JPH067443Y2 - フレキシブルデイスク装置の書込電流生成回路 - Google Patents

フレキシブルデイスク装置の書込電流生成回路

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JPH067443Y2
JPH067443Y2 JP3955684U JP3955684U JPH067443Y2 JP H067443 Y2 JPH067443 Y2 JP H067443Y2 JP 3955684 U JP3955684 U JP 3955684U JP 3955684 U JP3955684 U JP 3955684U JP H067443 Y2 JPH067443 Y2 JP H067443Y2
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JP
Japan
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flexible disk
write current
resistor
pair
head
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JP3955684U
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JPS60155007U (ja
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純 徳江
幸夫 山村
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はフレキシブルデイスク装置の書込電流生成回路
に係り、フレキシブルデイスクの両面に情報の記録・再
生を行なうフレキシブルデイスク装置の書込電流生成回
路に関する。
従来技術及びその問題点 フレキシブルデイスクには一方の面だけにデイジタル情
報を記録・再生するものと、両面に記録・再生するもの
とがある。後者のフレキシブルデイスクに情報の記録・
再生を行なうフレキシブルデイスク装置においては一方
の面を釦形ヘッドにより記録・再生し、他方の面をジン
バル形ヘッドにより記録・再生する。釦形ヘッドとは磁
気ヘッドを樹脂等でモールド形成したものであり、ジン
バル形ヘッドとは磁気ヘッドをジンバル支持したもので
ある。上記釦形ヘッドとジンバル形ヘッドとはその構造
が異なるため、夫々の浮遊容量等が異なっており、夫々
の電磁変換特性が異なっている。
ここで、フレキシブルデイスク装置の再生デイジタル情
報のジツタを表わすものとしてウインドマージンがあ
り、消去性能を表わすものとしてオーバライトがある。
ウインドマージンとは例えば繰り返し周波数250kHz50
%デユーテイのパルスをフレキシブルデイスクの最内周
トラックに記録し、再生されたパルスの立上りエッヂよ
りこのエッヂに隣接する前又は後の立下がりエッヂまで
の時間を測定したものであり、この値が2000nsecのとき
再生デイジタル情報にジツタは含まれないことを示す。
オーバライトは例えば繰り返し周波数62.5kHzのパルス
をフレキシブルデイスクに最外周トラックに記録した
後、このトラックに繰り返し周波数125kHzのパルスを記
録し、この後再生される62.5kHzのパルスのレベルを測
定したものである。上記のウインドマージン及びオーバ
ライト夫々の特性は、記録的に磁気ヘッドに供給される
書込電流に応じて変化し、一般に釦形ヘッドの書込電流
の最適値はジンバル形ヘッドの書込電流の最適値より大
である。
しかし、従来のフレキシブルデイスク装置の書込電流生
成回路では釦形ヘッド,ジンバル形ヘッドの区別なく書
込時に一定値の書込電流を供給している。このため、釦
形ヘッド,ジンバル形ヘッド夫々で書き込まれたフレキ
シブルデイスクの両面夫々におけるウインドマージン,
オーバライトの特性を共に満足できる値に保持できない
という問題点があった。
そこで、本考案は電源電圧を降下せしめる抵抗の両端を
スイッチング素子により短絡・開放することにより、上
記問題点を解決したフレキシブルデイスク装置の書込電
流生成回路を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本考案は、フレキシブルデイスクの両面に夫々電磁変換
