JPH0754568B2 - 記録・再生条件自動設定方法 - Google Patents
記録・再生条件自動設定方法Info
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- JPH0754568B2 JPH0754568B2 JP57111292A JP11129282A JPH0754568B2 JP H0754568 B2 JPH0754568 B2 JP H0754568B2 JP 57111292 A JP57111292 A JP 57111292A JP 11129282 A JP11129282 A JP 11129282A JP H0754568 B2 JPH0754568 B2 JP H0754568B2
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- Japan
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- recording
- reproducing
- setting
- tape
- signal
- Prior art date
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/02—Analogue recording or reproducing
- G11B20/06—Angle-modulation recording or reproducing
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明はビデオテープレコーダにおける記録電流や再生
イコライザーなど記録,再生条件の最適値を自動的に設
定するための方法に関するものである。
イコライザーなど記録,再生条件の最適値を自動的に設
定するための方法に関するものである。
例えばビデオテープレコーダの映像信号記録用磁気ヘッ
ドに流す記録電流は再生時の再生ヘッド出力が最大にな
るよう設定されるのが良いとされている。そして工場出
荷時には特定のヘッド,テープに対する最適記録電流の
代表値を選び、すべてのビデオテープレコーダに対し同
一値になるよう設定しているのが実情である。しかしな
がら、最大再生出力を与える記録電流は磁気ヘッドのバ
ラツキあるいは磁気テープの種類によっても異なる。ま
た、最適記録電流は同一ヘッドにおいてもヘッド摩耗に
よってヘッドギャップ深さが変化することによって大き
く変化する。すなわち、工場出荷時に最適記録電流に設
定されていたとしても、使用回数を重ねてヘッドが摩耗
してゆくにつれて記録電流は最適値からずれてくる。そ
のため、再生信号の歪の増大,周波数特性の悪化,SN比
の劣化などをきたし、著しく再生信号の特性が劣化する
ことになる。
ドに流す記録電流は再生時の再生ヘッド出力が最大にな
るよう設定されるのが良いとされている。そして工場出
荷時には特定のヘッド,テープに対する最適記録電流の
代表値を選び、すべてのビデオテープレコーダに対し同
一値になるよう設定しているのが実情である。しかしな
がら、最大再生出力を与える記録電流は磁気ヘッドのバ
ラツキあるいは磁気テープの種類によっても異なる。ま
た、最適記録電流は同一ヘッドにおいてもヘッド摩耗に
よってヘッドギャップ深さが変化することによって大き
く変化する。すなわち、工場出荷時に最適記録電流に設
定されていたとしても、使用回数を重ねてヘッドが摩耗
してゆくにつれて記録電流は最適値からずれてくる。そ
のため、再生信号の歪の増大,周波数特性の悪化,SN比
の劣化などをきたし、著しく再生信号の特性が劣化する
ことになる。
このように現在実施されている記録電流の設定法では、
使用テープの違い,ヘッド特性のバラツキ,使用時間の
増大に対し再生画質の劣化は避けられない問題であっ
た。
使用テープの違い,ヘッド特性のバラツキ,使用時間の
増大に対し再生画質の劣化は避けられない問題であっ
た。
以上は記録電流の場合について説明したが、このような
ことは記録電流の周波数特性や再生イコライザーなどの
記録,再生条件についても言える。
ことは記録電流の周波数特性や再生イコライザーなどの
記録,再生条件についても言える。
記録電流の最適設定について従来行なわれている方法
は、例えば使用前に記録電流を少しずつ変化させて記録
し、その再生出力レベルを測定して再生出力レベルが最
大になる記録電流に手動で設定する。この設定法は業務
用には用い得ても、一般の民生用ビデオテープレコーダ
に適用できるものでないことは言うまでもない。
