JPH06231405A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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Publication number
JPH06231405A
JPH06231405A JP3954393A JP3954393A JPH06231405A JP H06231405 A JPH06231405 A JP H06231405A JP 3954393 A JP3954393 A JP 3954393A JP 3954393 A JP3954393 A JP 3954393A JP H06231405 A JPH06231405 A JP H06231405A
Authority
JP
Japan
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recording
temperature
level
recording current
magnetic recording
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3954393A
Other languages
English (en)
Inventor
Kojiro Fujii
公二郎 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP3954393A priority Critical patent/JPH06231405A/ja
Publication of JPH06231405A publication Critical patent/JPH06231405A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気記録再生装置における最適記録電流の温
度補正。 【構成】 記録に先立ってSWを基準信号側へ倒すと共
に、CPU4からの制御信号を変換器2を介して記録ア
ンプへ供給する。該制御信号により基準信号のレベルを
小から大まで変化させてテープに記録し、その再生出力
のレベルを検出器6、AD変換器5を介してCPU4へ
入力して、再生出力レベルが最大となる最適記録電流値
を割り出し、記録信号の記録をこの電流値で行うように
上記制御信号を決定する。メモリー3には予め温度変化
による最適記録電流値の変動を表すデータを記憶してお
き、長時間記録動作により装置内温度が上昇したときに
は、温度センサー9によってこれを検知し、この温度変
動に応じたデータをメモリー3から読み出してCPU4
により記録電流を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープ等の磁気記
録媒体に情報信号を記録及び再生する磁気記録再生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、音声信号或るいは映像信号など
を磁気テープ等に記録する場合には、記録電流レベルを
どのように設定するかが、その記録再生特性の良否を決
定する上で大きな要因となっている。しかるに、現在で
は、記録用のテープとして、スタンダードタイプ、ハイ
グレードタイプ等のように品質の異なるテープが市販さ
れており、また、例えば、家庭用のビデオカセットレコ
ーダーに限って見ても種々の記録再生方式の装置が混在
していて、この記録再生方式の違いに応じて種別の異な
るテープが使用されるため、市場に出回っているテープ
は甚だ種類が多く、ユーザーが磁気記録再生装置を使用
するにあたり、自分で記録電流レベルを最適な状態に設
定することは技術的に困難であった。
【0003】そこで、従来、この記録電流レベルの設定
を自動的に行うようにした装置が知られている。まず、
この従来技術について、図3及び図4を参照して説明す
る。
【0004】図3は、テープのヘリカルトラックに映像
信号及び音声信号を記録する方式の家庭用ビデオカセッ
トレコーダーに適用されているかかる従来技術を単純化
して示したブロック図であり、1は映像信号を記録再生
するための記録アンプ及び再生アンプを内蔵するブロッ
ク、4はこの記録再生装置全体の制御を行うシスコン用
マイコンのCPU、6は再生アンプからの再生RF出力
のレベルを検出するエンベロープ検波器である。
【0005】この装置の動作は次のように行われる。記
録のためにテープカセットを記録再生装置本体に装填す
ると、図におけるスイッチSWの可動端子が基準信号側
に倒され、この基準信号がブロック1の記録アンプを介
して記録ヘッドへ供給され、テープへの記録が開始され
る。なお、基準信号の周波数としては、映像信号を記録
する場合の代表的な周波数、例えば、映像信号のシンク
チップのFM出力周波数程度のものを使用する。また、
CPU4は、パラレル形式の制御信号を出力し、これを
アナログ形式の制御信号へ変換する変換器2を介して記
録アンプへ供給することにより、記録される基準信号の
レベルを制御するが、このとき、CPU4は、この制御
信号の大きさを所定範囲でスイープさせることにより、
基準信号のレベルを低レベルから高レベルまで変化させ
てテープ上に記録する。そして、このスイープされた範
囲における再生RF出力のレベルが、エンベロープ検波
器6によって検出され、これがA/D変換器5を介して
CPU4へ取り込まれる。
【0006】ここで、通常、記録電流の変化に対して、
再生RF出力のレベルは、図4に示されるように変化す
る傾向があるので、CPU4は、上記の取り込んだデー
タに基づいて最大レベルの再生信号が得られるような基
準信号レベル、即ち、最適記録電流ORCを割り出し、
記録される基準信号のレベルが、この最適記録電流とな
るように記録アンプへ供給する制御信号を設定する。こ