効率の異なる一対の磁気ヘッドを用いて情報を記録する
ために情報の書込電流を生成して一対の磁気ヘッド夫々
に供給するフレキシブルデイスク装置の書込電流生成回
路において、生成回路の電源入力部に設けられており生
成回路に供給される電源電圧を降下せしめる抵抗と、抵
抗の両端間に設けられており一対の磁気ヘッドのいずれ
か一方を指定するヘッド選択信号に応じて抵抗の両端間
を短絡・開放するスイッチング素子とよりなり、一対の
磁気ヘッド夫々に供給する書込電流を異ならしめて生成
する構成としたものであり、以下図面と共にその一実施
例につき説明する。
実施例 図は本考案になるフレキシブルデイスク装置の書込電流
生成回路の一実施例の回路図を示す。図中、端子1には
フレキシブルデイスクの書込面つまり書き込みを行なう
磁気ヘッドを選択するヘッド選択信号が入来する。この
ヘッド選択信号はLレベルのとき釦形ヘッドを選択し、
Hレベルのときジンバル形ヘッドを選択するものであ
る。また、端子2にはデイジタルの書込信号が入来し、
端子3には上記端子2の信号を反転した反転書込信号が
入来する。また端子4には電源電圧+Bが供給されてい
る。
端子1は抵抗R1を介して端子4に接続されると共に、
抵抗R2を介して、スイッチング素子であるトランジス
タQ1のベースに接続されている。トランジスタQ1のエ
ミツタは端子4に接続され、このエミツタは電源電圧+
Bを降下せしめる抵抗R3を介して端子4に接続されて
いる。端子2は抵抗R4を介してトランジスタQ2のベー
スに接続され、このベースは抵抗R5及び保護用ダイオ
ードD1を介して端子4に接続されており、またトラン
ジスタQ2のコレクタは抵抗R6を介して接地されてい
る。端子3は抵抗R7を介してトランジスタQ3のベース
に接続され、このベースは抵抗R8及び保護用のダイオ
ードD2を介して端子4に接続されており、トランジス
タQ3のコレクタは抵抗R6と同一抵抗値の抵抗R9を介
して接地されている。また、トランジスタQ2,Q3夫々
のエミツタは共通に接続されて抵抗10を介してトランジ
スタQ1のコレクタに接続されている。
更に、トランジスタQ2のコレクタには釦形ヘッド5の
コイルL1の一端L1a及びジンバル形ヘッド6のコイル
2の一端L2aが接続されており、トランジスタQ3
コレクタにはコイルL1の他端L1b及びコイルL2の他
端L2bが接続されている。コイルL1の中間タップL1
cはスイッチSWの接点aに接続され、コイルL2の中
間タップL2cはスイッチSWの接点bに接続されてい
る。スイッチSWの可動接片Cは接地され、スイッチS
Wの制御端子は端子1に接続されてヘッド選択信号が供
給されている。これにより、スイッチSWはヘッド選択
信号がLレベルのとき可動接片Cを接点aに接続し、ヘ
ッド選択信号がHレベルのとき可動接片Cを接点bに接
続する。
ここで、釦形ヘッド5でフレキシブルデイスクの一方の
面に記録を行なう場合、端子1にはLレベルのヘッド選
択信号が供給される。これによってトランジスタQ1
導通して抵抗R3の両端間を短絡すると共に、釦形ヘッ
ド5のコイルL1の中間タップL1cは接地され、コイル
2の中間タップL2cはフロート状態とされる。この状
態において、端子2に入来する書込電号がLレベルかつ
反転書込信号がHレベルのときトランジスタQ2が導通
しかつトランジスタQ3が非導通となり、コイルL1の一
端L1aより中間タップL1cに電流が流れ釦形ヘッド5
が磁化される。また書込信号がHレベルのときトランジ
スタQ2,Q3が夫々非導通,導通となり、コイルL1
他端L1bより中間タップL1cに電流が流れ釦形ヘッド
5は反転して磁化される。このときコイルL1の一端L1
a又は他端L1bと中間タップL1cとの間を流れる電流
L1は、抵抗R6,R9が同一でありトランジスタQ1
3の飽和抵抗が及びヘッドの直流抵抗充分に小なるも
のとすると、次式の如く表わされる。
ここで、VD1,VD2は夫々、D1,D2の順方向損出電圧
であり、VEB2,VEB3はQ2,Q3のエミツタ・ベース間
電圧を示す。
次に、ジンバル形ヘッド6でフレキシブルデイスクの他
方の面に記録を行なう場合、端子1にはHレベルのヘッ
ド選択信号が供給されトランジスタQ1が非導通となり
抵抗R3の両端間が開放され、またコイルL2の中間タッ