は、例えば使用前に記録電流を少しずつ変化させて記録
し、その再生出力レベルを測定して再生出力レベルが最
大になる記録電流に手動で設定する。この設定法は業務
用には用い得ても、一般の民生用ビデオテープレコーダ
に適用できるものでないことは言うまでもない。
また、映像信号を1フィールド中に種々の記録電流で記
録しておいて、その再生出力のレベルあるいは再生画面
を見ながら最適な記録電流を探し、その値に設定する方
法が提案されているが、これも設定を手動でするもので
あり、民生用に導入できるものではない。
録しておいて、その再生出力のレベルあるいは再生画面
を見ながら最適な記録電流を探し、その値に設定する方
法が提案されているが、これも設定を手動でするもので
あり、民生用に導入できるものではない。
さらに磁気テープの同一箇所で同一ヘッドを記録状態と
再生状態は交互に切換え、人間が記録電流を可変しつ
つ、再生信号を監視して磁気ヘッドの記録電流を最適値
に設定しようとする方法がある。これは設定時間が短か
くて済む利点はあるものの、使用者が記録電流を設定す
るという操作が必要であり、誰もが使用する民生用のビ
デオテープレコーダに適した方法であるとは言えない。
再生状態は交互に切換え、人間が記録電流を可変しつ
つ、再生信号を監視して磁気ヘッドの記録電流を最適値
に設定しようとする方法がある。これは設定時間が短か
くて済む利点はあるものの、使用者が記録電流を設定す
るという操作が必要であり、誰もが使用する民生用のビ
デオテープレコーダに適した方法であるとは言えない。
本発明は、通常のビデオテープレコーダの操作と何らか
わることなく、自動的に記録および再生などの条件を最
適値に設定しうる方法を提供するものである。
わることなく、自動的に記録および再生などの条件を最
適値に設定しうる方法を提供するものである。
ビデオテープレコーダにおける記録電流などの記録,再
生条件の最適値は今までの説明からテープが代わったと
きや、ヘッド摩耗に対しては時々(例えば何日かに1回
程度)計測し、設定すれば十分である。そして、この計
測および設定は使用者が何の操作もせずに自動的に行な
われるのが理想的である。これらを満たすため本発明で
はビデオテープレコーダを記録モードにすれば、その時
に自動的に計測・設定モードにし、最適条件設定を自動
的に、かつ極めて短時間で行なわせ、以後、その設定を
維持させるようにすることを骨子としたものである。
生条件の最適値は今までの説明からテープが代わったと
きや、ヘッド摩耗に対しては時々(例えば何日かに1回
程度)計測し、設定すれば十分である。そして、この計
測および設定は使用者が何の操作もせずに自動的に行な
われるのが理想的である。これらを満たすため本発明で
はビデオテープレコーダを記録モードにすれば、その時
に自動的に計測・設定モードにし、最適条件設定を自動
的に、かつ極めて短時間で行なわせ、以後、その設定を
維持させるようにすることを骨子としたものである。
第1図は最適記録電流の設定を自動的に行なう方法の一
実施例であり、通常のビデオテープレコーダと本発明に
必要な構成要素を含めて示している。同図において、1
はビデオ信号記録再生系でシリンダや回転磁気ヘッド,
走行系,電気回路などからなる。システムコントローラ
2は主としてマイクロコンピュータで構成され、POWER
(電源),REC(記録),PB(再生),FF(早送り),REW
(巻戻し)など操作スイッチ群3からの指令を受け、ビ
デオ記録再生系1を各種のモードに設定する働きをす
る。テスト信号発生器4からの信号およびFMビデオ信号
は切換回路5に入力され、その出力は記録電流設定回路
6を経てビデオ記録再生系1の回転磁気ヘッドに与えら
れる。ビデオ記録再生系1の回転磁気ヘッド出力は切換
回路7を経て最大値検出保持回路8に与えられるととも
に再生信号処理系9を経て映像出力端子10に至る。さ
て、操作スイッチ群3が第2図(a),(b)に示すよ
うに操作された時、すなわち時刻t0で電源スイッチが投
入され、時刻t1で記録スイッチが入れられ、時刻t2で記
録を終了し、時刻t3で再び記録モードに入り、時刻t4で
記録を終わるとともに電源も切断され、時刻t5で電源が
再び投入され、時刻t6で記録スイッチが入れられた場合
について考える。記録電流の設定はRECスイッチが入れ
られるたびに行なってもよいが、あまり頻繁に行なって
も意味がないので本実施例では電源が投入されたあと、
最初にRECスイッチが入れられた時のみ計測,設定を行
なう。第2図(c)に示すTESTパルスは、電源スイッチ
