JP2940709B2 - テープレコーダのコントロール信号書込回路 - Google Patents

テープレコーダのコントロール信号書込回路

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はテープレコーダのコントロール信号書込回
路、特に電池駆動される小型携帯用テープレコーダにお
いて、音声信号に重畳して所望の低周波数コントロール
信号を書き込む回路の改良に関する。
[従来の技術] テープレコーダの音声書込時にこの音声信号に重畳さ
せて一定の低周波、例えば10〜20Hzのコントロール信号
を書き込むことが知られている。
このようなコントロール信号は、通常の再生時におい
ては、可聴周波数以下であるために、再生音の邪魔にな
らず、一方、早送りあるいは巻戻しをしたときには、コ
ントロール信号の再生周波数が可聴領域になって、これ
を聞き取ることができる。
従って、このようなコントロール信号としては、早送
り、早戻し時における頭出し信号として用いられ、メモ
録音時に極めて有益である。
第3図には、従来におけるコントロール信号書込回路
の概略が示されている。
周知のように、音声書込回路10は書込アンプ11を含
み、その出力が抵抗12を介して書込端子13から書込ヘッ
ド14に供給される。
そして、コントロール信号書込回路はコントロール信
号発振器15を含み、前述した如く、10〜20Hzの低周波数
信号を出力することができる。発振器15の出力はコンデ
ンサ16及び抵抗17を介して前記書込端子13に供給され、
コントロール信号が音声信号と重畳して書き込まれる。
前記発振器15のコントロール信号の出力/停止を制御
するため、コントロールスイッチ18が設けられており、
例えば使用者がこのスイッチ18をオンオフ制御すること
によってそのオン操作状態のみ発振器15からコントロー
ル信号が出力され、所望の位置にコントロール信号が書
き込まれ、メモ録音等におけるマーカを形成する。
第3図において、コントロールスイッチ18は手動操作
されるスイッチで示したが、適当な録音条件の時に自動
的にこのスイッチ18をオン作動するようにすれば、自動
的に所望位置にマーカを付すことができる。また、スイ
ッチ18自体は発振器15の出力側に設けても良い。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このように従来装置においては、発振
器15のダイナミックレンジが比較的狭いという問題があ
った。
すなわち、本発明が用いられる電池駆動テープレコー
ダにおいては、発振器15の電源電圧が制約され、また、
発振器15内における電圧降下によって、その出力側での
ダイナミックレンジは第3図で示す如く、例えば3V駆動
テープレコーダにおいては、1.35V程度に低下してしま
う。
このために、十分な可聴レベルを有するコントロール
信号が書き込めない場合が生じていた。
また、前記狭いダイナミックレンジのコントロール信
号にて十分な書込レベルを得るために、第3図における
抵抗17の抵抗値を低くすると、音声書込回路10からの音
声信号が書込端子13から抵抗17、コンデンサ16及び発振
器15を通って漏洩してしまい、音声信号自体の書込レベ
ルが低下してしまうという問題が生じていた。
本発明は上記従来の課題に鑑みなされたものであり、
その目的は、電池駆動されるテープレコーダにおいて
も、コントロール信号のダイナミックレンジを十分に確
保し、これによって聞き取りやすいコントロール信号を
書き込み可能であり、また音声信号の漏洩を無視できる
レベルに抑制可能な改良されたコントロール信号書込回
路を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明は、前記発振器を
差動型発振回路で構成し、更に、前記発振器の両差動出
力がそれぞれ入力端子に供給され、ピーク/ピーク電圧
がほぼ電源電位とアース電位に設定された発振信号を出
力する比較器を含むことを特徴とする。
[作用] 従って、本発明によれば、コントロール信号はそのピ
ーク電圧が電源電圧に低い電圧レベルとなり、これによ
って音声信号に重畳して書き込まれるコントロール信号
の大きさを十分に確保し、聞き取りやすいコントロール
信号を得ることができる。
また、音声信号書込回路とコントロール信号回路とは
比較器の高出力インピーダンスで分離され、音声信号が
コントロール信号回路から漏洩することを十分に抑制し
ている。
[実施例] 以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例を説明す
る。
第1図には本発明に係るコントロール信号書込回路の
好適な実施例が示されており、発振器20と比較器21とか
ら成る。
発振器20は正帰還回路による差動型発振回路からな
り、対称的に配置され電圧制御発振作用を行うトランジ
スタ22,23を含む。トランジスタ22のベースには発振周
波数を定めるコンデンサ24と抵抗25の並列回路が接続さ
れ、実施例における発振器20の発振周波数は10〜20Hzの
間で選択されている。トランジスタ22のベース電圧は端
子20aから一方の差動出力として後述する比較器21へ供
給される。
前記トランジスタ23は、そのベースが発振器20の出力
端子20bに接続され、後述する比較器21の他方に入力端
子に供給されている。
また、トランジスタ23のエミッタは前記トランジスタ
22のエミッタと共通接続されて、前述したコントロール
スイッチ18に接続され、またスイッチ18は定電流源26を
介して接地されている。
トランジスタ22のコレクタは、トランジスタ27のコレ
クタ・エミッタを介して電源端子20cに接続され、実施
例においては、3Vの電源電圧が供給されている。
トランジスタ27はトランジスタ28と電流ミラー回路を
構成しており、トランジスタ28のコレクタはトランジス
タ29のベースに接続され、このトランジスタ29のエミッ
タは電源端子20cに、またコレクタは前記トランジスタ2
2のベースに接続されている。
