JP2006244568A - ライト電流制御チップ及び当該ライト電流制御チップを用いた磁気ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 磁気ディスク装置の使用方法に応じて生じるATIを効果的に防止できるライト電流制御チップ及び当該ライト電流制御チップを用いた磁気ディスク装置を提供する。
【解決手段】 磁気ディスク装置において磁気ヘッドが磁気ディスクにデータを書き込むライト処理の回数を取得する手段と、前記取得されたライト処理回数に基づいて、前記磁気ヘッドが前記磁気ディスクにデータを書き込む際に用いるライト電流値を決定する決定手段と、前記決定されたライト電流値を用いて前記磁気ディスクにデータを書き込むよう前記磁気ヘッドに指示する手段と、を含むライト電流制御チップ及び当該ライト電流制御チップを用いた磁気ディスク装置とする。
【選択図】 図2
【解決手段】 磁気ディスク装置において磁気ヘッドが磁気ディスクにデータを書き込むライト処理の回数を取得する手段と、前記取得されたライト処理回数に基づいて、前記磁気ヘッドが前記磁気ディスクにデータを書き込む際に用いるライト電流値を決定する決定手段と、前記決定されたライト電流値を用いて前記磁気ディスクにデータを書き込むよう前記磁気ヘッドに指示する手段と、を含むライト電流制御チップ及び当該ライト電流制御チップを用いた磁気ディスク装置とする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、磁気ディスク装置におけるライト電流の制御に関する。
近年、ハードディスクドライブ等の磁気ディスク装置は、コンピュータのみならず、ハードディスクレコーダーや携帯型の音楽プレーヤ、カーナビゲーションシステム等にも用いられ、その使用される場面は拡大している。これに伴い、この磁気ディスク装置が扱うコンテンツも文字情報に留まらず、音楽、画像、映像などに広がってきている。
この磁気ディスク装置は、例えば、図6に示すように、ガラス等の非磁性円板上に磁性層を積層した複数の磁気ディスク400と、当該各磁気ディスク400にデータを書き込むためのライトヘッド及び当該各磁気ディスクからデータを読み出すためのリードヘッドを備えた複数の磁気ヘッド401と、を備えている。複数の磁気ディスク400は一本のスピンドル402に取り付けられており、各磁気ディスク400の面と同じ数の複数の磁気ヘッド401はアーム403に取り付けられている。アーム403はボイス・コイル・モータ(Voice Coil Motor;以下、VCMと呼ぶ。)404により揺動し、磁気ディスク400にデータを書き込むライト処理又は磁気ディスク400からデータを読み出すリード処理を行う際には、磁気ヘッド401を磁気ディスク400の面に対向する位置に移動させ、当該処理を行わない場合には磁気ヘッド401を磁気ディスク400の面上から退避させる。
このような磁気ディスク装置においては、磁気ディスク400上の同心円状に配置されるトラックと呼ばれるエリアにデータが書き込まれ、又は当該トラックからデータが読み出される。
図7に磁気ディスク500上に配置されたトラック501の一例を示す。図7に示すように、複数のトラック501は、一定の間隔(トラックピッチT)で同心円状に配置されている。各トラック501は、リード/ライト処理を行う際の磁気ヘッド(図示せず)の位置決めをする際に用いられる情報が記録されたサーボエリアSと、音楽データ等のユーザデータが書き込まれるデータエリアDと、を含む。なお、このデータエリアDは、磁気ヘッドがアクセス可能なセクタと呼ばれる最小単位に分割できる。
磁気ディスク装置全体の小型化と磁気ディスク500の大容量化との要求に応えるためには、例えば、磁気ディスク500上に配置するトラック501の円周に沿った方向に記録されるデータの密度(線記録密度)を高めたり、あるいは各トラック501の幅を低減してトラックピッチTを狭めることによってトラック密度を高めることにより、記録密度を向上させようという試みが行なわれる。
図8にライトヘッドの構造の一部を示す。このライトヘッドにおいては、コイル600に電流を流すことにより、上部磁極601の磁気ディスク面に対向する面(以下、浮上面部602と呼ぶ。)と、下部磁極603との間に磁界を発生させ、当該磁界により磁気ディスク面上を磁化することによってデータを書き込む。先に述べた記録密度を向上させるためのトラック幅の狭小化を実現する上では、例えば、このライトヘッド先端部の狭小化が求められている。しかしながら、ライトヘッド先端部の狭小化が進むと、当該先端部が磁束で飽和してしまうために、上部磁極601の浮上面部602のみならず、当該上部磁極601の側面部604からも磁界が漏れてしまう現象が起こる。このため、トラックピッチが狭い場合、この側面部604からの漏れ磁界が、データを書き込む目的のトラックの両側に位置する他の隣接トラックにまで広がる。この側面部604からの漏れ磁界は、目的のトラックにデータを書き込むために浮上面部602と下部磁極603との間に発生させるライト磁界に比べると微弱であるため、隣接トラックのデータは、当該漏れ磁界により直ちに影響を受けるわけではないが、多数回繰り返して漏れ磁界を浴びると徐々に消去され、最終的にはその読み出しが不可能となってしまうATI(=Adjacent Track Interference)と呼ばれる現象が発生する。