投入後の最初のRECモードの時刻t1およびt6で立上り、
計測,設定に要する所定時間後立下るパルスであり、こ
れはシステムコントローラ2によって容易に発生させる
ことができる。システムコントローラ2で発生されるTE
STパルスは切換回路5および7に与えられ、TEST期間中
にはテスト信号発生器4の信号(例えば一定周波数の正
弦波)が記録電流設定回路6に加えられ、ここで記録電
流値を少しづつ異ならせた信号として順次、ビデオ記録
再生系1で記録される。TEST期間中のビデオ記録再生系
1からの再生信号は切換スイッチ7で最大値検出保持回
路8へ与えられ、ここで順次再生されてくる信号のう
ち、最もレベルの高い信号を呈する記録電流を記憶し、
その値を記録電流設定回路6へ戻してやり、以後の記録
は、その電流値で記録するように構成する。ここで、1
フレーム毎に記録電流値を異ならせて記録するような場
合には、TEST期間は第2図(d)に示すようにREC,REW,
PB,REWの各モードに分割されることになる。この場合、
記録電流値として15の値を記録するとすれば記録に0.5
秒,再生に0.5秒かかり、あとREWを含めて1秒余りのTE
ST期間となる。記録すべきデータが多い時にはこの程度
の時間で実行できず数秒を要することもある。第2図
(e)はTEST期間を短縮することを目的とした本発明の
実施例を示しており、この場合はテープの走行を停止し
たスチルモードにし、1フィールド中の記録電流値を種
々異ならせて記録し、それを再生することによって最大
の出力を呈する記録電流値を求めることができる。回転
ヘッド式VTRの1フィールドには相当量のデータが記録
できるので、このスチル状態においても、記録再生条件
を設定するための全データを記録することが可能とな
る。この場合、計測設定に要する時間は60msec程度で済
む。第2図の実施例は電源投入後の最初のRECモードの
み計測,設定するようにしているが、これに限らず、例
えばテープカセットの装着の度にTESTモードを加えるよ
う配慮することは、システムコントローラ2にテープカ
セット装着のメカ動作信号を入力しておけばシステムコ
ントロール2で容易に実現しうる。なお、第1図のテス
ト信号発生器4は、従来のビデオテープレコーダに含ま
れている周波数変調器の出力信号を用いることもでき
る。
実施例であり、通常のビデオテープレコーダと本発明に
必要な構成要素を含めて示している。同図において、1
はビデオ信号記録再生系でシリンダや回転磁気ヘッド,
走行系,電気回路などからなる。システムコントローラ
2は主としてマイクロコンピュータで構成され、POWER
(電源),REC(記録),PB(再生),FF(早送り),REW
(巻戻し)など操作スイッチ群3からの指令を受け、ビ
デオ記録再生系1を各種のモードに設定する働きをす
る。テスト信号発生器4からの信号およびFMビデオ信号
は切換回路5に入力され、その出力は記録電流設定回路
6を経てビデオ記録再生系1の回転磁気ヘッドに与えら
れる。ビデオ記録再生系1の回転磁気ヘッド出力は切換
回路7を経て最大値検出保持回路8に与えられるととも
に再生信号処理系9を経て映像出力端子10に至る。さ
て、操作スイッチ群3が第2図(a),(b)に示すよ
うに操作された時、すなわち時刻t0で電源スイッチが投
入され、時刻t1で記録スイッチが入れられ、時刻t2で記
録を終了し、時刻t3で再び記録モードに入り、時刻t4で
記録を終わるとともに電源も切断され、時刻t5で電源が
再び投入され、時刻t6で記録スイッチが入れられた場合
について考える。記録電流の設定はRECスイッチが入れ
られるたびに行なってもよいが、あまり頻繁に行なって
も意味がないので本実施例では電源が投入されたあと、
最初にRECスイッチが入れられた時のみ計測,設定を行
なう。第2図(c)に示すTESTパルスは、電源スイッチ
投入後の最初のRECモードの時刻t1およびt6で立上り、
計測,設定に要する所定時間後立下るパルスであり、こ
れはシステムコントローラ2によって容易に発生させる
ことができる。システムコントローラ2で発生されるTE
STパルスは切換回路5および7に与えられ、TEST期間中
にはテスト信号発生器4の信号(例えば一定周波数の正
弦波)が記録電流設定回路6に加えられ、ここで記録電
流値を少しづつ異ならせた信号として順次、ビデオ記録
再生系1で記録される。TEST期間中のビデオ記録再生系
1からの再生信号は切換スイッチ7で最大値検出保持回
路8へ与えられ、ここで順次再生されてくる信号のう
ち、最もレベルの高い信号を呈する記録電流を記憶し、