のような記録レベルの設定を終了するとスイッチSWが
記録信号側に倒され、ユーザーは記録スタートボタンを
操作して映像信号を最適レベルで記録することができ
る。なお、このような最適記録電流の自動設定は、デー
プ装填時に限らず、ファンクションキーを設けておい
て、ユーザーが、このキーを操作したときには随時行わ
れるようにすることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにして最適
記録電流の自動設定が行われるが、最近の記録再生装置
は、記録密度の著しい向上によって、一般に長時間記録
が可能となってきている。このため、この長時間使用に
よって記録再生装置内の温度上昇が少なからず発生する
ようになってきた。ところが、この場合、最適記録電流
の値は、例えば、図5に示されるように、温度が上昇す
るにつれて一般に低下する傾向があり、例えば、記録再
生装置内の温度が0°Cから60°Cまで変化すると、
最大10数%程度の最適記録電流の変化が生ずる。
【0008】従って、テープカセット装填時等に最適記
録電流を設定したままで長時間記録を続けた場合には、
内部の温度上昇につれて記録電流が最適記録電流値から
乖離してゆくことになり、最良の記録状態を維持できな
くなるという現象が現れてくる。本発明は、かかる問題
点を解決するためになされたものであり、温度上昇が生
じた場合にも、記録電流を自動的に正しい最適記録電流
値に維持するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気記録再生装
置は、情報信号のレベルを調整するレベル調整回路と該
レベル調整回路によりレベルの調整された情報信号を磁
気記録媒体へ記録する記録ヘッドと、該記録ヘッド近傍
の温度を検出する温度検出装置と、前記レベル調整回路
へ制御信号を供給することにより磁気ヘッドへ供給され
る記録電流を調整する制御装置とを備え、前記制御装置
は、前記温度検出装置により検出された温度に応じて前
記記録電流を調整するようにしている。
【0010】なお、この制御装置は、検出された温度が
所定量変化したとき記録電流の調整動作を実行するよう
にするのが構成時に容易である。また、情報信号として
は、映像情報或いは音声情報を含む信号に適用するのが
好適である。
【0011】
【作用】記録開始時に設定した最適記録電流が、その後
の装置内の温度上昇により最適記録電流値からずれてき
ても、自動的に最適記録電流値に一致するように補正さ
れ、常に最適な記録電流の状態が維持される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1及び図2を参照
して説明する。図1は本発明の実施例の基本構成を示す
ブロック図である。
【0013】図において、9は、記録ヘッドに近い位置
に設けられた温度センサーであり、この温度センサーの
出力は温度検出回路8へ供給されて温度が検出され、C
PU4が、この検出された温度に応じて記録電流を変化
させるようにしている点が、図3に示した従来技術との
主な相違点である。この図における動作は次のように行
われる。
【0014】記録に際し、まず、テープカセットを装填
すると、前述の従来技術の場合と同様に基準信号と制御
信号が記録アンプへ供給され、CPU4によって最適記
録電流の割り出しと設定が実行される。また、このとき
の温度を表す温度検出信号が温度検出回路からCPU4
へ入力されて記憶されると共に、装填されたテープカセ
ットの種別を表す情報もCPU4へ入力されて記憶され
る。
【0015】一方、メモリー3には、通常のシステムコ
ントロールに使用されるデータの外に、予め、各種のテ
ープに関して低温から高温までの各温度で記録を行う場
合の最適記録電流を実験等により割り出しておいて、こ
れをテープの種別毎にデータとして記憶しておく。ま
た、CPU4に関しては、温度検出回路によって検出さ
れた温度が所定温度変化する毎に、例えば、3°C変化
する毎に、装填されたテープに対応した最適記録電流デ
ータをメモリー3から読み出し、このデータに従って記
録アンプにおける記録電流を補正し、正しい最適記録電
流が実現されるようなマイコンプログラムを作製しロー
ドしておく。勿論、上記最適記録電流データとしては、
最適記録電流の絶対値を記憶してもよいし、温度変化に
よる偏差を記憶しておいてもよい。
【0016】以上のように構成することによって、CP
U4はシステムコントローラとしての通常の制御動作に
加え、温度検出回路8からの温度検出信号を定期的に監
視し、これが所定温度変化する毎に、記録電流を最適記
録電流値に補正するためのプログラムを実行し、所期の
目的が達成される。なお、温度センサー9としては、例
えば、サーミスタを用いることができ、その取付け位置
は、図2において、記録ヘッドが装着されている回転シ
リンダーの近傍が望ましく、この図では、シリンダーの
アースをとるためのラグ端子に取りつけるようにした例
を示してあるが、より記録ヘッドに近い位置としては、
例えば、図の軸アースの屈曲部A点に取りつけるのが適
当である。
【0017】以上に説明した実施例は、映像信号をヘリ
カルトラックに記録するものであるが、本発明は、この
ような装置に限らず、映像信号と音声信号とを周波数多
重してヘリカルトラックに記録するもの、映像信号と音
声信号とをそれぞれ専用の記録ヘッドでヘリカルトラッ
クに記録するもの、或るいは、音声信号のみをヘリカル
トラックに記録するものにも適用可能であり、要する
に、情報信号を長時間磁気記録媒体へ記録するものであ
れば、どのような記録再生装置にも適用しうる。
【0018】また、記録電流を変化させるための方法と
して、上記実施例は記録アンプを制御するようにしてい
るが、これ以外の方法としては、記録アンプの入力側或
るいは出力側に記録電流の大きさを変化させうるような