このATIの問題を低減させるため、従来、例えば、磁気ディスク装置の温度変化を考慮してライト電流値を決定することが行われていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−312504号公報
しかしながら、先に述べたように、磁気ディスク装置が利用される分野・アプリケーションは拡大し、例えば、同じ磁気ディスク装置であっても、そのエンドユーザの使用方法によってATIの生じやすさが大きく変わってくることがある。
すなわち、例えば、エンドユーザが、磁気ディスク装置を音楽プレーヤ用の大容量の記憶媒体として使用する場合には、当該磁気ディスク装置にいったん音楽データが書き込まれた後は、主に当該音楽データの読み出しが行われ、データの書込回数は少ないため、ATIの問題は生じにくい。
一方、例えば、エンドユーザが、磁気ディスク装置をデジタルカメラで撮影した写真の画像データを一時的に記録しておく記憶媒体として使用する場合には、画像データの書き込みや消去が頻繁に行われるため、ATIの問題が生じやすい。
このようなエンドユーザの多様な使用方法に応じて生じるATIは、上記従来の磁気ディスク装置においては十分に防止することができない場合があった。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、磁気ディスク装置の使用方法に応じて生じるATIを効果的に防止できるライト電流制御チップ及び当該ライト電流制御チップを用いた磁気ディスク装置を提供することをその目的の一つとする。
上記課題を解決するための本発明の一態様に係る磁気ディスク装置は、磁気ヘッドが磁気ディスクにデータを書き込む磁気ディスク装置であって、前記磁気ディスクにデータを書き込むライト処理の回数を取得する手段と、前記取得されたライト処理回数に基づいて、前記磁気ヘッドが前記磁気ディスクにデータを書き込む際に用いるライト電流値を決定する決定手段と、前記決定されたライト電流値を用いて前記磁気ディスクにデータを書き込むよう前記磁気ヘッドに指示する手段と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る磁気ディスク装置は、磁気ヘッドが磁気ディスクにデータを書き込む磁気ディスク装置であって、前記磁気ディスクに書き込まれるデータ量を取得する手段と、前記取得されたデータ量に基づいて、前記磁気ヘッドが前記磁気ディスクにデータを書き込む際に用いるライト電流値を決定する決定手段と、前記決定されたライト電流値を用いて前記磁気ディスクにデータを書き込むよう前記磁気ヘッドに指示する手段と、を含むことを特徴とする。
以下に、本発明の一実施の形態に係るライト電流制御チップ(以下、制御チップと呼ぶ。)と当該制御チップを用いた磁気ディスク装置とについて、図面を参照しながら説明する。本実施形態において、制御チップは、磁気ディスク装置の一部として動作する。
図1は、この制御チップを用いた磁気ディスク装置の主な構成を示すブロック図である。図1に示すように、この磁気ディスク装置は、マイクロプロセッサ(Micro Processing Unit;以下、MPUと呼ぶ。)100と、不揮発性メモリ101と、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory;以下、RAMと呼ぶ。)102と、ハードディスクコントローラ(Hard Disk Controller;以下、HDCと呼ぶ。)103と、データバッファ104と、サーボコントローラ105と、R(Read)/W(Write)チャネル106と、R/Wアンプ107と、ライトヘッド108と、リードヘッド109と、磁気ディスク110と、VCMドライバ111、VCM112、アーム113、磁気ヘッド114、を含んでいる。
MPU100は、CPU(Central Processing Unit)等を含み、不揮発性メモリ101に格納されているプログラムに従って動作する。本実施形態においては、このMPU100の一部がライト処理において用いるライト電流値の決定等のライト電流制御の主な処理を行う。このライト電流制御処理の具体的な内容については後に詳しく説明する。このMPU100は、ライト電流値を指定する命令等を含む指示データを生成し、HDC103に出力する。不揮発性メモリ101は、Flash ROM(Read Only Memory)やEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)等を用いて実現でき、MPU100が実行するプログラム(ソフトウェア)を格納するとともに、MPU100が行う処理の結果として生成されたデータを格納する。RAM102は、このMPU100が行う処理の過程において用いられる種々のデータを保持するワークメモリとして利用される。
