JPH0640365B2 - 磁気記録駆動装置 - Google Patents

磁気記録駆動装置

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JPH0640365B2
JPH0640365B2 JP7841685A JP7841685A JPH0640365B2 JP H0640365 B2 JPH0640365 B2 JP H0640365B2 JP 7841685 A JP7841685 A JP 7841685A JP 7841685 A JP7841685 A JP 7841685A JP H0640365 B2 JPH0640365 B2 JP H0640365B2
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完治 山本
豊 近江
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、磁気記録駆動装置に係り、特に、その書込回
路における温度補償を所期するようにした磁気記録駆動
装置に関するものである。
〔発明の背景〕
磁気記録駆動装置は、たとえば第1図に示すフロツピー
デイスク駆動装置のように、フレキシブルデイスク(以
下、フロツピーという。)1上に磁気的にデータ(情
報)を記録・再生する装置であり、磁気・電気変換を行
うリード/ライトヘツド(以下、ヘツドという。)2
と、記録(書込み)を行うライト回路3と、記録された
データを再生(読出し)するリード回路4とを有してい
る。ライト回路3は、フロツピー1上にデータを磁気的
に書込むための回路であり、この書込みの強さ(深さ)
は、書込み時にヘツド2に流す電流(以下、書込電流と
いう。)、ヘツド2の特性およびフロツピー1の特性等
により決まるが、上記書込電流によるものが支配的であ
る。
この書込み深さの程度は、一般的にオーバライトと呼ば
れる値により表現され、オーバライトが小さい程、強く
(深く)書込まれたことを示すものである。
また、記録されたデータの読出しは、磁気の極性変化点
のピーク検出により行われるが、磁気干渉、外来ノイ
ズ、オフトラツク等により、書込み時の磁気極性変化点
と読出し時の磁気極性変化点、つまり電気信号のピーク
点の位置がずれる、いわゆるピークシフトが発生するこ
とが一般的に知られている。
このピークシフトは、読出しを行う場合に重要な値であ
り、ピークシフトが大きいと、読出し時に読出し誤り、
すなわちリードエラーが発生し、記録されたデータの読
み誤りという致命的な不良となる。
したがつて、フロツピーデイスク駆動装置としては、こ
のピークシフトを小さくすることが、読出し時のマージ
ンを大きくすることになり、フロツピーデイスク駆動装
置の信頼性を高くすることになる。
しかしながら、各種実験において、高温時にエラーが発
生しやすいという事実が確認されたため、さらに深く原
因を追求すべく各種実験を実施した結果、上記したオー
バライトが温度特性をもち、高温時に小さくなることが
判明した。このオーバライトが小さくなることにより、
ピークシフトが増大し、読出しマージンが低下している
ことが確認された。
しかし、従来のフロツピーデイスク駆動装置において
は、これら温度特性による変化については、何ら配慮が
なされていなかつたものである。
なお、この種の装置として関連するものは、例えば実開
昭59-33118号,特開昭58-205956号,特開昭59-90274号
公報等に記載のものが挙げられる。
〔発明の目的〕
本発明は、温度によるオーバライトの変化を補正し、温
度に対してほぼ同一の読出しマージンを持つようにした
磁気記録駆動装置の提供を、その目的とするものであ
る。
〔発明の概要〕
本発明に係る磁気記録駆動装置の構成は、データを記録
するためにリード/ライトヘツドへ書込電流を流すライ
ト回路中に、その書込電流の値を設定できる電流設定回
路を備えるようにした磁気記録駆動装置において、前記
の電流設定回路を、書込電流一定時のオーバライト温度
特性と温度一定時のオーバライトの書込電流特性とによ
り求めた、オーバライトを一定とするための書込電流温
度特性を達成するのに必要な温度特性が得られるように
した素子又は回路により構成したものである。
さらに補足すると、次のとおりである。
本発明の概要は、書込み時のオーバライトの温度変化
が、読出し時のピークシフトの温度変化をもたらし、読
出しマージンに温度特性をもたらすことが、実験的に確
認されたため、オーバライトに対して影響力の大きい書
込電流を温度により変化させ、オーバライトを温度に対
して一定となるようにすることにより、ピークシフトが
一定となり、読出しマージンが高温によつて低下しない
ようにするものである。
〔発明の実施例〕
本発明の実施例を各図により説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係るフロツピーデイスク