その値を記録電流設定回路6へ戻してやり、以後の記録
は、その電流値で記録するように構成する。ここで、1
フレーム毎に記録電流値を異ならせて記録するような場
合には、TEST期間は第2図(d)に示すようにREC,REW,
PB,REWの各モードに分割されることになる。この場合、
記録電流値として15の値を記録するとすれば記録に0.5
秒,再生に0.5秒かかり、あとREWを含めて1秒余りのTE
ST期間となる。記録すべきデータが多い時にはこの程度
の時間で実行できず数秒を要することもある。第2図
(e)はTEST期間を短縮することを目的とした本発明の
実施例を示しており、この場合はテープの走行を停止し
たスチルモードにし、1フィールド中の記録電流値を種
々異ならせて記録し、それを再生することによって最大
の出力を呈する記録電流値を求めることができる。回転
ヘッド式VTRの1フィールドには相当量のデータが記録
できるので、このスチル状態においても、記録再生条件
を設定するための全データを記録することが可能とな
る。この場合、計測設定に要する時間は60msec程度で済
む。第2図の実施例は電源投入後の最初のRECモードの
み計測,設定するようにしているが、これに限らず、例
えばテープカセットの装着の度にTESTモードを加えるよ
う配慮することは、システムコントローラ2にテープカ
セット装着のメカ動作信号を入力しておけばシステムコ
ントロール2で容易に実現しうる。なお、第1図のテス
ト信号発生器4は、従来のビデオテープレコーダに含ま
れている周波数変調器の出力信号を用いることもでき
る。
第3図は第1図の記録電流設定回路6と最大値検出保持
回路8部分の構成例を示すブロック図である。同図にお
いて、最適記録電流設定用の記録信号はVCA(電圧制御
増幅器)11に加えられ回転磁気ヘッド12に与えられる。
VCA11はスイープ発生器13の電圧に応じて、その利得が
変化するものであり、スイープ発生器13はTEST期間のス
タート指令信号で電圧が徐々に上昇するようなスイープ
電圧を発生する。したがって回転磁気ヘッド12には記録
電流が徐々に上昇する信号が印加されることになる。TE
ST期間の再生時には回転磁気ヘッド12で再生された信号
は、ピーク検波器14でピーク検波され、再生信号の振幅
に応じた直流値に変換される。このピーク検波出力は最
大値判定回路15に加えられ、記録されている区間の最大
出力を呈する時点が検出される。再生時、スイープ発生
器13は最大値判定回路15で制御され、TEST期間の再生開
始時点で電圧掃引を開始し、最大値検出時点でスイープ
を終了し、以後、その電圧値を保持するように動作す
る。したがって、TEST期間の再生が終了した時点以後は
スイープ発生器13は一定電圧を出力し、その結果、VCA1
1は一定の利得を呈することになり、これは再生出力が
最大となる記録電流を与えていることになる。ここで、
最大値判定回路15は、順次入力されてくる直流レベルが
増加から減少へ変化する時点を検出すればよいわけで、
これはサンプルホールド回路と電圧コンパレータなどで
構成することができる。
回路8部分の構成例を示すブロック図である。同図にお
いて、最適記録電流設定用の記録信号はVCA(電圧制御
増幅器)11に加えられ回転磁気ヘッド12に与えられる。
VCA11はスイープ発生器13の電圧に応じて、その利得が
変化するものであり、スイープ発生器13はTEST期間のス
タート指令信号で電圧が徐々に上昇するようなスイープ
電圧を発生する。したがって回転磁気ヘッド12には記録
電流が徐々に上昇する信号が印加されることになる。TE
ST期間の再生時には回転磁気ヘッド12で再生された信号
は、ピーク検波器14でピーク検波され、再生信号の振幅
に応じた直流値に変換される。このピーク検波出力は最
大値判定回路15に加えられ、記録されている区間の最大
出力を呈する時点が検出される。再生時、スイープ発生
器13は最大値判定回路15で制御され、TEST期間の再生開
始時点で電圧掃引を開始し、最大値検出時点でスイープ
を終了し、以後、その電圧値を保持するように動作す
る。したがって、TEST期間の再生が終了した時点以後は
スイープ発生器13は一定電圧を出力し、その結果、VCA1
1は一定の利得を呈することになり、これは再生出力が
最大となる記録電流を与えていることになる。ここで、
最大値判定回路15は、順次入力されてくる直流レベルが
増加から減少へ変化する時点を検出すればよいわけで、
これはサンプルホールド回路と電圧コンパレータなどで
構成することができる。
以上のようにして通常の記録スイッチにより、本来の記