HDC103は、磁気ディスク110に書き込むべきライトデータをホストコンピュータから受け入れ、当該ライトデータをSRAM(Static RAM)やDRAM(Dynamic RAM)等からなるデータバッファ104に保持する。そして、このHDC103は、ライトデータを書き込むべき磁気ディスク110上のアドレス、すなわち、データを書き込むべき磁気ディスク110の面を特定する識別番号、当該磁気ディスク110面上のトラック番号、セクタ番号、及び当該磁気ディスク110の面へのライト処理を行うライトヘッド108の番号等を決定し、当該決定した磁気ディスク110上のアドレスにライトヘッド108を移動させるようサーボコントローラ105に命令を出力する。そして、サーボコントローラ105は、リードヘッド109によって読み出された磁気ディスク110上に記録されているサーボ情報を、R/Wアンプ107とR/Wチャネル106とを介して取得し、当該取得したサーボ情報に基づいて、ライトヘッド108を、HDC103により指定された磁気ディスク110上のセクタを含むトラック位置へ移動させるようVCMドライバ111に命令を出力する。このVCMドライバ111は、サーボコントローラ105から受け入れた命令に従ってVCM112を駆動させてアーム113を揺動させ、当該アーム113の先端に備えられた磁気ヘッド114のライトヘッド108を目的のトラック位置へ移動させる。このようにライト処理の準備が整ったところで、HDC103は、データバッファ104に保持していたライトデータを読み出して、R/Wチャネル106へ出力する。なお、このHDC103は、磁気ディスク110の回転を考慮して、ライトヘッド108が磁気ディスク110上の識別番号によって特定される目的のセクタにライトデータを書き込むことのできるタイミングで当該ライトデータをR/Wチャネル106へ出力する。
R/Wチャネル106は、HDC103から受け入れたライトデータを変調し、当該変調されたライトデータをR/Wアンプ107に出力する。R/Wアンプ107は、HDC103から受け入れた指示データにより指定されるライト電流値を用いて、R/Wチャネル106から受け入れた変調ライトデータを磁気ディスク110に書き込むようライトヘッド108に指示する。ライトヘッド108は、R/Wアンプ107から受け入れた指示に従って、磁気ディスク110上に変調ライトデータを書き込む。
また、リード処理においても、ライト処理の場合と同様に、読み出すべきデータが記録されているセクタが存在する磁気ディスク110上のトラック位置にリードヘッド109が位置決めされ、当該位置決めの完了後、回転する磁気ディスク110上の指定したセクタがリードヘッド109の位置に来るタイミングに合わせて、リードヘッド109により当該目的のセクタからデータが読み出される。そして、この読み出されたデータの波形がR/Wアンプ107によって増幅され、さらにR/Wチャネル106によって元のデータに復調されてHDC103に出力され、HDC103からホストコンピュータに出力される。
次に、磁気ディスク装置に用いられる制御チップが行うライト電流の制御処理について説明する。本実施形態において、この制御チップは、MPU100とHDC103を含むチップである。図2は、制御チップが行う主な処理を示す機能ブロック図である。図2に示すように、この制御チップは、ライト処理回数取得部200と、ライト処理頻度算出部201と、ライト電流値決定部202と、を機能的に含んでいる。
ライト処理回数取得部200は、磁気ディスク装置において、ライトヘッド108が磁気ディスク110にデータを書き込むライト処理の回数を取得する。具体的に、このライト処理回数取得部200は、例えば、磁気ディスク110の面ごとに、HDC103(図1参照)がホストコンピュータからライトデータを受け入れた回数、或いはライトヘッド108が当該ライトデータを磁気ディスク110に書き込んだ回数をカウントする。そして、このライト処理回数取得部200は、この各磁気ディスク面についてカウントされたライト処理回数の累積値を、当該各磁気ディスク面を特定する識別番号と関連付けて保持するライト処理回数データテーブルを生成し、当該データテーブルを不揮発性メモリ101に記録する。なお、このライト処理回数取得部200は、このライト処理回数データテーブルを磁気ディスク面上に記録することとしてもよい。
また、このライト処理回数取得部200は、例えば、磁気ディスク装置の動作中(例えば、電源がオンとなっている間)は、ライト処理回数をRAM102等の高速に読み書きできるメモリ上に保持することとしてもよい。すなわち、この場合、このライト処理回数取得部200は、例えば、磁気ディスク装置の起動時(例えば、ROMに格納されているプログラムが起動された時)に、不揮発性メモリ101に記録されているライト処理回数を読み出してRAM102上に保持する。そして、このライト処理回数取得部200は、ある磁気ディスク面上で新たなライト処理が行われた場合には、RAM102に保持されているライト処理回数データテーブルのうち、当該新たなライト処理が行われた磁気ディスク面を特定する識別情報に関連付けられているライト処理回数の累積値に、当該新たなライト処理の回数を加算する更新処理を行う。