トランジスタ29はトランジスタ30と電流ミラー接続さ
れており、トランジスタ30のエミッタが電源端子20c
に、またコレクタは前記トランジスタ23のコレクタに接
続される。更にトランジスタ31はトランジスタ30と電流
ミラー接続され、そのエミッタが電源端子20cに、そし
てコレクタは分圧抵抗32,33,34の端子35に接続されてい
る。
分圧抵抗32の他端はトランジスタ36のコレクタに接続
され、このトランジスタ36のエミッタは電源端子20cに
そしてベースは抵抗27を介して接地されている。
前記分圧抵抗の端子38は、前記トランジスタ23のベー
スに接続されている。
本実施例に係る発振器20は以上の構成からなり、周知
の如く、コンデンサ24と抵抗25によって主として定まる
発振周波数によってトランジスタ22,23が交互にオンオ
フ作動し、第1図の端子20aから第2図(a)で示され
る如き発振信号を出力する。
この発振信号のダイナミックレンジはピーク/ピーク
電圧で示すことができ、例えばトランジスタ23側のベー
ス電位値変化を求めることによって知ることができる。
第2図(a)で示される如く、3V駆動の発振器20のダ
イナミックレンジは、例えば約1.35V程度であり、この
ままでは、聞き取りやすいコントロール信号の書込みが
困難となり、また従来において説明した音声信号の漏洩
が問題となる。
本発明においては、このような欠点を除去するため
に、前記発振器20の出力を比較器21によって信号変換
し、そのダイナミックレンジを十分に大きくしたことを
特徴とする。
比較器21は、端子21aからの第1の差動入力を共通ベ
ースに受け入れるトランジスタ41,42と第2の差動入力
を入力端子21bから受け入れるトランジスタ43,44を含
む。
これらのトランジスタ41〜44はコントロールスイッチ
18を介して定電流源45に接続され、接地されている。
トランジスタ41のコレクタは電源側の出力トランジス
タ46のベースに接続され、このトランジスタ46のエミッ
タは電源端子21cに接続され、そのコレクタは電流ミラ
ー回路を構成するトランジスタ47を通して接地されてい
る。
トランジスタ46のコレクタは、更に出力端子21dから
前述した書込端子へ接続されている。
トランジスタ41のコレクタは更に電流ミラー回路を構
成するトランジスタ48を通って電源端子21cに接続さ
れ、ミラー回路の他方のトランジスタ49はそのコレクタ
がトランジスタ44のコレクタに接続されている。
同様に、トランジスタ43のコレクタは接地側の出力ト
ランジスタ50のベースに接続され、このトランジスタ50
のエミッタは電源端子21cに接続され、またそのコレク
タは前記電流ミラー回路を構成するトランジスタ51を通
して接地されている。
また、トランジスタ43のコレクタは電流ミラー回路を
構成するトランジスタ52を通して電源端子21cに接続さ
れ、電流ミラー回路の他方のトランジスタ53はそのコレ
クタがトランジスタ42のコレクタに接続されている。
本実施例における比較器21は以上のような構成からな
り、入力端子21a,21bに供給された差動発振信号を互い
に比較し、電源側トランジスタ46または接地側トランジ
スタ50のいずれかをオン作動させ、出力端子21dに正ピ
ークがほぼ電源電圧、負ピークが接地電圧となる出力信
号を発生することができる。
第2図(b)には比較器21の出力が示され、図から明
らかなように、このような比較器21を通すことによっ
て、出力端子21dのピーク/ピーク電圧を実施例におい
ては電源電圧に近い約3Vとすることができる。
従って、従来に比し、約2.22倍のダイナミックレンジ
を確保することができ、これによって聞き取りやすいコ
ントロール信号の重畳書き込みが可能となる。
また、前記ダイナミックレンジの増大によって、コン
トロール信号回路と音声信号書き込み回路との間に設け
られる抵抗値を大きく設定することができ、これによっ
て音声信号の漏洩を減少可能である。
また、実施例における比較器21はその出力インピーダ
ンスが高いので、前記抵抗をさほど大きくしなくとも、
音声信号の漏洩を確実に防止可能である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、コントロール
信号の出力ダイナミックレンジを十分に大きくすること
ができたので、テープレコーダの録音時におけるSN比が
改善され、コントロール信号の書込みも容易でかつ音声
信号の洩れがコントロール信号書込み回路を提供するこ
とができる。
また、本発明によれば、電池電圧が低下した場合にお
いても、十分聞き取り可能なコントロール信号の書込み
が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るコントロール信号書込回路の好適
な実施例を示す発振器と比較器の回路図、 第2図は第1図における要部波形図、 第3図は従来におけるコントロール信号書込回路の概略
的な回路図である。 10……音声書き込み回路 18……コントロールスイッチ 20……発振器 21……比較器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定周波数の低周波コントロール信号を出
    力する発振器を有し、前記コントロール信号が音声信号
    書込み回路の出力端に得られる音声信号に重畳して書き
    込まれ、前記コントロール信号の供給/停止がコントロ
    ールスイッチによって切り替えられるテープレコーダの
    コントロール信号書込回路において、 前記発振器は差動型発振回路からなり、 更に回路は、 前記発振器の両差動出力がそれぞれ入力端子に供給さ
    れ、ピーク/ピーク電圧がほぼ電源電位とアース電位に
    設定された発振信号を出力する比較器を含むことを特徴
    とする電池駆動されるテープレコーダのコントロール信
    号書込回路。
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