録を開始する前にビデオテープレコーダ内部で自動的に
テープを停止させた計測・設定モードを形成せしめ、そ
の期間においてヘッドおよびテープを通じて記録電流に
対する再生出力の大きさを計測し、再生出力が最大とな
る時の記録電流を記憶させ、以後その記録電流でもって
本来の記録を行なう。したがって、本来の記録は常に最
適記録電流で記録されることになり、ひずみの少ないSN
比の良い再生信号を得ることができる。
録を開始する前にビデオテープレコーダ内部で自動的に
テープを停止させた計測・設定モードを形成せしめ、そ
の期間においてヘッドおよびテープを通じて記録電流に
対する再生出力の大きさを計測し、再生出力が最大とな
る時の記録電流を記憶させ、以後その記録電流でもって
本来の記録を行なう。したがって、本来の記録は常に最
適記録電流で記録されることになり、ひずみの少ないSN
比の良い再生信号を得ることができる。
なお、上述の本発明の実施例では、記録電流の設定を例
にとったが、計測・設定期間では記録モードと再生モー
ドがあるため、使用しようとするテープ,ヘッド系の使
用時点での種々の特性を求めることができ、他の記録,
再生条件の最適設定も可能である。例えば周波数が順次
変化していくような試験信号を記録し、再生した信号の
周波数特性がフラットになるように再生イコライザーの
設定を行なうことも可能である。
にとったが、計測・設定期間では記録モードと再生モー
ドがあるため、使用しようとするテープ,ヘッド系の使
用時点での種々の特性を求めることができ、他の記録,
再生条件の最適設定も可能である。例えば周波数が順次
変化していくような試験信号を記録し、再生した信号の
周波数特性がフラットになるように再生イコライザーの
設定を行なうことも可能である。
第4図は、このような再生イコライザーによる再生条件
自動設定を実現するための回路ブロック図である。記録
信号は、周波数が順次変化していくいわゆる周波数掃引
信号を周波数掃引信号発生器21で発生し、該掃引信号を
回転ヘッド22を用いてテープ停止状態でテープに記録す
る。記録された信号はすぐに回転ヘッドにより再生さ
れ、再生増幅器23で増幅し、周波数がそれぞれ異なるイ
コライザー回路24、25、26に加えられる。イコライザー
回路の各出力にはスイッチ27、28、29が接続されており
エンベロープ検波器30で順次検波される。判定回路31
は、上記3種類のイコライザー特性を経た信号をエンベ
ロープ検波した出力で変動幅が最も小さいイコライザー
特性がこのテープ、ヘッド系のイコライザーに最適であ
ると判断し、以後の記録にはその特性を選択するよう動
作し、再生信号処理回路に供給される。このように、周
波数が変化する周波数掃引信号を記録し、その再生出力
が周波数に対して最も平坦となるようなイコライザー特
性を選ぶことにより、再生条件の最適設定が可能とな
る。
自動設定を実現するための回路ブロック図である。記録
信号は、周波数が順次変化していくいわゆる周波数掃引
信号を周波数掃引信号発生器21で発生し、該掃引信号を
回転ヘッド22を用いてテープ停止状態でテープに記録す
る。記録された信号はすぐに回転ヘッドにより再生さ
れ、再生増幅器23で増幅し、周波数がそれぞれ異なるイ
コライザー回路24、25、26に加えられる。イコライザー
回路の各出力にはスイッチ27、28、29が接続されており
エンベロープ検波器30で順次検波される。判定回路31
は、上記3種類のイコライザー特性を経た信号をエンベ
ロープ検波した出力で変動幅が最も小さいイコライザー
特性がこのテープ、ヘッド系のイコライザーに最適であ
ると判断し、以後の記録にはその特性を選択するよう動
作し、再生信号処理回路に供給される。このように、周
波数が変化する周波数掃引信号を記録し、その再生出力
が周波数に対して最も平坦となるようなイコライザー特
性を選ぶことにより、再生条件の最適設定が可能とな
る。
本発明によればビデオテープレコーダの使用者は全く従
来のビデオテープレコーダと同じ操作でもって、使用テ
ープの種類,使用ヘッドの使用時点での特性に応じた最
適な記録,再生条件に回路を自動的に設定することがで
きることになる。その結果、使用するテープ,ヘッドに
応じた最高の画質を常に得ることができる。もちろんヘ
ッド摩耗に対しても、その時点での最高画質が保証され
ることになる。
来のビデオテープレコーダと同じ操作でもって、使用テ
ープの種類,使用ヘッドの使用時点での特性に応じた最
適な記録,再生条件に回路を自動的に設定することがで
きることになる。その結果、使用するテープ,ヘッドに