また、この場合、このライト処理回数取得部200は、磁気ディスク装置の電源が切られる前(例えば、磁気ディスク装置の電源をオフとすべき指示がホストコンピュータから入力された時)にRAM102上に保持されているライト処理回数を不揮発性メモリ101や磁気ディスク110上に格納する。なお、このライト処理回数取得部200は、磁気ディスク装置の電源が遮断される瞬間だけでなく、動作中においても、例えば、予め定められた一定時間おきにRAM102上に保持されているライト処理回数を不揮発性メモリ101に格納することとしてもよい。このライト処理回数取得部200は、更新後のライト処理回数を、当該更新後のライト処理回数に関連付けられている磁気ディスク面の識別情報とともにライト処理頻度算出部201又はライト電流値決定部202に出力する。
ライト処理頻度算出部201は、ライト処理回数取得部200から受け入れたライト処理回数に基づいて、ライト処理回数取得部200から受け入れた識別情報によって特定される磁気ディスク面における単位時間あたりのライト処理回数をライト処理頻度として算出する処理を行う。具体的に、このライト処理頻度算出部201は、例えば、磁気ディスク装置の電源が入っている時間(Power On Hour)(以下、POHと呼ぶ。)を算出し、当該POHでライト処理回数を除算したライト処理頻度値を算出する。
すなわち、このライト処理頻度算出部201は、磁気ディスク装置の電源がオンとされてからの経過時間(例えば、磁気ディスク装置に電流の供給が開示されてからの経過時間)を取得してRAM102に保持し、当該電源がオンとされてから、ライト処理回数取得部200からライト処理回数を受け入れるまでの経過時間を直近のPOHとして算出し、当該直近POHで当該ライト処理回数を除算した直近ライト処理頻度値を算出する。なお、この経過時間は、例えば、磁気ディスク装置が備えているタイマを用いてカウントされ、このライト処理頻度算出部201は、当該タイマがモニタリングしている経過時間を取得する。
また、このライト処理頻度算出部201は、例えば、磁気ディスク装置の電源がオンとされ、その後オフとされた場合には、当該オンとされてから当該オフとされるまでの経過時間も不揮発性メモリ101に保持しておき、その後、ライト処理頻度を算出する場合には、当該電源オンから電源オフまでの経過時間も含めたPOHを算出することとしてもよい。この場合、このライト処理頻度算出部201は、例えば、ライト処理回数取得部200からライト処理回数を受け入れたときには、過去における電源がオンとされてからオフとされるまでの過去POHと、直近のPOHと、を合算した累積POHを算出し、当該累積POHで当該ライト処理回数を除算した累積ライト処理頻度値を算出する。そして、このライト処理頻度算出部201は、この算出したライト処理頻度値を、当該ライト処理頻度に係る磁気ディスク面の識別情報(すなわち、ライト処理回数取得部200から受け入れた識別情報)とともにライト電流値決定部202に出力する。
ライト電流値決定部202は、ライト処理頻度算出部201から受け入れたライト処理頻度値に基づいて、ライトヘッド108が、当該ライト処理頻度に係る磁気ディスク面(すなわち、ライト処理頻度算出部201から受け入れた識別番号によって特定される磁気ディスク面)にライトデータを書き込む際に用いるライト電流値を決定する。
具体的に、このライト電流値決定部202は、例えば、不揮発性メモリ101又はRAM102が予め定められた複数のライト電流候補値を保持している場合には、ライト処理頻度算出部201から受け入れたライト処理頻度値に基づいて、当該複数のライト電流候補値のうちから、1つのライト電流候補値を選択し、当該選択されたライト電流候補値を実際のライト処理に用いるライト電流値として決定する。なお、本実施形態においては、不揮発性メモリ101又はRAM102が3つのライト電流候補値(以下、第一候補値A、第二候補値B及び第三候補値Cと呼ぶ。)を保持している場合を例として説明する。
この予め保持されているライト電流候補値は、図3に示すように、磁気ディスク装置において用いるライト電流値(図3の横軸)と、当該ライト電流値を用いた場合のビット誤り率(Bit Error Rate)(以下、BERと呼ぶ。)(図3の縦軸)と、の関係に基づいて決定される。
ここで、BERは、リードヘッド109を用いて磁気ディスク110からデータを読み出し、当該データをR/Wチャネル106が復調したときに、当該読み出されたデータのビット数のうち、エラーが発生した復調データのビット数の割合、すなわち、あるビット数のデータを読み出したときにエラーが発生する確率として算出される。例えば、10nビットのデータを読み出して1ビットのエラーが発生した場合は、logBER=1/10n=-nと算出される。したがって、図3において、縦軸のlogBERの値が低いほどエラーが発生する確率が低い(すなわち、BERが小さい)こととなる。また、図3に示す3つの曲線X、曲線Y、曲線Zは、それぞれ、データが書き込まれている特定のトラックの両側に位置する隣接トラックに、横軸に示す各ライト電流値を用いて、予め定められた回数、すなわちx回、y回及び1回(x、yは2以上の整数であり、xはyよりも大きい。)のライト処理が行われた場合に、当該特定トラックから読み出されるデータについてのlogBER値を示している。