装置を設けるとか、もしくはそれ以外の回路部分にその
ような装置を設けてもよく、記録電流の大きさを実質的
に変化させることができる構成であれば構わない。
【0019】更に、上記実施例では、記録電流を温度補
正するための制御装置として、システムコントロール用
のマイコンを利用しているが、かかる制御装置として専
用のマイコンを用いてもよく、この場合にはシステムコ
ントロールのための作業を行わないから、温度補正を行
うステップを1°C或るいは、それ以下の細かいステッ
プで行うようにして、ほぼリアルタイムで記録電流を補
正することも可能である。
【0020】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、記録開始時に設定した最適記録電流が、その後
の装置内の温度上昇により最適記録電流値からずれてき
ても、自動的に最適記録電流値に一致するように補正さ
れ、常に最適な記録状態が維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の基本構成を示すブロック図で
ある。
【図2】同実施例における温度センサーの取付け位置を
説明する図である。
【図3】従来技術を説明するためのブロック図である。
【図4】記録電流の変化に対する再生出力のレベルを示
す図である。
【図5】温度の変化による最適記録電流の変動を示す図
である。
【符号の説明】
1…記録アンプ及び再生アンプブロック、2…変換器、
3…メモリー、4…CPU、5…A/D変換器、6…エ
ンベロープ検出器、7…ファンクション、8…温度検出
回路、9…温度センサー、10…温度センサー内蔵ラグ
端子、11…軸アース、12…回転シリンダー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)情報信号のレベルを調整可能なレ
    ベル調整回路と、(2)該レベル調整回路によってレベ
    ル調整された情報信号を磁気記録媒体へ記録する記録ヘ
    ッドと、(3)該記録ヘッド近傍の温度を検出する温度
    検出装置と、(4)前記レベル調整回路へ制御信号を供
    給することにより磁気ヘッドへ供給される記録電流を調
    整する制御装置と、を備えた磁気記録再生装置におい
    て、前記制御装置は、前記温度検出装置により検出され
    た温度に応じて前記記録電流を調整することを特徴とす
    る磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 制御装置は、検出された温度が所定量変
    化したとき記録電流の調整動作を実行することを特徴と
    する請求項1記載の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 情報信号が映像情報を含んでいることを
    特徴とする請求項1又は2記載の磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 情報信号が音声情報を含んでいることを
    特徴とする請求項1、2又は3記載の磁気記録再生装
    置。
JP3954393A 1993-02-03 1993-02-03 磁気記録再生装置 Withdrawn JPH06231405A (ja)

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JP3954393A JPH06231405A (ja) 1993-02-03 1993-02-03 磁気記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP3954393A JPH06231405A (ja) 1993-02-03 1993-02-03 磁気記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06231405A true JPH06231405A (ja) 1994-08-19

Family

ID=12555973

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3954393A Withdrawn JPH06231405A (ja) 1993-02-03 1993-02-03 磁気記録再生装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH06231405A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998037548A1 (fr) * 1997-02-21 1998-08-27 Hitachi, Ltd. Appareil d'enregistrement/de reproduction magnetique
US6075664A (en) * 1997-05-13 2000-06-13 Fujitsu Limited Write current setting method, and recording and reproducing device
US6124998A (en) * 1997-06-06 2000-09-26 Fujitsu Limited Information storage device
US7982991B2 (en) 2006-05-24 2011-07-19 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Method and apparatus for determining set value of write current of magnetic head

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000404