応じた最高の画質を常に得ることができる。もちろんヘ
ッド摩耗に対しても、その時点での最高画質が保証され
ることになる。
さらに、本発明は使用者に利益を与えるばかりではな
く、ビデオテープレコーダの製造工程において最も時間
を要し、かつ熟練を要する調整工程を省くことが可能と
なるため、生産性の向上に結びつき、ひいてはコストダ
ウンに大きく寄与するものである。
く、ビデオテープレコーダの製造工程において最も時間
を要し、かつ熟練を要する調整工程を省くことが可能と
なるため、生産性の向上に結びつき、ひいてはコストダ
ウンに大きく寄与するものである。
以上詳述したように、本発明は、電源投入時、記録モー
ド設定時、テープカセット装着時などの、ビデオテープ
レコーダによる正規の記録信号の記録前に、テープ停止
状態にて、回転ヘッドの1回転中のテープ接触期間に予
め記録条件の異なるテスト信号の記録を行ない、このテ
スト信号を再生することにより所望の再生特性が得られ
るような記録再生の最適条件を決定し、以後、本来の記
録は、その最適条件で実行せんとするものであり、テー
プ,ヘッドの特性バラツキを吸収するだけでなくヘッド
摩耗などに対しても大きな効果がある。また、本発明に
よれば、記録電流設定に要する時間は、回転ヘッドの2
回転分(記録と再生で60ms程度)程度ですみ、きわめて
短時間で設定条件の設定が実行でき、この計測設定期間
をVTRの記録開始時に設定しておけば、使用者に設定期
間を設けているという不自然感を全く与えることなく記
録再生条件の最適設定が可能になるなど、その工業的価
値は極めて大きい。
ド設定時、テープカセット装着時などの、ビデオテープ
レコーダによる正規の記録信号の記録前に、テープ停止
状態にて、回転ヘッドの1回転中のテープ接触期間に予
め記録条件の異なるテスト信号の記録を行ない、このテ
スト信号を再生することにより所望の再生特性が得られ
るような記録再生の最適条件を決定し、以後、本来の記
録は、その最適条件で実行せんとするものであり、テー
プ,ヘッドの特性バラツキを吸収するだけでなくヘッド
摩耗などに対しても大きな効果がある。また、本発明に
よれば、記録電流設定に要する時間は、回転ヘッドの2
回転分(記録と再生で60ms程度)程度ですみ、きわめて
短時間で設定条件の設定が実行でき、この計測設定期間
をVTRの記録開始時に設定しておけば、使用者に設定期
間を設けているという不自然感を全く与えることなく記
録再生条件の最適設定が可能になるなど、その工業的価
値は極めて大きい。
第1図は本発明の一実施例を説明するためのブロック構
成図、第2図(a),(b),(c),(d),(e)
はその動作を示すタイムチャート、第3図は記録・再生
条件自動設定を実現する具体的実施例のブロック構成
図、第4図は記録・再生条件自動設定を実現する他の具
体的実施例のブロック構成図である。 1……ビデオ記録再生系、2……システムコントロー
ラ、3……操作スイッチ群、4……テスト信号発生器、
5,7……切換回路、8……最大値検出保持回路、11……
電圧制御増幅器、12……回転磁気ヘッド、13……スイー
プ発生器、14……ピーク検波器、15……最大値判定回
路、21……周波数掃引信号発生器、24,25,26……再生イ
コライザー回路、27,28,29……選択スイッチ、30……エ
ンベロープ検波器、31……判定回路。
成図、第2図(a),(b),(c),(d),(e)
はその動作を示すタイムチャート、第3図は記録・再生
条件自動設定を実現する具体的実施例のブロック構成
図、第4図は記録・再生条件自動設定を実現する他の具
体的実施例のブロック構成図である。 1……ビデオ記録再生系、2……システムコントロー
ラ、3……操作スイッチ群、4……テスト信号発生器、
5,7……切換回路、8……最大値検出保持回路、11……
電圧制御増幅器、12……回転磁気ヘッド、13……スイー
プ発生器、14……ピーク検波器、15……最大値判定回
路、21……周波数掃引信号発生器、24,25,26……再生イ
コライザー回路、27,28,29……選択スイッチ、30……エ
ンベロープ検波器、31……判定回路。
Claims (3)
- 【請求項1】ビデオテープレコーダにおいて、電源投入
時または記録モード設定時またはテープカセット装着時
に、正規の記録信号を記録開始する前にテープ走行を停
止した状態で、回転ヘッドの1回転中のテープ接触期間
に予め記録条件の異なるテスト信号を記録し、該テスト
信号を再生することにより所望の再生特性が得られるよ
うな記録・再生条件を自動的に決定し、該決定された記