そして、図3に示すように、第一候補値Aは、磁気ディスク装置において、x回のライト処理が行われた場合に、logBERを予め定められた上限値L未満とするライト電流値のうち、最大のライト電流値として設定される。すなわち、この第一候補値Aは、ライト電流値の上限値として設定されている。
また、第二候補値Bは、磁気ディスク装置において、xより少ないy回のライト処理が行われた場合に、logBERを最小とするライト電流値として設定される。なお、この回数yは、磁気ディスク装置についてエンドユーザの平均的な使用方法において発生すると想定されるライト処理回数として設定される。
また、第三候補値Cは、磁気ディスク装置において、x回のライト処理が行われた場合に、logBERを最小とするライト電流値として設定される。すなわち、この第三候補値Cは、ライト電流値の下限値として設定されている。
なお、図3に示すように、第二候補値Bは、第一候補値Aよりも小さく、且つ第三候補値Cよりも大きいライト電流値として設定されている。
本実施形態においては、予めライト電流候補値がこのように設定されていることにより、ライト電流値決定部202は、磁気ディスク装置においてx回のライト処理が行われた場合に、logBER値が、図3に示すように予め定められたlogBERの上限値Lを上回ることとならない範囲内でライト電流値を設定することができる。
具体的に、このライト電流値決定部202は、例えば、不揮発性メモリ101又はRAM102が予め定められた複数のライト処理頻度閾値を保持している場合には、ライト処理頻度算出部201から受け入れたライト処理頻度値と、当該複数のライト処理頻度閾値と、を比較し、当該比較結果に基づいて、3つのライト電流候補値のうちから、予め定められた選択条件を満たす1つのライト電流候補値をライト電流値として決定する。
すなわち、この場合、このライト電流値決定部202は、例えば、不揮発性メモリ101が2つの頻度閾値(以下、第一頻度閾値p及び第二頻度閾値qと呼ぶ。第一頻度閾値pは第二頻度閾値qよりも小さい。)を予め保持している場合には、ライト処理頻度算出部201から受け入れたライト処理頻度が、当該2つの頻度閾値のうち、第一頻度閾値p未満であると判断した場合には、第一候補値Aをライト電流値に決定し、当該ライト処理頻度が第一頻度閾値p以上であって第二頻度閾値q未満であると判断した場合には、第二候補値Bをライト電流値に決定し、当該ライト処理頻度が第二頻度閾値q以上であると判断した場合には、第三候補値Cをライト電流値に決定する。
また、ライト電流値決定部202は、ライト処理回数取得部200から受け入れたライト処理回数に基づいてライト電流値を決定することとしてもよい。具体的に、この場合、このライト電流値決定部202は、例えば、ライト処理回数取得部200から受け入れたライト処理回数と、不揮発性メモリ101又はRAM102が保持している予め定められた複数のライト処理回数閾値と、を比較し、当該比較結果に基づいて、3つのライト電流候補値のうちから、予め定められた選択条件を満たす1つのライト電流候補値をライト電流値として決定する。
すなわち、この場合、このライト電流値決定部202は、例えば、ライト処理回数取得部200から受け入れたライト処理回数が、不揮発性メモリ101が予め保持している2つの回数閾値(以下、第一回数閾値v及び第二回数閾値wと呼ぶ。第一回数閾値vは第二回数閾値wよりも小さい。)のうち、第一回数閾値v未満であると判断した場合には、第一候補値Aをライト電流値に決定し、当該ライト処理回数が第一回数閾値v以上であって第二回数閾値w未満であると判断した場合には、第二候補値Bをライト電流値に決定し、当該ライト処理回数が第二回数閾値w以上であると判断した場合には、第三候補値Cをライト電流値に決定する。
このライト電流値決定部202は、このようにして決定したライト電流値を用いて、当該ライト電流値に係る磁気ディスク面へのライト処理を行うよう指示する命令をHDC103に出力する。この結果、ライトヘッド108は、ライト電流値決定部202が決定したライト電流値を用いて、ライト電流値決定部202によって指定された磁気ディスク面へのライト処理を行うこととなる。
また、本実施形態において、制御チップは、ライトヘッド108が磁気ディスク110に書き込むデータ量を取得し、当該取得されたデータ量に基づいて、当該ライトヘッド108が当該磁気ディスクにデータを書き込む際に用いるライト電流値を決定することとしてもよい。
図5は、この場合の制御チップが行う主な処理を示す機能ブロック図である。すなわち、図5に示すように、この制御チップは、ライトデータ量取得部203と、ライト処理頻度算出部201と、ライト電流値決定部202と、を機能的に含んでいる。なお、ライト処理頻度算出部201とライト電流値決定部202とは、上述のライト処理回数又はライト処理頻度に基づくライト電流値決定処理を行う場合と同様の処理を行うことによって、ライトデータ量に基づくライト電流値の決定処理を行う。