プL2cが接地される。この状態で書込信号がLレベル
のときトランジスタQ2,Q3が夫々導通,非導通とな
り、コイルL2の一端L2aより中間タップL2cに電流
が流れ、ジンバル形ヘッド6が磁化される。また書込信
号がHレベルのときトランジスタQ2,Q3が夫々非導
通,導通となり、コイルL2の他端L2bより中間タップ
2cに電流が流れジンバル形ヘッド6は反転して磁化
される。このときコイルL2の一端L2a又は他端L2
と中間タップL2cとの間を流れる電流IL2は次式の如
く表わされる。
…(2) (1),(2)式から明らかなように釦形ヘッド5の書込電流
がジンバル形ヘッド6の書込電流より大となる。上記の
抵抗R3,R10夫々の値を適宜選択することにより釦形
ヘッド5,ジンバル形ヘッド6夫々の書込電流を最適値
とすることが可能である。
ここで、従来回路においては釦形ヘッド,ジンバル形ヘ
ッド夫々による最外周トラックのオーバライトが夫々−
31dB,−35dBと両者共に−30dB以上減衰されるよ
う書込電流が選択されており、このため釦形ヘッド,ジ
ンバル形ヘッド夫々による最内周のウインドマージンが
夫々1280nsec,1150nsecとなり、ジンバル形ヘッドによ
るウインドマージンが犠牲とされていた。本考案回路で
は上記の如く釦形ヘッド5,ジンバル形ヘッド6夫々の
書込電流を夫々独立に選択できるため、釦形ヘッド5,
ジンバル形ヘッド6夫々によるオーバライトが夫々−3
5dBと両者共に−30dB以上減衰され、また釦形ヘッド
5,ジンバル形ヘッド6夫々によるウインドマージンが
夫々1250nsec,1200nsecと両者共に満足できる値とな
る。
効果 上述の如く本考案になるフレキシブルデイスク装置の書
込電流生成回路は、フレキシブルデイスクの両面に夫々
電磁変換効率の異なる一対の磁気ヘッドを用いて情報を
記録するために情報の書込電流を生成して一対の磁気ヘ
ッド夫々に供給するフレキシブルデイスク装置の書込電
流生成回路において、生成回路の電源入力部に設けられ
ており生成回路に供給される電源電圧を降下せしめる抵
抗と、抵抗の両端間に設けられており一対の磁気ヘッド
のいずれか一方を指定するヘッド選択信号に応じて抵抗
の両端間を短絡・開放するスイッチング素子とよりな
り、一対の磁気ヘッド夫々に供給する書込電流を異なら
しめて生成する構成としたため、フレキシブルデイスク
の両面夫々に情報を書き込む一対の磁気ヘッド夫々に対
して最適な値の書込電流を供給でき、これによってフレ
キシブルデイスクの両面夫々のウインドマージン,オー
バライトの特性を共に満足できる値に保持できる等の特
徴を有している。
【図面の簡単な説明】
図は本考案回路の一実施例の回路図である。 1〜4……端子、5……釦形ヘッド、6……ジンバル形
ヘッド、R1〜R10……抵抗、D1,D2……タイオー
ド、L1,L2……コイル、Q1〜Q3……トランジスタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレキシブルデイスクの両面に夫々電磁変
    換効率の異なる一対の磁気ヘッドを用いて情報を記録す
    るために該情報の書込電流を生成して該一対の磁気ヘッ
    ド夫々に供給するフレキシブルデイスク装置の書込電流
    生成回路において、該生成回路の電源入力部に設けられ
    ており該生成回路に供給される電源電圧を降下せしめる
    抵抗と、該抵抗の両端間に設けられており該一対の磁気
    ヘッドのいずれか一方を指定するヘッド選択信号に応じ
    て該抵抗の両端間を短絡・開放するスイッチング素子と
    よりなり、該一対の磁気ヘッド夫々に供給する書込電流
    を異ならしめて生成する構成としたフレキシブルデイス
    ク装置の書込電流生成回路。
JP3955684U 1984-03-19 1984-03-19 フレキシブルデイスク装置の書込電流生成回路 Expired - Lifetime JPH067443Y2 (ja)

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JPS60155007U JPS60155007U (ja) 1985-10-16
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