録・再生条件にて、テープ走行を開始させて正規の記録
信号をテープに記録するようにしたことを特徴とする記
録・再生条件自動設定方法。 - 【請求項2】記録・再生条件は、回転ヘッドによる最適
記録電流の設定を含み、該最適記録電流の設定は、記録
電流設定回路により同一信号を異なる記録電流で記録
し、その再生出力から最大出力を得る記録電流を求める
ことにより行なうことを特徴とする特許請求の範囲第
(1)項記載の記録・再生条件自動設定方法。 - 【請求項3】記録・再生条件は、再生イコライザーの設
定を含み、前記再生イコライザーの設定は、周波数が順
次変化するスイープ信号を記録し、その再生出力を異な
る再生イコライザー特性回路に通して、そのエンベロー
プ検波出力の変動幅から最適再生イコライザー特性を選
択することにより行なうことを特徴とする特許請求の範
囲第(1)項記載の記録・再生条件自動設定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57111292A JPH0754568B2 (ja) | 1982-06-28 | 1982-06-28 | 記録・再生条件自動設定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57111292A JPH0754568B2 (ja) | 1982-06-28 | 1982-06-28 | 記録・再生条件自動設定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS592209A JPS592209A (ja) | 1984-01-07 |
JPH0754568B2 true JPH0754568B2 (ja) | 1995-06-07 |
Family
ID=14557519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57111292A Expired - Lifetime JPH0754568B2 (ja) | 1982-06-28 | 1982-06-28 | 記録・再生条件自動設定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0754568B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH01112508A (ja) * | 1987-10-27 | 1989-05-01 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | 磁気テープ録画の自動記録・再生等化方法および装置 |
JP2515024B2 (ja) * | 1989-10-30 | 1996-07-10 | 三菱電機株式会社 | 磁気記録再生装置 |
US5579119A (en) * | 1992-10-19 | 1996-11-26 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Recording signal control apparatus capable of optimizing recording conditions for magnetic recording medium |
JP4534101B2 (ja) * | 2000-04-25 | 2010-09-01 | ソニー株式会社 | 情報処理装置および方法、並びに記録媒体 |
JP4527667B2 (ja) * | 2006-01-12 | 2010-08-18 | 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 | 通帳情報記録再生装置及び通帳取引装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5538726B2 (ja) * | 1972-07-05 | 1980-10-06 | ||
JPS6047643B2 (ja) * | 1978-01-25 | 1985-10-23 | 日立電子株式会社 | 記録電流最適化方式 |
-
1982
- 1982-06-28 JP JP57111292A patent/JPH0754568B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS592209A (ja) | 1984-01-07 |
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