具体的に、このライトデータ量取得部203は、例えば、HDC103がホストコンピュータから受け入れるライトデータのバイト数を取得し、磁気ディスク装置の出荷後から、HDC103がホストコンピュータからライトデータを受け入れるまでの時間内に磁気ディスク110に書き込まれたライトデータのバイト数の累積値や、直近の一定期間内に磁気ディスク110に書き込まれたデータのバイト数の累積値等をライトデータ量として取得し、不揮発性メモリ101やRAM102に保持する。
この場合、ライト電流値決定部202は、例えば、ライトデータ量取得部203が取得した過去のライトデータ量に基づいて、ライト電流値を決定する。具体的に、この場合、このライト電流値決定部202は、例えば、上記ライト処理回数に基づいてライト電流値を決定する場合と同様に、ライトデータ量取得部203から受け入れたライトデータ量と、不揮発性メモリ101又はRAM102が保持している予め定められた複数のライトデータ量閾値と、を比較し、当該比較結果に基づいて、複数のライト電流候補値のうちから、予め定められた選択条件を満たす1つのライト電流候補値をライト電流値として決定する。この場合、この複数のライト電流候補値は、例えば、図3に示す例と同様に、磁気ディスク装置において、予め定められた第一のデータ量が書き込まれた場合に、logBERを予め定められた上限値未満とするライト電流値のうち、最大のライト電流値として設定される第一候補値(ライト電流値の上限値)、第一のデータ量より少ない第二のデータ量が書き込まれた場合にlogBERを最小とするライト電流値として設定される第二候補値、当該第一のデータ量が書き込まれた場合に、logBERを最小とするライト電流値として設定される第三候補値(ライト電流値の下限値)を含み、ライト電流値決定部202は、磁気ディスク装置において第一のデータ量が書き込まれた場合に、logBER値が、予め定められたlogBERの上限値を上回ることとならない範囲内でライト電流値を設定することとしてもよい。
また、この場合、ライト処理頻度算出部201は、上述のライト処理回数からライト処理頻度を算出する場合と同様に、ライトデータ量取得部203から受け入れたライトデータ量をPOHで除算して、単位時間あたりに書き込まれたライトデータ量をライト処理頻度として算出する。そして、ライト電流値決定部202は、例えば、上述のライト処理回数やライト処理頻度に基づいてライト電流値を決定する場合と同様に、ライト処理頻度算出部201から受け入れたライト処理頻度に基づいて、ライト電流値を決定する。
次に、制御チップが行うライト電流値決定処理の流れについて説明する。ここでは、磁気ディスク装置は、予め(例えば、当該磁気ディスク装置の出荷時に)ライト電流値として第二候補値Bを用いるよう設定され、その後当該磁気ディスク装置において行われるライト処理の頻度に応じて、制御チップが当該磁気ディスク装置において用いられるライト電流値を変化させる場合を例として説明する。なお、不揮発性メモリ101は、磁気ディスク装置の性能や信頼性等に基づいて予め設定された2つのライト処理頻度閾値(以下、第一頻度閾値pと第二頻度閾値qと呼ぶ。)を保持している。
図4は、制御チップが行う処理の一例について、その主な工程を示すフロー図である。図4に示すように、ライト処理回数取得部200は、ホストコンピュータからHDC103に新たなライトデータが受け入れられ、又はある磁気ディスク面(以下、対象ディスク面と呼ぶ。)上に当該ライトデータを書き込むライト処理が行われた場合には、当該対象ディスク面の識別番号に関連付けてRAM102に保持されている過去のライト処理回数の累積値に、当該新たなライト処理の回数を加えて更新し(S300)、当該対象ディスクの識別番号と更新後のライト処理回数とをライト処理頻度算出部201に出力する。
ライト処理頻度算出部201は、ライト処理回数取得部200からライト処理回数を受け入れると、当該受け入れるまでの経過時間を累積POHとして算出し、当該ライト処理頻度を当該累積POHで除算して対象ディスク面に係るライト処理頻度値fを算出し(S301)、対象ディスクの識別番号とともにライト電流値決定部202に出力する。
ライト電流値決定部202は、まず、ライト処理頻度算出部201から受け入れたライト処理頻度値fが第一頻度閾値p未満であるか否かを判断する(S302)。
そして、このライト電流値決定部202は、ライト処理頻度値fが第一頻度閾値p未満であると判断した場合(処理S302においてYes)には、対象ディスクにおけるライト処理に用いるライト電流値を第一候補値Aに決定し(S303)、処理を終了する。
また、ライト電流値決定部202は、処理S302においてライト処理頻度fが第一頻度閾値p以上であると判断した場合(処理S302においてNo)には、さらに当該ライト処理頻度fが第二頻度閾値q未満であるか否かを判断する(S304)。
そして、このライト電流値決定部202は、ライト処理頻度値fが第二頻度閾値q未満であると判断した場合(処理S304においてYes)には、対象ディスクにおけるライト処理に用いるライト電流値を第二候補値Bに決定し(S305)、処理を終了する。