駆動装置のブロツク図であり、全体構成を示している。
すなわち、1はフロツピー、2はリード/ライトヘツ
ド、3はライト回路、4はリード回路、5は制御回路
で、11は、電流設定回路であり、また、図示の構成、
入,出力関係となつている。
しかして、ここで第2図は、温度変化に対するオーバラ
イトの変化を実験より得た、オーバライトの温度特性図
である。
また、第3図は、書込電流の変化に対するオーバライト
とピークシフトの変化を実験より得た、オーバライトの
書込電流特性図であり、オーバライトとピークシフトが
互いに逆特性であることがわかる。すなわち、オーバラ
イトを小さくすると、ピークシフトが大きくなることが
わかる。
第4図は、上記第2図,第3図で得られた特性図より、
温度変化に対してオーバライトを一定とするために必要
な書込電流を求めた結果の温度特性であり、この第4図
のごとく、温度変化に対して書込電流を変化させれば、
上記第2図,第3図より明らかなように、オーバライト
を一定とすることができるものである。
本発明に係る実施例は、以上に基づいて、構成するよう
にしたものである。
すなわち、第5図は、さきの第1図に示したライト回路
3に関連した詳細なブロツク図である。
システム側より送出されてくるライトデータ6は、分周
回路7に入り、この出力により電流切替回路8を切替
え、リード/ライト切替回路9を介して、リード/ライ
トヘツド2に流す電流の方向を順次切替え、フロツピー
1上に磁気記録を行うように構成したものである。
そして、上記ヘツド2に流す電流、すなわち書込電流
は、定電流回路10により一定値が流れるよう制御さ
れ、流すべき電流の値は電流設定回路11により設定さ
れるようにしたものである。
しかして、上記のリード/ライト切替回路9は、書込
時,読出し時に応じて、リード/ライトヘツド2をライ
ト回路3またはリード回路4へ切替接続するための回路
であり、一般にダイオードまたは電界効果トランジスタ
等のスイツチ特性を利用して行われる。
第6図は、ライト回路3の一実施例の等価回路図であ
る。
ライトデータ6は、分周回路7のフリツプフロツプF1
により分配され、電流切替回路8のトランジスタQ1,
Q2を交互にオン−オフし、リード/ライトヘツド2の
コイルL1,L2に交互に書込電流Iを流すものであ
る。
書込電流Iは、定電流回路10のトランジスタQ3,
抵抗R1により定電流化される。
そして書込電流Iの大きさは、電流設定回路11の抵
抗R2と同R3との分圧比により決定される。ダイオー
ドD1は、トランジスタQ3の温度特性を補償するため
のものである。
第6図より明らかなように、抵抗R2または、同R3を
変化させることにより、図のV点の電圧、すなわちト
ランジスタQ3のベース電圧が変化し、トランジスタQ
3のコレクタ電流I(書込電流と同一)が変化する。
この関係は下式のごとくとなる。
ΔI=ΔV/R1 ただし、ΔIは、コレクタ電流Iの変化分、 ΔVはV点の電圧変化分、 R1は抵抗R1の抵抗値である。
このように、抵抗R2または、同R3を変化させること
により、書込電流Iの電流値を変化させることができ
る。
第7図は、第6図の回路を用いて、第4図のグラフに示
すような書込電流Iを流すために必要な抵抗R2の抵
抗値を求めたグラフで、オーバライトを一定とするため
に要求される抵抗の温度特性図である。
同図のごとく、温度に対して抵抗R2の抵抗値を変化さ
せれば、同図破線で示すような書込電流I(これは第
4図と同一)を流すことができ、第4図から明らかなよ
うに、オーバライトを温度に対して一定とすることがで
きる。
第8図は、温度により抵抗値が変化する正特性サーミス
タの温度−抵抗曲線に係る特性図であり、たとえば、村
田製作所製の商品名ポジスタのBG特性品等がこれらに
類する。
この第8図に示すような特性をもつ温度抵抗素子を、第
6図の抵抗R2に用いれば、第4図のごとく書込電流I
を流すことができ、オーバライトの温度補償ができ
る。これにより前記したごとく、読出しマージンの温度
変化がなくなり、高温時のマージン低下を防ぐことがで
きる。
また、第6図より明らかなように、書込電流Iを変化
させるためには、抵抗R3を変化させてもよく、この場
合は、負特性サーミスタ、すなわち、一般にサーミスタ
と呼ばれているものが使用できる。サーミスタは品種が
豊富であり、かつ安価であるので、実使用上、大変有利
である。
第9図は、以上に述べた、実施に際しての工程手順のフ
ローチヤートを示すものである。
以上に述べたごとく、本実施例によれば、抵抗1ケのみ
を温度抵抗素子に変えるのみで実施でき、その該当抵抗
部分は、書込電流そのものでなく、微小な制御電流が流
れるのみであるので、小さな容量の温度抵抗素子でよい
等の効果がある。
次に、第10図,第11図は、電流設定回路に係る他の
実施例を示すものである。
すなわち、第10図,第11図は、それぞれ、電流設定
回路を素子としたものであり、図示のR4,R5,R6
の素子を前記したごとく、温度により抵抗が変化する、
