヘッドに供給するライト電流の下限値を求める
    第1のマージン特性を測定する第1のマージン測定手順
    と、 前記記録ヘッドに供給するライト電流の上限値を求める
    第2のマージン特性を測定する第2のマージン測定手順
    と、 前記第1のマージン測定手順で測定された前記第1のマ
    ージン特性から所定のマージンとなるライト電流値を下
    限のライト電流値として設定する下限値設定手順と、 前記第2のマージン測定手順で測定された前記第2のマ
    ージン特性から所定のマージンとなるライト電流値を上
    限のライト電流値として設定する上限値設定手順と、 前記下限値設定手順で設定された下限のライト電流値と
    前記上限値設定手順で設定された上限のライト電流値と
    の中間のライト電流値を最適ライト電流として設定する
    最適ライト電流設定手順とを有することを特徴とするラ
    イト電流設定方法。
  2. 【請求項2】 前記第1のマージン測定手順は、前記ラ
    イト電流の上昇に応じて良好となるマージンを第1のマ
    ージンとして設定されたことを特徴とする請求項1記載
    のライト電流設定方法。
  3. 【請求項3】 前記第2のマージン測定手順は、前記ラ
    イト電流の低下に応じて良好となるマージンを第2のマ
    ージンとして設定されたことを特徴とする請求項1又は
    2記載のライト電流設定方法。
  4. 【請求項4】 前記第1のマージン測定手順は、前記ラ
    イト電流、及び、温度をパラメータとして第1のマージ
    ンを測定することにより前記第1のマージン特性を求め
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載
    のライト電流設定方法。
  5. 【請求項5】 前記第2のマージン測定手順は、ライト
    電流、及び、温度をパラメータとして第2のマージンを
    測定し、前記第2のマージン特性を求めることを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれか記載のライト電流設定方
    法。
  6. 【請求項6】 前記第1のマージン測定手順は、前記第
    1のマージン特性としてスライスレベルのマージンの特
    性を測定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
    か一項記載のライト電流設定方法。
  7. 【請求項7】 前記第2のマージン測定手順は、前記第
    2のマージン特性として記録密度によるマージンの特性
    を測定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
    一項記載のライト電流設定方法。
  8. 【請求項8】 記録密度によるマージンは、TPI(Tr
    ack Per Inch)マージンであることを特徴とする請求項
    7記載のライト電流設定方法。
  9. 【請求項9】 記録媒体に対向して設けられた磁気ヘッ
    ドに予め設定されたライト電流を供給することにより該
    記録媒体に情報を記録する記録再生装置において、 前記記録ヘッドに供給するライト電流の下限値を第1の
    マージン特性から測定し、前記記録ヘッドに供給するラ
    イト電流の上限値を第2のマージン特性から測定し前記
    下限のライト電流値と前記上限のライト電流値との中間
    のライト電流値が前記ライト電流として固定的に設定さ
    れたことを特徴とする記録再生装置。
  10. 【請求項10】 前記第1のマージン特性は、前記ライ
    ト電流の上昇に応じて良好となるマージンから測定され
    ることを特徴とする請求項9記載の記録再生装置。
  11. 【請求項11】 前記第2のマージン特性は、前記ライ
    ト電流の低下に応じて良好となるマージンから測定され
    ることを特徴とする請求項9又は10記載の記録再生装
    置。
  12. 【請求項12】 前記第1のマージン特性は、前記ライ
    ト電流、及び、温度をパラメータとして測定されたマー
    ジンから測定されることを特徴とする請求項9乃至11
    のいずれか一項記載の記録再生装置。
  13. 【請求項13】 前記第2のマージン特性は、ライト電
    流、及び、温度をパラメータとして測定されたマージン
    から測定されることを特徴とする請求項9乃至12のい
    ずれか記載の記録再生装置。
  14. 【請求項14】 前記第1のマージン特性は、スライス
    レベルのマージンの特性であることを特徴とする請求項
    9乃至13のいずれか一項記載の記録再生装置。
  15. 【請求項15】 前記第2のマージン特性は、記録密度
    によるマージンの特性であることを特徴とする請求項9
    乃至14のいずれか一項記載の記録再生装置。
  16. 【請求項16】 記録密度によるマージンは、TPI
    (Track Per Inch)マージンであることを特徴とする請
    求項15記載の記録再生装置。
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