また、ライト電流値決定部は、処理S304においてライト処理頻度fが第二頻度閾値q以上であると判断した場合(処理S304においてNo)には、対象ディスクにおけるライト処理に用いるライト電流値を第三候補値Cに決定し(S306)、処理を終了する。
なお、本発明に係るライト電流制御チップ及び磁気ディスク装置は、上述の例に限られない。例えば、ライト処理回数取得部200は、ライト処理回数に加えて、リード処理回数をも取得することとしてもよい。この場合、ライト処理頻度算出部201は、例えば、ライト処理回数とリード処理回数とを合算した総処理回数に対するライト処理回数の割合や、リード処理回数に対するライト処理回数の割合等を、ライト処理頻度として算出する。
また、例えば、ライト処理頻度算出部201は、HDC103がホストコンピュータからライトデータを受け入れたタイミング、ライト処理回数取得部200がライト処理回数を更新したタイミング等、制御チップ又は磁気ディスク装置が処理を行う種々のタイミングで経過時間を取得し、当該経過時間を用いてPOHを算出することとしてもよい。すなわち、この場合、このライト処理頻度算出部201は、例えば、ライト処理回数取得部200がライト処理回数を更新した時点から予め定められた一定時間だけ遡った過去の一定期間内におけるライト処理回数の累積値を、当該過去の一定期間を表すPOHで除算してライト処理頻度値を算出する。また、この場合、ライト電流値決定部202は、ライト処理頻度算出部201が算出した、直近の一定期間内におけるライト処理頻度に基づいて、ライト電流値を決定し、磁気ディスク装置は、当該決定されたライト電流値を用いてライト処理を行うこととなる。
また、例えば、ライト処理頻度算出部201は、ライト処理回数取得部200からライト処理回数を受け入れない場合であっても、予め定められた一定時間おきに、ライト処理頻度値を算出することとしてもよい。すなわち、この場合、このライト処理頻度算出部201は、例えば、予め定められたスケジュールに従って、定期的に訪れるタイミングで、その時点においてRAM102又は不揮発性メモリ101が保持している磁気ディスク装置の出荷後に行われた全てのライト処理回数の累積値を、当該出荷後のPOHの累積値で除算したライト処理頻度値や、当該ライト処理回数の累積値のうち、その時点から過去一定期間内に行われた直近の一定期間内におけるライト処理回数の累積値を、当該過去一定期間に相当するPOHで除算したライト処理頻度値等を算出する。この場合、ライト電流値決定部202は、ライト処理頻度算出部201から受け入れるライト処理頻度に基づいて、定期的にライト電流値を決定し、磁気ディスク装置は、当該定期的に決定されるライト電流値を用いてライト処理を行うこととなる。
また、例えば、HDC103がホストコンピュータから複数のライトデータを受け入れて、当該複数のライトデータのうちの一部をデータバッファ104に保持している場合には、ライト処理回数取得部200は、当該データバッファ104に保持されているライトデータの数(以下、ライト処理待機数と呼ぶ。)を取得し、ライト電流値決定部202は、当該ライト処理待機数に基づいてライト電流値を決定することとしてもよい。
具体的に、この場合、ライト処理回数取得部200は、例えば、ライトヘッド108が1つのライトデータに係るライト処理を行っている間に、ライト処理待機数を取得し、当該ライト処理待機数を加算して更新したライト処理回数の累積値をライト処理頻度算出部201に出力する。ライト処理頻度算出部201は、このライト処理待機数を含むライト処理回数に基づいてライト処理頻度値を算出し、ライト電流値決定部202に出力する。そして、ライト電流値決定部202は、このライト処理頻度値に基づいてライト電流値を決定し、当該ライト電流値を用いてライト処理を行うようHDC103に命令を出力する。
また、この場合、例えば、磁気ディスク装置は、このライト処理待機数に基づいて決定されたライト電流値を用いて、当該ライト処理待機数に係るライトデータ(すなわち、データバッファ104に保持されているライトデータ)についてのライト処理を行うこととしてもよい。すなわち、例えば、データバッファ104は、各ライトデータを、当該各ライトデータを特定する識別番号と関連付けて保持し、制御チップは、ライト処理待機数に基づいて決定されたライト電流値と、当該ライト処理待機数に係るライトデータの識別番号とを関連付けてHDC103に出力することにより、当該ライト電流値を用いて当該ライトデータのライト処理を行うよう命令する。
また、この場合、制御チップは、データバッファ104に保持されているライトデータ量(すなわち、当該ライトデータのライト処理を実行することによって磁気ディスク110に書き込まれる予定のデータ量)に基づいてライト電流値を決定することとしてもよい。具体的に、この場合、例えば、ライトデータ量取得部203は、データバッファ104に保持されているライトデータのバイト数を取得し、ライト電流値決定部202は、当該ライトデータのバイト数、又はライト処理頻度算出部201が当該ライトデータのバイト数を用いて算出したライト処理頻度に基づいて、当該ライトデータのライト処理において用いるライト電流値を決定する。