いわゆる温度抵抗素子とし、これを用いることにより、
本発明の所期する効果を同様に得ることができるもので
ある。
まず、第10図に係るものにおいては、さきの第6図の
抵抗R1の代りに、リード/ライトヘツド2と電流切替
回路8との間に、電流設定回路に相当する素子である温
度抵抗素子R4,R5を設けるようにしたものであり、
図においては、コイルL1,L2それぞれ独立に、温度
抵抗素子R4,R5の定数を選択することができ、コイ
ルL1,L2のバラツキに対応できるものである。な
お、F1はフリツプフロツプ、G1,G2はドライバー
ICである。
次に、第11図の回路では、電流設定回路に相当する温
度抵抗素子R6を設けたもので、書込電流Iそのもの
が、温度抵抗素子R6に流れるので、温度抵抗素子R6
そのものの値で、書込電流Iを制限するため、温度抵
抗素子R6の設定が比較的容易なものである。なお、R
7〜R10は抵抗、Q4,Q5はトランジスタである。
しかして、上記実施例に係るものは、フロツピーなどの
フレキシブルデイスク駆動装置に係るものであるが、本
発明は、これに限らず、重ね書き記録をする磁気記録装
置として汎用的なものである。
また、上記実施例で述べた各特性は、何台かのサンプリ
ングデータにより得るようにして、これを他に適用する
ようにするものである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、温度に対して、オーバライトを、ほぼ
一定にするとともに、ピークシフトも、ほぼ一定にで
き、高温時においても低温時とほぼ同一の読出しマージ
ンを確保することができて、信頼性の高い磁気記録駆動
装置を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係るフロツピーデイスク
駆動装置の全体構成ブロツク図、第2図は、オーバライ
トの温度特性図、第3図は、オーバライトの書込電流特
性図、第4図は、オーバライトを一定とするための書込
電流の温度特性図、第5図は、ライト回路に関連した詳
細ブロツク図、第6図は、ライト回路の一実施例の等価
回路図、第7図は、オーバライトを一定とするために要
求される抵抗の温度特性図、第8図は、正特性サーミス
タの温度−抵抗曲線特性図、第9図は、その工程手順フ
ローチヤート、第10図,第11図は、電流設定回路に
係る他の実施例の回路図である。 1……フレキシブルデイスク、2……リード/ライトヘ
ツド、3……ライト回路、4……リード回路、7……分
周回路、8……電流切替回路、10……定電流回路、1
1……電流設定回路、L1,L2……リード/ライトヘ
ツドのコイル、R1,R2,R3,R7〜R10……抵
抗、Q1,Q2,Q3,Q4,Q5……トランジスタ、
F1……フリツプフロツプ、R4,R5,R6……温度
抵抗素子、G1,G2……ドライバーIC。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データを記録するためにリード/ライトヘ
    ツドへ書込電流を流すライト回路中に、その書込電流の
    値を設定できる電流設定回路を備えるようにした磁気記
    録駆動装置において、前記の電流設定回路を、書込電流
    一定時のオーバライト温度特性と温度一定時のオーバラ
    イトの書込電流特性とにより求めた、オーバライトを一
    定とするための書込電流温度特性を達成するのに必要な
    温度特性が得られるようにした回路又は素子により構成
    したことを特徴とする磁気記録駆動装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載のものにおい
    て、電流設定回路は、抵抗の抵抗値により書込電流の値
    が制御されるように構成され、その抵抗部分として、オ
    ーバライトを一定とするための書込電流温度特性を達成
    するのに必要な温度特性を有する温度抵抗素子を用いる
    ようにしたものである磁気記録駆動装置。
JP7841685A 1985-04-15 1985-04-15 磁気記録駆動装置 Expired - Lifetime JPH0640365B2 (ja)

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JPS61237209A JPS61237209A (ja) 1986-10-22
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JPS63161506A (ja) * 1986-12-25 1988-07-05 Nec Corp 磁気記録方法
JPH10312504A (ja) * 1997-05-13 1998-11-24 Fujitsu Ltd ライト電流設定方法、及び、記録再生装置

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