100 マイクロプロセッサ、101 不揮発性メモリ、102 ランダムアクセスメモリ、103 ハードディスクコントローラ、104 データバッファ、105 サーボコントローラ、106 R/Wチャネル、107 R/Wアンプ、108 ライトヘッド、109 リードヘッド、110 磁気ディスク、111 VCMドライバ、112 VCM、113 アーム、114 磁気ヘッド、200 ライト処理回数取得部、201 ライト処理頻度算出部、202 ライト電流値決定部、203 ライトデータ量取得部。
Claims (12)
- 磁気ヘッドが磁気ディスクにデータを書き込む磁気ディスク装置であって、
前記磁気ディスクにデータを書き込むライト処理の回数を取得する手段と、
前記取得されたライト処理回数に基づいて、前記磁気ヘッドが前記磁気ディスクにデータを書き込む際に用いるライト電流値を決定する決定手段と、
前記決定されたライト電流値を用いて前記磁気ディスクにデータを書き込むよう前記磁気ヘッドに指示する手段と、
を含む磁気ディスク装置。 - 請求項1に記載の磁気ディスク装置において、
ライト電流下限値とライト電流上限値とを保持する手段をさらに含み、
前記決定手段は、前記ライト電流下限値以上であって前記ライト電流上限値未満の範囲で前記ライト電流値を決定する磁気ディスク装置。 - 請求項2に記載の磁気ディスク装置において、
前記ライト電流下限値は、予め定められた回数のライト処理が行われた場合のビット誤り率を最小とするライト電流値であり、前記ライト電流上限値は、予め定められた回数のライト処理が行われた場合のビット誤り率を予め定められた閾値未満とするライト電流値のうち、最大のライト電流値である磁気ディスク装置。 - 請求項1に記載の磁気ディスク装置において、
前記取得されるライト処理回数に基づいて、単位時間あたりのライト処理頻度を算出する算出手段をさらに含み、
前記決定手段は、前記算出されたライト処理頻度に基づいて、前記ライト電流値を決定する磁気ディスク装置。 - 請求項4に記載の磁気ディスク装置において、
前記算出手段は、前記取得されるライト処理回数を、前記磁気ディスクの電源がオンとなっている時間で除して前記ライト処理頻度を算出する磁気ディスク装置。 - 磁気ヘッドが磁気ディスクにデータを書き込む磁気ディスク装置であって、
前記磁気ディスクに書き込まれるデータ量を取得する手段と、
前記取得されたデータ量に基づいて、前記磁気ヘッドが前記磁気ディスクにデータを書き込む際に用いるライト電流値を決定する決定手段と、
前記決定されたライト電流値を用いて前記磁気ディスクにデータを書き込むよう前記磁気ヘッドに指示する手段と、
を含む磁気ディスク装置。 - 請求項6に記載の磁気ディスク装置において、
ライト電流下限値とライト電流上限値とを保持する手段をさらに含み、
前記決定手段は、前記ライト電流下限値以上であって前記ライト電流上限値未満の範囲で前記ライト電流値を決定する磁気ディスク装置。 - 請求項7に記載の磁気ディスク装置において、
前記ライト電流下限値は、予め定められたデータ量が書き込まれた場合のビット誤り率を最小とするライト電流値であり、前記ライト電流上限値は、予め定められたデータ量が書き込まれた場合のビット誤り率を予め定められた閾値未満とするライト電流値のうち、最大のライト電流値である磁気ディスク装置。 - 請求項6に記載の磁気ディスク装置において、
前記取得されるデータ量に基づいて、単位時間あたりの書込データ量を算出する算出手段をさらに含み、
前記決定手段は、前記算出された単位時間あたりの書込データ量に基づいて、前記ライト電流値を決定する磁気ディスク装置。 - 請求項9に記載の磁気ディスク装置において、
前記算出手段は、前記取得されるデータ量を、前記磁気ディスクの電源がオンとなっている時間で除して前記単位時間あたりの書込データ量を算出する磁気ディスク装置。 - 磁気ヘッドが磁気ディスクにデータを書き込む磁気ディスク装置に用いるライト電流制御チップであって、
前記磁気ディスクにデータを書き込むライト処理の回数を取得する手段と、
前記取得されたライト処理回数に基づいて、前記磁気ヘッドが前記磁気ディスクにデータを書き込む際に用いるライト電流値を決定する決定手段と、
前記決定されたライト電流値を用いて前記磁気ディスクにデータを書き込むよう前記磁気ヘッドに指示する手段と、
を含むライト電流制御チップ。 - 磁気ヘッドが磁気ディスクにデータを書き込む磁気ディスク装置に用いるライト電流制御チップであって、
前記磁気ディスクに書き込まれるデータ量を取得する手段と、
前記取得されたデータ量に基づいて、前記磁気ヘッドが前記磁気ディスクにデータを書き込む際に用いるライト電流値を決定する決定手段と、
前記決定されたライト電流値を用いて前記磁気ディスクにデータを書き込むよう前記磁気ヘッドに指示する手段と、
を含むライト電流制御チップ。
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